JPH04137548U - 2枚取込み防止装置 - Google Patents

2枚取込み防止装置

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JPH04137548U
JPH04137548U JP5111991U JP5111991U JPH04137548U JP H04137548 U JPH04137548 U JP H04137548U JP 5111991 U JP5111991 U JP 5111991U JP 5111991 U JP5111991 U JP 5111991U JP H04137548 U JPH04137548 U JP H04137548U
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JP
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card
roller
cards
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sensor
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JP5111991U
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賢司 平沢
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株式会社三協精機製作所
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 カ−ドの長さを検出して確実に複数枚や異種
厚の複数枚のカ−ドが取り込まれようとすることを改善
することである。 【構成】 筐体1の一側にカ−ド2の入口部3が設けら
れている。筐体1内の入口部側には第1の駆動ロ−ラと
第1の従動ロ−ラ5が設けられている。上記第1の駆動
ロ−ラと第2の駆動ロ−ラは筐体1の外側に設けられた
モ−タからなる正逆駆動源で駆動される。上記第1の従
動ロ−ラ5の側部にはピン11が固定されている。第1の
従動ロ−ラ5の横にはソレノイド12が設けられて可動子
13に係止ピン14が植設されると共にバネ15で可動子13が
引き出される方向に付勢され、上記ピン11とで従動ロ−
ラ5の回転を停止する停止手段が構成されている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、カ−ドリ−ダ−に組み込むカ−ドの2枚取込み防止装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、プリペ−ドカ−ドリ−ダ−において、2枚のカ−ドが重ねられたまゝ取 り込まれることを防止するために、図8のように入口ゲ−ト3′の下側に鋼球 20を入れ、鋼球20の上方より六角穴付止ネジ21を螺合して鋼球と止ネジ間の間隙 w′をカ−ド厚wの1. 5 倍程度の隙間にする2枚取込み防止構造や、キャ ッシュカ−ドリ−ダ−の入口ゲ−トの隙間をカ−ド厚wの1. 5 倍程度にして 未調整で2枚取込み防止構造や、厚さ検知センサ−により厚さ検知する2枚取 込み防止構造が提案されている。
【0003】 カ−ドの厚さは、キャッシュカ−ドで約0. 8mm、 プリペ−ドカ−ドで約0 . 2mmであるから両カ−ド兼用のマルチカ−ドリ−ダ−では上記の2枚取込 み防止構造を実施しても防止出来ない欠点がある。 又、厚さ検知センサ−は高価であり、プリペ−ドカ−ド3枚厚と、キャッシュ カ−ド1枚の区別が出来ない欠点がある。
【0004】 上記カ−ドリ−ダ−で2枚重ねのカ−ドが取り込まれると、カ−ドが所定厚 より厚くなり、例えばパンチ部等でジヤムしてしまう欠点がある。2枚重ねの カ−ドが多少長さ方向にズレて取り込まれると、カ−ド長さ検知にかからない程 度のズレにて磁気情報が記録された時、カ−ド端から磁気情報までの寸法がズレ 、再生不能になる欠点がある。印字面と磁気面の方向が異なる場合、印字情報 と磁気情報が異なるカ−ドが2枚出来てしまう欠点がある。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】 解決しようとする問題点は、異種厚の2枚以上のカ−ドが取り込まれ、磁気情 報が破壊され、誤位置に印字情報処理がなされることである。
【0006】 本考案の目的は上記欠点に鑑み、カ−ドの長さを検出して確実に複数枚や異種 厚の複数枚のカ−ドが取り込まれようとすることを改善した2枚取込み防止装置 を提案することである。
【0007】
【問題を解決するための手段】
本考案は、カ−ドの入口部に設けた駆動ロ−ラと従動ロ−ラと、上記カ−ドが 該駆動ロ−ラと従動ロ−ラの位置に挿入された時位置検知して該従動ロ−ラの回 転を停止する停止手段と、上記カ−ドの長さを検出する手段と、上記駆動ロ−ラ の正逆駆動源とを備え、上記カ−ドが所定長さより長いとき、上記駆動ロ−ラを 逆転させることを要旨とするものである。
【0008】
【作用】
