JPH041541A - 磁歪式トルクセンサ軸の製造方法 - Google Patents

磁歪式トルクセンサ軸の製造方法

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Publication number
JPH041541A
JPH041541A JP10433790A JP10433790A JPH041541A JP H041541 A JPH041541 A JP H041541A JP 10433790 A JP10433790 A JP 10433790A JP 10433790 A JP10433790 A JP 10433790A JP H041541 A JPH041541 A JP H041541A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shaft
layer
carburizing
oxidation
torque sensor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10433790A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazunori Tokoro
所 一典
Yasushiro Ishino
連信郎 石野
Shigeo Yoshimura
吉村 茂夫
Mutsumi Sunahata
睦巳 砂畠
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Steel Mfg Co Ltd
Kubota Corp
Original Assignee
Mitsubishi Steel Mfg Co Ltd
Kubota Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Steel Mfg Co Ltd, Kubota Corp filed Critical Mitsubishi Steel Mfg Co Ltd
Priority to JP10433790A priority Critical patent/JPH041541A/ja
Publication of JPH041541A publication Critical patent/JPH041541A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Solid-Phase Diffusion Into Metallic Material Surfaces (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は磁歪式トルクセンサ軸の製造方法に関する。
従来の技術 ナーリング加工などにより形成された磁気異方性部を有
するトルク伝達軸を利用した磁歪式トルクセンサが、従
来から知られている。このような磁歪式トルクセンサで
は、トルク伝達軸にトルクが加わると、そのトルクに応
じて磁気異方性部の透磁率が変化するため、検出コイル
などを用いてこの透磁率の変化を検出することで、加え
らj、たトルクの大きさを求めることが可能でゐろ。
殆明が解決しようとする課題 しかし、従来のトルクセンサでは、軸引張り強度が60
−100kgf /mmJ程度の幀(JISのSCM材
、SN0M材など)を使用しているため、軸剪断応力約
20 kgf /mmj程匿以1のトルクが印加されろ
と、磁束の通過する軸材最外表面層Cスネンデブス)の
結晶の中で最も強度的に弱い結晶から塑性変形を受け、
またはミクロ的なりラックが発生するという問題点かあ
った。そして、このような事態が生じると、軸最外表面
層の残留応力が再分布してセンサ出力の零点が変化した
り、ヒステリシスの増大やセンサ感度の低下が生じたり
するなど、センサにとって望ましくない悪影番がもたら
されるという問題点があった。
このような問題点に対し、従来たとえば特願昭63−8
1993号においては、軸に浸炭処理を行って表面硬度
を上げることにより最外表面層の強度を上げ、結果とし
てセンサのダイナミックレンジのを司上をAつでいる。
しかし、軸材料に通常の浸炭処理を施しただけの帆ので
は、その最外表面層において粒界酸化による異常層、即
ち不完全焼入層が表面層約20μmに発生する。この場
合、通常かかるa!歪式トルク七ノサはlO〜!+)O
kkg の晶周波で励磁されるため大部分の磁束は最外
表面層直下100μΦ以下(スキンデプス)のところを
通過することを考慮すれば、センサとして最も大事な表
面層(スキンデプス領域)に粒界酸化による不完全焼入
層が発生し十分な硬度すなわち十分な強度が得られない
こととなる。ζ、の結果軸剪断応力が20kgf /m
m’以下でも大きなヒステリシス特性を示すようになり
、また疲労強度も大きく低下しトルクセンサとしては極
めて不都合な結果を示すこととなる。
そこで本発明はこのような問題点を解決し、異常層の発
生によるセンサ特性の悪化を防止できるようにすること
