JPH04150975A - 化粧面を有する重防食鋼矢板の製造方法 - Google Patents
化粧面を有する重防食鋼矢板の製造方法Info
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- JPH04150975A JPH04150975A JP27565390A JP27565390A JPH04150975A JP H04150975 A JPH04150975 A JP H04150975A JP 27565390 A JP27565390 A JP 27565390A JP 27565390 A JP27565390 A JP 27565390A JP H04150975 A JPH04150975 A JP H04150975A
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Landscapes
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は河川・港湾等の護岸用、その他の構造物用とし
て地中に打設したときに、露出部分が周囲環境に適合し
た外観を有する重防食鋼材を製造する方法に間するもの
である。
て地中に打設したときに、露出部分が周囲環境に適合し
た外観を有する重防食鋼材を製造する方法に間するもの
である。
(従来の技術)
一般に鋼矢板、鋼管矢板、鋼管杭、H形鋼などの鋼材は
、連結された状態に地中に打設され、河川、港湾の護岸
用または構造物用として使用されているが、これは、波
浪、風雨、日光などに交互に曝され、腐食しやすい環境
にある上に、長期間にわたって使用されるため、その防
食には特別の配慮が必要とされる。
、連結された状態に地中に打設され、河川、港湾の護岸
用または構造物用として使用されているが、これは、波
浪、風雨、日光などに交互に曝され、腐食しやすい環境
にある上に、長期間にわたって使用されるため、その防
食には特別の配慮が必要とされる。
これらの鋼材の防食は海中に埋設している部分について
は主として電気防食および犠牲防食に委ねられ、それに
よって十分な成果があげられているが、海水上に露出し
た部分、特に潮の干満部や飛沫部、河川の水位の変化に
より水没、露出が繰り返される部分、いわゆるスプラッ
シュゾーンの防食についてはこれまで種々の問題があり
、この問題の解決は重要な課題の1つであった。スプラ
ッシュゾーンの防食に関しては、近年、ポリエチレン被
覆、ウレタンエラストマー被覆が一般的に行われるよう
になり、防食効果を得ている。
は主として電気防食および犠牲防食に委ねられ、それに
よって十分な成果があげられているが、海水上に露出し
た部分、特に潮の干満部や飛沫部、河川の水位の変化に
より水没、露出が繰り返される部分、いわゆるスプラッ
シュゾーンの防食についてはこれまで種々の問題があり
、この問題の解決は重要な課題の1つであった。スプラ
ッシュゾーンの防食に関しては、近年、ポリエチレン被
覆、ウレタンエラストマー被覆が一般的に行われるよう
になり、防食効果を得ている。
しかしながら、特に最近、港湾、河川等の構築物につい
ても、防食性のみならず、周囲の自然環境に適合する外
観を存することが要求されるようになった。
ても、防食性のみならず、周囲の自然環境に適合する外
観を存することが要求されるようになった。
このような要求に対して、本発明者等は先に、ウレタン
エラストマー塗料によりレンガ積み模様、ブロック模様
、石垣模様、格子模様などの多色模様の化粧面を有する
美観に優れた鋼矢板などの港湾用重防食鋼材を提東した
。この化粧面の形成方法の例を具体的に説明すると、必
要によりブラスト処理を行った後、クロム酸処理あるい
はプライマー塗布した鋼材に、まず、第1のウレタンエ
ラストマー塗料を所要部分全体にわたって下塗りする。
エラストマー塗料によりレンガ積み模様、ブロック模様
、石垣模様、格子模様などの多色模様の化粧面を有する
美観に優れた鋼矢板などの港湾用重防食鋼材を提東した
。この化粧面の形成方法の例を具体的に説明すると、必
要によりブラスト処理を行った後、クロム酸処理あるい
はプライマー塗布した鋼材に、まず、第1のウレタンエ
ラストマー塗料を所要部分全体にわたって下塗りする。
