JPH0842467A - スクロール圧縮機 - Google Patents

スクロール圧縮機

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JPH0842467A
JPH0842467A JP15759395A JP15759395A JPH0842467A JP H0842467 A JPH0842467 A JP H0842467A JP 15759395 A JP15759395 A JP 15759395A JP 15759395 A JP15759395 A JP 15759395A JP H0842467 A JPH0842467 A JP H0842467A
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scroll
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curved surface
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Fumiaki Sano
文昭 佐野
Masahiko Oide
正彦 大井手
Toshiyuki Nakamura
利之 中村
Hiroshi Ogawa
博史 小川
Norihide Kobayashi
教秀 小林
Yoshinori Shirafuji
好範 白藤
Takashi Yamamoto
隆史 山本
Yoshiki Sakaino
恵樹 境野
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 圧縮工程で旋回スクロールに作用する圧縮荷
重のラジアル方向力によりクランク軸にたわみ変形を生
じた場合でも各軸受部の摩耗、焼付き等の損傷の発生を
防止し、信頼性の高いスクロール圧縮機を提供するこ
と。 【構成】 旋回スクロール2に回転力を付与するクラン
ク軸21の偏心軸部22、主軸部23、副軸部24の少
なくともいずれか1つを軸受部に回転可能に嵌合された
ブッシュと曲面部で接触する軸受構造としたことを特徴
とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はスクロール圧縮機に関
し、更に詳細には冷凍、空調機器に使用されるスクロー
ル圧縮機に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、特開昭63−80088号公報
に示される従来のスクロール圧縮機は図17に示される
ように構成されていた。図17において、1は固定スク
ロール、2は旋回スクロール、3はクランク軸、4は旋
回スクロール2に形成された軸受部2aに回転可能に装
着された駆動ブッシュ、5はオルダムリング、6は主フ
レーム、6aは主フレーム6に形成された主軸受、7は
電動機固定子、8は電動機回転子、9は副フレーム、9
aは副フレーム9に形成された副軸受、10は密閉容
器、11は外部より冷媒を導びく吸入管、12は吐出
管、13は密閉容器底部に貯溜された潤滑油をそれぞれ
示している。クランク軸3の上端部には偏心軸部3aが
形成され、この偏心軸部3aは駆動ブッシュ4を介在さ
せて旋回スクロール2の台板下面に形成された軸受部2
aに嵌入されている。クランク軸3はその上部側の主軸
部3bが主フレーム6の主軸受6aで支持され且つ下部
側の副軸部3cが副フレーム9の副軸受9aで支持され
ている。なお、14、15は電動機回転子8の両側(上
下)に取付けられた上バランスウエイトおよび下バラン
スウエイトである。
【0003】次に、図17に示される従来のスクロール
圧縮機の動作について説明する。電動機による回転力
は、電動機回転子8に焼ばめ固定されたクランク軸3に
より伝達され、偏心軸部3aおよび駆動ブッシュ4を介
して旋回スクロール2に伝えられる。旋回スクロール2
は、自転防止機構であるオルダムリング5により円軌道
を動く公転運動を行ない、固定スクロール1との間に形
成される圧縮室の容積変化に従って冷媒の圧縮が行なわ
れる。
【0004】冷媒は、吸入管11により外部冷凍サイク
ルから密閉容器10内へ流入し、圧縮室内で圧縮された
後、高圧となり、吐出管12より外部冷凍サイクルへ流
出する。ところで、旋回スクロール2に作用する冷媒の
圧縮荷重のうち、スラスト方向力は主フレーム6の上端
面におけるスラスト軸受面6bにより支持され、他方図
18に示されるようにラジアル方向力Fgは駆動ブッシ
ュ4を介してクランク軸3に伝達され、クランク軸3は
主フレーム6の下部ボス部に設けられた主軸受6a、副
フレーム9に設けられた副軸受9aとにより支持され
る。
【0005】電動機回転子8の上下に取付けられた上バ
ランスウエイト14および下バランスウエイト15は、
旋回スクロール2の公転運動により発生する遠心力FC1
とつりあいを取るために設けられ、上バランスウエイト
14および下バランスウエイト15により発生する遠心
力FC2、FC3も主軸受6aおよび副軸受9aにより支持
される。なお、密閉容器10の底部に貯溜された潤滑油
13はクランク軸3の回転に伴う遠心力により各軸受
部、圧縮室などの摺動部へ送られる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来のスクロール圧縮
機は前述したように圧縮行程で旋回スクロールに作用す
るラジアル方向力Fgはクランク軸3の上端部である偏
心軸部3aに作用する。しかし、この作用点である偏心
軸部3aは主フレーム6の主軸受6aから副軸受9aと
は反対側の突出端部であるため圧縮荷重Fgにより図1
9に示されるようにクランク軸3がたわみ変形を生じ
る。クランク軸3にたわみ変形が生じると、旋回スクロ
ール2の軸受部2a内での偏心軸部3aの傾斜、主フレ
ーム6の主軸受6a内での主軸受3bの傾斜、又は副フ
レーム9の副軸受9a内での副軸部3cの傾斜を生じ、
そのため各軸受部の負荷容量が低下し、軸受部の摩耗、
