JPH04132888A - 自転阻止機構 - Google Patents

自転阻止機構

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JPH04132888A
JPH04132888A JP25091890A JP25091890A JPH04132888A JP H04132888 A JPH04132888 A JP H04132888A JP 25091890 A JP25091890 A JP 25091890A JP 25091890 A JP25091890 A JP 25091890A JP H04132888 A JPH04132888 A JP H04132888A
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將 松本
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は圧縮機、膨張機、ポンプ、モータとして使用さ
れるスクロール型流体機械に好適な自転阻止機構に関す
る。
(従来の技術) 従来のスクロール型圧縮機の1例が第4図ないし第6図
に示されている。
第4図に示すように、密閉ハウジング8内上部にはスク
ロール型圧縮機構Cが、下部には電動モータ4が配設さ
れ、これらは回転シャフト5によって互いに連動連結さ
れている。
スクロール型圧縮機構Cは固定スクロール1、旋回スク
ロール2、旋回スクロール2の自転を阻止するオルダム
リングからなる自転阻止機構3、固定スクロール1及び
電動モータ4が係止されるフレーム6、回転シャフト5
を軸支する上部軸受71及び下部軸受72、旋回スクロ
ール2を支持する旋回軸受73及びスラスト軸受74を
具えている。
固定スクロール1は端板11とうず巻体12よりなり、
端板11には吐出ボー目3とこれを開閉する吐出弁17
が設けられている。
旋回スクロール2は端板21とうず巻体22とボス23
よりなり、このボス23内にはドライブブツシュ54が
嵌合され、旋回軸受73を介して軸支されている。そし
て、このドライブブツシュ54に穿設された偏心孔内に
は回転シャフト5の上端に突設された偏心ピン53が回
転自在に嵌挿されている。また、ドライブブツシュ54
にはバランスウェイト84が固定されている。
ハウジング8内底部に貯溜された潤滑油81は回転シャ
フト5の下部に設けられた遠心ポンプ51によって吸い
上げられ、給油孔52を通って下部軸受72、偏心ピン
53、上部軸受71、オルダムリング式自転阻止機構3
、旋回軸受73、スラスト軸受74等を潤滑した後、室
61、排油孔62を経てハウジング8の底部に排出され
る。
電動モータ4を回転駆動すると、この回転は回転シャフ
ト5、偏心ピン53、ドライブブツシュ54、旋回軸受
73を介して旋回スクロール2に伝達され、旋回スクロ
ール2は自転阻止機構3によって自転を阻止されながら
公転旋回運動する。
すると、ガスが吸入管82を経てハウジング8内に入り
、電動モータ4を冷却した後、吸入通路15から吸入室
16を経て固定スクロール1と旋回スクロール2を噛み
合わせることによって限界された複数の密閉空間24内
に吸入される。そして、旋回スクロール2の公転旋回運
動により密閉空間24の容積が減少するのに伴って圧縮
されながら中央部に至り、吐出ボート13を通り吐出弁
17を押し上げて吐出キャビティ14に吐出され、更に
、仕切壁31に穿設された穴18を経て第2の吐出キャ
ビティ19内に入り、ここから吐出管83を経て外部に
吐出される。
オルダムリング式自転阻止機構3は第5図及び第6図に
示すように、旋回スクロール2の端板219下面に穿設
されたキー溝25内に摺動自在に嵌合する一対の旋回側
キー38とフレーム6の上面に穿設されたキー溝26内
に摺動自在に嵌合する一対の固定側キー3bとこれらキ
ー3B及び3Illを一体的に結合するリング3cから
なる。そして、一対の旋回側キー3aはリング3cの中
心を通る直径上に伸長し、この直径と直交する直径上に
一対の固定側キー3bが伸長する。
しかして、回転シャフト5が回転すると、旋回側キー3
aはキー溝25内をA先方向に往復動し、固定側キー3
bはキー溝26内をB天方向に往復動し、リング3cは
B天方向に往復動する。
(発明が解決しようとする課H) 上記オルダムリング式自転阻止機構3の旋回側キー3a
はキー溝25内をA先方向に往復摺動し、固定側キー3
bはキー溝26内をB天方向に往復摺動するため、これ
ら摺動面の摩擦抵抗が大きいとともにこれら摺動面の潤
滑が不十分な場合にはこれら摺動面の異常摩耗、甚だし
い場合には摺動面のかじりや焼付き等が発生するという
不具合があった。
また、特公昭61−15276号公報に示されるボール
カップリング式自転阻止機構及び特公昭58−1987
5号公報や実開昭60−95190号公報に示される滑
り子弐自転阻止機構等が知られているが、これら自転阻
止機構にも摺動部があり、従って、この摺動部の遊隙に
基づく騒音の発生、摺動面の摩耗、かじり、焼付き等に
対する対策を講じる必要があった。
(課題を解決しようとする手段) 本発明は上記課題を解決するために発明されたものであ
って、その要旨とするところは、環状のリングと、この
リングの一方の軸方向端面上において直径上の対向する
位置に突設されて直径方向に弾性変形するが円周方向に
は実質的に変形しない一対の第1のバネ部材と、上記リ
ングの他方の軸方向端面上において上記直径と直交する
直径上の対向する位置に突設されて直径方向に弾性変形
するが円周方向には実質的に変形しない一対の第2バネ
部材を備え、これら第1及び第2のバネ部材の一方を旋
回側部材に、他方を固定側部材に固定したことを特徴と
する自転阻止機構にある。