次に、この塗装面を、所望の模様に応じた形状、例えば
、格子模様、市松模様の場合は格子状や基盤目状にテー
プでマスキングした後、第1の塗料と異なる色調の第2
のウレタンエラストマー塗料を塗布し、マスキングテー
プを剥がすことによって多色模様を形成する。
、格子模様、市松模様の場合は格子状や基盤目状にテー
プでマスキングした後、第1の塗料と異なる色調の第2
のウレタンエラストマー塗料を塗布し、マスキングテー
プを剥がすことによって多色模様を形成する。
この際、マスキングテープに代え、マスキング型板を使
用することもできる。
用することもできる。
(発明が解決しようとする課題)
上述のようなウレタンエラストマー被覆方法において、
マスキングテープにより非塗布部をマスキングするので
は、手作業によるため人手と時間ヲ要し、特に曲線のマ
スキングでは作業効率が悪く、量産化には間かない。例
えば、2mの塗装長をマスキングするのに手作業では2
人で半日程度もかかり能率が悪い。
マスキングテープにより非塗布部をマスキングするので
は、手作業によるため人手と時間ヲ要し、特に曲線のマ
スキングでは作業効率が悪く、量産化には間かない。例
えば、2mの塗装長をマスキングするのに手作業では2
人で半日程度もかかり能率が悪い。
また、マスキング型板を使用する番ニしても、型板が鋼
板では所望の形状に加工することが難しく、重量がある
ためマスキングの取付時の作業性も悪い。さらに、下層
部のウレタンエラストマー塗装面に密着しにくいため隙
間ができ、そこに第2の塗装を施すとこの塗料が隙間に
入り込み、模様の目地部等ににじみが発生することがあ
る。また、鋼板によるマスキング型板では、第2のウレ
タンエラストマー塗料が付着して硬化すると剥離しにく
く、型板の再生使用が困難である。
板では所望の形状に加工することが難しく、重量がある
ためマスキングの取付時の作業性も悪い。さらに、下層
部のウレタンエラストマー塗装面に密着しにくいため隙
間ができ、そこに第2の塗装を施すとこの塗料が隙間に
入り込み、模様の目地部等ににじみが発生することがあ
る。また、鋼板によるマスキング型板では、第2のウレ
タンエラストマー塗料が付着して硬化すると剥離しにく
く、型板の再生使用が困難である。
さらに、型板として通常のポリオレフィン樹脂板やゴム
板を使用することも試みたが、作業性、能率、仕上がり
外観の全てを満足させることはできなかった。
板を使用することも試みたが、作業性、能率、仕上がり
外観の全てを満足させることはできなかった。
従って、作業性、作業効率が良好で、経済性にも優れ、
外観の良好な製品を大量生産することができる、化粧面
を有するウレタンエラストマー重防食鋼矢板を製造する
方法が望まれていた。
外観の良好な製品を大量生産することができる、化粧面
を有するウレタンエラストマー重防食鋼矢板を製造する
方法が望まれていた。
(課題を解決するための手段)
本発明者等は、ポリウレタン塗装により化粧面を有する
重防食鋼矢板を製造する際の、上述のような問題を解決
するために、マスキング材について種々の検討を行った
結果、FRPからなるマスキング材が作業性、効率、経
済性、および得られる製品の外観のすべての点で優れて
いることを見出し、本発明を完成させた。
重防食鋼矢板を製造する際の、上述のような問題を解決
するために、マスキング材について種々の検討を行った
結果、FRPからなるマスキング材が作業性、効率、経
済性、および得られる製品の外観のすべての点で優れて
いることを見出し、本発明を完成させた。
ここに、本発明は、露出表面の少なくとも一部にポリウ
レタン塗膜からなる模様を形成して、化粧面を有する重
防食鋼矢板を製造する方法において、FRPからなるマ
スキング材を用いて模様を形成することを特徴とする、
化粧面を有する重防食鋼矢板の製造方法、を要旨とする
ものである。
レタン塗膜からなる模様を形成して、化粧面を有する重
防食鋼矢板を製造する方法において、FRPからなるマ
スキング材を用いて模様を形成することを特徴とする、
化粧面を有する重防食鋼矢板の製造方法、を要旨とする
ものである。
以下に、本発明の詳細な説明する。
ポリウレタン塗膜からなる化粧面は、鋼矢板の内面ある
いは外面の上部露出面の少なくとも一部に設ける。好ま
