JP3110970B2 - 軸貫通スクロール圧縮機 - Google Patents
軸貫通スクロール圧縮機Info
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Description
等の冷媒用圧縮機として用いられる密閉形スクロール圧
縮機に関する。
式スクロ−ル圧縮機は、特開昭57−131896号
(従来例1)や特開平5−5485号(従来例2)で開
示されているように、旋回スクロール部材の中心部に旋
回軸受部を設け、該旋回軸受部にクランク軸の偏心軸部
をラップ先端部まで挿入した構造である。
スクロ−ル側に上記軸心軸部を支承する軸受部を設けて
いるが、該軸受部は固定スクロ−ルの鏡板部に配置した
構成となっている。このため、吐出孔の大きさが軸受部
に制約され、吐出冷媒ガス通路を広く確保できず、ま
た、上記従来例にあるように該吐出通路が屈折通路形状
となっているなどその通路内での流れにともなう通路損
失(圧力損失)が大きく増大し、圧縮機の性能面で不利
となっていた。また、従来例2では、固定スクロールラ
ップ側のラップ巻き始め部では、ラップ部の曲率が大き
くまたラップ部の厚さが薄くなっているため、ラップの
径方向の倒れなどラップ強度が弱いという問題がある。
また、スクロール圧縮機の外径寸法が制約された条件で
は、必要な固有圧縮比がとれないので、高圧力比条件で
は、吐出孔からのガスの逆流による動力損失が発生しや
すく、効率が低下するという性能面で課題がある。本発
明では上記した課題を解決することにある。
ロ−ル圧縮機において、固定スクロ−ルの鏡板中央部に
大口径と小口径を有する段差を備えた吐出孔を設けて死
容積を減少せしめ、該小口径の吐出孔部の中心が鏡板中
心と一致し、反ラップ側の鏡板面に吐出弁機能部を備え
る構成とすること、また、クランク軸が偏心軸先端に更
に軸心軸部を固定スクロ−ル側に延長し、該軸心軸部の
先端部が反ラップ側の鏡板中央面に備えた吐出弁部近傍
まで延長し、吐出孔での死容積をさらに減少せしめたこ
とを特徴とするものである。
成する歯形の巻始め部を鏡板中心とする円弧曲線とし、
相対する固定スクロ−ルのラップ厚さを旋回側より厚く
せしめるため、固定スクロ−ルのラップ始点から内側曲
線として大円弧曲線にて凹部を形成し、外側曲線として
小円弧曲線からなる凸部を形成し、その外側をインボリ
ュ−ト曲線で構成し、旋回スクロ−ルのラップ始点から
外側曲線として大円弧曲線にて凸部を形成し、内側曲線
として半周を小円弧曲線からなる凹部を形成し、その外
側をインボリュ−ト曲線で構成したラップ巻始め形状と
したことを特徴とするものである。また、その固定スク
ロ−ルのラップ中央部となる内側曲線部の大円弧曲線部
と外側曲線の小円弧曲線部のラップ根本部に軸方向の大
きな円弧形状もしくは面取り部からなり、該根本部の厚
さをラップ先端部の厚さより厚く設定し、旋回スクロ−
ルのラップ中央部の外側曲線側の大円弧曲線部と内側曲
線の小円弧曲線部のラップ先端部を軸方向の大きな円弧
形状もしくは面取り部からなるラップ巻始め形状とした
ことを特徴とする。
明する。図1と図2に示すように、固定スクロ−ル5側
の鏡板中央部5aに設けた吐出孔10には、鏡板中央部
に大口径用穴10aと小口径用穴10bを有し、図のよ
うに段差を備えて連通している。このように吐出孔10
を段差構造とすることで、死容積を減少せしめることが
できるとともに、冷媒ガスが圧縮室から吐出孔10aに
移動するための間口が広いため、吐出過程で冷媒ガスの
吐出作用をスム−スに行なわせることが可能となる。該
小口径の吐出孔部10bの中心が鏡板5aの中心と一致
し、反ラップ側の鏡板面に吐出弁機能部90を備える構
成とすることで、高圧力比条件において、吐出孔からの
ガスの逆流による動力損失を最小限に抑え、効率が従来
機に対して向上するという効果が得られる。また、図1
2に示すように、クランク軸14の偏心軸14a先端部
14cに更に軸心軸部14mを固定スクロ−ル5側に延
長しているため、かつ該軸心軸部14mの先端部が反ラ
ップ側の鏡板中央面に備えた吐出弁部90近傍まで延長
しているため、吐出孔10での死容積(デッドボリュ−
ム)をさらに減少せしめることができる。
軸受部31を構成する歯形の巻始め部を鏡板6aの中心
Omとする円弧曲線pとし、相対する固定スクロ−ルの
ラップ巻き始め部のラップ厚さを旋回6側及び固定側ラ
ップ外周部のラップ厚さT1よりT2 と厚くしているた
