JP3256766B2 - コンクリート用アンカ - Google Patents

コンクリート用アンカ

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JP3256766B2
JP3256766B2 JP24274692A JP24274692A JP3256766B2 JP 3256766 B2 JP3256766 B2 JP 3256766B2 JP 24274692 A JP24274692 A JP 24274692A JP 24274692 A JP24274692 A JP 24274692A JP 3256766 B2 JP3256766 B2 JP 3256766B2
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益夫 石原
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日本ドライブイット株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は既設コンクリート構造物
に対するかさ上げ、補強柱や間仕切壁の増設、ブロック
積みなどの新設コンクリート構造物の接合部位における
補強材として使用されるコンクリート用アンカに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】既設コンクリート構造物の表面に穿設し
た取付孔に挿入される先端部に抜止めとして働く筒状ウ
エッジとその拡開用のプラグとを具え、取付孔から突出
して新設コンクリート構造物に埋込まれる部分がコンク
リート補強材である鉄筋の一部として働く異形棒鋼で構
成されているコンクリート用アンカは既知である。
【0003】そして、この既知の異形棒鋼製コンクリー
ト用アンカは、既設コンクリート構造物に強固に固定さ
れて新設コンクリート構造物を引留める必要があり、そ
のために筒状ウエッジが取付孔の深い位置で押拡げられ
大きなコーン状破壊強度を得るように約45mm以上挿
入すること、およびコンクリートに充分に喰付いて新設
コンクリート構造物を強固に引留めるとともにその鉄筋
の一部として有効に利用されるように約450mm以上
突出することが、要求されている。
【0004】この基準に従うと、直棒状のアンカ本体が
既設コンクリート構造物の表面からかなりの長さで突出
することとなる。従って、既設コンクリート構造物が床
または基礎であってその表面から上方へ向かってアンカ
本体が突出している場合、アンカ打込みや新設コンクリ
ート打設準備などを行なう作業者は林立する多数のアン
カ本体の近くやそれらの間を工具、資材などを持って歩
行することとなる。
【0005】このため、誤って足がアンカ本体に衝り或
いは引掛かってつまずいたり転倒することがあり、その
とき直棒状のアンカ本体が身体に深く突き刺さるという
危険があり、死亡に至る事故を発生した事実もある。
の対策として、アンカ本体の基端部に通常の配筋と同様
のU形フックを湾曲形成して突き刺さりを防止すること
が考えられるが、U形フックを設けるとアンカ本体に軸
心方向の打撃力が直接加えられるように叩打することが
できず、筒状ウエッジを押拡げて取付孔内に定着させる
作業が面倒なものとなる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、アンカ本体が異形棒鋼であってその先端部
に拡開用プラグおよび取付孔に喰付く筒状ウエッジを配
備した構成のコンクリート用アンカについて、突き刺さ
りの危険をなくす機能とアンカ本体を直接叩打して打ち
損じなく打込み固定できる機能とを兼備した手段がなか
った、という点である。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明はアンカ本体の基端部基端面を先端側へ向
て屈曲部を設け、この屈曲部はアンカ本体の先端に亘
って延びる直棒部分からその断面上に頂端部を有して折
曲げられ、且つ頂端部から基端面に至る部分の少なくと
も一部が直棒部分から離れて一側方へ張出しているもの
とした。
【0008】
【作用】既設コンクリート構造物に穿設した取付孔に先
端部を挿入し、アンカ本体の直棒部分の断面上に位置す
る頂端部をハンマなどで叩打することにより、打撃力が
軸心方向へ加えられ打ち損じなく筒状ウエッジを押拡
固定する。アンカ本体の基端部は前記の頂端部で一側方
へ折返し状に曲げられ且つ少なくとも一部が直棒部分か
ら離れて一側方へ張出しているので、その上に人が倒れ
ても屈曲部に衝るため深く突き刺さるということがなく
なる。
【0009】
【実施例】図面を参照して本発明の実施例を説明する。
図1は第一実施例を示すものであって、所定長さの異形
棒鋼からなるアンカ本体1の先端部に小径軸部2とそれ
より先端へ向かって大径となる円錐状の拡開用プラグ3
と異形棒鋼の残存部4とが順に連続形成されており、長
方形の金属板に先端縁から基端へ向かって適宜長さ延び
る複数の割溝22を設けたものを小径軸部2および拡開
用プラグ3にかぶせて異形棒鋼の最大径と等しいかまた
は少し小さい外径の円筒形に丸めることによって形成さ
れた筒状ウエッジ21が装着されている。
【0010】このアンカ本体1の基端部は180度曲げ
られて先端に亘って延びる直棒部分5に沿折返され
次でほぼ直角に外側方向へ曲げられて張出し、更に直棒
部分5と平行に先端方向へ曲げられており、こによっ
て基端面6が先端へ向けられた屈曲部7を形成してい
る。
