JPH04147A - 風向調整装置 - Google Patents
風向調整装置Info
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- JPH04147A JPH04147A JP9841690A JP9841690A JPH04147A JP H04147 A JPH04147 A JP H04147A JP 9841690 A JP9841690 A JP 9841690A JP 9841690 A JP9841690 A JP 9841690A JP H04147 A JPH04147 A JP H04147A
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Landscapes
- Air-Flow Control Members (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の目的〕
(産業上の利用分野)
本発明は、たとえば、自動車の空調用や換気用の空気吹
出し口等に用いられる風向調整装置に関するものである
。
出し口等に用いられる風向調整装置に関するものである
。
(従来の技術)
従来の風向調整装置として、実公昭55−4757号公
報に示されたものがある。
報に示されたものがある。
この風向調整装置は、空気吹出し口の仕切板及び取付板
に、ピン及び段付きねじを介して、風向調整板を回動自
在に軸支したもので、段付きねじの周囲にトルク発生機
構を備え、このトルク発生機構により、風向調整板の回
動に適当な抵抗を付与するようになっている。
に、ピン及び段付きねじを介して、風向調整板を回動自
在に軸支したもので、段付きねじの周囲にトルク発生機
構を備え、このトルク発生機構により、風向調整板の回
動に適当な抵抗を付与するようになっている。
ところで、このトルク発生機構は、外周に環状溝を備え
た弾性スリーブを用い、この弾性スリーブの環状溝を取
付板の切欠に嵌合し、この弾性スリーブに挿通した段付
きねじを風向調整板に螺合した構造で、弾性スリーブを
、風向調整板及び段付きねじとの大きい摩擦により、風
向調整板及び段付きねじとともに回動させ、弾性スリー
ブの環状溝と取付板の切欠との摩擦によって、回動抵抗
を得るようになっている。
た弾性スリーブを用い、この弾性スリーブの環状溝を取
付板の切欠に嵌合し、この弾性スリーブに挿通した段付
きねじを風向調整板に螺合した構造で、弾性スリーブを
、風向調整板及び段付きねじとの大きい摩擦により、風
向調整板及び段付きねじとともに回動させ、弾性スリー
ブの環状溝と取付板の切欠との摩擦によって、回動抵抗
を得るようになっている。
このため、このトルク発生機構では、弾性スリーブの長
さや弾性スリーブの環状溝の幅、取付板の板厚や取付板
の切欠の大きさ等に厳格な寸法精度が要求されるととも
に、取付板の取付位置にも厳格な精度が要求されるので
、安定したトルクが得難く、トルクの設定が容易でなく
、弾性スリーブを成形するための金型も必要としている
。
さや弾性スリーブの環状溝の幅、取付板の板厚や取付板
の切欠の大きさ等に厳格な寸法精度が要求されるととも
に、取付板の取付位置にも厳格な精度が要求されるので
、安定したトルクが得難く、トルクの設定が容易でなく
、弾性スリーブを成形するための金型も必要としている
。
(発明が解決しようとする課題)
上述したように、従来の風向調整装置では、保持体に対
する風向調整用の回動体の回動に安定した抵抗を得るこ
とが困難であった。
する風向調整用の回動体の回動に安定した抵抗を得るこ
とが困難であった。
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、空気吹
出し口に設けられる風向調整装置において、保持体に対
する風向調整用の回動体の回動に安定した抵抗を容易に
得られるようにすることを目的とするものである。
出し口に設けられる風向調整装置において、保持体に対
する風向調整用の回動体の回動に安定した抵抗を容易に
得られるようにすることを目的とするものである。
(課題を解決するための手段)
本発明は、保持体1.61.81に風向調整用の回動体
2.62.82を回動自在に軸支し、トルク発生機構4
.63.83により保持体1.61.81に対する回動
体2.62.82の回動に抵抗を付与する風向調整装置
に関するものであって、請求項1は、上記トルク発生機
構4.63.83が、上記保持体1゜61、81及び回
動体2.62.82の一方に設けられた軸受空間32.
92と、保持体1.61.81及び回動体2、62.8
2の他方に設けられ上記軸受空間32.92に回動自在
に配設された支軸34.95と、上記軸受空間32.9
2に流動性のあるトルク発生材料58を充填した後にこ
のトルク発生材料58を上記支軸34゜95の周囲で硬
化して形成したトルク発生部材35゜96とで構成され
たものである。
2.62.82を回動自在に軸支し、トルク発生機構4
.63.83により保持体1.61.81に対する回動
体2.62.82の回動に抵抗を付与する風向調整装置
に関するものであって、請求項1は、上記トルク発生機
構4.63.83が、上記保持体1゜61、81及び回
動体2.62.82の一方に設けられた軸受空間32.
92と、保持体1.61.81及び回動体2、62.8
2の他方に設けられ上記軸受空間32.92に回動自在
に配設された支軸34.95と、上記軸受空間32.9
2に流動性のあるトルク発生材料58を充填した後にこ
のトルク発生材料58を上記支軸34゜95の周囲で硬
化して形成したトルク発生部材35゜96とで構成され
たものである。
そして、請求項2は、上記トルク発生機構4゜63が、
上記保持体1.61に一体に形成され内部に軸受空間3
2を有するケース31と、このケース31の軸受空間3
2に回動自在に配設され別体に形成された上記回動体2
,62を取付ける支軸34と、上記ケース31の軸受空
間32に流動性のあるトルク発生材料58を充填した後
にこのトルク発生材料58を上記支軸34の周囲で硬化
して形成したトルク発生部材35とで構成されたもので
ある。
上記保持体1.61に一体に形成され内部に軸受空間3
2を有するケース31と、このケース31の軸受空間3
2に回動自在に配設され別体に形成された上記回動体2
,62を取付ける支軸34と、上記ケース31の軸受空
間32に流動性のあるトルク発生材料58を充填した後
にこのトルク発生材料58を上記支軸34の周囲で硬化
して形成したトルク発生部材35とで構成されたもので
ある。
また、請求項3は、上記トルク発生機構83が、上記保
持体81に一体に形成され内部に軸受空間92を有する
ケース91と、このケース91の軸受空間92に回動自
在に配設され上記回動体82に一体に形成された支軸9
5と、上記ケース91の軸受空間92に流動性のあるト
ルク発生材料58を充填した後にこのトルク発生材料5
8を上記支軸95の周囲で硬化して形成したトルク発生
部材96とで構成されたものである。
持体81に一体に形成され内部に軸受空間92を有する
ケース91と、このケース91の軸受空間92に回動自
在に配設され上記回動体82に一体に形成された支軸9
5と、上記ケース91の軸受空間92に流動性のあるト
ルク発生材料58を充填した後にこのトルク発生材料5
8を上記支軸95の周囲で硬化して形成したトルク発生
部材96とで構成されたものである。
(作用)
本発明の請求項1の風向調整装置は、保持体1、61.