図4のように2枚のカ−ド2、2′が挿入されると、第1の駆動ロ−ラ4の時 計方向の回転で2枚のカ−ド2、2′共右方向に搬送される。第1の従動ロ−ラ 5はカ−ドとの摩擦係数μ1 により反時計方向に回転される。 第1センサ17がカ−ドを検出してから設定時間後にソレノイド12に通電されて 可動子13がバネ15に抗して吸引され、係止ピン14がピン11に係合されて第1の従 動ロ−ラ5の回転が停止される。 第1の従動ロ−ラ5の回転が停止されると、第1の従動ロ−ラ5はカ−ド2′ との摩擦係数μ1 が、カ−ド2、2′間の摩擦係数μ2 より高い為、上側カ−ド 2′は停止し、下側のカ−ド2のみ図5のように右方向に一定時間搬送される。 次にソレノイド12への通電が解除されると、第1の従動ロ−ラ5の回転が可能 になり、カ−ド2、2′が搬送される。 カ−ド2、2′が搬送されて図6のように、上側カ−ド2′の後端が第1セン サ17の位置にあり、かつ、第2センサ18の位置にカ−ド2、2′があり、更にカ −ド2の先端が第3センサ19の位置にあると、ズレた2枚のカ−ド2、2′は長 さ検知の閾値αより大きくなり、長いカ−ドと判断し、正逆駆動源10が逆転され て第1の駆動ロ−ラ4と第2の駆動ロ−ラ6が逆回転されて2枚のカ−ド2、2 ′が排出される。
【0009】
【実施例】
以下、図示の実施例で本考案を説明する。図1は2枚取込み防止装置の要部平 面図、図2は2枚取込み防止装置の要部側面図、図3は2枚取込み防止装置の駆 動系を説明する要部平面図、図4から図7は動作説明図である。
【0010】 2枚取込み防止装置が組み込まれたカ−ドリ−ダ−は図1から図3で筐体1の 一側にカ−ド2の入口部3が設けられている。筐体1内の入口部側には第1の駆 動ロ−ラ4と第1の従動ロ−ラ5が設けられている。 筐体1内の後方には第2の駆動ロ−ラ6と第2の従動ロ−ラ7と、パットロ− ラ8と磁気ヘッド9が配置されている。 上記第1の駆動ロ−ラ4と第2の駆動ロ−ラ6は筐体1の外側に設けられたモ −タからなる正逆駆動源10で駆動される。
【0011】 上記第1の従動ロ−ラ5の側部にはピン11が固定されている。 第1の従動ロ−ラ5の横にはソレノイド12が設けられて可動子13に係止ピン14 が植設されると共にバネ15で可動子13が引き出される方向に付勢され、上記ピン 11とで従動ロ−ラ5の回転を停止する停止手段が構成されている。 第1の従動ロ−ラ5は通常ジュラコン材のロ−ラであるが、ここではゴムロ− ラが使用される。 第1の従動ロ−ラ5とカ−ドとの摩擦係数μ1 とカ−ド2、2′間の摩擦係数 μ2 は、μ1 〉μ2 に設定されている。 上記入口部3と筐体1の内側にはカ−ド2の走行路16が設けられている。 第1の従動ロ−ラ5の前側の走行路16の上下には第1センサ17が、第2の従動 ロ−ラ7の前側の走行路16の上下には第2センサ18と第3センサ19が設けられ、 第1センサ17と第2センサ18の間隔がカ−ド長−αに、第1センサ17と第3セン サ19の間隔がカ−ド長+αに構成されている。αは閾値である。 第1センサ17と第2センサ18及び第3センサ19でカ−ドの長さ検出手段が構成 されている。
【0012】 上記2枚取込み防止装置の動作は、図4のように2枚のカ−ド2、2′が挿入 されると、第1の駆動ロ−ラ4の時計方向の回転で2枚のカ−ド2、2′共右方 向に搬送される。第1の従動ロ−ラ5はカ−ドとの摩擦係数μ1 により反時計方 向に回転される。 第1センサ17がカ−ドを検出してから設定時間後にソレノイド12に通電されて 可動子13がバネ15に抗して吸引され、係止ピン14がピン11に係合されて第1の従 動ロ−ラ5の回転が停止される。 第1の従動ロ−ラ5の回転が停止されると、第1の従動ロ−ラ5はカ−ド2′ との摩擦係数μ1 が、カ−ド2、2′間の摩擦係数μ2 より高い為、上側カ−ド 2′は停止し、下側のカ−ド2のみ図5のように右方向に一定時間搬送される。 次にソレノイド12は作動してから設定時間後に通電が解除され、この解除で第 1の従動ロ−ラ5の回転が可能になり、上下でズレたカ−ド2、2′が搬送され る。 カ−ド2、2′が搬送されて図6のように、上側カ−ド2′の後端が第1セン サ17の位置にあり、かつ、第2センサ18の位置にカ−ド2、2′があり、更にカ −ド2の先端が第3センサ19の位置にあると、ズレた2枚のカ−ド2、2′は長 さ検知の閾値αより大きくなり、長いカ−ドと判断し、正逆駆動源10が逆転され て第1の駆動ロ−ラ4と第2の駆動ロ−ラ6が逆回転されて2枚のカ−ド2、2 ′が排出される。
