JPH0736965Y2 - アンカーの固定構造 - Google Patents

アンカーの固定構造

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JPH0736965Y2
JPH0736965Y2 JP1989041231U JP4123189U JPH0736965Y2 JP H0736965 Y2 JPH0736965 Y2 JP H0736965Y2 JP 1989041231 U JP1989041231 U JP 1989041231U JP 4123189 U JP4123189 U JP 4123189U JP H0736965 Y2 JPH0736965 Y2 JP H0736965Y2
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deformed
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deformed bar
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JP1989041231U
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Inventor
博昭 小谷
Original Assignee
ヤヒロ興産株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はアンカーの固定構造、より詳細にはコンクリー
ト製の床に間仕切り固定用のアンカー等を固定するため
のアンカーの固定構造に関する。
〔従来の技術〕
従来、この種の固定構造としては、本願考案者が先に開
示したアンカーの固定構造(実開昭63-151615号)が知
られており、これを第9図及び第10図に基いて説明す
る。
即ち、同図中、101は異形差筋、102は該異形差筋101の
下端部に一体形成された略テーパ状ヘッド部、103は該
ヘッド部102から異形差筋101の上端方向に向けて形成さ
れた所要長のスリット、104は異形差筋101の下端に嵌挿
されたスリット付きカラー、105は該カラー104の若干上
方に位置して異形差筋101に固着された抜止め部材、106
はヘッド部102の下面よりスリット103に差し込まれた略
クサビ状のコッター、107はコンクリート製床に形成さ
れた固定用穴である。
上述のごとく構成された従来例は、ドリル粉等を除去し
た固定用穴107内に挿入してコッター106の下端面を穴底
面に当接したのち(第9図参照)、異形差筋101の上端
部をハンマー等で上方から直接打撃し、コッター106を
スリット103の内部深くまで圧入することによりスリッ
ト103を外方に拡開せしめる。かかるスリット103の拡開
作動によりヘッド部102及び異形差筋101の下端を両外側
方に拡開せしめると共に、カラー104を外方に拡開せし
め、該カラー104及びヘッド部102を固定用穴107の側壁
に食いこませて固定するものである(第10図参照)。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上記従来例は、アンカー等を確実に固定用穴107に固定
することができる反面、次の欠点を有するものである。
まず第1に、コッター106をスリット103に圧入して異形
差筋101自体を拡開せしめるものであるから、極めて大
きな打撃力を必要とし、固定作業が非常に面倒である。
第2に、カラー104は異形差筋101を介してコッター106
により間接的に拡開作動せしめられるものであるから、
常に均一な幅の拡開作動がしずらく、ひいては、カラー
104の拡開幅が不均一となって常に均質な側壁への食い
こみを確保しずらいものである。
第3に、スリット103及びヘッド部102を直接異形差筋10
1に形成しなければならないため、その製作が非常に面
倒であり、しかも、コストのアップを招来せしめるもの
である。
第4に、固定用穴107にドリル粉等が残留する場合には
充分な固定力を発揮せしめることができないため、常に
固定用穴107を確実に清掃する必要があり、ひいては、
極めて固定作業が面倒で作業能率が悪いものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、従来の問題点を一挙に解決しようとするもの
で、下端に係止部4を備えた異形差筋1・21・31と、該
異形差筋1・21・31の下端部に若干の間隙をもって遊嵌
係止されたスリット6付きカラー5と、下方より異形差
筋1・21・31に沿わせつつカラー5と異形差筋1・21・
31との間隙内に圧入してカラー5を直接的に外方へ拡開
せしめるテーパ状のコッター7・27と、上記コッター7
・27の頭部に形成された略椀状のキャップ体12とよりな
り、上記異形差筋1・21・31をコンクリート製固定用穴
107に打込んでドリル粉A等を捕捉せしめると共に、固
定用穴107側壁に食いこませて異形差筋1・21・31とカ
ラー5とコッター7・27とを一体的に固定せしめるべく
構成されてなることを要旨とするものである。
〔作用〕
固定用穴107内に挿入してコッター7・27の下端面を穴
底面に当接せしめ、キャップ体12内にドリル粉A等を捕
捉せしめたのち、異形差筋1・21・31の上端部を下方に
打撃し、コッター7・27を下方より異形差筋1・21・31
に沿わせつつカラー5と異形差筋1・21・31との間隙内
に圧入してカラー5を直接的に外方へ拡開せしめ、固定
用穴107の側壁に食いこませて異形差筋1・21・31とカ
ラー5とコッター7・27とを一体的に固定する(第2
図、第3図参照)。
〔実施例〕
以下に、本考案を図面に示す一実施例について説明す
