JPS62241976A - 常温乾燥形電着塗装用水性塗料 - Google Patents

常温乾燥形電着塗装用水性塗料

Info

Publication number
JPS62241976A
JPS62241976A JP8638886A JP8638886A JPS62241976A JP S62241976 A JPS62241976 A JP S62241976A JP 8638886 A JP8638886 A JP 8638886A JP 8638886 A JP8638886 A JP 8638886A JP S62241976 A JPS62241976 A JP S62241976A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
resin
acid
parts
fatty acid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8638886A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsuo Aihara
哲夫 相原
Yosei Nakayama
雍晴 中山
Shigeki Matsubara
茂樹 松原
Kozo Sawada
沢田 興三
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kansai Paint Co Ltd
Original Assignee
Kansai Paint Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kansai Paint Co Ltd filed Critical Kansai Paint Co Ltd
Priority to JP8638886A priority Critical patent/JPS62241976A/ja
Publication of JPS62241976A publication Critical patent/JPS62241976A/ja
Priority to US07/581,991 priority patent/US5037866A/en
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Paints Or Removers (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は常温で乾燥硬化しうる電着塗装用水性塗料に関
し、さらに詳しくは、エポキシ樹脂と脂肪酸変性共重合
体との反応生成物の水溶化物または水分散化物な主成分
として含有する電着塗装用常温乾燥型水性塗料に関する
電着塗装方式は、例えば流し塗り、刷毛塗り。
スプレー塗装、浸漬塗装などの他の塗装方式に比べて、
複雑な形状を有する被塗物の塗装困難な部分にも均一な
膜圧に塗装することができること、塗料の損失が少なく
利用効率が極めて高いこと。
塗面に流れ、タレ、タマリなどが生じにくいことなど、
多くの利点を有しており、自動車をはじめとする各種の
金属製品の塗装に多く使用されている。しかしながら、
その反面、従来の電着塗装には、殆んど熱硬化形の水性
塗料が用いられており、電着塗膜の硬化には100℃以
上の高温での焼付を必要とするために、熱容量の大なる
被塗物には適用困難であり、或いは経済的損失が大きい
等の欠点がある。
そこで1本発明者等は、電着塗膜を高温で焼付ることな
く、常温で乾燥硬化する水性塗料を電着塗装することが
でき、しかも常温で実用的な塗膜を形成することが可能
よなれば、電着塗装方式がもつ前記の如き利点を生かし
つつ上記の如き欠点を解消することができると考え、電
着塗装に適した常温乾燥型の水性塗料につき検討を行な
った。
電着塗装に使用するための水性塗料がもつべき特性とし
ては、塗膜が常温で乾燥硬化するというだけでは不充分
であり、同時にいくつかの厳しい特性を具備しているこ
とが要求される0例えば、(1)電着浴中において塗料
成分が劣化せずに安定性にすぐれていること; (2)
常温において平滑性にすぐれた塗膜を与えること; (
3)つきまわり性がよいこと、などが要求される。
そこで、本発明者等は、常温乾燥膨水性塗料として一般
に用いられているアルキド樹脂系やマレイン化ポリブタ
ジェン系のエマルジョン型および水溶液型の常温乾燥膨
水性塗料を用いて電着塗装を試みた。その結果エマルジ
ョン型水性塗料ではいずれもち密で平滑性にすぐれた塗