焼付きなどを生じるという問題があった。
【0007】特に、近年、空調機などにおいてはインバ
ータ制御により圧縮機の可変速運転に伴い圧縮機の運転
範囲が低速から高速まで拡大したことから、低速運転域
においては軸受内油膜が発生しにくく、又高速運転域に
おいては旋回スクロール2、上バランスウエイト14、
下バランスウエイト15により発生する遠心力FC1、F
C2、FC3が増大し、クランク軸3のたわみ変形を更に増
大させ、上述の問題が一層顕著に生じ、その解決が望ま
れていた。
【0008】本発明の目的は、かかる従来の問題点を解
決するためになされたもので、圧縮行程で旋回スクロー
ルに作用する圧縮荷重のラジアル方向力によりクランク
軸にたわみ変形を生じた場合でも軸受部の摩耗、焼付き
等の損傷の発生を防止し、信頼性の高いスクロール圧縮
機を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明のスクロール圧縮
機は、端部に偏心軸部を持つ回転可能なクランク軸と、
固定スクロールと、流体を圧縮するために前記固定スク
ロールと協働する旋回スクロールと、前記旋回スクロー
ルを公転させるために、前記旋回スクロールを前記偏心
軸部へ、回転可能に結合する第1の軸受手段とを備え、
前記第1の軸受手段が、前記旋回スクロールの軸受部に
回転可能に嵌合され、前記クランク軸中心と前記旋回ス
クロール中心間の距離を可変とする駆動ブッシュと、前
記クランク軸の軸線方向に沿う曲面部を含む、前記駆動
ブッシュと前記偏心軸部間との非回転結合とを有するも
のである。
【0010】また、固定スクロールと、前記固定スクロ
ールと協働して流体を圧縮する旋回スクロールと、フレ
ームと、前記旋回スクロールに回転力を付与し、前記フ
レームの軸受部において半径方向に支持される主軸部お
よび副軸部を有するクランク軸とを有し、前記主軸部、
または前記主軸部と前記副軸部の外周に、内周面にクラ
ンク軸の軸線方向に沿う曲面部が形成された円筒状ブッ
シュが微小隙間をもって嵌合されたものである。
【0011】また、固定スクロールと、前記固定スクロ
ールと協働して流体を圧縮する旋回スクロールと、フレ
ームと、前記旋回スクロールに回転力を付与し、前記フ
レームの軸受部において半径方向に支持される主軸部と
副軸部を備えたクランク軸と、前記クランク軸と一体に
回転するバランスウエイトとを有し、前記旋回スクロー
ルと前記固定スクロールとにより形成される圧縮室で発
生する圧縮荷重の反力方向と、前記旋回スクロールの公
転運動と前記バランスウエイトの回転運動による発生す
る遠心力荷重の反力方向とのうち、少なくとも一方で、
前記主軸部と前記副軸部、または前記副軸部に、クラン
ク軸の軸線方向に沿う曲面部を形成し、前記曲面部に対
応する位置に平面部が形成された内周面を有する円筒状
ブッシュを微小隙間をもって、前記主軸部と前記副軸
部、または前記副軸部に、嵌合させたものである。
【0012】また、密閉容器と、固定スクロールと、前
記固定スクロールと協働して流体を圧縮する旋回スクロ
ールと、前記密閉容器に嵌着固定された電動機の固定子
と、前記電動機の両側で、前記密閉容器に嵌着固定され
た主フレームと副フレームと、前記旋回スクロールに回
転力を付与し、前記主フレームと副フレームの軸受部に
おいて半径方向に支持される主軸部および副軸部を有す
るクランク軸と、前記クランク軸に嵌着固定された電動
機の回転子と、前記クランク軸と一体に回転するバラン
スウエイトと、前記クランク軸の下端側に配設された潤
滑油を搬送するための給油ポンプと、前記クランク軸の
上端に形成された偏心軸部と、前記旋回スクロールを公
転させるために、前記旋回スクロールを前記偏心軸部に
回転可能に結合する第1の軸受手段を有し、前記第1の
軸受手段が、前記偏心軸部の外周面の一部に形成された
前記クランク軸の軸線方向に沿う曲面部と、前記旋回ス
クロールの軸受部に回転可能に嵌合され、かつ、内周面
で前記偏心軸部と嵌合し、前記偏心軸部の曲面部に対応
する位置に平面部を有する前記クランク軸中心と前記旋
回スクロール中心間の距離を可変とする駆動ブッシュと
から構成されるものである。
【0013】
【作用】本発明のスクロール圧縮機によると、圧縮行程
で旋回スクロールにラジアル方向力が作用し、この力は
クランク軸の上端部である偏心軸部に作用する。これに
より、クランク軸がたわみ変形を生ずる。しかし、クラ
ンク軸の偏心軸部、主軸部又は副軸部が曲面部又は中央
部が全周に亘って凸となる樽状に形成された帯状部等で
構成された軸受装置が採用されているため、この曲面部
又は帯状部によって駆動ブッシュや円筒状のブッシュは
曲面又は樽状面と軸方向に回転と移動が自在に接触して
いるので、各軸受に対して各々平行状態のまま運転する
ことができる。そのため各軸受に対して片当りは起ら
ず、摩耗の発生や焼付きは生じない。また、旋回スクロ
ールに作用する遠心力等により、クランク軸中心と旋回
スクロール中心の偏心方向に、駆動ブッシュが偏心軸部
に対して摺動して、旋回スクロールは固定スクロールの
半径方向に押圧され、これによって、旋回スクロールの
渦巻歯の側面と固定スクロールの渦巻歯の側面に隙間が
生じることが防止できる。
【0014】
【実施例】以下、本発明のスクロール圧縮機を各図に示
された実施例について更に詳細に説明する。図1には本
発明の第1の実施例に係るスクロール圧縮機20が示さ
れている。本実施例のスクロール圧縮機20を示す図1
において、図17に示される従来のスクロール圧縮機と
同一又は相当する部分は同一の参照符号を付してその説
明を省略する。
【0015】本実施例のスクロール圧縮機20は、軸方
向ほぼ中間部に電動機の回転子8が焼ばめにより固定さ
れているクランク軸21を含む。このクランク軸21
は、旋回スクロール2の軸受部2aに嵌入され、該旋回
スクロール2に直接旋回力を付与する偏心軸部22を上
端部に一体的に形成され、またそれより下方側には主フ
