JP2012177222A - あと施工アンカー及び既存のコンクリートに対するあと施工アンカー取付固定方法 - Google Patents

あと施工アンカー及び既存のコンクリートに対するあと施工アンカー取付固定方法 Download PDF

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貞義 坂井
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Abstract

【課題】 アンカーの引き抜きに対する十分な強度が得られるあと施工アンカー及び既存のコンクリートに対するあと施工アンカー取付固定方法の提供。
【解決手段】 アンカー本体部1と、拡開くさび2と、治具3とで構成され、アンカー本体部1は円筒状に形成されていてその先端側にはその周壁に周方向所定間隔のもとに4本のスリット11が軸方向に形成された拡開部1aが形成され、アンカー本体部1の基部側の軸心孔12には雌ねじ13が形成され、アンカー本体部1の外周にはねじ山14が突出形成され、拡開くさび2は、拡開部1aの軸心孔12内に圧入可能な小径部21と該小径部21の外径から所定のテーパ角度を以て拡大するテーパ軸部22とで構成され、治具3は、その先端側にアンカー本体部1の雌ねじ13に螺合可能な雄ねじ部31が形成され、治具3の基端側には雄ねじ部31より大径でスパナなどの回転工具を係合可能な頭部33が形成されている。
【選択図】 図8

