JP3109724B2 - 護岸用空積みブロックとその施工方法 - Google Patents

護岸用空積みブロックとその施工方法

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JP3109724B2 JP09025392A JP2539297A JP3109724B2 JP 3109724 B2 JP3109724 B2 JP 3109724B2 JP 09025392 A JP09025392 A JP 09025392A JP 2539297 A JP2539297 A JP 2539297A JP 3109724 B2 JP3109724 B2 JP 3109724B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、護岸用空積みブロ
ックとその施工方法に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】従来、この種のものと
して、実開昭61−141331号公報には、方形板体
からなるブロック基体に、上面を額縁状に陥没させると
共に、二方の外側面がブロック基体から側方へ庇状に張
出し、他の二方の外側面がブロック基体から後退する化
粧面を上下段違い状となるよう摺らせて一体に突設した
階段式張ブロックが提案され、この階段式張ブロックで
は、厚さ方向上部の庇状の二方と下部の他の二方とを重
ね合わせて嵌合することにより、従来のブロック連結用
のアイフックや合端コンクリート打設の作業が不要とな
り、ブロックの空積み作業を容易に行うことができる。
【0003】しかし、上記階段式張ブロックでは、単に
端部を重ね合わせて嵌合したものであるから、河川の影
響によって長い年月の間に地山が沈下あるいは吸い出さ
れてブロック後面と法面との間に隙間や空洞ができる
と、その部分のブロックが沈下する等の問題が発生する
ことが予想される。
【0004】そこで、他のブロックの嵌合構造として、
壁に沿って積み上げるものではあるが、特開平5−53
10号公報には、ブロックの上端面と下端面の一方に前
後方向の縦断面が円弧形の接合用凹部を設け、ブロック
の上端面と下端面の他方に前後方向の縦断面が円弧形の
接合用凸部を設け、接合用凹部に接合用凸部を嵌め込む
壁体構築用ブロックが知られているが、このブロック
は、ブロック積み壁体の背後に裏込めコンクリートを打
設(公報第0022)するものであり、また、ブロック
の上下の接合用凹部と接合用凸部とを嵌め込みものであ
るから、ブロック同志が左右に接合されないと共に、接
合用凹部と接合用凸部とを嵌め込み状態で平坦面部間の
遊び間隔によりブロックの回転を許容するものであるか
ら、これを空積みに用いた場合、一部のブロックが沈下
すると、その沈下したブロックを上下のブロックのみで
支持することとなり、また、この支持状態でブロックが
回転して接合箇所が沈下してしまう虞がある。
【0005】また、上記壁体構築用ブロックのようにブ
ロックの上下のみを嵌め合わせるもの以外に、実開昭6
0−87242号公報には、上下左右に並設するブロッ
ク単位体の四辺に、隣接単位体の周辺突部及び溝部と互
いに係合する溝部及び突部を有するとともに、背面に控
えを備えてなり、前記単位体は上位の単位体の左右凸部
を載せかつ下位の単位体の左右凸部に載る凹部を上下辺
に設けた積みブロックが知られており、この積みフロッ
クでは、ブロックの上下及び左右を嵌合することができ
る。しかし、この積みブロックは崖状に整形した法面
(マイクロフィルム第5頁第5行)に沿って積み上げら
れ、積みブロックの背面に控えが設けられているもので
あるから、施工時には、せき板と単位体との間にコンク
リートを打設し胴込め工事を行う(マイクロフィルム第
5頁第12〜13行)必要があり、工事に長期間を必要とす
るため、短期間に終わらせる必要のある工事には用いる
ことが難しい。さらに、仮に法面の施工に用いたとして
も、凸部がブロック単位体の角部で切れているため(マ
イクロフィルム第1図,第6図,第7図)、ブロック単
位体を並べても隣合うブロック単位体の凸部が連続せ
ず、これを法面等に用いた場合、一部のブロックが沈下
等すると、周囲のブロックによりその沈下したブロック
を効率よく支持することができない。
【0006】そこで、本発明は、工期の短縮が可能で、
強度的に優れた護岸を構築することができる護岸用空積
みブロックとその施工方法を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の護岸用空積み
ブロックは、隣合うブロックの突条部と溝部とを嵌合す
る護岸用空積みブロックにおいて、方形をなす一定厚さ
無控塊状のブロック本体と、このブロック本体の前面
に設けられた凹部と、前記ブロック本体の一側角部を挟
