JPH0415278A - 熱硬化形水性塗料組成物 - Google Patents

熱硬化形水性塗料組成物

Info

Publication number
JPH0415278A
JPH0415278A JP11853790A JP11853790A JPH0415278A JP H0415278 A JPH0415278 A JP H0415278A JP 11853790 A JP11853790 A JP 11853790A JP 11853790 A JP11853790 A JP 11853790A JP H0415278 A JPH0415278 A JP H0415278A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resin
epoxy
coating composition
group
epoxy resin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP11853790A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2839169B2 (ja
Inventor
Reijiro Nishida
礼二郎 西田
Akira Tominaga
章 冨永
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kansai Paint Co Ltd
Original Assignee
Kansai Paint Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kansai Paint Co Ltd filed Critical Kansai Paint Co Ltd
Priority to JP11853790A priority Critical patent/JP2839169B2/ja
Priority to CA002033382A priority patent/CA2033382A1/en
Priority to KR1019900022476A priority patent/KR910012118A/ko
Priority to DE69014090T priority patent/DE69014090T2/de
Priority to EP90125798A priority patent/EP0435356B1/en
Priority to US07/635,970 priority patent/US5218018A/en
Publication of JPH0415278A publication Critical patent/JPH0415278A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2839169B2 publication Critical patent/JP2839169B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Epoxy Resins (AREA)
  • Paints Or Removers (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野) 本発明は新規な熱硬化層水性塗料組成物に関する。
[従来の技術及びその課題1 水性塗料は、水を媒体としているため、特に、作業環箋
の悪化及び火災の危険性などの恐れがないことから広く
使用されている。
従来、水性塗料としては、水酸基含有ポリカルボン酸樹
脂及びアミノアルデヒド樹脂を含む樹脂組成物をアミン
化合物で中和後、水中に分散させた塗料が知られている
。しかしながら、このものは180℃以上の温度で焼付
けることが必要であるとともに得られる塗膜の耐食性、
耐酸性などの化学的性質に劣るという欠点がある。また
、上記従来の塗料において、アミノアルデヒド樹脂に代
えてビスフェノールエピクロルヒドリン型エポキシ樹脂
を用いたものは貯蔵中に塗料系が増粘、ゲル化し寅用的
な水性塗料を与えない。
[課題を解決するための手段1 本発明者等は、水性塗料組成物の貯蔵安定性及び塗膜の
硬化性のバランスの取れた性能の向上を目的として鋭意
研究を重ねた結果、水酸基及びカルボキシル基を有する
樹脂に、架橋剤として特定のエポキシ樹脂及び反応触媒
として第4級アンモニウム化合物を配合した熱硬化性樹
脂組成物を含む水性塗料組成物が、上記の目的を達成し
うるものである口上を見い出し、本発明の充放するに至
っに。
かくして、本発明は、水酸基及びカルボキシル基を有す
る樹脂(A)(以下、このものを「樹脂(A)」という
