JP2713655B2 - 自転阻止機構 - Google Patents

自転阻止機構

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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は圧縮機、膨張機、ポンプ、モータとして使用
されるスクロール型流体機械に好適な自転阻止機構に関
する。
(従来の技術) 従来のスクロール型圧縮機の1例が第4図ないし第6
図に示されている。
第4図に示すように、密閉ハウジング8内上部にはス
クロール型圧縮機構Cが、下部には電動モータ4が配設
され、これらは回転シャフト5によって互いに連動連結
されている。
スクロール型圧縮機構Cは固定スクロール1、旋回ス
クロール2、旋回スクロール2の自転を阻止するオルダ
ムリングからなる自転阻止機構3、固定スクロール1及
び電動モータ4が係止されるフレーム6、回転シャフト
5を軸支する上部軸受71及び下部軸受72、旋回スクロー
ル2を支持する旋回軸受73及びスラスト軸受74を具えて
いる。
固定スクロール1は端板11とうず巻体12よりなり、端
板11には吐出ポート13とこれを開閉する吐出弁17が設け
られている。
旋回スクロール2は端板21とうず巻体22とボス23より
なり、このボス23内にはドライブブッシュ54が嵌合さ
れ、旋回軸受73を介して軸支されている。そして、この
ドライブブッシュ54に穿設された偏心孔内には回転シャ
フト5の上端に突設された偏心ピン53が回転自在に嵌挿
されている。また、ドライブブッシュ54にはバランスウ
ェイト84が固定されている。
ハウジング8内底部に貯溜された潤滑油81は回転シャ
フト5の下部に設けられた遠心ポンプ51によって吸い上
げられ、給油孔52を通って下部軸受72、偏心ピン53、上
部軸受71、オルダムリング式自転阻止機構3、旋回軸受
73、スラスト軸受74等を潤滑した後、室61、排油孔62を
経てハウジング8の底部に排出される。
電動モータ4を回転駆動すると、この回転は回転シャ
フト5、偏心ピン53、ドライブブッシュ54、旋回軸受73
を介して旋回スクロール2に伝達され、旋回スクロール
2は自転阻止機構3によって自転を阻止されながら公転
旋回運動する。
すると、ガスが吸入管82を経てハウジング8内に入
り、電動モータ4を冷却した後、吸入通路15から吸入室
16を経て固定スクロール1と旋回スクロール2を噛み合
わせることによって限界された複数の密閉空間24内に吸
入される。そして、旋回スクロール2の公転旋回運動に
より密閉空間24の容積が減少するのに伴って圧縮されな
がら中央部に至り、吐出ポート13を通り吐出弁17を押し
上げて吐出キャビティ14に吐出され、更に、仕切壁31に
穿設された穴18を経て第2の吐出キャビティ19内に入
り、ここから吐出管83を経て外部に吐出される。
オルダムリング式自転阻止機構3は第5図及び第6図
に示すように、旋回スクロール2の端板21の下面に穿設
されたキー溝25内に摺動自在に嵌合する一対の旋回側キ
ー3aとフレーム6の上面に穿設されたキー溝26内に摺動
自在に嵌合する一対の固定側キー3bとこれらキー3a及び
3bを一体的に結合するリング3cからなる。そして、一対
の旋回側キー3aはリング3cの中心を通る直径上に伸長
し、この直径と直交する直径上に一対の固定側キー3bが
伸長する。
しかして、回転シャフト5が回転すると、旋回側キー
3aはキー溝25内をA矢方向に往復動し、固定側キー3bは
キー溝26内をB矢方向に往復動し、リング3cはB矢方向
に往復動する。
(発明が解決しようとする課題) 上記オルダムリング式自転阻止機構3の旋回側キー3a
はキー溝25内をA矢方向に往復摺動し、固定側キー3bは
キー溝26内をB矢方向に往復摺動するため、これら摺動
面の摩擦抵抗が大きいとともにこれら摺動面の潤滑が不
十分な場合にはこれら摺動面の異常摩耗、甚だしい場合
には摺動面のかじりや焼付き等が発生するという不具合
があった。
また、特公昭61−15276号公報に示されるボールカッ
プリング式自転阻止機構及び特公昭58−19875号公報や
実開昭60−95190号公報に示される滑り子式自転阻止機
構等が知られているが、これら自転阻止機構にも摺動部
があり、従って、この摺動部の遊隙に基づく騒音の発
生、摺動面の摩耗、かじり、焼付き等に対する対策を講
じる必要があった。
(課題を解決しようとする手段) 本発明は上記課題を解決するために発明されたもので
あって、その要旨とするところは、環状のリングと、こ
のリングの一方の軸方向端面上において直径上の対向す
る位置に突設されて直径方向に弾性変形するが円周方向
には実質的に変形しない一対の第1のバネ部材と、上記
リングの他方の軸方向端面上において上記直径と直交す
る直径上の対向する位置に突設されて直径方向に弾性変
形するが円周方向には実質的に変形しない一対の第2バ
ネ部材を備え、これら第1及び第2のバネ部材の一方を
旋回側部材に、他方を固定側部材に固定したことを特徴
とする自転阻止機構にある。
(作用) 本発明においては、上記構成を具えているため、第1
及び第2のバネ部材はそれぞれ半径方向に弾性変形する
ことによって旋回側部材の公転旋回運動を許容するが、
円周方向には変形しないので旋回側部材の自転を阻止す
る。
(実施例) 本発明の第1実施例が第1図及び第2図に示されてい
る。
