JPH09209457A - あと施工アンカーおよびその定着方法 - Google Patents
あと施工アンカーおよびその定着方法Info
- Publication number
- JPH09209457A JPH09209457A JP4217596A JP4217596A JPH09209457A JP H09209457 A JPH09209457 A JP H09209457A JP 4217596 A JP4217596 A JP 4217596A JP 4217596 A JP4217596 A JP 4217596A JP H09209457 A JPH09209457 A JP H09209457A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- anchor
- cone
- wedge
- tapered surface
- post
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Joining Of Building Structures In Genera (AREA)
- Dowels (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】アンカーボルトや鉄筋とほぼ同径の削孔で、ア
ンカーの引抜き作用の増大と共に、拡張力・定着力を確
実に増大せしめることができ、少々のひび割れが入って
も定着能力を失わないようにする。 【解決手段】アンカー本体1の先端部に2段のテーパー
面1a′および1a″を有する錐体1aが形成されてい
る。拡張プレート2はシェル部2aとウエッジ部2bか
ら構成されており、アンカー本体1の錐体1aおよび細
径円柱部1bの周囲に装着されている。シェル部2aに
はスリット2cが形成されている。シェル部2aとウエ
ッジ部2bの境界部の外側には外周溝2dが形成されて
いる。シェル部2aの内側には上記テーパー面1a″に
当接する傾斜面が形成されている。ウエッジ部2bの外
側上端部には先が尖ったウエッジ2b′が形成されてい
ると共に、内側にはテーパー面1a′に当接する曲面2
b″が形成されている。
ンカーの引抜き作用の増大と共に、拡張力・定着力を確
実に増大せしめることができ、少々のひび割れが入って
も定着能力を失わないようにする。 【解決手段】アンカー本体1の先端部に2段のテーパー
面1a′および1a″を有する錐体1aが形成されてい
る。拡張プレート2はシェル部2aとウエッジ部2bか
ら構成されており、アンカー本体1の錐体1aおよび細
径円柱部1bの周囲に装着されている。シェル部2aに
はスリット2cが形成されている。シェル部2aとウエ
ッジ部2bの境界部の外側には外周溝2dが形成されて
いる。シェル部2aの内側には上記テーパー面1a″に
当接する傾斜面が形成されている。ウエッジ部2bの外
側上端部には先が尖ったウエッジ2b′が形成されてい
ると共に、内側にはテーパー面1a′に当接する曲面2
b″が形成されている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建物のコンクリー
ト躯体等のコンクリート母材に定着せしめて新たなコン
クリートを打ち継ぐ差筋アンカーや、取付け金物を留め
付けるためのアンカーボルト等の、あと施工アンカーお
よびその定着方法に関する。
ト躯体等のコンクリート母材に定着せしめて新たなコン
クリートを打ち継ぐ差筋アンカーや、取付け金物を留め
付けるためのアンカーボルト等の、あと施工アンカーお
よびその定着方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、あと施工アンカーの定着方法とし
て、例えば、実開平5―94514号公報に開示されて
いるように、アンカー本体の先端部に円錐状の拡開部を
形成すると共に、該拡開部に爪片を有する筒状ウエッジ
を嵌装した状態でコンクリートに穿設した孔に挿入し、
上記アンカー本体の引抜き作用に伴って上記爪片を孔壁
に食い込ませて定着力を増大させるものがあった。
て、例えば、実開平5―94514号公報に開示されて
いるように、アンカー本体の先端部に円錐状の拡開部を
形成すると共に、該拡開部に爪片を有する筒状ウエッジ
を嵌装した状態でコンクリートに穿設した孔に挿入し、
上記アンカー本体の引抜き作用に伴って上記爪片を孔壁
