JP3016553B2 - アンカー - Google Patents

アンカー

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JP3016553B2
JP3016553B2 JP9278991A JP27899197A JP3016553B2 JP 3016553 B2 JP3016553 B2 JP 3016553B2 JP 9278991 A JP9278991 A JP 9278991A JP 27899197 A JP27899197 A JP 27899197A JP 3016553 B2 JP3016553 B2 JP 3016553B2
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幸男 木田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、樹木、電
柱等の被支持体を支持するために地中に打ち込まれるア
ンカーに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のアンカーとしては、例え
ば、特開昭62−111018号所載のものが知られて
いる。かかるアンカーは、図7に示すように、上端をヒ
ンジ構造(ヒンジ部P)で連結し、且つ構造打撃力によ
り土中に推進展開する2枚の抵抗板21,21の先端部に、
逆U字形の支杆22,22の下端をヒンジ構造(ヒンジ部Q)
で連結すると共に、該抵抗板21,21の上端に補助支杆23
の下端を連結してなり、該抵抗板21,21の展開終了姿勢
時に前記ヒンジ部Qが、ヒンジ部Pとほぼ同一レベル又は
上方に位置するようにした構成からなる。
【0003】かかる従来のアンカーは、所定深度に掘削
された穴24に挿入し、抵抗板21,21の上端中央部を衝叩
することにより、両抵抗板21,21が拡がり、地中25に埋
入して係止することとなる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のアンカーは、両支杆22,22のみならず補助支杆23も
必要であり、しかも、支杆22,22と抵抗板21,21及び両抵
抗板21,21がそれぞれヒンジ構造P,Qで連結されているの
で、アンカーの構造が複雑であるという構造上の欠点を
有する。
【0005】さらに、支杆22,22が両抵抗板21,21に連結
されているので、抵抗板21,21を地中に打ち込む際には
該支杆22,22も地中25に埋入するから、打ち込み抵抗が
大きくなるという作業上の欠点を有する。加えて、打ち
込み後は、支杆22,22を上方に引っ張って、抵抗板21,21
を地中25に十分に係止させなければならない。
【0006】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
ので、簡易な構造を以て地中に係止でき、しかも、容易
に打ち込み確実に地中に係止できる作業性の良いアンカ
ーを提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するための手段として、2枚の抵抗板2,2が略ハの
字状に配置され、且つ該抵抗板2,2の上端部が連結さ
れたアンカー本体1と、該抵抗板2,2の拡開を規制す
べく両抵抗板2,2の内側に両端部が固着された規制部
材6と、該規制部材6に下端部が固着され、且つ前記抵
抗板2,2の連結部3に挿通されて上方に延設された支
杆7とを具備したことにある。
【0008】上記構成からなるアンカーは、図6に示す
ように、地中14に掘削された所定深度の穴15に挿入し、
抵抗板2,2の上端部を衝叩することにより、該抵抗板
2,2は抵抗板2,2の曲面に従って外側に拡開し始め
ると同時に規制部材6が伸び始め、抵抗板2,2の下端
部2b,2bが、穴15の側面15bに埋入し始める。
【0009】衝叩し続けると抵抗板2,2は更に拡開す
るが、規制部材6が伸長限界に達すると、両抵抗板2,
2は内面側から規制部材6によって引っ張られることと
なるので、抵抗板2,2の拡開は不能となり、該抵抗板
2,2は地中に係止可能な拡開角度を維持できることと
なる。
【0010】このように本発明に係るアンカーは、地中
に打ち込み、且つ確実に係止させることができ、その構
造は、連結された2枚の抵抗板2,2からなるアンカー
本体1と、規制部材6と、支線7とを具備していれば足
りるため、従来のアンカーに比して極めて簡易な構造を
以てアンカーとして機能する。また、本発明に係るアン
カーは、打ち込む際に抵抗板2,2のみが地中に埋入す
るため、打ち込む際の打ち込み抵抗が小さく、打ち込み
作業が容易であるという利点がある。
【0011】さらに、請求項2記載の手段のように、前
記アンカー本体1と規制部材6の間の支杆7に筒状体10
が挿通されていれば、抵抗板2,2が拡開した際に、筒
状体10の上端部が連結部3の内面に当接し、且つ筒状体
10の下端部が規制部材6の内面に当接することとなり、
抵抗板2,2に加わる衝叩力が筒状体10を介して規制部
材6の中央部に作用することになり、抵抗板2,2の拡
開が規制される。このように規制部材6と筒状体10とに
よって抵抗板2,2の無制限な拡開は規制されるので、
必要以上に衝叩されても抵抗板2,2は、地中に係止可
能な角度に拡開し、且つ該拡開角度を維持できるという
利点がある。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るアンカーの実
施形態について図面を参照しつつ説明する。
【0013】図1〜図4に於いて、1は、2枚の抵抗板
2,2が略ハの字状に配置され、且つ該抵抗板2,2の
上端部2a,2aに於いて連結部3を介して固着されたアン
カー本体を示し、該連結板3の中央部には、挿通孔5が
穿設されている。前記抵抗板2,2の内側面略中央部に
は、アンカーを地中に打ち込み抵抗板2,2が外側に離
反して拡開した際に両抵抗板2,2の拡開を規制する規
制部材6が固着されている。
【0014】該規制部材6は、両抵抗板2,2が拡開し
て地中に係止するのに好適な拡開角度になった際に略直