自転阻止機構30は薄板円環状のリング31と、この一方
の軸方向端面、即ち、上面に立設されて鉛直に上方に伸
びる一対の第1のバネ部材32と、リング31の他方の軸方
向端面、即ち、下面に立設されて鉛直に下方に伸びる一
対の第2のバネ部材33とからなる。
上記一対の第1のバネ部材32は短冊状のばね鋼板から
なり、リング31の一直径上であってその軸芯を中心とす
る円周上にこの軸芯を挟むように立設されてその平坦な
板面は互いに平行となって対向する。
また、上記一対の第2のバネ部材33は上記第1のバネ
部材32と同じ形状、寸法のバネ鋼板からなり、上記第1
のバネ部材32が位置する直径に対して直交する直径上で
あって上記円周上にこの軸芯を挟むように立設されてそ
の平坦な板面は互いに平行となって対向する。
かくして、これら第1及び第2のバネ部材32、33は直
径方向には容易に弾性変形するが、円周方向には実質的
に変形しないようになっている。
そして、一対の第1のバネ部材32の先端はそれぞれ旋
回スクロール2の端板21の下面に穿設された一対の穴34
内に挿入してこれに固定されている。また、一対の第2
のバネ部材33の先端はそれぞれフレーム6の上端面に穿
設された一対の穴35内に挿入してこれに固定されてい
る。
他の構成は第4図に示す従来のものと同様であり、対
応する部材に同じ符号が付されている。
しかして、旋回スクロール2が回転シヤフト5、偏心
ピン53、ドライブブッシュ54、等の旋回駆動機構を介し
て駆動されると、第1及び第2のバネ部材32、33はそれ
ぞれ直径方向に弾性変形しながら往復動することによっ
て旋回スクロール2の公転旋回運動を許容するが、これ
ら第1及び第2のバネ部材32、33は円周方向には実質的
に変形しないので、旋回スクロール2の自転を阻止す
る。この際、リング31は第2のバネ部材33が位置する直
径方向に沿って往復動する。
かくして、この自転阻止機構30は摺動部分がなので、
摺動部の遊隙に基づく騒音が発生することはなく、ま
た、摺動面の摩耗、かじり、焼付き等が生ずることはな
い。
第3図には第2の実施例が示されている。
この自転阻止機構40においては、一対の第1のバネ部
材41がそれぞれ断面U字形とされ、その基端は円環状の
基板42の一直径上に位置する外周縁に互いに対向するよ
うに一体化されて上方に立ち上げられている。そして、
これら一対のバネ部材41及び基板42はバネ鋼板をプレス
成形することによって製造される。各バネ部材41の先端
は基板42の下方まで伸長せしめられてリング43の上面に
穿設された一対の孔44内に挿入されてこれに固定されて
いる。同様に一対の第2のバネ部材45は断面U字形とさ
れ、その基端は基板46の外周縁と一体化されて下方に立
ち上げられその先端はリング43の下面に穿設された一対
の孔47内に挿入固定される。この孔47は上記孔44の位置
する直径に対して直交する直径上に位置し、かつ、これ
ら孔44及び47はリング43の軸芯を中心とする同一の円周
上で軸芯を挟んで対向する位置に穿設されている。そし
て、基板42は旋回スクロール2の端板21の下面に固着さ
れ、基板46はフレーム6の上面に固着される。
この第2の実施例においては、第1及び第2のバネ部
材41、45が第1の実施例のそれに比し長さが長くなるの
で、容易に弾性変形させることができる。また、自転阻
止機構40を容易、且つ、安価に製造できる。
以上、本発明を旋回スクロールの自転阻止機構に適用
した実施例について説明したが、本発明の自転阻止機構
は旋回スクロールに限らず任意の旋回側部材の自転阻止
機構として用い得ることは勿論である。
(発明の効果) 本発明においては、第1及び第2のバネ部材はそれぞ
れ半径方向に弾性変形することによって旋回側部材の公
転旋回運動を許容するが、円周方向には変形しないので
旋回側部材の自転を阻止できる。そして、この自転阻止
機構は摺動部分がないので、摺動部の遊隙に基づく騒音
が発生することなく、また、摺動面の摩耗、かじり、焼
付き等が生ずることはない。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本発明の1実施例を示し、第1図は
要部の分解斜視図、第2図は要部の縦断面図である。第
3図は本発明の他の実施例を示す斜視図である。第4図
ないし第6図は従来の1例を示し、第4図はスクロール
型圧縮機の縦断面図、第5図はオルダムリングの斜視
図、第6図はオルダムリングの断面図である。 自転阻止機構……30、リング……31、第1のバネ部材…
…32、第2のバネ部材……33、旋回側部材……2、固定
側部材……6

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】環状のリングと、このリングの一方の軸方
    向端面上において直径上の対向する位置に突設されて直
    径方向に弾性変形するが円周方向には実質的に変形しな
    い一対の第1のバネ部材と、上記リングの他方の軸方向
    端面上において上記直径と直交する直径上の対向する位
    置に突設されて直径方向に弾性変形するが円周方向には
    実質的に変形しない一対の第2バネ部材を備え、これら
    第1及び第2のバネ部材の一方を旋回側部材に、他方を
    固定側部材に固定したことを特徴とする自転阻止機構。
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