(作用) 本発明においては、上記構成を具えているため、第1及
び第2のバネ部材はそれぞれ半径方向に弾性変形するこ
とによって旋回側部材の公転旋回運動を許容するが、円
周方向には変形しないので旋回側部材の自転を阻止する
(実施例) 本発明の1実施例が第1図及び第2図に示されている。
自転阻止機構30は薄板円環状のリング31と、この一
方の軸方向端面、即ち、上面に立設されて鉛直に上方に
伸びる一対の第1のバネ部材32と、リング31の他方
の軸方向端面、即ち、下面に立設されて鉛直に下方に伸
びる一対の第2のバネ部材33とからなる。
上記一対の第1のバネ部材32は短冊状のばね鋼板から
なり、リング31の一直径上であってその軸芯を中心と
する円周上にこの軸芯を挟むように立設されてその平坦
な板面は互いに平行となって対向する。
また、上記一対の第2のバネ部材33は上記第1のバネ
部材32と同じ形状、寸法のバネ鋼板からなり、上記第
1のバネ部材32が位置する直径に対して直交する直径
上であって上記円周上にこの軸芯を挟むように立設され
てその平坦な板面は互いに平行となって対向する。
かくして、これら第1及び第2のバネ部材32.33は
直径方向には容易に弾性変形するが、円周方向には実質
的に変形しないようになっている。
そして、一対の第1のバネ部材32の先端はそれぞれ旋
回スクロール2の端板21の下面に穿設された一対の穴
34内に挿入してこれに固定されている。
また、一対の第2のバネ部材33の先端はそれぞれフレ
ーム6の上端面に穿設された一対の穴35内に挿入して
これに固定されている。
他の構成は第4図に示す従来のものと同様であり、対応
する部材に同じ符号が付されている。
しかして、旋回スクロール2が回転シャフト5、偏心ビ
ン53、ドライブブツシュ54、等の旋回駆動機構を介
して駆動されると、第1及び第2のバネ部材32.33
はそれぞれ直径方向に弾性変形しながら往復動すること
によって旋回スクロール2の公転旋回運動を許容するが
、これら第1及び第2のバネ部材32.33は円周方向
には実質的に変形しないので、旋回スクロール2の自転
を阻止する。この際、リング31は第2のバネ部材33
が位置する直径方向に沿って往復動する。
かくして、この自転阻止機構30は摺動部分がないので
、摺動部の遊隙に基づく騒音が発生することはなく、ま
た、摺動面の摩耗、かじり、焼付き等が生ずることはな
い。
第3図には第2の実施例が示されている。
この自転阻止機構40においては、一対の第1のバネ部
材41がそれぞれ断面U字形とされ、その基端は円環状
の基板42の一直径上に位置する外周縁に互いに対向す
るように一体化されて上方に立ち上げられている。そし
て、これら一対のバネ部材41及び基板42はバネ鋼板
をプレス成形することによって製造される。各バネ部材
41の先端は基板42の下方まで伸長せしめられてリン
グ43の上面に穿設された一対の孔44内に挿入されて
これに固定されている。同様に一対の第2のバネ部材4
5は断面U字形とされ、その基端は基板46の外周縁と
一体化されて下方に立ち上げられその先端はリング43
の下面に穿設された一対の孔47内に挿入固定される。
この孔47は上記孔44の位置する直径に対して直交す
る直径上に位置し、かつ、これら孔、4及び47はリン
グ43の軸芯を中心とする同一の円周上で軸芯を挟んで
対向する位置に穿設されている。そして、基板42は旋
回スクロール2の端板21の下面に固着され、基板46
はフレーム6の上面に固着される。
この第2の実施例においては、第1及び第2のバネ部材
41.45が第1の実施例のそれに比し長さが長(なる
ので、容易に弾性変形させることができる。また、自転
阻止機構40を容易、且つ、安価に製造できる。
以上、本発明を旋回スクロールの自転阻止機構に適用し
た実施例について説明したが、本発明の自転阻止機構は
旋回スクロールに限らず任意の旋回側部材の自転阻止機
構として用い得ることは勿論である。
(発明の効果) 本発明においては、第1及び第2のバネ部材はそれぞれ
半径方向に弾性変形することによって旋回側部材の公転
旋回運動を許容するが、円周方向には変形しないので旋
回側部材の自転を阻止できる。そして、この自転阻止機
構は摺動部分がないので、摺動部の遊隙に基づく騒音が
発生することなく、また、摺動面の摩耗、かじり、焼付
き等が生ずることはない。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本発明の1実施例を示し、第1図は
要部の分解斜視図、第2図は要部の縦断面図である。第
3図は本発明の他の実施例を示す斜視図である。第4図
ないし第6図は従来の1例を示し、第4図はスクロール
型圧縮機の縦断面図、第5図はオルダムリングの斜視図
、第6図はオルダムリングの断面図である。 自転阻止機構・・・30、リング−31、第1のバネ部
材・−32、第2のバネ部材・・・33、旋回側部材・
−2、固%4図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  環状のリングと、このリングの一方の軸方向端面上に
    おいて直径上の対向する位置に突設されて直径方向に弾
    性変形するが円周方向には実質的に変形しない一対の第
    1のバネ部材と、上記リングの他方の軸方向端面上にお
    いて上記直径と直交する直径上の対向する位置に突設さ
    れて直径方向に弾性変形するが円周方向には実質的に変
    形しない一対の第2バネ部材を備え、これら第1及び第
    2のバネ部材の一方を旋回側部材に、他方を固定側部材
    に固定したことを特徴とする自転阻止機構。
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