しくは上部露出部の全面に設ける。
いは外面の上部露出面の少なくとも一部に設ける。好ま
しくは上部露出部の全面に設ける。
上部露出面に化粧面を設けた鋼矢板を水中に打設しで使
用した状態を第1図に示す。図中、1は外面を被覆した
鋼矢板、2は内面を被覆した鋼矢板であり、交互に連結
して用いる。第2図(a)は外面を被覆した鋼矢板の断
面図、(ロ)は内面を被覆した鋼矢板の断面図である。
用した状態を第1図に示す。図中、1は外面を被覆した
鋼矢板、2は内面を被覆した鋼矢板であり、交互に連結
して用いる。第2図(a)は外面を被覆した鋼矢板の断
面図、(ロ)は内面を被覆した鋼矢板の断面図である。
本発明でポリウレタン塗膜を形成するのに使用するポリ
ウレタン塗料は、鋼矢板の重防食被覆に通常使用する種
類のウレタンエラストマー塗料が使用でき、特に限定さ
れない。この塗料の基剤としては、−成分系湿分硬化型
、−成分系熱硬化型、二成分系触媒硬化型、二成分ポリ
オール硬化型、油変性ポリウレタン型等があるが、特に
エポキシ変性ポリオールと架橋剤を含む第1液とポリイ
ソシアネートを含む第2液からなる常温硬化型2液性ポ
リウレタン樹脂組成物が好ましい。この塗料には上記成
分の他に、使用目的に応じた色調を与える着色剤、およ
び必要に応じて触媒や付着性改良剤等のポリウレタン塗
料に慣用されている補助成分を加える。
ウレタン塗料は、鋼矢板の重防食被覆に通常使用する種
類のウレタンエラストマー塗料が使用でき、特に限定さ
れない。この塗料の基剤としては、−成分系湿分硬化型
、−成分系熱硬化型、二成分系触媒硬化型、二成分ポリ
オール硬化型、油変性ポリウレタン型等があるが、特に
エポキシ変性ポリオールと架橋剤を含む第1液とポリイ
ソシアネートを含む第2液からなる常温硬化型2液性ポ
リウレタン樹脂組成物が好ましい。この塗料には上記成
分の他に、使用目的に応じた色調を与える着色剤、およ
び必要に応じて触媒や付着性改良剤等のポリウレタン塗
料に慣用されている補助成分を加える。
ポリウレタン塗膜による模様の形成は、例えば次のよう
にして、マスキング材を用いた2層の塗装により行う。
にして、マスキング材を用いた2層の塗装により行う。
まず、鋼矢板において化粧面を形成しようとする部分の
表面を、ショツトブラスト等のブラスト処理を行った後
、クロム酸処理あるいはブライマー処理を施す。クロム
酸処理やプライマー処理は、スポンジによる塗布やはけ
塗り、あるいはスプレーによることができる。
表面を、ショツトブラスト等のブラスト処理を行った後
、クロム酸処理あるいはブライマー処理を施す。クロム
酸処理やプライマー処理は、スポンジによる塗布やはけ
塗り、あるいはスプレーによることができる。
次に、第1 (下N)のウレタンエラストマー塗装を行
う。この塗装は従来のウレタンエラストマー塗装と同様
の方法で行うことができる。例えば、A液(主剤)とB
液(硬化剤)をレシプロ方式によって所定の容量(重量
)比率に供給する。この2液は混合すると短時間で硬化
反応が進むため、吐出先端部にパワーミキサー、スタテ
ックミキサーを使用し、良好なミキシングを確保しなが
ら吐出することにより、吹き付は塗装することができる
。
う。この塗装は従来のウレタンエラストマー塗装と同様
の方法で行うことができる。例えば、A液(主剤)とB
液(硬化剤)をレシプロ方式によって所定の容量(重量
)比率に供給する。この2液は混合すると短時間で硬化
反応が進むため、吐出先端部にパワーミキサー、スタテ
ックミキサーを使用し、良好なミキシングを確保しなが
ら吐出することにより、吹き付は塗装することができる
。
第1の塗装は、乾燥膜厚で通常0.5〜51、好ましく
は2〜41となるように行う。
は2〜41となるように行う。
第1の塗装の後、10〜60分経過して指触硬化が進ん
だ状態となったら、次に第2(上層)のウレタンエラス
トマー塗装を行う。この時に、目的の模様に応じて、上
層の塗装を設けたくない部分、例えば目地部となる部分
に対応した形状のマスキング材により表面の一部をマス
キングしておくことにより、レンガ積み模様、ブロック
模様、石垣模様、格子模様等の種々の模様を形成しろる
。
だ状態となったら、次に第2(上層)のウレタンエラス
トマー塗装を行う。この時に、目的の模様に応じて、上