81に対して風向調整用の回動体2,62゜82を回動
する際に、トルク発生機構4.63.83において、ト
ルク発生部材35.96及び支軸34.95の一方に対
して他方が回動し、このトルク発生部材35、96と支
軸34.95の摩擦によって、回動抵抗を発生するもの
であり、請求項2及び請求項3の発明では、保持体1.
61.81に対して風向調整用の回動体2.62.82
を回動する際に、トルク発生機構4.63.83におい
て、トルク発生部材35.96に対して支軸34.95
が回動し、このトルク発生部材35、96と支軸34.
95の摩擦によって、回動抵抗を発生するものである。
81に対して風向調整用の回動体2,62゜82を回動
する際に、トルク発生機構4.63.83において、ト
ルク発生部材35.96及び支軸34.95の一方に対
して他方が回動し、このトルク発生部材35、96と支
軸34.95の摩擦によって、回動抵抗を発生するもの
であり、請求項2及び請求項3の発明では、保持体1.
61.81に対して風向調整用の回動体2.62.82
を回動する際に、トルク発生機構4.63.83におい
て、トルク発生部材35.96に対して支軸34.95
が回動し、このトルク発生部材35、96と支軸34.
95の摩擦によって、回動抵抗を発生するものである。
(実施例)
本発明の風向調整装置の実施例を説明する。
第1図及び第2図は請求項1及び請求項2に対応した第
1の実施例である。
1の実施例である。
この第1の実施例は、自動車の空調用や換気用の空気吹
出し口に用いられる合成樹脂製の矩形筒状のハウジング
1の内側に風向調整用の合成樹脂製の矩形筒状のドラム
2を上下方向に回動自在に軸支し、このドラム2の内側
に風向調整用の合成樹脂製の複数の矩形板状のフィン3
を左右方向に回動自在に軸支し、ドラム2の回動により
風向を上下に調整し、複数のフィン3の回動により風向
を左右に調整するものである。
出し口に用いられる合成樹脂製の矩形筒状のハウジング
1の内側に風向調整用の合成樹脂製の矩形筒状のドラム
2を上下方向に回動自在に軸支し、このドラム2の内側
に風向調整用の合成樹脂製の複数の矩形板状のフィン3
を左右方向に回動自在に軸支し、ドラム2の回動により
風向を上下に調整し、複数のフィン3の回動により風向
を左右に調整するものである。
したがって、フィン3を風向調整用の回動体として、こ
のフィン3に対してはドラム2が保持体となり、このド
ラム2を風向調整用の回動体として、このドラム2に対
してはハウジング1が保持体となるが、ここでは、保持
体としてのハウジング1と回動体としてのドラム2の間
にトルク発生機構4を設けである。
のフィン3に対してはドラム2が保持体となり、このド
ラム2を風向調整用の回動体として、このドラム2に対
してはハウジング1が保持体となるが、ここでは、保持
体としてのハウジング1と回動体としてのドラム2の間
にトルク発生機構4を設けである。
すなわち、複数のフィン3は、それぞれ、その上下の側
縁に一体に突設した支軸11を、ドラム2の上下の側板
12に等間隔で穿設した複数の軸孔13に嵌合すること
により、ドラム2に回動自在に軸支され、このドラム2
は、その一方の側壁14に突設した支軸15をハウジン
グ1の一方の側壁16に穿設した軸孔17に嵌合すると
ともに、その他方の側壁18をトルク発生機構4を介し
てハウジング1の他方の側壁19に結合することにより
、ハウジング1に回動自在に軸支されている。
縁に一体に突設した支軸11を、ドラム2の上下の側板
12に等間隔で穿設した複数の軸孔13に嵌合すること
により、ドラム2に回動自在に軸支され、このドラム2
は、その一方の側壁14に突設した支軸15をハウジン
グ1の一方の側壁16に穿設した軸孔17に嵌合すると
ともに、その他方の側壁18をトルク発生機構4を介し
てハウジング1の他方の側壁19に結合することにより
、ハウジング1に回動自在に軸支されている。
なお、上記複数のフィン3の後側縁にはそれぞれ開口部
23を介して連結ピン24が形成され、それぞれの連結
ピン24に対して、リンク25の複数箇所に等間隔で形
成した円弧状の連結部26を嵌合することにより、複数
のフィン3が連動するようになっており、とくに、中央
のフィン3の前側縁には操作用のつまみ27が一体に形
成されている。
23を介して連結ピン24が形成され、それぞれの連結
ピン24に対して、リンク25の複数箇所に等間隔で形
成した円弧状の連結部26を嵌合することにより、複数
のフィン3が連動するようになっており、とくに、中央
のフィン3の前側縁には操作用のつまみ27が一体に形
成されている。
そうして、上記トルク発生機構4は、上記ハウジング1
の側壁19の外側面に一体に形成された円筒状のケース
31、このケース31の開口部を閉塞してケース31の
内部に軸受空間32を形成するキャップ33、一部を軸
受空間32に配設された支軸34、軸受空間32の内部
で支軸34を囲繞して支軸34の回動時に支軸34との
間に摩擦抵抗を発生するトルク発生部材35等を備えて
いる。
の側壁19の外側面に一体に形成された円筒状のケース
31、このケース31の開口部を閉塞してケース31の
内部に軸受空間32を形成するキャップ33、一部を軸
受空間32に配設された支軸34、軸受空間32の内部
で支軸34を囲繞して支軸34の回動時に支軸34との
間に摩擦抵抗を発生するトルク発生部材35等を備えて
いる。
そして、上記支軸34は、角柱状の取付軸部41゜この
取付軸部41に外接する直径の円柱状の係合軸部42、
この係合軸部42よりも大径の円柱状の係止軸部43、
この係止軸部43よりも大径の円板部44、この円板部
44よりも小径の円柱状の係止軸部45、この係止軸部
45よりも小径の円柱状の係合軸部46を同軸に一体に
形成し、上記取付軸部41の中心に沿ってスリット47
を形成するとともに、この取付軸部41の外側部に一対
の係止爪48をスリット47に対して対称的に突設した
構造である。
取付軸部41に外接する直径の円柱状の係合軸部42、
この係合軸部42よりも大径の円柱状の係止軸部43、
この係止軸部43よりも大径の円板部44、この円板部