る。
第1図において、1は異形差筋、2は該異形差筋1の下
端に一体形成された所要長の扁平状埋込み部、3は該埋
込み部2の下端部より基端方向に向けて形成された切欠
き、4は埋込み部2の基端に位置して異形差筋1の両側
に形成された段状の係止部である。5は上記の埋込み部
2に所要の間隙をもって嵌挿されると共に係止部4に係
止自在とされた筒状のカラー、6は該カラー5の下端に
形成された所要数のスリットである。7はテーパ面8と
これに続く小径の水平面9とよりなるコッターで、該コ
ッター7は所要の肉厚をもった一対の略弧状コッター部
材10をガイド兼用の連結部材11でもって対向状に連結す
ることにより形成されている。そして、上記コッター部
材10間の間隙は埋込み部2に嵌挿自在とすべく所要の大
きさに構成され、また、ガイド兼用の連結部材11はその
先端が略クサビ状に形成されると共に、埋込み部2の切
欠き3内壁面に沿って摺動すべく所要の幅に形成されて
いる。12はコッター7の頭部に固着された略椀状のキャ
ップ体である。その他、Aはドリル粉を示す。
次に、本考案の作動について説明する。
第2図に示すように、カラー5を異形差筋1に遊嵌係止
すると共に、コッター7の先部を埋込み部2とカラー5
の間隙内に差込み、連結部材11を切欠き3に若干嵌合せ
しめた状態のアンカーユニットを固定用穴107に挿入せ
しめる。そして、コッター7の下端面を穴底面に当接せ
しめ、キャップ体12内にドリル粉A等を捕捉せしめたの
ち、異形差筋1の上端部をハンマー等で下方に打撃す
る。すると、連結部材11が切欠き3の内壁面にガイドさ
れつつ摺動して内部深くまで圧入されるため、コッター
7は埋込み部2に沿って正確にカラー5との間隙内に圧
入する。コッター7の圧入に伴い、カラー5はその下端
がコッター7のテーパ面8に沿って次第に拡開し、固定
用穴107の側壁に食いこむと共に、コッター7の圧入に
伴って異形差筋1・コッター7・カラー5が互いに圧接
状態に一体化して固定する(第3図参照)。
第7図は他の実施例を示すもので、異形差筋21の埋込み
部22が断面略扁平な六角形状にされた点、コッター27が
テーパ面28を備えた筒状に形成されると共に、先端方向
に向けてスリット29が形成され、かつ、先部内周壁に埋
込み部22に沿って嵌挿すべく六角形状に形成された点が
前記第一実施例と相違し、他の部分は同一であり、同一
符号は同一部分を示す。なお、上記実施例に示す異形差
筋21は、第8図に示すように、異形差筋31の埋込み部32
を断面四角形状に形成すると共に、下端部に扁平な断面
六角形状の頭部33を形成してもよいものである。
〔考案の効果〕
本考案は上述のように構成されているから、異形差筋1
・21・31の上端部を下方に打撃することにより、キャッ
プ体12でドリル粉A等を捕捉せしめつつコッター7・27
をカラー5との間隙内に圧入せしめ、その外周面に沿っ
て直接的にカラー5を拡開作動せしめて固定用穴107の
側壁に食いこませることにより異形差筋1・21・31とカ
ラー5とコッター7・27とを一体的に固定するものであ
って、従来例に比して小さい打撃力でもって簡便に固定
作業を行うことができるのみならず、コッター7・27で
もって直接的にカラー5を拡開せしめるものであるか
ら、その拡開幅を常に均質になしえることができ、ひい
ては、常に均一な固定効果を発揮せしめることができ
る。しかも、固定用穴107内に残留するドリル粉A等は
キャップ体12でもって捕捉するものであるから、従来の
ように一々固定用穴107内に残留するドリル粉A等を除
去する必要が全くなく、ひいては、固定作業を迅速に、
しかも簡便に行うことができ、作業能率を大幅にアップ
せしめることができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すもので、第1図は分解斜
視図、第2図は組立てた状態を示す断面図、第3図は施
工後の状態を示す断面図、第4図は第2図のI-I線に沿
う断面図、第5図は第2図のII-II線に沿う断面図、第
6図は第3図の一部破断底面図、第7図は他の実施例を
示す分解斜視図、第8図は異形差筋31の変形例を示す斜
視図、第9図は従来例の組立てた状態を示す断面図、第
10図は同施工後の状態を示す断面図である。 1・21・31……異形差筋、4……係止部、5……カラ
ー、6……スリット、7・27……コッター、12……キャ
ップ体、107……固定用穴、A……ドリル粉。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】下端に係止部4を備えた異形差筋1・21・
    31と、該異形差筋1・21・31の下端部に若干の間隙をも
    って遊嵌係止されたスリット6付きカラー5と、下方よ
    り異形差筋1・21・31に沿わせつつカラー5と異形差筋
    1・21・31との間隙内に圧入してカラー5を直接的に外
    方へ拡開せしめるテーパ状のコッター7・27と、上記コ
    ッター7・27の頭部に形成された略椀状のキャップ体12
    とよりなり、上記異形差筋1・21・31をコンクリート製
    固定用穴107に打込んでドリル粉A等を捕捉せしめると
    共に、固定用穴107側壁に食いこませて異形差筋1・21
    ・31とカラー5とコッター7・27とを一体的に固定せし
    めるべく構成されてなることを特徴とするアンカーの固
    定構造。
JP1989041231U 1989-04-07 1989-04-07 アンカーの固定構造 Expired - Lifetime JPH0736965Y2 (ja)

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