んで隣合う二辺に設けられた断面略半円形の前記突条部
と、前記一側角部に設けられ前記二辺の前記突条部が交
差する突条角部と、他の二辺と前記突条部の端部とに断
面略半円形に連続して設けられ前記突条部が嵌合する前
溝部とを備え、前記突条部より前記溝部は僅かに大き
く形成されると共に、隣合うブロックの後面を面一に合
わせた状態で前記突条部の厚さ方向後面側が前記溝部に
当設するように該突条部は前記ブロック本体の厚さ方向
中央より僅かに厚さ方向下方に設けられているものであ
り、上下左右の突条部と溝部を嵌合して空積みブロック
を敷設すると、突条部及び溝部が左右方向に連続し、ブ
ロック相互が強固に接合される。仮に一部のブロックの
後面側に空洞ができても、突条部と溝部が嵌合する周囲
の空積みブロックにより効率よく支持される。また、隣
合うブロックの後面を面一に合わせた状態で突条部の厚
さ方向後面側が溝部に当接するように 、突条部はブロッ
ク本体の厚さ方向中央より僅かに厚さ方向下方に設けた
から、敷設時に空積みブロックの前面が面一となる。
【0008】また、請求項2の護岸用空積みブロックの
施工方法は、請求項1記載の護岸用空積みブロックを法
面に敷設して護岸を構築する施工方法であって、法面の
下部に基礎を設け、この基礎上部の前記法面に、前記突
条部を下向きにした複数の前記空積みブロックを左右方
向に並べて敷設すると共に、左右に並んだ前記空積みブ
ロックの突条部と溝部とを嵌合した後、下部の前記空積
みブロック上部の前記溝部に、上部の空積みブロックの
前記突条部を嵌合するものであり、下部の空積みブロッ
クを敷設した後、この空積みブロックの上部の溝部に、
上部の空積みブロックの突条部を合わせると、溝部によ
って突条部が案内されるため上部の空積みブロックの位
置合わせを容易に行うことができる。そして、このよう
にしてブロックの後面と法面との間にコンクリートを充
填することなく、空積みするものであるから、工事の省
力化と施工期間の短縮を図ることができる。
【0009】
【発明の実施形態】以下、本発明の実施形態を添付図面
を参照して説明する。図1ないし図8は本発明の一実施
例を示し、同図に示すように、プレキャストコンクリー
ト製の護岸用空積みブロック1のブロック本体2は、正
面略正方形で一定厚さの略平板状をなす無控塊状であ
り、そのブロック本体2の一側角部3を挟んで隣合う二
辺の端面1Aに断面略半円形の突条部4,4を設け、こ
れら突条部4,4は前記一側角部3で交差して突条角部
5が形成されている。
【0010】また、前記ブロック本体2の他の二辺の端
面1Bには、前記突条部4が嵌合する断面略半円形の溝
部6,6が設けられ、この溝部6は前記突条部4の端部
4Aに連続して形成されている。また、図3等に示すよ
うに、突条部4より溝部6は僅かに大きく形成され、ま
た、前記突条部4はブロック本体2の厚さ方向中央に設
けられ、隣合うブロック1,1の後面7,7を面一に合
わせた状態で突条部4の厚さ方向後面側が溝部6に当接
するように、前記突条部4はブロック本体2の厚さ方向
中央より僅かに下方に設けられており、突条部4の厚さ
Tはブロック本体2の厚さの2分の1程度に形成されて
いる。また、前記ブロック本体2の前面8には、ブロッ
ク本体2と正面相似形の凹部9が設けられており、この
凹部9は溝部6よりブロック本体2の中央側に設けられ
ている。また、前記突条部4は、中心4Sに対して半径
4Rの断面形状であり、前記溝部6は、中心6Sに対し
て半径6Rの断面形状をなす。尚、前記凹部9には、植
生土壌等を充填して植栽を施すことができる。
【0011】次に、前記ブロック1の施工方法につき説
明すると、図7に示すように、コンクリートを用いるこ
となく地山により法面11を整形し、法面11の下部で河川
12の長さ方向にコンクリート基礎13を形成する。尚、図
中12Aは河川12の底部である。また、図7においては4
5度の勾配の法面11を示し、河川断面を確保しつつ比較
的緩傾斜になるように、法面11を45度程度の勾配とし
ている。前記基礎13は現場打ちコンクリートや、プレキ
ャストコンクリートブロックにより据付けられ、該基礎
13の前記法面11に対向する対向面13Aには、前記突条部
4を挿入する溝状の受部13Bが河川12の長さ方向に連続
して設けられている。このように法面11の下部に基礎13
を設け、法面11には吸い出し防止シート16を設置した
後、この基礎13の上部の法面11に前記空積みブロック1
を直接敷設するものであり、まず、突条部4を下向きに
し、この突条部4を前記受部13に挿入するようにして複
数の空積みブロック1を左右に並べて敷設し、それら左
右の空積みブロック1,1は相互の突条部4と溝部6と
を嵌合する。このようにして下部の空積みブロック1,
1を敷設した後、図8に示すように、下部の空積みブロ
ック1,1の上部の溝部6に、上部の空積みブロック1