レーム6の主軸受部6aで支持される主軸部23および
更に下端部には副フレーム9の副軸受部9aで支持され
る副軸部24が形成されている。クランク軸21に形成
されたこれらの偏心軸部22、主軸部23、および副軸
部24を支持する軸受装置即ち軸受構造を順次説明す
る。
【0016】図2および図3は本実施例に係るスクロー
ル圧縮機20におけるクランク軸21の上端部に形成さ
れた偏心軸部22についての軸受構造を概略的に示す断
面図である。この偏心軸部22は図2から明らかなよう
にクランク軸21の中心O1に対して所定距離だけずら
した位置を中心点O2 とする円を基礎とする外形形状を
有し、2つの中心点O1 ・O2 を結ぶ線をYY、これに
直交する線をXXとする時、偏心軸部22の周面であっ
てYY線に沿う方向の位置に平坦面部22aが形成され
ている。また、偏心軸部22において平坦面部22aと
相反する側の周面には軸方向に沿って外側に凸状に湾曲
した曲面部22bが形成されている。
【0017】他方、偏心軸部22に嵌合され且つ旋回ス
クロール2の軸受部2aに回転可能に装着される駆動ブ
ッシュ25は、偏心軸部22が嵌合する穴の内周面にお
ける偏心軸部22の平坦面部22aと曲面部22bとに
それぞれ対応する位置に形成された平坦面部25a、2
5bを備えている。このような構成の偏心軸部22によ
り駆動ブッシュ25を介して旋回スクロール2を旋回運
動させる時、偏心軸部22が図4に示されるように傾い
ても曲面部22bが駆動ブッシュ25の対応する平坦面
部25bに対して軸方向に回転と移動が自在に接触して
いることから駆動ブッシュ25は旋回スクロール2の軸
受部2a内において、偏心軸部22の傾斜につれて、共
に傾斜することはなく、軸受に対して平行のまま回転し
て偏心軸部22の軸受機能を発揮する。従って旋回スク
ロール2の軸受部2a内で片当りなどの発生がなく、軸
受性能の低下が防止され且つ摩耗の低減や焼付の発生防
止も可能となる。なお、図1、図2および図4から曲面
部22bの頂点が旋回スクロール2の軸受部2aのほぼ
中央の軸方向位置にある。また、図2おいて、偏心軸部
22と駆動ブッシュ25との間に偏心方向であるYY線
方向に隙間があり、駆動ブッシュ25がYY線方向に動
くことが可能となる。
【0018】図5はクランク軸21の上端部に形成され
た偏心軸部についての別の実施例を示す斜視図である。
この偏心軸部26は、基本的には図2に示された偏心軸
部22と同様にクランク軸21の中心O1 に対して所定
距離だけずらした位置を中心点O2 とする円を基礎とす
る外形形状を有し、2つの中心点O1 ・O2 を結ぶ線に
沿う方向の位置における周面に形成された平坦面部26
aを形成した偏心ピン部21aを備えている。そして、
この偏心ピン部21aにおいて平坦面部26aと相反す
る側の周面には上面からみてコ字形の切欠き部26bが
形成されている。
【0019】この切欠き部26bには図5から明らかな
ように正面が湾曲面27aで且つ裏面が平坦面27bと
された別体の接合部材27が上方から差し込み装着され
る。この接合部材27は円筒体の周面の一部をその長手
方向に沿って削ぎ取った形状をし、該接合部材27は偏
心軸部26の切欠き部26bにその湾曲面27aが偏心
軸部26の軸方向に沿って外側に凸状になるように装着
される。これにより、実質的に図2に示される偏心軸部
22と同じ構成となる。なお、この偏心軸部26に嵌合
される駆動ブッシュは図2に示されるものと同じでよ
く、従ってその説明は省略する。
【0020】図6にはクランク軸21の上端部に形成さ
れた偏心軸部に取付けられる駆動ブッシュの別の例が示
されている。この駆動ブッシュ28は、図2に示された
駆動ブッシュ25のように基本的に偏心軸部の基礎円に
嵌合する穴28aを備え、この穴28aは、1つの径方
向中心線に直交する内周面部の一方に平坦面部28bを
備え、且つ他方には切欠き部28cを備えて形成されて
いる。そして、この切欠き部28cには、形状としては
図5に示された別体の接合部材27とまったく同一の接
合部材をその曲面部27aが駆動ブッシュ28の軸方向
に沿って内側に凸状になるように差し込み装着される。
【0021】このような駆動ブッシュ28を用いる場
合、これが嵌合装着される偏心軸部は図2に示されたも
のとは異なり、一方の平坦面部22aと相反する側の外
周面が曲面ではなく、同じ平坦面部とされたものが使用
される。このことから分ることは、偏心軸部と駆動ブッ
シュとの関係において、クランク軸の中心点O1 と偏心
軸部の中心点O2 を結ぶ線に沿う方向の位置における各
周面(偏心軸部の外周面と駆動ブッシュの内周面)に形
成された2組の対向係合面部のうち、1組の対向係合面
部は両方共平坦面部(例えば図2のように平坦面部22
a、25a)で構成され、しかし他の1組の対向係合面
部はいずれか一方が上述した曲面部で且つ他方が平坦面
部であればよいということである。
【0022】図5および図6に示されるように、別体の
接合部材27を準備して、偏心軸部又は駆動ブッシュに
形成した切欠き部に装着するようにすると、クランク軸
の偏心軸部外周面に軸線に沿う方向に湾曲する曲面部を
直接且つ精度よく加工する困難さおよび駆動ブッシュの
嵌合穴内周面についても同様に生ずる困難さが解消さ
れ、加工性および加工精度の向上が図れるばかりではな
く加工コストをも低減することができる。なお、偏心軸
部と駆動ブッシュとの間の1組の対向係合面部におい
て、いずれか一方に設けられる曲面部の概念には、例え
ば図7に示されるように軸方向と直交して形成された溝
29に円筒形のころ30を嵌入することによって形成さ
れるものも含む。
【0023】図7に示されるような例の場合、円筒形の
ころ30が一般的な汎用部品の使用を可能にし、加工性
が著しく改善されることから加工コストを低減すること
ができる。また、図8に示されるように1組の対向係合
面部において一方の曲面部(例えば偏心軸部22の場合
曲面部22b)と他方の平坦面部(例えば駆動ブッシュ