に食い込ませて定着力を増大させるものがあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のあと施工アンカーの定着方法は、アンカー本体に引
抜きが生じたときに、変形を伴わない限り定着力を十分
に発揮させることができない等の問題点があった。
来のあと施工アンカーの定着方法は、アンカー本体に引
抜きが生じたときに、変形を伴わない限り定着力を十分
に発揮させることができない等の問題点があった。
【0004】本発明のあと施工アンカーの定着方法は、
上記従来の課題を解決するためになされたもので、アン
カーボルトや鉄筋とほぼ同径の削孔で、アンカーの引抜
き作用の増大と共に、拡張力・定着力を確実に増大せし
めることができ、少々のひび割れが入っても定着能力を
失わないようにすることのできるあと施工アンカーおよ
びその定着方法を提供することにある。
上記従来の課題を解決するためになされたもので、アン
カーボルトや鉄筋とほぼ同径の削孔で、アンカーの引抜
き作用の増大と共に、拡張力・定着力を確実に増大せし
めることができ、少々のひび割れが入っても定着能力を
失わないようにすることのできるあと施工アンカーおよ
びその定着方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明のあと施工アンカーは、アンカー本体の先端
部に形成された傾斜角の異なる2段のテーパー面から成
る錐体と;該錐体の周囲に装着されて上記2段のテーパ
ー面のうち傾斜角が大きいテーパー面に当接するウエッ
ジ部と、傾斜角が小さいテーパー面に当接するシェル部
から成る拡張プレートと;から構成されることを特徴と
する。また、本発明のあと施工アンカーは、アンカー本
体の先端部に形成された膨出部とテーパー面から成る錐
体と;該錐体の周囲に装着されて上記膨出部に当接する
上端部分を有すると共に上記テーパー面に当接するシェ
ル部と、該上端部分から外方に突出するように折り曲げ
られたウエッジ部から成る拡張プレートと;から構成さ
れることを特徴とする。さらに、本発明のあと施工アン
カーは、アンカー本体の先端部に形成された傾斜角の異
なる2段のテーパー面から成る錐体と;該錐体の周囲に
装着されて上記2段のテーパー面のうち傾斜角が大きい
テーパー面に当接する上端部分を有すると共に上記傾斜
角が小さいテーパー面に当接するシェル部と、該上端部
分から外方に突出するように折り曲げられたウエッジ部
から成る拡張プレートと;から構成されることを特徴と
する。更にまた、本発明のあと施工アンカーは、アンカ
ー本体の先端部に形成された膨出部とテーパー面から成
る錐体と;該錐体の周囲に装着されて上記膨出部に当接
するウエッジ部と、上記テーパー面に当接するシェル部
から成る拡張プレートと;から構成されることを特徴と
する。
め、本発明のあと施工アンカーは、アンカー本体の先端
部に形成された傾斜角の異なる2段のテーパー面から成
る錐体と;該錐体の周囲に装着されて上記2段のテーパ
ー面のうち傾斜角が大きいテーパー面に当接するウエッ
ジ部と、傾斜角が小さいテーパー面に当接するシェル部
から成る拡張プレートと;から構成されることを特徴と
する。また、本発明のあと施工アンカーは、アンカー本
体の先端部に形成された膨出部とテーパー面から成る錐
体と;該錐体の周囲に装着されて上記膨出部に当接する
上端部分を有すると共に上記テーパー面に当接するシェ
ル部と、該上端部分から外方に突出するように折り曲げ
られたウエッジ部から成る拡張プレートと;から構成さ
れることを特徴とする。さらに、本発明のあと施工アン
カーは、アンカー本体の先端部に形成された傾斜角の異
なる2段のテーパー面から成る錐体と;該錐体の周囲に
装着されて上記2段のテーパー面のうち傾斜角が大きい
テーパー面に当接する上端部分を有すると共に上記傾斜
角が小さいテーパー面に当接するシェル部と、該上端部
分から外方に突出するように折り曲げられたウエッジ部
から成る拡張プレートと;から構成されることを特徴と
する。更にまた、本発明のあと施工アンカーは、アンカ
ー本体の先端部に形成された膨出部とテーパー面から成
る錐体と;該錐体の周囲に装着されて上記膨出部に当接
するウエッジ部と、上記テーパー面に当接するシェル部
から成る拡張プレートと;から構成されることを特徴と
する。
【0006】また、本発明のあと施工アンカーの定着方
法は、上記構成のあと施工アンカーの上記アンカー本体
