JP4368941B1 - バンドの巻回通路形成工事用工具およびバンドの巻回通路形成工事方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】作業量と作業時間の軽減を図り、排除する地は無視できる程に少なくして、建物間が狭い場所にあっても容易に作業してバンドの巻回通路を形成する。
【解決手段】半円形状に形成された細長の棒状をなし、該排水配管の外面に沿って挿入される内面形状を備え、該棒状本体の一部を構成して槍穂先状とされ、前記バンドを引掛ける引掛け部が形成され、および前記棒状本体の一部を構成し、打撃部を有して打撃面が前記排水配管内にあって排水配管の中心から棒状本体側の方向に指向して形成され前記排水配管の近傍の土地に立脚され、前記打撃部がハンマーによって打撃されたときに、前記棒状本体の外面との当接によって、該棒状本体を前記排水配管の外面に沿って挿入進行させる反力を付与する立脚体を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、分岐管を排水配管に取りつけるに際してこの分岐管を排水配管に締めつけるために、排水配管の周囲に巻回されるバンドの巻回通路形成工事用工具およびこの工事用工具を用いたバンドの巻回通路形成工事方法に関する。
集合住宅等の各戸排水処理のために、公共桝等に接続される分岐管と排水配管とを接続されるが、この接続のために接続継手が用いられる。この接続継手の一部として、分岐管を排水配管に取りつけるに際してこの分岐管を排水配管に締めつけるために、排水配管の周囲に巻回させて設けるバンドが用いられる。
このバンドを排水配管の周囲に巻回させるために、排水配管の周囲の、特に排水配管下側にある土砂を排除してバンドの巻回通路を形成することが行われる。従来、このバンドの巻回通路形成のためにスコップを用いて、排水配管の周囲の土砂を排除してバンド自体の大きさに比べて比較的大きなバンドの巻回通路を形成していた。
従来、このスコップを改良してより小さな穴を掘削する方法が採用されて来た。特許文献1には、スコップショベルを可倒式として任意の角度で固定できるようにした工具が記載されている。また、特許文献2には、先端金具の角度を可変にしたスコップが記載されている。
特開2004−44333号公報 特開2003−20673号公報
上述のように、排水配管の周囲にバンドの巻回通路を形成するために改良された各種のスコップが用いられて来たが、スコップに付属するショベルを用いるためにショベルの設置手段、ショベル形状について改良してもショベルの幅の堀削は必要であって、巻回するバンドの幅に比べれば比較的に大きめの通路とせざるを得ないものであった。特に、排水配管の下部部分にある土砂の排除には多くの作業量、作業時間を要している。このために、バンドの巻回通路の形成に当っては作業のために周囲に作業領域を必要として集団住宅地のような建物間が狭い場合あるいは公共道路のように幅広く掘削できない場合には作業が困難になるばかりでなく、堀削により排除した土砂も多量のものとなり、作業量もかなりのものとなっていた。
本発明は、かかる点に鑑みて作業量、作業時間の軽減を図り、排除する土砂の量を無視できる程に少なくして、建物間が狭い場所にあっても容易に作業してバンドの巻回通路を形成することができる工事用工具、およびこの工事用工具を用いたバンドの巻回通路形成工事方法を提供することを目的とする。
本発明は、分岐管を排水配管に取りつけるに際して該分岐管を該排水配管に締めつける、該排水配管の周囲に巻回されるバンドの巻回通路を該排水配管の周囲の土地に形成するバンドの巻回通路形成工事用工具であって、
半円形状に形成された細長の棒状をなし、該排水配管の外面に沿って挿入される内面形状を備えた棒状本体、該棒状本体の一部を構成して槍穂先状とされ、前記バンドを引掛ける引掛け部が形成された先端部、および前記棒状本体の一部を構成し、打撃部を有して打撃面が前記排水配管内にあって排水配管の中心から棒状本体側の方向に指向して形成された後端部を有して構成された細長棒状体と、