め、ラップ強度を大きく向上できる。すなわち、図9に
て、旋回スクロ−ル6のラップ始点77から外側曲線と
して大円弧曲線pにて凸部を形成し、内側曲線として半
周を小円弧曲線zからなる凹部を形成し、その外側をイ
ンボリュ−ト曲線で構成したラップ巻始め形状としてい
る。いいかえれば、旋回側は巻き始め部6mにおいてt
3 寸法分(T2 −T1 )小さく設定している。具体的に
は、T1 =3.5mmに対してT2 =4.5〜5.5m
m前後の寸法差となる。図1の固定スクロ−ル5におい
て、固定スクロ−ル5のラップ5bの始点60から内側
曲線として大円弧曲線5vにて凹部を形成し、外側曲線
として小円弧曲線からなる円弧(60〜61)の凸部6
0aを形成し、その外側をインボリュ−ト曲線で構成し
ている。点60から点62の内側曲線5vは、破線で示
した従来曲線aより鏡板中心側に位置し設定している。
内側曲線5vは、鏡板中心Ofoを中心とする円弧曲線
である。なお、破線の曲線aは、インボリュ−ト曲線で
従来の曲線を参考までに示し、ラップ中央部のみラップ
厚さを(T2−T1 )分厚くしているものである。な
お、Ofoは、インボリュ−ト曲線(点62から点68
の内側曲線部と点61から点67の外側曲線部の基礎円
中心で、鏡板中心Ofに対してラップ始点60,61側
に偏心している。
ル5のラップ中央部となる内側曲線部の大円弧曲線部5
vと外側曲線の小円弧曲線部60a及び外側曲線部(点
61−61a近辺)のラップ根本部に軸方向の大きな円
弧形状部55を、旋回側にはラップ先端部に面取り部5
4としているので、該根本部56の厚さをラップ先端部
の厚さより大きく厚く設定でき、該根元部の強度を向上
できる。なお、旋回スクロ−ルのラップ中央部の外側曲
線側の大円弧曲線部pと内側曲線の小円弧曲線部zのラ
ップ先端部を軸方向の大きな円弧形状もしくは面取り部
54からなるラップ巻始め形状としているので、該旋回
根元部の強度をも向上できることになる。根元部の半径
Rは、0.3mmから0.6mm前後に設定すれば充分
強度改善がはかれるものである。従来の根元部の半径R
は、0.1mmから0.15mm位であり、その根本部
での応力集中の大幅な緩和化が図れる。勿論根元部の半
径Rは1mmから2mm前後の寸法でも良く、さらに強
度アップがはかれるものである。
示す。図1と図2は、固定スクロ−ル5の平面図と縦断
面図である。図1において、固定スクロ- ル5のラップ
曲線は円弧曲線とインボリュ−ト曲線を組み合わせてい
る。ラップ終端部5nには冷媒ガスの入る吸入孔16を
配置する。5fは吸入室である。鏡板5aの中心は点O
fで、吐出孔10bの中心と一致する。中心点Ofより
ラップ終端部5nと反対側に偏心した点Ofo は、ラッ
プ部5bのインボリュ−ト曲線部の基礎円の中心であ
る。固定スクロ−ル5側の鏡板5aのほぼ中央部にあっ
てややラップ始端部60の方向に偏心した位置に設けた
のが吐出孔10aである。その吐出孔10aの外縁部は
ラップ始端部60の円弧曲線である内側曲線5vと近接
もしくは一致している。このように、固定スクロ−ルの
吐出孔10aの径Dd1 は、その大きさが旋回軸受部3
1の内径寸法Dmより若干大きく設定し冷媒ガスの吐出
作用できる間口を広めている。
5側の鏡板中央部5aに設けた吐出孔10は、鏡板中央
部に大口径用穴10aと小口径穴10bを有し、図のよ
うに段差を備えて連通している。このように吐出孔10
を段差構造とし、両者孔10a,10bは連通してい
る。該小口径の吐出孔部10bの中心が鏡板5aの中心
とほぼ一致し、反ラップ側の鏡板面に吐出弁機能部90
を備える構成とする。このことで、高圧力比条件におい
て、吐出孔からのガスの逆流による動力損失を最小限に
抑え、効率が従来機に対して向上するという効果が得ら
れる。また、小口径の吐出孔部10bの中心を鏡板5a
の中心とほぼ一致させることで、吐出弁機能部90の位
置決めが容易となり組立て性が改善されること、吐出室
1aでのガスのながれが平均化されてその吐出室1aで
の油分離性能が向上できることなどの効果が有る。
クロ−ル5のラップ5bの始点60から内側曲線として
大円弧曲線5vにて凹部を形成し、外側曲線として小円
弧曲線からなる円弧(60〜61)の凸部60aを形成
し、その外側をインボリュ−ト曲線で構成している。点
60から点62の内側曲線5vは、従来曲線aより鏡板
中心側に寄った内側に設定している。内側曲線5vは、
