JPH0413922Y2 - - Google Patents

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JPH0413922Y2
JPH0413922Y2 JP1983122720U JP12272083U JPH0413922Y2 JP H0413922 Y2 JPH0413922 Y2 JP H0413922Y2 JP 1983122720 U JP1983122720 U JP 1983122720U JP 12272083 U JP12272083 U JP 12272083U JP H0413922 Y2 JPH0413922 Y2 JP H0413922Y2
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JP
Japan
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soil
port
groove
planting
spraying
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JP1983122720U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は移植機や播種機等の作業機における作
溝装置に関し、苗や種子に肥料やけや薬害等が生
じる惧れをなくすことを目的とする。
例えば、播種機においては、作溝器に、前端部
が閉じた後拡がり状に配置された左右一対の側板
を備え、作溝器により進行方向に沿つて溝を形成
し、左右の各散布管における各側板内側面側に配
置した散布口から溝内に肥料や薬剤等の散布物を
散布した後に、苗の植付けを行つていくものがあ
り、この種の移植機においては、苗の植付けと、
散布物の散布とを同時に行える利点があり、例え
ばキヤベツ等の植付けを行う際には、連作障害を
防除するために、上記のような移植機を用いて、
線虫防除剤を同時に散布するのが通例である。
然し乍ら、従来においては、作溝器により形成
された溝内に散布物が散布された後、そのままの
状態で、苗の植付けが行われていたため、多量の
散布物が苗の根部と直接接触することとなり、苗
に肥料やけや薬害等が生じ易すいと云う問題があ
つた。
本考案は上記問題を解決したものであつて、前
端部が閉じた後拡がり状に配置された左右一対の
側板を有する作溝器を備え、該作溝器で形成した
溝内に、肥料、薬剤等の散布物を散布する散布口
と苗の植付けや播種をする作業部を前記作溝器内
の前後に配置した作業機において、前記側板の立
面部に、外側方から溝内に土を導入する土導入口
を形成し、該土導入口の直後に前記散布口を配置
するとともに該散布口の後方に前記作業部を配置
していることを特徴とするものである。
以下、本考案を移植機に適用した一実施例を図
面に基き説明すれば、第1図において、移植機
は、パイプ等から成る走行車体1と、左右一対の
前・後輪2,3と、エンジン4と、伝動装置5
と、移植装置7と、散布装置8と、座席9と、ハ
ンドル10と、移植装置7前方で畝11を成形す
る畝成形器12等から成る。
移植装置7は、車体1に対し上下方向に移動調
整自在に備えられる移植フレーム21と、苗載せ
台22と、移植フレーム21の前部から後部にか
けて順次設けられる作溝器23、移送装置24、
植付装置25及び左右一対の覆土部材26等で主
構成され、該移植装置7は車体1に対し一体的に
上下方向に移動調整自在に備えられている。
移植フレーム21は、車体1の前部でシリンダ
27により上下方向に移動自在とされる縦向の板
状可動フレーム28と、該フレーム28下端に横
軸29により上下方向に揺動自在に前端で枢支さ
れ且つ後端で車体1との間に介装されたコイルバ
ネ30により下向きに付勢される揺動フレーム3
1とで構成されている。
第2図及び第3図にも示すように、作溝器23
は、揺動フレーム31内における車体1の幅方向
中央部に位置し傾斜状とされた作溝デイスク32
と、その後方側に位置する作溝器本体33とから
成り、その取付支柱34が、移植フレーム21側
に上下方向に移動調整自在に備えられている。作
溝デイスク32は支柱34に支軸35を介して回
転自在に備えられて、作溝器本体33の前方一側
に位置し、移植機の前進によつて回転し、第1段
階の作溝を行う。作溝器本体33は左右一対の側
板36を有し、これら側板36がブラケツト37
