JPH04146329A - L形擁壁ブロック及びl形擁壁の構築方法 - Google Patents

L形擁壁ブロック及びl形擁壁の構築方法

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JPH04146329A
JPH04146329A JP26867990A JP26867990A JPH04146329A JP H04146329 A JPH04146329 A JP H04146329A JP 26867990 A JP26867990 A JP 26867990A JP 26867990 A JP26867990 A JP 26867990A JP H04146329 A JPH04146329 A JP H04146329A
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元保 糸井
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、土地の段差部の崩落を防止する擁壁を構築
する際に使用するL形擁壁ブロック及び該ブロックを用
いた擁壁の構築方法に関するものである。
(従来の技術) 擁壁は、高低差のある土地の段差部の崩落を防止するた
めに構築されるが、L形擁壁ブロックを用いた擁壁(L
形擁壁と言う。)は、擁壁の設置のために必要な土地面
積を積みブロック等を用いた擁壁に比べて最小とするこ
とができるという優れた特徴を有している。
従来のし形擁壁ブロックは、第7図に示すように、その
底版3の下面は水平である。L形擁壁は、低い方の土地
17の地表面より低い位置に割石等を敷設して上面が水
平な基礎10を形成し、その上にモルタル13を盛って
L形擁壁ブロック1を立設し、その上に土砂14を埋め
戻すことによって構築されている。
(発明が解決しようとする課題) 従来のし形擁壁ブロックは、その底版3の下面が水平あ
るいは水平に近い形状であるので、ブロックを前方に移
動させようとする高い方の土地18の土圧の水平分力に
抵抗する抵抗力は、底版の下面と基礎10の上面との間
の摩擦力に依存し、両者の間の摩擦係数に底版3にかか
る垂直力を乗じた大きさとなる。しかし底版3の下面と
基礎10の上面とは、平滑なコンクリート面あるいはそ
れに類する面であるため、摩擦係数をあまり大きくする
ことができず、従って、ブロックの前方移動に対抗する
抵抗力が弱いという問題があった。
この問題を改良するため、L形擁壁ブロックの底版3の
下面に突出部を設けたり、底版3の幅を広くしたりして
いるが、施工が難しかったり、ブロックが大型となって
L形擁壁の良さが失われる等の問題があった。
(課題を解決するための手段) この発明では、L形擁壁ブロックの底版3の下面に水平
面に対して互いに逆方向に傾斜した前傾斜面5と後傾斜
面6とを設け、全体として底版3の下面に断面へ字状の
凹溝が形成されるようにしでいる。この凹溝の頂部とな
る部分には、擁壁の長手方向に沿う方向に、底版3の強
度を低下させる威のない間隔で、底版3を上下に貫通す
る小窓8を設けている。
施工に際しては、従来と同様に割石等で上面が平らな基
礎10を形成した後、その上に好ましくはより粒径の小
さい割石を用いて上記し形擁壁ブロックの底版3の下面
の形状に応じた断面へ字状の畝12を構築し、その上に
モルタル等のやや流動性と粘性を持った材料を盛ってカ
バーする。そしてこのモルタル層13の上にL形擁壁ブ
ロックの底版3の下面が密着するように載せ、小窓8か
らモルタル層13と底版3の下面との密着状態を確認し
た後、底版3の上に土砂を埋め戻してL形擁壁とする。
底版3の下面は、その前端および後端を工・7ジ状とし
、この部分に垂直力を実質的に支持するような水平面を
持たせない構造とするのが好ましい。
実質的に垂直力を負担しない水平面、たとえばブロック
成形上の必要から、あるいはブロックの破損防止のため
に設ける細い幅の水平面は、好ましい形態のブロックの
性質を妨げるものではない。
(作用) 上記構成によれば、ブロックを前方に押し出そうとする
力は、基礎10と畝12との間の剪断抵抗によって受は
持たれることとなるが、基礎10と畝12とは、その構
成材料である粒状の割石相互が入り組んだ状態となって
いるために、従来の水平なコンクリート面とモルタル面
との間の摩擦係数よりはるかに高い摩擦係数を有してお
り、この摩擦係数に垂直力を乗じた値の摩擦抵抗がブロ
ック1の移動を阻止するので、土圧によるブロックの水
平方向への移動を完全に防止できる。
施工に際してのモルタル層13とL形擁壁ブロックの下
面との密着状態は、小窓8から監視することができ、ま
たL形擁壁ブロックの下面に垂直荷重を支える水平面を
設けない構造とすれば、ブロック1が傾斜面5.60前
後端の水平面で支えられてモルタル層13と底版3の下
面との間に空隙が生ずることも防止され、完全な構造の
L形擁壁を構築することができる。
さらにモルタル層13が未だ凝結しないうちにブロック
の底版3の上に土砂を埋め戻すことにより、ブロックの
底版3に荷重を早期に加えてモルタル層13とブロック
の底版3との密着をより完全にすることができ、これは
また工事の早期完成にも寄与することとなる。
さらに上記の構造をもってしてもなお充分な水平抵抗力
が得られない虞のあるとき、あるいは特に安全を期すと
きには、小窓8を通して抗15を地中に打ち込み、この
杭15によってブロックの水平方向の滑動をより完全に
防止することも可能である。この杭の打ち込みは、底版
上方が何も邪魔なものがない空間となっているので、打
撃打ち込み、振動打ち込みいずれの方法によっても施工
性は良好で、必要に応じて充分な深さにまで杭を打ち込
むことが可能である。
(実施例) 第1図および第2図はこの発明の第1実施例を示したも
ので、第1図はL形擁壁ブロックの斜視図、第2図は施
工状態を示す断面側面図である。
図中、1はL形擁壁ブロック、2はその壁面板、3はそ
の底版、4は底版の下面、5はその前傾斜面、6はその
後傾斜面、7は頂部水平面、8は小窓である。ブロック
の下面4は、前傾斜面5と後傾斜面6とによって断面へ
字状に形成され、その頂部にブロック1の長手方向に沿
って所定間隔で底版3を貫通する小窓8が開口している
第2図において、10は割石11で形成された基礎、1
2は基礎10の上に比較的小径の割石を積んで断面へ字
状に形成した畝で、この畝の形状はブロック1の下面4
の形状に合わせる。13は畝12の表面に盛り上げたモ
ルタル層で、このモルタル層の上にブロック1の底版を
下面4とモルタル層13との間に隙間が住じないように
載せる。
上記隙間があるかどうかは、小窓8から視認することが
でき、隙間なく施工されていれば、モルタル13が完全
に固化する前に土砂14を埋め戻し、底版3とモルタル
13とをさらに密着させた状態でモルタル13を固化さ
せる。
第2図に想像線で示した15は、小窓8および畝12お
よび基礎10を貫通して地盤16に打ち込んだ杭で、特
に必要があればこのような杭を打ち込むことによって、
ブロックlの水平移動をより強固に阻止することができ
るが、−船釣にはこのような抗15の打ち込みは必要で
はない。
第3図ないし第6図は、この発明のL形擁壁ブロックの
他の断面形状を示したもので、第3図はへ字形下面4の
頂稜を底版の奥側に設けたもの、第4図は手前側近くに
設けたもので、これらの図に示すように、ブロックの底
版の下面のへの字形状は、ブロック成形上の要請あるい
は構築された擁壁にかかる土圧力あるいは地盤の状態等
によって、適宜変化させることが可能である。
第5図はブロックの下面に2つのへ字状凹溝を設けたも
ので、第6図はブロックの下面の前端に垂直力を負担す
る水平面19を設けたものである。
この第5図および第6図に示すものは、このような形状
でも本願発明の作用効果をある程度は達成できることを
示すために記載したものである。
(発明の効果) 以上説明したこの発明によれば、水平方向の土圧力によ
ってブロックが移動する危険があ漬というL形擁壁ブロ
ックの欠点が完全に解消され、より強固で信頼性の高い
L形擁壁を構築できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図はこの発明の第1実施例を示すもの
で、第1図はL形擁壁ブロックの斜視図、第2図は施工
状態を示す断面側面図である。第3図ないし第6図はこ
の発明のL形擁壁ブロックの他の断面形状の例を例示し
た側面図である。第7図は従来のし形擁壁ブロックの施
工状態を示した断面側面図である。 図中、 3:底版      5:前傾斜面 6:後傾斜面    8:小窓 lO二基礎      11:割石 12:畝 13:モルタル層

