JPH0415333Y2 - - Google Patents

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JPH0415333Y2
JPH0415333Y2 JP10406887U JP10406887U JPH0415333Y2 JP H0415333 Y2 JPH0415333 Y2 JP H0415333Y2 JP 10406887 U JP10406887 U JP 10406887U JP 10406887 U JP10406887 U JP 10406887U JP H0415333 Y2 JPH0415333 Y2 JP H0415333Y2
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JP
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hot air
furnace chamber
panels
dried
heat
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JP10406887U
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Description

【考案の詳細な説明】 A 考案の目的 (1) 産業上の利用分野 本考案は、乾燥炉に関し、特に、車両等のよう
な立体的構造物の塗装を乾燥させるのに適した乾
燥炉に関する。
この種の乾燥炉は、たとえば自動車の製造ライ
ンにおいて使用される。
(2) 従来の技術 従来、自動車のような立体的構造物の塗装を乾
燥させる装置として、前後に延設された炉室内の
左右および上部にそれぞれ前後に延びる熱輻射パ
ネルを固設した乾燥炉が知られている。この従来
の乾燥炉は塗装された直後の自動車等の立体的構
造物(以下、「要乾燥物体」という。)を、前後に
延設された前記上側および左右の各熱輻射パネル
に囲まれた領域の後端側から前端側に移動させる
間に乾燥させるようにしたものである。
(3) 考案が解決しようとする問題点 ところが、従来の乾燥炉は上側および左右の熱
輻射パネルが固定式であり、それらは要乾燥物体
の中で最大のサイズを有するものに合わせて配置
されていた。したがつて要乾燥物体のサイズが大
きいときは、要乾燥物体の表面は前記熱輻射パネ
ルの表面と接近しているが、要乾燥物体のサイズ
が小さいときは、要乾燥物体の表面は前記熱輻射
パネルの表面から離れるため、要乾燥物体のサイ
ズによつて乾燥効率が変化し、安定した乾燥を行
うことが難しいという問題点があつた。この問題
点は、要乾燥物体の寸法に応じて種々の大きさの
乾燥炉を設置すれば解決されるが、それでは大き
なスペースが必要となり、設備費も高くつくとい
う別の問題点が生じてくる。
本考案は、前述の事情に鑑みてなされたもの
で、熱輻射パネルが内蔵された乾燥炉において、
各種サイズの要乾燥物体の乾燥を安定して行わせ
ることを目的とする。
B 考案の構成 (1) 問題点を解決するための手段 前記目的を達成するために、本考案の乾燥炉
は、前後に延設された底壁、頂壁および左右一対
の側壁を有する炉室と、前記側壁内方で左右方向
に移動可能に配設されるとともに前記側壁に沿つ
て配設された二重壁内部に熱風通路を有する左右
一対の熱輻射パネルと、前記頂壁内方で上下方向
に移動可能に配設されるとともに前記頂壁に沿つ
て配設された二重壁内部に熱風通路を有する上側
熱輻射パネルと、前記左右の熱輻射パネル間を前
後方向に走行する走行台車と、前記炉室内にブロ
ー乾燥用の熱風を吹出す吹出口と、炉室内の気体
を吸込む吸込口を有する吸引ダクトと、を備えた
ことを特徴とする。
(2) 作用 前述の構成を備えた本考案は、要乾燥物体のサ
イズに合わせて上側熱輻射パネルを上下動させて
上下方向の位置調節をするとともに左側熱輻射パ
ネルおよび右側熱輻射パネルを左右動させて左右
方向の位置調節をする。このようにすると、要乾
燥物体の表面と各熱輻射パネルの表面とを一定距
離に保持することができ、輻射熱交換効率が一定
に保持される。また、要乾燥物体の表面は前記吹
出口から炉室内に吹出される熱風によつても乾燥
する。そして、この炉室内の要乾燥物体を乾燥さ
せた熱風は水分を含み且つ温度の低下した気体と
なつて前記吸込口から吸引される。
(3) 実施例 以下、第1図および第2図により本考案の一実
施例について説明する。なお、以下の説明中、
「前方」というのは第1図において、紙面の手前