前記排水配管の近傍の土地に立脚され、前記打撃部がハンマーによって打撃されたときに、前記棒状本体の外面との当接によって、該棒状本体を前記排水配管の外面に沿って挿入進行させる反力を付与する立脚体と、の組みから形成されること
を特徴とするバンドの巻回通路形成工事用工具を提供する。
本発明は、また、前記後端部には前記打撃部に一体に、もしくは近傍に前記細長棒状体を引き抜く棒状体引抜き部が形成され、前記立脚体には該棒状体引抜き部を引掛ける引掛け部が形成されることを特徴とするバンドの巻回通路形成工事用工具を提供する。
本発明は、また、前記先端部に形成された引掛け部は貫通する孔部によって形成されることを特徴とするバンドの巻回通路形成工事用工具を提供する。
本発明は、また、前記棒状本体の一部を収納する溝を有し、該溝に前記棒状本体の一部を収納した状態で、加えられた外力によって前記細長棒状体を排水配管上に押しつける細長棒状体固定体が組の一部として設けられることを特徴とするバンドの巻回通路形成工事用工具を提供する。
本発明は、また前記いずれかに記載した工事用工具を用いたバンドの巻回通路形成工事方法において、
前記細長棒本体を前記排水配管上にセットし、前記立脚体を排水配管に接触させてセットし、前記打撃部をハンマーによって連続して打撃して、前記細長棒状体を前記立脚体から付与される反力を利用して、前記排水配管の外面に巻回するように回転させ、所定の位置まで該細長棒状体が巻回したときに、前記引掛け部に前記バンドを引掛けて駆動体によって該細長棒状体を反転させ、以って前記バンドを該細長棒状体の巻回によって形成された通路を通して該排水配管の周囲に巻回させること
を特徴とするバンドの巻回形成工事方法を提供する。
本発明は、また、前記立脚体に形成した引掛け部を前記棒状体引抜き部に引掛けて、前記駆動体によって前記立脚体を移動させて前記細長棒状体を反転させることを特徴とするバンドの巻回形成工事方法を提供する。
本発明は、上述のように構成された細長棒状体と立脚体との組みになるバンドの巻回通路形成工事用工具を用いているので、バンドの巻回通路は棒状本体が挿入進行する断面積とされるので、その断面積は極めて小さくされて、作業量、作業時間の軽減を図ることができ、排除する土砂は無視できる程に小量とすることができる。
本発明の実施例の一状態を示す構成図。 本発明の実施例の他状態を示す構成図。 排水配管と分岐管との間に設けるバンドを示す図。 実施例で用いる細長棒状体の構成を示す図。 実施例で用いる立脚体の構成を示す図。 本発明の実施例のフローチャート図。 図1および図2に示す例の変形例を示す構成図。 図7で用いる細長棒状体固定体の構成を示す図。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図1および図2は、本発明の実施例を示し、図1は、下水道支管取付作業手順において、細長棒状体を排水配管の周囲に沿って挿入進行させている状態を示し、図2は、細長棒状体を所定の位置まで挿入進行させたときに、細長棒状体の先端部にバンドを取り付けセットした状態を示す。
図1および図2によって本実施例であるバンドの巻回通路形成工事用工具100を説明する前に、図3によって排水配管と分岐管との間にセットされるバンド並びにこのバンドが用いられる排水配管と分岐管との取り付け状況を説明する。
図3において、排水配管(排水本管)1に分岐管あるいは取付管(以下、分岐管という)2が取りつけられる。分岐管2は、その取りつけ部に、支持部4と排水配管1に設けられた取り出し口を塞ぐカバー5からなる支持体(継手)3を備えている。
カバー5、すなわち支持体3を排水配管1にしっかりと固着し、締めつけるためにカバー5上にバンド6が設けられる。このバンドは支持部4の両側に配設され、ステンレススチール製のバンド帯あるいは番線で構成される。ここではこれらのバンド帯あるいは番線を総称してバンドと表現する。バンドの一端には締めつけのために巻回されたバンドの直径を狭めることのできる締めつけ装置が取りつけられている。バンドは色々のものがあり、各種構造のバンドが知られており、本実施例においてこれら公知のバンドが使用されるが、バンド自体は本実施例の内容をなさない。分岐管2には公共桝(マス7が取りつけられ、更に立ち上り管8が設けられている。