【0013】 カ−ドが1枚の場合は図7のように、カ−ド2が挿入されると、第1の駆動ロ −ラ4の時計方向の回転でカ−ド2が右方向に搬送される。第1の従動ロ−ラ5 はカ−ドとの摩擦係数μ1 により反時計方向に回転される。 第1センサ17がカ−ドを検出してから設定時間後にソレノイド12に通電されて 可動子13がバネ15に抗して吸引され、係止ピン14がピン11に係合されて第1の従 動ロ−ラ5の回転が停止される。 第1の従動ロ−ラ5の回転が停止されると、第1の従動ロ−ラ5はカ−ド2と の摩擦係数μ1 で抵抗を受けるが、ソレノイド12への通電が解除されると、第1 の従動ロ−ラ5の回転が可能になり、カ−ド2が右方向に搬送される。 カ−ド2が搬送されてカ−ド2の後端が第1センサ17の位置から外れ、カ−ド 2の先端が第2センサ18と第3センサ19の位置の間にあると、このカ−ド2の長 さは長さ検知の閾値αより小さいから所定の長さのカ−ドと判断し、磁気情報の 読み取りと書き込み及び印字情報処理がなされた後、正逆駆動源10が逆転されて 第1の駆動ロ−ラ4と第2の駆動ロ−ラ6が逆回転されてカ−ド2は排出される 。
【0014】 上記のように2枚取込み防止装置が構成されると、複数枚重ねのカ−ドが挿入 されても、第1の従動ロ−ラ5の回転を停止することで下側のカ−ドのみ搬送し て見かけのカ−ド長さを長くして第1センサ17と、第2センサ18及び第3センサ 19でその長さを検知し、情報の記録前に排出することが出来るから、磁気情報が 破壊されたり、誤位置に印字情報処理がなされることがない。 上記のようにカ−ドの長さを検出すると、異種厚カ−ドが重ねられた場合も防 止出来る。更に異種厚カ−ドに限らず、プリペ−ドカ−ド専用、キャッシュカ− ド専用にも適用出来る。
【0015】 上記説明では、ソレノイド12を使用して第1の従動ロ−ラ5の回転を停止する 停止手段が構成されたが、図示しない他のモ−タによって第1の従動ロ−ラ5を 第1の駆動ロ−ラ4の回転方向に対し一時的に逆回転されてもよい。 上記説明では、カ−ドの挿入を第1センサ17で検出してソレノイド12を作動す るように述べたが、第1の従動ロ−ラ5の回転を検出してソレノイド12を作動し てもよい。
【0016】
【考案の効果】
本考案は上述のように構成されたから、複数枚重ねのカ−ドが挿入されても、 カ−ドの長さ検出手段で検出して情報の記録前に排出することが出来るから、磁 気情報が破壊されたり、誤位置に印字情報処理がなされることがなく、異種厚カ −ドが重ねられた場合も防止出来る等実用上優れた効果を奏する2枚取込み防止 装置を提供することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】2枚取込み防止装置の要部平面図である。
【図2】2枚取込み防止装置の要部側面図である。
【図3】2枚取込み防止装置の駆動系を説明する要部平
面図である。
【図4】複数枚のカ−ドが挿入された動作説明図であ
る。
【図5】第1の従動ロ−ラが停止された動作説明図であ
る。
【図6】カ−ドの長さが検出される動作説明図である。
【図7】1枚のカ−ドが挿入されてカ−ドの長さが検出
される動作説明図である。
【図8】従来の2枚取込み防止装置の要部断面側面図で
ある。
【符号の説明】
2 カ−ド 3 入口部 4 駆動ロ−ラ 5 従動ロ−ラ 10 正逆駆動源 11、12、13、14、15 従動ロ−ラの回転を停止する停止
手段構成部品 17、18、19 カ−ドの長さ検出手段構成部品
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G07F 7/08

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カ−ドの入口部に設けた駆動ロ−ラと従
    動ロ−ラと、上記カ−ドが該駆動ロ−ラと従動ロ−ラの
    位置に挿入された時位置検知して該従動ロ−ラの回転を
    停止する停止手段と、上記カ−ドの長さを検出する手段
    と、上記駆動ロ−ラの正逆駆動源とを備え、上記カ−ド
    が所定長さより長いとき、上記駆動ロ−ラを逆転させる
    ことを特徴とする2枚取込み防止装置。
JP1991051119U 1991-06-07 1991-06-07 2枚取込み防止装置 Expired - Lifetime JP2531102Y2 (ja)

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JPH04137548U true JPH04137548U (ja) 1992-12-22
JP2531102Y2 JP2531102Y2 (ja) 1997-04-02

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018065674A (ja) * 2016-10-21 2018-04-26 キヤノンファインテックニスカ株式会社 媒体搬送装置および画像形成装置
US11186095B2 (en) 2016-10-21 2021-11-30 Canon Finetech Nisca Inc. Medium conveying apparatus and image forming apparatus

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JPS62217460A (ja) * 1986-03-18 1987-09-24 Fujitsu Ltd 磁気カ−ド誤插入防止機構

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