層の塗装を設けたくない部分、例えば目地部となる部分
に対応した形状のマスキング材により表面の一部をマス
キングしておくことにより、レンガ積み模様、ブロック
模様、石垣模様、格子模様等の種々の模様を形成しろる
。
本発明では、このマスキング材をFRP材質としたこと
を特徴とする。ここで、FRPとは、ガラス繊維等の繊
維補強材で強化された繊維強化プラスチックをいう。本
発明で使用できるFRPとしては、ガラス繊維、その他
の無機繊維或いは各種有lli繊維等を補強材とした、
不飽和ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、フェノール樹
脂、メラミン樹脂等の熱硬化性樹脂が例示される。好ま
しいのは、不飽和ポリエステル樹脂である。
を特徴とする。ここで、FRPとは、ガラス繊維等の繊
維補強材で強化された繊維強化プラスチックをいう。本
発明で使用できるFRPとしては、ガラス繊維、その他
の無機繊維或いは各種有lli繊維等を補強材とした、
不飽和ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、フェノール樹
脂、メラミン樹脂等の熱硬化性樹脂が例示される。好ま
しいのは、不飽和ポリエステル樹脂である。
FRPマスキング材は、板厚1〜5■、好ましくは2〜
3mmのFRPシートを、目的の模様に応した形状とす
ることにより得られる。模様の作成は、ナイフ等で切り
抜く方法で行えば低コストですみ経済的である。また、
打抜き、金型成形等により作成してもよい。
3mmのFRPシートを、目的の模様に応した形状とす
ることにより得られる。模様の作成は、ナイフ等で切り
抜く方法で行えば低コストですみ経済的である。また、
打抜き、金型成形等により作成してもよい。
また、予め第1の塗装を施しておいたダミー鋼板にFR
P樹脂を流し込み、FRPの硬化後取り出してナイフ等
で所定の模様に切り出す方法もある。この方法によれば
、下層塗膜面になしみやすいマスキング材を得られる。
P樹脂を流し込み、FRPの硬化後取り出してナイフ等
で所定の模様に切り出す方法もある。この方法によれば
、下層塗膜面になしみやすいマスキング材を得られる。
マスキング材の取り付けは、下層の塗膜の指触硬化が進
んで、マスキング材の取り付けによっても’1Mに傷が
付かない程度の硬化状態において行うのが望ましい。
んで、マスキング材の取り付けによっても’1Mに傷が
付かない程度の硬化状態において行うのが望ましい。
FRPからなるマスキング材は上述のように加工が容易
であるとともに、取付が簡単にでき、作業性、作業効率
の点で非常に有利である。また、FRPはある程度の柔
軟性をもつので、マスキングした際に下層のウレタンエ
ラストマー塗膜と密着性良くフィツトする。従って、第
2の塗料が、下層塗膜とマスキング材との隙間に入り、
模様の目地部のにじみを生じるようなことがない。しか
も、マスキング材に上層のウレタンエラストマーが付着
しても剥離が容易であり、また、模様の切り抜き部があ
っても剛性を保つため、マスキング材として繰り返し利
用することができる。
であるとともに、取付が簡単にでき、作業性、作業効率
の点で非常に有利である。また、FRPはある程度の柔
軟性をもつので、マスキングした際に下層のウレタンエ
ラストマー塗膜と密着性良くフィツトする。従って、第
2の塗料が、下層塗膜とマスキング材との隙間に入り、
模様の目地部のにじみを生じるようなことがない。しか
も、マスキング材に上層のウレタンエラストマーが付着
しても剥離が容易であり、また、模様の切り抜き部があ
っても剛性を保つため、マスキング材として繰り返し利
用することができる。
FRPからなるマスキング材は上述のような効果を有す
るが、FRPマスキング材の下面(第1の塗装面に接す
る面)にスポンジシートを取り付けることにより、場合
によってFRPマスギング材と第1の塗装面の間に多少
発生することのある隙間をなくすことができ、さらに効
果的である。
るが、FRPマスキング材の下面(第1の塗装面に接す
る面)にスポンジシートを取り付けることにより、場合
によってFRPマスギング材と第1の塗装面の間に多少
発生することのある隙間をなくすことができ、さらに効
果的である。
