JPH01108182A - 着色及びまたは模様付きのコンクリート柱体およびその製造方法 - Google Patents
着色及びまたは模様付きのコンクリート柱体およびその製造方法Info
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- JPH01108182A JPH01108182A JP26419087A JP26419087A JPH01108182A JP H01108182 A JPH01108182 A JP H01108182A JP 26419087 A JP26419087 A JP 26419087A JP 26419087 A JP26419087 A JP 26419087A JP H01108182 A JPH01108182 A JP H01108182A
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Landscapes
- Aftertreatments Of Artificial And Natural Stones (AREA)
- Manufacturing Of Tubular Articles Or Embedded Moulded Articles (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
この発明は、着色及びまたは模様が付された樹脂で表面
が被覆され、しかも美麗で耐久性のあるコンクリート柱
体およびその製造方法に関するものである。
が被覆され、しかも美麗で耐久性のあるコンクリート柱
体およびその製造方法に関するものである。
(従来の技術)
従来から着色及びまたは模様を表面に有するコンクリー
ト柱体は公知である。なお、本願明a書でいうコンクリ
ート柱体とは、コンクリートのポール、パイル、ヒユー
ム管を含むコンクリートの柱体である。コンクリート柱
体、例えばコンクリートのポールに着色及びまたは模様
を付する方法としては、以前から主に次の二つの方法が
一般に採用されている。
ト柱体は公知である。なお、本願明a書でいうコンクリ
ート柱体とは、コンクリートのポール、パイル、ヒユー
ム管を含むコンクリートの柱体である。コンクリート柱
体、例えばコンクリートのポールに着色及びまたは模様
を付する方法としては、以前から主に次の二つの方法が
一般に採用されている。
その−は、硬化したコンクリート柱体の表面の全面また
は一部に着色塗料を塗布し、ここに−色または模様を形
成するものである。゛また他の方法は、コンクリート材
料中に顔料を加えてカラーコンクリート柱体の硬化体と
し、この表面に透明な樹脂塗膜を形成させ着色コンクリ
ートとするものである。
は一部に着色塗料を塗布し、ここに−色または模様を形
成するものである。゛また他の方法は、コンクリート材
料中に顔料を加えてカラーコンクリート柱体の硬化体と
し、この表面に透明な樹脂塗膜を形成させ着色コンクリ
ートとするものである。
しかしながら、このような方法でコンクリート柱体に着
色及びまたは模様を付けることは、いづれも生産性の著
しく低いことが以前から指摘されていたばかりでなく、
この方法で生産された着色コンクリート柱体は、品質的
に必ずしも満足すべきものではなかったことも事実であ
る。
色及びまたは模様を付けることは、いづれも生産性の著
しく低いことが以前から指摘されていたばかりでなく、
この方法で生産された着色コンクリート柱体は、品質的
に必ずしも満足すべきものではなかったことも事実であ
る。
即ち、硬化したコンクリート柱体に着色塗膜を形成する
前者の方法では、硬化したコンクリート柱体を脱型模、
製品置場で適正な水分範囲となるように一定vIWR管
理する。これは、一般に3週間以上製品Wi場で養生す
ることによって行われるが。
前者の方法では、硬化したコンクリート柱体を脱型模、
製品置場で適正な水分範囲となるように一定vIWR管
理する。これは、一般に3週間以上製品Wi場で養生す
ることによって行われるが。
降雨などの影響でこの管理は必ずしも容易ではない。そ
の後に、コンクリート柱体の表面に付着した離型剤、汚
れ、錆びといった塗装に有害な付着物を除去する。さら
