JPH04135807U - エアサスペンシヨン - Google Patents
エアサスペンシヨンInfo
- Publication number
- JPH04135807U JPH04135807U JP4449991U JP4449991U JPH04135807U JP H04135807 U JPH04135807 U JP H04135807U JP 4449991 U JP4449991 U JP 4449991U JP 4449991 U JP4449991 U JP 4449991U JP H04135807 U JPH04135807 U JP H04135807U
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- JP
- Japan
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- air
- support beam
- spring
- suspension
- tire
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
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Landscapes
- Vehicle Body Suspensions (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ローリング動を抑えると共に転倒角の増大も
図ったエアサスペンションを提供する。 【構成】 サポートビーム4の前後にスプリングブラケ
ット12が溶接により一体化されている。スプリングブ
ラケット12はサポートビーム4から斜め上方にオーバ
ハングした形状となっており、その上面に取り付けられ
たエアスプリング6の取付位置は前述した従来のものに
比べて100mm以上高くなっている。また、エアスプ
リング6はその取付位置がタイヤ2に対して前後方向で
位相がずれているため、タイヤ2と干渉することなくサ
ポートビーム4と共に外側に移動している。
図ったエアサスペンションを提供する。 【構成】 サポートビーム4の前後にスプリングブラケ
ット12が溶接により一体化されている。スプリングブ
ラケット12はサポートビーム4から斜め上方にオーバ
ハングした形状となっており、その上面に取り付けられ
たエアスプリング6の取付位置は前述した従来のものに
比べて100mm以上高くなっている。また、エアスプ
リング6はその取付位置がタイヤ2に対して前後方向で
位相がずれているため、タイヤ2と干渉することなくサ
ポートビーム4と共に外側に移動している。
Description
【0001】
本考案は大型バス等の車軸懸架に供されるエアサスペンションに関し、詳しく
はローリングセンタを高めて車両の挙動を安定させる技術に関する。
【0002】
近年、高速走行の頻度が高い大型の観光バス等では、懸架装置にエアスプリン
グを用いたいわゆるエアサスペンション車が主流となっている。エアサスペンシ
ョン車はスプリングに圧縮性流体たる空気を用いているため、リーフスプリング
を用いた通常のものに較べて優れた乗り心地が得られる他、レベリングバルブを
用いることによって積載状態に拘らず一定車高を保てる等の特長を有している。
【0003】
図5と図6とには従来のエアサスペンション車の後軸懸架部を斜視と側面視と
により示してある。図中、1はリヤタイヤ2を支持するリヤアクスルであり、そ
の両端部がUボルト3によって左右のサポートビーム4に固定されている。サポ
ートビーム4とシャシフレーム(以降、フレームと略称する。)5との間には、
前後一対のエアスプリング6が介装されると共に、各々の内側面に左右一対のシ
ョックアブソーバ7が取り付けられている。図中、8はフレーム5とリヤアクス
ル1とを連結するアッパラジアスロッドであり、左右一対でハ字形状をなしてい
る。9はフレーム5とサポートビーム4とを連結するロワラジアスロッドであり
、車体中心線に平行に左右一対具えられている。これらのラジアスロッド8,9
は、リヤアクスル1の位置決めを行うもので、エアスプリング6にはリーフスプ
リングのような剛性がないため、エアサスペンション車には不可欠な構成部材で
ある。また、10は後方に開いたコ字形状の鋼棒製のスタビライザであり、サポ
ートビーム4の後端に軸部10aが回動自在に保持され、両端部10bがスタビ
ライザロッド11を介してフレーム5に連結されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
エアサスペンション車ではエアスプリング6を用いることにより低いバネ定数
を得ており、上述したように乗り心地の点では大きな長所となっている。しかし
、これはその反面でローリング動を起こりやすくしたり、転倒角(最大安定傾斜
角)を小さくするという不具合をもたらしていた。エアサスペンション車のロー
リング動を小さくしたり転倒角を大きくするには、ローリングセンタを上昇させ
ると共にエアスプリング6の幅方向のスパンを拡げることが必要となる。ところ
が、上述したサスペンションレイアウトでは、リヤアクスル1とエアスプリング
6とがサポートビーム4の上面に略面一に取り付けられている都合上、ロールセ
ンタを高めることが困難であった。また、エアスプリング6の横にタイヤ2が位
置している都合上、エアスプリング6の幅方向のスパンを拡げることもできなか
った。
本考案は上記状況に鑑みなされたもので、ローリング動を抑えると共に転倒角
の増大も図ったエアサスペンションを提供することを目的とする。
【0005】
そこで本考案ではこの課題を解決するために、アクスルを保持するサポートビ
ームとシャシフレームとの間に前後一対のエアスプリングを介装してなるエアサ
スペンションにおいて、当該サポートビームの前後端部にそれぞれ形成され、当
該エアスプリングを当該サポートビームの上面より突出し且つタイヤに対して前
後に位相のずれた位置に支持するスプリングブラケットを具えたことを特徴とす
るエアサスペンションを提案するものである。
【0006】
エアスプリング下面の位置が高くなるためにその分ロールセンタが上昇する一
方、タイヤを避けてエアスプリングを左右に移動させることが可能になるために
幅方向の取付ピッチも拡大する。
【0007】
以下、本考案の一実施例を図面に基づき詳細に説明する。
図1には本考案に係るエアサスペンション車の後軸懸架部を斜視により示し、
図2には図1中A矢視を示し、図3には図1中B矢視を示し、図4には図2中C
−C拡大断面を示してある。