鏡板中心Ofoを中心とする円弧曲線である。点62の
位置は、円弧曲線5vと内側インボリュート曲線5uと
のつなぎ目の位置であり、その位置は始点60から円弧
曲線が約半周延びたところである。この図ではその円弧
角は約140度として例示されている。なお、破線の曲
線aは、インボリュ−ト曲線を参考までに示し、ラップ
中央部のみラップ厚さを(T2 −T1 )分厚くしている
ものである。なお、Ofoは、インボリュ−ト曲線部、
具体的には点62から点68の内側曲線部と点61から
点67の外側曲線部の基礎円中心で、鏡板中心Ofに対
してラップ始点60,61側に偏心している。
ボリュート曲線で形成され、その始点は点61であり、
終点は圧縮開始点となる点64とそれより外側の位置
で、吸入室5fを形成するための延長した曲線の終点で
ある点67となる。一方固定スクロールラップ内側曲線
5uの始点は点60であり、終点は圧縮開始点となる点
63とそれより外側の位置で、吸入室5fを形成するた
めの延長した曲線の終点である点68となる。ラップ部
5bの内側曲線5uの巻き始め部となる所は、始点60
から点62が円弧曲線であり、点62から終点64を経
て点67までがインボリュ−ト曲線となる。外側曲線5
sは点61から圧縮開始点となる点64を経て終点66
の範囲でインボリュ−ト曲線をなし、点67と点68と
を半径r3の円弧5mにて滑らかに結ばれている。半径
r3 は、例えばr3 =6.5mmから5.5mm前後に
設定している。
を半径r1 の円弧60aにて滑らかに結ばれている。半
径r1 =1.5mmから2.5mm前後に設定してい
る。また、点60と点62とを半径R2 の円弧5vにて
滑らかに結ばれている。半径R2 は、R2 =24mm前
後に設定している。このようなラップ曲線を構成するこ
とにより、該固定スクロ−ルのラップ始端部のラップ厚
さT1 をその他のラップ厚さT2 より大きく設定してい
る。例えば、T1 =T2 +1.0mmからT1 =T2 +
2.5mm前後の寸法関係とし、ラップ強度の向上を図
っている。固定スクロ−ルラップ巻き終り角を通常の位
置(Vの位置)より旋回スクロ−ルのラップ巻き終わり
角より180度の範囲で延長した点64としている。そ
して、Dd1 /Dmの比をDd1 /Dm=1.25前後
の値、もしくは、Dd1 /(2×R2 )の値をDd1 /
(2×R2 )=1.0前後に設定することが実用的であ
る。この寸法比関係をもとにして、適切な寸法Dd1 、
Dm、R2 が概ね決められる。例えば、その孔10aの
直径がDd1 =38mmの大きい円形孔としている。吐
出孔10bの孔径Dd2 はDd2 =10mm前後の円形
孔としている。一方Dm=30mm前後の値としてい
る。
5の反ラップ側の鏡板中央面に吐出弁機能部90を備
え、該吐出弁91に対向する固定鏡板面側の材質(通常
鋳鉄材を使用)と異なるテフロン(登録商標)系軟質材
のシ−ト部80を、上記吐出孔10bの周辺部に埋込
み、もしくは充填し構成している。これは、リ−ド弁部
91が上下動するときに発生するバルブ音を緩和し音の
強さを軽減する作用が得られる。90aは受け部で、9
3は受け部(リテ−ナ部)90aとリ−ド弁部91の端
部を固定するボルトである。テフロン系軟質材のシ−ト
部80としては、耐熱性と耐摩耗性に富む高機能樹脂材
料を当てることができる。例えば、ポリイミド樹脂にグ
ラファイトやテフロンを充填混合した材料、あるいは自
己潤滑性材料であってもよい。
プ側の鏡板中央面に設けた吐出弁部90のリテ−ナ部9
0aの受け面に固体潤滑剤96(たとえば、二硫化モリ
ブデンなど)をコ−ティング(裏付け)した構造を示
す。なお、該リテ−ナ部90aの受け面に前記したテフ
ロン系軟質材などを裏付けしてもよい。この構造とする
ことにより、さらにリ−ド弁部91が上下動するときに
発生するバルブ音を軽減する作用が大きく得られる。す
なわち、図4は、吐出弁の背面を支えるリテ−ナ部表面
に、テフロン系軟質材もしくは軟質系固体潤滑剤をコ−
ティングしたことを特徴としている。
5aに設けた吐出孔10には、鏡板歯底面を開口部とす
る大口径穴10aがあり、その深さh1 が1mmから数
mm程度に浅く設定した構造を示す。この構造と上記し
た反ラップ側の鏡板面に吐出弁部90を備える構成とす
ることで、さらに死容積を減少して、高圧力比条件にお
ける吐出孔からのガスの逆流による動力損失を最小限に