スポンジとしてはシリコーン、ウレタン等が使用でき、
厚みが、通常1〜10ma、好ましくは2〜51のスポ
ンジシートをFRPマスキング材の下面に取りつけて用
いる。
厚みが、通常1〜10ma、好ましくは2〜51のスポ
ンジシートをFRPマスキング材の下面に取りつけて用
いる。
スポンジシートをFRPマスキング材に取りつける方法
としては、模様を形成する前に接着剤等で両者を貼り合
わせた後、ナイフ等での切り抜きや打ち抜きにより模様
を形成する。
としては、模様を形成する前に接着剤等で両者を貼り合
わせた後、ナイフ等での切り抜きや打ち抜きにより模様
を形成する。
上述のようなマスキング材で第1の塗装面をマスキング
した後、第2のウレタンエラストマー塗料を塗布する。
した後、第2のウレタンエラストマー塗料を塗布する。
この第2の塗料としては、第1の塗料と同様の種類の塗
料が使用できる。第1の塗料と色調の異なる塗料を使用
すると、レンガ積み模様、ブロンク模様、石垣模様、格
子模様等の種々の多色模様を形成できる。
料が使用できる。第1の塗料と色調の異なる塗料を使用
すると、レンガ積み模様、ブロンク模様、石垣模様、格
子模様等の種々の多色模様を形成できる。
第2の塗料は、目的の模様により異なるが、通常乾燥膜
厚が0.1〜0.5 TONとなるように塗布する。
厚が0.1〜0.5 TONとなるように塗布する。
この塗装は第1の塗装と同様の方法で行うことができる
。第1および第2の塗装にはそれぞれ専用の塗装機を使
用するのが望ましい。
。第1および第2の塗装にはそれぞれ専用の塗装機を使
用するのが望ましい。
第2の塗料を塗布して、指触硬化の状態となったらマス
キング材を取り除く。マスキング材の除去後、十分に硬
化させると、良好な外観の模様が形成された化粧訓矢板
が得られる。
キング材を取り除く。マスキング材の除去後、十分に硬
化させると、良好な外観の模様が形成された化粧訓矢板
が得られる。
実施例1
鋼矢板(SKSP−II A型X12m)の上部片面に
長手方向に2mの塗装長で、2液型用ホツト工アレス塗
装機を用いて下記に示す塗料Aを吹付は塗装した。塗装
後30分間乾燥させ、次いで2.5 w+lff1厚の
不飽和ポリエステル系FRPからなるマスキング材を用
いて、塗装面全体にわたってレンガ積み状の目地面に相
当するマスキングを行った後、下記に示す塗料Bを吹付
は塗装した。
長手方向に2mの塗装長で、2液型用ホツト工アレス塗
装機を用いて下記に示す塗料Aを吹付は塗装した。塗装
後30分間乾燥させ、次いで2.5 w+lff1厚の
不飽和ポリエステル系FRPからなるマスキング材を用
いて、塗装面全体にわたってレンガ積み状の目地面に相
当するマスキングを行った後、下記に示す塗料Bを吹付
は塗装した。
塗料A:黒色のウレタンエラストマー
(商品名: ミゼロン、三井金1:塗料化学■製)塗料
B:アイボリー色のウレタンエラストマー(商品名:
ミゼロン、三井金属塗料化学銖製)さらに、比較のため
にマスキングを、従来のマスキングテープ、2mm厚の
鋼板、2.5mm厚のポリエチレンシート、および2.
5m1l厚のゴム板を使用して行った。
B:アイボリー色のウレタンエラストマー(商品名:
ミゼロン、三井金属塗料化学銖製)さらに、比較のため
にマスキングを、従来のマスキングテープ、2mm厚の
鋼板、2.5mm厚のポリエチレンシート、および2.
5m1l厚のゴム板を使用して行った。
それぞれの場合について、能率、作業性、得られた製品
の外観、およびコストを評価した。その結果を第1表に
まとめて示す。
の外観、およびコストを評価した。その結果を第1表に
まとめて示す。
第1表
第1表から明らかなように、FRPマスキング材は種々
の材料中で最良の結果が得られる。
の材料中で最良の結果が得られる。
なお、FRPマスキング材の板厚を1m+n未満、ある
いは51超とした場合は作業性および外観の点でやや劣
る。
いは51超とした場合は作業性および外観の点でやや劣
る。
実施例2
上記実施例1から判るように、FRPマスキング材は総
合的に優れているが、FRPのマスキング部とウレタン
塗装部に多少隙間が発生することもあり、これを解決す
るためにシリコーンスポンジと組み合わせて使用するテ
ストを実施した。実施例1で使用したと同じ種類の2.