にコンクリート柱体から析出した白色物質などを除去し
て、次に塗料の付着をよくするためペーパーがけなどを
して素地の仕上げをしなければならない。なお、ここで
いう白色物質とは、コンクリート柱体の一次白華といわ
れるもので、コンクリートの混線水に含まれていた水酸
化カルシウムなどの可溶性塩が硬化過程でコンクリート
柱体の表面に浸出し、水分の蒸発後表面に析出したもの
である。こうした前処理のあと、下塗用シーラーをコン
クリート柱体の表面に塗布し、この上に用途に応じた各
種塗料をハケや吹付は機で1〜3回塗布するものである
。こうした作業は、塗布面の全てについて行うもので、
その作業労力は大きな負担になっていた。
の後に、コンクリート柱体の表面に付着した離型剤、汚
れ、錆びといった塗装に有害な付着物を除去する。さら
にコンクリート柱体から析出した白色物質などを除去し
て、次に塗料の付着をよくするためペーパーがけなどを
して素地の仕上げをしなければならない。なお、ここで
いう白色物質とは、コンクリート柱体の一次白華といわ
れるもので、コンクリートの混線水に含まれていた水酸
化カルシウムなどの可溶性塩が硬化過程でコンクリート
柱体の表面に浸出し、水分の蒸発後表面に析出したもの
である。こうした前処理のあと、下塗用シーラーをコン
クリート柱体の表面に塗布し、この上に用途に応じた各
種塗料をハケや吹付は機で1〜3回塗布するものである
。こうした作業は、塗布面の全てについて行うもので、
その作業労力は大きな負担になっていた。
一方後者の方法では、初めからカラーコンクリートの硬
化体を得るもので、この上に透明な樹脂被膜を塗布する
ものである。これによってコンクリート柱体の表面を被
覆し、同時にコンクリート柱体の外表面からの水の出入
りを防ぎ、2次白華を防止するものである。コンクリー
ト柱体の成形後に外部から水が侵入すると、上述の1次
白華の場合と同様にして2次白華を生じ、外観をいちじ
るしく低下させる。しかし、この場合も前記と略同様に
塗装前に、素地にV!雑な前処理を施さなけばならない
ので、その作業労力が同様に大きな負担になっていた。
化体を得るもので、この上に透明な樹脂被膜を塗布する
ものである。これによってコンクリート柱体の表面を被
覆し、同時にコンクリート柱体の外表面からの水の出入
りを防ぎ、2次白華を防止するものである。コンクリー
ト柱体の成形後に外部から水が侵入すると、上述の1次
白華の場合と同様にして2次白華を生じ、外観をいちじ
るしく低下させる。しかし、この場合も前記と略同様に
塗装前に、素地にV!雑な前処理を施さなけばならない
ので、その作業労力が同様に大きな負担になっていた。
しかしいづれの場合も、このような繁雑な前処理を入念
に行っても、無機材料であるコンクリートに有機材料で
ある塗料を後塗りしているため。
に行っても、無機材料であるコンクリートに有機材料で
ある塗料を後塗りしているため。
塗装被膜とコンクリートとの接着力は弱く、経年変化に
よりti膜が劣化するとともに、被膜のヒビ割れ、フク
レなどを生じさらに剥離を起すものが多く、この部分外
ら水が入って2次白華を生じたりして、長期にわたって
美麗なコンクリート柱体に保つことはむずかしかった。
よりti膜が劣化するとともに、被膜のヒビ割れ、フク
レなどを生じさらに剥離を起すものが多く、この部分外
ら水が入って2次白華を生じたりして、長期にわたって
美麗なコンクリート柱体に保つことはむずかしかった。
また、着色した樹脂被膜をコンクリート柱体に被覆する
ことは、美観を兼ねて海岸などでいわゆる塩害防止のた
めにも用いられるが、そうした場合に被膜のヒビ割れ、
フクレなどが生じると、美観の低下とともにこうした塩
害防止の要求にも応えらないこととなっていた。
ことは、美観を兼ねて海岸などでいわゆる塩害防止のた
めにも用いられるが、そうした場合に被膜のヒビ割れ、
フクレなどが生じると、美観の低下とともにこうした塩
害防止の要求にも応えらないこととなっていた。
さらに、原料に顔料を加えてカラーコンクリート柱体を
得、これに樹脂被膜を被覆するものについてみると、同
一の製造装置を用いてカラーコンクリート柱体とノンカ
ラーの普通のコンクリート柱体を、−日の中で時間を区
切って製造しようとする場合、製造装置をその都度きれ