を介して支柱24に備えられている。両側板36
は前端部が閉じた後拡がり状に配置されると共
に、外傾状とされて、両側板36は上拡がり状と
もされており、作溝器23は移植機の進行方向に
沿つて溝38を形成する。
各側板36の前後方向略中央部における上下方
向略中央部は外側方に弯曲状に切起こされて、側
板36外側方側から内側方側に土を導入する土導
入口60が形成され、又、上記切起した部分が、
土導入口60からの土の導入を補助する案内部6
1とされている。
すなわち、側板36の立面部には、外側方から
溝内に土を導入する土導入口60が形成してあ
る。
移送装置24は、前後方向の横設姿勢とされた
苗58を車体1の上方から下方の植付装置25へ
移送するものであつて、可動フレーム28の後方
側に配設されている。移送装置24は、作溝器本
体33の前後方向略中央部上方側に左右一対のコ
ンベア39を有する。これら各コンベア39は縦
方向に配置されており、複数のローラ40と、こ
れらローラ40に巻掛けられたベルト41とから
成り、苗42を挟持して下方へ移送する。
植付装置25は左右一対の植付デイスク43を
有し、これら植付デイスク43は、支軸44に少
隙を介して対向するように固設されて、揺動フレ
ーム31にその内部で回転自在に備えられ、作溝
器本体33の両側板36間の幅方向中央部及び両
コンベア39下部の後方側に位置する。植付デイ
スク43は、コンベア39により移送された苗4
2を受取つて挟持し、その回転により苗42を縦
設姿勢に変えて溝38内で解放するもので、ゴム
材、樹脂材等の可撓性弾性材料から形成されてい
る。そして、これら各植付デイスク43の前部か
ら下部に至る外周部外側には、支軸44を中心と
した放射状の複数の支軸45に押圧輪46が遊転
自在に設けられると共に、支軸45がブラケツト
47を介して揺動フレーム31に取着されこれに
より、各植付デイスク43の上部側は外側方に張
出されている。
覆土部材26は図例では輪体にて例示されてお
り、揺動フレーム31にその外側方で傾斜軸49
を介して回転自在に支持され、植付デイスク43
の外側方に位置すると共に、その傾斜軸49が支
軸44の後方に位置するように、覆土部材26は
植付デイスク43に対して前後方向に関しても位
置ずれしている。両覆土部材26は上方及び若し
くは前方に向うに従い漸次離反するように傾斜状
とされ、移植機の進行に伴い両覆土部材26が転
動して畝11の土を両覆土部材26間に掻き寄せ
て、この土を溝38内に供給し、苗42の根部側
を覆土すると共に、苗42の両側の覆土を鎮圧す
る。覆土部材26は図例では輪体にて例示されて
おり、第4図及び第5図に詳細に示すように、リ
ム62とスポーク63と、多数のラグ64とから
成る。ラグ64は、リム62外周面の外側部側に
周方向等間隔に固設されて、径方向外方に突出し
ている。リム62は内側部側が鎮圧部とされると
共に、その外側部におけるラグ64間には、ラグ
64間の土の詰りを防止する開口部65が形成さ
れている。
尚、第6図に示すように、ラグ64をリム62
から切起しにより形成する場合もある。又、第7
図及び第8図に示すように、覆土部材26にリン
グ杆66を備え、ラグ64の内側端をリム62に
固設し、外側端をリング杆66に固設し、これに
より、隣接するラグ64の基部間に開口部65を
形成することもある。
そして、覆土部材26の傾斜軸49と植付デイ
スク43の支軸44とは巻掛伝動機構50を介し
て連動連結される共に、支軸44は移送装置24
の駆動機構51に巻掛伝動機構52を介して連動
連結されており、植付デイスク43及び移送装置
24は覆土部材26の転動により回転駆動され
る。
散布装置8は、肥料や薬剤等の散布物が貯留さ
れるタンク67と、タンク67の下方に連設され
且つ繰出ロール等を備える繰出部68と、繰出部
68から下設された左右一対の散布管69等から
成り、タンク67及び繰出部68が車体1に支持
されている。各散布管69の下端部は前傾姿勢と
され、その散布口69aが、各側板36内側面側
における土導入口60と植付デイスク43間で、
後方斜め下方側に開口している。すなわち、土導
入口60の直後に散布口69aを配置していると
ともに該散布口69aの後方に植付けや播種を行
う作業部43を配置している。尚、繰出ロールは
覆土部材26に連動連結されている。
次に作用を説明する。移植機を走行させると、
畝成形器12により畝11が進行方向に沿つて形
成され、又、作溝器23において、作溝デイスク
32によりまず第1段階の作溝が行われると共
に、左右一対の側板36から成る作溝器本体33
により、断面台形状の溝38が形成され、各側板
36の土導入口60から、側板36外側方側の土
が内側方側に案内部61の補助を受けて好適に導
入される。
更に、覆土部材26が転動して、これにより、
移送装置24、植付装置25及び繰出ロールが駆
動される。繰出ロールの駆動により、タンク67
から散布物が各散布管69の散布口69aを介し
て植付デイスク43の前方側で溝38内に後方斜
め下方側に向つて散布されるのであるが、散布口
69a前方側で土導入口60から土が導入されて
いるので、散布物は土と好適に混合せしめられ
る。
而して、上記の状態で、下記のようにして苗の
植付けを行う。即ち、座席9上のオペレータが苗
載せ台22上の苗42を手前を葉部として移送装
置24により下方へ移送させるのであり、この下
方へ移送された苗42はコンベア39の下部で植
付装置25の両植付デイスク43間に供給され
る。そして、この苗42は左右の押圧輪46で接
近せしめられた植付デイスク43間に挟持される
と共に、植付デイスク43の回動によりその後下
方へ約90度の円弧を描いて移送され、下端の押圧
輪46の後方位置即ち、苗解放位置で根部を下端
とした縦設姿勢でその挟持を解除され溝38内で
自立せしめられる。このように自立せしめらた苗
42の根部側は両覆土部材26により覆土される
と共に、覆土が両覆土部材26により鎮圧される
のである。
ところで、上記の場合において、溝38内に散
布された散布物は土と混合せしめられているの
で、多量の散布物が苗42の根部と直接接触した
りすることはなく、苗に肥料やけや薬害が生じた
りする惧れはない。
尚、実施例は、本考案を移植機に適用したもの
であるが、本考案は播種機にも適用可能である。
以上詳述したように、本考案によれば、移植さ
れた苗の根部や播種された種子に多量の肥料や薬
剤等の散布物が直接接触したりすることはなく、
苗や種子等に肥料やけや薬害等が生じたりする惧
れはない。本考案は上記利点を有すると共に、そ
の構造は簡易で、ローコストで実施可能であり、
実益大である。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示し、第1図は全体
側面図、第2図及び第3図の各図は第1図のA−
A線、B−B線各矢視断面図、第4図は覆土部材
の詳細側面図、第5図は同一部断面図、第6図は
覆土部材の他例を示す一部断面図、第7図は覆土
部材の更に他例を示す側面図、第8図は同断面図
である。 1……車体、7……移植装置、8……散布装
置、23……作溝器、26……覆土部材、32…
…作溝デイスク、33……作溝器本体、36……
側板、38……溝、42……苗、60……土導入
口、61……案内部、67……タンク、68……
繰出部、69……散布管、69a……散布口。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 前端部が閉じた後拡がり状に配置された左右一
    対の側板を有する作溝器を備え、該作溝器で形成
    した溝内に、肥料、薬剤等の散布物を散布する散
    布口と苗の植付けや播種をする作業部を前記作溝
    器内の前後に配置した作業機において、前記側板
    の立面部に、外側方から溝内に土を導入する土導
    入口を形成し、該土導入口の直後に前記散布口を
    配置するとともに該散布口の後方に前記作業部を
    配置していることを特徴とする作業機における作
    溝装置。
JP12272083U 1983-08-05 1983-08-05 作業機における作溝装置 Granted JPS6031208U (ja)

Priority Applications (1)

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JP12272083U JPS6031208U (ja) 1983-08-05 1983-08-05 作業機における作溝装置

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JPS6031208U JPS6031208U (ja) 1985-03-02
JPH0413922Y2 true JPH0413922Y2 (ja) 1992-03-30

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