JP3030020U - 拡張式ロックアンカー - Google Patents
拡張式ロックアンカーInfo
- Publication number
- JP3030020U JP3030020U JP1996002640U JP264096U JP3030020U JP 3030020 U JP3030020 U JP 3030020U JP 1996002640 U JP1996002640 U JP 1996002640U JP 264096 U JP264096 U JP 264096U JP 3030020 U JP3030020 U JP 3030020U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- base
- anchor
- insertion hole
- tip
- ground
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Piles And Underground Anchors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 基台を嵌合させたアンカー本体の地盤の挿入
孔に挿入した時基台の落下によってアンカー本体は不安
定があった。 【解決手段】 アンカー本体1の先端に一体化して設け
た割溝3cを有した筒体3の先端側に、錐状のテーパー
面4aを設け、かつ上面に、前記割溝3cに嵌挿するロ
ック杆5を固定して設けた基台4を嵌挿して、アンカー
本体1を基台4と共に地盤Wに穿った挿入孔6内に挿入
する時に、基台4は筒体3からの離脱による落下を防ぐ
ために、基台4に設けた前記ロック杆5を割溝3cに嵌
挿してロック杆5と割溝3cによって保持して基台4の
抜け出しを防いで挿入孔6に安定して挿入し、挿入後に
はアンカー本体1を基台4に打ち込んで筒体4の先端側
を挿入孔6内で基台4のテーパー面4aにより拡開して
アンカー本体1を挿入孔6内に固定する構造。
孔に挿入した時基台の落下によってアンカー本体は不安
定があった。 【解決手段】 アンカー本体1の先端に一体化して設け
た割溝3cを有した筒体3の先端側に、錐状のテーパー
面4aを設け、かつ上面に、前記割溝3cに嵌挿するロ
ック杆5を固定して設けた基台4を嵌挿して、アンカー
本体1を基台4と共に地盤Wに穿った挿入孔6内に挿入
する時に、基台4は筒体3からの離脱による落下を防ぐ
ために、基台4に設けた前記ロック杆5を割溝3cに嵌
挿してロック杆5と割溝3cによって保持して基台4の
抜け出しを防いで挿入孔6に安定して挿入し、挿入後に
はアンカー本体1を基台4に打ち込んで筒体4の先端側
を挿入孔6内で基台4のテーパー面4aにより拡開して
アンカー本体1を挿入孔6内に固定する構造。
Description
【0001】
本考案は、橋脚、鉄筋構造物等を堅固な地面につなぎ定置させたり、トンネル の施工時、或いは法面の施工等土木作業や機械据え付け等に用いられる拡張式ロ ックアンカーに関する。
【0002】
従来、鋼棒の先端に円錐状の基台を螺着し、この基台に対して先端側に割溝を 設けた筒体を、前記鋼棒を通して打ち込んで、筒体の先端側を拡開させて地中に 穿った挿入孔に挿入してロックアンカーとするものや、前記と同じように先端に 割溝を設けた筒体に鋼棒の先端をねじによって一体化して設けた本体の前記筒体 を基台に打ち込んで、この本体を基台と共に挿入孔に挿入した後に鋼棒の頭部を 叩いて筒体の先端を基台によって、挿入孔内で拡げて固定するアンカーが公知と なって存在する。
【0003】
前記存在するロックアンカーの前者は、円錐のテーパー面を有した基台に対し て鋼棒に挿込んだ筒体の先端割溝部を打ち込んで筒体を拡開し、この挾持状態で 挿入孔に挿入するが挿入時に筒体と基台は互いに金属材からなっているためスプ リングバックの作用で筒体は基台から抜けることがあり、これは確認できず、ま た、これを知っても筒体は再度打ち込みができないため完全なロックとならず不 安定となる不都合があった。