)、脂環式炭化水素環上にあるエポキシ基及び/又は脂
環式炭化水素環を形成する炭素原子に直接結合したエポ
キシ基を1分子中に平均2制以上有するエポキシ樹脂(
B)(以下、このものを「エポキシ樹脂(B)」という
)及び第4級アンモニウム化合物(C)を必須成分とし
て含有することを特徴とする熱硬化形水性塗料組成物を
提供するものである。
本発明の水性塗料組成物において、樹脂(A)中のカル
ボキシル基及び第4級アンモニウム化合物(C)中の塩
基の存在下での樹脂(A)中の水酸基及びエポキシ樹脂
(B)中のエポキシ基との官能基同様の反応は、室温程
度の温度ではほとんど進行せず、またlOO°C程度の
温度で焼付けると該官能基同様の反応が急速に進行する
ものと考えられ、このtこめ本発明の水性塗料組成物は
特に貯蔵安定性及び塗膜低温硬化性に優れるという効果
を発現するものと芯われる。
以下、本発明の熱硬化形水性塗料組成物についてさらに
詳細に説明する。
本発明の塗料組成物で使用される樹脂(A)は、水酸基
とカルボキシル基を有するものである限り、制約はなく
、例えばビニル樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリエステ
ル系樹脂等をベースとする従来から塗料分野で既知の任
意の樹脂を使用することができる。そのような樹脂の代
表的なものを述べれば次のとおりである。
(1) ビニル系樹脂としては、例えばヒドロキシエチ
ル(メタ)アクリレート、ヒドロキシプロピル(メタ)
アクリレート、ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート
、ポリカプロラクトンジオールモノ(メタ)アクリレー
ト、ポリオキシエチレングリコールモノ(メタ)アクリ
レートなどの水酸基含有モノマー; (メタ)アクリル
酸、カルボキシエチルアクリレート、イタコン酸などの
カルボキシル基含有上ツマ−;並びに更に必要に応じて
メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレ
ート、i−プロピル(メタ)アクリレート、n−ブチル
(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)ア
クリレート、アクリロニトリル、アクリルアミド、スチ
レン、ビニルトルエン、酢着ビニル、i−プロピルビニ
ルエーテル、n−7チルビニルエーテル、メトキシエチ
ルビニルエーテルなどの水酸基及びカルボキシル基と反
応を生じる官能基を有しないラジカル重合性不飽和基含
有モノマーを共重合させることによって得たものが挙げ
られる。
(2)ポリエステル系樹脂としては、例えばトリメチロ
ールエタン、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリ
トール、グリセリン、エチレングリコール、グロビレン
グリフール、1.3−7’チレングリコール、ネオペン
チルグリコール、l。
6−ヘキサンジオールなどのポリオール成分と、(無水
)フタル酸、イソフタル酸、デトラヒドロフタル酸、ヘ
キサヒドロフタル酸、アジピン酸、(無水)トリメリッ
ト酸などのポリカルボン酸成分との重縮合により得られ
るポリエステル樹脂;該ポリエステル樹脂を脂肪酸又は
エポキシ樹脂で変性したもの;及びアクリルグラフトし
た変性ポリエステル樹脂;ビスフェノール・エピクロル
ヒドリン型エポキシ樹脂を脂肪酸などで変性したエステ
ル化物に無水マレイン酸などの酸無水物を付加して得ら
れる変性ポリエステル樹脂などが挙げられる。
(3)ポリエステル系樹脂としては、例えばビスフェノ
ール・エピクロルヒドリン型エポキシ樹脂をアルカリ触
媒の存在下で重合反応させて得られるものが好適に使用
できる。
上記した樹脂(A)の中でも美粧性、耐候性などに優れ
た塗膜が得られることから、水酸基含有上ツマ−、カル
ボキシル基含有上ツマ−及び必要に応じてその他の七ツ
マ−を共重合体させることにより得られるアクリル系共
重合体が特に好適である。
樹脂(A)は一般に、酸価が約1〜約100、好ましく
は約lO〜約80の範囲内にあり、水酸基価が約lO〜
約5.000、好ましくは約20〜約2.000の範囲
内にあるのが望ましい。酸価が約1より小さいと水性化
か困難になり、他方、酸価が約100より大さくなると
塗料の貯蔵安定性が悪くなるのであまり好ましくない。
また、水酸基価が約IOより小さいと塗膜の硬化性が低
下し硬度、耐屈曲性などの塗膜性能が低下する傾向かみ
られ、他方、水酸基価が約5.000より大きくなると
耐水性、耐食性などの塗膜性能が低下するのであまり好
ましくない。
また、樹脂(A)は一般に数平均分子量が約1゜000
〜約100.000、好ましくは約2,000〜約ao