膜が得られず、しかもつきまわり性も十分でなかった。
また、水溶性アルキド樹脂塗料は、その塗膜硬度が十分
でなく、乾燥に長時間を要し、しかも電着浴中で該アル
キド樹脂は容易に加水分解し、かつ浴安定性も悪いので
、つきまわり性が劣り、塗面に肌あれが発生する等の欠
陥を有している。一方、水溶性マレイン化ポリブタジェ
ン塗料は殆ど加水分解しないが常温における乾燥性が劣
るので実用性に乏しい。
このように、従来一般に用いられている常温乾燥型水性
塗料は、電着浴安定性、塗膜のつきまわり性、塗膜の乾
燥性、塗膜の平滑性等の常温乾燥型電着塗装用水性塗料
に要求される性能のうちのいずれかの性能に欠けている
これ等の点を改良したものとして1本発明者等は、非共
役二重結合を少なくとも2個含有する非共役不飽和脂肪
酸がエステル結合を介して結合したペンダント鎖側を有
するエチレン性不飽和モノマ一単位(A)と、少なくと
も1個のカルボキシル基を有するエチレン性不飽和モノ
マ一単位(B)とを含有、し、ガラス転移温度が一10
℃〜60℃であり、該非共役不飽和脂肪酸の含有率が4
〜47重量%であり、且つ酸価が5〜280である脂肪
酸変性カルボキシル基含有共重合体の水溶化物または水
分散化物を主成分とする電着塗装用常温乾燥型水性樹脂
組成物(特開昭59−122563)を先に提案した。
しかしながら、これ等樹脂組成物には、電着塗装後の乾
燥時間が短い場合の塗膜性能(特に、初期塗膜硬度、耐
ブロッキング性など)に欠点があり、また貯蔵安定性、
耐水性、耐アルカリ性等において、なお充分とは言えず
改良すべき問題点が残されている。これら問題点を改良
するために、該共重合体を低酸価にして水分散型樹脂に
すると耐水性、耐アルカリ性に優れる反面、分散粒子の
親水性、疎水性のバランスが適度にとれないために、貯
蔵安定性、電着浴安定性に劣るという欠点がある。
そこで本発明者等は、前述の欠点を改良した常温乾燥形
電着塗装用水性塗料を開発するために鋭意研究を重ねた
結果、エポキシ樹脂と(半)乾性油脂肪酸変性ビニル系
共重合体とを特定量反応させた生成物を用いると、貯蔵
安定性、浴安定性、塗膜硬度、耐ブロッキング性及び耐
水性、耐アルカリ性などの塗膜性能に優れた塗料を得る
ことを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち本発明は、[A]  : (A−1)エポキシ
樹脂と(A−2)酸価10〜200の(半)乾性油脂肪
酸変性ビニル系共重合体(本発明に用いる「(半)乾性
油脂肪酸変性ビニル共重合体」なる語句は「半乾性油脂
肪酸変性ビニル共重合体及び/又は乾性油脂肪酸変性ビ
ニル共重合体」なる意味を示す、)とを(A−1)成分
/(A−2)成分が固形分重量比で90/10〜5/9
5の範囲内で反応させて得られる樹脂の水溶化物もしく
は水分散化物、 [B] :水および [C] 二上記[A1、CHI成分と親和性のある両親
媒性の有機溶剤 を主成分とする常温乾燥形電着塗装用水性塗料に関する
本発明の[A]酸成分、その構成成分中に含まれるエポ
キシ樹脂が硬質で、しかも金属素材に対する密着性に優
れ、かつ疎水性等の性質を有しているため、それから得
られる電着塗装塗膜は初期塗膜硬度、密着性、耐水拳ア
ルカリ性、耐ブロッキング性に優れたものとなる。また
、該エポキシ樹脂は(A−2)成分の共重合体と化学的
に結合した構造を有しているため両者は相溶性に優れ、
かつエポキシ樹脂成分が水又は中和剤に対して加水分解
され難い性質を有しているので水分散性、貯蔵安定性、
電着浴安定性に優れるものである。
本発明の[A]成分に用いるエポキシ樹脂(A−1)は
、それ自体公知のもので、平均分子量が少なくとも約3
50、好適には約350〜約10,000及びエポキシ
当量約140〜約10.000、好適には約180〜約
a、oo。
の範囲のものである。具体的にはビスフェノールA−エ
ピクロルヒドリン型で、市販品としては、例えば、シェ
ル化学社製エピコート828、エピコート1001、エ
ピコート1002、エピコート1003、エピコート1
055、エピコート1004、エビコー)1007、エ
ピコート1009、エピコート1010、チバ・ガイギ
ー社製アラルダイ)6071、アラルダイト6084、
アラルダイト6097.アラルダイト6099、アラル
ダイト7004等が挙げられる。また、該エポキシ樹脂
を脂肪酸、安息香酸。
メチル安息香酸、P−tert−ブチル安息香酸等の一
塩基酸で変性したエポキシ樹脂も使用することができる