25の場合平坦面部25b)との間に例えば焼入れ鋼な
どの高硬度部材31を配設すれば、両当接部について十
分な硬度を確保でき、その際駆動ブッシュを焼結素材な
どの比較的硬度の低い材料で形成することができること
から加工コストを低減させながらも信頼性も確保するこ
とができるという利点がある。
【0024】次に、図9にはスクロール圧縮機20の主
フレーム6における主軸受部6aでクランク軸21の主
軸部23を支持する軸受構造が示されている。この主軸
部23には、中央部が全周に亘って凸となる樽状に形成
された帯状部32が設けられている。そして、この帯状
部32の中央部における最大突出部と微小隙間をもって
その外周に円筒状ブッシュ33が嵌合され、この円筒状
ブッシュ33はクランク軸21の主軸部下部に形成され
た着座面21aに着座されている。なお、図1および図
9より曲面部の頂点である、中央部が全周に亘って凸と
なる樽状に形成された帯状部32が主軸受部6aのほぼ
中央の軸方向位置にある。
【0025】円筒状ブッシュ33は主フレーム6の主軸
受部6a内に回転可能に嵌合されており、クランク軸2
1と一体に回転するものである。そのため、円筒状ブッ
シュ33の下面33aと着座面21aとの両方に軸方向
に沿う穴が形成され、この穴に連結ピン34が圧入され
ている。これにより、円筒状ブッシュ33はクランク軸
21と一体に回転するが、クランク軸21が圧縮荷重F
gを受けると円筒状ブッシュ33に対して傾むくため連
結ピン34が圧入されるいずれか一方の穴を径方向に長
い長穴としている。図9に示される例では着座面21a
に形成される穴を長穴としているが、勿論円筒状ブッシ
ュ33の下面33aに形成する穴を長穴としてもよい。
【0026】このように中央部が全周に亘って凸となる
樽状に形成された帯状部32を備えるクランク軸21の
主軸部23と主フレーム6の主軸受部6aに配置された
円筒状ブッシュ33とからなる軸受構造によれば、クラ
ンク軸21に及ぼされる圧縮荷重Fgと遠心力荷重FC1
・FC2・FC3は方向がほぼ直交し、その大きさは圧縮機
の運転条件により可変するためクランク軸21のたわみ
方向も可変するが、主軸部23の帯状部32における曲
面部と円筒状ブッシュ33との接点は、クランク軸21
のたわみ方向およびたわみの大きさに追従して移動する
ことができ、圧縮機の運転条件によらず、常に円筒状ブ
ッシュ33は主フレーム6の主軸受部6aに対し平行状
態のまま(円筒状ブッシュ33の回転中心軸線が主軸受
部6aの中心軸線に一致した状態を維持したまま)回転
する。
【0027】その結果、軸受負荷容量が低下することも
なく軸受の摩耗、焼付き等のおそれのない信頼性の高い
軸受構造を得ることができる。
【0028】なお、クランク軸21の主軸部23におけ
る帯状部曲面上で円筒状ブッシュ33が接点を移動した
場合、着座面21aと円筒状ブッシュ33の下面33a
との間に隙間を生じさせようとするが、帯状部32の曲
面部曲率を選択することによりこの隙間を最小におさえ
ることができ、円筒状ブッシュ33を潤滑するための油
がこの隙間から流出するのを防止することができる。
【0029】上述したクランク軸主軸部23の軸受構造
では、円筒状ブッシュ33に対する着座面21aがクラ
ンク軸21に形成されていたが、図10に示されるよう
に上バランスウエイト14の上面14aとしてもよい。
この場合、クランク軸21は全長に亘ってその外径を主
軸部外径以下とすることができることからクランク軸の
機械加工性が向上する。
【0030】更に、図11に示されるように、クランク
軸21の主軸部23として、圧縮荷重Fgの反力方向と
遠心力荷重FC1、FC2、FC3の反力方向の2面に、中央
部が凸となる曲面部23a、23bを形成し、その外周
に微小隙間をもって、該曲面部23a、23bに対応す
る部分を平坦面35a、35bとした円筒状ブッシュ3
5を嵌合させた場合でも、円筒状ブッシュ35はクラン
ク軸21の圧縮荷重Fg、遠心力荷重FC1、FC2、FC3
によるたわみ変形に追従し、クランク軸21の主軸部2
3の曲面部23a、23b上で接点を移動することがで
き、その結果主フレーム6の主軸受部6aに対し平行状
態のまま回転させることができ、前述した例の軸受構造
と同様な効果を得ることができる。また、この例では2
面ある曲面部23a、23bがクランク軸21と円筒状
ブッシュ35との周方向における連結作用も兼ねること
から連結ピンは不要である。
【0031】次に、図12にはスクロール圧縮機20の
副フレーム9における副軸受部9aでクランク軸21を
支持する軸受構造が示されている。この軸受構造は、前
述した主フレーム6の主軸受部6aでクランク軸21の
主軸部23を支持する軸受構造とほぼ同様にクランク軸
21の副軸部24が中央部を凸にした樽状の帯状部36
を形成し、その外周に微小隙間をあけて嵌合された円筒
状ブッシュ37とで構成されている。なお、図1および
図12より曲面部の頂点である中央部を凸にした樽状の
帯状部36が副軸受部9aのほぼ中央の軸方向位置にあ
る。
【0032】この円筒状ブッシュ37はクランク軸21
と一体に回転するように径方向にあけられた穴に一端が
圧入固定された連結ピン38の他端をクランク軸21に
形成された軸方向に長い長穴24aに係合して周方向に
相互に連結されている。なお、図1および図12におい
て、符号16は給油ポンプ部、17はこの給油ポンプ部
のカバーをそれぞれ示している。
【0033】このような副フレーム9における副軸受部
9aでクランク軸21の副軸部24を支持する軸受構造
によると、クランク軸21が図13に示されるようにた
わみ変形を生じた場合、クランク軸21の副軸部24に
形成された中央部が凸となる樽状の帯状部表面上で、外
周に設けられた円筒状ブッシュ37との接点が移動し、
その結果円筒状ブッシュ37は副フレーム9のボス部即
ち副軸受部9aに対し平行状態のまま回転することがで
き、軸受負荷容量が低下することもなく、軸受の摩耗、
焼付き等のおそれのない信頼性の高い軸受構造を得るこ
とができる。
【0034】なお、前述のクランク軸21の副軸部24
を支持する軸受構造では、クランク軸21の副軸部24
に中央部が凸となる樽状の帯状部36を形成し、その外
周に円筒状ブッシュ37を嵌合した場合についてのもの
であったが、図14に示されるように内周面に中央部が
凸となる樽状の帯状部39aを形成した円筒状ブッシュ
39をクランク軸21に嵌合して構成したものであって
もよい。
【0035】また、クランク軸21と円筒状ブッシュ3
7との回転方向における連結手段として円筒状ブッシュ
37の穴に圧入された連結ピン38をクランク軸21に
形成された長穴24aに係合させたが、図14に示され
るように円筒状ブッシュ39に長穴を形成し、この長穴
にクランク軸21の副軸部24に形成した穴に圧入固定
した連結ピン38を係合してもよい。
【0036】更に、前述のクランク軸21の副軸部24
を支持する軸受構造では、この副軸部24もしくは円筒
状ブッシュ39に中央部が凸となる樽状の帯状部を形成
したものであったが、一般的に副フレーム9の副軸受部
9aに作用する圧縮荷重や遠心力荷重は偏心軸部22、
主軸部23にかかる圧縮荷重や遠心力荷重よりも小さ
く、そのため図15に示されるようにクランク軸21の
副軸部24をころがり軸受40を使用して副軸受部9a
に支持してもよい。このようなころがり軸受40(図1
5では深溝玉軸受)を使用した場合、スクロール圧縮機
では外輪回転荷重(荷重方向が回転し、内輪が回転、外
輪が静止した状態)となるので、内輪40aとクランク
軸21との間はすきまばめとする。
【0037】このようなころがり軸受40でクランク軸
21の副軸部24を支持する軸受構造においてクランク
軸21に荷重が作用すると、図16に示されるように荷
重方向に対して内輪40aが傾きクランク軸21の傾き
に追従しようとする。このようなクランク軸21の傾き
に対してころがり軸受40の負荷能力や信頼性は損なわ
れず、クランク軸21が傾いても軸受負荷能力や信頼性
が低下することはない。
【0038】図1に示された本発明の実施例に係るスク
ロール圧縮機では、クランク軸21の偏心軸部22、主
軸部23および副軸部24を支持する軸受構造が駆動ブ
ッシュ25又は円筒状ブッシュ33、37を配置し、各
軸部の軸受面を各ブッシュに対して平行軸受として作用
するような凸状の曲面とすることにより構成されたが、
クランク軸21の偏心軸部、主軸部又は副軸部のいずれ
か1つが上述した軸受構造により支持されていればその
軸部における軸負荷容量の低下を防止することができる
ことは言うまでもない。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のスクロー
ル圧縮機によれば、第1の軸受手段が、旋回スクロール
の軸受部に回転可能に嵌合され、クランク軸中心と前記
旋回スクロール中心間の距離を可変とする駆動ブッシュ
と、前記クランク軸の軸線方向に沿う曲面部を含む、前
記駆動ブッシュと前記偏心軸部間との非回転結合とを有
するので、偏心軸が傾いたり、弾性変形した場合でも、
偏心軸部の曲面部と駆動ブッシュの接触部、または駆動
ブッシュの曲面部と偏心軸部の接触部を介して、偏心軸
部が駆動ブッシュに対して、軸方向に回転と移動が自在
に接触していることから、駆動ブッシュは偏心軸部とと
もに傾くことはなく、軸受部に対して、平行状態を維持
でき、そのため、軸受負荷容量が低下することなく、ま
た、片当たりによる軸受の摩耗や損傷、焼き付き等のお
それがないとともに、旋回スクロールに遠心力等の力が
偏心方向に作用することにより、旋回スクロールは固定
スクロールに半径方向に押圧され、これによって、旋回
スクロールの渦巻歯の側面と固定スクロールの渦巻歯の
側面に隙間が生じることが防止できる。従って、効率が
高く、かつ、信頼性の高いスクロール圧縮機を得ること
ができる。
【0040】また、固定スクロールと、前記固定スクロ
ールと協働して流体を圧縮する旋回スクロールと、フレ
ームと、前記旋回スクロールに回転力を付与し、前記フ
レームの軸受部において半径方向に支持される主軸部お
よび副軸部を有するクランク軸とを有し、前記主軸部、
または前記主軸部と前記副軸部の外周に、内周面にクラ
ンク軸の軸線方向に沿う曲面部が形成された円筒状ブッ
シュが微小隙間をもって嵌合されているので、円筒状ブ
ッシュの曲面部と主軸部との接触部を介して、クランク
軸の主軸部が円筒状ブッシュに対して、軸方向に回転と
移動が自在に接触していることから、クランク軸が傾い
たり、弾性変形した場合でも、円筒状ブッシュは主軸部
とともに傾くことはなく、軸受部に対して、平行状態を
維持でき、そのため、軸受負荷容量が低下することな
く、また、片当たりによる軸受の摩耗や損傷、焼き付き
等のおそれのない信頼性の高いスクロール圧縮機を得る
ことができる。
【0041】また、固定スクロールと、前記固定スクロ
ールと協働して流体を圧縮する旋回スクロールと、フレ
ームと、前記旋回スクロールに回転力を付与し、前記フ
レームの軸受部において半径方向に支持される主軸部と
副軸部を備えたクランク軸と、前記クランク軸と一体に
回転するバランスウエイトとを有し、前記旋回スクロー
ルと前記固定スクロールとにより形成される圧縮室で発
生する圧縮荷重の反力方向と、前記旋回スクロールの公
転運動と前記バランスウエイトの回転運動により発生す
る遠心力荷重の反力方向とのうち、少なくとも一方で、
前記主軸部と前記副軸部、または前記副軸部に、クラン
ク軸の軸線方向に沿う曲面部を形成し、前記曲面部に対
応する位置に平面部が形成された内周面を有する円筒状
ブッシュを微小隙間をもって、前記主軸部と前記副軸
部、または前記副軸部に、嵌合させているので、副軸部
の上記反力方向の曲面部と円筒状ブッシュ内周面の平面
部との接触部を介して、副軸部が円筒状ブッシュに対し
て、クランク軸の軸線方向に回転と移動が自在となるの
で、クランク軸が圧縮荷重と遠心力荷重により傾いた
り、弾性変形した場合でも、円筒状ブッシュは副軸部と
ともに傾くことはなく、軸受部に対して、平行状態を維
持でき、そのため、軸受負荷容量が低下することなく、
また、片当たりによる軸受の摩耗や損傷、焼き付き等の
おそれのない信頼性の高いスクロール圧縮機を得ること
ができる。
【0042】また、密閉容器と、固定スクロールと、前
記固定スクロールと協働して流体を圧縮する旋回スクロ
ールと、前記密閉容器に嵌着固定された電動機の固定子
と、前記電動機の両側で、前記密閉容器に嵌着固定され
た主フレームと副フレームと、前記旋回スクロールに回
転力を付与し、前記主フレームと副フレームの軸受部に
おいて半径方向に支持される主軸部および副軸部を有す
るクランク軸と、前記クランク軸に嵌着固定された電動
機の回転子と、前記クランク軸と一体に回転するバラン
スウエイトと、前記クランク軸の下端側に配設された潤
滑油を搬送するための給油ポンプと、前記クランク軸の
上端に形成された偏心軸部と、前記旋回スクロールを公
転させるために、前記旋回スクロールを前記偏心軸部に
回転可能に結合する第1の軸受手段を有し、前記第1の
軸受手段が、前記偏心軸部の外周面の一部に形成された
前記クランク軸の軸線方向に沿う曲面部と、前記旋回ス
クロールの軸受部に回転可能に嵌合され、かつ、内周面
で前記偏心軸部と嵌合し、前記偏心軸部の曲面部に対応
する位置に平面部を有する前記クランク軸中心と前記旋
回スクロール中心間の距離を可変とする駆動ブッシュと
から構成されているので、偏心軸部の曲面部と駆動ブッ
シュの平面部との接触部を介して、偏心軸部が駆動ブッ
シュに対して、クランク軸の軸線方向に回転と移動が自
在となるので、偏心軸部が傾いた場合でも、駆動ブッシ
ュは偏心軸部とともに傾くことはなく、旋回スクロール
の軸受部に対して平行状態を維持でき、軸受負荷容量が
低下することなく、また、片当たりによる軸受の摩耗や
損傷、焼き付き等のおそれがないとともに、旋回スクロ
ールに遠心力等の力が偏心方向に作用することにより、
旋回スクロールは固定スクロールの半径方向に押圧さ
れ、これによって、旋回スクロールの渦巻歯の側面と固
定スクロールの渦巻歯の側面に隙間が生じることが防止
できる。従って、効率が高く、かつ、信頼性の高いスク
ロール圧縮機を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例に係るスクロール圧縮機を
示す縦断面図である。
【図2】 図1に示されるスクロール圧縮機におけるク
ランク軸上端の偏心軸部に駆動ブッシュを嵌合して示す
上面図である。
【図3】 駆動ブッシュを偏心軸部に嵌合した図2の実
施例を旋回スクロールの軸受部に装着した状態で図2の
III−III線に沿って得た断面図である。
【図4】 図3に示される本発明の実施例に係るクラン
ク軸偏心軸部の軸受構造においてクランク軸に傾きが生
じた状態を示す断面図である。
【図5】 クランク軸偏心軸部の軸受構造における別の
構成例を示す斜視図である。
【図6】 クランク軸偏心軸部の軸受構造における更に
別の構成例を示す斜視図である。
【図7】 クランク軸偏心軸部の軸受構造における更に
他の構成例を示す断面図である。
【図8】 クランク軸偏心軸部の更に他の軸受構造を示
す断面図である。
【図9】 本発明の一実施例に係るスクロール圧縮機に
おいて、クランク軸の主軸部を支持する軸受構造を示す
断面図である。
【図10】 クランク軸主軸部の軸受構造における他の
構成例を示す断面図である。
【図11】 クランク軸主軸部の軸受構造における更に
他の構成例を示す分解斜視図である。
【図12】 本発明の一実施例に係るスクロール圧縮機
においてクランク軸の副軸部を支持する軸受構造を示す
断面図である。
【図13】 図12に示されるクランク軸副軸部の軸受
構造においてクランク軸に傾きが生じた状態を概略的に
示す断面図である。
【図14】 クランク軸副軸部の軸受構造における別の
構成例を示す断面図である。
【図15】 クランク軸副軸部の軸受構造における更に
他の構成例を示す断面図である。
【図16】 図15に示されるクランク軸副軸部の軸受
構造においてクランク軸に傾きが生じた状態を概略的に
示す断面図である。
【図17】 従来のスクロール圧縮機を示す縦断面図で
ある。
【図18】 スクロール圧縮機におけるクランク軸に作
用する圧縮荷重およびバランスウエイトの遠心力の方向
を示す説明図である。
【図19】 スクロール圧縮機におけるクランク軸の傾
きの状態を概略的に示す説明図である。
【符号の説明】
1 固定スクロール、2 旋回スクロール、2a 軸受
部、6 主フレーム、6a 主軸受部、8 電動機回転
子、9 副フレーム、9a 副軸受部、10密閉容器、
14 上バランスウエイト、15 下バランスウエイ
ト、20 スクロール圧縮機、21 クランク軸、22
偏心軸部、23 主軸部、24 副軸部、25 駆動
ブッシュ、32 帯状部、33 円筒状ブッシュ、36
帯状部、37 円筒状ブッシュ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小川 博史 静岡市小鹿三丁目18番1号 三菱電機株式 会社静岡製作所内 (72)発明者 小林 教秀 静岡市小鹿三丁目18番1号 三菱電機株式 会社静岡製作所内 (72)発明者 白藤 好範 静岡市小鹿三丁目18番1号 三菱電機株式 会社静岡製作所内 (72)発明者 山本 隆史 静岡市小鹿三丁目18番1号 三菱電機株式 会社静岡製作所内 (72)発明者 境野 恵樹 静岡市小鹿三丁目18番1号 三菱電機株式 会社静岡製作所内

Claims (26)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 端部に偏心軸部を持つ回転可能なクラン
    ク軸と、 固定スクロールと、 流体を圧縮するために前記固定スクロールと協働する旋
    回スクロールと、 前記旋回スクロールを公転させるために、前記旋回スク
    ロールを前記偏心軸部へ、回転可能に結合する第1の軸
    受手段とを備え、 前記第1の軸受手段が、前記旋回スクロールの軸受部に
    回転可能に嵌合され、 前記クランク軸中心と前記旋回スクロール中心間の距離
    を可変とする駆動ブッシュと、 前記クランク軸の軸線方向に沿う曲面部を含む、前記駆
    動ブッシュと前記偏心軸部間との非回転結合とを有する
    ことを特徴とするスクロール圧縮機。
  2. 【請求項2】 偏心軸部が、該偏心軸部の外周面の一部
    に形成されたクランク軸の軸線方向に沿う曲面部を備
    え、 一方、駆動ブッシュがその内周面で前記偏心軸部と嵌合
    し、 該駆動ブッシュの内周面は前記偏心軸部の曲面部に対応
    する位置に平面部を有し、 非回転結合が、前記偏心軸部の外周面の曲面部と前記駆
    動ブッシュの内周面の平面部との組み合わせを有するこ
    とを特徴とする請求項1記載のスクロール圧縮機。
  3. 【請求項3】 偏心軸部が、該偏心軸部の外周面の一部
    に形成された平面部を備え、 一方、駆動ブッシュがその内周面で前記偏心軸部と嵌合
    し、 該駆動ブッシュの内周面は前記偏心軸部の平面部に対応
    する位置に、クランク軸の軸線方向に沿う曲面部を有
    し、 非回転結合が、前記偏心軸部の外周面の平面部と前記駆
    動ブッシュの内周面の曲面部との組み合わせを有するこ
    とを特徴とする請求項1記載のスクロール圧縮機。
  4. 【請求項4】 偏心軸部に駆動ブッシュが嵌合されると
    ともに、前記偏心軸部と前記駆動ブッシュ間に2組の対
    向係合面部が形成され、 該2組の対向係合面部のうち一方の1組の対向係合面部
    が両方とも平面部を備え、 他の1組の対向係合面部が、いずれか一方にクランク軸
    の軸線方向に沿う曲面部を、他方に平面部を備えたこと
    を特徴とする請求項1記載のスクロール圧縮機。
  5. 【請求項5】 クランク軸の軸線方向に沿う曲面部を有
    する別体の接合部材を偏心軸部の外周面あるいは駆動ブ
    ッシュの内周面のどちらか一方に装着し、クランク軸の
    軸線方向に沿う曲面部を形成したことを特徴とする請求
    項1から請求項4のいずれか1項に記載のスクロール圧
    縮機。
  6. 【請求項6】 偏心軸部の外周面または駆動ブッシュの
    内周面のどちらか一方に、クランク軸の軸線方向と直交
    した溝を形成し、該溝に円筒形の別部材を嵌入し、該円
    筒形の別部材によりクランク軸の軸線方向に沿う曲面部
    を形成したことを特徴とする請求項1から請求項4のい
    ずれか1項に記載のスクロール圧縮機。
  7. 【請求項7】 クランク軸の軸線方向に沿う曲面部の頂
    点が、旋回スクロールの軸受部のほぼ中央の軸方向位置
    に存在することを特徴とする請求項1から請求項6のい
    ずれか1項に記載のスクロール圧縮機。
  8. 【請求項8】 偏心軸部と駆動ブッシュの、曲面部と平
    面部との間に高硬度部材を配設したことを特徴とする請
    求項2から請求項7のいずれか1項に記載のスクロール
    圧縮機。
  9. 【請求項9】 フレームを備え、 前記フレームの軸受部において半径方向に支持されるク
    ランク軸の主軸部および副軸部を有し、 前記主軸部および副軸部のうち、少なくとも一方に、ク
    ランク軸の軸線方向に沿う、頂点が前記フレームの軸受
    部のほぼ中央の軸方向位置に存在する曲面部を形成し、 前記曲面部の外周に微小隙間をもって円筒状ブッシュを
    嵌合し、 前記主軸部あるいは副軸部と前記円筒状ブッシュが非回
    転結合であることを特徴とする請求項1から請求項8の
    いずれか1項に記載のスクロール圧縮機。
  10. 【請求項10】 フレームを備え、 前記フレームの軸受部において半径方向に支持されるク
    ランク軸の主軸部および副軸部を有し、 前記主軸部にクランク軸の軸線方向に沿う曲面部を形成
    し、 前記曲面部の外周に微小隙間をもって円筒状ブッシュを
    嵌合し、 前記主軸部と前記円筒状ブッシュの嵌合が非回転結合で
    あるとともに、 前記副軸部を支持する軸受が転がり軸受であることを特
    徴とする請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の
    スクロール圧縮機。
  11. 【請求項11】 密閉容器と、 前記密閉容器に嵌着固定された電動機の固定子と、 前記電動機の両側で、前記密閉容器に嵌着固定された主
    フレームと副フレームと、 前記主フレームと副フレームの軸受部においてそれぞれ
    半径方向に支持されるクランク軸の主軸部と副軸部と、 前記クランク軸に嵌着固定された電動機の回転子と、 前記回転子の両側に配設された上バランスウエイトと下
    バランスウエイトと、 前記クランク軸の下端側に配設された潤滑油を搬送する
    ための給油ポンプとを有し、 前記主軸部に全周にわたって、頂点が前記主フレームの
    軸受部のほぼ中央の軸方向位置に存在する凸となる樽状
    の帯状部により軸方向に沿う曲面部を形成し、 前記曲面部の外周に、微小隙間をもって円筒状ブッシュ
    を嵌合し、 前記主軸部と前記円筒状ブッシュが連結ピンによって非
    回転結合とされるとともに、 前記副軸部を支持する軸受が転がり軸受で構成されてい
    ることを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか1
    項に記載のスクロール圧縮機。
  12. 【請求項12】 固定スクロールと、 前記固定スクロールと協働して流体を圧縮する旋回スク
    ロールと、 フレームと、 前記旋回スクロールに回転力を付与し、前記フレームの
    軸受部において半径方向に支持される主軸部および副軸