、oooの範囲内にあり、軟化点が130℃以下、好ま
しくは約115℃以下であるのが好ましい。数平均分子
量が約1,000より小さいと硬度、耐屈曲性、耐食性
などの塗膜性能が低下しやすく、他方、数平均分子量が
約100゜000より大きくなると平滑性などの塗膜外
観が悪くなる傾向がみられる。また、軟化点が約130
°Cより高いと平滑性などの塗膜外観が悪くなりやすい
樹脂(A)は上記水酸基及びカルボキシル基以外に、フ
ェノール性水酸基、アルコキシシン基(及びヒドロキシ
シラン基)などの官能基を必要に応じて導入しておくこ
ともできる。これらの官能基を導入する方法は、特に限
定されずそれ自体既知の方法を用いることができ、例え
ばフェノール性水酸基の導入は、ビスフェノール変性(
メタ)アクリレートを前記ビニル系樹脂の七ツマー成分
として用い、そしてアルコキシシラン基(及ヒヒドロキ
シシラン基)の導入は、γ−メタクリロキシプロピルト
リメトキシシラン及びこのものの加水分解物などの化合
物を前記ビニル系樹脂の七ツマー成分として用いて、共
重合させることによって行なうことができる。
本発明の塗料組成物に使用されるエポキシ樹脂(B)は
、脂環式炭化水素環上にあるエポキシ基及び脂環式炭化
水素環を形成する炭素原子に直接結合したエポキシ基か
ら選ばれる少なくとも1種以上のエポキシ基を1分子中
に少なくとも2(1以上有するものであり、該脂環式炭
化水素環は3員の小環員のものから7環員又はそれ以上
のものであってもよく、また、該環は、単環でも多環で
もよく、更に環か有橋炭化水素環を構成していてもよ い。該脂環式炭化水素環上にあるエポキシ基とし/−ゝ
\ l され、また、脂環式炭化水素環を形成する炭素原子に直
接結合したエポキシ基としては、例えば式:エポキン樹
脂(B)としては、工業的に入手可能なものを使用する
とかでき、そのようなエポキン樹脂の具体例としては下
記のものを例示することができる。
、O などの2官能性エポキシ樹脂が挙げられる。
また、上記した以外にも ^ ユニでRはC1〜3.の炊化水素基であり、nは0〜1
00であり、mは5〜100であり、pは2〜100で
ある] などの単位を含むエポキシ樹脂(例えば、特願平1−2
09667号明細書に記載されているもの)や、 [式中、kはO〜15の整数である] なとの3官能以上のエポキシ樹脂を使用することもでき
る。
上記エポキシ樹脂(B)と組合わせて、さらにグリシジ
ルエーテル型エポキシ樹脂、脂肪族内部エポキシ樹脂な
どの如きエポキシ基を有するその他のエポキシ樹脂を使
用することもできる。該その他のエポキシ樹脂は、塗料
の貯蔵安定性及び塗膜硬化性の観点から、両者の合計量
を基準として約25重量%以下の割合で使用することが
望ましい。
エポキシ樹脂(B)は一般に、数平均分子量が約100
〜約100,000、好ましくは約110〜約20.0
00の範囲内にあり、エポキシ当量が約50〜約2.0
00、好ましくは約55〜約1.000の範囲内にあり
、そして軟化点は約130℃以下、好ましくは約115
°C以下であるのが好ましい。数平均分子量が約100
より小さいものは入手が困難であり、他方、数平均分子
量が約100,000より大きいものは塗面平滑性が悪
くなるのであまり好ましくない。まt;エポキシ樹脂が
約50より小さいものは入手が困難であり、他方、エポ
キシ当量か約2.000より大きいものは塗膜の硬化性
が低下する傾向かみられる。
さらに軟化点が約130℃より高いものは塗膜の平滑性
が悪くなりやすい。
樹脂(A)及びエポキシ樹脂(B)は、両者の総合計量
換算で、一般に樹脂(A)約40〜約97重量%、好ま
しくは約50〜約95重量%、更に好ましくは約60〜
約90重量%、エポキシ樹脂(B)約3〜約60重量%
、好ましくは約5〜約50重量%、更Iこ好ましくは約
10〜約40重量%の範囲内で配合するのが好ましい。
樹脂(A)が約40重量%より少なく、モしてエポキシ
樹脂(B)が約60重量%より多くなると、得られる塗
料組成物の水分散性が低下し、他方、樹脂(A)が約9
7重量%より多く、そしてエポキシ樹脂(B)が約3重
量%より少なくなると、耐水性、耐食性、耐屈曲性など
の塗膜性能が低下する。また、エポキシ樹脂(B)は、
該エポキシ樹脂(B)申のエポキシ基に対し、樹脂(A
)中の水酸基が、当量比(水酸基/エポキン基)で約0
.3以上、好ましくは約0.5〜約5、更に好ましくは
約0゜7〜約4の範囲内になるようにして樹脂(A)と
配合することが望ましく、該当量比が約0.3より小さ
いと塗膜中に未反応の樹脂(A)成分が多くなり、耐屈
曲性、耐水性、耐食性などの塗膜性能か低下する傾向が
みられる。また、樹脂(A)中のカルボキシル基はエポ
キシ樹脂(B)を安定に水分散化させるだめのものであ