。エポキシ樹脂の平均分子量が約350より低くなると
塗膜硬度、塗膜性能が劣ることもあり、またエポキシ当
量が約140より低くなると反応性が大きく増粘、ゲル
化するおそれがあり、逆にエポキシ当量が約io、oo
oより高い場合は、水分散性、貯蔵安定性、塗膜性能が
劣ることがある。また上記したエポキシ樹脂の中でも、
塗膜硬度の点から常温で固形のものが好適である・。
上記したエポキシ樹脂以外に、(1)フェノール系ノボ
ラック樹脂のエポキシ樹脂; (2)エチレングリコー
ル、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、
1.2−プロピレングリコール、1.4−プロピレング
リコール、1.5−ベンタンジオール、1,2.6−ヘ
キサンドリオール、グリセロール、ビス(4−ヒドロキ
シシクロヘキシル)−2,2−プロパン等のごとき多価
アルコールから誘導して得られるグリコールエーテル型
のエポキシ樹l1fI;  (3)こはく酸、ゲルター
ル酸、テレフタル酸、2.6−ナフタレンジカルボン酸
、二量化すルン酸等のポリカルボン酸から誘導して得ら
れる多価カルボン酸エステル型のエポキシ樹脂等を併用
することもできる。
本発明の[A]成分に用いる(半)乾性油脂肪酸変性ビ
ニル共重合体(A−2)は1例えば、(半)乾性油脂肪
酸変性不飽和単量体(a−1)、エチレン性不飽和カル
ボン酸(a−2)及びα、β−エチレン性不飽和単量体
(a−3)の3成分を共重合せしめるか、又は予め(a
−2)成分と(a−3)成分を共重合して得られる重合
体に(半)乾性油脂肪酸のグリシジルエステル(a −
4)を反応させることによって得られる。
該単量体としては次の如きものが挙げられる。
(a)オキシラン基含有不飽和単量体(例えば、グリシ
ジルメタクリレート等)と(半)乾性油脂肪酸とを反応
して得られる単量体(例えば、日本特許1003944
号参照)。
(b)水酸基含有不飽和単量体(例えば、2−ヒドロキ
シメタクリレート等)と(半)乾性油脂肪酸とを反応し
て得られる単量体(例えば、特開昭56−5863号公
報参照)。
(C)(a)によって得られる単量体の有する2級水酸
基にインシアネート化合物(例えば、フェニルイソシア
ネート等)を付加して得られる単量体(例えば、特開昭
55−92773号公報参照)。
(d)(a)によって得られる単量体と有機酸。
有機酸無水物、有機酸クロリド(例えば、無水酢酸等)
とを反応して得られる単量体(例えば、特開昭55−9
8266号公報参照)。
(e)分+由にルか()−も141のウレタン鈷合(−
NH−Coo−)、酸化硬化型二重結合及び1個のエチ
レン性不飽和結合を含有する単量体、例えば、イソシア
ネート基含有不飽和単量体と水酸基及び酸化硬化型二重
結合を有する化合物とを反応せしめて得られる単量体又
は水酸基含有アクリル系単量体とインシアネート基及び
酸化硬化型二重結合を有する化合物とを反応せしめて得
られる単量体(例えば、特願昭59−252754号参
照)。
エチレン 不 和カルボン  a−2 (a−2)成分はカルボキシル基が結合する炭素原子と
それに隣接する炭素原子との間に付加重合性の二重結合
を有する型の不飽和脂肪族モノマー又はポリカルボン酸
で、炭素原子を3〜8個、特に3〜5個含有し且つカル
ボキシル基を1又は2個有するものが適しており、代表
的には、下記一般式(I) R2C0OH 式中、R□は水素原子又は低級アルキル基を表わし、R
2は水素原子、低級アルキル基又はカルボキシル基を表
わし、R3は水素原子、低級アルキル基又はカルボキシ
低級アルキル基を表わす。
で示されるもの、及び下記一般式(II )CH2=C
−C00−C,R2,−COOH(II ) 式中、mは2〜6の整数であり、R4は水素原子又はメ
チル基を表わす、 で示されるものが包含される。上記式(I)において、
低級アルキル基としては炭素原子数4個以下のもの、殊
にメチル基が好ましい。
かかるエチレン性不飽和カルボン酸の例としては、アク
リル酸、メタクリル酸、クロトン酸、イタコン酸、マレ
イン酸、m水マレイン酸、フマル酸、2−カルボキシエ
チル(メタ)アクリレート、2−カルボキシプロピル(
メタ)アクリレート等が挙げられ、これらはそれぞれ単
独で又は2種以上組合わせて使用することができる。
α、 −エチレン \      a−3さらに、上記
(a−1) 、 (a−2)以外のα、β−エチレン性
不飽和単量体(a−3)としては1代表例を示せば次の
とおりである。
(a)アクリル酸又はメタクリル酸のエステル;例えば
