JPH0415540Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0415540Y2 JPH0415540Y2 JP1984112265U JP11226584U JPH0415540Y2 JP H0415540 Y2 JPH0415540 Y2 JP H0415540Y2 JP 1984112265 U JP1984112265 U JP 1984112265U JP 11226584 U JP11226584 U JP 11226584U JP H0415540 Y2 JPH0415540 Y2 JP H0415540Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- screw
- nut
- stopper
- bracket
- rotate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000002159 abnormal effect Effects 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Seats For Vehicles (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔考案の目的〕
(産業上の利用分野)
本考案は、スクリユウと、このスクリユウに螺
合されたナツトとから成り、スクリユウを回転駆
動することにより、スクリユウとナツト間の位置
を相対的に移動させるスクリユウ・ナツト式移動
機構に関し、殊に、スクリユウとナツトとの間に
配されたストツパの改良に係る。
合されたナツトとから成り、スクリユウを回転駆
動することにより、スクリユウとナツト間の位置
を相対的に移動させるスクリユウ・ナツト式移動
機構に関し、殊に、スクリユウとナツトとの間に
配されたストツパの改良に係る。
(従来の技術)
従来、この種のスクリユウ・ナツト式移動機構
としては、特公昭39−12407号公報に示されるも
のが知られている。これは、第1ブラケツトに回
転可能に軸支されたスクリユウと、第2ブラケツ
トに固定されスクリユウに螺合されたナツトと、
スクリユウに固定されナツトの移動を規制するナ
ツトと当接可能なストツパとを有し、スクリユウ
を回転させてナツトをスクリユウに対して移動さ
せることにより、両ブラケツトの位置が相対的に
移動させられ、ナツトがストツパと当接してナツ
トの移動が規制されることにより、両ブラケツト
の位置の相対的な移動が停止させられるものであ
つた。
としては、特公昭39−12407号公報に示されるも
のが知られている。これは、第1ブラケツトに回
転可能に軸支されたスクリユウと、第2ブラケツ
トに固定されスクリユウに螺合されたナツトと、
スクリユウに固定されナツトの移動を規制するナ
ツトと当接可能なストツパとを有し、スクリユウ
を回転させてナツトをスクリユウに対して移動さ
せることにより、両ブラケツトの位置が相対的に
移動させられ、ナツトがストツパと当接してナツ
トの移動が規制されることにより、両ブラケツト
の位置の相対的な移動が停止させられるものであ
つた。
(考案が解決しようとする課題)
しかし、上記したスクリユウ・ナツト式移動機
構であると、ナツトとストツパとの当接後もさら
にスクリユウが回転し続けると、ストツパがスク
リユウに固定されており且つナツトと当接してい
る(ストツパとナツトとの間に摩擦力が存在する
こととなる)ことから、スクリユウの回転につら
れてナツトが回転しようとするつまりスクリユウ
の回転力がストツパを介してナツトに作用するこ
とととなる。このため、ナツトに作用したスクリ
ユウからの回転力によつてナツトが配設されてい
る第2ブラケツトに揺動が生じてしまる恐れがあ
つた。
構であると、ナツトとストツパとの当接後もさら
にスクリユウが回転し続けると、ストツパがスク
リユウに固定されており且つナツトと当接してい
る(ストツパとナツトとの間に摩擦力が存在する
こととなる)ことから、スクリユウの回転につら
れてナツトが回転しようとするつまりスクリユウ
の回転力がストツパを介してナツトに作用するこ
とととなる。このため、ナツトに作用したスクリ