って、その配合割合は水分散化及び塗料貯蔵安定性の観
点からカルボキシル基/エポキシ基の当量比で約O91
〜約11好ましくは約0.1〜約0.6の範囲内となる
ようにするのが望ましい。
本発明の塗料組成物に使用される第4級アンモニウム化
合物(C)としては一般式: [R’R”R2Se)Xeで示されるものを使用するこ
とができる。上記式中、R1、R2及びR3はそれぞれ
飽和炭化水素基を表わし、これらは同一もしくは相異な
っていてもよい。また上記炭化水素基はヒドロキシ基で
置換されていてもよい。Xはハロゲンイオン又は酸の陰
イオン残基を示し、例えばCQ、Br、F、I、Soい
H3O,、No、、POいCQOいHCOOlCH,C
QO、OHなどが挙げられる。
しかして、該第4級アンモニウム化合物(C)の具体例
としては、例えば、テトラメチルアンモニウムクロライ
ド、テトラエチルアンモニウムクロライド、テトラブチ
ルアンモニウムクロライド、メチルトリエチルアンモニ
ウムクロライド、テトラメチルアンモニウムブロマイド
、テトラエチルアンモニウムフルオライド、テトラエチ
ルイオダイドなどの如きテトラアルキルアンモニウムハ
ライド;酢酸テトラメチルアンモニウム、ギ酸テトラエ
チルアンモニウムなどの如きテトラアルキルアンモニウ
ム有機酸塩;硫酸水素テトラメチルアンモニウム、硫酸
水素テトラエチルアンモニウム、硝酸テトラメチルアン
モニウム、硝酸テトラエチルアンモニウム、過塩素酸テ
トラエチルアンモニウム、リン酸テトラエチルアンモニ
ウムなどの如きテトラアルキルアンモニウム無機酸塩;
テトラメチルアンモニウムヒドロキシド、テトラメチル
アンモニウムヒドロキシド、テトラメチルアンモニウム
ヒドロキシド、メチルトリエチルアンモニウムヒドロキ
シド ムヒドロキシド、モノヒドロキシエチルトリメチルアン
モニウムヒドロキンド、モノヒドロキンエチルトリエチ
ルアンモニウムヒドロキンド、ジヒドロキシエチルジメ
チルアンモニウムヒドロキシト、シヒドロキシエチルジ
エチルアンモニウムヒドロキンド、トリヒドロキンエチ
ル七ツメチルアンモニウムヒドロキシド、トリヒドロキ
シエチル七ノエチルアンモニウムヒドロキシドなどの如
き(ヒドロキシ)アルキルアンモニウムヒドロキシドが
挙げられる。
上記した第4級アンモニウム化合物の中で(ヒドロキン
)アルキルアンモニウムヒドロキシドは、樹脂(A)及
びエポキシ樹脂(B)を水中に容易に分散化させ、貯蔵
安定性に優れた塗料組成物を与え、しかも耐水性、耐食
性等に優れた塗膜を形成できるという利点を有しており
、特に好適に使用することかできる。
また、第4級アンモニウム化合物(C)は、通常、前記
樹脂(A) 、エポキシ樹脂(B)及び第4級アンモニ
ウム化合物(C)の総合計量基準で、一般に約0.Ol
〜約10重量%、好ましくは約0、1〜約7重量%、更
に好ましくは0.1〜5重量%の範囲内の量で配合する
ことができる。
本発明の塗料組成物は、例えば、樹脂(A)を有機溶剤
に溶解もしくは分散した溶液に、エポキシ樹脂(B)を
混合し、又はエポキシ樹脂(B)を有機溶剤に溶解もし
くは分散した溶液を混合し、次に得られる混合物に第4
級アンモニウム化合物(C)及び必要に応じて中和剤を
配合し、水中に分散することによって得ることができる
。上記樹脂(A)又はエポキシ樹脂(B)を溶解又は分
散するために使用しうる有機溶剤は、これらの樹脂が有
する官能基に対して実質的に不活性の有機溶剤が好適で
あり、具体的には、アルコール系溶剤、エーテル系溶剤
、ケトン系溶剤、エステル系溶剤、炭化水素系溶剤など
が挙げられる。これらの中でも特にアルコール系溶剤、
エーテル系#荊などの親水性溶剤を主たる溶剤として用
いることが好ましい。一方、中和剤としては、例えば、
アンモニア、トリメチルアミン、トリエチルアミン、ト
リー−〒テ ブチルアミン、ジメチルエタノールアミン、ジエチルエ
タノールアミン、ジメチルプロパツールアミン、メチル
ジェタノールアミン、エチルジェタノールアミン、トリ
エタノールアミンなどが挙げられる。さらに、既に述べ
たとおり第4級アンモニウム化合物(C)として(ヒド
ロキシ)アルキルアンモニウムヒドロキシドを用いると
、中和剤を特に使用しなくとも樹脂成分を水中に分散化
することができる。また、必要に応じて第4級アンモニ
ウム化合物(C)と上記中和剤とを組合わせて使用する
こともできる。
本発明の塗料組成物には、例えば要求される性能に応じ
てポリテトラメチレングリコール、ビスフェノールA・
エチレンオキシド付加物、ポリカプロラクトンポリオー
ル、ポリカーボネートジオール、ポリウレタンポリオー
ル、ビニルアルコ−ル重合体などのカルボキシル基を含
まないポリオール樹脂などを配合することもできる。ま