の先端部を、コンクリート母材にあけた定着孔に挿入し
た後、上記アンカー本体に引抜き作用を及ぼして上記ウ
エッジ部を定着孔の壁面に係止せしめ、さらに該アンカ
ー本体に引抜き作用を及ぼすことにより、上記シェル部
を壁面に強力に押圧して定着せしめることを特徴とす
る。
法は、上記構成のあと施工アンカーの上記アンカー本体
の先端部を、コンクリート母材にあけた定着孔に挿入し
た後、上記アンカー本体に引抜き作用を及ぼして上記ウ
エッジ部を定着孔の壁面に係止せしめ、さらに該アンカ
ー本体に引抜き作用を及ぼすことにより、上記シェル部
を壁面に強力に押圧して定着せしめることを特徴とす
る。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例について
図面を参照しながら説明する。図1において、1はアン
カー本体であって、その先端部に2段のテーパー面1
a′および1a″を有する錐体1aが形成されている。
上記テーパー面1a′は、上記アンカー本体1の中心軸
を基準しにて、上記テーパー面1a″より大きい勾配が
つけられている。1bは、上記テーパー面1a′の細径
部に連続した細径円柱部である。
図面を参照しながら説明する。図1において、1はアン
カー本体であって、その先端部に2段のテーパー面1
a′および1a″を有する錐体1aが形成されている。
上記テーパー面1a′は、上記アンカー本体1の中心軸
を基準しにて、上記テーパー面1a″より大きい勾配が
つけられている。1bは、上記テーパー面1a′の細径
部に連続した細径円柱部である。
【0008】2は拡張プレートであって、シェル部2a
とウエッジ部2bから構成されており、上記アンカー本
体1の錐体1aおよび細径円柱部1bの周囲に装着され
ている。図2からも明らかなように、上記シェル部2a
にはスリット2cが形成されている。また、上記シェル
部2aとウエッジ部2bの境界部の外側には外周溝2d
が形成されている。
とウエッジ部2bから構成されており、上記アンカー本
体1の錐体1aおよび細径円柱部1bの周囲に装着され
ている。図2からも明らかなように、上記シェル部2a
にはスリット2cが形成されている。また、上記シェル
部2aとウエッジ部2bの境界部の外側には外周溝2d
が形成されている。
【0009】上記シェル部2aの内側には上記テーパー
面1a″に当接する傾斜面2a′が形成されている。ま
た、上記ウエッジ部2bの外側上端部には先が尖ったウ
エッジ2b′が形成されていると共に、内側には上記テ
ーパー面1a′に当接する曲面2b″が形成されてい
る。
面1a″に当接する傾斜面2a′が形成されている。ま
た、上記ウエッジ部2bの外側上端部には先が尖ったウ
エッジ2b′が形成されていると共に、内側には上記テ
ーパー面1a′に当接する曲面2b″が形成されてい
る。
【0010】本実施例のあと施工アンカーは以上のよう
に構成されているので、図3の右半分に示すように、ア
ンカー本体1の錐体1aおよび細径円柱部1bの周囲に
拡張プレート2を装着した状態で、コンクリート母材3
のアンカー定着位置に穿設した定着孔3a内に挿入す
る。
に構成されているので、図3の右半分に示すように、ア
ンカー本体1の錐体1aおよび細径円柱部1bの周囲に
拡張プレート2を装着した状態で、コンクリート母材3
のアンカー定着位置に穿設した定着孔3a内に挿入す
る。
【0011】上記挿入状態でアンカー本体1に引抜き作
用を及ぼすと、まず、上記錐体1aのテーパー面1a′
が拡張プレート2のウエッジ部2bの曲面2b″に押圧
する。上記ウエッジ部2bは、そのウエッジ2b′が上
記定着孔3aの壁面に食い込んでいるので、上記曲面2
b″が押圧されると、該ウエッジ2b′はますます壁面
に食い込んで、拡張プレート2の軸方向への伴上がりを
阻止する。
用を及ぼすと、まず、上記錐体1aのテーパー面1a′
が拡張プレート2のウエッジ部2bの曲面2b″に押圧
する。上記ウエッジ部2bは、そのウエッジ2b′が上
記定着孔3aの壁面に食い込んでいるので、上記曲面2
b″が押圧されると、該ウエッジ2b′はますます壁面
に食い込んで、拡張プレート2の軸方向への伴上がりを
阻止する。
【0012】さらに、上記アンカー本体1の引抜き作用
を継続すると、上記錐体1aのテーパー面1a″が拡張
プレート2のウエッジ部2bの傾斜面2a′を押圧す
る。該傾斜面2a′が押圧されると、拡張プレート2の