【0011】また、屈曲部7の直棒部分5に沿う折返し
個所の頂端部8は直棒部分5の断面上およびその隣接個
所に位置しており、既設コンクリート建造物の取付孔に
アンカ本体1の先端部を挿入してハンマなどで叩打する
とき、習慣的に最も突出している部分である頂端部8を
叩打するのでアンカ本体1の軸心方向へ打撃力を直接
え、打ち損じることなく打込むことができる。
【0012】尚、本実施例のコンクリート用アンカは取
付孔をアンカ本体の1の外径と等しい径に形成してその
孔底まで打込み、基端方向へ少し引抜くことによって孔
壁に接触係止している筒状ウエッジ21の先端部を拡開
用プラグ3が押拡げて孔壁に喰付かせ固定するものであ
る。
【0013】そして、既設コンクリート構造物の表面に
突出したアンカ本体1の基端部一側方へ形成されている
屈曲部7は、頂端部8の短い折返し個所を除いて直棒部
分5から離れておりアンカ本体1を実質的に広幅として
いるので、その上に人が倒れても屈曲部7に衝って直棒
部分5が深く突き刺さることが防止される。また、頂端
部8附近は異形棒鋼の端面の二倍の面積をもつため人体
に刺さりにくい。
【0014】図2は第二実施例を示すものであって、所
定長さの異形棒鋼からなるアンカ本体1の先端部にねじ
9が形成されており、先端部に複数の割溝22を有する
筒状ウエッジ21の基端のめねじ部23がねじ9に螺装
されているとともに、筒状ウエッジ21に先端側から円
錐状の拡開用プラグ25が嵌込まれている。
【0015】このアンカ本体1の基端部は先端に亘って
延びる直棒部分5と90度よりも少し小さい開き角度で
外側方向へ曲げられて一側方へ張出し、更に直棒部分5
とほぼ平行に先端方向へ曲げられており、これによって
基端面6が先端へ向けられた屈曲部10を形成してい
る。
【0016】また、屈曲部10の直棒部分5からの折曲
げ個所はアンカ本体1全体の頂端部11を形成している
とともに直棒部分5の断面上に位置しているので、既設
コンクリート構造物の取付孔に挿入してハンマなどで叩
打するとき最も突出している部分である頂端部11を習
慣的に叩打して確実に打込むことができる。
【0017】尚、本実施例のコンクリート用アンカは取
付孔を筒状ウエッジ21の外径と等しい径に形成してそ
の孔底に拡開用プラグ25が接したとき充分に打込むこ
とにより筒状ウエッジ21の先端部が押拡げられて孔壁
に喰付き固定するものである。
【0018】そして、既設コンクリート構造物の表面に
突出したアンカ本体1の基端部一側へ形成されている屈
曲部10は全体が直棒部分5から離れており、その上に
人が倒れても突き刺さるということがない。
【0019】図3はアンカ本体1の基端部を先端に亘っ
てのびる直棒部分5と90度よりも少し小さい開き角度
で外側方へ曲げ、基端面6が斜め先端方向へ向けられた
屈曲部12を形成した本発明の第三実施例であって、こ
の屈曲部12の直棒部分5からの折曲げ個所は直棒部分
5の断面上に位置してアンカ本体1全体の頂端部13を
形成している。
【0020】尚、アンカ本体1の先端部に配備される拡
開用プラグ3、15、筒状ウエッジ21の形状、構造は
図1、図2のものに限らないこと、および屈曲部7、1
0、12は基端面6が先端側へ向けられ且つ頂端部8、
11、13から基端面6に至る部分の少なくとも一部が
直棒部分5から離れていればその形状は任意である。
【0021】
【発明の効果】 以上のように既設コンクリート構造物の
表面から大きく突出する直棒状のアンカ本体の基端部を
直棒部分の断面上に頂端部を位置させて折曲げ、且つ一
側方へ張出して屈曲させた本発明によると、頂端部を叩
打して打撃力を軸心方向へ直接加え、打ち損じなく確実
に打込んで固定することができる。また、床や基礎から
上方へ多数本が林立していて人が誤ってその上に倒れて
も屈曲部が受止めて身体に深く突き刺さるのを防止し、
安全性を高めるものである。更に、側方に曲げられた屈
曲部は新設コンクリート構造物に埋込まれたときフック
として働き、大きな定着力を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施例の一部切載した正面図。
【図2】本発明の第二実施例を示す一部切載した正面
図。
【図3】本発明第三実施例を示す正面部分図。
【符号の説明】
1 アンカ本体, 3,15 拡開用プラグ, 5 直
棒部分, 6 基端面, 7,10,12 屈曲
部, 8,11,13 頂端部, 21 筒状ウエッ
ジ,
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04B 1/41 503 E04C 5/01 F16B 13/06

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 異形棒鋼からなるアンカ本体と、その先
    端部に配備された先端側が大径の拡開用プラグおよび前
    記プラグにより先端部が押拡げられる筒状ウエッジとを
    具えたコンクリート用アンカにおいて、前記アンカ本体
    の基端部に屈曲部が基端面を先端側へ向けて設けられて
    おり、前記屈曲部は前記アンカ本体の先端に亘って延び
    る直棒部分からその断面上に頂端部を有して折曲げら
    れ、且つ前記頂端部から基端面に至る部分の少なくとも
    一部が前記直棒部分から離て一側方へ張出しているこ
    とを特徴とするコンクリート用アンカ。
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