を目的とする。
課題を解決するための手段 上記目的を達成するため本発明は、軸体の表面に磁気異
方性部を形成し・た後にこの軸体の表面に浸炭処理を施
すに際し、前記浸炭処理を酸化を防止した浸炭雰囲気下
で実施するものである。
作用 このJう−こすれば、酸化を防止した浸炭雰囲気下で浸
炭処理を実施することで、軸体の最外表面層に粒界酸化
が起きろことが防止され、これにもとづく異常層の発生
が抑えられろ。このため、疲労強度の低下やヒステリシ
ス特性の悪化などの、センサ特性に対する悪影響が防止
される。
実施例 第1図は、本発明の方法によって製造されろ磁歪式トル
クセンサ軸の一例の要部を示す。このようなトルクセン
サ軸を製造する際には、まず軸体の表面に、磁気異方性
部どしてのナーリング部lを、転造などの機械加工によ
って形成する。
次に、真空雰囲気rJどの酸化を防止した浸炭雰囲気下
においてこの軸体の表面に浸炭処理を施し、軸体の表面
から2−程度の深さまで、芯部より炭炭量が多くUる浸
炭層2を形成して、その部分の強度の向上を図る。この
とき、酸化を防止した浸炭雰囲気下で浸炭処理を施丁こ
とによって、軸体の最外表面層に粒界酸化か起こること
が防止され、この粒界酸化にもとづく異常層の発生が抑
えられろ。このような異常層の発生が抑えられたトルク
センサ軸によると、この異常層の存在にもとづく疲労@
度の低下、ヒステリシス特性の悪化、ダイナ石ツクレン
ジの低下などが防止され、経年変化の少ないセンサを得
ることができる。
なお、軸体の中心コア部分は母材層3として形成され、
この母材NI3は、浸炭処理による強度の向上は図られ
ないが、トルク伝達軸として必要な靭性を有するように
構成される。
第2図は、本発明の方法に↓つで製造される磁歪式トル
クセンサ軸の他の例の要部を示す。ここでは、まず1M
1図の場合と同様に酸化を防止した浸炭雰囲気下で浸炭
処理(?施し、軸体の最外表面層すなわちスキンデプス
領域の浸炭濃度を制御する処理を施す。これは、たとえ
ば浸炭後に拡散処理を行うことで実施できろ。このよう
にすると、図示のように、軸体のスキンデプス領域にセ
ンサとしての機能を満たす炭素濃度浸炭層4が形成され
、また、これに続いて強度部材として必要な炭素濃度浸
炭層5か形成される。3は、第1図の場合と同様の母材
層である。
次にこのように軸体のスキンデプス領域に形成された浸
炭層4の表面にショットピーニングなどにより徽小圧孔
をほぼ均一に分数形成する。こうすると、特許出願特願
平1−42544号に記載された理由により、即ち軸体
の表層、特にスキンデプス領域が、圧縮緻密化されると
ともに加工硬化により硬質化され、その疲労強度や結晶
粒界のすべり抵抗が品められること及びショット圧孔周
りの円形安定残留応力分布により磁化過程が主として磁
化回転となることから、トルク検出特性のヒステリシス
が低減される。
また、第2図のような構成であると、軸体の最外表面層
の炭素濃度を残留オーステナイトの生成しtJい範囲に
抑えられるため、浸炭処理後の残留オーステナイトに帰
因する異常層の発生が抑えられ、このため安定性にすぐ
れたfB歪式トルクセンサが得られろ。
なお、門1図および第2図のものは、ともに、最終的に
残留応力安定化熱処理を施工。
発明の効果 以上述べたように本発明jこよると、酸化を防止した浸
炭雰囲気下で浸炭処理を施すことから、軸体の最外表面
層に粒界酸化が起きることを防止できて、この粒界酸化
にもとづく異常層の発生を抑えることができ、このため
疲労強度の低下やヒステリシス特性の悪化などのセンサ
特性に対する悪影響を防止でき、経年変化の少ないトル
クセンナを得ることができろ。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の方法を説明するための磁歪
式トルクセンサ軸の一部切欠斜視図、第2図は同方法を
説明するための他の磁歪式トルクセンサ軸の一部切欠斜
視図である。 】・−・ナーリング部、2・・・浸炭層、4・・・セン
サとしての機能を満足する炭素濃度浸炭層、5・−・強
度部材として必要な炭素a度浸炭層。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、軸体の表面に磁気異方性部を形成した後にこの軸体
    の表面に浸炭処理を施すに際し、前記浸炭処理を酸化を
    防止した浸炭雰囲気下で実施することを特徴とする磁歪
    式トルクセンサ軸の製造方法。
JP10433790A 1990-04-18 1990-04-18 磁歪式トルクセンサ軸の製造方法 Pending JPH041541A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104457547A (zh) * 2014-12-08 2015-03-25 中国特种设备检测研究院 炉管渗碳层厚度的测量方法

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