、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸プ
ロピル、アクリル酸イソプロピル。
アクリル酸ブチル、アクリル酸ヘキシル、アクリル酸オ
クチル、アクリル酸ラウリル、メタクリル酸メチル、メ
タクリル酸エチル、メタクリル酸プロピル、メタクリル
酸イソプロピル、メタクリル酸ブチル、メタクリル酸ヘ
キシル、メタクリル酸オクチル、メタクリル酸ラウリル
等のアクリル酸又はメタクリル酸の01〜鎌アルキルエ
ステル:グリシジルアクリレート、グリシジルメタクリ
レート;アリルアクリレート、アリルメタクリレート等
のアクリル酸又はメタクリル酸のC2〜6アルケニルエ
ステル:ヒドロキシプロルト、ヒドロキシプロピルアク
リレート、ヒドロキシプロピルメタクリレート等のアク
リル酸又はメタクリル酸のC2〜8ヒドロキシアルキル
エステル:7リルオキシエチルアクリレート、アリルオ
キシメタクリレート等のアクリル酸又はメタクリル酸の
C3〜LIアルケニルオキシアルキルエステル。
(b)ビニル芳香族化合物:例えば、スチレン、α−メ
チルスチレン、ビニルトルエン、p−クロルスチレン。
(C)ポリオレフィン系化合物:例えば、ブタジェン、
イソプレン、クロロプレン。
(d)その他:7クリロニトリル、メタクリレートリル
、メチルイソプロペニルケトン:酢酸ビニル、ペオバモ
ノマ−(シェル化学製品)、ビニルプロピオネート、ビ
ニルビバレートなど。
これう不飽和単量体は所望の物性に応じて適宜選択され
、それぞれ単独で用いてもよく、或いは2種又はそれ以
上組合わせて使用することができス 本発明で用いる[A−2]を分は、例えば、上記の脂肪
酸変性不飽和単体量(a−1)、エチレン性不飽和カル
ボン酸(a−2)、及びα、β−エチレン性不飽和単量
体(a−3)を相互に共重合せしめることによって得ら
れる。該共重合は。
アクリル系共重合体を製造するためのそれ自体公知の方
法に従い、例えば溶液重合法、乳化重合法、懸濁重合法
等を用、いて行なうことができる。
中でも好ましくは、[A−1]樹脂との反応上。
溶液重合法が好適である。
共重合を行なう場合の上記3成分の配合割合は、望まれ
る性能に応じて変えることができるが、下記の割合で配
合するのが通出である。
脂肪酸変性不飽和単量体(a−1):1〜98重量部、
好ましくは塗膜性能上から10〜85重量部、 エチレン性不飽和カルボン酸(a−2):0.5〜50
重量部、好ましくは水溶解性、塗膜性能上から1〜30
重量部、 上記(a−1) 、 (a−2)以外の不飽和単量体(
a−3):0〜95重量部、好ましくは塗膜性能の面か
ら5〜83重量部。
また、該[A−2]は、(a−2)成分と(a−3)成
分とを共重合して得られる共重合体に。
(半)乾性油脂肪酸のグリシジルエステル(a−4)を
反応させることによっても得られる。
該(半)乾性油脂肪酸のグリシジルエステル(ただし、
Rは脂肪酸基を示す)で示されるもので、具体的には、
例えば、大豆油脂肪酸グリシジルエステル、サフラワー
油脂肪酸グリシジルエステル、アマニ油脂肪酸グリシジ
ルエステル等が挙げられる。
さらに別の方法として、予め前記(a−2)成分と(a
−3)成分中のヒドロキシアルキルエステルを必須とす
る単量体とを共重合反応させ、得られた重合体をイソシ
アネート基及び酸化硬化型二重結合を有する化合物と付
加反応させることによっても、[A−2]成分を製造す
ることができる。
該インシアネート基及び酸化硬化型二重結合を有する化
合物は、(半)乾性油脂肪酸と1.2−エポキシ化合物
、又は多価アルコールとの反応生成物、或いは不飽和脂
肪族アルコール等の水酸基及び酸化硬化型二重結合を有
するものにジイソシアネート化合物を反応せしめること
によって製造できる(例えば、特願昭59−25275
4号参照)。
エポキシ樹脂[A−11と(半)乾性油脂肪酸変性ビニ
ル共重合体[A−2]の反応は両者を混合したあと通常
約50〜約180℃の温度で酸価を管理して行なうこと
ができる。
エポキシ樹脂[A−11と(半)乾性油脂肪酸変性ビニ
ル共重合体[A−2]との混合割合は、固形分重量比で
90/lo〜5/95、好ましくは80/20〜7/9
3である。エポキシ樹脂[A−1]の割合が90をこえ
ると得られる分散体の粒子が大きくなるため水分散性、
貯蔵安定性度、性能が劣る。
上記の如くして得られる反応物([A]酸成分は、貯蔵
安定性及び塗膜性能の点から約7〜約130、好ましく
は約15〜約100の範囲の酸価を有することができ、
また塗膜性能の点から約500〜約1,500,000