た、より低温で塗膜を硬化させることを目的として、フ
ェノール化合物(例えばカテコールなと)、ンラノール
化合物(例えばジフェニルシランジオールなど)、金属
キレート化合物(例えばAQ,Ti%v1F e.Z 
n, Z rs S nなどの金属類とアセト酢酸エチ
ル、トリフルオロアセチルアセトン、ジベンゾイルアセ
チルアセトンなどのβ−ジケトンとのキレート化物など
)などの(助)触媒を使用することもできる。該(助)
触媒は通常、樹脂(A)及びエポキシ樹脂(B)の合計
100重量部に対して通常、約0.Ol〜約IO重量部
の範囲内で配合することができる。
更に、本発明の塗料組成物メニは、必要に応じて着色顔
料(例えばチタン白、カーボンブラック、ベンガラなど
)、体質顔料(例えばクレー、タルク、シリカなど)及
びその他の塗料用添加剤(例えば顔料分散剤、ハジキ防
止剤、流動性調整剤なと)などを含ませることもできる
本発明の塗料組成物を用いて塗膜形成する方法は、特に
制限はなく、例えば、電着塗装、スプレー塗装、浸漬塗
装、ローラー塗装、刷毛塗装などの手段で基材表面に塗
布、乾燥することによって実施することができる。塗装
膜厚は、特に制限はないが、通常、10〜100μmの
範囲内で十分と思われる。塗膜の乾燥は、通常、約12
0℃では約30分間、約180℃では約10分間で行な
うことができる。塗布すべき基材もまた特に制限されな
いが、好ましくは鉄鋼、アルミニウム、アルマイト、銅
、鉄鋼の表面に亜鉛、スズ、クロム、アルミニウムなど
をメツキしたメツキ鋼、或いは鉄鋼の表面をクロム酸、
リン酸で化学処理或いは電解処理したものなどの広範の
金属類に適用することができる。
[実施例1 次に実施例を挙げて本発明を具体的に説明するが、本発
明はそれらに限定されるものではない。
実施例及び比較例中の「部」及び「%」は重量基準であ
る。
実施例1 4つロフラスコにメチルプロパツール89部を仕込み1
10℃に加熱する。これにアクリル酸3部、アクリル酸
ヒドロキシエチル20部、メタクリル厳メチル57部ス
チレン20部の混合物と2。
2′−アゾヒスイソブチルニトリル1部とメチルイソブ
チルケト210部の混合物を1時間かけて滴下する。更
に1.5時間熟成して、酸価23、水鍛基価97、数平
均分子量的20000、固形分50%の樹脂を得た。こ
れにEHPE−3150(エポキシ化ボリビニルンクロ
ヘキセンオキシド、エポキシ当量190、平均分子量的
1500;ダイセル化学工業(株)製部品名)25部を
メチルプロパツール6、3部に溶解した80%EHPE
−3 150溶液31.3部を加え、更に、テトラエチ
ルアンモニウムヒドロキシドの20%水溶液19.5部
を加え撹拌しながら、脱イオン水166部を加えて固形
分30%、平均粒子径O.IOμ■の水分散化物を得た
。得られた該水分散化物の貯蔵安定性fjl+は塗料状
態及び塗膜性能とともに異常なかった。また、貯蔵試験
前の水分散化物をリン酸亜鉛処理鋼板に乾燥膜厚が約2
0μmになるようにスプレー塗装し、80℃で10分間
乾燥後、更に120℃で20分間乾燥を行ない塗装物を
得た。該塗装物はm膜平滑性3本2′良好、耐ツルトス
プレ−3本3+不、鉛筆硬度”’28%耐屈曲性11合
格であった。さらに塗膜のゲル分率(本番)は90%で
あっIこ。
実施例2 実施例1においてモノマー成分を下記したものにすべて
置き換えた以外は実施例1と同様の条件でメタクリル酸
4部、メタクリル酸ヒドロキシエチル25部、メタクリ
ル#2−エチルヘキンルlO部、メタクリル酸メチル5
1部、スチレン10部のモノマー組成のアクリル樹脂を
合成し、酸価26、水酸基価108、数平均分子量25
000、固形分50%の樹脂200部を得た。これに8
0%EHPE3150を18.8部加え(固形分で15
部)、更にテトラメチルアンモニウムヒドロキシドの1
0%水溶液を16.2部加えて撹拌しながら、脱イオン
水148部を加えて固形分30%、平均粒径0.15μ
の水分教化物を得た。得られた水分散化物の貯蔵安定性
昧1ゝは塗料状態及び塗膜性能ともに異常なかった。貯
蔵試験前の水分教化物を実施例Jと同様に塗装、乾燥を
行なって塗装物を得た。該塗装物は塗膜平滑性12′良
好、耐ソルトスプレー1本11合格、鉛葺硬度昧a12
H1耐屈曲性昧S)合格であった。さらに、塗膜のゲル
分率3車“ゝは92%であった。
実施例3 実施例1で得た50%樹脂200部、3.4−エポキシ
シクロへキシル力ルポキシメチルシクロヘキセンオキン
ド15部、lO%0%テトラブチルアンモニウムヒドロ
キッド液17.9部及びトリエチルアミン2部の混合物
を撹拌しながら脱イオン水148部を加えて固形分30
%、平均粒径0.09μmの水分散物を得た。得られた