抑え、全断熱効率が従来機に対して向上するという効果
が大きく得られる。
貫通方式スクロール圧縮機のみに適用されるだけでな
く、従来例特開昭62−203992号、特開昭63−
65187号に示されるスクロール圧縮機に対して適用
可能であり、同等の作用効果を奏する。
となる内側曲線部5vの大円弧曲線部と外側曲線の小円
弧曲線部のラップ根本部に軸方向の大きな円弧形状部1
01,102を形成した実施例である。一方旋回スクロ
−ル6のラップ中央部6gとなる外側曲線部pのラップ
根本部に面取り部110を形成している。この構成によ
り、該ラップ中央部の根本部のみのラップ厚さをラップ
先端部の厚さより厚く設定し、また、スクロ−ルラップ
外周端部のラップ先端部のラップ厚さをより厚く設定で
きるので、ラップ強度をさらに強くするように改善でき
る。
クロ−ル6の旋回軸受部31を包含するようにラップ中
央部を構成している。図7と図9において、旋回スクロ
−ル6のラップ始点77から外側曲線として大円弧曲線
pにて凸部を形成し、内側曲線として半周を小円弧曲線
zからなる凹部を形成し、その外側をインボリュ−ト曲
線で構成したラップ巻始め形状としている。大円弧曲線
pの範囲は点77から点72の領域となり、点72と点
77は前記点60と点62と同様に約半周延びた位置関
係にされ、図示例では約140度であり、また小円弧曲
線zの範囲は点77から点78の領域となる。
は巻き始め部6mにおいてt3 寸法分(=T2 −T1 )
小さく設定している。具体的には、T1 =3.5mmに
対してT2 =4.5〜5.5mm前後の寸法差となる。
このように、相対する固定スクロ−ルのラップ巻き始め
部のラップ厚さを旋回6側及び固定側ラップ外周部のラ
ップ厚さT1 よりT2 と厚くしている。このため、従来
機にたいして、ラップ強度を大きく向上できる。
前後とし、上記した半径R2 とはR2 =R3 +εth、
(ここで、εthは旋回半径である)の関係がある。小円
弧曲線zからなる凹部の半径Rは、溝幅Wcに対してW
c/2の大きさのR=5.5mm前後となる。なお、小
円弧曲線zは、旋回スクロールのラップ巻き始め部77
となる外側曲線の始点と旋回スクロールの内側曲線の始
点78とをラップ溝幅Wcを直径とする円弧曲線にて接
続し、該円弧曲線部zの側壁面に旋回内線室側の吐出行
程を旋回外線室側より早期に行なわせる吐出口6tを設
定している。該吐出口6tは、円弧の端点77から角度
68度前後の範囲にある点73に開口している。その円
弧角度をθd の記号で示している。
6nの外縁端部75であるラップ部6bの外側曲線6sの
終端部は、鏡板6aの外終端より大きくしている。この
旋回スクロ−ルの鏡板外形寸法をDso と記す。ラップ
部6bの外側曲線6sは、始点77から点78が円弧曲
線であり、点78から終点75までがインボリュウト曲
線となる。内側曲線6uは点72から圧縮開始点となる
点76の範囲でインボリュウト曲線をなし、点72と点
77とが半径R3 の円弧pにて滑らかに結ばれている。
なお、点Omsは、インボリュ−ト曲線部、具体的には
点72から点75の外側曲線部と点78から点76の内
側曲線部のインボリュ−ト曲線の基礎円中心で、鏡板中
心Omに対してラップ始点77側に偏心している。
は点75と点76とを半径ro(=ラップ厚さ/2の大
きさ)の円弧6wにて滑らかに結んでもよい。上記早期
吐出口6tは、吐出溝6pとつながっている。該吐出溝
6pは旋回スクロールの中央部6g側の旋回軸受31外
周部31aのハウジング面に係合する扇形状のように設
定している。
は、図8に示すように、旋回軸受上端面31bの位置ま
で設定している。圧縮ガスは早期吐出口6tから矩形通
路6pにて旋回軸受31側に吐出される。この早期吐出
口6t、吐出溝通路6pは極力通路面積を大きく設定す
る。なお、図9において、旋回スクロール部材6の中心
部の旋回軸受部31としてすべり軸受を設けている。該
軸受31としては、比較的耐久性のある含油軸受タイプ
や四ふっかエチレン樹脂を軸受材料に適用したドライタ
イプ仕様スベリ軸受を用いている。
のボス部6gの内周面や吐出孔10bの内周面にR4 や
R5 などの円弧形状とすることでさらに、吐出ガスの流
動が吐出過程時におけるガス冷媒の流れをスム−スに行
なえ、流体抵抗が小さくなって圧力損失が減少し、ひい
ては過圧縮損失動力が大きく低下する。
関係を示す両スクロ−ル組合せ時の模様を示す部分断面
図である。ラップ根本部の円弧部の半径R6 は0.1m
mから0.15mmの範囲であり、一方、図10に示し
たラップ根本部の円弧部の半径R5 は0.3mmから
0.5mm前後と大きく設定している。この比率R5 /
R6 がR5 /R6 =2倍から5倍と大きく設定するのが
本発明の特徴でもある。ラップ高さが高くなっても、従
来技術より数倍のラップ強度が得られる効果がある。
の先端に更に軸心軸部14mを固定スクロ−ル5側に延
長し、該軸心軸部14mの先端部が反ラップ側の鏡板中
央面に備えた吐出弁部90近傍まで延長した実施例であ
る。該構造によって、吐出孔10での死容積をさらに減
少せしめることが出来る。吐出ガスは、勿論吐出孔10
(10a、10b)と軸心軸部14mとの間の空間を通
ることになる。
スクロールの場合の圧縮作用を説明する。軸貫通式スク
ロールの場合、図13に示すように、ラップ中央部に旋
回軸受部31が有るためスクロールラップの巻き始め部
を旋回軸受部の外周部から設定している。このため、必
要な圧縮比Vrを得るためには、スクロールラップの巻
き角度が大きくなり、その分スクロールラップの外径が
大きくなる。この欠点を補うため、図1に示すように、
固定スクロ−ルの巻き終わり部を従来の点(V)の位置
から点(T)の位置63となる180度分ラップ巻き角
を延長し、これまで吸入室であった空間を無駄なく圧縮
室となるようにしている。
部の内側曲線と、旋回スクロ−ルの巻き終わり部の外側
曲線とで囲まれる空間で、圧縮室(以後「旋回外線室」
と呼ぶ)を形成することになる。また、旋回スクロ−ル
の内側曲線と固定スクロ−ルの外側曲線により圧縮室
(以後「旋回内線室」と呼ぶ)を形成する。このよう
に、固定スクロールラップ内側曲線と旋回スクロールラ
ップ外側曲線とで形成される旋回外線室(圧縮室)8
a、8c、8eがあり、固定スクロールラップ外側曲線
と旋回スクロールラップ内側曲線とで形成される旋回内
線室(圧縮室)8b、8dを形成する。上記早期吐出口
6t、吐出溝通路6pは、主に圧縮室8b、8dから吐
出されるガスの通路となるものである。
鏡板背面に背圧室36を設けている。また、図7に示す
ように、該背圧室36に圧縮室内部のガス圧を導入する
絞り孔6dを旋回スクロールラップ外側曲線6sに沿っ
た位置の鏡板部に設けている。背圧室36は、吸入圧力
と吐出圧力との中間圧力となる。その結果、旋回外線室
の理論押しのけ量(行程容積)は例えば、5馬力を想定
した場合、行程容積Vth1 =43.0cm3 /rev で、
旋回内線室の場合はVth2 =37.0cm3 /revとな
り、1対の圧縮室の理論押しのけ量が異なる。言い替え
れば、Vth1 とVth2 の比がVth1 /Vth2 =1.1〜
1.2前後の値となる。この場合、両側の圧縮室の吸入
開始する位置は、図1において点63(T)と点64
(Q)の位置であり、吸入開始のタイミングは互いに回
転角にして180度ずれている。この圧縮機の固有圧縮
比Vrは、巻き数で変わるものの、概ね、旋回外線室側
がVr=2.5前後に、旋回内線室側がVr =2.3前
後となろう。
で、吐出ポ−トの拡大構造の効果とあわせて、吐出圧力
損失が大きく低減できる。ひいては転覆モ−メントの作
用しない構造による旋回スクロ−ルの挙動の安定化によ
る圧縮室内部漏れの損失低減などの波及効果との相乗効
果により軸貫通方式のスクロ−ル圧縮機の性能が大幅に
向上できる。
の全体構造を示す縦断面図である。図14において、密
閉容器1内の上方に圧縮機部100が、下方に電動機部
3が収納されている。そして、密閉容器1内は上部室1
a(吐出室)と電動機室1b、1cとに区画されてい
る。
旋回スクロール部材6を互に噛合せて圧縮室(密閉空
間)7を形成している。固定スクロール部材5の中心部
に吐出孔10、外周部に吸入口16を備えている。フレ
ーム11は中央部に主軸受部40を形成し、この軸受部
に回転軸14が支承され、回転軸先端の偏心軸14a
は、上記旋回軸受部31内に旋回運動が可能なように挿
入されている。圧縮室のガス圧で形成されるガス圧荷重
(ラジアル荷重)は軸受部31と主軸受部40と下軸受
部32にて支持される。46は補助フレ−ムである。な
お、133はシ−ル軸受部で油が電動機室1b側に漏れ
るのを防止している。該シ−ル軸受部133では、主軸
14の上下動を支えるスラスト軸受部134a(図16
参照)と一体化しているツバツキ軸受構造としている。
部135を備え、該スラスト軸受部135は、主軸14