44よりも小径の円柱状の係止軸部45、この係止軸部
45よりも小径の円柱状の係合軸部46を同軸に一体に
形成し、上記取付軸部41の中心に沿ってスリット47
を形成するとともに、この取付軸部41の外側部に一対
の係止爪48をスリット47に対して対称的に突設した
構造である。
そして、この支軸34の角柱状の取付軸部41に対する
角形の取付孔51を備えたボス部52が上記ドラム2の
側壁18に形成されているとともに、この支軸34の係
合軸部42に対する円形の通孔53が上記ハウジング1
のケース31の中心位置の側壁19に形成され、さらに
、この支軸34の係合軸部46に対する円形の通孔54
が上記キャップ33の中心に形成されているとともに、
このキャップ33に注入孔55が形成されている。
角形の取付孔51を備えたボス部52が上記ドラム2の
側壁18に形成されているとともに、この支軸34の係
合軸部42に対する円形の通孔53が上記ハウジング1
のケース31の中心位置の側壁19に形成され、さらに
、この支軸34の係合軸部46に対する円形の通孔54
が上記キャップ33の中心に形成されているとともに、
このキャップ33に注入孔55が形成されている。
そうして、このトルク発生機構4の製造組立に際しては
、まず、予めフィン3及びリンク25を組付けておいた
ドラム2の反対側の側壁14の支軸15をハウジング1
の側壁16の軸孔17に嵌合した状態で、トルク発生機
構4の支軸34の角柱状の取付軸部41を、ハウジング
1のケース31中心位置の側壁19の通孔53を通し、
さらに、ドラム2の側壁18のボス部52の角形の取付
孔51に挿入し、スリット47による弾性を利用して押
込む。
、まず、予めフィン3及びリンク25を組付けておいた
ドラム2の反対側の側壁14の支軸15をハウジング1
の側壁16の軸孔17に嵌合した状態で、トルク発生機
構4の支軸34の角柱状の取付軸部41を、ハウジング
1のケース31中心位置の側壁19の通孔53を通し、
さらに、ドラム2の側壁18のボス部52の角形の取付
孔51に挿入し、スリット47による弾性を利用して押
込む。
そして、完全に挿入すると、この支軸34の取付軸部4
1の先端の係止爪48がドラム2の側壁18の内側部に
係止し、これによって、支軸34の取付軸部41にドラ
ム2の側壁18を一体的に取付けることができ、この状
態で、この支軸34の円柱状の係合軸部4−2がハウジ
ング1の側壁19の円形の通孔53に回動自在に保持さ
れるとともに、支軸34の係止軸部43がハウジング1
の側壁19に当接する。
1の先端の係止爪48がドラム2の側壁18の内側部に
係止し、これによって、支軸34の取付軸部41にドラ
ム2の側壁18を一体的に取付けることができ、この状
態で、この支軸34の円柱状の係合軸部4−2がハウジ
ング1の側壁19の円形の通孔53に回動自在に保持さ
れるとともに、支軸34の係止軸部43がハウジング1
の側壁19に当接する。
つぎに、キャップ33の円形の通孔54を支軸34の円
柱状の係合軸部46に嵌合するとともに、キャップ33
をハウジング1のケース31の開口部に装着して閉塞し
、これによって、キャップ33の通孔54に支軸34の
係合軸部46を回動自在に保持するとともに、このキャ
ップ33に支軸34の係止軸部45を当接させる。
柱状の係合軸部46に嵌合するとともに、キャップ33
をハウジング1のケース31の開口部に装着して閉塞し
、これによって、キャップ33の通孔54に支軸34の
係合軸部46を回動自在に保持するとともに、このキャ
ップ33に支軸34の係止軸部45を当接させる。
つぎに、このキャップ33とケース31を溶着、接着、
嵌着等の適当な手段で固定した状態で、キャップ33の
注入孔55からケース31内の軸受空間32に対し、流
動性のあるトルク発生材料58、たとえば、熱硬化性の
シリコン樹脂、あるいは加熱して溶融させた状態の熱可
塑性のポリエステル系樹脂やポリアミド系樹脂等のエラ
ストマー、あるいはウレタン樹脂等のトルク発生材料5
8を、液体あるいは半液体の流動性のある状態で、注射
器59等を用いて注入して、軸受空間32に充填する。
嵌着等の適当な手段で固定した状態で、キャップ33の
注入孔55からケース31内の軸受空間32に対し、流
動性のあるトルク発生材料58、たとえば、熱硬化性の
シリコン樹脂、あるいは加熱して溶融させた状態の熱可
塑性のポリエステル系樹脂やポリアミド系樹脂等のエラ
ストマー、あるいはウレタン樹脂等のトルク発生材料5
8を、液体あるいは半液体の流動性のある状態で、注射
器59等を用いて注入して、軸受空間32に充填する。
最後に、軸受空間32に充填した流動性のあるトルク発
生材料58を、恒温槽内における熱硬化あるいは常温下
における冷却固化等によって、軸受空間32内で硬化さ
せることにより、軸受空間32に配設された支軸34の
係止軸部43、円板部44、係止軸部45の周囲に上記
トルク発生部材35が形成され、トルク発生機構4がで
きる。
生材料58を、恒温槽内における熱硬化あるいは常温下
における冷却固化等によって、軸受空間32内で硬化さ
せることにより、軸受空間32に配設された支軸34の
係止軸部43、円板部44、係止軸部45の周囲に上記
トルク発生部材35が形成され、トルク発生機構4がで
きる。
このようにして形成したトルク発生機構4は、支軸34
がドラム2と一体的に回動するので、ドラム2の回動時
に、軸受空間32に配設された支軸34の係止軸部43
、円板部44、係止軸部45が、周囲のトルク発生部材
35に対して回動し、トルク発生部材35に対して擦れ
るので、ドラム2の回動に抵抗を与える。
がドラム2と一体的に回動するので、ドラム2の回動時
に、軸受空間32に配設された支軸34の係止軸部43
、円板部44、係止軸部45が、周囲のトルク発生部材
35に対して回動し、トルク発生部材35に対して擦れ
るので、ドラム2の回動に抵抗を与える。
そして、トルク発生部材35は、軸受空間32内で支軸
34の係止軸部43、円板部44、係止軸部45にあわ
せて成形されるので、支軸34の寸法精度に関係なく、
