JP2014084603A - 杭及び杭ユニット - Google Patents

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Takeya Kawakami
健也 河上
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Abstract

【課題】回転しながら地面に侵入する杭において、曲げる力にも強いものを提供する。
【解決手段】杭Xとして、先端が尖った真っ直ぐな棒体からなる軸部10と、軸部10の外周に螺旋状に巻き付くように設けられる凸条であって、先端側の端部が尖った形状又はくさび形状に形成されたスクリュー部20とを設け、さらに望ましくは、軸部10の上端近傍に、軸部10にほぼ垂直な面を有する板体からなる止め板30を設ける。
【選択図】図1

Description

本発明は、テントや支柱などを固定するために使用する杭に関する。
一般的な杭は、先端が尖った棒体により形成され、上部をハンマーなどで打ち込むことで地面に突き刺して固定するものである。このような杭を地面に打ち込むのは、大きな抵抗がかかるので重労働であり、また、摩擦力のみによる固定なので、上方に抜けやすいという問題がある。
これに対して、下記特許文献には、平鋼を捻った杭が示されている。このような構成を有する杭によれば、上方から打撃すると回転しながら地面に侵入していくので、比較的抵抗が少なく。上方に抜く際も真上にそのまま抜けないので従来の杭よりもしっかりと固定することができる。
特願2001−323460号公報
しかし、上記特許文献に記載の発明は、平鋼を捻ったものであるので、曲げる力に対して弱く、上方からの打撃がずれると曲がってしまう恐れがあり、地面から上方に出ている部分も横方向に関して大きな力を支えることが難しい。
本発明は、このような問題に鑑み、回転しながら地面に侵入する杭において、曲げる力にも強いものを提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、本発明は次のような構成を有する。
請求項1に記載の発明は、先端が尖った真っ直ぐな棒体からなる軸部と、前記軸部の外周に螺旋状に巻き付くように設けられる凸条であって、先端側の端部が尖った形状又はくさび形状に形成されたスクリュー部とを有する杭である。
請求項2に記載の発明は、前記杭において、前記軸部の上端近傍に、軸部にほぼ垂直な面を有する板体からなる止め板が設けられるものである。
請求項3に記載の発明は、前記杭において、前記軸部の上端に穴又はリングが設けられたものである。
請求項4に記載の発明は、前記スクリュー部は通るが、止め板は通らない大きさ穴からなる固定穴が2以上形成された板体の上面に連結金具が設けられたベースプレートと、前記固定穴の数と同数の請求項2又は3に記載の杭とを有する杭ユニットである。連結金具としては、リング、ボルト、雌ねじ、フックなど、固定対象物に連結できる公知の手段が例示される。
請求項5に記載の発明は、前記スクリュー部は通るが、止め板は通らない穴からなる固定穴が2以上形成された板体と、当該板体の上面に設けられる連結金具とを有するベースプレートである。
請求項1に記載の発明は、軸部の下端を地面に付けて上端を打撃すると、先端が尖っているのでこの部分が地面に突き刺さり、さらに、スクリュー部の先端が地面に達すると、スクリュー部の先端が地面に突き刺さる。スクリュー部はらせん状に形成されているので、軸部がさらに地面内に進行すると、スクリュー部は地面から回転させようとする力を受け、スクリュー部及びこれに一体に形成される軸部は回転することとなり、結果として、杭全体が回転しながら地中に刺さっていくこととなる。そして、軸部が棒体であるとともにスクリュー部が棒体の外周を支持することで、板体で構成する杭に比較して曲げ強度を大きくすることができる。
請求項2に記載の発明は、軸部の上端近傍に止め板を設けることで、軸部は止め板が地面に達したところでそれ以上は地面内に進行できなくなるので、軸部全部が地面内に進入してしまうことを防ぐことができる。
