JP3198532U - 番線通し - Google Patents

Abstract

【課題】９０?支管取付け時、作業者の態勢不良の状態、湧き上がる地下水と周辺の崩れ落ちる土砂等の厳しい条件下でも、接着剤での固定を補助する番線の巻き付けが短時間でできる下水道取付管工事用番線通しを提供する。【解決手段】掘削穴内の悪環境の中でも、簡単に番線５を下水道本管１に巻き付けるための補助具である番線通し４において、鉄製の棒状を湾曲し、先端Ａに穴を設け、末端に持ち手の柄Ｂを付けたことを特徴とする。【選択図】図３

Description

本考案は、下水道取付管工事で、９０°支管設置時に固定部材として接着剤等を使用し、番線を管に巻き付けて硬化するまで補助するが、その際に掘削穴内の悪環境のなかでも、番線通しの湾曲した形により短時間で簡単に番線を通すことができる。

下水道取付管工事は、道路等を掘削した穴内での工事のため、地下水の湧きだしや周辺土砂の崩れ落ち等環境面の問題と作業者の体勢不良等厳しい条件の中で番線固定作業を行う為、短時間での巻き付け等の作業を行うことが困難である。

下水道取付管工事において、９０°支管取付け時、固定部材として接着剤等を使用する。その際、接着剤が硬化するまで番線を巻き付け補助するのだが、体勢不良の状態にある掘削穴内で、湧き上がる地下水と周辺の崩れ落ちる土砂等により、固定部材を補助する番線の巻き付けにかなりの時間を要する。

そこで、考案者は、掘削穴内の悪環境の中でも、簡単に番線を巻き付ける為に、番線通しを考案した。管に沿ってＡから下を通すことにより、番線を管の対面側に簡単に通すことができ、悪環境の中でも短時間で巻き付けが可能になる、番線通しを提供する。

前記の通り悪環境下で簡単に短時間で番線を管の下に通し巻き付けるため、本考案の番線通しは、番線通しＡに番線をひっかけ、湾曲した本体が効果的に管に沿って下を通すことができる。

上記の番線通しを使用することにより、従来より短時間で番線を管に巻き付けることができる。

本考案の実施の形態を示す斜視図。 番線通しを下水道の下を通し番線をひっかけた状態を示す説明図。 番線通しを用いて番線を巻き付ける状態を示す説明図。 （ａ）９０°支管を下水道管に取付け、番線を巻き付けた状態を示す図。（ｂ）は９０°支管の裏面を示す図。 下水道管に番線通しを用いて番線を巻き付ける状態を示す断面図。 （ａ）番線通しを示す平面図。（ｂ）番線通しＡ部拡大図。

本実施例に係る番線通しについて、図面を参照しながら説明する。下水道本管１に穿孔穴２を所定の角度であけ、番線通し４の先端部Ａに設けた穴６に番線５を通し、番線５を通した状態で番線通し４を引き戻す。下水道本管１の穿孔穴２の上部に９０°支管３の裏面部に接着剤を塗布後に取り付け固定する。番線通し４に通した番線５を９０°支管３の上面で結束する。

以上、本実施例の番線通し４の先端部Ａには番線５を通す穴６を有し、鉄製で直径３０〜５０ｃｍで湾曲加工を施した湾曲部Ｃと番線通し４の他端部に柄部Ｂを設け、下水道管１に沿って番線通し４を下水道管１の下を通して柄部Ｂを引き戻し、下水道本管１に番線５を巻き付け、番線５結束して下水道本管１に番線５を締め付ける。

本考案番線通し４なる物は、鉄製で、棒状で湾曲したものになり、前述の番線通し４は、下水道取付管工事の９０°支管３の設置時に使用され、設置前に先行して、湾曲部Ｃを下水道本管１に沿って下を通す。

１ 下水道本管
２ 穿孔穴
３ ９０°支管
４ 番線通し
５ 番線
６ 穴
Ａ 番線通し先端
Ｂ 番線通し柄
Ｃ 湾曲部

Claims (1)

1. 下水道本管の穿孔穴に９０°支管を取付ける際に、９０°支管を接着剤での固定を補助するために巻き付ける番線の巻き付けの補助具であり鉄製の棒状で湾曲した番線通しにおいて、番線通しの先端部に穴を設け、他端部に持ち手の柄部を付けたことを特徴とする下水道取付管工事用番線通し。

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