安定した摺動抵抗を発生し、摺動抵抗が製品ごとにばら
つくことがなく、不良品の発生も少なくなる。
34の係止軸部43、円板部44、係止軸部45にあわ
せて成形されるので、支軸34の寸法精度に関係なく、
安定した摺動抵抗を発生し、摺動抵抗が製品ごとにばら
つくことがなく、不良品の発生も少なくなる。
また、トルク発生部材35の成形に金型を必要としない
ため、製造も容易で、製造コストを少なくすることがで
きる。
ため、製造も容易で、製造コストを少なくすることがで
きる。
なお、この実施例では、保持体としてのハウジング1と
回動体としてのドラム2の間にトルク発生機構4を設け
たが、この他に、フィン3を風向調整用の回動体とする
と、このフィン3に対してはドラム2が保持体となるの
で、ハウジング1とドラム2の間だけでなく、ドラム2
とフィン3の間にもトルク発生機構4を設けてもよい。
回動体としてのドラム2の間にトルク発生機構4を設け
たが、この他に、フィン3を風向調整用の回動体とする
と、このフィン3に対してはドラム2が保持体となるの
で、ハウジング1とドラム2の間だけでなく、ドラム2
とフィン3の間にもトルク発生機構4を設けてもよい。
第3図及び第4図は請求項1及び請求項2に対応した第
2の実施例である。
2の実施例である。
なお、この第2の実施例の説明に際しては、先の第1の
実施例と同様な部分には同一の符号を付して詳しい説明
を省略する。
実施例と同様な部分には同一の符号を付して詳しい説明
を省略する。
この第2の実施例は、自動車の空調用や換気用の空気吹
出し口に用いられる合成樹脂製の矩形筒状のハウジング
61の内側に風向調整用の合成樹脂製の複数の矩形板状
のフィン62を左右方向に回動自在に軸支し、この複数
のフィン62の回動により風向を左右に調整するもので
ある。
出し口に用いられる合成樹脂製の矩形筒状のハウジング
61の内側に風向調整用の合成樹脂製の複数の矩形板状
のフィン62を左右方向に回動自在に軸支し、この複数
のフィン62の回動により風向を左右に調整するもので
ある。
したがって、複数のフィン62を風向調整用の回動体と
して、この複数のフィン62に対してハウジング61が
保持体となるので、本来は、保持体としてのハウジング
61と回動体としての複数のフィン62との間にそれぞ
れトルク発生機構63を設けることになるが、ここでは
、複数のフィン62のうちの1つとハウジング61との
間にトルク発生機構63を設けである。
して、この複数のフィン62に対してハウジング61が
保持体となるので、本来は、保持体としてのハウジング
61と回動体としての複数のフィン62との間にそれぞ
れトルク発生機構63を設けることになるが、ここでは
、複数のフィン62のうちの1つとハウジング61との
間にトルク発生機構63を設けである。
すなわち、複数のフィン62は、それぞれ、その上下の
側縁に一体に突設した支軸11を、ハウジング61の上
下の側板66に等間隔で穿設した複数の軸孔67に嵌合
することにより、ハウジング61に回動自在に軸支され
るが、複数のフィン62の後側縁にはそれぞれ開口部2
3を介して連結ビン24が形成され、それぞれの連結ビ
ン24に対して、リンク25の複数箇所に等間隔で形成
した円弧状の連結部2Gを嵌合することにより、複数の
フィン62が連動するようになっているので、複数のフ
ィン62のうちの1つとハウジング61との間にトルク
発生機構63を設ければ、すべてのフィン62に回動抵
抗を付与することができるため、ここでは、右から2番
目のフィン62の上側縁とハウジング61の上側板66
とを、上記支軸11と軸孔67ではなく、トルク発生機
構63を介して結合している。
側縁に一体に突設した支軸11を、ハウジング61の上
下の側板66に等間隔で穿設した複数の軸孔67に嵌合
することにより、ハウジング61に回動自在に軸支され
るが、複数のフィン62の後側縁にはそれぞれ開口部2
3を介して連結ビン24が形成され、それぞれの連結ビ
ン24に対して、リンク25の複数箇所に等間隔で形成
した円弧状の連結部2Gを嵌合することにより、複数の
フィン62が連動するようになっているので、複数のフ
ィン62のうちの1つとハウジング61との間にトルク
発生機構63を設ければ、すべてのフィン62に回動抵
抗を付与することができるため、ここでは、右から2番
目のフィン62の上側縁とハウジング61の上側板66
とを、上記支軸11と軸孔67ではなく、トルク発生機
構63を介して結合している。
そうして、上記トルク発生機構63は、第1の実施例の
トルク発生機構4と同様に、上記ハウジング61の上側
板66の外側面に一体に形成された円筒状のケース31
.このケース31の開口部を閉塞してケース31の内部
に軸受空間32を形成するキャップ33、一部を軸受空
間32に配設された支軸34、軸受空間32の内部で支
軸34を囲繞して支軸34の回動時に支軸34との間に
摩擦抵抗を発生するトルク発生部材35等を備えている
。
トルク発生機構4と同様に、上記ハウジング61の上側
板66の外側面に一体に形成された円筒状のケース31
.このケース31の開口部を閉塞してケース31の内部
に軸受空間32を形成するキャップ33、一部を軸受空
間32に配設された支軸34、軸受空間32の内部で支
軸34を囲繞して支軸34の回動時に支軸34との間に
摩擦抵抗を発生するトルク発生部材35等を備えている
。
そして、上記支軸34は、先の第1の実施例と同様の構
造で、角柱状の取付軸部41、この取付軸部41に外接
する直径の円柱状の係合軸部42、この係合軸部42よ
りも大径の円柱状の係止軸部43、この係止軸部43よ
りも大径の円板部44、この円板部44よりも小径の円
柱状の係止軸部45、この係止軸部45よりも小径の円
柱状の係合軸部46を同軸に一体に形成し、上記取付軸
部41の中心に沿ってスリット47を形成するとともに
、この取付軸部41の外側部に一対の係止爪48をスリ
ット47に対して対称的に突設した構造である。
造で、角柱状の取付軸部41、この取付軸部41に外接
する直径の円柱状の係合軸部42、この係合軸部42よ
りも大径の円柱状の係止軸部43、この係止軸部43よ