いに洗い流して先の顔料入りコンクリートが残らないよ
うにしなければならないという問題があった。こうした
ことも従来の作業性の低下をもたらす大きな点として指
摘されていた。
得、これに樹脂被膜を被覆するものについてみると、同
一の製造装置を用いてカラーコンクリート柱体とノンカ
ラーの普通のコンクリート柱体を、−日の中で時間を区
切って製造しようとする場合、製造装置をその都度きれ
いに洗い流して先の顔料入りコンクリートが残らないよ
うにしなければならないという問題があった。こうした
ことも従来の作業性の低下をもたらす大きな点として指
摘されていた。
(発明が解決しようとする問題点)
この発明は、着色及びまたは模様付けされた樹脂被膜が
遠心力成形されたコンクリート柱体の表面に強い付着強
度のもとで被覆され、1次白華および2次白華の発生を
確実にしかも長期にわたって防止するものを、成形物の
脱型侵の工程を大幅に簡略化して能率よく得ようとする
ものである。
遠心力成形されたコンクリート柱体の表面に強い付着強
度のもとで被覆され、1次白華および2次白華の発生を
確実にしかも長期にわたって防止するものを、成形物の
脱型侵の工程を大幅に簡略化して能率よく得ようとする
ものである。
(問題点を解決するための手段)
この発明は、遠心力成形されたコンクリート柱体の表面
との接着面には熱硬化性樹脂被膜を有し、この被膜の上
に形成される別の樹脂被膜を剥離して群られる新生面に
着色及びまたは模様を施した面を有し、さらに必要に応
じて最外層に透明または半透明の樹脂被覆層を有するこ
とを特徴とする着色及びまたは模様付きのコンクリート
柱体である。また、その製造方法としては、遠心力成形
でコンクリート柱体を製造するに当り、型枠との接着面
には可剥性塗料を塗布してここに可剥性被膜を形成し、
この被膜の上に熱硬化性樹脂の被膜を形成し、或はその
上に少なくとも着色及びまたは模様付けされた樹脂被膜
の一唐を形成し、この型枠を用いてコンクリート柱体を
遠心力成形で成形し、コンクリートが硬化後に脱型して
型枠に形成した上記被膜をコンクリート柱体の表面に反
転してコンクリート柱体を被覆し、その優前記可剥性被
膜を剥離しこの剥11模の新生面に着色及びまたは模様
付けをし、必要に応じてさらにその上に透明または半透
明の樹脂塗料を塗布することを特徴とする着色及びまた
は模様付きのコンクリート柱体の製造方法である。以下
に、この発明をさらに説明する。
との接着面には熱硬化性樹脂被膜を有し、この被膜の上
に形成される別の樹脂被膜を剥離して群られる新生面に
着色及びまたは模様を施した面を有し、さらに必要に応
じて最外層に透明または半透明の樹脂被覆層を有するこ
とを特徴とする着色及びまたは模様付きのコンクリート
柱体である。また、その製造方法としては、遠心力成形
でコンクリート柱体を製造するに当り、型枠との接着面
には可剥性塗料を塗布してここに可剥性被膜を形成し、
この被膜の上に熱硬化性樹脂の被膜を形成し、或はその
上に少なくとも着色及びまたは模様付けされた樹脂被膜
の一唐を形成し、この型枠を用いてコンクリート柱体を
遠心力成形で成形し、コンクリートが硬化後に脱型して
型枠に形成した上記被膜をコンクリート柱体の表面に反
転してコンクリート柱体を被覆し、その優前記可剥性被
膜を剥離しこの剥11模の新生面に着色及びまたは模様
付けをし、必要に応じてさらにその上に透明または半透
明の樹脂塗料を塗布することを特徴とする着色及びまた
は模様付きのコンクリート柱体の製造方法である。以下
に、この発明をさらに説明する。
発明者らは、遠心力成形されたコンクリート柱体に美麗
に着色及びまたは模様付けをするよう各種の実験を試み
た。発明者は、始めに任意形状をしたコンクリート柱体
の表面の全面に、樹脂被膜を血便にかつ確実に被覆する
方法を、本出願人が先に提案した特願昭60−1729
54号(特開昭62−33607号)をもとに種々検討
した。
に着色及びまたは模様付けをするよう各種の実験を試み
た。発明者は、始めに任意形状をしたコンクリート柱体
の表面の全面に、樹脂被膜を血便にかつ確実に被覆する
方法を、本出願人が先に提案した特願昭60−1729
54号(特開昭62−33607号)をもとに種々検討
した。
