JP6674843B2 - アンカー - Google Patents

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Description

この発明は、アンカー、特に、落石防止用網や落石防止用柵を固定するためのアンカーに関するものである。
従来から落石防止策として、落石が発生するおそれのある斜面に落石防止用網や落石防止用柵を設置することが行なわれている。例えば、落石防止用網は、図6に示すように、縦横に配されたワイヤーロープ11間に金網12を張ったものからなり、金網12により斜面13を覆うことによって落石を防止している。金網12の上部は、斜面13に設置された支柱14と吊りロープ15を介して斜面13にアンカー16により固定されている。
上記金網12を斜面13に固定するアンカー16は、金網12に落石の荷重がかかった場合に、その荷重によって金網12が斜面13から離脱しないように強固に斜面13に固定できるものでなければならない。
図7に示すように、アンカー(以下、従来アンカーという)16は、チャンネル鋼からなる台座17と、台座17にその上部から挿入され、斜面13に打ち込まれるアンカー本体18とからなっている。アンカー本体18は、台座17にその長手方向に間隔をあけて複数本(この例では、4本)、挿入される。アンカー本体18の上部には、フランジ19が溶接され、アンカー本体18の斜面13への打込み後、フランジ19が台座17に当接することにより、台座17がアンカー本体18に固定される。台座17には、フック20が取り付けられていて、フック20に吊りロープ15を固定することにより金網12の上部が斜面13に固定される。
特許文献1には、別の従来アンカーが開示されている。この別の従来アンカー21は、図8に示すように、箱状の頭部固定具22と、頭部固定具22にプレート23とナット24により固定される複数本の鋼棒25とからなっている。
この別の従来アンカー21を斜面に設置するには、図8に示すように、斜面に孔26を掘削した後、鋼棒25を孔26に挿入し、鋼棒25の上部を頭部固定具22から貫通させ、プレート23とナット24により固定する。そして、鋼棒25が挿入された孔26および頭部固定具22内にグラウト27を充填する。
特許文献2には、さらに別の従来アンカーが開示されている。このさらに別の従来アンカー28は、図9に示すように、鉄筋29と、鉄筋29より短い長さを有する、鉄筋29が挿入される中空管状体30とからなっている。
このさらに別の従来アンカー28を斜面に設置するには、図9に示すように、斜面31に孔32を掘削した後、鉄筋29が挿入された中空管状体30を孔32内に挿入する。
特開2002−47650号公報 特開2011−246948号公報
上記打込み式の従来アンカー16によれば、金網12を斜面13に強固に固定することはできるが、さらに強固に固定する要望がある。
上記別の従来アンカー21は、予め掘削した孔26に鋼棒25を挿入し、孔26内にグラウト27を充填するものであり、従来アンカー16のように、アンカー本体18を斜面に打ち込むものではない。
上記さらに別の従来アンカー28は、図9に示すように、表層すべり土塊33の移動や亀裂発生を抑制するものであり、従来アンカー16のように、アンカー本体18を斜面に打ち込んで、金網12を固定するものではない。
従って、この発明の目的は、落石防止用網や落石防止用柵をさらに強固に斜面に固定することができるアンカーを提供することにある。
この発明は、上記目的を達成するためになされたものであり、下記を特徴とする。
請求項1に記載の発明は、打込み式のアンカーであって、複数個の開口が形成された、ワイヤーロープが固定されるフックが取り付けられた台座と、前記開口に挿入される鞘管と、前記鞘管内に挿入されるアンカー本体とからなり、前記鞘管の長さが1000mmであり、前記アンカー本体のフランジから下端までの長さが、1500mmであることに特徴を有するものである。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記アンカー本体の径は、25mmであることに特徴を有するものである。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の発明において、前記鞘管の板厚は、2.3mmであることに特徴を有するものである。
請求項に記載の発明は、請求項1から3の何れか1つに記載の発明において、前記鞘管の上端には、前記開口の径より大きい面積を有する鞘管用フランジが形成され、前記アンカー本体の上部には、前記鞘管用フランジの上に重ねられるアンカー本体用フランジが形成されていることに特徴を有するものである。
請求項に記載の発明は、請求項1から4の何れか1つに記載の発明において、前記アンカー本体は、4本設けられていることに特徴を有するものである。
請求項に記載の発明は、請求項1からの何れか1つに記載の発明において、前記台座は、チャンネル鋼からなっていることに特徴を有するものである。
この発明によれば、アンカー本体を鞘管内に通し、鞘管の長さをアンカー本体の長さの2/3にすることによって、鞘管がないアンカーに比べて強度を大幅に高くすることができる。
この発明のアンカーを示す正面図である。 この発明のアンカーを示す平面図である。 この発明のアンカーを構成する鞘管を示す図であり、(a)は、平面図であり、(b)は、正面図である。 この発明のアンカーを構成するアンカー本体を示す図であり、(a)は、平面図であり、(b)は、正面図である。 アンカーの試験結果を示すグラフである。 従来アンカーによる金網の設置状態を示す部分断面図である。 従来アンカーを示す部分省略斜視図である。 別の従来アンカーを示す断面図である。 さらに別の従来アンカーの使用状態を示す断面図である。
この発明のアンカーの一実施態様を、図面を参照しながら説明する。
図1は、この発明のアンカーを示す正面図、図2は、この発明のアンカーを示す平面図、図3は、この発明のアンカーを構成する鞘管を示す図であり、(a)は、平面図、(b)は、正面図、図4は、この発明のアンカーを構成するアンカー本体を示す図であり、(a)は、平面図、(b)は、正面図である。
図1から図4において、1は、鋼製の台座である。台座1は、断面コ字形のチャンネル鋼からなるが、これに限定されるものではない。台座1には、複数個(この例では、4個)の開口1aが形成され、中央部には、後述するワイヤーロープが固定されるフック2が固定されている。
3は、開口1aに挿入される鋼製の円管状の鞘管である(図3参照)。鞘管3の上端には、開口1aの径より大きい面積を有する正方形状の鞘管用フランジ4が溶接により取り付けられている。鞘管3の長さは、後述するアンカー本体5の長さの2/3の長さを有している。
5は、鞘管5内に挿入される棒鋼からなるアンカー本体である(図4参照)。アンカー本体5の先端は、鋭角に形成され、アンカー本体5の上部には、鞘管用フランジ4の上に重ねられる正方形状のアンカー本体用フランジ6が溶接により取り付けられている。
このように構成されている、この発明のアンカーによる落石防止用網の設置方法を説明する。
図6に示すように、アンカーの設置場所に台座1を置き、台座1の開口1a内に、アンカー本体5を通した鞘管3を嵌め込み、鞘管3およびアンカー本体5を一体的に斜面13に垂直に打ち込む。打ち込み後は、鞘管用フランジ4は、台座1の上面に当接し、アンカー本体用フランジ6は、鞘管用フランジ4の上に重なる。
鞘管3の長さは、アンカー本体5の長さの2/3の長さを有しているので、アンカー本体5の1/3の長さの分は、鞘管3の下端から突出して斜面13に打ち込まれる。この後、フック2に吊りロープ15を固定することにより金網12の上部を斜面13に固定する。このようにして、落石防止用網が斜面に設置される。
次に、この発明のアンカーの引張強度試験の結果について説明する。
図1、図2に示す本発明アンカーAを用意した。各部材の寸法は、以下の通りである。
台座1の長さ:1340mm、
台座1の幅:125mm、
台座1の高さ:65mm、
台座1の板厚:5mm、
台座1の開口1a間の距離400mm、
台座1の開口1aの径:38mm、
鞘管3の長さ:1000mm、
鞘管3の内径:34mm、
鞘管3の板厚:2.3mm、
鞘管用フランジ4の一辺の長さ:100mm、
鞘管用フランジ4の板厚:6mm、
アンカー本体5の長さ:1550mm、
アンカー本体5の径:25mm、
アンカー本体用フランジ6の一辺の長さ:50mm、
アンカー本体用フランジ6の板厚:4.5mm、
アンカー本体用フランジ6のアンカー本体5の上端からの距離50mm。
次に、鞘管3がない以外は、上記本発明アンカーAと同様の構造の比較用アンカーBと、鞘管3の長さが500mmの比較用アンカーCと、鞘管3の長さが1500mmの比較用アンカーDとを用意した。
そして、上記各アンカーを粘土質の地盤に垂直に打ち込み、フック2に引張力を付与して、そのときの引張荷重とアンカーの変位との関係について調べた。この結果を、図5に示す。
図5から明らかなように、鞘管3の長さがアンカー本体5の長さの2/3である本発明アンカーAは、鞘管3がない比較用アンカーB、鞘管3の長さがアンカー本体5の半分の比較用アンカーC、鞘管3の長さがアンカー本体と同じである比較用アンカーDと比べて、引張強度が大幅に高いことが分かった。
以上説明したように、この発明によれば、アンカー本体5を鞘管3に通し、鞘管3の長さをアンカー本体5の長さの2/3とすることによって、引張強度を大幅に高くすることができる。
1:台座
1a:開口
2:フック
3:鞘管
4:鞘管用フランジ
5:アンカー本体
6:アンカー本体用フランジ
7:後面網体側連結コイル
11:ワイヤーロープ
12:金網
13:斜面
14:支柱
15:吊りロープ
16:アンカー
17:台座
18:アンカー本体
19:フランジ
20:フック
21:別の従来アンカー
22:上部固定具
23:プレート
24:ナット
25:鋼棒
26:孔
27:グラウト
28:さらに別の従来アンカー
29:鉄筋
30:中空管状体
31:斜面
32:表層すべり土塊

Claims (6)

  1. 打込み式のアンカーであって、
    複数個の開口が形成された、ワイヤーロープが固定されるフックが取り付けられた台座と、
    前記開口に挿入される鞘管と、
    前記鞘管内に挿入されるアンカー本体とからなり、
    前記鞘管の長さが1000mmであり、
    前記アンカー本体のフランジから下端までの長さが、1500mmであることを特徴とするアンカー。
  2. 前記アンカー本体の径は、25mmであることを特徴とする請求項1に記載のアンカー。
  3. 前記鞘管の板厚は、2.3mmであることを特徴とする請求項1又は2に記載のアンカー。
  4. 前記鞘管の上端には、前記開口の径より大きい面積を有する鞘管用フランジが形成され、前記アンカー本体の上部には、前記鞘管用フランジの上に重ねられるアンカー本体用フランジが形成されていることを特徴とする、請求項1から3の何れか1つに記載のアンカー。
  5. 前記アンカー本体は、4本設けられていることを特徴とする、請求項1から4の何れか1つに記載のアンカー。
  6. 前記台座がチャンネル鋼からなっていることを特徴とする、請求項1からの何れか1つに記載のアンカー。
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