JPH0413285Y2 - - Google Patents

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JPH0413285Y2
JPH0413285Y2 JP2309586U JP2309586U JPH0413285Y2 JP H0413285 Y2 JPH0413285 Y2 JP H0413285Y2 JP 2309586 U JP2309586 U JP 2309586U JP 2309586 U JP2309586 U JP 2309586U JP H0413285 Y2 JPH0413285 Y2 JP H0413285Y2
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JP
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collar
cotter
tapered surface
deformed
reinforcement
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はアンカーの固定構造、より詳細にはコ
ンクリート製の床に間仕切り固定用のアンカー等
を固定するためのアンカーの固定構造に関する。
(従来の技術) 従来この種アンカーの固定構造は、第8図に示
すように構成されている。すなわち異形差筋1の
下端部近傍2に下方に拡開するテーパー面3が形
成されており、このテーパー面3に異形差筋1の
上方から挿通されたカラー5が係止させられてい
た。カラー5の下端面6からはスリツト(図示せ
ず)が長さ方向略中央部まで延設されている。こ
れら異形差筋1及びカラー5から構成されたアン
カーをコンクリート床9に固定するには、コンク
リート床9に形成されたアンカー固定用穴10
に、カラー5を挿通させた異形差筋1の下端部近
傍2を挿入し、この状態で、第8図に示す打込み
パイプ12を異形差筋1の上方から挿通させ、打
込みパイプ12の下端面をカラー5の上端面に当
接させた後、打込むパイプ12の上部からハンマ
ー(図示せず)で叩き、カラー5の下部をテーパ
ー面3に食込ませることにより、カラー5の下部
を矢印aの方向に拡開させ、この拡開した部分を
アンカー固定用穴10の側壁11に食込ませ、異
形差筋1をコンクリート床9に固定するようにし
ていた。
このコンクリート床9に固定された異形差筋1
に間仕切り(図示せず)などが固定されていた。
(従来技術の問題点) ところが上記した異形差筋1のテーパー面3の
形成は、異形差筋1の下端部近傍2を鍛造するこ
とによりなされており、加熱の際にテーパー面3
上にスケールが付着し、後の錆の原因となる問題
があつた。又鍛造によるためテーパー面3のテー
パー角度αを緩かに形成することができず、テー
パー面3のテーパー角度αが急になることとスケ
ールが発生することとが相俟つて、打込みパイプ
12によるカラー5の打込み時、この打込み回数
が多く必要となり、その作業に手間取るといつた
問題があつた。
しかもこの打込みパイプ12は強度を要するた
め、モリブデンなどを用いた特殊合金を採用する
必要があり、高価なものであつた。
(問題点を解決するための手段) 本考案は下方に拡開したテーパー面を有する下
端ヘツド部と、該下端ヘツド部の上方に位置しカ
ラーの上端面に当接して該カラーの抜止めとなる
段部を有する異形差筋と、下方に拡開するテーパ
ー面を有し、前記異形差筋と前記カラーとの間に
圧入される下方が厚肉の略筒状のコツターと、長
さ方向にスリツトが形成され、前記ヘツド部と前
記段部との間の前記異形差筋外周側に位置するカ
ラーとを備え、前記コツター下端面を支持する上
向き段部を有するとともに、前記ヘツド部を収納
し得る小径部を有する2段穴が形成され、前記異
形差筋の前記2段穴底部への打込みにより、前記
異形差筋、前記コツター及び前記カラーが前記2
段穴に一体的に固定されるように構成されている
ことを特徴とするアンカーの固定構造である。
(実施例) 本考案の実施例を示す第1図において、異形差
筋19の下端ヘツド部21は埋込み部20の径
(例えば8.5mm)よりは少し太く(例えば9.2mm)
形成されており、この太く形成された部分から埋
込み部20にかけてテーパー面22(第2図)が
形成されている。こ下端ヘツド部21は異形差筋
19を圧延成形する際に同時に形成されており、
鍛造による場合と相違して、後に加熱されること
がなくスケールの付着しない構成となつている。
この下端ヘツド部21から所定距離(例えば48
mm)上方には突起状段部24が例えば対向して2
個形成されている。この突起状段部24上方の異
形差筋19の外周面には全体的に略等間隔に環状
突起25が他の部材(例えば間仕切りのコンクリ
ート)との結合を強めるために形成されている。
この埋込み部20外周側の下端ヘツド部21と
突起状段部24との間には、カラー27が位置し
ており、このカラー27は、第4図に示すように
略筒状の部材であり、その下端面28からは複数
本(例えば4本)のスリツト29が長さ方向略中
央部まで延設されている。又カラー27の下部外
周面には例えば3本の環状突起30が形成されて
いる。
埋込み部20とカラー27の間には筒状コツタ
ー35が挿入されており、この筒状コツター35
には全長に亘りスリツト37(第5図)が形成さ
れるとともに、下方厚肉部36が形成され、その
外周面には従来のテーパー角度αよりは緩かなテ
ーパー角度を有するテーパー面38が形成されて
いる。この筒状コツター35は鉄板の打抜き成形
により容易に形成される。
これら埋込み部20、カラー27及び筒状コツ
ター35が固定されるコンクリート床31側には
