JPH04152137A - 積層ポリエステルフィルム - Google Patents

積層ポリエステルフィルム

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JPH04152137A
JPH04152137A JP27686190A JP27686190A JPH04152137A JP H04152137 A JPH04152137 A JP H04152137A JP 27686190 A JP27686190 A JP 27686190A JP 27686190 A JP27686190 A JP 27686190A JP H04152137 A JPH04152137 A JP H04152137A
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Tetsuo Matsumoto
哲夫 松本
Bunpei Hosoi
細井 文平
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Nippon Ester Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は少なくとも片面の表面にポリオルガノシロキサ
ンジオールを含有したポリエステルを用いた積層ポリエ
ステルフィルムに関するものである。
(従来の技術) ポリエステルフィルムは、周知の如くその優れた機械的
性質、電気絶縁性、熱的性質などを利用して、各種用途
に用いられており、磁気テープ、コンデンサーフィルム
、粘着テープ、離形フィルムおよび包装用フィルムなど
幅広く用いられている。
このような用途のなかで、例えば、粘着テープやラベル
およびワッペン等の剥離紙用離形フィルムなどに用いた
場合、一方の表面は粘着剤と強固に接着しなければなら
ないが、もう一方の表面は容易に剥離することが必要で
、これまでシリコーンなどでフィルムの片面をコートし
非粘着性を付与していた。
また、ガラス繊維強化エポキシ樹脂基板の表面被覆フィ
ルム(工程紙)なども、フィルムの表面をシリコーンで
処理している。
(発明が解決しようとする課題) ところが、かかる先行技術は、工程が煩雑となったり、
シリコーンが均一に塗布されず剥離性の制御、管理に問
題が生じることや、粘着剤にシリコーンが移行し、接着
不良をおこして接着しなくなること、または、高温多湿
下にての使用が困難なことなどの欠点があった。
(課題を解決するための手段) 本発明者らは、上記問題点を解決すべく鋭意研究を行っ
た結果、特定の分子量をもつポリオルガノシロキサンジ
オールを特定量含有したポリエステルを少なくとも片面
に用いた積層ポリエステルフィルムを用いれば、粘着剤
との剥離性が良好でしかも高温多湿下でも問題なく使用
できることを見出し本発明に到達した。
すなわち、本発明は次の構成を有する。
少なくとも片側の表面が分子量600〜150.000
のポリオルガノシロキサンジオールを1〜40重量%含
有したポリエステルで構成される積層ポリエステルフィ
ルムに関するものである。
本発明において、片面を構成するフィルムは、ポリオル
ガノシロキサンジオールを含有したポリエステル(ポリ
エステルA)であり、ポリオルガノシロキサンジオール
としてはポリジメチルシロキサン、ポリジメチルシロキ
サン、ポリアルキルアリールシロキサン、例えばポリジ
メチルシロキサン、ポリジフェニルシロキサン、ポリメ
チルフェニルシロキサン等のポリオルガノシロキサンの
末端を水酸基としたものが用いられる。
なお、末端が水酸基となっていないポリオルガノシロキ
サンではポリエステルとの親和性が悪く、製膜時に膜切
れが生じたりして操業性が悪く、薄膜フィルムを円滑に
製造することは困難である。
ポリオルガノシロキサンジオールは分子量600〜15
0,000のものを使用する必要があり、特に分子量5
0.000〜100,000のものが好ましい。分子量
600未満のものでは、剥離性付与効果が劣り、15o
、oooを超えるものではポリエステルに対する分散性
が悪く好ましくない。
また、ポリオルガノシロキサンジオールの配合量は1〜
40重量%とする必要があり、好ましくは5〜25重量
%、より好ましくは10〜20重量%がよい、この配合
量が1重量%未満では剥離性付与効果が不十分であり、
40重量%を越えても効果が飽和するばかりか、かえっ
て溶融粘度が高くなりすぎて製膜が困難となるとともに