の突条部4を合わせて吊り下ろし、さらに、隣合う空積
みブロック1,1の左右は突条部4と溝部6とを嵌合し
て接合する。この場合、上部の空積みブロック1の突条
部4が溝部6に案内されるため、上部の空積みブロック
1の位置合わせを容易に行うことができる。また、この
例では、図8に示すように、上部の空積みブロック1に
対して下部の空積みブロック1を幅方向の2分の1だけ
移動させて千鳥状に空積みブロック1を敷設している。
そして、この例の空積みブロック1では、突条部4の端
部に突条角部5を設けると共に、溝部6が突条部4の端
部4Aまで連続して形成されているため、空積みブロッ
ク1を左右に並べて敷設すると、図8に示すように、空
積みブロック1の下部では複数の突条部4,4…が隙間
なく連続すると共に、上部では溝部6,6…が隙間なく
連続し、これら連続する突条部4,4…と溝部6,6…
とが嵌合することにより、強固な結合構造が得られる。
そして、例えば図3に示すように、図示左側の空積みブ
ロック1の後面7の法面11が河川の流れにより吸い出さ
れ、隙間あるいは空洞(図示せず)となっても、突条部
4と溝部6の噛み合いにより、周囲の空積みブロック1
が支持するため、空洞発生箇所の空積みブロック1の沈
下を防止できる。この場合、ブロックの端面1A,1B
は前面及び後面7に対して垂直に形成されているから、
端面1A,1B同士を突き合わせあるいは近接すること
により、溝部6に突条部4が確実に挿入され、突条部4
の基端、すなわち厚さT部分の剪断応力により、空洞箇
所のブロックが確実に支持される。また、図7に示すよ
うに、法面11の途中には平場14が設けられ、この平場14
の端部にコンクリート基礎13が設けられ、この平場14に
設けた基礎13と上部の空積みブロック1との間には、現
場内コンクリートなどにより平場コンクリート部15が打
設されている。尚、図中Hは、前記河川12の最高水位で
あり、このように河川12に水没し、その前面8に受ける
河川12の動水圧と自重とを合わせた力に対するように
前記突条部4の厚さTが設定されている。
【0012】このように本実施例では、請求項1に対応
して、隣合うブロック1,1の突条部4と溝部6とを嵌
合する護岸用空積みブロックにおいて、方形をなす一定
厚さの無控塊状ブロック本体2と、このブロック本体2
の前面8に設けられた凹部9と、ブロック本体2の一側
角部3を挟んで隣合う二辺に設けられた断面略半円形の
突条部4と、一側角部3に設けられ前記二辺の突条部
4,4が交差する突条角部5と、他の二辺と突条部4の
端部4Aとに断面略半円形連続して設けられ突条部4
が嵌合する溝部6とを備え、突条部4より溝部6は僅か
に大きく形成されると共に、隣合うブロック本体2,2
の後面7,7を面一に合わせた状態で突条部4の厚さ方
向後面側が溝部6に当設するように該突条部4はブロッ
ク本体2の厚さ方向中央より僅かに厚さ方向下方に設け
られているものであるから、上下左右の突条部4と溝部
6を嵌合して空積みブロック1を敷設すると、突条部4
及び溝部6が左右方向に連続し、空積みブロック1相互
が強固に接合され、仮に一部のブロック1の後面7側に
空洞ができても、突条部4と溝部6が嵌合する周囲の空
積みブロック1により効率よく支持することができる。
また、敷設時に空積みブロック1の前面8,8が面一と
なる。
【0013】また、このように本実施例では、請求項2
に対応して、請求項1記載の護岸用空積みブロック1を
法面11に敷設して護岸を構築する施工方法であって、法
面11の下部に基礎13を設け、この基礎13上部の法面11
に、突条部4を下向きにした複数の空積みブロック1,
1を左右方向に並べて敷設すると共に、左右に並んだ空
積みブロック1,1の突条部4と溝部6とを嵌合した
後、下部の空積みブロック1上部の溝部6に、上部の空
積みブロック1の突条部6を嵌合するものであるから、
下部の空積みブロック1を敷設した後、この空積みブロ
ック1の上部の溝部6に、上部の空積みブロック1の突
条部6を合わせると、溝部6によって突条部4が案内さ
れるため上部の空積みブロック1の位置合わせを容易に
行うことができ、このようにして空積みブロック1の後
面7と法面11との間にコンクリートを充填することな
く、空積みするものであるから、工事の省力化と施工期
間の短縮を図ることができる。
【0014】さらに、実施例上の効果として、長方形の
ブロック1,1を千鳥状に敷設したから、上下方向に突
条部4,溝部6が連続することなく敷設することがで
き、ブロック1は、左右及び上下の左右2個のブロック
1,1,1,1,1,1によって支持される。また、ブ
ロック本体2が正方形であるから、突条部4と溝部6の
上下左右位置を変えて敷設することもできる。
【0015】尚、本発明は上記実施形態に限定されるも
のではなく、本発明の要旨の範囲内において、種々の変