、好ましくは約t、ooo〜約200,000の範囲の
数平均分子量を有することができる。
上記反応物中のカルボキシル基の一部もしくは全部を中
和剤水性溶液で中和処理することにより[A]酸成分得
られる。用いうる中和剤としては、例えばアンモニア、
アミン、アルカリ金属の水酸化物、アルカリ金属の炭酸
塩もしくは重炭酸塩などがあげられる。該アミンとして
は第1級、#2&1)又は第3級低級アルキルアミン;
第1級。
第2級又は第3級低級アルカノールアミン:およびシク
ロアルキルアミンなどが使用できる。また、アルカリ金
属の水酸化物としては、水酸化カリウム、水酸化ナトリ
ウムなど:アルカリ金属の一赫セ表1/I↓悟Φ融格し
iイI↓―融キk II^ム、重炭酸ナトリウムなどが
使用できる。これらの中和剤の中では、特にトリエチル
アミンが好適〒ある。又、トリエチルアミンは、(A−
1)と(A−2)の反応触媒としても有効でおる。中和
剤の使用量は、一般に、(A−1)と(A−2)との反
応物中のカルボキシル基に対して0.1〜2.0当量、
好ましくは0.5〜1.2当量とすることができる。
本発明の水系塗料は、このようにして水溶性化または水
分散化された[A]酸成分、水[B]および両親媒性有
機溶媒[C]を混合し、溶解もしくは分散せしめること
によって得られる。
また、本発明の水性塗料には、電着塗装によって形成し
た塗膜を常温で乾燥硬化させるにあたって、該塗膜表面
の平滑性(光沢)を向上させるために、 [C]酸成分
して両親媒性の有機溶媒を配合する0両親媒性有機溶媒
は、電着後の塗膜に分配されて、>74膜に流展性を与
えるのに役立つ、かかる[C]酸成分しては、前記、[
A]酸成分溶解し且つ水([B]成分)と混和しうる両
親媒性有機溶媒を使用する。さらに場合によっては、[
A]酸成分溶解するが、水に混和しない非親水性溶媒を
、両親媒性溶媒と併用することにより、塗膜の流展性を
さらに一層改善することができる。かかる有機溶媒のう
ち、両親媒性有機溶剤とシテハ1例えば、式HO−CR
2CR2−ORa[ただしR4は炭素原子数1〜8個の
アルキル基を表わす]のセロソルブ系溶媒たとえばブチ
ルセロソルブ、エチルセロソルブなど二式%式% [ただし、R4は上記と同じ意味を有する]のカルピト
ール系溶媒たとえばメチルカルピトール、ブチルカルピ
トールなど;式R50−CH2CH2−0Rs  Cた
だし、R,及びR6はそれぞれ炭素原子数1〜3個のア
ルキル基を表わす]のグライム系溶媒たとえばエチレン
グリコールジメチルエーテルなど;式Rs 0−CHz
 CH20CH2CHz −0Rs[ただし、R5及び
R6は上記と同じ意味を有する]のジグライム系溶媒た
とえばジエチレングリコールジメチルエーテルなど:式
R,0−CH2CH20COCH3[ただし、R7は水
素原子またはCH3もしくは02膜%を表あす]のセロ
ソルブアセテート系溶媒たとえばエチレングリコールモ
ノアセテート、メチルセロソルブアセテートなど一式R
,OH[ただし、R6は炭素原子数1〜4個のアルキル
基を表わす]のアルコール系溶媒たとえばエタノール、
プロパツール、n−ブタノール、5ec−ブタノール、
イソブタノールなどを使用することができる。さらにダ
イア七トンアルコール、ジオキサン、テトラヒドロフラ
ン、アセトン、ジメチルホルムアミド、3−メトキシ−
3−メチルブタノール等も使用することができる。この
うち、ブチルセロソルブ、エチルセロソルブ、ブチルカ
ルピトール、インプロパツール、5ec−ブタノールな
どの有機溶媒が特に好ましい。
一方、非親水性溶媒としては、例えば、成子数1〜4個
のアルキル基を表わす]又は式原子数1〜4個のアルキ
ル基を表わす1で表わされる芳香族炭化水素類たとえば
トルエン、キシレンなど;式R,−coo−Ru cた
だり、、Ruは炭素原子数1〜6個のアルキル基を表わ
し、Rtsは水素原子または炭素原子数1〜6個のアル
キル基もしくはシクロヘキシル基を表わt、]で表わさ
れる酸またはエステル類たとえばギ酸エチル、酢酸ブチ
ル、酢酸シクロヘキシルなど;式Rx*RtsC=O[
ただし、R14及びRISはそれぞルエチェルケトン、
シクロヘキサノンなど;式R14−O−Rts  [だ
たし、R14及びI’ttsは上記と同じ意味を有する
]で表わされるエーテル類たとえばエチルエーテル、ヘ
キシルエーテルなど;R1・OH[ただし、R,は炭素
原子数5〜11個類たとえばヘキサノールなどが挙げら
れる。これらのうち、酢酸ブチル、シクロヘキサノン、
