JP2547596Y2 - バレーボール用支柱などの据立て装置 - Google Patents

バレーボール用支柱などの据立て装置

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JP2547596Y2
JP2547596Y2 JP1991077169U JP7716991U JP2547596Y2 JP 2547596 Y2 JP2547596 Y2 JP 2547596Y2 JP 1991077169 U JP1991077169 U JP 1991077169U JP 7716991 U JP7716991 U JP 7716991U JP 2547596 Y2 JP2547596 Y2 JP 2547596Y2
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隆一 乾
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隆一 乾
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、主としてバレーボー
ル用支柱などの据立て装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えばバレーボール用支柱の
据立て装置としては、図3に示すものが広く知られてお
り、これを同図に基づいて説明する。即ち、同図中、1
1はバレーボール用パイプ製支柱Aなどの下端部が差込
み自在とされた所要の内径を有する金属製埋筒、12は
該埋筒11の外周面に突設された所要数の抜止め突片、
13は埋筒11の上端部にチェーン14を介して着脱自
在に取付けられたキャップ体である。
【0003】上述の如く構成された従来例は、図3に示
すように、埋筒11の上端部がコート面とほぼ同一レベ
ルに位置すべく埋筒11自体をコートの両側に埋設す
る。そして、埋設した各埋筒11に支柱Aを差込み、立
設状態に据立てて使用に供する。また、不使用時には、
支柱Aを抜取り、キャップ体13を埋筒11の上端部に
被嵌して埋筒11内への雨水や土砂などの侵入を防止せ
しめるものである。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】ところで、上記従来例
は、バレーボールの支柱Aを確実に据立て、また、不使
用時においては埋筒11内への雨水や土砂侵入を有効に
防止することが出来る反面、次の欠点を有するものであ
る。まず第1に、抜止め突片12を有する埋筒11を地
中に埋設するものであるから、その埋設作業が非常に面
倒で手間がかかるのみならず、その埋設は極めて固定的
であって、他の場所への移動据立ては実際上極めて困難
である。第2に、使用時においてはキャップ体13を取
外し、埋筒11に支柱Aを差込むものであるから、埋筒
11内周と支柱A外周との間隙内に雨水や土砂が侵入し
やすく、支柱Aのスムーズな挿脱を阻害しやすいもので
ある。第3に、埋筒11は単に地中に埋設するにすぎな
いものであるから、支柱Aを差込んで使用するさいには
外圧により支柱Aがブレやすく、支柱Aの支持が不確実
となりやすいものである。第4に、埋筒11は上述の如
く比較的長期にわたって固定的に埋設されるものである
から、使用時などにおける雨水の侵入により錆などを惹
起せしめやすく、ひいては、埋筒11の寿命を短くする
のみならず、支柱Aの挿脱を困難化せしめやすいもので
ある。
【0005】この考案は、従来の問題点を一挙に解決
し、コートへの据立てや取外し作業を極めて簡単に、し
かも確実に行うことが出来、適宜所要の場所に自由に移
動据立てすることが出来るのみならず、使用時、不使用
時を問わず雨水や土砂が侵入することなく常に支柱の挿
脱を極めてスムーズに行うことが出来るバレーボール用
支柱などの据立て装置を提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】即ち、この考案は、所要
のパイプ製支柱Aに差込み自在とされてなる杭体21
と、同支柱Aに外嵌自在なリング片25が一端部に形成
されると共に他端部にピン孔27及び掛止片26が形成
されてなる所要長の据立て具24と、該据立て具24の
ピン孔27に挿通自在な止着ピン28とより構成されて
なる。
【0007】
【実施例】以下に、この考案を図面に示す一実施例につ
いて説明する。21は下端が尖鋭状とされた円柱状の金
属製杭体で、該杭体21の上部はバレーボール用パイプ
製支柱Aの下端部に差込み自在な外径を有し、また、同
下部の外周面には地中にネジ込んで植設すべくネジ部2
2が刻設されている。23は上記杭体21の長手方向に
沿ってその上端部に対向状に形成された2条の締付け工
具引掛け用溝である。24は両側がテーパ状に形成され
た細長い板状の金属製据立て具、25は該据立て具24
の基端部に形成された支柱外嵌用のリング片、26は据
立て具24の先端縁に折曲形成された掛止片、27は同
先端部に形成された所要径のピン孔、28は該ピン孔2
7に挿通自在とされた止着ピンである。
【0008】上述の如く構成された実施例は、まず、杭
体21を所要の締付け工具でもって所定コートの両側に
