JPH0539439Y2 - - Google Patents

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JPH0539439Y2
JPH0539439Y2 JP10406787U JP10406787U JPH0539439Y2 JP H0539439 Y2 JPH0539439 Y2 JP H0539439Y2 JP 10406787 U JP10406787 U JP 10406787U JP 10406787 U JP10406787 U JP 10406787U JP H0539439 Y2 JPH0539439 Y2 JP H0539439Y2
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JP
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wall
heat insulating
bolt
heat
insulating material
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  • Drying Of Solid Materials (AREA)
  • Furnace Housings, Linings, Walls, And Ceilings (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 A 考案の目的 (1) 産業上の利用分野 本考案は、乾燥炉における断熱構造の炉壁に関
する。
前記乾燥炉は、たとえば車両製造工場の塗装ラ
インにおいて車両の塗装表面を乾燥させる際等に
使用される。
(2) 従来の技術 従来、自動車のような比較的大型物品の塗装を
乾燥させる装置として、前後に延設された炉室内
の左右および上部にそれぞれ前後に延びる熱輻射
パネルを固設した乾燥炉が知られている。この従
来の乾燥炉は塗装された直後の車体等のように乾
燥を必要とされる物品(以下、「要乾燥物体」と
いう。)を、前後に延設された前記上方および左
右の各熱輻射パネルに囲まれた領域の後端側から
前端側に移動させる間に乾燥させるようにしたも
のである。
このような乾燥炉においては、炉内の温度を均
一にするため、断熱構造の炉壁が採用されてい
る。
(3) 考案が解決しようとする問題点 ところが、従来の乾燥炉における炉壁は、単に
炉壁を二重壁構造とし、それらの二重壁間に断熱
材料を充填した構造であり、その断熱効果は必ず
しも充分なものではなかつた。したがつて、炉内
の温度が炉壁外部の温度によつて左右されるた
め、均一な乾燥を安定的に行うことができないと
いう問題点があつた。
本考案は、前述の事情に鑑みてなされたもの
で、断熱効果の優れた新規な構造の炉壁を提供す
ることを目的とする。
B 考案の構成 (1) 問題点を解決するための手段 前記目的を達成するために、本考案の乾燥炉用
炉壁は、内壁および外壁間に断熱材を配設した構
造の乾燥炉用の炉壁において、前記内壁の外方に
配設した断熱材保持プレートと前記内壁との間に
断熱材が保持され、前記内壁外側面に立設した内
側ボルトの外端側部分とボードガイドを結合され
た外側ボルトの内端側部分とが断熱ブロツクによ
つて結合され、前記ボードガイドによつて断熱性
の外壁が支持され、この外壁と前記断熱材保持プ
レートとの間に空気層が設けられていることを特
徴とする。
(2) 作用 前述の構成を備えた本考案は、炉壁の内壁およ
び外壁間に、断熱材を充填した層と空気層との2
層の断熱層が配設されるとともに、前記外壁も断
熱材によつて構成されている。したがつて、炉壁
は熱伝導度のきわめて小さい空気層を含む合計3
層の断熱層を有しているため断熱効果が大きい。
さらに、外壁を支持するボードガイドに結合され
た外側ボルトは、断熱ブロツクを介して内側ボル
トに支持されているため、内壁内方(すなわち、
炉内)から内側ボルトに伝導される熱は外側ボル
トには伝導され難い構造となつている。このた
め、内壁と外壁とを連結している部材(内側ボル
ト、断熱ブロツク、外側ボルトおよびボードガイ
ド)を熱伝導して外壁表面から放出される熱量
は、非常に少ない。
(3)実施例 以下、第1図および第3図により本考案の一実
施例について説明する。
床A上に複数の支柱S,S…によつて支持され
た支持プレートP上に設置された乾燥炉Kの炉壁
Rは前後方向(第1図および第2図において紙面
に垂直な方向)に延設された頂壁および左右一対
の側壁を備えている。
前記乾燥炉K内には、要乾燥物体である塗装直
後の車両Vを載置して前後方向に走行可能な走行
台車Bと、ブロー乾燥用の熱風吹出口を有する熱
風ダクトC1,C2および吸込口を有する吸引ダク
トD1,D2と、前記走行台車Bの通路の左右およ
び上方にそれぞれ配置された熱輻射パネルE1
E2,E3とが設けられている。
第2図において、炉壁Rの内壁1外側面には複
数の内側ボルト2,2…が溶接等のような適当な
固着手段により立設されている。この内側ボルト
2,2…によつて断熱材保持プレートとしてのキ
ーストンプレート3が支持されている。このキー
ストンプレート3と前記内壁1との間には断熱材
料であるグラスウール4が保持されている。
第3図に詳細に示されているように、ボードガ
イド5は、互いに反対方向を向く一対の側面に凹
溝5a,5aを有する横断面略H型の縦長の部材
である。そして、ボードガイド5の上下方向中央
部内側面には長手方向に沿つて複数個のボルト螺
着溝5b,5b、…が形成されている。このボル
ト螺着溝5bには外側ボルト6の外端側部分が螺
着されている。この外側ボルト6は螺旋の向きが