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)底版(3)の下面を前傾斜面(5)と後傾斜面(
    6)とを有するへ字状断面とし、その頂稜に沿って所定
    間隔で底版(3)の上面に貫通する小窓(8)を設けた
    ことを特徴とする、L形擁壁ブロック。
  2. (2)底版(3)の下面は、実質的に垂直荷重を負担す
    る水平部を備えていないことを特徴とする、請求項1記
    載のL形擁壁ブロック。
  3. (3)割石(11)を敷設して水平に形成した基礎(1
    0)上に比較的小径の割石で断面へ字状の畝(12)を
    形成し、その上にモルタル(13)を盛り上げ、請求項
    1記載のL形擁壁ブロックの底版(3)の下面をこのモ
    ルタル(13)に密着させるように載せ、該底版に設け
    た小窓(8)から密着状態を確認した後、モルタル(1
    3)が完全に固化する前に該底版(3)上に土砂を埋め
    戻すことを特徴とする、L形擁壁の構築方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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GB2458270A (en) * 2008-03-10 2009-09-16 Francis & Lewis Internat Ltd Retaining wall system and support
DE112011100784T5 (de) 2010-03-04 2012-12-20 Asmo Co., Ltd. Wischervorrichtung
EP3992367A1 (de) * 2020-10-27 2022-05-04 Achhammer Gärten GmbH Stützvorrichtung für eine stützwand, stützwandanordnung, verfahren zur errichtung der stützwand

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