請求項3に記載の発明は、軸部の上端に穴又はリングを設けることで、ワイヤーなどを固定することができる。また、適当な棒を挿入することで、杭を回転させるためのハンドルを形成でき、杭を回転させながら抜き取る際に用いることができる。
請求項4に記載の発明は、地面にベースプレートを載置し、各固定穴から上記杭を地面に刺して止め板がベースプレートに当接するまで地面に刺し込む。これにより、ベースプレートは複数の杭により地面に固定されることとなるので、係合手段を強固に地面に固定することができる。
請求項5に記載の発明は、請求項2又は3に記載の杭とともにサブコンビネーションとして、コンビネーションとなる請求項4に記載の杭ユニットを形成することができる。
(a)は実施形態1に係る杭の正面図であり、(b)は実施形態1に係る杭の平面図であり、(c)は実施形態1に係る杭の底面図である。 実施形態1に係る杭の先端近傍の拡大縦断面図である。 実施形態1に係る杭の使用状態を示す正面図である。 (a)は、実施形態2に係る杭ユニットを構成するベースプレートの平面図であり、(b)は実施形態2に係る杭ユニットを構成するベースプレートの正面図である。 実施形態2に係る杭ユニットの使用状態を示す正面図である。 実施形態の変形例に係る杭の先端近傍の拡大縦断面図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
(実施形態1)
図1(a)に実施形態1に係る杭Xの正面図を、図1(b)に杭Xの平面図を、図1(c)に杭Xの底面図を示す。杭Xは、軸部10、スクリュー部20、止め板30とから構成される。軸部10は先端が尖った真っ直ぐな鋼製の棒体であり、上端側に軸部10の長手方向に垂直な穴11が設けられている。図2に杭Xの先端近傍の拡大縦断面図を示す。スクリュー部20は、鋼製の丸棒を軸部10の外周に当接するようにコイル状に曲げたものであり、軸部10外周面に溶接固定される。また、スクリュー部20の先端側は尖った形状に形成されている。止め板30は、円板状の鋼板であり、中央に軸部10が嵌る穴が形成されることで、軸部10のスクリュー部20よりも上側の位置に嵌められ溶接固定されている。
次に、以上のような構造を有する杭Xの使用方法について説明する。使用に際しては、地面に杭Xの先端を設置させて、後端側をハンマーなどで殴打することで杭Xを先端から地面に進入させていく。スクリュー部20の先端が地面に達すると、スクリュー部20は斜めに地面に入り、軸部を回転させる力が発生するので、杭Xは回転しながら地面に侵入していく。所望の深さまで杭Xが地面に刺さったら作業は完了する。なお、止め板30が地面に当接するとそれ以上は杭Xは地面に侵入することはできないので、無作為に杭Xの先端を打ち付けても杭Xが全部地面内に埋まってしまうことはない。このようにして地面に固定した杭は、ポールやテントの支持に用いたり、柵などに使用したりすることができる。そして、杭Xを地面から抜く場合は、杭X上端の穴11に適当な棒を挿入し、この棒をハンドルとしてスクリュー部20に地面から離れる力が生じる方向に回転させればよい。このような操作により比較的容易に杭Xを地面から抜くことができる。
図3に杭Xを3本使用してポールPを支持した例を示す。ポールPは杭Xの軸部10後端が嵌る中空の管体であり、側面に二箇所対向する位置にリングが溶接固定されている。杭Xは一本を地面に垂直に固定し、残りの二本は垂直に固定した杭Xを中心に対称となるように斜めに地面に固定する。そして、垂直に固定した杭Xの後端にポールPの下端を挿入し、ポールPのリングと斜めに固定した杭Xの穴とをワイヤーWで連結することで固定が完了する。なお、ワイヤーW部分には、ターンバックルを介在させてテンションを調節できるようにしてもよい。
(実施形態2)
次に、実施形態2に係る杭ユニットYについて説明する。杭ユニットYは、上記杭Xとベースプレート40とから構成される。図4(a)にベースプレート40の平面図を示し、図4(b)にベースプレート40の正面図を示す。ベースプレート40は、正方形状の鋼板であり、中心に対称に4つの貫通孔である固定穴41が設けられている。固定穴41は、杭Xのスクリュー20は通ることができるが、止め板30は通ることができない大きさに設定される。また、中央に上端側外周に溝が形成された鋼製の円柱からなる固定部42が溶接固定され、さらに、固定部42の上面には連結金具となる鋼製のリング43が溶接固定されている。