前記内側ボルト2の螺旋の方向と逆の方向に形成
されている。そして、前記内側ボルト2の外端側
部分と外側ボルト6の内端側部分とはそれぞれ、
セラミツクス製の断熱ブロツク7の内端側部分と
外端側部分とにターンバツクルの態様で螺着され
ている。すなわち、前記内側ボルト2と外側ボル
ト6とは断熱ブロツク7を介して結合されてい
る。したがつて、前記ボードガイド5は、外側ボ
ルト6、断熱ブロツク7および内側ボルト2を介
して内壁1に支持されている。このようにして、
内壁1に支持された複数のボードガイド5,5…
の前記凹溝5a,5a…に複数の断熱ボード8
a,8a…のそれぞれの側縁を嵌合して組み立て
ることにより断熱材製の外壁8が構成されてい
る。前記断熱ボード8a,8a、…の中で水平な
断熱ボード8aと鉛直な断熱ボード8aとが接合
されるコーナ部R1では、前記水平な断熱ボード
8aと垂直な断熱ボード8aとは接着材によつて
直接結合されている。
そして、前記外壁8と前記キーストンプレート
3との間には空気層9が形成されている。
次に、前述の構成を備えた本考案の実施例の作
用を説明する。
炉壁Rにおける内側ボルト2の在る位置では、
乾燥炉K内の熱は、順次、内側ボルト2、断熱ブ
ロツク7、外側ボルト6およびボードガイド5を
介して断熱ボード8aに伝導される。そして、ボ
ードガイド5および断熱ボード8aに伝導された
熱量はそれらの外側面から放出される。このと
き、内側ボルト2と外側ボルト6との間に断熱ブ
ロツク7が介在されているため、炉内から内壁1
を介して内側ボルト2に伝導された熱量は外側ボ
ルト6にはほとんど伝導されない。したがつて、
内側ボルト2の在る位置において内壁1から外壁
8に伝導される熱量はきわめて少ない。
また、炉壁Rにおける内側ボルト2の無い位置
では、乾燥炉K内の熱は、順次、グラスウール4
から成る断熱層、キーストンプレート3および熱
伝導度のきわめて低い空気層9を介して外壁8に
伝導される。そして、外壁8に伝導された熱量は
それらの外側面から放出される。このとき、キー
ストンプレート3と外壁8との間に熱伝導度の低
い空気層9が介在されているため、外壁8に伝導
される熱量はきわめて少ない。
以上のように、炉壁Rにおける内側ボルト2の
在る位置および無い位置のいずれの位置において
も、内壁1から外壁8に伝導される熱量はきわめ
て少ないので、外壁8から放出される熱量はきわ
めて少ない。
以上、本考案の実施例を詳述したが、本考案
は、前記実施例に限定されるものではなく、実用
新案登録請求の範囲に記載された本考案を逸脱す
ることなく、種々の小設計変更を行うことが可能
である。
たとえば、水平な断熱ボード8aと垂直な断熱
ボード8aとを接合するコーナ部R1において、
水平な断熱ボード8aと垂直な断熱ボード8aと
を接着材によつて直接結合する代わりに、水平な
断熱ボード8aを嵌合させる水平凹溝と垂直な断
熱ボード8aの上縁を嵌合させる下向きの垂直凹
溝とを有するボードガイドを使用して、結合する
ことも可能である。
C 考案の効果 前述の本考案の乾燥炉用炉壁は、内壁から外壁
に至る熱伝導経路の途中に空気層または断熱ブロ
ツクのようなきわめて熱伝導度の小さな部分が配
設されているので、断熱効果が優れている。した
がつて、炉内の温度を炉壁外部の温度と関係なく
一定に保持することができるので、要乾燥物体の
均一な乾燥を安定的に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による乾燥炉の一実施例の正面
図、第2図は第1図の矢印で示した部分の拡大
断面図、第3図は同実施例のボードガイドの説明
図、である。 1……内壁、2……内側ボルト、3……断熱材
保持プレート、4……断熱材、5……ボードガイ
ド、6……外側ボルト、7……断熱ブロツク、8
……外壁、R……炉壁。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 内壁1および外壁8間に断熱材4を配設した構
    造の乾燥炉用の炉壁Rにおいて、前記内壁1の外
    方に配設した断熱材保持プレート3と前記内壁1
    との間に断熱材4が保持され、前記内壁1外側面
    に立設した内側ボルト2の外端側部分とボードガ
    イド5を結合された外側ボルト6の内端側部分と
    が断熱ブロツク7によつて結合され、前記ボード
    ガイド5によつて断熱性の外壁8が支持され、こ
    の外壁8と前記断熱材保持プレート3との間に空
    気層が設けられていることを特徴とする乾燥炉用
    炉壁。
JP10406787U 1987-07-07 1987-07-07 Expired - Lifetime JPH0539439Y2 (ja)

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JP10406787U JPH0539439Y2 (ja) 1987-07-07 1987-07-07

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JP10406787U JPH0539439Y2 (ja) 1987-07-07 1987-07-07

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JPS6412198U JPS6412198U (ja) 1989-01-23
JPH0539439Y2 true JPH0539439Y2 (ja) 1993-10-06

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