【0004】 また、後者では、筒体に基台を嵌め挾持状態にして、地面の挿入孔に挿入する が、この挿入時に僅かの衝撃等で基台と筒体は前記した通りに互いに金属材から なるためスプリングバックにより挿入孔内に基台が落下することもあり、しかも この落下は確認できないので、そのままコンクリート等を流し込むことになって 完全なロックができない不安定なアンカーとなる不都合がある。
【0005】
本考案は斯様な実情に鑑み、この課題に対処するため、先端側外周に抜け止め 手段と、先端から複数の縦方向に割溝を設け、しかも基端にねじ部を設けた筒体 と、前記ねじ部に螺合するねじ部と他端もねじ部を設けた鋼棒を一体化してアン カー本体を構成し、該本体の前記筒体の先端側に、錐状のテーパー面を有し、か つ上面に前記割溝で保持されるロック杆を固定した基台を嵌挿保持して、地盤に 穿った挿入孔内にアンカー本他を挿入した後、鋼棒の頭部を叩いて基台に向けて 筒体を打ち込んで基台のテーパー面で筒体の先端を拡開し挿入孔の内壁に喰い込 ませて固定し完全に地中にロックを行うようにした拡張式ロックアンカーを提供 するものである。
【0006】
図は、本考案の拡張式ロックアンカーの最も好ましい一実施例を示したもので 、以下図に基づいて具体的に説明する。
【0007】 1はアンカー本体で、該本体1は、ナットを螺合するねじ部2aと後記筒体3 に螺合するねじ部2bを螺設すると共にねじ部2a側の頭部は叩いても外側に膨 出しないように円錐部2cを設けた鋼棒2と、該鋼棒2の先端側の前記ねじ部2 bを螺合させるねじ部3aを基端側に螺設し、先端側には鋸歯状の抜け止条部3 bを周設すると共に先端部から複数の縦方向の割溝3cを設けた筒体3により構 成され、前記鋼棒2と筒体3は前記ねじ部2a,3aにより螺合させて一体化さ せる。
【0008】 4は錐状テーパー面4aを有する基台で、この基台4の上端面4bには十字状 の凹溝4c,4cを設けて、この凹溝4c,4c内に、前記筒体3に設けた割溝 3c,3cに誘導されてロックされる割溝3cより僅かに径を大きくしたロック 杆5,5を嵌合し溶着して設け、前記筒体3内に基台4のテーパー面4aを嵌合 させると共に、ロック杆5,5を割溝3cに嵌挿して後記地盤に穿った挿入孔6 に挿入する時に抜落しないよう保持する。
【0009】 図2は拡張式ロックアンカーを用いて建築物の柱を定置させるもので、地盤( 岩盤)Wに穿った挿入孔6内に、筒体3に挿嵌されロック杆5,5によってロッ ク状態で保持された基台4を、保持したアンカー本体1と共に挿入孔6の底部ま で挿入した後、鋼棒2の頭部の円錐部2cを叩いて筒体3を基台4に打ち込むこ とで、筒体3はロック杆5が割溝3c,3cに誘導されて基台4のテーパー面4 aによって筒体3の割溝4c側を拡開して挿入孔6の内壁に向けて押開き抜け止 条部3bを食い込ませてアンカーとして安定して固定する。
【0010】 また、アンカー本体1の鋼棒2のねじ部2aは基礎面Wに固定する鋼材からな る支柱7を連結杆8で連結した受盤10をナット9を螺合して固定するようにし てある。
【0011】 尚このアンカー本体1は落石を防ぐ防護網等にもよく用いられる。
【0012】
本考案は上述のようにテーパー面を有した基台の上端側にロック杆を設け、こ のロック杆で、アンカー本体の筒体に基台を嵌めた時割溝によって基台を嵌合状 態で保持するので基台を挿入孔に挿入するとき筒体からの抜出しはロック杆によ って防ぐことができるので挿入孔にアンカー本体を挿入しても安定し、嵌合状態 は保つことができるので、挿入後鋼棒の頭部を叩いて打ち込めば基台のテーパー 面で固定部材の先端は内壁に向けて押開げて食い込ませるので完全にアンカー本 体は固定できる耐震性等に効果がある。
【提出日】平成8年4月9日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【0005】
本考案は斯様な実情に鑑み、この課題に対処するため、先端側外周に抜け止め 手段と、先端から複数の縦方向に割溝を設け、しかも基端にねじ部を設けた筒体 と、前記ねじ部に螺合するねじ部と他端もねじ部を設けた鋼棒を一体化してアン カー本体を構成し、該本体の前記筒体の先端側に、錐状のテーパー面を有し、か つ上面に前記割溝で保持されるロック杆を固定した基台を嵌挿保持して、地盤に 穿った挿入孔内にアンカー本体を挿入した後、鋼棒の頭部を叩いて基台に向けて 筒体を打ち込んで基台のテーパー面で筒体の先端を拡開し挿入孔の内壁に喰い込 ませて固定し完全に地中にロックを行うようにした拡張式ロックアンカーを提供 するものである。