2段穴32が形成されている。この2段穴32は
筒状コツター35の下端面を当接支持する上向き
段部41を有するとともに下端ヘツド部21を収
納可能な小径部42が形成されており、上向き段
部41の上部はカラー27の外周面が当接する側
壁33となつている。
この2段穴32の形成は第6図に示すようなド
リル44を用いて行われ、大径の部分46は長さ
が例えば45mm、小径の部分47は長さが例えば10
mmに形成されている。大径部分の上端部には形成
される穴の深さを規制するためのフランジ45が
形成されている。
ドリル44を用いて形成される2段穴32を深
さと埋込み部20長さを対応させておくことによ
り、異形差筋19の叩き込み時の叩き込み量を知
ることが可能であり、埋込み部20長さは例えば
51mmに設定される。
次に作動を説明する。第1図に示した状態に組
立てられた埋込み部20、カラー27、筒状コツ
ター35を2段穴32内に挿入し、筒状コツター
35の下端面を上向き段部41に当接させ、この
状態からハンマー(図示せず)で異形差筋19の
上端部を直接叩いてやれば、筒状コツター35は
段部41に支持されているので移動せずに、埋込
み部20及びカラー27が第7図に示すように2
段穴32下方へと移動し、換言すれば筒状コツタ
ー35が埋込み部20とカラー27の間に深く入
込むこととなる。筒状コツター35の下部は下方
厚肉部36となつているため、カラー27はテー
パー面38の作用を受けて側壁33側(矢印b)
へと強く押付けられ、突起30が側壁33に食込
むこととなる。この結果、埋込み部20とカラー
27及び筒状コツター35の一体化が図られると
ともに、この一体化が図られた埋込み部20、カ
ラー27及び筒状コツター35の各部材が2段穴
32に強固に固定されることとなる。
筒状コツター35の下端面がテーパー面22
(第2図)に位置した段階でハンマーで叩くのを
中止する。この位置は突起状段部24とコンクリ
ート床31面との関係から知ることができる。筒
状コツター35の下端面がテーパー面22に位置
した状態で異形差筋19が上方に引張られるとテ
ーパー面22の及び下方厚肉部36の作用によ
り、カラー27はより一層側壁33側に拡開押圧
されることとなり異形差筋19が上方に移動する
ことはない。
(考案の効果) 本考案に係るアンカーの固定構造では、従来の
テーパー面を構成する部材が筒状コツター35に
より形成され、この筒状コツター35は鉄板の打
抜きにより形成され、鍛造による場合と相違して
緩かなテーパー面の形成が可能であり、このテー
パー面38のテーパー角度を緩かにすることによ
り、筒状コツター35の埋込み部20とカラー2
7間への挿入を容易にすることができ、従来所定
位置までカラー5を叩き込むのに5回ほど要して
いたのが1回で叩き込むことができ、アンカーの
固定作業を格段にスピード化することができる。
又下端ヘツド部21部分は鍛造でなく圧延による
ため、後の錆の原因となるスケールが生じる不具
合もなく、又このスケールが発生しないことによ
り、より一層異形差筋19の叩き込みを容易にす
ることができる。
さらに異形差筋19の上部を直接ハンマーで叩
くことができ、高価な打込みパイプ12を不要と
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す一部省略縦断側
面図、第2図は第1図におけるA部分の拡大図、
第3図は異形差筋の一部省略斜視図、第4図はカ
ラーの斜視図、第5図は筒状コツターの斜視図、
第6図はドリルの先端部分の概略側面図、第7図
は異形差筋を打込んだ状態を示す一部省略縦断側
面図、第8図は従来例を示す一部省略斜視図であ
る。 19……異形差筋、21……下端ヘツド部、2
2……テーパー面、24……突起状段部、27…
…カラー、29……スリツト、32……2段穴、
35……筒状コツター、36……下方厚肉部、3
8……テーパー面、41……上向き段部、42…
…小径部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 下方に拡開したテーパー面を有する下端ヘツド
    部と、該下端ヘツド部の上方に位置しカラーの上
    端面に当接して該カラーの抜止めとなる段部を有
    する異形差筋と、下方に拡開するテーパー面を有
    し、前記異形差筋と前記カラーとの間に圧入され
    る下方が厚肉の略筒状のコツターと、長さ方向に
    スリツトが形成され、前記ヘツド部と前記段部と
    の間の前記異形差筋外周側に位置するカラーとを
    備え、前記コツター下端面を支持する上向き段部
    を有するとともに、前記ヘツド部を収納し得る小
    径部を有する2段穴が形成され、前記異形差筋の
    前記2段穴底部への打込みにより、前記異形差
    筋、前記コツター及び前記カラーが前記2段穴に
    一体的に固定されるように構成されていることを
    特徴とするアンカーの固定構造。
JP2309586U 1986-02-19 1986-02-19 Expired JPH0413285Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP2309586U JPH0413285Y2 (ja) 1986-02-19 1986-02-19

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JPS62135704U JPS62135704U (ja) 1987-08-26
JPH0413285Y2 true JPH0413285Y2 (ja) 1992-03-27

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