りも大径の円板部44、この円板部44よりも小径の円
柱状の係止軸部45、この係止軸部45よりも小径の円
柱状の係合軸部46を同軸に一体に形成し、上記取付軸
部41の中心に沿ってスリット47を形成するとともに
、この取付軸部41の外側部に一対の係止爪48をスリ
ット47に対して対称的に突設した構造である。
そして、この支軸34の角柱状の取付軸部41に対する
角形の取付孔71を備えたボス部72及びこのボス部7
2の下端部に対する切欠部73が上記フィン62の上側
縁に形成されているとともに、この支軸34の係合軸部
42に対する円形の通孔53が上記ハウジング61のケ
ース31の中心位置の上側板66に形成され、さらに、
この支軸34の係合軸部46に対する円形の通孔54が
上記キャップ33の中心に形成されているとともに、こ
のキャップ33に注入孔55が形成されている。
角形の取付孔71を備えたボス部72及びこのボス部7
2の下端部に対する切欠部73が上記フィン62の上側
縁に形成されているとともに、この支軸34の係合軸部
42に対する円形の通孔53が上記ハウジング61のケ
ース31の中心位置の上側板66に形成され、さらに、
この支軸34の係合軸部46に対する円形の通孔54が
上記キャップ33の中心に形成されているとともに、こ
のキャップ33に注入孔55が形成されている。
そうして、このトルク発生機構63の製造組立は、先の
第1の実施例のトルク発生機構4と同様に、まず、フィ
ン62の下側縁の支軸11をハウジング61の下側板6
6の軸孔67に嵌合した状態で、トルク発生機構63の
支軸34の角柱状の取付軸部41を、ハウジング61の
ケース31中心位置の上側板66の通孔53を通し、さ
らに、フィン62の上側縁のボス部72の角形の取付孔
71に挿入し、スリット47による弾性を利用して押込
む。
第1の実施例のトルク発生機構4と同様に、まず、フィ
ン62の下側縁の支軸11をハウジング61の下側板6
6の軸孔67に嵌合した状態で、トルク発生機構63の
支軸34の角柱状の取付軸部41を、ハウジング61の
ケース31中心位置の上側板66の通孔53を通し、さ
らに、フィン62の上側縁のボス部72の角形の取付孔
71に挿入し、スリット47による弾性を利用して押込
む。
そして、完全に挿入すると、この支軸34の取付軸部4
1の先端の係止爪48がフィン62のボス部72の下端
部に係止し、これによって、支軸34の取付軸部41に
フィン62のボス部72を一体的に取付けることができ
、この状態で、この支軸34の円柱状の係合軸部42が
ハウジング61の上側板66の円形の通孔53に回動自
在に保持されるとともに、支軸34の係止軸部43がハ
ウジング61の上側板66に当接する。
1の先端の係止爪48がフィン62のボス部72の下端
部に係止し、これによって、支軸34の取付軸部41に
フィン62のボス部72を一体的に取付けることができ
、この状態で、この支軸34の円柱状の係合軸部42が
ハウジング61の上側板66の円形の通孔53に回動自
在に保持されるとともに、支軸34の係止軸部43がハ
ウジング61の上側板66に当接する。
つぎに、キャップ33の円形の通孔54を支軸34の円
柱状の係合軸部46に嵌合するとともに、キャップ33
をハウジング61のケース31の開口部に装着して閉塞
し、これによって、キャップ33の通孔54に支軸34
の係合軸部46を回動自在に保持するとともに、このキ
ャップ33に支軸34の係止軸部45を当接させる。
柱状の係合軸部46に嵌合するとともに、キャップ33
をハウジング61のケース31の開口部に装着して閉塞
し、これによって、キャップ33の通孔54に支軸34
の係合軸部46を回動自在に保持するとともに、このキ
ャップ33に支軸34の係止軸部45を当接させる。
つぎに、このキャップ33とケース31を溶着、接着、
嵌着等の適当な手段で固定した状態で、キャップ33の
注入孔55からケース31内の軸受空間32に対し、流
動性のあるトルク発生材料58、たとえば、熱硬化性の
シリコン樹脂、あるいは加熱して溶融させた状態の熱可
塑性のポリエステル系樹脂やポリアミド系樹脂等のエラ
ストマー あるいはウレタン樹脂等のトルク発生材料5
8を、液体あるいは半液体の流動性のある状態で、注射
器59等を用いて注入して、軸受空間32に充填する。
嵌着等の適当な手段で固定した状態で、キャップ33の
注入孔55からケース31内の軸受空間32に対し、流
動性のあるトルク発生材料58、たとえば、熱硬化性の
シリコン樹脂、あるいは加熱して溶融させた状態の熱可
塑性のポリエステル系樹脂やポリアミド系樹脂等のエラ
ストマー あるいはウレタン樹脂等のトルク発生材料5
8を、液体あるいは半液体の流動性のある状態で、注射
器59等を用いて注入して、軸受空間32に充填する。
最後に、軸受空間32に充填した流動性のあるトルク発
生材料58を、恒温槽内における熱硬化あるいは常温下
における冷却固化等によって、軸受空間32内で硬化さ
せることにより、軸受空間32に配設された支軸34の
係止軸部43、円板部44、係止軸部45の周囲に上記
トルク発生部材35が形成され、トルク発生機構63が
できる。
生材料58を、恒温槽内における熱硬化あるいは常温下
における冷却固化等によって、軸受空間32内で硬化さ
せることにより、軸受空間32に配設された支軸34の
係止軸部43、円板部44、係止軸部45の周囲に上記
トルク発生部材35が形成され、トルク発生機構63が
できる。
このようにして形成したトルク発生機構63は、支軸3
4がフィン62と一体的に回動す゛るので、フィン62
の回動時に、軸受空間32に配設された支軸34の係止
軸部43、円板部44、係止軸部45が、周囲のトルク
発生部材35に対して回動し、トルク発生部材35に対
して擦れるので、フィン62の回動に抵抗を与える。
4がフィン62と一体的に回動す゛るので、フィン62
の回動時に、軸受空間32に配設された支軸34の係止
軸部43、円板部44、係止軸部45が、周囲のトルク
発生部材35に対して回動し、トルク発生部材35に対
して擦れるので、フィン62の回動に抵抗を与える。