形実施が可能である。例えば、ブロック本体2は正面長
方形形状でもよい。また、実施例においては、45度の
勾配の法面への施工を示したが、法面の勾配は適宜選定
可能である。さらに、吸い出し防止シート16は、法面11
の土砂などが、河川12へ流出することを防止できるもの
であれば、各種のシートを用いることができる。
【0016】
【発明の効果】請求項1の護岸用空積みブロックは、
合うブロックの突条部と溝部とを嵌合する護岸用空積み
ブロックにおいて、方形をなす一定厚さの無控塊状のブ
ロック本体と、このブロック本体の前面に設けられた凹
部と、前記ブロック本体の一側角部を挟んで隣合う二辺
に設けられた断面略半円形の前記突条部と、前記一側角
部に設けられ前記二辺の前記突条部が交差する突条角部
と、他の二辺と前記突条部の端部とに断面略半円形に連
続して設けられ前記突条部が嵌合する前記溝部とを備
、前記突条部より前記溝部は僅かに大きく形成される
と共に、隣合うブロックの後面を面一に合わせた状態で
前記突条部の厚さ方向後面側が前記溝部に当設するよう
に該突条部は前記ブロック本体の厚さ方向中央より僅か
に厚さ方向下方に設けられているものであり、工期の短
縮が可能で、強度的に優れた護岸を構築することができ
る護岸用空積みブロックを提供することができる。
【0017】また、請求項2の護岸用空積みブロックの
施工方法は、請求項1記載の護岸用空積みブロックを法
面に敷設して護岸を構築する施工方法であって、法面の
下部に基礎を設け、この基礎上部の前記法面に、前記突
条部を下向きにした複数の前記空積みブロックを左右方
向に並べて敷設すると共に、左右に並んだ前記空積みブ
ロックの突条部と溝部とを嵌合した後、下部の前記空積
みブロック上部の前記溝部に、上部の空積みブロックの
前記突条部を嵌合する方法であり、工期の短縮が可能
で、強度的に優れた護岸を構築することができる護岸用
空積みブロックの施工方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す空積みブロックの正面
図である。
【図2】本発明の一実施例を示す空積みブロックの斜視
図である。
【図3】本発明の一実施例を示す突条部と溝部の嵌合状
態を示す説明図である。
【図4】本発明の一実施例を示す空積みブロックの右側
面図である。
【図5】本発明の一実施例を示す図1のA−A線断面図
である。
【図6】本発明の一実施例を示す空積みブロックの左側
面である。
【図7】本発明の一実施例を示す法面の断面図である。
【図8】本発明の一実施例を示す法面に敷設した空積み
ブロックの正面図である。
【符号の説明】
1 空積みブロック 2 ブロック本体 3 一側角部 4 突条部 4A 端部 5 突条角部 6 溝部7 後面 8 前面 9 凹部 11 法面 13 コンクリート基礎(基礎)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E02B 3/14 E02D 17/20 E02D 29/02

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 隣合うブロックの突条部と溝部とを嵌合
    する護岸用空積みブロックにおいて、方形をなす一定厚
    さの無控塊状のブロック本体と、このブロック本体の前
    面に設けられた凹部と、前記ブロック本体の一側角部を
    挟んで隣合う二辺に設けられた断面略半円形の前記突条
    部と、前記一側角部に設けられ前記二辺の前記突条部が
    交差する突条角部と、他の二辺と前記突条部の端部と
    面略半円形に連続して設けられ前記突条部が嵌合す
    前記溝部とを備え、前記突条部より前記溝部は僅かに大
    きく形成されると共に、隣合うブロックの後面を面一に
    合わせた状態で前記突条部の厚さ方向後面側が前記溝部
    に当設するように該突条部は前記ブロック本体の厚さ方
    向中央より僅かに厚さ方向下方に設けられていることを
    特徴とする護岸用空積みブロック。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の護岸用空積みブロックを
    法面に敷設して護岸を構築する施工方法であって、法面
    の下部に基礎を設け、この基礎上部の前記法面に、前記
    突条部を下向きにした複数の前記空積みブロックを左右
    方向に並べて敷設すると共に、左右に並んだ前記空積み
    ブロックの突条部と溝部とを嵌合した後、下部の前記空
    積みブロック上部の前記溝部に、上部の空積みブロック
    の前記突条部を嵌合することを特徴とする護岸用空積み
    ブロックの施工方法。
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