上方への動きが阻止されているので、シェル部2aの楔
作用により、定着孔3aの壁面を面圧Pで押圧し、その
結果、アンカー本体1が強力に定着される。
を継続すると、上記錐体1aのテーパー面1a″が拡張
プレート2のウエッジ部2bの傾斜面2a′を押圧す
る。該傾斜面2a′が押圧されると、拡張プレート2の
上方への動きが阻止されているので、シェル部2aの楔
作用により、定着孔3aの壁面を面圧Pで押圧し、その
結果、アンカー本体1が強力に定着される。
【0013】図4および図5は、本発明の別の実施例を
示すもので、アンカー本体4の先端部の錐体4aには、
膨出部4a′とテーパー面4a″が形成されている。本
実施例においても、上記膨出部4a′に代えて上記実施
例の傾斜角の大きなテーパー面1a′としてもよい。
示すもので、アンカー本体4の先端部の錐体4aには、
膨出部4a′とテーパー面4a″が形成されている。本
実施例においても、上記膨出部4a′に代えて上記実施
例の傾斜角の大きなテーパー面1a′としてもよい。
【0014】5は拡張プレートであって、シェル部5a
とウエッジ部5bから構成されている。図5からも明ら
かなように、上記ウエッジ部5bの先端のウエッジ5
b′はシェル部5aの上端部分5a′から外方に突出す
るように折り曲げられている。該ウエッジ部5bの数
は、本実施例に限定するものではない。また、本ウエッ
ジ部5bは上記錐体4aの周囲にバランス良く配置され
るように構成されるのが好ましい。
とウエッジ部5bから構成されている。図5からも明ら
かなように、上記ウエッジ部5bの先端のウエッジ5
b′はシェル部5aの上端部分5a′から外方に突出す
るように折り曲げられている。該ウエッジ部5bの数
は、本実施例に限定するものではない。また、本ウエッ
ジ部5bは上記錐体4aの周囲にバランス良く配置され
るように構成されるのが好ましい。
【0015】上記第2の実施例は以上のように構成され
ているので、図4の右半分に示すように、アンカー本体
4の錐体4aおよび細径円柱部4bの周囲に拡張プレー
ト5を装着した状態で、コンクリート母材3のアンカー
定着位置に穿設した定着孔3a内に挿入する。
ているので、図4の右半分に示すように、アンカー本体
4の錐体4aおよび細径円柱部4bの周囲に拡張プレー
ト5を装着した状態で、コンクリート母材3のアンカー
定着位置に穿設した定着孔3a内に挿入する。
【0016】上記挿入状態でアンカー本体4に引抜き作
用を及ぼすと、まず、上記錐体4aの膨出部4a′が拡
張プレート5のシェル部5aの上端部分5a′を押圧す
る。これに伴って、上記ウエッジ部5bのウエッジ5
b′は、ますます壁面に食い込んで、拡張プレート5の
軸方向への伴上がりを阻止する。
用を及ぼすと、まず、上記錐体4aの膨出部4a′が拡
張プレート5のシェル部5aの上端部分5a′を押圧す
る。これに伴って、上記ウエッジ部5bのウエッジ5
b′は、ますます壁面に食い込んで、拡張プレート5の
軸方向への伴上がりを阻止する。
【0017】さらに、上記アンカー本体4の引抜き作用
を継続すると、上記錐体4aのテーパー面1a″が拡張
プレート5のシェル部5aを押圧する。該シェル部5a
が押圧されると、拡張プレート2の上方への動きが阻止
されているので、定着孔3aの壁面を面圧Pで押圧し、
その結果、アンカー本体4が強力に定着される。
を継続すると、上記錐体4aのテーパー面1a″が拡張
プレート5のシェル部5aを押圧する。該シェル部5a
が押圧されると、拡張プレート2の上方への動きが阻止
されているので、定着孔3aの壁面を面圧Pで押圧し、
その結果、アンカー本体4が強力に定着される。
【0018】
【発明の効果】1)アンカーの引抜き作用の増大と共
に、拡張力・定着力を確実に増大せしめることができ、
少々のひび割れが入っても定着能力を失わないようにす
ることができる。 2) 小さなひび割れ程度であれば、定着力を失わな
い。 3)施工による耐荷性能のばらつきが生じ難い。 4)施工性が高い。
に、拡張力・定着力を確実に増大せしめることができ、
少々のひび割れが入っても定着能力を失わないようにす
ることができる。 2) 小さなひび割れ程度であれば、定着力を失わな
い。 3)施工による耐荷性能のばらつきが生じ難い。 4)施工性が高い。
【図1】本発明のあと施工アンカーの一実施例を示す半
断面図(A)、(A)のイーイ断面図(B)である。
断面図(A)、(A)のイーイ断面図(B)である。