    部を有するクランク軸とを有し、 前記主軸部、または前記主軸部と前記副軸部の外周に、
    内周面にクランク軸の軸線方向に沿う曲面部が形成され
    た円筒状ブッシュが微小隙間をもって嵌合されたことを
    特徴とするスクロール圧縮機。
  13. 【請求項13】 クランク軸の軸線方向に沿う曲面部
    が、全周にわたって凸となる樽状の帯状部により形成さ
    れたことを特徴とする請求項12に記載のスクロール圧
    縮機。
  14. 【請求項14】 クランク軸の軸線方向に沿う曲面部の
    頂点が、フレームの軸受部のほぼ中央の軸方向の位置に
    存在することを特徴とする請求項12または請求項13
    に記載のスクロール圧縮機。
  15. 【請求項15】 円筒状ブッシュと、クランク軸の主軸
    部、または主軸部と副軸部の嵌合が非回転結合であるこ
    とを特徴とする請求項12から請求項14のいずれか1
    項に記載のスクロール圧縮機。
  16. 【請求項16】 クランク軸と一体に回転する連結ピン
    により、円筒状ブッシュと、クランク軸の主軸部、また
    は主軸部と副軸部を非回転結合させたことを特徴とする
    請求項15に記載のスクロール圧縮機。
  17. 【請求項17】 円筒状ブッシュとクランク軸のどちら
    か一方に連結ピンを圧入し、他方では該連結ピンより大
    きな形状の穴にて連結ピンを係合したことを特徴とする
    請求項16に記載のスクロール圧縮機。
  18. 【請求項18】 クランク軸と一体に回転するバランス
    ウエイトを備え、 円筒状ブッシュと前記バランスウエイトのどちらか一方
    に連結ピンを圧入し、他方では連結ピンより大きな形状
    の穴にて連結ピンを係合したことを特徴とする請求項1
    6に記載のスクロール圧縮機。
  19. 【請求項19】 円筒状ブッシュを軸方向に支持する円
    筒状ブッシュの外径とほぼ同等又は、それ以上の大きさ
    の着座面がクランク軸に形成されたことを特徴とする請
    求項12から請求項17のいずれか1項に記載のスクロ
    ール圧縮機。
  20. 【請求項20】 クランク軸と一体に回転するバランス
    ウエイトを備え、 前記バランスウエイトを円筒状ブッシュの着座面とした
    ことを特徴とする請求項12から請求項18のいずれか
    1項に記載のスクロール圧縮機。
  21. 【請求項21】 固定スクロールと、 前記固定スクロールと協働して流体を圧縮する旋回スク
    ロールと、 フレームと、 前記旋回スクロールに回転力を付与し、前記フレームの
    軸受部において半径方向に支持される主軸部と副軸部を
    備えたクランク軸と、 前記クランク軸と一体に回転するバランスウエイトとを
    有し、 前記旋回スクロールと前記固定スクロールとにより形成
    される圧縮室で発生する圧縮荷重の反力方向と、前記旋
    回スクロールの公転運動と前記バランスウエイトの回転
    運動による発生する遠心力荷重の反力方向とのうち、少
    なくとも一方で、前記主軸部と前記副軸部、または前記
    副軸部に、クランク軸の軸線方向に沿う曲面部を形成
    し、 前記曲面部に対応する位置に平面部が形成された内周面
    を有する円筒状ブッシュを微小隙間をもって、前記主軸
    部と前記副軸部、または前記副軸部に、嵌合させたこと
    を特徴とするスクロール圧縮機。
  22. 【請求項22】 クランク軸の軸線方向に沿う曲面部
    が、凸となる樽状の帯状部により形成されたことを特徴
    とする請求項21に記載のスクロール圧縮機。
  23. 【請求項23】 クランク軸の軸線方向に沿う曲面部の
    頂点が、フレームの軸受部のほぼ中央の軸方向の位置に
    存在することを特徴とする請求項21または22記載の
    スクロール圧縮機。
  24. 【請求項24】 円筒状ブッシュを軸方向に支持する円
    筒状ブッシュの外形とほぼ同等あるいはそれ以上の大き
    さの着座面がクランク軸に形成されたことを特徴とする
    請求項21から請求項23のいずれか1項に記載のスク
    ロール圧縮機。
  25. 【請求項25】 クランク軸と一体に回転するバランス
    ウエイトを備え、 前記バランスウエイトを円筒状ブッシュの着座面とした
    ことを特徴とする請求項21から請求項23のいずれか
    1項に記載のスクロール圧縮機。
  26. 【請求項26】 密閉容器と、 固定スクロールと、 前記固定スクロールと協働して流体を圧縮する旋回スク
    ロールと、 前記密閉容器に嵌着固定された電動機の固定子と、 前記電動機の両側で、前記密閉容器に嵌着固定された主
    フレームと副フレームと、 前記旋回スクロールに回転力を付与し、前記主フレーム
    と副フレームの軸受部において半径方向に支持される主
    軸部および副軸部を有するクランク軸と、 前記クランク軸に嵌着固定された電動機の回転子と、 前記クランク軸と一体に回転するバランスウエイトと、 前記クランク軸の下端側に配設された潤滑油を搬送する
    ための給油ポンプと、 前記クランク軸の上端に形成された偏心軸部と、 前記旋回スクロールを公転させるために、前記旋回スク
    ロールを前記偏心軸部に回転可能に結合する第1の軸受
    手段を有し、 前記第1の軸受手段が、前記偏心軸部の外周面の一部に
    形成された前記クランク軸の軸線方向に沿う曲面部と、 前記旋回スクロールの軸受部に回転可能に嵌合され、か
    つ、内周面で前記偏心軸部と嵌合し、前記偏心軸部の曲
    面部に対応する位置に平面部を有する前記クランク軸中
    心と前記旋回スクロール中心間の距離を可変とする駆動
    ブッシュとから構成されることを特徴とするスクロール
    圧縮機。
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