5 am厚FRPと、2.5+nm厚または5.On+
m厚のシリコーンスポンジシートを貼り合わせたものか
らなるマスキング材を用いてマスキングを行った。使用
したウレタンエラストマー塗料および塗装方法は実施例
1と同様である。
合的に優れているが、FRPのマスキング部とウレタン
塗装部に多少隙間が発生することもあり、これを解決す
るためにシリコーンスポンジと組み合わせて使用するテ
ストを実施した。実施例1で使用したと同じ種類の2.
5 am厚FRPと、2.5+nm厚または5.On+
m厚のシリコーンスポンジシートを貼り合わせたものか
らなるマスキング材を用いてマスキングを行った。使用
したウレタンエラストマー塗料および塗装方法は実施例
1と同様である。
それぞれについて作業性および製品の外観を評価し、そ
の結果を第2表に示す。
の結果を第2表に示す。
第2表
評価を示す記号は第1表と同し意味である。
(発明の効果)
本発明方法においては、鋼矢板の露出面にポリウレタン
塗膜からなる模様を形成する際に、FRPからなるマス
キング材を使用することにより、マスキング材の加工が
容品であり、マスキングが簡単に効率よく行えると共に
、模様の目地部のにじみ等のない外観の優れた模様を形
成でき、しかもマスキング材の再生使用が可能であると
いう優れた効果を発揮できる。従って本発明方法は、防
食性に優れると共に、周囲環境に適合した外観をもつ、
河川や港湾構造物として好適な重防食鋼矢板を大量生産
するのに有用な方法である。
塗膜からなる模様を形成する際に、FRPからなるマス
キング材を使用することにより、マスキング材の加工が
容品であり、マスキングが簡単に効率よく行えると共に
、模様の目地部のにじみ等のない外観の優れた模様を形
成でき、しかもマスキング材の再生使用が可能であると
いう優れた効果を発揮できる。従って本発明方法は、防
食性に優れると共に、周囲環境に適合した外観をもつ、
河川や港湾構造物として好適な重防食鋼矢板を大量生産
するのに有用な方法である。
第1図は本発明方法により得られた化粧訓矢板の使用状
態を示す図、第2図(a)および(b)は本発明方法に
より得られた化粧綱矢板の断面図である。 12 @矢板
態を示す図、第2図(a)および(b)は本発明方法に
より得られた化粧綱矢板の断面図である。 12 @矢板
Claims (2)
- (1)露出表面の少なくとも一部にポリウレタン塗膜か
らなる模様を形成して、化粧面を有する重防食鋼矢板を
製造する方法において、FRPからなるマスキング材を
用いて模様を形成することを特徴とする、化粧面を有す
る重防食鋼矢板の製造方法。 - (2)FRPからなるマスキング材の下面にスポンジシ
ートを取り付けて用いる、請求項1記載の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27565390A JPH04150975A (ja) | 1990-10-15 | 1990-10-15 | 化粧面を有する重防食鋼矢板の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27565390A JPH04150975A (ja) | 1990-10-15 | 1990-10-15 | 化粧面を有する重防食鋼矢板の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04150975A true JPH04150975A (ja) | 1992-05-25 |
Family
ID=17558461
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27565390A Pending JPH04150975A (ja) | 1990-10-15 | 1990-10-15 | 化粧面を有する重防食鋼矢板の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04150975A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013002196A (ja) * | 2011-06-20 | 2013-01-07 | Lixil Corp | キッチンシンク及びその製造方法 |
JP2015137510A (ja) * | 2014-01-24 | 2015-07-30 | 新日鐵住金株式会社 | 壁体構造 |
-
1990
- 1990-10-15 JP JP27565390A patent/JPH04150975A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013002196A (ja) * | 2011-06-20 | 2013-01-07 | Lixil Corp | キッチンシンク及びその製造方法 |
JP2015137510A (ja) * | 2014-01-24 | 2015-07-30 | 新日鐵住金株式会社 | 壁体構造 |
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