水分教化物の貯蔵安定性t*llは塗料状態及び塗膜性
能ともに異常なかった。貯蔵試験前の水分散化物をリン
酸亜鉛処理鋼板に乾燥膜厚が約20pmj:なるように
スプレー塗装し、80℃で10分間乾燥後、更に140
°Cで20分間乾燥を行ない塗装物を得た。該塗装物は
塗膜平滑性1車2)良好、耐ソルトスプレー13+合格
、鉛筆硬度3車4ゝ2H,耐屈曲性(車5′合格であっ
た。さらに、塗膜のゲル分率0本6′は93%であっt
二。
比較例1 実施例1において、アクリル酸ヒドロキンエチル20部
及びメタクリル酸メチル57部をメタクリル酸メチル7
7部Iこテトラエチルアンモニウムヒドロキシドの20
%水溶液19.5部をトリエチルアミン3.4部に及び
脱イオン水166部を172部に置き換えた以外は実施
例1同様の方法で固形分30%の水分散化物を得た。得
られt:水分散化物の貯蔵安定性10は異常なかった。
貯蔵前の水分散化物を実施例1と同様にして塗装、乾燥
して塗装物を得た。該塗装物は塗膜平滑性本2′良好、
耐ツルトスプレ−3本3+不合格、鉛筆硬度3寧114
B、耐屈曲性3本1不合格であった。さらtこ、塗膜の
デフ1分率゛本6+は55%であっに。
(*1)貯蔵安定性=30℃1ケ月間放置したのち分散
化物の沈降、分離状態を目視で観察した。また、貯蔵後
の水分散化物を塗装、乾燥を行なって、初期の塗膜外観
及び塗膜性能(耐ツルトスプレー耐屈曲性、鉛筆硬度な
ど)の低下の有無を調へた。
(*2)塗膜平滑性:塗膜の表面の凹凸状態を目視で観
察した。
(京3)耐ツルトスプレー: J 152−2871に
従って試験し、塗膜のカット部からのクリープ巾片側2
m+n以内のものを合格とした。試験時間は1000時
間おこなった。
(本4)鉛筆硬度: J l5K−5400に従って試
験した。
(*5)耐屈曲性:@度20°Cの雰囲気で試験板を直
角に1〜2秒で折り曲げる。折り曲げ部の塗膜のハガレ
、ワレなどの異常のないものを合格としt二 。
(零6)ゲル分率:乾燥させた塗膜をはがしとり300
メツシユのステンレスチール製の網状容器に入れソック
スレー抽出器でアセトン/メタノール=l/l溶媒を用
いて還流温度で6時間抽出させた後、次式に従ってゲル
分率の算出を行なった。
ゲル分率(%)−(抽出した後の塗膜重量/抽出前の塗
膜重量) 手続補正音(自発) 平成2年8月29日 特許庁長官 植 松   敏  殿 1、事件の表示 平成2年特許願第118537号 2、発明の名称 熱硬化層水性塗料組成物 3、補正をする者 事件との関係    特許出願人 名称 (140) M西ペイント株式会社4、代理人 
〒107 明細書の「発明の詳細な説明」の欄 (1)明細書第4頁第6行及び第6頁第7行に「ポリエ
ステル」とあるを「ポリエーテル」と訂正する。
(2)同第6頁第9行に「アルカリ」とあるを削除する
(3)同第6頁第1O行に「ものが好適」とあるをrも
のにポリカルボン酸等を付加したものか好適」と訂正す
る。
(4)同第15頁下から第3行に「飽和」とあるを削除
する。
(5)同第17頁第2行に「アンモニウムヒドロキンド
、」とある後に「テトラプロピルアンモニウムヒドロキ
シド、」を加入する。
(6)同第17頁第3行に「ニウムヒドロキシド、」と
ある後に 「テトラペンチルアンモニウムヒドロキシド、テトライ
ソアミルアンモニウムヒドロキシド、テトラドデシルア
ンモニウムヒドロキンド、Jを加入する。
(7)同第17頁第12に「ムヒドロキンド、」とある
後Jこ rデシノしトリメチJレアンモニウムヒドロキンド、」
を加入する。
(8)同第17頁第12行に「ヒドロキシドなど」とあ
るを 「ヒドロキシド、ベンジルトリメチルアンモニウムヒド
ロキシド、ベンジルトリエチルアンモニウムヒドロキシ
ド、ベンジルメチルジエチルアンモニウムヒドロキシド
、シクロへキシルトリメチルアンモニウムヒドクキンド
など」と訂正する。
(9)同第17頁第13行及び第15〜16行並びに第
18頁第1O〜11行に「(ヒドロキシ)アルキル」と
あるを「第4級」と訂正する。
(lO)同第26頁第9行にN l52−2871」と
あるを rJIs  Z−237Nと訂正する。
以上 手続補正書(自発) 平成2年10月29日 特許庁長官 植 松   敏  殿 1、事件の表示 平成2年特許願第118537号 2、発明の名称 熱硬化膨水性塗料組成物 3、補正をする者 事件との関係    特許出願人 名称 (140)関西ペイント株式会社4、代理人 〒
107 (1)明細書第15頁下から第5行に r [RIR2R3NΦ]」とあるを r [RIR2R3R’NΦ]」と訂正する。
(2)同第15頁下から第4行に「R1、R3Jとある
をrRI、R2、R3及びR4Jする。
R2及び と訂正 以上 5゜ 補正命令の日付 なし