ヘキサノール、n−オクタツールおよびベンジルアルコ
ールから選ばれる溶媒が特に好ましい、これらの非親水
性溶媒の配合量は、前記の両親媒性溶媒との合計量を基
準にして一般に70重量%以下、好ましくは5〜60重
量%の範囲が適している。
これらの有機溶媒の配合量は[A]成分100重量部(
固形分)あたり一般に15〜500重量部、好ましくは
30〜200重量部、さらに好ましくは50−150重
量部とするのが適当である。
さらに、本発明の水系塗料には必要に応じて、通常行な
われているように、着色顔料、体質顔料、防錆顔料、界
面活性剤等を配合してもよい。
さらに、常温における塗膜の乾燥硬化性を向上させる目
的で、ナフテン酸コバルト、ナフテン酸鉛などの通常一
般に用いられている金属塩乾燥剤を添加することも可能
であるが、電着浴の安定性を低下するおそれがあるので
、浴安定性の要求される程度に応じて添加する量を選択
することが好ましい、具体的には、[AI成分100重
量部(固形分)あたり、金属塩乾燥剤を金属量にもとす
いて0.001−0.1重量部の範囲で添加することが
好ましい。
以上述べた如くして製造される本発明の水性塗料は電着
塗装用塗料として広範に使用することができる。電着塗
装に当って、電着塗装浴は上記水性塗料中の樹脂固形分
(主として(A] 成分)の含有率が一般に3〜25重
量%、好ましくは5〜20i量%になるように希釈する
ことによって得られる。
被塗物は少なくともその表面が導電性金属で構成されて
いるものであればその大きさおよび形状には特に制限は
なくどのようなものであってもよい、特に、本発明の水
性塗料は塗膜を加熱によって硬化せしめる必要がないの
で、熱容量が大きく、塗膜を加熱により硬化させること
が困難な被塗物にも有利に適用することができる。具体
的には、鉄、アルミニウム、鋼、およびこれらの表面を
公知の方法で化成処理(例えば、リン酸亜鉛処理、リン
酸鉄処理など)せしめたものがあげられる。
電着塗装操作はそれ自体公知の方法で行なうことができ
る0例えば、上記の如くして調製した電着塗装浴の温度
を10〜50℃、好ましくは20〜35℃に調整し、こ
れに被塗物を陽極として浸漬し、他に設けた陰極との間
にlO〜300ボルト、好ましくは30〜250ポルト
の電圧で。
30秒〜20分、好ましくは1〜10分間通電すること
によって被塗物(陽極)表面に塗膜を析出させることが
できる。しかるのちに、被塗物を電着浴から引き上げて
常温で放置すれば、塗膜が乾燥硬化する。勿論必要に応
じて、塗膜成分が熱分解しない程度(約250℃以下)
に被塗物を加熱して硬化させてもさしつかえない。
次に、実施例および比較例をあげて、本発明をさらに具
体的に説明する。なお、以上において「部」および「%
」はそれぞれ重量部及び重・量%である。
エポキシ樹脂[A−1]の調製 エピコート1007(エポキシ当量1750〜2200
)及びエピコート1009 、(エポキシ当量2400
〜3300)をそれぞれn−ブチルセロソルブで溶解さ
せて70%溶液の[A−1−■]及び[A−1−■]を
得た。
(半)乾性油脂肪酸変性ビニル共重合体[A−2]の調
製 [A−2−■] 下記の成分: サフラワー油脂肪酸         236部グリシ
ジルメタクリレート      119部ハイドロキノ
ン           0.4部テトラエチルアンモ
ニウムブロマイド 0.2部を反応容器に入れ、140
−150℃の温度でかきまぜながら反応を行ない付加反
応生成物を得F、エポキシ基とカルボキシル基の付加反
応は。
残存カルボキシル基の量を測定しながら追跡した0反応
が完了するまで約4時間かかった。
次に、n−ブチルセロソルブ1150部を別の反応容器
に入れ、加熱して120℃にした0次に以下に示す割合
の混合物を約2時間かかって滴下した0反応は窒素注入
下で行なった。
上記脂肪酸変性単量体        692部スチレ
ン             957部n−ブチルメタ
クリレート      357部2−エチルへキシルメ
タクリレート  115部アクリル酸        
     175部アゾビスジメチルバレロニトリル 
   74部反応温度を120℃に保ち、反応溶液をか
きまぜながら、上記の混合物を滴下した0滴下終了1時
間後に7ゾビスイソブチロニトリル16部を反応溶液に
加え、さらに2時間後、アゾビスイソブチロニトリル1
6部を反応溶液に加え、その後2時間120℃に保った
まま反応を行なった0反応終了後、未反応の単量体及び
n−ブチルセロソルブを減圧蒸留し、加熱残分を76.
