JPH0415318Y2 - - Google Patents

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JPH0415318Y2
JPH0415318Y2 JP1985105279U JP10527985U JPH0415318Y2 JP H0415318 Y2 JPH0415318 Y2 JP H0415318Y2 JP 1985105279 U JP1985105279 U JP 1985105279U JP 10527985 U JP10527985 U JP 10527985U JP H0415318 Y2 JPH0415318 Y2 JP H0415318Y2
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JP
Japan
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tape
adhesive
paint
tapes
masking tape
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JP1985105279U
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  • Coating Apparatus (AREA)
  • Adhesive Tapes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、塗装に際して塗装されない部分を
予め覆い隠しておくのに使用されるマスキングテ
ープに関し、特に複数のテープが重ね合わせられ
た多重型マスキングテープに関する。
〔従来の技術〕
従来のマスキングテープは、一枚のテープの一
面側に粘着剤が塗布されたもので、通常は長尺な
ものがロール状に巻き取られ、ここから必要な長
さだけ引き出して使用される。
自動車のボデイ、その他の塗装に際しては、こ
のマスキングテープを塗装されない個所に貼り付
ける。そして塗装面に塗料を吹き付け、塗料が或
る程度乾燥した後、マスキングテープを静かに剥
がす。これにより、塗装しない個所への塗料の付
着が防止されると共に、塗装される個所とされな
い個所との、いわゆるライン出が行われる。
マスキングテープを剥がすときの塗膜の乾燥状
態は、塗装ラインの仕上がりに大きな影響を及ぼ
す。即ち、塗料が未乾燥の状態では、塗料の粘着
力が強いため、いわゆる糸引が生じ、塗装ライン
にみにくいバリがでやすい。逆に、塗料が完全に
硬化した状態では、塗料の塑性が極めて小さくな
るため、塗装ラインに沿つて細かいひび割れや破
損が生じやすい。
マスキングテープを剥がすのに最適な塗料の乾
燥状態は、慣れている作業者であれば塗膜を指で
押してみることによつて容易に判断することがで
きる。こうして判断法から、このときの塗料の乾
燥状態は、一般に指触乾燥と呼ばれている。
また、マスキングテープを剥がすときの塗膜の
厚さはできるだけ薄い方がよく、厚くなり過ぎる
と、塗装ラインに沿つて塗膜の割れ等が生じやす
くなる。
塗装は1度の塗料の吹き付けと乾燥だけでな
く、3〜4回の塗料の吹き付けと乾燥の繰り返し
によつて行われることが多い。この場合、マスキ
ングテープaは、第4図イ〜ハで示されたよう
に、最初の塗料の吹き付けの前に予め塗装面bに
貼り付けられ、何度かの塗料の吹き付けと乾燥を
経て、最後の塗料の吹き付けの後に剥がされる。
しかしこの場合に、最後に形成された塗膜c
は、同テープaを剥がすのに最適な乾燥状態にな
つていても、その下の塗膜c,c……は相当に硬
化していることが多い。このため、マスキングテ
ープを剥がすときに、下層の塗膜c,c……にひ
び割れや塗装面bからの剥離等が生じやすい。ま
た、数回の吹き付けにより形成された塗膜c,c
……は総体的に厚くなつており、これが仕上がり
の悪さを助長する。
そこで、マスキングテープを粘着剤により貼合
わせて、多重に重ね、塗料を吹き付け、乾燥する
度に一枚ずつテープを剥していくことができるマ
スキグテープが提案されている。
〔考案が解決しようとしている課題〕
しかしながら、このように多数枚重ねのマスキ
ングテープを剥すときは、粘着剤の粘着力によつ
て容易に上のテープのみを剥すことができず、誤
つて下のテープを剥してしまい、塗装ラインの品
質に悪い影響を与えることがあつた。
この考案は、従来のマスキングテープを使用し
て塗装を行うときの上記問題点を解消するためな
されたもので、1枚ずつ剥しやすく、しかもきれ
いな仕上がりの塗装ラインが得られるマスキング
テープを提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
すなわち、本考案では、前記の目的を達成する
ため、一方の面に粘着剤が塗布されたテープの前
記粘着剤が塗布された面が、他のテープの粘着剤
が塗布されていない面に貼り合わせられ、複数テ
ープが重ね合わせられた長尺な塗装用多重マスキ
ングテープにおいて、最も下の層のテープを除い
て、テープに粘着剤が塗布されてない一定間隔の
非粘着部を形成し、上下のテープの非粘着部の位
置を上下に同じ位置に対応させてなることを特徴
とする塗装用多重マスキングテープを提供する。
〔作用〕
前記本考案による塗装用多重マスキングテープ
では、テープに粘着剤が塗布されてない一定間隔
の非粘着部を形成し、上下のテープの非粘着部の
位置を上下に同じ位置に対応させているので、使
用に際して、マスキングテープを非粘着部で切断
しておけば、テープ1を順次剥すときに、一枚ず
つテープ1の端を掴みやすく、誤つてテープ1を