そして、トルク発生部材35は、軸受空間32内で支軸
34の係止軸部43、円板部44、係止軸部45にあわ
せて成形されるので、支軸340寸法精度に関係なく、
安定した摺動抵抗を発生し、摺動抵抗が製品ごとにばら
つくことがなく、不良品の発生も少なくなる。
34の係止軸部43、円板部44、係止軸部45にあわ
せて成形されるので、支軸340寸法精度に関係なく、
安定した摺動抵抗を発生し、摺動抵抗が製品ごとにばら
つくことがなく、不良品の発生も少なくなる。
また、トルク発生部材35の成形に金型を必要としない
ため、製造も容易で、製造コストを少なくすることがで
きる。
ため、製造も容易で、製造コストを少なくすることがで
きる。
第5図ないし第7図は請求項1及び請求項3に対応した
第3の実施例である。
第3の実施例である。
なお、この第3の実施例の説明に際しては、先の第1の
実施例及び第2の実施例と同様な部分には同一の符号を
付して詳しい説明を省略する。
実施例及び第2の実施例と同様な部分には同一の符号を
付して詳しい説明を省略する。
この第3の実施例は、自動車の空調用や換気用の空気吹
出し口に用いられる図示しない矩形筒状のハウジングの
内側に風向調整用の合成樹脂製の矩形筒状のドラム81
を上下方向に回動自在に軸支し、このドラム81の内側
に風向調整用の合成樹脂製の複数の矩形板状のフィン8
2を左右方向に回動自在に軸支し、ドラム81の回動に
より風向を上下に調整し、複数のフィン82の回動によ
り風向を左右に調整するものである。
出し口に用いられる図示しない矩形筒状のハウジングの
内側に風向調整用の合成樹脂製の矩形筒状のドラム81
を上下方向に回動自在に軸支し、このドラム81の内側
に風向調整用の合成樹脂製の複数の矩形板状のフィン8
2を左右方向に回動自在に軸支し、ドラム81の回動に
より風向を上下に調整し、複数のフィン82の回動によ
り風向を左右に調整するものである。
したがって、フィン82を風向調整用の回動体として、
このフィン82に対してはドラム81が保持体となり、
このドラム81を風向調整用の回動体として、このドラ
ム81に対しては図示しないハウジングが保持体となる
が、ここでは、保持体としてノドラム81と回動体とし
てのフィン82の間にトルク発生機構83を設けである
。
このフィン82に対してはドラム81が保持体となり、
このドラム81を風向調整用の回動体として、このドラ
ム81に対しては図示しないハウジングが保持体となる
が、ここでは、保持体としてノドラム81と回動体とし
てのフィン82の間にトルク発生機構83を設けである
。
そして、複数のフィン82を風向調整用の回動体として
、この複数のフィン82に対してドラム81が保持体と
なるので、本来は、保持体としてのドラム81と回動体
としての複数のフィン82との間にそれぞれトルク発生
機構83を設けることになるが、ここでは、複数のフィ
ン82のうちの1つとドラム81との間にトルク発生機
構83を設けである。
、この複数のフィン82に対してドラム81が保持体と
なるので、本来は、保持体としてのドラム81と回動体
としての複数のフィン82との間にそれぞれトルク発生
機構83を設けることになるが、ここでは、複数のフィ
ン82のうちの1つとドラム81との間にトルク発生機
構83を設けである。
すなわち、複数のフィン82は、それぞれ、その上下の
側縁に一体に突設した支軸11を、ドラム81の上下の
側板86に等間隔で穿設した複数の軸孔87に嵌合する
ことにより、ドラム81に回動自在に軸支されるが、複
数のフィン82の後側縁にはそれぞれ開口部23を介し
て連結ピン24が形成され、それぞれの連結ピン24に
対して、リンク25の複数箇所に等間隔で形成した円弧
状の連結部26を嵌合することにより、複数のフィン8
2が連動するようになっているので、複数のフィン82
のうちの1つとドラム81との間にトルク発生機構83
を設ければ、すべてのフィン82に回動抵抗を付与する
ことができるため、ここでは、中央のフィン82の上下
の側縁とドラム81の上下の側板86とを、上記支軸1
1と軸孔87ではなく、上下一対のトルク発生機構83
を介して結合している。
側縁に一体に突設した支軸11を、ドラム81の上下の
側板86に等間隔で穿設した複数の軸孔87に嵌合する
ことにより、ドラム81に回動自在に軸支されるが、複
数のフィン82の後側縁にはそれぞれ開口部23を介し
て連結ピン24が形成され、それぞれの連結ピン24に
対して、リンク25の複数箇所に等間隔で形成した円弧
状の連結部26を嵌合することにより、複数のフィン8
2が連動するようになっているので、複数のフィン82
のうちの1つとドラム81との間にトルク発生機構83
を設ければ、すべてのフィン82に回動抵抗を付与する
ことができるため、ここでは、中央のフィン82の上下
の側縁とドラム81の上下の側板86とを、上記支軸1
1と軸孔87ではなく、上下一対のトルク発生機構83
を介して結合している。
そうして、上記上下一対のトルク発生機構83は、それ
ぞれ、上記ドラム81の上下の側板86の外側面に一体
に凹陥形成された矩形状のケース91、このケース91
の開口部を閉塞してケース91の内部に軸受空間92を
形成するキャップ93、上記フィン82の上下の側縁か
らボス部94を介して一体に突設されて軸受空間92に
配設された支軸95、軸受空間92の内部で支軸95を
囲繞して支軸95の回動時に支軸95との間に摩擦抵抗
を発生するトルク発生部材96等を備えている。
ぞれ、上記ドラム81の上下の側板86の外側面に一体
に凹陥形成された矩形状のケース91、このケース91
の開口部を閉塞してケース91の内部に軸受空間92を
形成するキャップ93、上記フィン82の上下の側縁か
らボス部94を介して一体に突設されて軸受空間92に
配設された支軸95、軸受空間92の内部で支軸95を
囲繞して支軸95の回動時に支軸95との間に摩擦抵抗
を発生するトルク発生部材96等を備えている。
そして、上記ドラム81のケース91の底部には上記支
軸95に対するスリット99が形成され、上記キャップ
93には支軸95をスリット99の端部に回動自在に保