Description

本発明は、打設後の既存のコンクリートに削孔された下穴内に挿入・拡径して固定されるあと施工アンカーに関し、特に、ボルトを螺合連結可能な雌ねじ下穴を備えた雌ねじタイプのあと施工アンカー及び既存のコンクリートに対するあと施工アンカー取付固定方法の改良技術に関する。
従来のこの種のあと施工アンカーとしては、例えば、図9に示すように、アンカー本体部101と、拡開くさび102とで構成され、アンカー本体部101は円筒状に形成され、その先端側の周壁に周方向所定間隔のもとに4つのスリット101aが軸方向に形成されていて、このスリット101a形成側の軸心孔内に拡開くさび102の小径側の一部が圧入され、また、アンカー本体部101の基部側にはボルトを螺合可能な雌ねじ下穴101bが形成された構造となっている(例えば、特許文献1、2参照。)。
そして、この種のあと施工アンカーの既存のコンクリートに対する固定方法は、図10の取付工程図に示すように、(イ)打設後の既存のコンクリート103にドリル104で下穴105を開け、(ロ)ブロワー、吸じん機106等で下穴105内からコンクリートの切り粉を除去し、(ハ)下穴105内に拡開くさび102側からアンカー本体部101を挿入し、(ニ)アンカー本体部101の基部を専用打ち込み棒107を介してハンマー等で叩いて下穴105の底部に当接された拡開くさび102をスリット101aが形成されたアンカー本体部101の軸心孔内に圧入させることによりアンカー本体部101の先端部を径方向に拡開させて下穴105の内周面に圧接固定させることにより、既存のコンクリート103に対する取付固定を完了する。
特開2002−349522号公報 特開平8−333814号公報
しかしながら、従来例のあと施工アンカーにあっては、上述のようにアンカー本体部101の基部を専用打ち込み棒107を介してハンマー等で叩いて下穴105の底部に当接された拡開くさび102をスリット101aが形成されたアンカー本体部101の軸心孔内に圧入させることによりアンカー本体部101の先端部を径方向に拡開させて下穴105の内周面に圧接固定させるものであるが、スリット101aが形成されたアンカー本体部101の先端外周部が部分的に下穴105の内周面に圧接するだけであるため、アンカーの引き抜きに対する強度が十分ではないという問題があった。
また、従来のあと施工アンカーにあっては、拡開くさび102のテーパ角度が5°〜7°であったため、拡開くさび102をスリット101aが形成されたアンカー本体部101の軸心孔内に圧入するためのハンマーによる叩き込み作業多く労力を要し、アンカー本体部101の先端部の拡開が十分に行えずにアンカーの引き抜きに対する十分な強度が得られなくなる場合があるという問題があった。
本発明の解決しようとする課題は、アンカーの引き抜きに対する十分な強度が得られるあと施工アンカー及び既存のコンクリートに対するあと施工アンカー取付固定方法を提供することにある。
上記課題を解決するため請求項1記載の発明は、
アンカー本体部と、拡開くさびとで構成され、
前記アンカー本体部は円筒状に形成されていてその先端側にはその周壁に周方向所定間隔のもとに複数のスリットが軸方向に形成された拡開部が形成されると共に、前記アンカー本体部の基部側の軸心孔には雌ねじが形成され、前記アンカー本体部の外周にはねじ山が突出形成され、
前記拡開くさびは、前記拡開部の軸心孔内に圧入可能な小径部と該小径部の外径から所定のテーパ角度を以て拡大するテーパ軸部とで構成されていることを特徴とする手段とした。
また、請求項2記載の発明は、
請求項1記載のあと施工アンカーにおいて、前記アンカー本体部は鋼材で構成され、すくなくとそのねじ山は焼き入れが施されていることを特徴とする手段とした。
また、請求項3記載の発明は、
請求項1または2記載のあと施工アンカーにおいて、前記拡開くさびにおけるテーパ軸部のテーパ角度が4°〜3°であることを特徴とする手段とした。
また、請求項4記載の発明は、
請求項1〜3のいずれか1項に記載のあと施工アンカーにおいて、前記ねじ山のねじ角度が15°〜21°であることを特徴とする手段とした。
また、請求項5記載の発明は、
アンカー本体部と、拡開くさびと、拡開くさびねじ込み用の治具とで構成され、
前記アンカー本体部は円筒状に形成されていてその先端側にはその周壁に周方向所定間隔のもとに複数のスリットが軸方向に形成された拡開部が形成されると共に、前記アンカー本体部の基部側の軸心孔には雌ねじが形成され、前記アンカー本体部の外周にはねじ山が突出形成され、
前記拡開くさびは、前記拡開部の軸心孔内に圧入可能な小径部と該小径部の外径から所定のテーパ角度を以て拡大するテーパ軸部とで構成され、
前記治具は、その先端側に前記アンカー本体部の雌ねじ下穴に螺合可能な雄ねじ部が形成されると共に、前記連結ボルトの基端側には前記雄ねじ部より大径でスパナなどの回転工具を係合可能な頭部が形成されているあと施工アンカーの設置方法であって、
既存のコンクリートに前記アンカー本体部の外径より大径で前記ねじ山の外径より小径の下穴を開ける工程と、
前記下穴内に拡開くさび側からアンカー本体部を挿入し、前記アンカー本体部の雌ねじに雄ねじ部をねじ込んだ治具の頭部にスパナなどの工具を係合させてアンカー本体部を回転させ、前記拡開くさびの先端が下穴の底部に当接するまで下穴内にねじ込む工程と、
アンカー本体部を更に回転させて下穴内にねじ込んで拡開くさびをアンカー本体のスリットが形成された拡開部内に圧入させて該スリット形成部を径方向に拡開して下穴の内周面に圧接させることによりアンカー本体部を下穴内に固定する工程と、
前記アンカー本体部から治具を抜き取る工程と、