4%にした。かくして樹脂酸価55.6、ガードナー粘
度(s。
%n−プブチルセロソルブ液、以下同様の意味を表わす
)Z4の共重合体が得られた。
[A−2−■] 下記の成分: ダイズ油脂肪#           2240部ハイ
ドロキノン           1.3部メチル硫酸
             2.6部n−へブタン  
         144部を反応容器に入れ、かきま
ぜながら、150”0に昇温させた0次に下記の成分: 2−ヒドロキシエチルメタクリレート13oo部ハイド
ロキノン           2.6部メチル硫酸 
            7.6部トルエン     
        234部の混合物を2時間かかって、
150”c!の反応容器内に滴下した。生成する縮合水
を反応系から取り除き、反応生成物の酸価が7.4にな
るまで150℃で6.5時間反応させた。酸価が7.4
になったら反応容器を減圧にし、溶剤を・加熱残分が9
5%になるまで減圧蒸留した。ガードナー粘度F−Gの
脂肪酸変性単量体が得られた。
次にn−ブチルセロソルブ1150部を別の反応容器に
入れ、加熱して120℃にした0次に以下に示す割合の
混合物を2時間かかっ°て滴下した0反応は窒素注入下
で行なった。
上記脂肪酸変性単量体        692部スチレ
ン             898部n−ブチルメタ
クリレート      336部ラウリルメタクリレー
ト       115部アクリル酸        
     255部アゾビスジメチルバレロニトリル 
   92部反応温度を120℃に保ち、反応溶液をか
きまぜながら上記の混合物を滴下した0滴下終了1時間
後に7ゾビスイソブチロニトリル23部を反応溶液に加
え、さらに2時間後、アゾビスイソブチロニトリル11
.5部を反応溶液に加え、その後2時間、120℃に保
ったまま反応を行なった0反応終了後、未反応の単量体
およびn−ブチルセロソルブを減圧蒸留し、加熱残分を
75%とした。
樹脂酸価83.8.ガードナー粘度Z4の共重合体が得
られた。
[A−2−■J n−ブチルセロソルブ1200部を反応容器に入れ、加
熱して120℃にした0次に示す割合の混合物を約2時
間かかって滴下した0反応は窒素注入下で行なった。
メタクリル酸            155部スチレ
ン             898部2−エチルへキ
シルアクリレート   336部n−ブチルメタクリレ
ート      115部アクリル酸        
     256部反応温度を120℃に保ち、反応溶
液をかきまぜながら、上記の混合物を滴下した0滴下終
了0.5時間後に7ゾビスイソブチロニトリル20部を
反応溶液に加え、さらに1.5時間後、アゾビスイソブ
チロニトリル10部を加えその後、2時間、120℃に
保ったまま反応を行なった0次に不飽和脂肪酸のグリシ
ジルエステル(間材製油社製、商品名CR−G)537
部、テトラエチルアンモニウムブロマイド1.0部を加
え、140℃に加熱し、樹脂酸価0.6になるまで、3
.5時間反応させた。未反応の単量体及びn−ブチルセ
ロソルブを減圧蒸留し、加熱残分を76.1%とtた。
樹脂酸価81.3、ガードナー粘度Z3の共重合体が得
られた。
実施例1 [A−1−■]エビコー)1007溶液288部と[A
−2−■]共重合体262部及びトリエチルアミン(カ
ルボキシル基に対しり、O当量中和)20部を反応容器
に加え、90℃で、  1.0時間、樹脂酸価16.7
になるまで反応させた。
次に、約50℃まで冷却し、水を加え、加熱残分25.