側から背面側に向かう方向すなわち第2図中矢印
X方向をいい、また、「左,右」というのは前方
を向いた状態での左,右をいうものとする。
床A上には複数の支柱S,S……によつて支持
された支持パネルP上面に炉室Rが支持されてい
る。炉室Rは前後に延設された底壁R1、頂壁R2
および左右一対の側壁R3,R4を備えている。
前記底壁R1上面には、その中央部を前後方向
に走行可能に走行台車1が載置されている。この
走行台車1は、チエン等の適当な駆動装置(図示
せず)によつて前後方向に走行駆動される。ま
た、この走行台車1はその上部に要乾燥物体(す
なわち塗装された直後の車両)Vが載置される車
両載置板1aを備えている。
また、前記底壁R1上面には、走行台車1の通
路の左右両側に熱風ダクト2,2が前後方向に延
設されている。また、この熱風ダクト2には、炉
室R内にブロー乾燥用の熱風を吹出すための複数
の吹出口2aが形成されている。
前記左右一対の熱風ダクト2,2の上面にはそ
れぞれガイド板3,3が配設されている。そし
て、熱風ダクト2,2の上面およびガイド板3,
3にはそれぞれ、複数の連通孔2b,2b,……
および3a,3a……がそれらの位置が互いに重
なり合うように形成されている。
この左右一対のガイド板3,3上には熱輻射パ
ネル4,4が移動可能に支持されている。この左
右一対の熱輻射パネル4,4はそれぞれ前記側壁
R3,R4に沿つて配設された鉛直な二重壁によつ
て形成される熱風通路5,5を備えている。ま
た、前記各熱輻射パネル4,4の底面前部には左
右に細長い複数の長孔4a,4a……が前記複数
の連通孔3a,3a……の位置と重なり合うよう
に配設されている。そして前記長孔4aは、前記
熱輻射パネル4が左右に移動しても前記連通孔3
aと重なり合うように形成されている。また、前
記熱風通路5は仕切壁4bによつて上段熱風通路
5aおよび下段熱風通路5bとに仕切られるとと
もに各熱風通路5aおよび5bはそれらの後端部
(第2図中、左端部)において連通されている。
また、前記熱輻射パネル4の前側上部には熱風供
給口4cが設けられている。
炉室Rの左右上端部にはそれ吸引ダクト6,6
が配設されている。吸引ダクト6には、炉室R内
に開口する複数の吸込口6a,6a……が形成さ
れている。また、炉室Rの頂壁R2から吊設され
た複数のシリンダ装置7によつて、上側熱輻射パ
ネル8が上下方向の位置を調節可能に支持されて
いる。上側熱輻射パネル8は、前記頂壁R2と略
平行な二重壁によつて形成される熱風通路(図示
せず)を備えている。この上側熱輻射パネル8内
の熱風通路内には後述の加熱器9によつて加熱さ
れた熱風が循環されるようになつている。
第2図に示す加熱器9は燃焼バーナを有すると
ともに前記炉室Rに隣接した適当な場所に設置さ
れている。そして、加熱器9は200〜250℃に加熱
した熱風を高温ラインL1経由で前記熱輻射パネ
ル4,4内の熱風通路5,5に供給するととも
に、図示しない高温ライン経由で前記上側熱輻射
パネル8内の熱風通路に供給するように構成され
ている。前記熱輻射パネル4,4内のそれぞれの
熱風通路5内に供給された200〜250℃の熱風は前
記上段熱風通路5aを通つて下段熱風通路5bに
供給される。この下段熱風通路5bに供給された
熱風は、一部が低温ラインL2経由で直接前記加
熱9に還流されるとともに残部が順次前記長孔4
a、連通孔3a、連通孔2bを通つて熱風ダクト
2に供給されるように構成されている。このよう
にして熱風ダクト2に供給された熱風は吹出口2
aから炉室R内に吹出される。この炉室R内に吹
出された熱風は炉室R内の要乾燥物体Vの周囲を
通つて吸込口6aから吸引ダクト6内に吸込まれ
る。この吸引ダクト6内に吸込まれた熱風は低温
ラインL3経由で前記加熱器9に還流されるよう
になつている。また前記上側熱輻射パネル8内の
熱風通路に供給された熱風はその熱風通路内を通
つた後、図示しない低温ライン経由で加熱器9に
還流されるように構成されている。
次に、前述の構成を備えた本考案の実施例を作
用を説明する。
乾燥炉R内を流動させる要乾燥物体Vとしての
車両の種類が決定されると、要乾燥物体Vとの距
離が300mm位となるように前記熱輻射パネル4,
4および上側熱輻射パネル8の位置を調節する。
その後、加熱器9から前記各熱輻射パネル4,4
および8に約200〜250℃に加熱した熱風を供給し
ながら、要乾燥物体Vが載置された走行台車1を
前方に走行させる。このとき、前記各熱輻射パネ
ル4,4および8の表面の温度は350〜400℃とな
る。この高温の輻射熱によつて要乾燥物体Vの表
面の乾燥が促進される。また、加熱器9から前記
熱輻射パネル4,4に供給された熱風の一部およ
び上側熱輻射パネル8に供給された熱風は加熱器
9に還流されるが、熱輻射パネル4,4に供給さ
れた熱風の残部は熱風ダクト2,2に送風され、
前記複数の吹出口2a,2a……から炉室R内に
供給される。この炉室R内に供給された熱風は要
乾燥物体Vの周囲を流れて前記吸込口6aから吸
引ダクト6内に吸込まれる。熱風が前記要乾燥物
体Vの周囲を流れる際に、要乾燥物体Vの表面は
乾燥する。前記吸引ダクト6内に吸込まれた熱風
は低温ラインL3経由で前記加熱器9に還流され
る。
そして、加熱器9に還流された熱風は再加熱さ
れて再び前記熱輻射パネル4,4および上側熱輻
射パネル8に供給される。
前述の実施例によれば、加熱器9から熱輻射パ
ネル4,4および上側熱輻射パネル8に供給され
る熱風を循環させて使用することにより、熱損失
が少なくなるので、乾燥効率を向上させることが
できる。また、加熱器9から熱輻射パネル4,4
に供給される熱風を炉室内に循環させてブロー乾
燥に使用することにより、さらに乾燥効率を向上
させることができる。
以上、本考案の実施例を詳述したが、本考案
は、前記実施例に限定されるものではなく、実用
新案登録請求の範囲に記載された本考案を逸脱す
ることなく、種々の小設計変更を行うことが可能
である。
たとえば、熱輻射パネル4,4に供給された熱
風の一部および上側熱輻射パネル8に供給された
熱風を直接加熱器9に循環させる代わりに、全て
の熱風を炉室R内を通過させてから加熱器9に循
環させるようにすることが可能である。また、ブ
ロー乾燥用の熱風は熱風ダクト2を通さずに熱輻
射パネル4から直接炉室R内に供給することも可
能である。さらに、ブロー乾燥用の熱風は、熱輻
射パネル4を通さずに加熱器9と吹出口とを直接
接続するように配設した熱風ダクトにより炉室R
内に供給することも可能である。
C 考案の効果 前述の本考案の乾燥炉によれば、乾燥炉内を流
動する要乾燥物体のサイズに対応して熱輻射パネ
ルの位置を移動調節して、要乾燥物体と熱輻射パ
ネル表面間の距離を適切な値に設定することがで
きるので、要乾燥物体に対する輻射熱量を所定値
に設定することができる。したがつて、安定した
乾燥を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による乾燥炉の一実施例の正面
図、第2図は第1図の−線断面図に熱風送風
路の説明図を加えた図である。 R……炉室、R1……底壁、R2……頂壁、R3
R4……側壁、1……走行台車、2……熱風ダク
ト、2a……吹出口、4……熱輻射パネル、5…
…熱風通路、6……吸引ダクト、6a……吸込
口、8……上側熱輻射パネル、9……加熱器。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 前後に延設された底壁R1、頂壁R2および左
    右一対の側壁R3,R4を有する炉室Rと、前記
    側壁R3,R4内方で左右方向に移動可能に配設
    されるとともに前記側壁R3,R4に沿つて配設
    された二重壁内部に熱風通路5を有する左右一
    対の熱輻射パネル4,4と、前記頂壁R2内方
    で上下方向に移動可能に配設されるとともに前
    記頂壁R2に沿つて配設された二重壁内部に熱
    風通路を有する上側熱輻射パネル8と、前記左
    右の熱輻射パネル4,4間を前後方向に走行す
    る走行台車1と、前記炉室R内にブロー乾燥用
    の熱風を吹出す吹出口2aと、炉室R内の気体
    を吸込む吸込口6aを有する吸引ダクト6と、
    を備えたことを特徴とする乾燥炉。 実用新案登録請求の範囲第1項に記載の乾燥
    炉において、前記熱輻射パネル4,4内を通つ
    た熱風を前記吹出口2aに導く熱風ダクト2お
    よび前記吸込口6aから吸引した気体を再加熱
    して前記熱輻射パネル4,4,8内に供給する
    加熱器9と、を備えたことを特徴とする乾燥
    炉。
JP10406887U 1987-07-07 1987-07-07 Expired JPH0415333Y2 (ja)

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JPS648970U JPS648970U (ja) 1989-01-18
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