【提出日】平成8年4月24日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0001
【補正方法】変更
【0001】
本考案は、橋脚、鉄骨構造物等を堅固な地面につなぎ定置させたり、トンネル の施工時、或いは法面の施工等土木作業や機械据え付け等に用いられる拡張式ロ ックアンカーに関する。
【図1】本考案のアンカー本体と基台との関係を示した
一部正面図である。
一部正面図である。
【図2】ロックアンカーを用いた建築物の支柱を基礎面
定置させた側面図である。
定置させた側面図である。
【図3】基台の平面図である。
1 アンカー本体 2 鋼棒 2a ねじ部 2b ねじ部 2c 円錐部 3 筒体 3a ねじ部 3b 抜け止条部 3c 割溝 4 基台 4a テーパー面 4b 上端面 4c 凹溝 5 ロック杆 6 挿入孔 7 支柱 8 連結杆 9 ナット 10 受盤 W 地盤
Claims (1)
- 【請求項1】 先端側外周に抜け止め手段と、先端から
複数の縦方向に割溝を設け、しかも基端にはねじ部を設
けた筒体と、前記ねじ部に螺合するねじ部を設けた鋼棒
を一体化してアンカー本体を構成し、該本体の前記筒体
の先端側に、錐状のテーパー面を有し、かつ上面に前記
割溝で保持されるロック杆を固定した基台を嵌挿保持し
て、地盤に穿った挿入孔内にアンカー本体を挿入した
後、鋼棒の頭部を叩いて基台に向けて筒体を打ち込んで
基台のテーパー面で筒体の先端を拡開し挿入孔の内壁に
喰い込ませて固定し完全に地中にロックを行うようにし
たことを特徴とした拡張式ロックアンカー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1996002640U JP3030020U (ja) | 1996-04-05 | 1996-04-05 | 拡張式ロックアンカー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1996002640U JP3030020U (ja) | 1996-04-05 | 1996-04-05 | 拡張式ロックアンカー |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3030020U true JP3030020U (ja) | 1996-10-18 |
Family
ID=43165028
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1996002640U Expired - Lifetime JP3030020U (ja) | 1996-04-05 | 1996-04-05 | 拡張式ロックアンカー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3030020U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002021498A (ja) * | 2000-07-12 | 2002-01-23 | Jr Nishi Nippon Consultants Kk | アンカー及びその施工構造並びに施工方法 |
-
1996
- 1996-04-05 JP JP1996002640U patent/JP3030020U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002021498A (ja) * | 2000-07-12 | 2002-01-23 | Jr Nishi Nippon Consultants Kk | アンカー及びその施工構造並びに施工方法 |
JP3467236B2 (ja) | 2000-07-12 | 2003-11-17 | ジェイアール西日本コンサルタンツ株式会社 | アンカー及びその施工構造並びに施工方法 |
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