これらの図に示すように、本実施例の後軸懸架部では、サポートビーム4の前
後にスプリングブラケット12が溶接により一体化されている。スプリングブラ
ケット12はサポートビーム4から斜め上方にオーバハングした形状となってお
り、その上面に取り付けられたエアスプリング6の取付位置は前述した従来のも
のに比べて100mm以上高くなっている。また、エアスプリング6はその取付
位置がタイヤ2に対して前後方向で位相がずれているため、タイヤ2と干渉する
ことなくサポートビーム4と共に外側に移動している。尚、エアスプリング6の
取付位置は、図3に示す如く、サポートビーム4の中心線14上に設定されてい
る。
【0008】
一方、ショクアブソーバ7はサポートビーム4の前後端部の上面に溶接された
ショクアブソーバブラケット13にボルト止めされている。また、図4に示す如
く、サポートビーム4は下面が開放された略コの字断面となっており、その内部
にロワラジアスロッド9が挿入されてボルト止めされている。図3に示す如く、
ショックアブソーバ7とラジアスロッド9との取付位置も、エアスプリング6と
同様に、サポートビーム4の中心線14上に設定されている。アッパラジアスロ
ッド8はリヤアクスル1の中央に1本のみ設けられており、その他に左右方向の
位置決めを行うラテラルロッド13がフレーム5とリヤアクスル1との間に具え
られている。そして、スタビライザ10は従来のものとは逆に前方に開いたコ字
形状となっており、スタビライザロッド12を介してリヤアクスル1の直上に連
結されている。
【0009】
以下、本実施例の作用を述べる。
不整路走行等を行うと、フレーム5はローリングセンタを軸とした往復回転運
動すなわちローリング動を起こそうとする。ところが、本実施例では前述したよ
うにエアスプリング6下面の位置が従来のものに比べて100mm以上高く、エ
アスプリング6の取付位置もサポートビーム4と共に外側に移動している。その
結果、ロールセンタが上昇する一方、エアスプリング6の幅方向の取付ピッチも
拡大し、ローリング動が抑えられると共に転倒角の増大を図ることができるよう
になった。
【0010】
以上で、具体的実施例の説明を終えるが、本考案の態様はこの実施例に限るも
のではない。例えば、前車軸に前後エアスプリングを有するエアサスペンション
車にあっては前車軸側の懸架部に本考案を適用してもよい。
【0011】
本考案に係るエアサスペンションによれば、エアスプリングをサポートビーム
の上面より突出し且つタイヤに対して前後に位相のずれた位置に支持するように
したため、ロールセンタが上昇する一方でエアスプリングの幅方向の取付ピッチ
も拡大し、ローリング動が抑えられると共に転倒角の増大を図ることができるよ
うになるという効果を奏する。
【図1】本考案に係るエアサスペンション車の後軸懸架
部を示す斜視図である。
部を示す斜視図である。
【図2】図1中A矢視図である。
【図3】図1中B矢視図である。
【図4】図2中C−C拡大断面図である。
【図5】従来のエアサスペンション車の後軸懸架部を示
す斜視図である。
す斜視図である。
【図6】従来のエアサスペンション車の後軸懸架部を示
す側面図である。
す側面図である。
1 リヤアクスル
2 リヤタイヤ
4 サポートビーム
5 シャシフレーム
6 エアスプリング
7 ショックアブソーバ
8 アッパラジアスロッド
9 ロワラジアスロッド
10 スタビライザ
12 スプリングブラケット
13 ラテラルロッド
Claims (1)
- 【請求項1】 アクスルを保持するサポートビームとシ
ャシフレームとの間に前後一対のエアスプリングを介装
してなるエアサスペンションにおいて、当該サポートビ
ームの前後端部にそれぞれ形成され、当該エアスプリン
グを当該サポートビームの上面より突出し且つタイヤに
対して前後に位相のずれた位置に支持するスプリングブ
ラケットを具えたことを特徴とするエアサスペンショ
ン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4449991U JPH04135807U (ja) | 1991-06-13 | 1991-06-13 | エアサスペンシヨン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4449991U JPH04135807U (ja) | 1991-06-13 | 1991-06-13 | エアサスペンシヨン |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04135807U true JPH04135807U (ja) | 1992-12-17 |
Family
ID=31924621
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4449991U Pending JPH04135807U (ja) | 1991-06-13 | 1991-06-13 | エアサスペンシヨン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04135807U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1999050080A1 (fr) * | 1998-03-31 | 1999-10-07 | Hino Jidosha Kabusiki Kaisha | Dispositif a suspension d'air pour vehicule |
KR100398224B1 (ko) * | 2000-12-29 | 2003-09-19 | 현대자동차주식회사 | 버스용 에어서스펜션의 부시 마모 방지구조 |
-
1991
- 1991-06-13 JP JP4449991U patent/JPH04135807U/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1999050080A1 (fr) * | 1998-03-31 | 1999-10-07 | Hino Jidosha Kabusiki Kaisha | Dispositif a suspension d'air pour vehicule |
KR100398224B1 (ko) * | 2000-12-29 | 2003-09-19 | 현대자동차주식회사 | 버스용 에어서스펜션의 부시 마모 방지구조 |
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