JP2900024B2 - 床材と床の施工方法 - Google Patents

床材と床の施工方法

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JP2900024B2
JP2900024B2 JP26395295A JP26395295A JP2900024B2 JP 2900024 B2 JP2900024 B2 JP 2900024B2 JP 26395295 A JP26395295 A JP 26395295A JP 26395295 A JP26395295 A JP 26395295A JP 2900024 B2 JP2900024 B2 JP 2900024B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建物の床材および
床の施工方法に係り、更に詳しくは、耐食性が要求され
る食品工場,製菓工場、耐糖・耐酸性が要求される工
場、耐薬品性・耐摩耗性及びフォークリフト載荷重性が
要求される工場、腐食しやすい廃液槽若しくは排水溝等
に使用する床材と床の施工方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、耐食性や耐薬品性等が要求され
る、例えば、食品工場,製菓工場では、コンクリート床
の腐食が激しいので、下地材である下地コンクリートに
ファイバーグラスをライニングし、仕上げ材でコーティ
ングしたものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記耐
食性・耐薬品性・耐摩耗性等が要求される食品工場等に
おいては、腐食性のみならず、例えば、フォークリフト
の頻繁な走行による耐摩耗性が要求されるので、更に、
強靱で高品質の床材が望まれている。
【0004】本発明は、上記の課題に鑑みてなされたも
ので、前記食品工場等における厳しい条件下で使用に耐
えるライニング床材とその床施工方法を提供するもので
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る床の施工方
法の上記課題を解決するための要旨は、下地材の上へ順
に、第1プライマーと、第2プライマーと、ファィバー
グラスを含有した下塗り層と、セラミックを含有した中
塗り層と、セラミックを含有した上塗り層と、を各々塗
布して積層し床を形成することである。
【0006】また、下地材の上へ順に、第1プライマー
と、ファィバーグラスを含有した下塗り層と、セラミッ
クを含有した中塗り層と、セラミックを含有した上塗り
層と、を各々塗布して積層し床を形成することである。
【0007】前記第1プライマーが、ポリマーとセメン
トとを混練して形成されるものであること、;また、前
記下塗り層のファィバーグラスは、ガラス繊維を裁断し
たガラスチップ材であることである。
【0008】本発明に係る床材の要旨は、下地材の上
に、第1プライマーと、ファィバーグラスを含有した下
塗り層と、セラミックを含有した中塗り層と、セラミッ
クを含有した上塗り層と、を順に積層して形成されてい
ることである。
【0009】前記第1プライマーが、ポリマーとセメン
トとを混練して形成されるものであることである。
【0010】本発明に係る床の施工方法及び床材によれ
ば、第1プライマーによって下地材、例えば、下地コン
クリートに含まれる水分の影響が防止されて強力な接着
力が得られ、ファイバーグラスとセラミックの骨材によ
って形成される複合床材となって、耐酸・耐アルカリ性
のみならず、優れた耐摩耗性が発揮される。また、施工
後の開放までの養生時間が短く工期の短縮化が図れる。
【0011】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係る実施形態につ
いて図面を参照して詳細に説明する。本発明の第1実施
例は、図1に示すように、下地材としての下地コンクリ
ート1の上に、第1プライマー2を鏝塗り若しくはハケ
塗りにて塗布する。
【0012】前記第1プライマー2は、ポリマー、例え
ば、ポリウレタンポリマーであり、このポリマーに対し
て、セメントを一例として重量比1:1で混練し、更に
硬化剤(重量比で約0.1%程度)を混入させたもので
ある。これらの配合は、床施工を行う対象の工場等にお
ける周囲温度によって、最も接着強度が発揮されるよう
に適宜に調整されるものである。
【0013】前記第1プライマー2におけるセメントの
作用により、前記下地コンクリート1に含有される水分
が、例えば、8%以上あっても前記セメント分で水分が
吸収され、プライマーが十分に硬化するものである。
【0014】次に、ポリマーとして、例えば、ポリウレ
タンポリマーと、硬化剤とからなる第2プライマー3を
ハケ塗りする。この第2プライマー3にはセメントが含
まれていない。なお、この第2プライマー3は、場合に
よっては使用されないこともある。
【0015】次に、ファィバーグラスと、硬化剤と、ビ
ニールエステル又はビニールエステルとポリエステルと
の共重合樹脂とを混練してペースト状にしたものを鏝塗
りして下塗り層4とする。前記ファイバーグラスは、1
0mm程度にしたガラス繊維を細かく裁断したガラスチ
ップ材である。この下塗り層4によって、耐食性と耐ク
ラック性を確保するものである。
【0016】そして、セラミックを骨材として、該セラ
ミックと、硬化剤と、ビニールエステル又はビニールエ
ステルとポリエステルとの共重合樹脂とを混練してペー
スト状にしたものを鏝塗りし、1層若しくは2層に形成
して中塗り層5とする。
【0017】最後に、セラミックを含有したビニールエ
ステル又はビニールエステルとポリエステルとの共重合
樹脂と、硬化剤とを混練してペースト状にしたものを、
仕上げ用に薄く鏝塗りして上塗り層(セラミックトップ
コート)6とする。なお、この上塗り層6に適宜顔料を
含有させて所望のカラーコーティングをすることができ
るものである。
【0018】このようにして、本発明に係る床の施工方
法により、耐食性,耐熱性,耐摩耗性,防水性に優れた
複合耐食の床材が形成されるものである。
【0019】そして、図2に示すように、例えば、食品
工場若しくは製菓工場の床7を形成することで、前記工
場内の製造機械器具等の洗浄に使用された排液によるコ
ンクリート床の腐食が防止されるものである。
【0020】また、床上を頻繁に走行するフォークリフ
ト等によるコンクリート表面の剥がれ若しくはクラック
の発生も、本発明に係る当該複合耐食の床材で防止され
るものである。更に、上記床の施工法においては、下塗
り層4,中塗り層5の硬化時間が早く、施工後の開放ま
での養生時間が短縮されて、補修・改修に好適な床施工
方法となる。
【0021】本発明の第2実施例は、図3乃至図4に示
すように、例えば、食品工場におけるコンクリート製排
水溝の立ち上がりをライニングするもので、下地コンク
リート1に、第1プライマー2をハケ塗り等で塗布し、
更に、第2プライマー3を塗布し、次に、ファイバーグ
ラス(ガラスチップ材)と、セラミックと、ビニールエ
ステル又はビニールエステルとポリエステルとの共重合
樹脂と、硬化剤とを混合してペースト状にしたものを鏝
塗りして中塗り層8とする。
【0022】そして、前記中塗り層8の表面に、セラミ
ックを含有したビニールエステル又はビニールエステル
とポリエステルとの共重合樹脂と、硬化剤とを混練して
ペースト状にしたものを、仕上げ用に薄く鏝塗りして上
塗り層(セラミックトップコート)6とする。尚、符号
12は排水溝のアングルを示し、符号13は排水溝のグ
レーチングを示している。
【0023】こうして形成された下地コンクリート1の
被覆材9によって、該下地コンクリート1の酸等による
腐食を防止するものである。
【0024】本発明の第3実施例は、図2及び図5に示
すように、例えば、食品工場の巾木若しくは腰壁をライ
ニングするもので、下地コンクリート1と下地モルタル
10に、第1プライマー2と第2プライマー3とをハケ
塗り等で塗布し、次に、セラミックを含有したビニール
エステル又はビニールエステルとポリエステルとの共重
合樹脂と、硬化剤とを混練してペースト状にしたものを
鏝塗りして下塗り層6aとし、同様にして、セラミック
を含有したビニールエステル又はビニールエステルとポ
リエステルとの共重合樹脂と硬化剤とを混練してペース
ト状にしたものを仕上げ用に薄く鏝塗りして上塗り層
(セラミックトップコート)6とする。
【0025】このようにして、巾木若しくは腰壁にライ
ニングした被覆材11によって、下地モルタル等の腐食
を防止するものである。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る床の
施工方法は、下地材の上へ順に、第1プライマーと、第
2プライマーと、ファィバーグラスを含有した下塗り層
と、セラミックを含有した中塗り層と、セラミックを含
有した上塗り層と、を各々塗布して積層し床を形成する
方法なので、高度な耐食性及び耐摩耗性,耐衝撃性が得
られて、食品工場や製菓工場等における床として好適な
ものとなると言う優れた効果を奏する。また、床施工後
の養生期間が短く工期の短縮化が図れると言う優れた効
果を奏する。
【0027】前記第1プライマーが、ポリマーとセメン
トとを混練して形成されるものであるので、下地コンク
リートに含有された水分の割合が高くても前記セメント
によって該水分を吸収するので、第2プライマーの硬化
が十分になされると言う優れた効果を奏する。
【0028】前記下塗り層のファィバーグラスは、ガラ
ス繊維を裁断したガラスチップ材であり、更に、セラミ
ックを骨材とした中塗り層とにより、強靱な複合耐食の
床となると言う優れた効果を奏する。
【0029】本発明に係る床材は、下地材の上に、第1
プライマーと、ファィバーグラスを含有した下塗り層
と、セラミックを含有した中塗り層と、セラミックを含
有した上塗り層と、を順に積層して形成されているの
で、ファイバーグラスとセラミックとによる強靱な複合
耐食床材となり、高度な耐食性,耐摩耗性,耐衝撃性が
要求される食品工場等の床材として好適なものを提供す
ることができると言う優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る床の施工方法の第1実施例の説明
図である。
【図2】同本発明に係る床の施工方法の第1実施例を実
施した状態の説明図である。
【図3】本発明に係る床施工方法の第2実施例の説明図
である。
【図4】同本発明に係る床施工方法の第2実施例を実施
した状態の説明図である。
【図5】本発明に係る床施工方法の第3実施例の説明図
である。
【符号の説明】
1 下地コンクリート、 2 第1プライマー、 3 第2プライマー、 4 下塗り層、 5 中塗り層、 6 上塗り層、 7 床、 8 中塗り層、 9 被覆材、 10 下地モルタル、 11 被覆材。

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下地材の上へ順に、第1プライマーと、
    第2プライマーと、ファィバーグラスを含有した下塗り
    層と、セラミックを含有した中塗り層と、セラミックを
    含有した上塗り層と、を各々塗布して積層し床を形成す
    ることを特徴とする床の施工方法。
  2. 【請求項2】 下地材の上へ順に、第1プライマーと、
    ファィバーグラスを含有した下塗り層と、セラミックを
    含有した中塗り層と、セラミックを含有した上塗り層
    と、を各々塗布して積層し床を形成することを特徴とす
    る床の施工方法。
  3. 【請求項3】 第1プライマーが、ポリマーとセメント
    とを混練して形成されるものであることを特徴とする請
    求項1または2に記載の床の施工方法。
  4. 【請求項4】 下塗り層のファィバーグラスは、ガラス
    繊維を裁断したガラスチップ材であることを特徴とする
    請求項1または2に記載の床の施工方法。
  5. 【請求項5】 下地材の上に、第1プライマーと、ファ
    ィバーグラスを含有した下塗り層と、セラミックを含有
    した中塗り層と、セラミックを含有した上塗り層と、を
    順に積層して形成されていることを特徴とする床材。
  6. 【請求項6】 第1プライマーが、ポリマーとセメント
    とを混練して形成されるものであることを特徴とする請
    求項5に記載の床材。
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