持するとともにスリット99を閉塞する舌片100が形
成され、さらに、このキャップ93に注入孔55が形成
されている。
軸95に対するスリット99が形成され、上記キャップ
93には支軸95をスリット99の端部に回動自在に保
持するとともにスリット99を閉塞する舌片100が形
成され、さらに、このキャップ93に注入孔55が形成
されている。
そうして、このトルク発生機構83の製造組立に際して
は、まず、フィン82の支軸95をドラム81のケース
91のスリット99に係合した後、ギヤ1.プ93の舌
片100をドラム81のケース91のスリット99に嵌
合してスリット99を閉塞するとともに、キャップ93
をドラム81のケース91の開口部に装着して閉塞し、
これによって、フィン82の支軸95をドラム81のケ
ース91のスリット99の端部に回動自在に保持する。
は、まず、フィン82の支軸95をドラム81のケース
91のスリット99に係合した後、ギヤ1.プ93の舌
片100をドラム81のケース91のスリット99に嵌
合してスリット99を閉塞するとともに、キャップ93
をドラム81のケース91の開口部に装着して閉塞し、
これによって、フィン82の支軸95をドラム81のケ
ース91のスリット99の端部に回動自在に保持する。
つぎに、このキャップ93とケース91を溶着、接着、
嵌着等の適当な手段で固定した状態で、キャップ93の
注入孔55からケース91内の軸受空間92に対し、流
動性のあるトルク発生材料58、たとえば、熱硬化性の
シリコン樹脂、あるいは加熱して溶融させた状態の熱可
塑性のポリエステル系樹脂やポリアミド系樹脂等のエラ
ストマー、あるいはウレタン樹脂等のトルク発生材料5
8を、液体あるいは半液体の流動性のある状態で、注射
器59等を用いて注入して、軸受空間92に充填する。
嵌着等の適当な手段で固定した状態で、キャップ93の
注入孔55からケース91内の軸受空間92に対し、流
動性のあるトルク発生材料58、たとえば、熱硬化性の
シリコン樹脂、あるいは加熱して溶融させた状態の熱可
塑性のポリエステル系樹脂やポリアミド系樹脂等のエラ
ストマー、あるいはウレタン樹脂等のトルク発生材料5
8を、液体あるいは半液体の流動性のある状態で、注射
器59等を用いて注入して、軸受空間92に充填する。
最後に、軸受空間92に充填した流動性のあるトルク発
生材料58を、恒温槽内における熱硬化あるいは常温下
における冷却固化等によって、軸受空間92内で硬化さ
せることにより、軸受空間92に配設された支軸95の
周囲に上記トルク発生部材96が形成され、トルク発生
機構83ができる。
生材料58を、恒温槽内における熱硬化あるいは常温下
における冷却固化等によって、軸受空間92内で硬化さ
せることにより、軸受空間92に配設された支軸95の
周囲に上記トルク発生部材96が形成され、トルク発生
機構83ができる。
このようにして形成したトルク発生機構83は、支軸9
5がフィン82と一体に回動するので、フィン82の回
動時に、軸受空間92に配設された支軸95が周囲のト
ルク発生部材96に対して回動し、トルク発生部材96
に対して擦れるので、フィン82の回動に抵抗を与える
。
5がフィン82と一体に回動するので、フィン82の回
動時に、軸受空間92に配設された支軸95が周囲のト
ルク発生部材96に対して回動し、トルク発生部材96
に対して擦れるので、フィン82の回動に抵抗を与える
。
そして、トルク発生部材96は、軸受空間92内で支軸
95にあわせて成形されるので、支軸95の寸法精度に
関係なく、安定した摺動抵抗を発生し、摺動抵抗が製品
ごとにばらつくことがなく、不良品の発生も少なくなる
。
95にあわせて成形されるので、支軸95の寸法精度に
関係なく、安定した摺動抵抗を発生し、摺動抵抗が製品
ごとにばらつくことがなく、不良品の発生も少なくなる
。
また、トルク発生部材96の成形に金型を必要としない
ため、製造も容易で、製造コストを少なくすることがで
きる。
ため、製造も容易で、製造コストを少なくすることがで
きる。
なお、この実施例では、保持体としてのドラム81と回
動体としてのフィン82の間にトルク発生機構83を設
けたが、この他に、ドラム81を風向調整用の回動体と
すると、このドラム81に対しては図示しないハウジン
グが保持体となるので、ドラム81とフィン82の間だ
けでなく、図示しないノ1ウジングとドラム81の間に
もトルク発生機構83を設けてもよい。
動体としてのフィン82の間にトルク発生機構83を設
けたが、この他に、ドラム81を風向調整用の回動体と
すると、このドラム81に対しては図示しないハウジン
グが保持体となるので、ドラム81とフィン82の間だ
けでなく、図示しないノ1ウジングとドラム81の間に
もトルク発生機構83を設けてもよい。
最後に、上述した第1ないし第3の各実施例では、トル
ク発生機構4.63.83が、/1ウジング1.61や
ドラム81等の保持体側に、軸受空間32゜92を設け
ることによって、トルク発生材料58によりトルク発生
部材35.96を成形し、ドラム2やフィン62.82
等の回動体側に、支軸34.95を設けた構成で、トル
ク発生部材35.96に対して、支軸34゜95が回動
する構造となっているが、この関係を逆転させ、ドラム
2やフィン62.82等の回動体側に、軸受空間32.
92を設けることによって、トルク発生材料58により
トルク発生部材35.96を成形し、ハウジング1,6
1やドラム81等の保持体側に、支軸34.95を設け
た構成とし、支軸34.95に対して、トルク発生部材
35.96が回動する構造とすることもできる。
ク発生機構4.63.83が、/1ウジング1.61や
ドラム81等の保持体側に、軸受空間32゜92を設け
ることによって、トルク発生材料58によりトルク発生
部材35.96を成形し、ドラム2やフィン62.82
等の回動体側に、支軸34.95を設けた構成で、トル
ク発生部材35.96に対して、支軸34゜95が回動
する構造となっているが、この関係を逆転させ、ドラム
2やフィン62.82等の回動体側に、軸受空間32.