ポリエステルフィルムの特性が損なわれるようになる。
本発明にいうポリオルガノシロキサンジオールを含有し
たポリエステルAは、ポリオルガノシロキサンジオール
がポリエステル中に均一に存在する必要があり、通常、
ポリエステルを製造する際に、重合前または重合中に添
加される。具体的な製造方法を以下に説明する。
まず、エステル化反応物が存在するエステル化反応缶に
テレフタル酸(TPA)とエチレングリコール(EG)
のスラリー(TPA/EGのモル比1/1.2〜171
゜8)を連続的に供給し、0.5 Kg/cj〜1.5
 Kg/cdのN2制圧下、240°C〜270°Cの
温度でエステル化反応を行い、エステル化反応物を連続
的に得る。
得られたエステル化物を重合反応缶に移送し、必要量の
ポリオルガノシロキサンジオールを添加し、次いで、2
70℃〜290℃の温度で0.5時間〜5時間、1 ト
ル以下の減圧下で重縮合反応を行い所定の極限粘度とし
、本発明のポリオルガノシロキサンジオールを含有した
ポリエステルAを得ることができる。
前記重縮合反応は、通常、重縮合触媒の存在下で行われ
、従来一般に用いられているアンチモン、ゲルマニウム
、スズ、チタン、コバルト等の金属化合物やスルホサリ
チル酸、0−スルホ安息香酸無水物などの有機スルホン
酸化合物が用いられる。
なお、エステル化工程で予め前記触媒を添加することも
できる。
また、本発明において、フィルムのもう一方の片面を構
成するポリエステル(ポリエステルB)とは、エチレン
テレフタレートを繰り返し単位としたポリエチレンテレ
フタレートを主体とするが、イソフタル酸、p−オキシ
安息香酸、5−ナトリウムスルホイソフタル酸、アジピ
ン酸、トリメリット酸、プロピレングリコール、1,4
−シクロヘキサンジメタツール、ペンタエリスリトール
等を共重合成分とするポリエステルにも製膜および延伸
できるものであれば適用することができる。
本発明の積層ポリエステルフィルムは、例えば粘着テー
プに用いる場合などは、ポリオルガノシロキサンジオー
ルを含有したポリエステルAで構成された層と、シロキ
サンジオールを含有しないポリエステルBで構成された
もう一方の層からなる二層の積層構造の無配向のフィル
ムを形成した後、これを延伸することにより製造される
また、ガラス繊維強化エポキシ樹脂基板の表面被覆フィ
ルムなどの用途に用いる場合は、前記の二層フィルムあ
るいはポリエステルAで構成された外層と、ポリエステ
ルBで構成された内層との少なくとも三層の積層構造の
無配向のフィルムを形成した後、これを延伸することに
より製造される。
無配向フィルムの製造工程は、片側の表面層を構成する
ポリエステルAと、もう一方の片側を構成するポリエス
テルBとを共押出し法により積層押出してもよく、また
、独立したグイから別個に押し出した後、積層無配向フ
ィルムを延伸に供することができる。
積層無配向フィルムの成型工程に続く延伸工程は、従来
より知られているフィルム延伸法、たとえば同時二輪延
伸法、二段二輪延伸法、−軸延伸法等から目的に応じて
自由に選択することができる。
(作用) 本発明の積層ポリエステルフィルムは、少なくとも一方
の表面層にポリオルガノシロキサンジオールを含有した
ポリエステルAを用いているため、粘着剤との剥離性が
良好で、シロキサンジオールを含有しないポリエステル
Bからなる表面層は、粘着剤と強固に接着する。
(実施例) 以下、実施例により本発明を具体的に説明する。
なお、実施例においてポリマーの極限粘度〔η〕はフェ
ノールと四塩化エタンとの等重量混合物を溶媒とし、2
0℃で測定した値から換算したものであり、ポリエステ
ルフィルムの剥離力は次の試験を行って求めたものであ
る。
(1)剥離力 アクリル系粘着テープ(日東テープN31B)に積層ポ
リエステルフィルムをはり、180°剥離力を測定した
実施例1 ビス(β−ヒドロキシエチル)テレフタレートおよびそ
の低重合体(以下BHETという)の存在するエステル
化反応缶にTPAとEGのスラリー(TPA/EGのモ
ル比が1/1.6 )を連続的に供給し、温度250℃
圧力0.05Kg/c■2Gの条件で反応させ、滞留時
間を8時間として、エステル化反応率が95%のBHE
↑を連続的に得た。
このB11f!?50kgを重合槽に移送し、280℃
に加熱し、触媒として三酸化アンチモンを、ポリエステ
ルを構成する酸成分1モルに対し2 Xl0−4モルと
、分子量90.000のポリジメチルシロキサンジオー
ルを生成ポリエステルに対し20重量%となる量添加し
た。その後、280℃で最終的に0.1トルの減圧下で
2.5時間重縮合を行い、〔η〕・0.61のポリエス
テルを得た。
得られたポリジメチルシロキサンジオール含有ポリエチ
レンテレフタレートを表面層用樹脂として、もう一方の
表面層用樹脂として〔η〕・0.71のポリエチレンテ
レフタレートを準備し、これらを一方の表面層用の口径
90Illl押出機と、もう一方の表面層用の口径65
m*押出機よりなるTダイ法押出装置で、60μのポリ
ジメチルシロキサンジオール含有ポリエチレンテレフタ
レートの表面層と60μのもう一方のポリエチレンテレ
フタレートの表面層により構成された2層構造の未延伸
フィルムを成形した。
該未延伸フィルムを縦に3.0倍、横に3.5倍に倍率
設定されたテンター式同時二輪延伸機にて、延伸温度9
5℃の条件で同時二輪延伸して厚さ12μの積層ポリエ
ステルフィルムを得た。
得られた積層ポリエステルフィルムについて、剥離力を
測定した。その結果を第1表に記載する。
実施例2〜5および比較例1〜4 ポリオルガノシロキサンジオールとして、実施例2では
ポリジフェニルシロキサンジオール、実施例3ではポリ
メチルフェニルシロキサンジオール、その他の例ではポ
リジメチルシロキサンジオールを用い、第1表に示した
分子量のものを第1表に示した添加量で加え、実施例1
に準じて実施し、積層ポリエステルフィルムを得た。
ただし、比較例2では生成ポリエステルを均一なストラ
ンド状として払い出すことができず、また比較例4では
重縮合中に塊状となり、払い出しができなかったため、
製膜に供するフィルムを得ることができなかった。
得られた積層ポリエステルフィルムについて、剥離力を
測定した。その結果を第1表に記載する。
比較例5 [η] =0.71のポリエチレンテレフタレートを常
法によって製膜、延伸してポリエチレンテレフタレート
単層フィルムを得、前記と同様の剥離力を測定した。そ
の結果を第1表に示す。
比較例6 実施例1において、ポリジメチルシロキサンジオールの
代わりに、分子量80,000のポリジメチルシロキサ
ンを用いてポリエステルを製造し、製膜しようとしたが
、ポリジメチルシロキサンの分散が悪く、膜切れが頻発
し製膜できなかった。
第1表 (注)粘着剤との剥離は300〜600gの範囲が好ま
しい。
(発明の効果) 以上のように、本発明によれば、フィルムの両面に対し
、粘着剤との接着性と剥離性という二つの特性を任意に
制御された積層ポリエステルフィルムが提供される。
そして、本発明のフィルムは、ポリオルガノシロキサン
ジオールがポリエステルと良好な相溶性を有し、均一に
分散するため操業性よく製造することができ、表面処理
法のような特別な処理工程を必要とすることなく製造が
可能で耐久性にも優れている。
特許出願人  日本エステル株式会社

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)少なくとも片側の表面が分子量600〜150,
    000のポリオルガノシロキサンジオールを1〜40重
    量%含有したポリエステルで構成される積層ポリエステ
    ルフィルム。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003019779A (ja) * 2001-07-10 2003-01-21 Mitsubishi Polyester Film Copp 積層ポリエステルフィルム
JP2003020347A (ja) * 2001-07-10 2003-01-24 Mitsubishi Polyester Film Copp シリコーン含有ポリエステルフィルム
JP2003041025A (ja) * 2001-07-31 2003-02-13 Mitsubishi Polyester Film Copp シリコーン含有ポリエチレンナフタレートフィルム
JP2003055482A (ja) * 2001-08-16 2003-02-26 Mitsubishi Polyester Film Copp ポリエステルフィルム
JP2012035635A (ja) * 2011-10-29 2012-02-23 Mitsubishi Plastics Inc ポリエステルフィルムの製造方法

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