ネジ込み、立設状態に植設せしめると共に、各杭体21
に据立て具24のリング片25を遊嵌せしめる。つい
で、上方より支柱Aを各杭体21に外嵌状に嵌合せつつ
リング片25に差込んで立設せしめる。しかるのち、各
据立て具24をネットの張設方向と逆方向に位置せし
め、掛止片26を地中に食い込ませて掛止せしめたの
ち、ピン孔27を通して止着ピン28を傾斜状に打込
み、据立て具24を地面に沿って止着せしめることによ
り支柱Aを立設状態に据立てる(図2参照)。そして、
据立てた両側の支柱A間にネットを張設し、使用に供す
る。この際、杭体21には支柱Aを外嵌状態に嵌合せる
ものとされているため、杭体21の外周と支柱Aの内周
との間に雨水や土砂が侵入するおそれはない。また、支
柱Aは杭体21に外嵌し、しかも、地面に止着した据立
て具24のリング片25に差込むため、常に確実、かつ
安定的に立設保持せしめられる。
【0009】逆に、据立てを取外すさいには、支柱Aを
抜去り、ついで、止着ピン28を抜取ったのち、据立て
具24を杭体21より外す。しかるのち、締付け工具で
もって杭体21をネジ戻し、地中より抜取るとよい。
【0010】なお、上記実施例において、杭体21は円
柱状とされているが、これに限定されるものでなく、中
空円柱状に形成してもよい。また、杭体21の下部外周
面にネジ部22を刻設するものとされているが、同上部
と同様に平滑状に形成してもよいものである。さらに、
この考案にかかる据立て装置は、上記実施例に示したバ
レーボール用支柱の他、テニス用支柱、あるいは鯉織用
ポールなど所要の支柱やポールの据立てにも好適に適用
することが出来るものである。
【0011】
【考案の効果】この考案によれば以上の次第で、所要の
パイプ製支柱Aに差込み自在とされてなる杭体21と、
同支柱Aに外嵌自在なリング片25が一端部に形成され
ると共に他端部にピン孔27及び掛止片26が形成され
てなる所要長の据立て具24と、該据立て具24のピン
孔27に挿通自在な止着ピン28とより構成されている
から、杭体21を所定コートの両側に植設し、据立て具
24のリング片25を遊嵌せしめたのち上方より支柱A
を杭体21に外嵌せしめつつリング片25に差込んで立
設せしめ、のち、据立て具24の掛止片26を地面に食
い込ませて掛止せしめつつ、ピン孔27に止着ピン28
挿通して地面に止着するという極めて簡便な操作でも
って据立て作業を簡単に、しかも、確実に行うことが出
来るのみならず、止着ピン28および杭体21の抜取り
により簡単に取外すことが出来、ひいては、適宜所要の
場所に自由に移動据立てすることが出来るものである。
また、杭体21は支柱Aに差込み自在とされているか
ら、杭体21に支柱Aを外嵌状態に嵌合せることが出来
るものであって、杭体21の外周と支柱Aの内周との間
に雨水や土砂が侵入するおそれがなく、支柱Aの挿脱を
常にスムーズに行うことが出来るものである。さらに、
据立て具24にはピン孔27及び掛止片26が形成され
ているから、掛止片26を地面に食い込ませて掛止せし
め、止着ピン28の止着とも相まって据立て具24の止
着を確実に行うことが出来るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例を示す分解斜視図である。
【図2】同使用状態を示す破砕断面図である。
【図3】従来例を示す半截断面図である。
【符号の説明】
21 杭体 24 据立て具 25 リング片26 掛止片 27 ピン孔 28 止着ピン A 支柱

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】所要のパイプ製支柱Aに差込み自在とされ
    てなる杭体21と、同支柱Aに外嵌自在なリング片25
    が一端部に形成されると共に他端部にピン孔27及び掛
    止片26が形成されてなる所要長の据立て具24と、該
    据立て具24のピン孔27に挿通自在な止着ピン28と
    より構成されてなることを特徴とするバレーボール用支
    柱などの据立て装置。
JP1991077169U 1991-08-29 1991-08-29 バレーボール用支柱などの据立て装置 Expired - Lifetime JP2547596Y2 (ja)

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JPH0520771U JPH0520771U (ja) 1993-03-19
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102001426B1 (ko) * 2018-03-06 2019-07-18 황보정철 인공잔디 필드용 매립형 포스트받침 세트

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6166710A (ja) * 1984-09-11 1986-04-05 Dainippon Ink & Chem Inc 非造膜性ビニル系樹脂エマルジヨンの製造法及びその粉末化法

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