その結果、ここで提案されている可剥性被膜を型枠の内
面に形成し、遠心力成形したコンクリートが硬化後に脱
型することにより、コンクリート柱体の表面に可剥性被
膜を反転被覆する方法が最も好適であることを改めて確
認した。ここで使用される塗料は、一般にストリッパブ
ルペイントと呼ばれる可剥性塗料で、これは塗布侵に乾
燥過程を経て可剥性の被膜を形成するものである。この
可剥性被膜は、塗布素地との接着力は極めて弱く、rI
!iに剥がすことができるものである。従って、このス
トリッパブルペイントで型枠の内側に可剥性被膜を形成
し、これでコンクリート柱体を遠心力成形し硬化後これ
を脱型すると、コンクリート柱体の表面に容易に剥離可
能な樹脂被膜を形成することができる。
面に形成し、遠心力成形したコンクリートが硬化後に脱
型することにより、コンクリート柱体の表面に可剥性被
膜を反転被覆する方法が最も好適であることを改めて確
認した。ここで使用される塗料は、一般にストリッパブ
ルペイントと呼ばれる可剥性塗料で、これは塗布侵に乾
燥過程を経て可剥性の被膜を形成するものである。この
可剥性被膜は、塗布素地との接着力は極めて弱く、rI
!iに剥がすことができるものである。従って、このス
トリッパブルペイントで型枠の内側に可剥性被膜を形成
し、これでコンクリート柱体を遠心力成形し硬化後これ
を脱型すると、コンクリート柱体の表面に容易に剥離可
能な樹脂被膜を形成することができる。
この発明は、この可剥性被膜を遠心力成形された表面に
型枠からの反転で形成し、その後この可剥性被膜を剥離
して、ここに清浄な樹脂被膜の新生面が現われるように
するものである。即ち、型枠に可剥性塗料を塗布してこ
こに可剥性被膜を形成し、その上にエポキシ樹脂、ポリ
エステル樹脂などの熱硬化性樹脂塗料を塗布して、ここ
に可剥性被膜と熱硬化性被膜の2層の樹脂被膜を形成し
ておく。このようにした型枠を用いてコンクリートを遠
心力成形し、硬化後脱型するものである。
型枠からの反転で形成し、その後この可剥性被膜を剥離
して、ここに清浄な樹脂被膜の新生面が現われるように
するものである。即ち、型枠に可剥性塗料を塗布してこ
こに可剥性被膜を形成し、その上にエポキシ樹脂、ポリ
エステル樹脂などの熱硬化性樹脂塗料を塗布して、ここ
に可剥性被膜と熱硬化性被膜の2層の樹脂被膜を形成し
ておく。このようにした型枠を用いてコンクリートを遠
心力成形し、硬化後脱型するものである。
これによって上記の可剥性被膜、熱硬化性の被膜の双方
がコシクリート成形体の表面に反転被覆される。しかる
後、外表面の可剥性被膜を剥離するものである。剥離侵
はコンクリート柱体にエポキシ樹脂、ポリエステル樹脂
などの熱硬化性樹脂の樹脂被膜だけが被覆されることに
なる。しかも、その熱硬化性樹脂II!!膜の外表面は
可剥性被膜が剥離された直後の新生面のものとすること
が出来る。
がコシクリート成形体の表面に反転被覆される。しかる
後、外表面の可剥性被膜を剥離するものである。剥離侵
はコンクリート柱体にエポキシ樹脂、ポリエステル樹脂
などの熱硬化性樹脂の樹脂被膜だけが被覆されることに
なる。しかも、その熱硬化性樹脂II!!膜の外表面は
可剥性被膜が剥離された直後の新生面のものとすること
が出来る。
こうして得られたポリエステル樹脂などの熱硬化性樹脂
の新生面は、もちろん清浄でほこりその他の付着物がな
く、従って何等の前処理をすることなくそのまま、この
上に印刷その他の方法で模様、図柄、着色などを施すこ
とができるものである。
の新生面は、もちろん清浄でほこりその他の付着物がな
く、従って何等の前処理をすることなくそのまま、この
上に印刷その他の方法で模様、図柄、着色などを施すこ
とができるものである。
一方、ここに使用されるポリエステル樹脂、エポキシ樹
脂といった熱硬化性樹脂は、コンクリートとの接着性、
遮断性に極めて優れ、経年変化によってもひび剖れ、フ
クレ等を生じることがなく、またコンクリート柱体の表
面からの雨水の侵入などを確実に防いで2次白華を防止
するのに有効である。
脂といった熱硬化性樹脂は、コンクリートとの接着性、
遮断性に極めて優れ、経年変化によってもひび剖れ、フ
クレ等を生じることがなく、またコンクリート柱体の表
面からの雨水の侵入などを確実に防いで2次白華を防止
するのに有効である。
上記のようにして、コンクリート柱体の表面に形成され
た可剥性被膜を剥離して得られる新生面の上に形成され
る着色、模様、図柄などは、素地が清浄で良好なところ
から美麗で素地との接着強度も強いものとなる。
た可剥性被膜を剥離して得られる新生面の上に形成され
る着色、模様、図柄などは、素地が清浄で良好なところ
から美麗で素地との接着強度も強いものとなる。
こうした着色及びまたは模様付きの表面を有するコンク
リート柱体は、次に必要に応じて、この図柄等の上に透
明または半透明の樹脂被膜を被覆する。ここに用いられ
る塗料としては、好ましくは耐候性のあるフッ素樹脂塗
料、アクリル系樹脂塗料を使用する。フッ索樹脂あるい
はアクリル系樹脂は、耐候性に優れているので、図柄等
を長期にわたって英和に保つことができる。
リート柱体は、次に必要に応じて、この図柄等の上に透
明または半透明の樹脂被膜を被覆する。ここに用いられ
る塗料としては、好ましくは耐候性のあるフッ素樹脂塗
料、アクリル系樹脂塗料を使用する。フッ索樹脂あるい
はアクリル系樹脂は、耐候性に優れているので、図柄等
を長期にわたって英和に保つことができる。
即ちこの発明は、遠心力成形されたコンクリート柱体と
の接着面をエポキシ樹脂などの接着性の強い熱硬化性樹
脂で被部し、この上には可剥性被膜を剥離して新生面と
し、ここに着色面あるいは模様面を形成してなる新規構
成の着色及びまたは模様付きの表面を有するコンクリー
ト柱体である。
の接着面をエポキシ樹脂などの接着性の強い熱硬化性樹
脂で被部し、この上には可剥性被膜を剥離して新生面と
し、ここに着色面あるいは模様面を形成してなる新規構
成の着色及びまたは模様付きの表面を有するコンクリー
ト柱体である。
本願の第2の発明はその製造方法の一つであるが、これ
は既に説明したことから理解されるように、型枠にまず
可剥性塗料を塗布してここに可剥性被膜を形成する。可
剥性塗料としては、例えば「ストリップペイント」 (
関西ペイント社商品名)で、これを溶剤にとかしたもの
である。これを吹付は装置などで型枠の内面に、200
〜300q/dの割合で吹付け、約1時間放置して硬化
させ被膜を形成する。つづいてエポキシ樹脂塗料をこの
上に、例えば700〜800 Q/rrtの割合で吹付
け、これを半硬化させここに被咬を形成する。
は既に説明したことから理解されるように、型枠にまず
可剥性塗料を塗布してここに可剥性被膜を形成する。可
剥性塗料としては、例えば「ストリップペイント」 (
関西ペイント社商品名)で、これを溶剤にとかしたもの
である。これを吹付は装置などで型枠の内面に、200
〜300q/dの割合で吹付け、約1時間放置して硬化
させ被膜を形成する。つづいてエポキシ樹脂塗料をこの
上に、例えば700〜800 Q/rrtの割合で吹付
け、これを半硬化させここに被咬を形成する。
こうした状態にして、ここへセメント混練物を投入して
、以下常法によって遠心力成形をし、蒸気養生を行う。
、以下常法によって遠心力成形をし、蒸気養生を行う。
硬化侵に常法によって脱型すると可剥性−被膜は型枠か
ら剥離してコンクリート柱体の表面に反転被覆される。
ら剥離してコンクリート柱体の表面に反転被覆される。
そこでこの反転した可刹性$膜を剥離する。被膜の剥離
は、膜を隅から引張ると被膜は連続してa単に引き離す
ことができる。被膜を剥離する牛、そこには汚れや付着
物のない清浄な熱可塑性樹脂被膜の新生面が現われてく
る。この新生面に、何等の前処理を施すことなくそのま
まま、印刷その他で任意の図柄、色彩などを施す。この
模様付けは、耐候性樹脂塗料に顔料を加えたもので行な
えばよく、これで図柄、模様入りなどのコンクリート柱
体ダ出来上がる。
は、膜を隅から引張ると被膜は連続してa単に引き離す
ことができる。被膜を剥離する牛、そこには汚れや付着
物のない清浄な熱可塑性樹脂被膜の新生面が現われてく
る。この新生面に、何等の前処理を施すことなくそのま
まま、印刷その他で任意の図柄、色彩などを施す。この
模様付けは、耐候性樹脂塗料に顔料を加えたもので行な
えばよく、これで図柄、模様入りなどのコンクリート柱
体ダ出来上がる。
さらに必要に応じ、この上に透明または半透明の、好ま
しくは耐候性の樹脂塗料を塗布する。
しくは耐候性の樹脂塗料を塗布する。
本願の別の製造方法である第3の発明は、上記の製造方
法の変形例であって、型枠の内面に可剥性被膜を形成し
た債、その上に着色及びまたは模様の付された樹脂被膜
を形成し、杢らにその上に熱硬化性の樹脂wi膜を形成
する。この状態にして、ここにセメント混練物を流し込
み遠心力成形し、コンクリートが硬化してから脱型する
ものである。
法の変形例であって、型枠の内面に可剥性被膜を形成し
た債、その上に着色及びまたは模様の付された樹脂被膜
を形成し、杢らにその上に熱硬化性の樹脂wi膜を形成
する。この状態にして、ここにセメント混練物を流し込
み遠心力成形し、コンクリートが硬化してから脱型する
ものである。
すると、脱型と同時にコンクリート柱体の表面に、可剥
性被膜、着色及びまたは模様付けされた樹脂被膜、熱可
塑性樹脂被膜の3者が反転被覆され、これによってコン
クリート柱体の表面に着色及びまたは模様付けがなされ
ることになる。従って、この場合は脱型俊に最外層の可
剥性被膜を剥離すればそれで製品が出来上がることにな
るが、なおこの場合にも上記発明と同様に、必要(応じ
この上に透明または半透明の、好ましくは#4候性の樹
脂塗料を塗布する。
性被膜、着色及びまたは模様付けされた樹脂被膜、熱可
塑性樹脂被膜の3者が反転被覆され、これによってコン
クリート柱体の表面に着色及びまたは模様付けがなされ
ることになる。従って、この場合は脱型俊に最外層の可
剥性被膜を剥離すればそれで製品が出来上がることにな
るが、なおこの場合にも上記発明と同様に、必要(応じ
この上に透明または半透明の、好ましくは#4候性の樹
脂塗料を塗布する。
(発明の効果)
以上の本発明によると、遠心力成形されたコンクリート
柱体に着色及びまたは模様を付すのが、従来と比較して
大幅に軽減され、その作業性は著しく改善されることに
なった。即ち、従来は着色及びまたは模様を付すにあた
っての前処理として、コンクリート柱体の水分調整、錆
び、汚れといった有害物の除去、ペーパーがけによる粗
面化などを余儀無くされていたが、この発明によるとこ
うした素地の前処理は全て不要となった訳で、これによ
る生産性の向上、コストダウンは図りしれないものがあ
ると思われる。
柱体に着色及びまたは模様を付すのが、従来と比較して
大幅に軽減され、その作業性は著しく改善されることに
なった。即ち、従来は着色及びまたは模様を付すにあた
っての前処理として、コンクリート柱体の水分調整、錆
び、汚れといった有害物の除去、ペーパーがけによる粗
面化などを余儀無くされていたが、この発明によるとこ
うした素地の前処理は全て不要となった訳で、これによ
る生産性の向上、コストダウンは図りしれないものがあ
ると思われる。
次にこの発明によると、着色、図柄、模様といったもの
は、可剥性被膜を剥離したばかりの新生面に描かれるの
で、そこには塵のような両者の接着を阻害するような物
質は介在せず、強固に接着できて経年変化によっても模
様や絵図が剥離するようなことはなくなった。また、コ
ンクリート柱体の外表面には熱硬化性樹脂の被膜が密に
被覆されているので、コンクリート柱体の外部から雨水
が出入することもなく、1次および2次白華発生の恐れ
もなくなった。
は、可剥性被膜を剥離したばかりの新生面に描かれるの
で、そこには塵のような両者の接着を阻害するような物
質は介在せず、強固に接着できて経年変化によっても模
様や絵図が剥離するようなことはなくなった。また、コ
ンクリート柱体の外表面には熱硬化性樹脂の被膜が密に
被覆されているので、コンクリート柱体の外部から雨水
が出入することもなく、1次および2次白華発生の恐れ
もなくなった。
以下に実施例をあげてこの発明をさらに説明する。
実mF!Ai。
末口14α、元口24.5CrR,長さ8mのコンクリ
−トポ〜ル用型枠を半割の状態で、型枠の汚れをふき取
った侵、可剥性塗料としてストリップペイント(関西ペ
イント社商品名)100部に対し、シンナー60部を混
合したものをよく攪拌し、これをエアレスタイプの吹付
は装置で、200Q/iの割合で吹き付けた。吹付は侵
、空温下で1時間放置して塗料を乾燥させた。その摂、
これにエポキシ樹脂(ユニタック−5000−3,小野
出社商品名)を主材100部、硬化剤50部、顔料〈酸
化クロム)3部をよく攪拌したものを80C1/mの割
合で吹付けた。次に鉄筋カゴをこれに挿入して型組みを
行った。この中に通常の成形ラインでコンクリートを注
入し、つづいて遠心力成形、蒸気養生を行って翌日に脱
型したところ、型枠への付着もなく、極めてスムースに
脱型ができた。翌日に表面の可剥性被膜を剥ぎ取り、露
出した美麗な樹脂面にアクリル樹脂塗料(トップコート
、小野出社商品名>100部とシンナー100部を混合
したものを100Q/mの割合で2回吹付けて製品とし
た。このものは、下地コンクリートとの付着も充分で、
かつ色むらのないカラーポー・ルであった。
−トポ〜ル用型枠を半割の状態で、型枠の汚れをふき取
った侵、可剥性塗料としてストリップペイント(関西ペ
イント社商品名)100部に対し、シンナー60部を混
合したものをよく攪拌し、これをエアレスタイプの吹付
は装置で、200Q/iの割合で吹き付けた。吹付は侵
、空温下で1時間放置して塗料を乾燥させた。その摂、
これにエポキシ樹脂(ユニタック−5000−3,小野
出社商品名)を主材100部、硬化剤50部、顔料〈酸
化クロム)3部をよく攪拌したものを80C1/mの割
合で吹付けた。次に鉄筋カゴをこれに挿入して型組みを
行った。この中に通常の成形ラインでコンクリートを注
入し、つづいて遠心力成形、蒸気養生を行って翌日に脱
型したところ、型枠への付着もなく、極めてスムースに
脱型ができた。翌日に表面の可剥性被膜を剥ぎ取り、露
出した美麗な樹脂面にアクリル樹脂塗料(トップコート
、小野出社商品名>100部とシンナー100部を混合
したものを100Q/mの割合で2回吹付けて製品とし
た。このものは、下地コンクリートとの付着も充分で、
かつ色むらのないカラーポー・ルであった。
実施例2゜
実施例1と同様な型枠を用いて、半割の状態で型枠の汚
れをふき取った復、実施例1と同様な可剥性塗料ストリ
ップペイント100部に対し、シンナー60部を混合し
たものをよく攪拌し、エアレスタイプの吹付は装置で2
0C1/mの割合で吹き付け、これを1時間乾燥させた
。この上に、エポキシ樹脂(小野田社商品名、ユニタッ
ク−5000−3)を、800G+/尻の割合で吹き付
は型枠の処理を完了した。
れをふき取った復、実施例1と同様な可剥性塗料ストリ
ップペイント100部に対し、シンナー60部を混合し
たものをよく攪拌し、エアレスタイプの吹付は装置で2
0C1/mの割合で吹き付け、これを1時間乾燥させた
。この上に、エポキシ樹脂(小野田社商品名、ユニタッ
ク−5000−3)を、800G+/尻の割合で吹き付
は型枠の処理を完了した。
その俊これに鉄筋カゴを挿入して型組みを行って、以下
通常の成形ラインでコンクリートの注入、遠心力成形、
蒸気養生を行った。これを翌日脱型したところ、型枠へ
の付着もなくスムースに脱型ができた。脱型の翌日、表
面の可剥性被膜を剥ぎ取り、露出した美麗な樹脂面に黄
色と緑色の2種類のアクリル樹脂系塗料をエアレスタイ
プの吹付は装置で斑点状の模様付けを行った侵2時間乾
燥させた。ざらにその上から、透明なアクリル樹脂(小
野出社商品名、トップコート)を1000/−の割合で
2回吹付けて製品とした。このものの製作は、特に模様
付けの作業にあたって空間的に制約されることがなく能
率的であった。また得られたものは、斑点状模様の染み
出しもなく、美麗であった。
通常の成形ラインでコンクリートの注入、遠心力成形、
蒸気養生を行った。これを翌日脱型したところ、型枠へ
の付着もなくスムースに脱型ができた。脱型の翌日、表
面の可剥性被膜を剥ぎ取り、露出した美麗な樹脂面に黄
色と緑色の2種類のアクリル樹脂系塗料をエアレスタイ
プの吹付は装置で斑点状の模様付けを行った侵2時間乾
燥させた。ざらにその上から、透明なアクリル樹脂(小
野出社商品名、トップコート)を1000/−の割合で
2回吹付けて製品とした。このものの製作は、特に模様
付けの作業にあたって空間的に制約されることがなく能
率的であった。また得られたものは、斑点状模様の染み
出しもなく、美麗であった。
出願人代理人 弁理士 鈴江武彦
Claims (3)
- (1)遠心力成形されたコンクリート柱体の表面との接