9%の[A]成分水溶液を得た。
ついで、この中和した溶液に顔料Titaniu■[1
ioxide JR−600(帝国化工株式会社製商品
名、ルチル型メタン白)を(A)成分固形分100部あ
たり30部の割合で配合し、ペイントコンディショナー
で分散したのち、n−ブチルセロソルブを該[A]成分
の固形分100重量部あたり40部になるように加え、
さらに表−1に示した有機溶剤を加え樹脂分および顔料
分の合計含有量が10%となるようイオン交換水で希釈
し、電着塗装用水性塗料とした。
電着塗装: 該電着塗装用樹脂組成物をマグネチックスターラーでか
くはんできる41硬質ポリ塩化ビニル製容器に入れ、電
極として75X50X0.8(層!l)の脱脂洗浄した
磨軟鋼板−3PCCJIS−G3141を用い、陽極及
び陰極とした。4両電極間に直流電圧を整流器(株式会
社高砂製作所TYPE  G−25M  GPO250
−5)にて2分間かけた。電極間の距離は15cmとし
、両電極は浴組成物中にそれぞれ10c+*の深さに浸
漬した。150ボルト、2分間の電着後陽極側であった
軟鋼板を浴より取り出し、垂直に吊下げて室温にて乾燥
させた。該電着塗装用樹脂組成物の電着浴における安定
性と得られた塗膜の性能試験結果は後記第1表にまとめ
て示す。
実施例2〜5 表−1に示す配合で実施例1と同様にして反応を行ない
、さらに水分散化を行なって水性被覆組成物を得、実施
例1と同じように顔料分散を行ない、同様な条件で電着
塗装を行なった。
また比較例1.2の内容を表−1に示した。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 [A](A−1)エポキシ樹脂と(A−2)酸価10〜
    200の(半)乾性油脂肪酸変性ビニル系共重合体とを
    固形分重量比で90/10〜5/95の範囲内で反応さ
    せて得られる樹脂の水溶化物もしくは水分散化物、 [B]水および [C]上記[A]、[B]成分と親和性のある両親媒性
    の有機溶剤 を主成分とする常温乾燥形電着塗装用水性塗料。
JP8638886A 1986-04-15 1986-04-15 常温乾燥形電着塗装用水性塗料 Pending JPS62241976A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8638886A JPS62241976A (ja) 1986-04-15 1986-04-15 常温乾燥形電着塗装用水性塗料
US07/581,991 US5037866A (en) 1986-04-15 1990-09-10 Air-drying aqueous coating composition for electro-deposition based on fatty acid modified acrylic copolymers

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8638886A JPS62241976A (ja) 1986-04-15 1986-04-15 常温乾燥形電着塗装用水性塗料

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS62241976A true JPS62241976A (ja) 1987-10-22

Family

ID=13885490

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8638886A Pending JPS62241976A (ja) 1986-04-15 1986-04-15 常温乾燥形電着塗装用水性塗料

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS62241976A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006037027A (ja) * 2004-07-30 2006-02-09 Kansai Paint Co Ltd 水性樹脂組成物

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006037027A (ja) * 2004-07-30 2006-02-09 Kansai Paint Co Ltd 水性樹脂組成物

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH02269164A (ja) カチオン電着性ゲル化微粒子重合体及びそれを含むカチオン電着塗料組成物
JP4105360B2 (ja) 水性2液型下塗塗料組成物
JPS5821411A (ja) 被覆用樹脂組成物
JPS62241976A (ja) 常温乾燥形電着塗装用水性塗料
JP4118968B2 (ja) 水性防食塗料組成物
JPS58133873A (ja) 防食被覆方法
JPS6320375A (ja) 常温乾燥型電着塗装用水性塗料
JP2513161B2 (ja) 低温乾燥塗料用樹脂組成物
JPS6081262A (ja) 低温乾燥電着塗料用樹脂組成物
JPH04359075A (ja) 熱硬化形水性塗料組成物
JPS6141267B2 (ja)
JPH028789B2 (ja)
JP3227168B2 (ja) 水性防錆塗料組成物
JPH0441191B2 (ja)
JP2839169B2 (ja) 熱硬化形水性塗料組成物
JPS6348367A (ja) 電着塗料組成物
JPH0192280A (ja) 常温乾燥型電着塗装用水性塗料
JPH06173089A (ja) 塗装方法
JPH0610189A (ja) 塗膜形成方法
JPH01294895A (ja) 電着塗装方法
JP2003165948A (ja) 下塗塗料組成物及びこれを用いた補修塗装方法
JPH07331119A (ja) 被覆用組成物及びそれを用いる被膜形成方法
US5037866A (en) Air-drying aqueous coating composition for electro-deposition based on fatty acid modified acrylic copolymers
JPH04136079A (ja) 有機容剤形熱硬化性塗料組成物
JPH0617293A (ja) 塗膜形成方法