図1において、下水道支管取付作業を行う場合に、排水配管1が予め形成された堀10の中の土砂11の中に、あるいは堀10のない土砂11の中に下部の約半分が埋め込まれて埋め込み完了とされる。図1の例にあっては堀10が形成してあり、この中に土砂11が入れられ、土砂11の中に排水配管1の下部半分が埋め込まれている。図1に示す例にあっては土砂は排水配管1の下部半分が埋め込まれた場合の工事方法を示しているが、排水配管1全体が土砂11に埋め込まれている場合にも本実施例を適用できる。この場合には、作業の開始に際して排水配管1の上部の土砂を取り除くことを行う。この作業は上部の土砂であり、極めて容易に取り除くことができる。バンドの巻回通路形成工事用工具100は、細長棒状体21と立脚体41との組で構成される。
このような状態においてセット準備がなされる。セット準は、細長棒状体21を排水配管1の上にセットし、また立脚体41を排水配管1に横側であってこれに接触させて土砂11に、場合によっては堀10を貫通させて立脚させることによってセットされる。立脚体41は垂直方向に立脚させることが後述する反力の付与作用の点で望ましい。そして、細長棒状体21は排水配管1の上面にセットされるのが作業のやり易さから望ましい。
図4に細長棒状体21の詳細を、そして図5に立脚体41の詳細を示す。
図4において、細長棒状体21は、棒状本体22を備え、この棒状本体22は、排水配管半周ほどの半円形状に形成された細長の棒状をなし、排水配管1(図1)の外面に沿って挿入される内面形状23を備える。この棒状本体21は、その一部を構成して槍穂先状とされ、バンド6(図1)を引掛ける引掛け部24を形成した先端部25を備える。図4には、引掛け部24として内面形状23から外面形状26に対して直角方向である排水配管の長手方向にあけられた孔27および切り欠き(ノッチ)28が形成してある。あるいは、垂直方向に貫通する孔あるいは切り欠きを形成してもよい。孔27および切り欠き28の双方を設けてもよいが、一方のみでも充分である。要は、バンド6を引掛ける適する構造,構成のものであればよく、使用するバンド形状に合わせて孔の形状、切り欠き形状を設定する。槍穂先状は最終端において排水配管1の外面に沿うようにして先細としてあり、後述する挿入進行の際に土砂による抵抗を少なくなるようにしている。
また、この棒状本体21は、その一部を構成する打撃部31を有する後端部30を備える。打撃部31は平面状の打撃面を備える。棒状本体21は、図4に示すように、後端部30から先端部25に行くに従って細長で断面四角形の平板形をなし、上述のように半円形状の内側に内面形状23、そして外側に外面形状26が形成される。平板形であるので、排水配管の長手方向で板厚さ一定とされているが、この形状に特定、限定される必要はない。このような形状において、打撃面32は広くなった平板形のその広さ方向に向け、所定の角度を設けて形成される。打撃部31は一枚の長方形状の平板を図4で逆くの字状に折り曲げられ、その一部が打撃面32を有する打撃部分となり、もう一方の平板は排水配管1の中心に向けて配設された支持部35となる。打撃部31すなわち打撃面32は棒状本体22の板厚より大きな板幅を有して、打撃しやすくしてある。このようにして形成された打撃部31は、溶接によって棒状本体22に一体化され、前述したように、棒状本体22の一部をなして後端部30を形成することになる。
打撃面32の裏面部は、棒状体引抜き部(引抜き作用部)33とされる。棒状本体22の後端部30には持ち運びを容易にするために平板の一部に孔34が形成してある。
図4に示すように、棒状本体21は細長の棒状をなし、先端部25に向けて漸次細くなり、先端部25において槍穂先状としてある。先端部を槍穂先状として抵抗を少なくなるようにすればよく、途中の部分は同一の太さ形状にすることができるが、図4に示す形状とすることが望ましい。また、棒状本体21はステンレススチール材で形成してあるが、打撃に耐えるものであれば他の鉄鋼材で形成してもよい。
図5は、立脚体41の構造を示す。図5において、立脚体41は垂直方向に伸びる立脚本体42からなり、立脚本体42は、その一部をそれぞれ構成する先端部43および後端部44を備える。この例では、立脚体42を垂直方向に伸びる立脚本体42を用いているが、排水配管側あるいは反対側に反った形状のものであってもよい。立脚本体42は細長のクイ状をなす棒状体で形成され、その一端側に前述の棒状本体22の板厚よりもやや広めにした溝45が形成されたレール面46を有するレール形状としてある。先端部43は、このレール面46に向けて先細とした先細形状47としてあり、打ち込み易い形状としてある。
後端部44は、一枚の平板をくの字の折り曲げた操作部材48からなり、操作部材48は打ち込み部49および棒状体引き抜き部50から構成される。打ち込み部49は立脚本体42の断面面積に比べてやや広めに形成としてあり、これによって溝45を覆い、棒状体引き抜き部50は先端部方向に折り曲げられ、立脚本体42との間に間隙51が設けられる。このようにして形成された操作部材48の打ち込み部49は、溶接によって立脚本体42に一体化され、立脚本体42の後端部44の一部を形成する。
立脚体41はステンレススチール材で形成してあるが、打撃に耐えるものであれば他の鉄鋼材で形成してもよい。
図1に戻って、以下のように構成された細長棒状体21と立脚体41とは、図1に示すように、セット準備される。すなわち、細長棒状体21を排水配管1の上面に接触してセットと、また立脚体41を溝45が排水配管1に向くようにして排水配管1に接触してセット準備する。接触させることは絶対条件ではなく、近傍配置するようにしてもよい。
このようにセット準備完了すると、棒状本体22はその一部が立脚本体42の溝45に挿入され、溝底に接触される。
図1からも判るように、細長棒状体21の半円形状は、排水配管1の直径形状に多少のクリアランスを置いて約半周程度巻回するものとしてあり、従って、排水配管1の直径形状に適合する半円形状を備える細長棒状体21が複数の細長棒状体の中から選択される。排水配管1の直径は複数あるが、規則で定められており、この規則に適合する半円形状を有する細長棒状体21を準備すれば足り、数多く準備する必要はない。
立脚体41は、排水配管1の大きさにかかわらず一本準備すれば充分であるが、細長棒状体21の板厚に対応して溝形状を変えるような場合は、板厚に対応して準備することになる。前述のように、溝45の開口方向を排水配管1の方向に向けレール46を排水配管方向に向け、棒状体引き抜き部50の開放方向が排水配管とは逆方向になるように配置し、ハンマー(図示せず)によって打ち込み部49を打撃して立脚体41を土砂11にしっかりと固定する。
このようにして立脚体42を立脚させた後に、細長棒状体21をその一部が溝45に挿入されるようにして、その外面を溝底に接触させ、セット完了させる。
打撃面32は、その打撃方向が排水配管内にあって、排水配管1の中心0から棒状本体22に指向して設定される。図1の例にあっては、平板状の打撃面としてあるが、平板状以外の形状の打撃面とする場合にあっても、打撃面の打撃方向は、排水配管内にあって、排水配管1の中心0から棒状本体22に指向して設定される。この打撃方向は、図1において角度αで示されている。角度αは反力が最大になる点を中心にして定めればよい。このような配置状態下に、ハンマー55によって打撃面32を打撃する。打撃部30がハンマー55によって打撃されたときに、棒状本体22の外面との当接によって、棒状本体22を排水配管1の外面に沿って挿入進行させる反力が立脚体41によって付与されることになる。連続してハンマー55によって打撃面32を打撃すると、細長棒状体21は反力よって排水配管1を巻回する方向に挿入進行させられ、図2に示す状態となる。
図2に示す状態では細長棒状体21の先端部25および後端部30は土砂11から露出状態にある。従って、引掛け部24の孔27は土砂11から露出する。この孔27にバンド6(図2の例では番線)を通して、この孔27にバンド6を係合させる。