ユウからの回転力によつてナツトが配設されてい
る第2ブラケツトに揺動が生じてしまる恐れがあ
つた。
故に、本考案は、ナツトが配設される第2ブラ
ケツトに揺動が生じないようにすることを、その
技術的課題とする。
ケツトに揺動が生じないようにすることを、その
技術的課題とする。
(課題を解決するための手段)
上記技術的課題を解決するために本考案におい
て講じた技術的手段は、ストツパとスクリユウと
が相対回転自在となるようにストツパをブツシユ
を介してスクリユウに支持したことである。
て講じた技術的手段は、ストツパとスクリユウと
が相対回転自在となるようにストツパをブツシユ
を介してスクリユウに支持したことである。
(作用)
この結果、たとえストツパにナツトが当接し、
更にスクリユウが回転し続けたとしても、ストツ
パとスクリユウとが相対回転自在にであることか
ら、ストツパはナツトとの当接によつて生じる摩
擦力により停止したままで保持され、スクリユウ
のみが回転されるに過ぎない。これにより、スク
リユウの回転につられてストツパが回転すること
はなく、スクリユウの回転力がストツパを介して
ナツトに作用しない。よつて、第2のブラケツト
に揺動が生じなくなる。
更にスクリユウが回転し続けたとしても、ストツ
パとスクリユウとが相対回転自在にであることか
ら、ストツパはナツトとの当接によつて生じる摩
擦力により停止したままで保持され、スクリユウ
のみが回転されるに過ぎない。これにより、スク
リユウの回転につられてストツパが回転すること
はなく、スクリユウの回転力がストツパを介して
ナツトに作用しない。よつて、第2のブラケツト
に揺動が生じなくなる。
(実施例)
以下、本考案の好ましい実施例を添付図面に基
づいて説明する。
づいて説明する。
第1図は自動車用シートの支持構造30を示
す。ヒンジシヤフト31を介して左右一対のアツ
パブラケツト32,32とロアブラケツト33,
33とが回転自在に枢支されている。そして、ア
ツパブラケツト32,32にシートバツク(図示
せず)、ロアブラケツト33,33に後述するシ
ートリフタを介してシートクツシヨン(図示せ
ず)が取りつけられる。
す。ヒンジシヤフト31を介して左右一対のアツ
パブラケツト32,32とロアブラケツト33,
33とが回転自在に枢支されている。そして、ア
ツパブラケツト32,32にシートバツク(図示
せず)、ロアブラケツト33,33に後述するシ
ートリフタを介してシートクツシヨン(図示せ
ず)が取りつけられる。
ロアブラケツト33,33にはシートスライド
が配設されている。即ち、ロアブラケツト33,
33の前後方向に沿つて夫々ガイドレールが配設
されている。角ガイドレールは、互いに摺動自在
で、ロアブラケツト33,33に固設されたアツ
パレール34,34と図示しなし車体に固設され
るロアレール35,35とから成る。ロアレール
35,35に呈してアツパレール34,34が摺
動変移することにより、ロアブラケツト33,3
3の位置が車輌前後方向に張設される。
が配設されている。即ち、ロアブラケツト33,
33の前後方向に沿つて夫々ガイドレールが配設
されている。角ガイドレールは、互いに摺動自在
で、ロアブラケツト33,33に固設されたアツ
パレール34,34と図示しなし車体に固設され
るロアレール35,35とから成る。ロアレール
35,35に呈してアツパレール34,34が摺
動変移することにより、ロアブラケツト33,3
3の位置が車輌前後方向に張設される。
ガイドレールの位置調節は、モータ40により
為される。モータ40は両ロアブラケツト33,
33を連結する支持ブラケツト41上に配設さ
れ、モータ40の回転はギヤ機構42を介しスク
リユウ44に伝達される。スクリユウ44の一端
は、第2図及び第3図に図示したように、支持ブ
ラケツト41に回転自在に枢着されると共に、ス
クリユウ44の他端にはナツト45が螺着されて
いる。即ち、スクリユウ44とナツト45とでス
クリユウ・ナツト式移動機構を形成している。ナ
ツト45は、両ロアレール35,35間に配設さ
れたブラケツト46に保持されている。更に、ス
クリユウ44の先端には、ストツパ47が配設さ
れている。従つて、モータ40によりスクリユウ
44が回転されると、スクリユウ44のナツト4
