JP7303607B2 - あと施工アンカーの撤去方法 - Google Patents
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Description
これによれば、インナー部材の雌ねじ穴に取付ボルトを螺合することにより、取付ボルトに荷重が負荷されればテーパ部が拡張片により引き込まれて拡張力が生じ、定着力を増すことができる。従って、本体打込式アンカーの先端コーンの抜け出しのような事態が無く、高い定着力を発揮して、コンクリートからの抜け出しを防止できる信頼性の高いあと施工アンカーとすることができる。また、あと施工アンカーの設置構造であと施工アンカーが不要になった際には、スリーブの雌ねじを利用してスリーブを引き抜くことができ、不要時に容易に撤去することができる。従って、あと施工アンカーの設置のためにコンクリートに形成された穿孔を再利用することも可能となる。また、インナー部材の小径穴が雌ねじ穴より小径であることから、雌ねじ穴に螺入される取付ボルトの位置や、あと施工アンカーの撤去時に雌ねじ穴に螺入される固定解除コマ等の部材の位置を所定位置に規制、定置することができる。また、インナー部材の雌ねじ穴と小径穴が連続して貫通する構成により、防食作用を得るために溶融メッキ槽に浸漬して溶融亜鉛メッキ等の溶融メッキを行う際に、スリーブと同様にインナー部材のメッキ処理の際にも、エア溜まりの発生、水分の膨張による爆発が発生することを確実に防止することができ、高い安全性で溶融メッキを行うことができる。
これによれば、取付ボルトの取付ナットによる締付でインナー部材が引き寄せられ、インナー部材のテーパ部が拡張片により引き込まれて追従拡張されるので、通常の設置状態でもより高い定着力を得ることができ、アンカー全体の剛性を非常に高めることができる。また、取付ボルトに荷重が負荷されて取付ボルトが引っ張られた際の耐性をより増すことができる。
これによれば、雌ねじ穴と小径穴が連続して貫通するインナー部材に対し、インナー部材の雌ねじ穴に螺入された固定解除コマを打撃することにより、インナー部材の全体に効果的に打撃力を伝えることができる。従って、インナー部材を孔奥に確実に押し込み、雌ねじ穴と小径穴が連続して貫通するインナー部材とスリーブの固定を確実に解除することができる。そして、スリーブの拡張片に対するインナー部材の入り込みを外し或いは押圧状態を緩め、より簡単にスリーブを抜き出すことが可能となる。
これによれば、抜出用ボルトの先端で固定解除コマを押しながら抜出用ボルトを回転させることにより、簡単且つ確実にスリーブを抜き出すことができる。
本発明による実施形態のあと施工アンカー1は、図1に示すように、略円柱形の基部21の先端側に先端に向かって漸次拡径するテーパ部22が設けられているインナー部材2と、略円筒状の本体31の先端側に先端から切り込まれたスリット32で区分される拡張片33が設けられ、本体31の後端側の内周に雌ねじ34が形成されているスリーブ3を備える。
本明細書開示の発明は、発明として列記した各発明、実施形態の他に、適用可能な範囲で、これらの部分的な内容を本明細書開示の他の内容に変更して特定したもの、或いはこれらの内容に本明細書開示の他の内容を付加して特定したもの、或いはこれらの部分的な内容を部分的な作用効果が得られる限度で削除して上位概念化して特定したものを包含する。そして、本明細書開示の発明には下記内容や変形例も含まれる。
10…抜出用アタッチメント 101…雌ねじ穴 102…挿通穴 103…雄ねじ 104…把持部 11…抜出用ボルト 111…軸部 112…頭部 113…雄ねじ部 114…小径部 12…六角レンチ 13…ハンマー 14…電動工具 150…コンクリート 151…穿孔 160…取付物 200…本体打込式アンカー 201…本体 202…拡張片 203…雌ねじ 204…先端コーン 205…取付ボルト 206…ワッシャー 207…ナット 210…コンクリート 211…穿孔 220…取付物 300…スリーブ打込式アンカー 301…スリーブ 302…拡張片 303…テーパボルト 304…テーパ部 305…雄ねじ部 306…ワッシャー 307…スプリングワッシャー 308…ナット 310…コンクリート 311…穿孔 320…取付物 400…打込棒
Claims (2)
- 基部の先端側に先端に向かって漸次拡径するテーパ部が設けられているインナー部材と、先端側に前記テーパ部の入り込みで拡張する拡張片が設けられ、後端側に雌ねじが形成されているスリーブを備え、前記インナー部材に後端面で開口する雌ねじ穴が設けられ、前記雌ねじ穴に取付ボルトを螺合可能であると共に、前記雌ねじ穴より小径で形成され、前記雌ねじ穴と連続して前記インナー部材の先端面に貫通する小径穴が設けられているあと施工アンカーが、前記インナー部材の前記テーパ部の入り込みで前記拡張片が拡張されてコンクリートの穿孔に打設され、前記インナー部材の前記雌ねじ穴に螺着された前記取付ボルトに対する取付ナットの締付で前記拡張片が追従拡張されている構造からあと施工アンカーを撤去する方法であって、
外周に雄ねじが形成され且つ後端面から軸方向に延びる止まり穴が形成された固定解除コマを、前記取付ボルトが外された前記インナー部材の前記雌ねじ穴に前記小径穴近傍まで螺入する第1工程と、
固定解除棒の先端を前記止まり穴の底部に当接して前記固定解除棒を打撃し、前記インナー部材を孔奥に押し込む第2工程を備えることを特徴とするあと施工アンカーの撤去方法。 - 前記固定解除棒を外した後、軸方向の貫通穴の少なくとも後部に雌ねじが形成され、先端側に雄ねじが形成された抜出用アタッチメントの前記雄ねじを、前記スリーブの雌ねじに螺着する第3工程と、
抜出用ボルトを前記抜出用アタッチメントの雌ねじに螺入して、前記抜出用ボルトの先端を前記インナー部材の雌ねじ穴に螺合された前記固定解除コマの止まり穴の底部に当接する第4工程と、
前記抜出用ボルトの先端で前記固定解除コマを押しながら前記抜出用ボルトを回転させることにより、前記抜出用アタッチメントと螺着された前記スリーブを抜き出す第5工程を備えることを特徴とする請求項1記載のあと施工アンカーの撤去方法。
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