一方、立脚体41を土砂11から引抜き、倒置して180°回転され、棒状体引き抜き部50を打撃面32の後面の接触面に形成される棒状体引抜き部33(図4)に係合させる。
細長棒状体21のバンド6への係合および棒状体引き抜き部50への係合を完了すると、図示しない重機による駆動体あるいは人力によって立脚体41を上方へ引上げる。この上方への引き上げは棒状体引き抜き部50と細長棒状体21との係合がはずれないように行う。
立脚体41の引き上げによって細長棒状体21は挿入時とは逆方向に反転して巻回される。この時に、細長棒状体21に係合されたバンド6は、引抜かれた細長棒状体21の跡に形成された引き抜き跡がバンド6の巻回通路として利用される。従って、バンド6の下側を通過させるに当って、排水配管1の下側に形成されるバンド通過用の通路の大きさは細長棒状体21によって形成された引き抜き跡で充分である。この引き抜き跡は従来のものに比べれば充分に小さく、バンドの断面積よりもやや広目のものである。排水配管1の下側を巻回されたバンド6は所定の手法に従って、分岐管2を排水配管1に固着、締めつけるために用いられることになる。
なお、細長棒状体21の引抜きに際して前述のように構成した立脚体41を用いているが、この立脚体41を用いることなく、ワイヤ等を打撃部31に引掛けて駆動体によって直接引抜くようにしてもよいが、組として形成された立脚体41を活用するようにした方が望ましい。
図6は、以上のようにして構成した組の細長棒状体21と立脚体41とを用いて行うバンドの巻回形成工事方法のステップを示すフローチャートである。
図6において、土砂中に排水配管の下半分を埋め込む。場合によっては、排水配管上部にある土砂をスコップ等で排除する(S1)。セット準備を行う。セット準備は、細長棒本体21を排水配管上にセットと、立脚体41を排水配管1に接触させ、あるいは近傍に立脚させてセットすることから行う(S2)。
打撃部30の打撃面32をハンマー55によって連続して打撃し(S3)、細長棒状体21を立脚体41から付与される反力を利用して巻回させる(C34)。この巻回は排水配管1の約半周であってその下側を通してなされる。
先端部25が土砂11から露出したところで打撃を止め、引掛け部24、例えば孔27にバンド6を引掛けて引抜き準備セットをする(S5)。
駆動体によって細長棒状体21を反転させる(S6)。この反転させるに当って、立脚体41を土砂11から引き抜き、倒置して(S7)、立脚体41の棒状体引抜き部50に細長棒状体21を係合させて双方が引抜きのためのセット準備が完了すると、立脚体41を上方に移動させる(S8)。この移動によって細長棒状体21が通った跡に形成された通路を細長棒体21と一体に通してバンド6を排水配管1の下側の半周ほど巻回させる(S8)。両端が排水配管1の下側を通り、土砂から露出したバンド6を分岐管2および排水配管1に固着し、締めつけを行う(S9)。
図7に、図1および図2に示すバンドの巻回通路工事用工具およびバンドの巻回形成工事方法を変形したバンドの巻回通路工事用工具およびバンドの巻回形成工事方法を示す。
図1に示す構成と同一の構成には同一の番号を付与し、先の説明を援用するものとする。図2の状態は同一になるので図示しない、
図7に示す例にあっては、細長棒状体固定体61が組の一部として用いられる。
図8に、この細長棒状体固定体61の詳細を示す。図8において、細長棒状体固定体61は、一枚の長方形板材を塑性変形させることによってその中央部に突起部62を形成し、その内部に溝63を形成したことを特徴とする。側方の平部64、65は平面としてあるが、排水配管1の直径に合わせて曲面としてもよい。溝63の溝幅は溝45と同様に棒状本体22の板厚より若干大きくして棒状本体22の一部を収納できるものとしている。
図7において、このように形成した細長棒状体固定体61を細長棒状体21の上面に載置し、棒状本体22の一部を溝63に収納する。
このようにして載置した状態で、人の足でもしくは重機で細長棒状体固定体61を排水配管1に押しつけて固着する。この状態にあっても溝63の溝幅は若干棒状本体22の板厚よりも大きいので、ハンマー55で打撃部31を打撃しても細長棒状体21の巻回には影響がなく、打撃に伴う細長棒状体21のブレをなくして、効率よく打撃力を立脚体41に伝え、反力を大きくすることができる。従って、この例によれば、棒状本体22の一部を収納する溝63を有し、この溝63に棒状本体22の一部を収納した状態で、加えられた外力によって細長棒状体21を排水配管上に押しつける細長棒状体固定体61が組の一部として設けられる。
1…排水配管(排水本管)、2…分岐管(取付管)、6…バンド、11…土砂、21…細長棒状体、22…棒状本体、23…内面形状、24…引掛け部、25…先端部、26…外面形状、27…孔、28…切り欠き、30…後端部、31…打撃部、32…打撃面、33…棒状体引抜き部(引抜き作用部)、41…立脚体、42…立脚本体、43…先端部、44…後端部、45…溝、46…レール面、47…先細形状、48…操作部材、49…打ち込み部、50…棒状体引き抜き部、51…間隙、55…ハンマー、61…細長棒状体固定体、62…突起部、63…溝、100…バンドの巻回通路形成工事用工具。

Claims (6)

  1. 分岐管を排水配管に取りつけるに際して該分岐管を該排水配管に締めつける、該排水配管の周囲に巻回されるバンドの巻回通路を該排水配管の周囲の土地に形成するバンドの巻回通路形成工事用工具であって、
    半円形状に形成された細長の棒状をなし、該排水配管の外面に沿って挿入される内面形状を備えた棒状本体、該棒状本体の一部を構成して槍穂先状とされ、前記バンドを引掛ける引掛け部が形成された先端部、および前記棒状本体の一部を構成し、打撃部を有して打撃面が前記排水配管内にあって排水配管の中心から棒状本体側の方向に指向して形成された後端部を有して構成された細長棒状体と、
    前記排水配管の近傍の土地に立脚され、前記打撃部がハンマーによって打撃されたときに、前記棒状本体の外面との当接によって、該棒状本体を前記排水配管の外面に沿って挿入進行させる反力を付与する立脚体と、の組みから形成されること
    を特徴とするバンドの巻回通路形成工事用工具。
  2. 請求項1において、前記後端部には前記打撃部に一体に前記細長棒状体を引き抜く棒状体引抜き部が形成され、前記立脚体に該棒状体引抜き部を係合させる棒状体引抜き部が形成されることを特徴とするバンドの巻回通路形成工事用工具。
  3. 請求項1において、前記先端部に形成された引掛け部は貫通する孔部によって形成されることを特徴とするバンドの巻回通路形成工事用工具。
  4. 請求項1において、前記棒状本体の一部を収納する溝を有し、該溝に前記棒状本体の一部を収納した状態で、加えられた外力によって前記細長棒状体を排水配管上に押しつける細長棒状体固定体が組の一部として設けられることを特徴とするバンドの巻回通路形成工事用工具。
  5. 請求項1から請求項4のいずれかに記載した工事用工具を用いたバンドの巻回通路形成工事方法において、
    前記細長棒状体を前記排水配管上にセットし、前記立脚体を排水配管に接触させてセットし、前記打撃部をハンマーによって連続して打撃して、前記細長棒状体を前記立脚体から付与される反力を利用して、前記排水配管の外面に巻回するように回転させ、所定の位置まで該細長棒状体が巻回したときに、前記先端部に形成された引掛け部に前記バンドを引掛けて駆動体によって該細長棒状体を反転させ、以って前記バンドを該細長棒状体の巻回によって形成された通路を通して該排水配管の周囲に巻回させること
    を特徴とするバンドの巻回形成工事方法。
  6. 請求項2に記載した工事用工具を用いたバンドの巻回通路形成工事方法において、前記立脚体に形成した棒状体引抜き部を前記細長棒状体の前記棒状体引抜き部に係合させて、前記駆動体によって前記立脚体を移動させて前記細長棒状体を反転させることを特徴とするバンドの巻回形成工事方法。
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