JPH04140199A - シャープな凹凸模様を有する装飾シート - Google Patents

シャープな凹凸模様を有する装飾シート

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JPH04140199A
JPH04140199A JP26111190A JP26111190A JPH04140199A JP H04140199 A JPH04140199 A JP H04140199A JP 26111190 A JP26111190 A JP 26111190A JP 26111190 A JP26111190 A JP 26111190A JP H04140199 A JPH04140199 A JP H04140199A
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JP
Japan
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synthetic resin
layer
resin
surface treatment
decorative sheet
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JP26111190A
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English (en)
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Toshio Nakamoto
俊夫 中本
Toshiya Kuroiwa
黒岩 登志也
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Achilles Corp
Original Assignee
Achilles Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はシャープな凹凸模様を有する装飾シートに関し
、具体的には、メカニカルエンボス加工により形成され
たシャープな凹凸模様を有する上記装飾シートに関する
〔従来の技術〕
従来、建築(天井材、壁材、床材等)、家具。
車両、電気製品、H物、カバン類等に使用される装飾シ
ートとして、装飾効果を向上すべく、基材表面に各種の
凹凸模様を施したものが知られている。
この凹凸模様を施す方法として種々の方法が知られてお
り、例えば、基材上に形成された発泡性合成樹脂層上に
発泡抑制剤含有インクを部分的に印刷し、加熱発泡させ
て凹凸を施すケミカルエンボス法、あるいは基材上に形
成された発泡又は非発泡の合成樹脂層をエンボスロール
により型押しして凹凸を施すメカニカルエンボス法等が
ある。
このうち、ボリーム感やソフト感に優れた凹凸模様を施
すことができる等の理由により、発泡合成樹脂層へのメ
カニカルエンボス法による型押しが広く採用されている
〔発明が解決しようとする課題〕
ところで、近年、より自然感の有るデザインが施された
装飾シートが増加する傾向となり、上記の凹凸模様も、
丸みの付いたソフトな感触のものから、エツジの切り立
ったシャープな感触のものが求められるようになった。
このようなシャープな感触の凹凸模様を、上記のメカニ
カルエンボス法により施すには、エンボスロール等によ
る型押し工程に先立ち、合成樹脂層を加熱して充分軟化
させておく必要がある。
このとき、合成樹脂層が発泡合成樹脂である場合、該層
中に含まれる独立気泡内の空気が膨張して、該気泡を大
きく成長させ、ついにはエアパンクを発生し、表面に破
裂痕を残す。
これを防止すべく、発泡合成樹脂層を連続気泡を多く含
むものとし、加熱膨張した空気を該気泡の表面開口部か
ら放出させるようにすることも考えられる。
ところが、この種の装飾シートは、一般に、表面光沢を
消去したり、防汚性を付与したり、あるいは表面強度を
向上させる等の目的で、表面処理層が形成されるため、
該処理層により上記連続気泡の表面開口部が閉塞されて
しまう。
従って、加熱膨張した空気の放出が阻害され、上記の独
立気泡の場合と同様に、エアパンクを発生し、破裂痕を
形成してしまう。
このようなエアパンクの問題を解消するため、従来、表
面処理層の形成後、エンボスロールにより型押しする迄
の間に、基材と発泡合成樹脂層を貫いてガス抜き孔を予
め穿設しておくと言う針エンボス技術が提案されている
(特公昭60−25262号公報、同60−39544
号公報等参照)。
しかし、この技術によれば、高価な針エンボス設備を必
要とするばかりでなく、針エンボス工程をも必要とし、
生産性を低下させてしまう。
本発明は、以上の諸点を考慮し、針エンボス技術によら
ずに、メカニカルエンボス加工によりシャープな凹凸模
様が形成された装飾シートを提供することを目的とする
〔課題を解決するための手段〕
本発明の装飾シートは、上記目的を達成するために、基
材上に発泡合成樹脂層が設けられ、該樹脂層上に、母体
合成樹脂及び該樹脂に対し非相溶性の合成樹脂を含んで
なる連続気孔性表面処理層が設けられ、該表面処理層側
からメカニカルエンボス加工による凹凸模様が形成され
てなることを特徴とする。
本発明における基材としては、紙、織布、不織布、m布
9合成樹脂シート、これらの複合材等が使用でき、その
種類は特に限定されない、また、用途に応じて、難燃性
等の各種の特性を付与した基材であってもよい。
基材上に設けられる発泡合成樹脂層は、発泡剤を配合し
た合成樹脂から構成されたもので、該合成樹脂としては
、塩化ビニル樹脂、酢酸ビニル樹脂、塩化ビニル−酢酸
ビニル共重合体樹脂、アクリル系樹脂等が挙げられる。
上記の発泡剤としては、例えば、ジニトロソペンタメチ
レンテトラミン、N、N’−ジメチルN、N’−ジニト
ロソテレフタルアミド、ベンゼンスルホニルヒドラジド
、p−トルエンスルホニルヒドラジド、p、p’−オキ
シビス(ベンゼンスルホニルヒドラジド)、3.3’−
ジスルホンヒドラジドジフェニルスルホン、トルエンジ
スルホニルヒドラジン、p−トルエンジスルホニルヒド
ラジド、p−)ルエンスルホニルセミ力ルバジド、アゾ
ビスイソブチロニトリル、アゾシカ−ボンアミド(AD
CA)、ジエチルアゾジカルボキシレート等が挙げられ
る。
これら発泡剤の上記合成樹脂に対する配合割合は、発泡
合成樹脂層の発泡の度合により適宜選択されるが、一般
には上記合成樹脂100重量部に対して2.0〜6.0
重量部程度である。
この発泡合成樹脂層には、必要に応じて、着色剤、安定
剤、可塑剤、充填剤等を添加してもよい。
上記の発泡合成樹脂層上に設けられる表面処理層は、該
層の母体をなす合成樹脂及び該母体樹脂に対し非相溶性
の合成樹脂(以下、非相溶性樹脂と略す)とを含んで構
成される多孔性の発泡層である4 上記の母体樹脂としては、塩化ビニル−酢酸ビニル共重
合体樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂、酢酸ビ
ニル樹脂、アクリル系樹脂。ウレタン系樹脂等のこの種
の装飾シートの表面処理剤の母体樹脂として通常使用さ
れている合成樹脂が挙げられる。
非相溶性樹脂としては、母体樹脂に対して相溶性が全く
ない樹脂に限らす相溶性が悪い樹脂であってもよく、上
記のような母体樹脂の場合には、ポリプロピレン、ポリ
エチレン等の単独重合体やエチレン−プロピレン共重合
体等のポリオレフィン、あるいはパラフィン系炭化水素
とオレフィン系炭化水素の混合物であるワセリン等が挙
げられる。
これらの非相溶性樹脂は、一般に微細粒子として使用さ
れ、上記の母体樹脂に混合される。この混合体を、前述
の発泡合成樹脂層上に適宜の手段で積層して加熱処理す
ると、母体樹脂及び非相溶性樹脂は共に溶融するが、溶
解し合うことなく独立して存在する。この状態で両樹脂
が冷却固化すると、両樹脂間に連続した隙間すなわち連
続気孔が形成されるのである。
上記の非相溶性樹脂粒子の配合割合は、少な過ぎると上
記の連続気孔の形成が不充分となり、多過ぎると母体樹
脂への混入が困難となるため、−般には母体樹脂100
重量部に対し20〜200重量部程度とすることが好ま
しい。
この非相溶性樹脂粒子の粒径は、大き過ぎると表面処理
層の外観が損なわれる虞れがあるため、一般には、20
0メツシユパス以下のものが使用される。
また、本発明における表面処理層は、上記の母体樹脂及
び非相溶性樹脂の外に発泡剤を混合してもよく、発泡剤
を混合する場合は、上記の連続気孔の形成がより効果的
となる。
この発泡剤としては、ブタン等の有機化合物を内包する
マイクロカプセル等が使用でき、その配合割合は一般に
は母体樹脂と非相溶性樹脂との合計100重量部に対し
て1〜10重量部程度である。
更に、通常の表面処理層形成用の合成樹脂に配合される
艶消し剤、防汚剤9強化剤等が添加される。
本発明の装飾シートは、上記の表面処理層側からメカニ
カルエンボス加工による凹凸模様が形成されたものであ
る。
以上の本発明の装飾シートは、大略、次のようにして製
造される。
先ず、前述の基材上に、前述の発泡剤を配合した合成樹
脂を、ドクターナイフ法、ロータリースクリーン法、グ
ラビア法、オフセット法、フレキソ法等の適宜の手段に
て積層し、該層をゲル化させる。
該ゲル化層上に、前述の母体樹脂と非相溶性樹脂粒子と
の混合体を、上記と同様の手段にて積層し、加熱処理し
て、発泡合成樹脂層と連続気孔性表面処理層を形成する
次いで、再度加熱処理し、上記の連続気孔性表面処理層
、あるいは該表面処理層と発泡合成樹脂層とを充分軟化
する。
この状態で表面処理層側から、エンボスロール等のメカ
ニカルエンボス手段にて型押しすれば、切り立ったエツ
ジを有するシャープな凹凸模様が形成され、本発明の装
飾シートが製造される。
〔作用〕
本発明の装飾シートでは、表面処理層中の連続気孔がガ
スの放出路としての作用をなす。
すなわち、本発明の装飾シートをメカニカルエンボス手
段にて型押しするに先立って、加熱処理する際に、発泡
合成樹脂層中の空気が膨張し、該樹脂層から抜は出し、
上記の表面処理層中の連続気孔を介して、本発明の装飾
シート外に出る。
また、同様にメカニカルエンボス手段にて型押しする際
、発泡合成樹脂層中に含まれる空気が移動するが、上記
の表面処理層中の連続気孔を介して装飾シート外に出る
このため、本発明の装飾シートでは、エアパンクが生じ
ず、該シート表面に破裂痕が形成されることもない。
また、上記の表面処理層の作用により、本発明装飾シー
トでは、上記のメカニカルエンボス手段による型押しに
先立つ加熱処理の温度を、がなり高温にすることができ
る。
これにより、型押しされる表面処理層と発泡合成樹脂層
とは充分に軟化され、エツジが充分に切り立ったシャー
プな凹凸模様が容易に形成される。
〔実施例〕
実施例1 第1図に示す厚さ0.15mmの難燃性裏打紙1上に、
下記配合からなるペースト状合成樹脂組成物Aを、ドク
ターナイフにより0.20mmの厚さとなるようにコー
ティングした後、160℃で1分間加熱してゲル化させ
、発泡性合成樹脂層2を形成した。
合成樹脂組成物A(発泡合成樹脂層用);pvc樹脂 
       100重量部可塑剤(DOP)    
   50重量部安定剤(Ba−Zn系)    3重
量部充填剤(CaCO3)      20重量部発泡
剤(ADCA)       5重量部着色剤(酸化チ
タン)    20重量部次いで、この発泡性合成樹脂
層2上に、下記配合からなるペースト状樹脂組成物Bを
、120メツシユのグラビアロールにより、10μmの
厚さとなるようにコーティングし、連続気孔性表面・処
理層3を形成した。
合成樹脂組成物B(連続気孔性表面処理層用);アクリ
ル系樹脂含有の表面処理剤 (NV=15%)    100重量部ポリエチレン粒
子      25重量部(500メツシユバス)  
 (固形分比)しかる後、210℃で50秒間加熱処理
して、発泡性合成樹脂層2の発泡、及び連続気孔性表面
処理層3の溶融・連続気孔の形成を行い、冷却した。
この後、ヒーターで160℃以上に再加熱し、エンボス
ロールにて型押しし、凹凸模様4を形成した。
以上の結果、第1図に示すように、凹凸模様4のエツジ
4′は切り立っており、極めてシャープな感触を呈して
いた。
比較例1 実施例1の連続気孔性表面処理層用の合成樹脂組成物B
として、ポリエチレン粒子を配合しない以外は実施例1
と全く同様にして装飾シートを形成したところ、エツジ
の切り立った凹凸模様を有する装飾シートを得ることは
できたが、表面に破裂症が極めて多数形成されており、
商品にすることができなかった。
比較例2 エンボスロールにて型押しする前の再加熱温度を140
℃とする以外は、比較例1と同様にして装飾シートを形
成したところ、表面の破裂症はないが、第2図に示すよ
うに、凹凸模様4は丸みを帯びたソフトな感触のもので
あった。
〔発明の効果〕
以上詳述したように、本発明の装飾シートによれば、メ
カニカルエンボス加工する前の加熱処理時に膨張する発
泡合成樹脂層中の空気が、表面処理層中の連続気孔を通
って本発明の装飾シート外に出ることができる。
また、メカニカルエンボス時に移動する発泡合成樹脂層
中の空気が連続気孔を通って装飾シート外に出ることが
できる。
これに伴い、本発明の装飾シートによれば、エアパンク
を生じることなく、かなりの高温に加熱処理することが
できるため、表面処理層と発泡合成樹脂層とを充分に軟
化することができ、エツジの切り立ったシャープな凹凸
模様を容易に形成することができる。
しかも、本発明の装飾シートは、従来の針エンボスによ
るエアパンク防止技術に比し、針エンボス設備はもとよ
り、針エンボス工程も不要であり、設備費が大幅に低下
すると共に、生産性を大幅に向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の装飾シートの一実施例を示す説明図、
第2図は比較例で得た装飾シートを示す説明図である。 1・・・・・・基材 2・・・・・・発泡(性)合成樹脂層 3・・・・・・連続気孔性表面処理層 4・・・・・・凹凸模様 4′・・・凹凸模様4のエッジ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  基材上に発泡合成樹脂層が設けられ、該樹脂層上に、
    母体合成樹脂及び該樹脂に対し非相溶性の合成樹脂を含
    んでなる連続気孔性表面処理層が設けられ、該表面処理
    層側からメカニカルエンボス加工による凹凸模様が形成
    されてなることを特徴とするシャープな凹凸模様を有す
    る装飾シート。
JP26111190A 1990-09-30 1990-09-30 シャープな凹凸模様を有する装飾シート Pending JPH04140199A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100376604B1 (ko) * 2000-10-23 2003-03-19 주식회사 엘지화학 입체형상을 가지는 벽지 및 그 제조방법
JP2011094312A (ja) * 2009-10-27 2011-05-12 Toppan Printing Co Ltd 発泡壁紙
WO2024090280A1 (ja) * 2022-10-25 2024-05-02 Dic株式会社 積層シート材及びその製造方法

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