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、水酸基及びカルボキシル基を有する樹脂(A)、脂
    環式炭化水素環上にあるエポキシ基及び/又は脂環式炭
    化水素環を形成する炭素原子に直接結合したエポキシ基
    を1分子中に平均2個以上有するエポキシ樹脂(B)及
    び第4級アンモニウム化合物(C)を必須成分として含
    有することを特徴とする熱硬化形水性塗料組成物。
JP11853790A 1989-12-29 1990-05-10 熱硬化形水性塗料組成物 Expired - Fee Related JP2839169B2 (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11853790A JP2839169B2 (ja) 1990-05-10 1990-05-10 熱硬化形水性塗料組成物
CA002033382A CA2033382A1 (en) 1989-12-29 1990-12-28 Thermosetting coating composition and pigmented film formation
KR1019900022476A KR910012118A (ko) 1989-12-29 1990-12-29 열경화성 도료조성물 및 착색 도막형성 방법
DE69014090T DE69014090T2 (de) 1989-12-29 1990-12-29 Wärmehärtendes Überzugsmittel und Herstellung eines pigmentierten Films.
EP90125798A EP0435356B1 (en) 1989-12-29 1990-12-29 Thermosetting coating composition and pigmented film formation
US07/635,970 US5218018A (en) 1989-12-29 1990-12-31 Hydroxyl and carboxyl groups-containing resin with alicyclic polyepoxide