92を設けることによって、トルク発生材料58により
トルク発生部材35.96を成形し、ハウジング1,6
1やドラム81等の保持体側に、支軸34.95を設け
た構成とし、支軸34.95に対して、トルク発生部材
35.96が回動する構造とすることもできる。
上述したように、本発明によれば、風向調整用の回動体
の回動時に、軸受空間に配設された支軸と軸受空間内で
支軸の周囲に成形されたトルク発生部材が擦れるので、
回動体の回動に抵抗を与えることができる。そして、ト
ルク発生部材は、軸受空間内で支軸にあわせて成形され
るので、支軸の寸法精度に関係なく、安定した摺動抵抗
を発生し、摺動抵抗が製品ごとにばらつくことがなく、
不良品の発生も少なくなる。また、トルク発生部材の成
形に金型を必要としないため、製造も容易で、製造コス
トを少なくすることができる。
の回動時に、軸受空間に配設された支軸と軸受空間内で
支軸の周囲に成形されたトルク発生部材が擦れるので、
回動体の回動に抵抗を与えることができる。そして、ト
ルク発生部材は、軸受空間内で支軸にあわせて成形され
るので、支軸の寸法精度に関係なく、安定した摺動抵抗
を発生し、摺動抵抗が製品ごとにばらつくことがなく、
不良品の発生も少なくなる。また、トルク発生部材の成
形に金型を必要としないため、製造も容易で、製造コス
トを少なくすることができる。
図は本発明の風向調整装置の実施例を示し、第1図及び
第2図は請求項1及び請求項2に対応した第1の実施例
で、第1図は要部の断面図、第2図は分解斜視図であり
、第3図及び第4図は請求項1及び請求項2に対応した
第2の実施例で、第3図は要部の断面図、第4図は分解
斜視図であり、第5図ないし第7図は請求項1及び請求
項3に対応した第3の実施例で、第5図は要部の断面図
、第6図は斜視図、第7図は分解斜視図である。 1−・保持体としてのハウジング、2・ψ回動体として
のドラム、4・・トルク発生機構、3トケース、32・
・軸受空間、34・・支軸、35・トルク発生部材、5
8・・トルク発生材料、61−・保持体としてのハウジ
ング、62・・回動体としてのフィン、63・・トルク
発生機構、81・・保持体としてのドラム、82・・回
動体としてのフィン、83・・トルク発生機構、91・
・ケース、92・・軸受空間、95・・支軸、96・・
トルク発生部材。 奇黛■し )じ扇町
第2図は請求項1及び請求項2に対応した第1の実施例
で、第1図は要部の断面図、第2図は分解斜視図であり
、第3図及び第4図は請求項1及び請求項2に対応した
第2の実施例で、第3図は要部の断面図、第4図は分解
斜視図であり、第5図ないし第7図は請求項1及び請求
項3に対応した第3の実施例で、第5図は要部の断面図
、第6図は斜視図、第7図は分解斜視図である。 1−・保持体としてのハウジング、2・ψ回動体として
のドラム、4・・トルク発生機構、3トケース、32・
・軸受空間、34・・支軸、35・トルク発生部材、5
8・・トルク発生材料、61−・保持体としてのハウジ
ング、62・・回動体としてのフィン、63・・トルク
発生機構、81・・保持体としてのドラム、82・・回
動体としてのフィン、83・・トルク発生機構、91・
・ケース、92・・軸受空間、95・・支軸、96・・
トルク発生部材。 奇黛■し )じ扇町
Claims (3)
- (1)保持体に風向調整用の回動体を回動自在に軸支し
、トルク発生機構により保持体に対する回動体の回動に
抵抗を付与する風向調整装置であって、 上記トルク発生機構が、上記保持体及び回動体の一方に
設けられた軸受空間と、保持体及び回動体の他方に設け
られ上記軸受空間に回動自在に配設された支軸と、上記
軸受空間に流動性のあるトルク発生材料を充填した後に
このトルク発生材料を上記支軸の周囲で硬化して形成し
たトルク発生部材とで構成されたことを特徴とする風向
調整装置。 - (2)保持体に風向調整用の回動体を回動自在に軸支し
、トルク発生機構により保持体に対する回動体の回動に
抵抗を付与する風向調整装置であって、 上記トルク発生機構が、上記保持体に一体に形成され内
部に軸受空間を有するケースと、このケースの軸受空間
に回動自在に配設され別体に形成された上記回動体を取
付ける支軸と、上記ケースの軸受空間に流動性のあるト
ルク発生材料を充填した後にこのトルク発生材料を上記
支軸の周囲で硬化して形成したトルク発生部材とで構成
されたことを特徴とする風向調整装置。 - (3)保持体に風向調整用の回動体を回動自在に軸支し
、トルク発生機構により保持体に対する回動体の回動に
抵抗を付与する風向調整装置であって、 上記トルク発生機構が、上記保持体に一体に形成され内
部に軸受空間を有するケースと、このケースの軸受空間
に回動自在に配設され上記回動体に一体に形成された支
軸と、上記ケースの軸受空間に流動性のあるトルク発生
材料を充填した後にこのトルク発生材料を上記支軸の周
囲で硬化して形成したトルク発生部材とで構成されたこ
とを特徴とする風向調整装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9841690A JPH04147A (ja) | 1990-04-13 | 1990-04-13 | 風向調整装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9841690A JPH04147A (ja) | 1990-04-13 | 1990-04-13 | 風向調整装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04147A true JPH04147A (ja) | 1992-01-06 |
Family
ID=14219221
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9841690A Pending JPH04147A (ja) | 1990-04-13 | 1990-04-13 | 風向調整装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04147A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5538470A (en) * | 1995-04-07 | 1996-07-23 | Norbury, Jr.; Raymond L. | Louver rotating ratchet assembly |
WO2003071194A1 (en) * | 2002-02-19 | 2003-08-28 | Dis Tec Corp. | Grill controlling apparatus for indoor ventilator |
US9574788B2 (en) | 2011-06-02 | 2017-02-21 | Cary Products Co., Inc. | Headliner vent housing |
WO2018225498A1 (ja) * | 2017-06-05 | 2018-12-13 | カルソニックカンセイ株式会社 | 風向調整装置 |
USD836048S1 (en) | 2016-10-26 | 2018-12-18 | Cary Products Co., Inc. | Three vane louver |
-
1990
- 1990-04-13 JP JP9841690A patent/JPH04147A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5538470A (en) * | 1995-04-07 | 1996-07-23 | Norbury, Jr.; Raymond L. | Louver rotating ratchet assembly |
WO2003071194A1 (en) * | 2002-02-19 | 2003-08-28 | Dis Tec Corp. | Grill controlling apparatus for indoor ventilator |
US9574788B2 (en) | 2011-06-02 | 2017-02-21 | Cary Products Co., Inc. | Headliner vent housing |
USD836048S1 (en) | 2016-10-26 | 2018-12-18 | Cary Products Co., Inc. | Three vane louver |
WO2018225498A1 (ja) * | 2017-06-05 | 2018-12-13 | カルソニックカンセイ株式会社 | 風向調整装置 |
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