と第一と第二のバランスウエイト8a、8bとロ−タ3
bなどの自重分を受け持つことになる。またフレーム1
1には固定スクロール部材5が複数本のボルトによって
固定され、旋回スクロール部材6はオルダムリングおよ
びオルダムキーよりなるオルダム機構112によってフ
レーム11に支承され、旋回スクロール部材6は固定ス
クロール部材5に対して、自転しないで旋回運動をする
ように形成されている。
れ、電動機部3を直結している。固定スクロール部材5
の吸入口16には密閉容器1を貫通して垂直方向の吸入
管17が接続され、吸入管17と吸入口16の間には、
逆止弁部15が介在する。吐出口10が開口している上
部室1aは通路18a、18bを介して上部電動機室1
bと連通している。この上部電動室1bは電動機ステー
タ3aと密閉容器1側壁との間の通路21を介して下部
電動機室1cに連通している。また上部電動機室1bは
密閉容器1を貫通する吐出管20に連通している。
造としている。また、そのシャフト下端部には、給油管
23を内包するようにして、シャフト14、ロ−タの自
重などを支えるコロガリタイプのスラスト軸受手段13
5をそなえている。該スラスト軸受135での摺動速度
は最も小さくなる構成としているため、その部分のスラ
スト負荷による摩擦損失を極微に抑えることができる。
す。なお、8aと8bは、旋回スクロール6の旋回運動
に伴う遠心力を相殺するための第一と第二のバランスウ
エイトである。バランスウエイト8aを電動機コイル部
3mの内周部と係合する位置に設定することにより、飛
散した油を電動機コイル部3mに衝突させて該電動機コ
イル部3mの冷却効果と油分離作用が得られる。次に潤
滑油の流れについて説明する。
り22として溜められる。主軸1 4には、各軸受部への
給油を行なうための中心縦孔147が主軸14の下端から
旋回軸受部付近まで形成される。23は、主軸1 4の下
端と底部油溜り22を連ねる揚油管である。潤滑油22
aの油溜り22内に浸漬けされた揚油管23の下端は高
圧の吐出圧力Pdを受けており、一方、下流となる旋回
軸受31及び主軸受40のまわりは、吐出圧の雰囲気に
あるも、シ−ル手段(シ−ルリング部、図16参照)3
5の外側空間36が、背圧室の圧縮途中の圧力である中
間圧力Pmを受けているため、(Pd−Pm)の圧力差
によって、容器底部の油溜り22中の潤滑油22aは、
中心縦孔147内を上昇する。このように、各軸受部へ
の給油を、中心縦孔給油による差圧給油法と複数の横孔
144a、144cによる遠心給油作用によって行な
う。
22aは、主軸受40及び旋回軸受31へ給油され、旋
回軸受31へ給油された油は、直接吐出孔10側に流出
する。油圧室39に給油された油は、内側シ−ルリング
35を介して適量の油が背圧室36に流入する。背圧室
36に流入した油は、その部分の冷媒ガスと混合し、前
記絞り孔6dを介して圧縮室7、8cに移動する。
もに加圧され、冷媒ガスと油は、吐出孔10を経て固定
スクロ−ル5上方の吐出室1aにいたる。さらに連通路
18を経て、電動機室1bへと移動する。この電動機室
1bと下方の空間1cで冷媒ガスと油はさらに分離さ
れ、油は密閉容器1の下部の油溜り22に落下し、再び
各摺動部に供給される。このように、チャンバ底部の油
は、旋回軸受部へ供給され、ひいては吐出孔10へ流れ
る経路と、油圧室から背圧室へ流れ、ひいては中間圧孔
を介して圧縮室へ流れる経路の2つの油流路を構成し、
極力圧縮室に油を注入しない構成としていることも特徴
点である。これは、背圧室への油を抑えることにより、
油による吸入室における加熱防止効果と圧縮過程での図
示効率向上などの効果が得られる作用があるからであ
る。また、主軸14全体を転がり支持方式とすることに
より軸受隙間が微少に管理され、クランク軸系の軸方向
の挙動を安定化することができる。また圧縮機始動時の
油切れに対しては、少量の油でも軸受部での耐久性を確
保でき信頼性の面で有利となる。また、軸貫通スクロ−
ル圧縮機における主軸回りの挙動が安定化し、圧縮機の
信頼性が向上できる作用効果が得られる。
と縦断面図である。フレ−ム11の外周部には長方形の
通路18bが周上に複数個設けている。フレーム11の
中央部に主軸受部40とガスシ−ル用軸受部38を形成
している。11gは内側シ−ルリング35が挿入できる
環状溝部である。11mはオルダムキ溝部である。11
eは旋回鏡板背面部が摺接する台座部である。11sは