線状(伸長限界)になる程度の長さの板状体から構成さ
れ、その両端部6a,6aが抵抗板2,2に溶接等の手段に
より固着され、通常時(両抵抗板2,2が拡開していな
い時、即ち、アンカーの打ち込み前)には、略Vの字状
に折り曲げられている、即ち、縮められた状態にされて
いる。
【0015】7は、規制部材6の中央部に下端部7aが溶
接等の手段により固着され、且つアンカー本体1の連結
板3の挿通孔5に挿通されて上方に延設された支杆を示
し、該支杆7の上端部7bには、支線を係着すべく例えば
略三角形状の係止部8が形成されている。
【0016】10は、アンカー本体1と規制部材6の間の
支杆7に挿通された筒状体を示す。かかる筒状体10は、
両抵抗板2,2の拡開時にその下端部10aが規制部材6
の内面側に当接し、且つ上端部10bがアンカー本体1の
連結部3の内面側に当接する長さに形成されている。
【0017】11は、抵抗板2,2の外面に溶接等の手段
により固着された補強用のリブを示し、両抵抗板2,2
に2条づつ設けられている。12は、支杆7の上方に挿通
された筒状の打設部材を示し、その下端部12aは連結部
3の外面に当接している。
【0018】次に、上記構成からなるアンカーの打ち込
み手順について説明する。先ず、図5に示すように、地
中14にアンカー本体1が挿入できる程度の大きさで、且
つ所定深度の穴15を掘削し、該穴15にアンカー16をアン
カー本体1側から挿入する。
【0019】そして、打設機等を用いて打設部材12の上
端部12bを衝叩する(尚、打設部材12を設けない場合に
は、アンカー本体1の連結部3、即ち、抵抗板2,2の
上端部2aを直接衝叩する)。このように衝叩すると、支
杆7に沿ってアンカー本体1が下方に移動すると共に、
略ハの字状に配置された抵抗板2,2の下端部2b,2bの
内面側が穴15の底面15aに当たり、該抵抗板2,2の曲
面に従って抵抗板2,2は外側に拡開し始めると同時に
折り曲げられた規制部材6が伸び始め、抵抗板2,2の
下端部2b,2bが、穴15の側面15bに埋入し始める。
【0020】さらに衝叩すると、図6に示すように、抵
抗板2,2は更に拡開するが、規制部材6が略直線状に
なると、両抵抗板2,2は内面側から規制部材6によっ
て引っ張られることとなるので、抵抗板2,2の拡開は
不能となる。この際、筒状体10の上端部10bが連結部3
の内面に当接し、且つ筒状体10の下端部10aが規制部材
6の内面に当接するので、連結部3に加わる衝叩力が筒
状体10を介して規制部材6の中央部に作用することな
り、規制部材6の両端部6a,6aが規制部材6の中央部に
引張られて抵抗板2,2の拡開が規制される。このよう
に規制部材6と筒状体10とによって抵抗板2,2の無制
限な拡開が規制されるので、必要以上に衝叩されても抵
抗板2,2は、地中に好適に係止可能な角度に拡開し、
且つ該拡開角度を維持できるのである。
【0021】そして、本発明に係るアンカーは、地中に
埋入するのは抵抗板2,2のみであるため、従来のアン
カーのように支杆をも地中に埋入せず、従って、アンカ
ーを打ち込む際の打ち込み抵抗が小さくなり、打ち込み
作業が容易になる。
【0022】さらに、本発明に係るアンカーは、少なく
とも連結された2枚の抵抗板2,2と、規制部材6と、
支線7とを具備していれば、地中に打ち込み、且つ確実
に係止させることができるので、従来のアンカーに比し
て極めて簡易な構造となる。
【0023】尚、上記実施形態に於いて、規制部材6は
板状体からなるが、必ずしも規制部材6は板状体に限定
されず、例えば、棒状でもよく、又、スプリングのよう
な螺旋状であってもよい。要は、抵抗板2,2の拡開時
に伸長限界に達し、且つ伸長限界に達した際に抵抗板
2,2が地中に好適に係止できる角度に拡開した状態と
なるような規制部材6であればよい。
【0024】
【発明の効果】以上のように本発明に係るアンカーによ
れば、簡易な構造を以てアンカー本体を地中に係止させ
ることができるので、樹木等の被支持体に係着された支
線をアンカーの支杆に止着することにより、該被支持体
を確実に支持することができる。さらに、アンカーを打
ち込む際に於いては、打ち込み抵抗が小さくなるので、
打ち込み作業が容易である。
【0025】また、請求項2記載の手段によれば、打ち
込み時に必要以上に抵抗板が衝叩されても、規制部材と
筒状体とによって抵抗板の拡開が規制されるので、衝叩
力に拘わらず抵抗板は地中に好適に係止する角度で拡開
するという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るアンカーを示す斜視図。
【図2】同一部省略側面図。
【図3】同一部省略正面図。
【図4】図3のA−A線断面図。
【図5】本発明に係るアンカーを地中に挿入した際の状
態を示す一部断面を含む側面図。
【図6】本発明に係るアンカーを地中に打ち込み、抵抗
板を拡開させた状態を示す一部省略断面図。
【図7】従来のアンカーであって、地中に打ち込み、抵
抗板を拡開させた状態を示す一部省略側面図。
【符号の説明】
1…アンカー本体、2…抵抗板、3…連結部、6…規制
部材、7…支杆、10…筒状体

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2枚の抵抗板(2),(2)が略ハの字
    状に配置され、且つ該抵抗板(2),(2)の上端部が
    連結されたアンカー本体(1)と、該抵抗板(2),
    (2)の拡開を規制すべく両抵抗板(2),(2)の内
    側に両端部が固着された規制部材(6)と、該規制部材
    (6)に下端部が固着され、且つ前記抵抗板(2),
    (2)の連結部(3)に挿通されて上方に延設された支
    杆(7)とを具備した構成からなることを特徴とするア
    ンカー。
  2. 【請求項2】 前記アンカー本体(1)と規制部材
    (6)の間の支杆(7)には、筒状体(10)が挿通されて
    なる請求項1記載のアンカー。
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