次に、杭ユニットYの使用方法について説明する。まず、設置する地面にベースプレート40を置く。次に、ベースプレート40の固定穴41のほぼ中心に、杭Xの先端を接触させ、杭Xをほぼ鉛直状態として、杭Xの後端をハンマーなどで殴打することで、杭Xを地面に打ち込んでいく。杭Xは上述したようにスクリュー部20の働きで、回転しながら地面に進入していく。杭Xの止め板30がベースプレート40に当接したところで、杭Xの固定が完了する。残りの3つの固定穴41にも同様にして、杭Xを固定することで、杭ユニットYの地面への固定が完了する。固定が完了したらベースプレート40のリング43に、ワイヤーなどに連結してポールやテントを支持することができる。図5に杭ユニットYが地面に固定された状態を表す正面図を示す。杭ユニットYは、複数の杭Xにより固定するので、一本の杭Xに比較して抜けにくく、曲げ強さも強いので、各杭Xを細く短くすることができ、これにより杭Xを設置する作業も軽減することができる。
なお、上記実施形態では杭Xは、鋼製の軸部10に、鋼棒を螺旋状に巻きつけることでスクリュー部20を形成しているが、これらは一体として鋳物で作ることもできる。図5に鋳物で成形した杭Xaの先端近傍の拡大縦断面図を示す。鋳物で成形する場合は、スクリュー部20aの断面形状は円形でなく、鋳型を形成できるようにかまぼこ状に形成することが望ましい。また、鋳物で形成する場合は、スクリュー部20aの軸部10の長手方向の幅を薄くして板状に形成することもできる。板状に形成することでスクリューが地面を進行する際の抵抗が小さくなり、打ち込みやすくなる。
また、上記実施形態では軸部10は中実の棒体を用いているが先端に尖った部材を固定すれば中空のパイプ体を用いることもできる。
さらに、上記実施形態ではベースプレート40に連結金具としてリング43を設けているが、連結金具はリングに限られず、スタッドボルト、ナット、フック、チェーン等、公知の連結金具を採用することができる。
そして、上記実施形態では杭ユニットYは、杭Xを4本使用するものを例示したが、杭は複数あれば効果を奏することができ、2本でも5本以上でもよい。この場合、当然にベースプレート40の固定穴41の数は、杭Xの数に応じて設けられることとなる。
また、上記実施形態では杭Xの上端を打ち付けることで地面内に進入させているが、回転する装置を杭Xの上端に固定して杭Xを回転させることで、スクリュー部20に地面内に進行する力を発生させて杭Xを地面内に入るようにしてもよい。
X 杭
Y 杭ユニット
10 軸部
11 穴
20 スクリュー部
30 止め板
40 ベースプレート
41 固定穴
43 リング

Claims (5)

  1. 先端が尖った真っ直ぐな棒体からなる軸部と、
    前記軸部の外周に螺旋状に巻き付く凸条であって、先端側の端部が尖った形状又はくさび形状に形成されたスクリュー部と、
    を有する杭。
  2. 前記軸部の上端近傍に、軸部にほぼ垂直な面を有する板体からなる止め板が設けられる請求項1に記載の杭。
  3. 前記軸部の上端にリング又は穴が設けられる請求項1又は2に記載の杭。
  4. 前記スクリュー部は通るが、止め板は通らない大きさ穴からなる固定穴が2以上形成された板体の上面にリング部が設けられたベースプレートと、
    前記固定穴の数と同数の請求項2又は3に記載の杭と
    を有する杭ユニット。
  5. 前記スクリュー部は通るが、止め板は通らない穴からなる固定穴が2以上形成された板体と、当該板体の上面に設けられるリングとを有するベースプレート。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016061087A (ja) * 2014-09-18 2016-04-25 有限会社太悦鉄工 ペグ
JP2021169760A (ja) * 2020-04-13 2021-10-28 第一ビニール株式会社 打込み回転式螺旋杭

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