固定スクロ−ル5をフレ−ム11側にとめるためのネジ
孔部である。旋回スクロール部材6の鏡板6a背面の中
央部のフレ−ム11と対向するスラスト部に内側シ−ル
リング35を配している。該内側シ−ルリング35の外
側領域を、吐出圧力(Pd)と吸入圧力(Ps)との中
間圧力とせしめるため、旋回スクロ−ル6の鏡板6aを
貫通する絞り孔6dを設けている。
部40の間に油圧室39を設け、該油圧室39の高圧を
シ−ルするシ−ル軸受部133を上記油圧室39と主軸
受部40との間のフレ−ム内周部に設けている。旋回鏡
板背面の空間39と電動機室とをシ−ルするシ−ル軸受
部133を、旋回スクロ−ル鏡板背面部と上記主軸受け
部との間にもうけるとともに、該シ−ル軸受部133に
は、電動機の磁気推力などのスラスト方向の軸荷重を支
えるつば付き部134aを備えている。本構造により、
軸が上方向に移動しても該つば付き部134aでささえ
る事ができる。また、主軸受部40の周囲がガス域とな
って、転がり部によるかくはん損失が大きく低減でき
る。
することにより、旋回スクロ−ルには転覆モ−メントが
作用しないため、旋回スクロ−ルの挙動の安定化が図ら
れ、圧縮室内部漏れの損失低減などの効果(特に、旋回
スクロ−ルの挙動の安定化は、内部漏れの影響を受けや
すい回転数の低い領域で顕著に性能改善効果がある。)
との相乗効果により本発明も軸貫通方式スクロ−ル圧縮
機の性能が大幅に向上できる。
き始め部では、ラップ部の曲率が大きくてもラップ部の
厚さを厚く、しかもラップ根元部を厚く設定しているた
め、ラップの径方向の倒れなどをちいさくし、ラップ強
度を向上できる。
力を小さくし、全断熱効率の向上が図れる。
組合せによって、スクロール圧縮機の外径寸法が制約さ
れた条件でも、必要な固有圧縮比がとれ、高圧力比条件
での、吐出孔からのガスの逆流による動力損失を極小に
抑え、効率が向上するという性能面で効果がある。ま
た、空調用途と冷凍機用途への圧縮機に共用化できると
いう使い勝って性も良くなる。
軸回りの挙動が安定化し、圧縮機の信頼性が向上でき
る。
て、軸貫通方式の圧縮機構造により、旋回スクロ−ルの
鏡板変位が小さくなって、旋回スクロ−ルの傾きが小さ
くなる。このため、低い回転数域での性能向上効果と、
スラスト摺動面での片当たりの度合いが低下し、面圧も
低下して、その摺動部での潤滑性も改善され摺動部の摩
耗を抑え且つ焼き付きを未然に防止できる。
ルの1実施例の平面図
ルの1実施例の縦断面図
出弁機能部の平面図
出弁機能部の縦断面図
ルの1実施例の縦断面図
ルの実施例を示す図1のA〜Dに沿う断面図
回スクロールの平面図
回スクロールの縦断面図
回スクロールの平面図
部のラップ組合せとなる周辺部の詳細を示す部分断面図
部のラップ組合せとなる周辺部を示す部分断面図
固定スクロ−ル中央部のラップ組合せとなる周辺部の詳
細を示す部分断面図
固定スクロール5と旋回スクロール6を組み合わせた横
断面図
縮機の全体構造を示す縦断面図
クロ−ル 5 : 固定スクロ−ル 5a、6a :ス
クロ−ル鏡板部 18: 連通路 6d: 絞り孔 40 : 主軸受 31: 旋回軸受 33: スラスト軸受 11: フレ−ム 10: 吐出孔
Claims (7)
- 【請求項1】 円板状鏡板に渦巻状のラップを直立する
固定スクロール部材及び旋回スクロール部材を、ラップ
を内側にしてかみ合せ、旋回スクロール部材を自転する
ことなく固定スクロール部材に対し旋回運動させ、固定
スクロール部材には中心部に開口する吐出孔と外周部に
開口する吸入口を設け、吸入口よりガスを吸入し、両ス
クロール部材にて形成される圧縮空間を中心に移動させ
容積を減少してガスを圧縮し、固定スクロール部材を固
定するフレ−ムの中央部に主軸受部を備え、旋回スクロ
ール部材の中心部には旋回軸受部を設け、該旋回軸受部
にクランク軸の偏心軸部をラップ先端部まで挿入した軸
貫通スクロ−ル圧縮機において、旋回スクロ−ルの旋回
軸受部を構成する歯形の巻始め部を鏡板中心とする円弧
曲線とし、相対する固定スクロ−ルのラップ始端部のラ
ップ厚さを旋回側より厚くせしめるため、固定スクロ−
ルのラップ始点から内側曲線として大円弧曲線にて凹部
を形成し、外側曲線として小円弧曲線からなる凸部を形
成し、その外側をインボリュ−ト曲線で構成し、旋回ス
クロ−ルのラップ始点から外側曲線として大円弧曲線に
て凸部を形成し、内側曲線として半周を小円弧曲線から