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11853790A JP2839169B2 (ja) 1990-05-10 1990-05-10 熱硬化形水性塗料組成物

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0415278A true JPH0415278A (ja) 1992-01-20
JP2839169B2 JP2839169B2 (ja) 1998-12-16

Family

ID=14739049

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11853790A Expired - Fee Related JP2839169B2 (ja) 1989-12-29 1990-05-10 熱硬化形水性塗料組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2839169B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003327897A (ja) * 1992-09-29 2003-11-19 E I Du Pont De Nemours & Co 水性ベースコーテイング組成物
WO2019059106A1 (ja) * 2017-09-20 2019-03-28 テルモ株式会社 医療用具の製造方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003327897A (ja) * 1992-09-29 2003-11-19 E I Du Pont De Nemours & Co 水性ベースコーテイング組成物
WO2019059106A1 (ja) * 2017-09-20 2019-03-28 テルモ株式会社 医療用具の製造方法
JPWO2019059106A1 (ja) * 2017-09-20 2020-11-05 テルモ株式会社 医療用具の製造方法
US11969525B2 (en) 2017-09-20 2024-04-30 Terumo Kabushiki Kaisha Method for producing medical instrument

Also Published As

Publication number Publication date
JP2839169B2 (ja) 1998-12-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2863076B2 (ja) 硬化性樹脂組成物、塗料組成物および塗膜形成方法
JPH0245577A (ja) 熱硬化性組成物
JPS5821411A (ja) 被覆用樹脂組成物
JPH05239365A (ja) 硬化性樹脂組成物及びその硬化物
JPH0415278A (ja) 熱硬化形水性塗料組成物
JPH04359075A (ja) 熱硬化形水性塗料組成物
JPH04136079A (ja) 有機容剤形熱硬化性塗料組成物
JPH1192711A (ja) 塗料組成物
JP2001072916A (ja) 塗料組成物
JPH0415279A (ja) 熱硬化形水性塗料組成物
JP4182368B2 (ja) 塗料用樹脂組成物
JPH07292314A (ja) 低温乾燥塗料用樹脂組成物
JPS6320375A (ja) 常温乾燥型電着塗装用水性塗料
JPS62241976A (ja) 常温乾燥形電着塗装用水性塗料
JPS60156707A (ja) 水性樹脂の製造法
WO1994014905A1 (en) Water-base coating resin composition and water-base coating composition
JP3274156B2 (ja) 酸化硬化形脂肪酸変性ビニル系樹脂を用いた塗料組成物
JPH03203975A (ja) 熱硬化性塗料組成物
JP3517893B2 (ja) 硬化性樹脂組成物及びそれを用いた塗装方法
JP2000143926A (ja) 樹脂組成物および水性樹脂組成物
JPH11100544A (ja) 熱硬化型水性塗料組成物
JPH10502953A (ja) 耐久性コーティング組成物
JPH04136081A (ja) 有機溶剤形熱硬化性塗料組成物
JPS62148575A (ja) 水性被覆用組成物
JPH0570559A (ja) 硬化性樹脂組成物

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071016

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081016

Year of fee payment: 10

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees