JPH04148509A - 低損失酸化物磁性材料の製造方法 - Google Patents

低損失酸化物磁性材料の製造方法

Info

Publication number
JPH04148509A
JPH04148509A JP2272127A JP27212790A JPH04148509A JP H04148509 A JPH04148509 A JP H04148509A JP 2272127 A JP2272127 A JP 2272127A JP 27212790 A JP27212790 A JP 27212790A JP H04148509 A JPH04148509 A JP H04148509A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
oxide
magnetic material
silicate
loss
oxide magnetic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2272127A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3023799B2 (ja
Inventor
Kiyoshi Shoji
潔 庄司
Tsutomu Otsuka
努 大塚
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokin Corp
Original Assignee
Tokin Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokin Corp filed Critical Tokin Corp
Priority to JP2272127A priority Critical patent/JP3023799B2/ja
Publication of JPH04148509A publication Critical patent/JPH04148509A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3023799B2 publication Critical patent/JP3023799B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Magnetic Ceramics (AREA)
  • Soft Magnetic Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、電源トランス等に用いられる。低損失酸化物
磁性材料に関する。
[従来の技術] 従来のスイッチング電源用変圧器においては。
スイッチング周波数として専ら25〜200 kHz程
度のものが使用されており、これに対応すべき低損失酸
化物磁性材料として、主成分として30〜40モル%の
一酸化マンガン(MnO)、5〜15モル%の酸化亜鉛
(Z n O)及び残部として。
酸化第2鉄(Fe20.)を含み、副成分として0.0
4〜0.15重量%の酸化カルシウム(Ca O)と0
.010〜0.100重量%の二酸化ケイ素(SiO□
)とを含むものがすでに開発されている。
[発明が解決しようとする課題] 近年スイッチング電源を小型・軽量化する為に。
スイッチング周波数が200 kHz以上の高周波で使
用するのが一般的となりつつある。ところが従来の成分
を有する低損失酸化物磁性材料をスイッチング周波数が
200 kHz以上のスイッチング電源用の変圧器の磁
芯材料として使用すると鉄損が大きく発熱するという欠
点があった。
そこで2本発明の技術的課題は1周波数が2゜OkHz
以上の高い周波数で使用しても鉄損を小さくできる低損
失酸化物磁性材料を提供する事にある。
[課題を解決するための手段] 本発明によれば、低損失酸化物磁性材料は主成分として
30〜40モル%の一酸化マンガン(Mno)、5〜1
5モル%の酸化亜鉛(ZnO)及び残部として酸化第二
鉄(Fe20i)を含み。
副成分として0.[12〜0.15重量%の酸化カルシ
ウム(Ca O)と0.005〜0.1重量%の二酸化
ケイ素(SiO2)も含みさらに添加物として酸化ハフ
ニウム(HfO2)、酸化ジルコニウム(Zr02)を
含む低損失酸化物磁性材料において、副成分である二酸
化ケイ素(S i 02 )と添加物である酸化ハフニ
ウム(HfO2)、酸化ジルコニウム(ZrOz)とを
ケイ酸ハフニウム(HfSiO4)、ケイ酸化ジルコニ
ウム(ZrSi04)のケイ酸化物の状態で添加するこ
とを特徴とする低損失酸化物磁性材料が得られる。
一般に1本発明の様なM n −Z nフェライトは。
副成分である二酸化ケイ素(S i 02 )と酸化カ
ルシウム(Ca O)を添加する事により、高抵抗な粒
界相を形成し、電気抵抗を向上させうず電流損失を低下
させている。また、添加物として他の酸化物を添加する
ことにより一層の高電気抵抗を得る事が可能である。
これら副成分(SiO□とCab)及び添加物は焼結中
に液相を形成し9粒界へ濃縮することにより高抵抗な粒
界相を形成する。
しかし、副成分(SiO2とCab)や添加物は、各成
分を単独で添加するのが一般的であり。
さらに副成分、添加物の添加量は数百[)m〜数千pp
mと非常に微量であり1粒界相酸分の不均一性さらに粒
界への各成分の濃縮が不十分となり(結晶粒内への副成
分・添加成分の残留)電気抵抗を劣下させうず電流損失
を増大させてしまう。
また原子の拡散が不十分となる為にヒステリシス損失も
増大させ、電力損失を劣下している。
そこで、この欠点を解決する為に副成分である二酸化ケ
イ素(SiO2)と添加物酸化ハフニウム(Hf02)
、酸化ジルコニウム(ZnO2)をケイ酸化ハフニウム
(HfSiO4)、ケイ酸化ジルコニウム(ZrSi0
4)のケイ酸化物の状態で添加し、副成分である酸化カ
ルシウム(CaO)も水溶性である水酸化カルシウム(
Ca(OH)2)を用いる事により、著しく電力損失を
低減できる低損失酸化物磁性材料を得られる事を発見し
た。
各成分の均一な分散が可能となった事により粒界相への
濃縮が改善され、各成分の単独添加の場合と比較し、電
気抵抗が著しく向上している。また以上の事から焼結性
が向上し緻密化が促進された事により、電力損失の改善
が図れたものと推察される。
[実施例] 以下本発明の実施例について2図面を参照して説明する
主成分として、 53.0モル%の酸化第二鉄(Fe2
03)、39モル%の一酸化マンガン(MnO)及び8
.0モルの酸化亜鉛(ZnO)を含有した粉末を混合、
予焼し、この粉末に、ケイ酸ハフニウム(HfSiO4
)、ケイ酸ジルコニウム(ZrSi04)を0.O1〜
0.130重量%、水酸化カルシウム(Ca (OH)
 2 )を0.100重量%添加した後さらに混合し、
造粒し、成形プレスした後温度1100〜1300℃、
酸素分圧0.5〜5.Q%において焼結し、酸化物磁性
材料を得た。
第1図は周波数I MHz磁気密度(B、)が5゜OG
の場合の電力損失を示している。
また第1図における曲線1はケイ酸ハフニウム(HfS
iO4)を0.13重量%添加した場合1曲線2はケイ
酸ジルコニウム(Z r S i 04 ) ヲo。
I3蚤量%添加した場合1曲線3は1曲線1と同量とな
る様に酸化ハフニウム(Hf02)と二酸化ケイ素を単
独で添加した場合1曲線4は曲線2と同量となる様に酸
化ジルコニウム(ZrO2)と二酸化ケイ素(S i 
O2)を単独で添加した場合を示している。いずれの曲
線も酸化カルシウム(Ca O)は水酸化カルシウム(
Ca(OH)2)の状態で0.15重量%添加している
第1図より周波数I MHzの場合においては、電力損
失は副成分、添加物の添加状態に無関係に温度が約80
℃の時最小値を有する。そして副成分。
添加物をケイ酸ハフニウム(HfSiO4)、ケイ酸ジ
ルコニウム(ZrSiOa)のケイ酸化物の状態で添加
した方が、単独で添加した時よりも電力損失が小さくな
る事がわかる。
第1表に本実施例により得られた酸化物磁性材料と従来
の単独に酸化物を添加する方法により得られた酸化物磁
性材料の諸特性(初透磁率μm。
飽和磁束密度B+、[G]、残留磁束密度B、[G]保
磁力He [θe])を示す。
は下弦臼 第1表 スイッチング電源用磁芯材料として求められる諸特性を
十分に満たしており、ケイ酸化合物による。
副成分・添加物の添加は、高周波において電力損失を著
しく改善する事がわかる。
[発明の効果コ 以上の説明で明らかな様に酸化物磁性材料において副成
分・添加物をケイ酸化合物の状態で添加する事により、
スイッチング電源用材料として求められる諸特性を十分
満足するとともに高周波において従来のものより電力損
失を低減できる低損失酸化物磁性材料を提供でき、高周
波磁芯用材料としてスイッチング電源の小型・軽量化に
十分適した材料を提供可能とするものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例に係る低損失酸化物磁性材料の
温度と電力損失との関係を示す図で、比較例として2本
発明によるケイ酸化合物での添加と従来通りの酸化物を
各成分単独で添加する材料を併せて示した。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1) 主成分として30〜42mol%の一酸化マンガ
    ン(MnO)、4〜19mol%一酸化亜鉛(ZnO)
    、及び残部として酸化第2鉄(Fe_2O_3)を含み
    、副成分として0.02〜0.15重量%の酸化カルシ
    ウム(CaO)と0.005〜0.1重量%の二酸化ケ
    イ素を含みさらに添加物として酸化ハフニウム(HfO
    _2)及び酸化ジルコニウム(ZrO_2)を含む低損
    失酸化物磁性材料において、副成分である二酸化ケイ素
    (SiO_2)と添加物である酸化ハフニウム(HfO
    _2)、酸化ジルコニウム(ZrO_2)とを、ケイ酸
    化ハフニウム(HfSiO_4)、ケイ酸化ジルコニウ
    ム(ZrSiO_4)のケイ酸化合物の状態で添加する
    ことを特徴とする低損失酸化物磁性材料。
JP2272127A 1990-10-12 1990-10-12 低損失酸化物磁性材料の製造方法 Expired - Fee Related JP3023799B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2272127A JP3023799B2 (ja) 1990-10-12 1990-10-12 低損失酸化物磁性材料の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2272127A JP3023799B2 (ja) 1990-10-12 1990-10-12 低損失酸化物磁性材料の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04148509A true JPH04148509A (ja) 1992-05-21
JP3023799B2 JP3023799B2 (ja) 2000-03-21

Family

ID=17509468

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2272127A Expired - Fee Related JP3023799B2 (ja) 1990-10-12 1990-10-12 低損失酸化物磁性材料の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3023799B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005317924A (ja) * 2004-03-31 2005-11-10 Neomax Co Ltd 積層型インダクタ

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005317924A (ja) * 2004-03-31 2005-11-10 Neomax Co Ltd 積層型インダクタ

Also Published As

Publication number Publication date
JP3023799B2 (ja) 2000-03-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100639770B1 (ko) MnZn페라이트의 제조 방법
JP5578766B2 (ja) MnZn系フェライトおよびトランス用磁心
JP3968188B2 (ja) フェライト
EP1083158A2 (en) Magnetic ferrit material
JP3917216B2 (ja) 低損失フェライト磁心材料
JP2007204349A (ja) 低損失酸化物磁性材料の製造方法
JP3597673B2 (ja) フェライト材料
JPH06290925A (ja) 電源用高周波低損失フェライト
KR101435429B1 (ko) 페라이트 코어 및 트랜스
JPH05198416A (ja) Mn−Zn系フェライト
JPH04148509A (ja) 低損失酸化物磁性材料の製造方法
US3492236A (en) Ferromagnetic core and process for its production
JP5560436B2 (ja) MnZnNi系フェライト
JP3790606B2 (ja) Mn−Coフェライト材料
JPH07142222A (ja) 低損失Mn−Zn系ソフトフェライト
JPH10270231A (ja) Mn−Niフェライト材料
JP2019006668A (ja) MnZnNiCo系フェライトおよびその製造方法
JPS63151620A (ja) 低損失酸化物磁性材料
JPH05267040A (ja) 低損失Mn−Znフェライト
JPH10270229A (ja) Mn−Niフェライト材料
JP2015036363A (ja) Mn−Zn−Ni系フェライトおよびその製法方法
CN107522482A (zh) 一种高磁通、高频低功耗MnZn铁氧体材料及其制造方法
JPH10326706A (ja) Mn−Ni系フェライト材料
JPH0541315A (ja) 低損失酸化物磁性材料の製造方法
JPH0254902A (ja) 低損失フェライト

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080121

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090121

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090121

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100121

Year of fee payment: 10

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees