JPH0413848Y2 - - Google Patents

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JPH0413848Y2
JPH0413848Y2 JP1983052066U JP5206683U JPH0413848Y2 JP H0413848 Y2 JPH0413848 Y2 JP H0413848Y2 JP 1983052066 U JP1983052066 U JP 1983052066U JP 5206683 U JP5206683 U JP 5206683U JP H0413848 Y2 JPH0413848 Y2 JP H0413848Y2
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input terminal
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JP1983052066U
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案は、増幅器の電源投入時のシヨツク音発
生を防止する為のシヨツク音防止回路に関するも
ので、特に負帰還量が大である負帰還増幅器に用
いて好適なシヨツク音防止回路に関する。 (ロ) 従来技術 従来、第1図に示す如く、反転入力端子1と、
非反転入力端子2と、出力端子3とを備え、信号
源4から入力コンデンサ5及び入力抵抗6を介し
て前記反転入力端子1に入力信号が印加され、前
記出力端子3から帰還抵抗7を介して前記反転入
力端子1に負帰還信号が印加され、前記非反転入
力端子2に抵抗8を介してバイアス源9からのバ
イアス電圧が印加される様に構成された反転入力
型負帰還差動増幅器10が知られている。この増
幅器10は、反転入力端子1と非反転入力端子2
との間の電位差が約100mV程度以上となると、
出力信号が飽和する様に設定されているが、電源
スイツチ11の投入時には、非反転入力端子2が
直ちにバイアス電圧(+VB)迄立上るのに対し、
反転入力端子1が略接地電位である為に、出力端
子3に得られる出力電圧が電源投入後直ちに電源
電圧(+VCC)迄上昇し、大きなシヨツク音を発
生するという欠点を有していた。 (ハ) 考案の目的 本考案は、上述の点に鑑み成されたもので、反
転入力型負帰還差動増幅器における電源投入時に
発生するシヨツク音を、効果的に防止し得るシヨ
ツク音防止回路を提供せんとするものである。 (ニ) 考案の構成 本考案に係るシヨツク音防止回路は、バイアス
電圧を反転入力端子に印加する為の第1信号路
と、前記バイアス電圧を遅延させること無く発生
する第2信号路と、前記バイアス電圧を遅延させ
る為の遅延回路を含む第3信号路と、前記第2及
び第3信号路の出力電圧を比較する比較回路と、
該比較回路の出力信号に応じて前記非反転入力端
子を接地する接地回路とによつて構成される。 (ホ) 実施例 第2図は、本考案の一実施例を示す回路図で、
12は反転入力端子13と非反転入力端子14
と、出力端子15とを備える差動増幅部、16は
該増幅部12の反転入力端子13に入力コンデン
サ17及び入力抵抗18を介して入力信号を印加
する為の入力信号源、19は前記反転入力端子1
3に前記出力端子15に得られる出力信号を負帰
還する為の負帰還抵抗、20は抵抗21を介して
前記非反転入力端子14にバイアス電圧(+VB
を印加する為のバイアス電源、22は該バイアス
電源20から得られるバイアス電圧を反転入力端
子13に印加する為の第1信号路を形成する第1
抵抗、23は前記バイアス電圧を遅延させること
無く発生させる為の第2信号路を形成する第2抵
抗、24は前記バイアス電圧を遅延させる為の第
3抵抗25及びコンデンサ26から成る遅延回路
(第3信号路を形成)、27はエミツタが前記第2
抵抗23の一端に、ベースが前記コンデンサ26
の一端に接続された比較回路となるPNPトラン
ジスタ、及び28は該PNPトランジスタ27の
コレクタ電流に応じて動作し、コレクタが非反転
入力端子14に接続されて接地回路を構成する
NPNトランジスタである。尚、29は電源電圧
(+VCC)を前記増幅部12に印加する為の電源
スイツチ30に連動するスイツチであり、電源投
入時にバイアス電源20を前記増幅部12に接続
する為に配置されている。 次に動作を説明する。時刻t0に電源スイツチ3
0を投入すると、それに連動してスイツチ29も
投入され、第3図イに示す如く、増幅部12に電
源電圧(+VCC)が印加されるとともに、第3図
ロに示す如く、第1乃至第3信号路にバイアス電
圧(+VB)が印加される。しかして、前記増幅
12の反転入力端子13の電圧は、入力抵抗1
8の値をR0、第1抵抗22の値をR1とすれば、
第3図ニに示す如く、電源投入後直ちに、V1
R0/R0+R1VB迄上昇し、その後、入力コンデンサ1 7の充電に応じて上昇する。また、遅延回路24
のコンデンサ26が初期に完全放電状態にあると
すれば、電源の投入によりスイツチ29が閉成さ
れた直後には、PNPトランジスタ27のエミツ
タ電圧が直ちに+VB迄上昇するのに対し、ベー
ス電圧が零であるので、前記PNPトランジスタ
27は直ちにオンとなり、それに応じてNPNト
ランジスタ28も直ちにオンとなる。その為、増
幅部12の非反転入力端子14は、電源投入直後
に前記NPNトランジスタ28のコレクタ・エミ
ツタ路によつて接地されて、第3図ハに示す如く
零電位に保たれ、その結果、反転入力端子13の
電圧が非反転入力端子14の電圧よりも高くな
り、出力端子15に出力電圧は発生しない。 時間が経過しコンデンサ26の充電が進み、該
コンデンサ26の端子電圧VCが時刻t1でVC=VB
−VEB(ただし、VEBはPNPトランジスタ27のエ
ミツタ・ベース間電圧)に到達すると、前記
PNPトランジスタ27がオフし始め、そのコレ
クタ電流が減少し始める。その為、NPNトラン
ジスタ28もオフし始め、そのコレクタ電流が減
少し始めて、非反転入力端子14の電圧が第3図
ハに示す如く、上昇を開始する。 時刻t2となり、第3図ハ及びニに示す如く、非
反転入力端子14の電圧と、反転入力端子13の
電圧とが略等しくなると、増幅部12が動作を開
始し、第3図ホに示す如く、前記増幅部12の出
力端子15の電圧が上昇を開始する。前記増幅部
12は、80dB程度の裸利得を有しており、負帰
還の結果、20dB程度の利得となる様に回路設計
が成されている。その為、負帰還量が60dB程度
と大であり、出力端子15に出力電圧が発生する
と、負帰還抵抗19を介して反転入力端子13に
大なる負帰還が行なわれ、前記反転入力端子13
の電圧は、出力電圧に追随して上昇する。従つ
て、出力電圧が発生した後は反転入力端子13及
び非反転入力端子14の電圧が略等しく上昇し、
コンデンサ26の充電特性に応じて定常状態に移
行するので、第3図ホに示す如く、増幅部12
出力電圧は指数関数的に上昇し、増幅部12から
はシヨツク音が発生しない。 増幅部12が定常状態に達すると、コンデンサ
26は完全充電状態となり、PNPトランジスタ
27のベース電圧及びエミツタ電圧は等しくバイ
アス電圧(+VB)となり、前記PNPトランジス
タ27及びNPNトランジスタ28は完全にオフ
となり、増幅部12に対して何ら作用しない。そ
の結果、増幅部12の非反転入力端子14はバイ
アス電源20によりバイアスされ、その電圧はバ
イアス電圧(+VB)に維持されるとともに、負
帰還作用により、反転入力端子13の電圧もバイ
アス電圧(+VB)に維持される。 (ヘ) 考案の効果 以上述べた如く、本考案に依れば、シヨツク音
の発生が確実に防止出来るという利点を有する。
また、本考案に依れば、定常状態において、シヨ
ツク音を防止する為に付加された回路が増幅器に
何ら悪影響を及ぼさないという利点を有する。更
に、本考案に依れば、増幅器の非反転入力端子を
制御するだけでシヨツク音の発生が防止出来るの
で、遅延回路のコンデンサの充電時定数が任意に
設定出来、回路設計が容易になるという利点を有
する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、従来の反転入力型負帰還差動増幅器
を示す回路図、第2図は本考案の一実施例を示す
回路図、及び第3図イ乃至ホはその各部の電圧を
示す特性図である。 主な図番の説明、12……差動増幅部、13…
…反転入力端子、14……非反転入力端子、15
……出力端子、24……遅延回路、27,28…
…トランジスタ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 反転入力端子と非反転入力端子と出力端子とを
    備え、前記反転入力端子に入力コンデンサ及び入
    力抵抗を介して入力信号を印加するとともに、帰
    還抵抗を介して前記出力端子に得られる出力信号
    を負帰還し、前記非反転入力端子に電源電圧に依
    存しない一定のバイアス電圧を印加する様にした
    反転入力型負帰還差動増幅器において、前記バイ
    アス電圧をバイアス投入と同時に前記反転入力端
    子に印加する為の第1信号路と、前記バイアス電
    圧を遅延すること無く発生させる第2信号路と、
    前記バイアス電圧を遅延させる為の遅延回路を含
    む第3信号路と、前記第2信号路の出力電圧と前
    記第3信号路の出力電圧とを比較する比較回路
    と、該比較回路の出力信号に応じて電源投入後一
    定時間前記非反転入力端子を直接接地する為の接
    地回路とから成るシヨツク音防止回路。
JP5206683U 1983-04-07 1983-04-07 シヨツク音防止回路 Granted JPS59157321U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5206683U JPS59157321U (ja) 1983-04-07 1983-04-07 シヨツク音防止回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5206683U JPS59157321U (ja) 1983-04-07 1983-04-07 シヨツク音防止回路

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59157321U JPS59157321U (ja) 1984-10-22
JPH0413848Y2 true JPH0413848Y2 (ja) 1992-03-30

Family

ID=30182436

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5206683U Granted JPS59157321U (ja) 1983-04-07 1983-04-07 シヨツク音防止回路

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JP (1) JPS59157321U (ja)

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS50140340U (ja) * 1974-05-08 1975-11-19
JPS51131140U (ja) * 1975-04-16 1976-10-22
JPS56142117U (ja) * 1980-03-27 1981-10-27

Also Published As

Publication number Publication date
JPS59157321U (ja) 1984-10-22

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