なる凹部を形成し、その外側をインボリュ−ト曲線で構
成したラップ巻始め形状としたことを特徴とする軸貫通
スクロール圧縮機。 - 【請求項2】 円板状鏡板に渦巻状のラップを直立する
固定スクロール部材及び旋回スクロール部材を、ラップ
を内側にしてかみ合せ、旋回スクロール部材を自転する
ことなく固定スクロール部材に対し旋回運動させ、固定
スクロール部材には中心部に開口する吐出孔と外周部に
開口する吸入口を設け、吸入口よりガスを吸入し、両ス
クロール部材にて形成される圧縮空間を中心に移動させ
容積を減少してガスを圧縮し、固定スクロール部材を固
定するフレ−ムの中央部に主軸受部を備え、旋回スクロ
ール部材の中心部には旋回軸受部を設け、該旋回軸受部
にクランク軸の偏心軸部をラップ先端部まで挿入した軸
貫通スクロ−ル圧縮機において、固定スクロ−ルの鏡板
中央部に大口径と小口径を有する段差を備えた吐出孔を
設けて死容積を減少せしめ、該小口径の吐出孔部の中心
が鏡板中心とほぼ一致し、反ラップ側の小口径吐出孔部
と対向した鏡板面に吐出弁機能部を備えたことを特徴と
する軸貫通スクロール圧縮機。 - 【請求項3】 固定スクロ−ルのラップ中央部となる内
側曲線部の大円弧曲線部と外側曲線の小円弧曲線部のラ
ップ根本部に軸方向の大きな円弧形状もしくは面取り部
を形成し、該根本部の厚さをラップ先端部の厚さより厚
く設定し、旋回スクロ−ルのラップ中央部の外側曲線側
の大円弧曲線部と内側曲線の小円弧曲線部のラップ先端
部を軸方向の大きな円弧形状もしくは面取り部からなる
ラップ巻始め形状としたことを特徴とする請求項1記載
の軸貫通スクロール圧縮機。 - 【請求項4】 クランク軸が偏心軸先端に更に軸心軸部
を固定スクロ−ル側に延長し、該軸心軸部の先端部が反
ラップ側の鏡板中央面に備えた吐出弁部近傍まで延長
し、吐出孔での死容積を減少せしめたことを特徴とする
請求項2記載の軸貫通スクロール圧縮機。 - 【請求項5】 固定スクロ−ル側の反ラップ側の鏡板中
央面に吐出弁機能部を備え、該吐出弁に対向する固定鏡
板面側にテフロン系軟質材のシ−ト部材を上記吐出孔の
周辺部に充填したことを特徴とする請求項1記載の軸貫
通スクロール圧縮機。 - 【請求項6】 固定スクロ−ル側の反ラップ側の鏡板中
央面に吐出弁機能部を備え、該吐出弁の背面を支えるリ
テ−ナ部表面に、テフロン系軟質材もしくは軟質系固体
潤滑剤をコ−ティングしたことを特徴とする請求項1記
載の軸貫通スクロール圧縮機。 - 【請求項7】 スクロ−ルラップ中央部のラップ根本部
の円弧部の半径R5をラップ外周部におけるラップ根本
部の円弧部の半径R6 に対して、その比であるR5 /R
6 =2倍から5倍前後に設定することを特徴とする請求
項3記載の軸貫通スクロール圧縮機。
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JP07036698A JP3110970B2 (ja) | 1995-02-24 | 1995-02-24 | 軸貫通スクロール圧縮機 |
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JP07036698A JP3110970B2 (ja) | 1995-02-24 | 1995-02-24 | 軸貫通スクロール圧縮機 |
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JPH08232863A JPH08232863A (ja) | 1996-09-10 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP07036698A Expired - Fee Related JP3110970B2 (ja) | 1995-02-24 | 1995-02-24 | 軸貫通スクロール圧縮機 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3110970B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
1995
- 1995-02-24 JP JP07036698A patent/JP3110970B2/ja not_active Expired - Fee Related
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