複数枚同時に剥してしまうことがない。しかも、
最も下のテープには、非粘着部が形成されていな
いので、非粘着部から塗装面とテープの間に塗料
が混入してマスクラインが汚れてしまうというト
ラブルも起こらない。
〔実施例〕
以下、この考案の構成を第1図と第2図に示さ
れた実施例に基づき説明すると、この考案による
マスキングテープは、粘着剤2,2……が塗布さ
れたテープ1,1……の面が、他のテープ1,1
……の粘着剤2,2……が塗布されていない面に
貼り合わされ、これによつて複数のテープ1,1
……が重ね合わされている。
これら複数層のテープ1,1……は、重ね合わ
せられた状態でロール状に巻き取られ、使用時に
は、重ね合わせられたまゝこのロールから引き出
して使用される。テープ1,1……の材料には、
一般に和紙、アルミ箔、樹脂シート等が使用され
る。
なお、最も下の層のテープ1を除き、これより
上の層のテープ1については、第2図で示された
ように、粘着剤2をテープ1の一面に間欠的に塗
布することによつて、一定の間隔で非粘着部3,
3……を形成し、この非粘着部3,3……の位置
を重ね合わせた各テープ1,1……において何れ
も上下に対応させる。最も下の層のテープ1に
は、テープ1と塗装面bとの間に塗料が付着する
のを防止するため、その全面に粘着剤2を塗布
し、非粘着部3を設けない。
次に第3図イ〜ハに従い、このマスキングテー
プの作用をその使用法と共に説明する。
まず同図イで示されたように、予め塗装面bに
マスキングテープを貼り、その後塗装面bに塗料
を吹き付け、1層目の塗膜cを形成する。次いで
これが適当に乾燥したところで、1枚目のテープ
1を剥がす。
次に同図ロで示されたように、この上に塗料を
吹き付け、2層目の塗膜cを形成し、これが適当
に乾燥したところで2枚目のテープ1を剥がす。
同様にして、同図ハで示されたように、3層目以
下の塗膜c,c……の形成と、テープ1,1……
の剥離を順次行う。
各テープ1,1……を剥がすときに、その上に
形成されている塗膜cは、つねに1度の塗料の吹
き付けによつて形成された1層分の塗膜cであ
る。従つて何れも塗膜cが薄い状態でテープ1を
剥がすことができると共に、テープ1を剥離する
のに最適の乾燥状態を選択することができる。
この場合、マスキングテープを貼る前に、予め
テープ1,1……の端を非粘着部3,3……に合
わせてカツトしておくことにより、テープ1,1
……の端に一部塗装面bに接着されない部分がで
きる。これによつて、テープ1,1……を剥がす
ときに、その端緒を摘み上げるのが容易になる。
〔考案の効果〕
以上説明した通り、この考案のマスキングテー
プによれば、塗料の吹き付けと乾燥を数回繰り返
して塗装を行なう場合に、テープ1,1……の端
を1枚ずる確実に掴んで剥すことができる。従つ
て、塗装のラインを容易にきれいに仕上げること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の実施例を示すロール状に巻
かれたマスキングテープの斜視図、第2図は同マ
スキングテープを構成するテープの粘着面を示す
平面図、第3図は同マスキングテープの使用法を
示す断面説明図、第4図は従来のマスキングテー
プとその使用法を示す断面説明図である。 1……テープ、2……粘着剤。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 一方の面に粘着剤が塗布されたテープの前記粘
    着剤が塗布された面が、他のテープの粘着剤が塗
    布されてない面に貼り合わせられ、複数テープが
    重ね合わせられた長尺な塗装用多重マスキングテ
    ープにおいて、最も下の層のテープを除いて、テ
    ープに粘着剤が塗布されてない一定間隔の非粘着
    部を形成し、上下のテープの非粘着部の位置を上
    下に同じ位置に対応させてなることを特徴とする
    塗装用多重マスキングテープ。
JP1985105279U 1985-07-10 1985-07-10 Expired JPH0415318Y2 (ja)

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JPS6213562U JPS6213562U (ja) 1987-01-27
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6039377B2 (ja) * 1976-05-25 1985-09-05 富士写真光機株式会社 ホログラフイツク眼底像観察装置

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5087160U (ja) * 1973-12-13 1975-07-24
JPS50112766U (ja) * 1974-02-28 1975-09-13
JPS6245901Y2 (ja) * 1979-01-23 1987-12-09
JPS6039377U (ja) * 1983-08-24 1985-03-19 積水化学工業株式会社 マスキングテ−プ

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JPS6039377B2 (ja) * 1976-05-25 1985-09-05 富士写真光機株式会社 ホログラフイツク眼底像観察装置

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JPS6213562U (ja) 1987-01-27

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