5に対する螺合位置が変化することとなる。よつ
て、スクリユウ44が枢着されている支持ブラケ
ツト41、即ち、アツパレール34,34がロア
レール35,35に対して摺動変移することとな
る。
為される。モータ40は両ロアブラケツト33,
33を連結する支持ブラケツト41上に配設さ
れ、モータ40の回転はギヤ機構42を介しスク
リユウ44に伝達される。スクリユウ44の一端
は、第2図及び第3図に図示したように、支持ブ
ラケツト41に回転自在に枢着されると共に、ス
クリユウ44の他端にはナツト45が螺着されて
いる。即ち、スクリユウ44とナツト45とでス
クリユウ・ナツト式移動機構を形成している。ナ
ツト45は、両ロアレール35,35間に配設さ
れたブラケツト46に保持されている。更に、ス
クリユウ44の先端には、ストツパ47が配設さ
れている。従つて、モータ40によりスクリユウ
44が回転されると、スクリユウ44のナツト4
5に対する螺合位置が変化することとなる。よつ
て、スクリユウ44が枢着されている支持ブラケ
ツト41、即ち、アツパレール34,34がロア
レール35,35に対して摺動変移することとな
る。
一方、シートリフタは、ロアブラケツト33,
33の前端にロツド36により枢着されたリンク
38a,38bと、ロアブラケツト33,33の
後端にロツド37により枢着されたリンク39a
(第1図では一方のリンク39aのみが図示され
ているが各ブラケツト33,33の後端にリンク
が枢着されている。)とから成り、各リンク38
a,38b,39aにシートクツシヨンが枢着さ
れる。よつて、リンク38a,38bがロツド3
6まわりに回動するとシートクツシヨンの前端
が、リンク39aがロツド37まわりに回動する
とシートクツシヨンの後端が夫々上下されること
となる。
33の前端にロツド36により枢着されたリンク
38a,38bと、ロアブラケツト33,33の
後端にロツド37により枢着されたリンク39a
(第1図では一方のリンク39aのみが図示され
ているが各ブラケツト33,33の後端にリンク
が枢着されている。)とから成り、各リンク38
a,38b,39aにシートクツシヨンが枢着さ
れる。よつて、リンク38a,38bがロツド3
6まわりに回動するとシートクツシヨンの前端
が、リンク39aがロツド37まわりに回動する
とシートクツシヨンの後端が夫々上下されること
となる。
シートリフタのリンク38a,38bはモータ
58により、リンク39aはモータ48により
夫々回動される。即ち、リンク38aはセクタギ
ア状を呈し、モター58により回動されるピニオ
ンギヤ59と噛み合いされている。よつて、モー
タ58によりリンク39がロツド36まわりに回
動され、シートクツシヨンの前端が上下される。
58により、リンク39aはモータ48により
夫々回動される。即ち、リンク38aはセクタギ
ア状を呈し、モター58により回動されるピニオ
ンギヤ59と噛み合いされている。よつて、モー
タ58によりリンク39がロツド36まわりに回
動され、シートクツシヨンの前端が上下される。
また、リンク39aが枢着されたロツド37に
は、ブラケツト55が固着されると共に、このブ
ラケツト55にはリンクロツド54の一端がピン
56により枢着されている。リンクロツド54の
他端には、左右一対の腕を有する保持ブラケツト
53が取りつけられている。第4図及び第5図に
図示したように、両保持ブラケツト53の間には
ナツト52が保持されている。ナツト52は円柱
状を呈し、保持ブラケツト53に保持されてい
る。ナツト52には、シヤフト状のスクリユウ5
1の一端が螺合されており、またスクリユウ51
の他端が支持ブラケツト41に枢着されている。
即ち、スクリユウ51とナツト52により別のス
クリユウ・ナツト式移動機構を形成している。
は、ブラケツト55が固着されると共に、このブ
ラケツト55にはリンクロツド54の一端がピン
56により枢着されている。リンクロツド54の
他端には、左右一対の腕を有する保持ブラケツト
53が取りつけられている。第4図及び第5図に
図示したように、両保持ブラケツト53の間には
ナツト52が保持されている。ナツト52は円柱
状を呈し、保持ブラケツト53に保持されてい
る。ナツト52には、シヤフト状のスクリユウ5
1の一端が螺合されており、またスクリユウ51
の他端が支持ブラケツト41に枢着されている。
即ち、スクリユウ51とナツト52により別のス
クリユウ・ナツト式移動機構を形成している。
更に、スクリユウ51はギヤ機構49を介して
モータ48と連結され、モータ48により回転さ
れる。よつて、モータ48の回転と共に、スクリ
ユウ51のナツト52に対する螺合位置が変えら
れる。従つて、保持ブラケツト53及びリンクロ
ツド54が前後方向に進退されるので、ブラケツ
ト55を介してロツド37がその軸まわりに回転
される。ロツド37の回転によりリンク39aが
回転されてシートクツシヨンの後端が上下される
こととなる。
モータ48と連結され、モータ48により回転さ
れる。よつて、モータ48の回転と共に、スクリ
ユウ51のナツト52に対する螺合位置が変えら
れる。従つて、保持ブラケツト53及びリンクロ
ツド54が前後方向に進退されるので、ブラケツ
ト55を介してロツド37がその軸まわりに回転
される。ロツド37の回転によりリンク39aが
回転されてシートクツシヨンの後端が上下される
こととなる。
次に本考案の要部たるストツパについて説明す
る。
る。
まず、シートスライドでは、第2図及び第3図
に図示したように、スクリユウ44の先端にスト
ツパ47が配され、シートの最前位置にてストツ
パ47がブラケツト46と当接することとなる。
ストツパ47は、弾性体47aと、弾性体47a
の両端に夫々固着されたワツシヤ47b,47c
とからなり、弾性体47aと各ワツシヤ47b,
47cとが夫々リング状を呈している。このスト
ツパ47は、スクリユウ44と相対回転自在とな
るようにスクリユウ44に支持されている。スク
リユウ44の先端にはブツシユ60がナツト61
により取付られており、このブツシユ60とスク
リユウ44とで一方のワツシヤ47cがスクリユ
ウ44の軸方向に関して遊嵌的に挟持されてい
る。従つて、ストツパ47がスクリユウ44に軸
支されることとなり、ストツパ47のスクリユウ
44からの脱落が防止される(第7図参照)。
に図示したように、スクリユウ44の先端にスト
ツパ47が配され、シートの最前位置にてストツ
パ47がブラケツト46と当接することとなる。
ストツパ47は、弾性体47aと、弾性体47a
の両端に夫々固着されたワツシヤ47b,47c
とからなり、弾性体47aと各ワツシヤ47b,
47cとが夫々リング状を呈している。このスト
ツパ47は、スクリユウ44と相対回転自在とな
るようにスクリユウ44に支持されている。スク
リユウ44の先端にはブツシユ60がナツト61
により取付られており、このブツシユ60とスク
リユウ44とで一方のワツシヤ47cがスクリユ
ウ44の軸方向に関して遊嵌的に挟持されてい
る。従つて、ストツパ47がスクリユウ44に軸
支されることとなり、ストツパ47のスクリユウ
44からの脱落が防止される(第7図参照)。
モータ40によりスクリユウ44を回転させシ
ートを最前位置まで移動されると、ストツパ47
にブラケツト46が当接する。これにより、スト
ツパ47がブラケツト46に押圧されることとな
つてその間に摩擦力が生じる。この当接後も、ス
クリユウ44の回転を続けられても、ストツパ4
7とスクリユウ44とが相対回転自在にであるこ
とから、ストツパ47はブラケツト46との当接
によつて生じる摩擦力により停止したままで保持
され、スクリユウ44のみが回転されるに過ぎな
くなる。これにより、スクリユウ44の回転につ
られてスクリユウ47が回転することはなく、ス
クリユウ44の回転力がストツパ47を介してブ
ラケツト46に作用しない。よつて、ブラケツト
46に揺動若しくは揺動させるような荷重が作用
しないこととなる。
ートを最前位置まで移動されると、ストツパ47
にブラケツト46が当接する。これにより、スト
ツパ47がブラケツト46に押圧されることとな
つてその間に摩擦力が生じる。この当接後も、ス
クリユウ44の回転を続けられても、ストツパ4
7とスクリユウ44とが相対回転自在にであるこ
とから、ストツパ47はブラケツト46との当接
によつて生じる摩擦力により停止したままで保持
され、スクリユウ44のみが回転されるに過ぎな
くなる。これにより、スクリユウ44の回転につ
られてスクリユウ47が回転することはなく、ス
クリユウ44の回転力がストツパ47を介してブ
ラケツト46に作用しない。よつて、ブラケツト
46に揺動若しくは揺動させるような荷重が作用
しないこととなる。
一方シートリフタでは、第4図及び第5図に図
示したように、スクリユウ51にナツト52を間
にして前後一対のストツパ50,57が配されて
いる。両ストツパ50,57は、夫々、緩衝性を
付与する弾性体50a,57aと弾性体50a,
57aの両端に夫々固着されたワツシヤ50b,
50c,57b,57cからなり、弾性体50
a,57aと各ワツシヤ50b,50c,57
b,57cとは夫々リング状を呈している。この
ストツパ50,57は、スクリユウ51と相対回
転自在となるようにスクリユウ51に支持されて
いる。ストツパ50では、スクリユウ51のフラ
ンジ50aとナツト52の間に保持され脱落防止
が図られている。また、ストツパ57では、ワツ
シヤ57cが、スクリユウ51の先端にナツト6
2により固定されたブツシユ63とスクリユウ5
1との間で遊嵌的に係止されている。よつて、ス
トツパ57がスクリユウ51に軸支されることと
なり、ストツパ57のスクリユウ51からの脱落
が防止される。
示したように、スクリユウ51にナツト52を間
にして前後一対のストツパ50,57が配されて
いる。両ストツパ50,57は、夫々、緩衝性を
付与する弾性体50a,57aと弾性体50a,
57aの両端に夫々固着されたワツシヤ50b,
50c,57b,57cからなり、弾性体50
a,57aと各ワツシヤ50b,50c,57
b,57cとは夫々リング状を呈している。この
ストツパ50,57は、スクリユウ51と相対回
転自在となるようにスクリユウ51に支持されて
いる。ストツパ50では、スクリユウ51のフラ
ンジ50aとナツト52の間に保持され脱落防止
が図られている。また、ストツパ57では、ワツ
シヤ57cが、スクリユウ51の先端にナツト6
2により固定されたブツシユ63とスクリユウ5
1との間で遊嵌的に係止されている。よつて、ス
トツパ57がスクリユウ51に軸支されることと
なり、ストツパ57のスクリユウ51からの脱落
が防止される。
モータ48によりスクリユウ51が回転されて
シートの後端が最高若しくは最低位置に位置する
と、ストツパ50若しくは57とナツト52が当
接する。これにより、ストツパ50,57がナツ
ト52に押圧されることとなつてその間に摩擦力
が生じる。この当接後も、スクリユウ51の回転
を続けられても、ストツパ50,57とスクリユ
ウ51とが相対回転自在にであることから、スト
ツパ50,57はナツト52との当接によつて生
じる摩擦力により停止したままで保持され、スク
リユウ51のみが回転されるに過ぎなくなる。こ
れにより、スクリユウ51の回転につられてスト
ツパ50,57が回転することはなく、スクリユ
ウ51の回転力がストツパ50,57を介してナ
ツト52に作用しない。よつて、ナツト52に揺
動若しくは揺動させるような荷重が作用しないこ
ととなる。
シートの後端が最高若しくは最低位置に位置する
と、ストツパ50若しくは57とナツト52が当
接する。これにより、ストツパ50,57がナツ
ト52に押圧されることとなつてその間に摩擦力
が生じる。この当接後も、スクリユウ51の回転
を続けられても、ストツパ50,57とスクリユ
ウ51とが相対回転自在にであることから、スト
ツパ50,57はナツト52との当接によつて生
じる摩擦力により停止したままで保持され、スク
リユウ51のみが回転されるに過ぎなくなる。こ
れにより、スクリユウ51の回転につられてスト
ツパ50,57が回転することはなく、スクリユ
ウ51の回転力がストツパ50,57を介してナ
ツト52に作用しない。よつて、ナツト52に揺
動若しくは揺動させるような荷重が作用しないこ
ととなる。
本考案の手段によれば、ストツパとスクリユウ
とが相対回転自在となるようにストツパをブツシ
ユを介してスクリユウに支持している。従つて、
ストツパの脱落が防止されると共に、ストツパが
スクリユウの軸方向に何等揺動せず、ストツパに
よる異音の発生を防止することができる。
とが相対回転自在となるようにストツパをブツシ
ユを介してスクリユウに支持している。従つて、
ストツパの脱落が防止されると共に、ストツパが
スクリユウの軸方向に何等揺動せず、ストツパに
よる異音の発生を防止することができる。
第1図は本考案によるストツパ付スクリユウ・
ナツト式移動機構を具備する自動車用シートの支
持構造を示す斜視図、第2図及び第3図は本考案
によるストツパ付スクリユウ・ナツト式移動機構
の一実施例を示す正面図及び平面図、第4図及び
第5図は本考案によるストツパ付スクリユウ・ナ
ツト式移動機構の他の実施例を示す平面図及び正
面図、第6図は他の実施例を示す分解斜視図、第
7図は一実施例におけるストツパを示す断面図で
ある。 41……支持ブラケツト(第1ブラケツト)、
46……ブラケツト(第2ブラケツト)、53…
…保持ブラケツト(第2ブラケツト)、44,5
1……スクリユウ、45,52……ナツト、4
7,57……ストツパ。
ナツト式移動機構を具備する自動車用シートの支
持構造を示す斜視図、第2図及び第3図は本考案
によるストツパ付スクリユウ・ナツト式移動機構
の一実施例を示す正面図及び平面図、第4図及び
第5図は本考案によるストツパ付スクリユウ・ナ
ツト式移動機構の他の実施例を示す平面図及び正
面図、第6図は他の実施例を示す分解斜視図、第
7図は一実施例におけるストツパを示す断面図で
ある。 41……支持ブラケツト(第1ブラケツト)、
46……ブラケツト(第2ブラケツト)、53…
…保持ブラケツト(第2ブラケツト)、44,5
1……スクリユウ、45,52……ナツト、4
7,57……ストツパ。
Claims (1)
- 第1ブラケツトに回転可能に軸支されたスクリ
ユウと、第2ブラケツトに固定され前記スクリユ
ウに螺合されたナツトと、前記スクリユウに配設
され前記ナツトの移動を規制する前記ナツトと当
接可能なストツパとを有し、前記スクリユウを回
転させることにより前記ナツトを移動させて前記
スクリユウと前記ナツトとの螺合位置を変え前記
両ブラケツトの位置を相対的に移動させるストツ
パ付スクリユウ・ナツト式移動機構において、ス
トツパとスクリユウとが相対回転自在となるよう
にストツパをブツシユを介してスクリユウに支持
したストツパ付スクリユウ・ナツト式移動機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11226584U JPS6126637U (ja) | 1984-07-23 | 1984-07-23 | ストツパ付スクリユウ・ナツト式移動機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11226584U JPS6126637U (ja) | 1984-07-23 | 1984-07-23 | ストツパ付スクリユウ・ナツト式移動機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6126637U JPS6126637U (ja) | 1986-02-17 |
JPH0415540Y2 true JPH0415540Y2 (ja) | 1992-04-08 |
Family
ID=30671328
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11226584U Granted JPS6126637U (ja) | 1984-07-23 | 1984-07-23 | ストツパ付スクリユウ・ナツト式移動機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6126637U (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4505848B2 (ja) * | 2000-10-13 | 2010-07-21 | アイシン精機株式会社 | 車両用シートリフタ装置 |
-
1984
- 1984-07-23 JP JP11226584U patent/JPS6126637U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6126637U (ja) | 1986-02-17 |
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