着面には熱硬化性樹脂被膜を有し、この被膜の上に形成
される別の樹脂被膜を剥離して得られる新生面に着色及
びまたは模様を施した面を有し、さらに必要に応じて最
外層に透明または半透明の樹脂被覆層を有することを特
徴とする着色及びまたは模様付きのコンクリート柱体。 - (2)遠心力成形でコンクリート柱体を製造するに当り
、型枠との接着面には可剥性塗料を塗布してここに可剥
性被膜を形成し、この被膜の上に熱硬化性樹脂の被膜を
形成し、この型枠を用いてコンクリート柱体を遠心力成
形で成形し、コンクリートが硬化後に脱型して型枠に形
成した上記被膜をコンクリート柱体の表面に反転してコ
ンクリート柱体を被覆し、その後前記可剥性被膜を剥離
しこの剥離後の新生面に着色及びまたは模様付けをし、
必要に応じてさらにその上に透明または半透明の樹脂塗
料を塗布することを特徴とする着色及びまたは模様付き
のコンクリート柱体の製造方法。 - (3)遠心力成形でコンクリート柱体を製造するに当り
、型枠との接着面には可剥性塗料を塗布してここに可剥
性被膜を形成し、その上に少なくとも着色及びまたは模
様付けされた樹脂被膜の一層を形成し、さらにこの被膜
の上に熱硬化性樹脂の被膜を形成し、この型枠を用いて
コンクリート柱体を遠心力成形で成形し、コンクリート
柱体が硬化後に脱型して型枠に形成した上記被膜をコン
クリート柱体の表面に反転してコンクリート柱体を被覆
し、その後前記可剥性被膜を剥離し、必要に応じてさら
にその上に透明または半透明の樹脂塗料を塗布すること
を特徴とする着色及びまたは模様付きのコンクリート柱
体の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26419087A JPH01108182A (ja) | 1987-10-20 | 1987-10-20 | 着色及びまたは模様付きのコンクリート柱体およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26419087A JPH01108182A (ja) | 1987-10-20 | 1987-10-20 | 着色及びまたは模様付きのコンクリート柱体およびその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01108182A true JPH01108182A (ja) | 1989-04-25 |
JPH0471870B2 JPH0471870B2 (ja) | 1992-11-16 |
Family
ID=17399727
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26419087A Granted JPH01108182A (ja) | 1987-10-20 | 1987-10-20 | 着色及びまたは模様付きのコンクリート柱体およびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH01108182A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06312412A (ja) * | 1992-06-10 | 1994-11-08 | Nippon Hume Pipe Co Ltd | 模様付き複合コンクリート製品およびその成形方法 |
-
1987
- 1987-10-20 JP JP26419087A patent/JPH01108182A/ja active Granted
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06312412A (ja) * | 1992-06-10 | 1994-11-08 | Nippon Hume Pipe Co Ltd | 模様付き複合コンクリート製品およびその成形方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0471870B2 (ja) | 1992-11-16 |
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