【図2】図1の拡張プレートの展開図(B)、その上面
図(A)、(B)のローロ断面図(C)である。
図(A)、(B)のローロ断面図(C)である。
【図3】図1のアンカーの作用説明図である。
【図4】別の実施例の半断面図である。
【図5】図4の拡張プレートの展開図(B)、その上面
図(A)、(B)のローロ断面図(C)である。
図(A)、(B)のローロ断面図(C)である。
1 アンカー本体 1a 錐体 1a′テーパー面 1a″テーパー面 1b 細径円柱部 2 拡張プレート 2a シェル部 2a′傾斜面 2b ウエッジ部 2b′ウエッジ 2b″曲面 2c スリット 3 コンクリート母材 3a 定着孔 4 アンカー本体 4a 錐体 4a′膨出部 4a″テーパー面 5 拡張プレート 5a シェル部 5a′上端部分 5b ウエッジ部 5b′ウエッジ
Claims (5)
- 【請求項1】アンカー本体の先端部に形成された傾斜角
の異なる2段のテーパー面から成る錐体と;該錐体の周
囲に装着されて上記2段のテーパー面のうち傾斜角が大
きいテーパー面に当接するウエッジ部と、傾斜角が小さ
いテーパー面に当接するシェル部から成る拡張プレート
と;から構成されることを特徴とするあと施工アンカ
ー。 - 【請求項2】アンカー本体の先端部に形成された膨出部
とテーパー面から成る錐体と;該錐体の周囲に装着され
て上記膨出部に当接する上端部分を有すると共に上記テ
ーパー面に当接するシェル部と、該上端部分から外方に
突出するように折り曲げられたウエッジ部から成る拡張
プレートと;から構成されることを特徴とするあと施工
アンカー。 - 【請求項3】アンカー本体の先端部に形成された傾斜角
の異なる2段のテーパー面から成る錐体と;該錐体の周
囲に装着されて上記2段のテーパー面のうち傾斜角が大
きいテーパー面に当接する上端部分を有すると共に上記
傾斜角が小さいテーパー面に当接するシェル部と、該上
端部分から外方に突出するように折り曲げられたウエッ
ジ部から成る拡張プレートと;から構成されることを特
徴とするあと施工アンカー。 - 【請求項4】アンカー本体の先端部に形成された膨出部
とテーパー面から成る錐体と;該錐体の周囲に装着され
て上記膨出部に当接するウエッジ部と、上記テーパー面
に当接するシェル部から成る拡張プレートと;から構成
されることを特徴とするあと施工アンカー。 - 【請求項5】請求項1ないし4に記載のあと施工アンカ
ーの上記アンカー本体の先端部を、コンクリート母材に
あけた定着孔に挿入した後、上記アンカー本体に引抜き
作用を及ぼして上記ウエッジ部を定着孔の壁面に係止せ
しめ、さらに該アンカー本体に引抜き作用を及ぼすこと
により、上記シェル部を壁面に強力に押圧して定着せし
めることを特徴とするあと施工アンカーの定着方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4217596A JPH09209457A (ja) | 1996-02-06 | 1996-02-06 | あと施工アンカーおよびその定着方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4217596A JPH09209457A (ja) | 1996-02-06 | 1996-02-06 | あと施工アンカーおよびその定着方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09209457A true JPH09209457A (ja) | 1997-08-12 |
Family
ID=12628655
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4217596A Pending JPH09209457A (ja) | 1996-02-06 | 1996-02-06 | あと施工アンカーおよびその定着方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09209457A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8474206B2 (en) | 2007-09-05 | 2013-07-02 | Steeldeck Industries Limited | Post and a structure comprising a post |
TWI579467B (zh) * | 2013-09-16 | 2017-04-21 | 希爾悌股份有限公司 | 脹開錨及其製造方法 |
EP3536985A1 (de) * | 2018-03-05 | 2019-09-11 | HILTI Aktiengesellschaft | Spreizanker mit unterschiedlichen expansionswinkeln |
-
1996
- 1996-02-06 JP JP4217596A patent/JPH09209457A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8474206B2 (en) | 2007-09-05 | 2013-07-02 | Steeldeck Industries Limited | Post and a structure comprising a post |
TWI579467B (zh) * | 2013-09-16 | 2017-04-21 | 希爾悌股份有限公司 | 脹開錨及其製造方法 |
TWI625470B (zh) * | 2013-09-16 | 2018-06-01 | 希爾悌股份有限公司 | 脹開錨,製造脹開錨的方法以及具有該脹開錨的裝置 |
EP3536985A1 (de) * | 2018-03-05 | 2019-09-11 | HILTI Aktiengesellschaft | Spreizanker mit unterschiedlichen expansionswinkeln |
WO2019170470A1 (de) * | 2018-03-05 | 2019-09-12 | Hilti Aktiengesellschaft | Spreizanker mit unterschiedlichen expansionswinkeln |
US11767870B2 (en) | 2018-03-05 | 2023-09-26 | Hilti Aktiengesellschaft | Expansion anchor with different expansion angles |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4339217A (en) | Expanding anchor bolt assembly | |
JPH0643710B2 (ja) | 固定装置およびその固定装置を設置する工具 | |
JP2002201641A (ja) | 固定素子 | |
JP2000027822A (ja) | 特に耐震用の補足的な補強連結のための固定エレメント | |
HU197622B (en) | Drive-type tightening key | |
KR20150029609A (ko) | 후시공 앵커, 후시공 앵커의 시공 방법 및 후시공 앵커 시스템 | |
JPH09209457A (ja) | あと施工アンカーおよびその定着方法 | |
JP3894812B2 (ja) | アンカーボルト | |
JPH11153111A (ja) | ねじアンカー | |
JPH045844B2 (ja) | ||
KR200308985Y1 (ko) | 제거식 앙카체 | |
JP2574998B2 (ja) | アンカー部材 | |
JP2002349522A (ja) | メカニカルアンカーボルト | |
JP2543259Y2 (ja) | 雌ねじアンカー | |
JP7246119B2 (ja) | あと施工アンカー及びその設置構造 | |
JP3343294B2 (ja) | アンカーボルト | |
KR200372237Y1 (ko) | 타격돌기를 가진 앙카볼트 | |
JP2000265570A (ja) | 金属拡張アンカー | |
JP3030020U (ja) | 拡張式ロックアンカー | |
JPH08333814A (ja) | あと施工アンカーおよびその定着方法 | |
WO2004020842A2 (en) | Anchor bolt | |
JPH0752806Y2 (ja) | アンカー用カラー | |
JP2514471Y2 (ja) | ボルト定着装置 | |
JPH1030620A (ja) | 拡開アンカー | |
KR200238600Y1 (ko) | 소켓앵커 |