からなることを特徴とする手段とした。
本発明では、上述のように、アンカー本体部は円筒状に形成されていてその先端側にはその周壁に周方向所定間隔のもとに複数のスリットが軸方向に形成された拡開部が形成されると共に、アンカー本体部の基部側の軸心孔には雌ねじが形成され、拡開くさびは、拡開部の軸心孔内に圧入可能な小径部と該小径部の外径から所定のテーパ角度を以て拡大するテーパ軸部とで構成された構造のあと施工アンカーにおいて、アンカー本体部の外周にはねじ山が突出形成された構成とすることで、既存のコンクリートに形成された下穴内に拡開くさび側からアンカー本体部を挿入し、アンカー本体部の雌ねじに雄ねじ部をねじ込んだ治具の頭部にスパナなどの工具を係合させてアンカー本体部を回転させることにより、ねじ山を下穴の内周部に食い込ませて雌ねじを形成しながらアンカー本体部を下穴内に容易にねじ込むことができる。
そして、拡開くさびの先端が下穴の底部に当接するまで下穴内にねじ込んだのち、アンカー本体部を更に回転させて下穴内にねじ込んで拡開くさびをアンカー本体のスリットが形成された拡開部内に圧入させて該スリット形成部を径方向に拡開して下穴の内周面に圧接させることにより、アンカー本体部を下穴内に固定させることができる。
このように、ねじ山を利用してアンカー本体部を下穴内にねじ込むことにより、小さな力でアンカー本体部の拡開部内に拡開くさびを食い込ませて拡開させることができる。
また、アンカー本体部の外周に形成されたねじ山が下穴の内周面に食い込んだ状態で固定されるため、アンカーの引き抜きに対する十分な強度が得られるようになるという効果が得られる。
また、アンカー本体部は鋼材で構成され、ねじ山は焼き入れが施されることで、コンクリートに削孔された下穴にアンカー本体部をねじ込ませる際に、下穴の内周面にねじ山を容易に食い込ませて楽にねじ込むことができる。
また、拡開くさびにおけるテーパ軸部のテーパ角度を4°以下とすることにより、拡開くさびをアンカー本体の拡開部内により小さな力で食い込ませることができ、これにより、アンカー本体部のスリット形成部を容易に下穴の内周面に強く圧接させることができるため、アンカーの引き抜きに対する強度をさらに高めることができるようになる。
また、拡開くさびにおけるテーパ軸部のテーパ角度を3°未満にすると、アンカー本体部1のねじ込み長さが長くなって作業性が悪くなるため、テーパ角度を3°以上とすることで、作業性の悪化を抑制することができる。
また、ねじ山14のねじ角度を15°〜21°とすることで、作業性を悪化させることなく、アンカー本体部を下穴の所定深さまでねじ込むことができるようになる。
本発明実施例1のあと施工アンカーを示す平面図である。 本発明実施例1のあと施工アンカーを示す正面図である。 本発明実施例1のあと施工アンカーを示す背面図である。 本発明実施例1のあと施工アンカーを示す底面図である。 本発明実施例1のあと施工アンカーを示す左側面図である。 本発明実施例1のあと施工アンカーを示す右側面図である。 図2のS7−S7線における横断面図である。 本発明実施例1のあと施工アンカーの既存のコンクリートに対する取付工程を示す説明図である。 従来のあと施工アンカーを示す断面図である。 従来のあと施工アンカーの既存のコンクリートに対する取付工程を示す説明図である。
以下にこの発明の実施例を図面に基づいて説明する。
まず、この実施例1のあと施工アンカーを図面に基づいて説明する。
このあと施工アンカーは、アンカー本体部1と、拡開くさび2と、拡開くさびねじ込み用の治具3と、を備えている。
アンカー本体部1は、円筒状に形成されていてその先端側にはその周壁に周方向所定間隔のもとに4本のスリット11が軸方向に形成された拡開部1aが形成されている。
また、アンカー本体部1の基部側の軸心孔12には治具3を螺合可能な雌ねじ13が形成されている。
また、アンカー本体部1の外周には右ねじのねじ山14が突出形成されている。
このねじ山14のねじ角度はとしては、15°〜21°に設定されている。なお、このねじ角度の設定理由については後述する。
そして、アンカー本体部1は鋼材で構成され、少なくともねじ山14部分には焼き入れが施されている。
拡開くさび2は、拡開部1aの軸心孔12内に圧入可能な小径部21と該小径部21の外径から4°〜3°のテーパ角度を以て拡大するテーパ軸22部とで構成されている。
治具3は、その先端側にアンカー本体部1の雌ねじ13に螺合可能な雄ねじ部31が形成されると共に、治具3の基端側には雄ねじ部31より大径の頭部32が形成されていて、該頭部32の外面が六角形のナット状に形成された、いわゆる六角ボルトで構成されている。
この実施例1のあと施工アンカーの既存のコンクリートに対する取付工程を図8の(イ)〜(ホ)に基づいて説明する。
(イ) 打設後の既存のコンクリート5にドリル6で下穴51を削孔する。なお、この下穴51の内径は、アンカー本体部1の外径より大径でねじ山14の外径より小径とする。例えば、アンカー本体部1の外径が17mm、ねじ山14の外径が20mmの場合、18mmの下穴51を削孔する。
(ロ)ブロワー、吸じん機7等で下穴51内からコンクリートの切り粉を除去する。
(ハ)下穴51内に拡開くさび2側からアンカー本体部1を挿入し、アンカー本体部1の雌ねじ13に雄ねじ部31をねじ込んだ治具3の頭部32にスパナ、インパクトドライバーなどの工具を係合させてアンカー本体部1を回転させ、拡開くさび2の先端が下穴51の底部に当接するまで下穴51内にねじ込む。
(ニ)アンカー本体部1を更に回転させて下穴51内にねじ込んで拡開くさび2をアンカー本体1の拡開部1a内に圧入させて該拡開部1aを径方向に拡開して下穴51の内周面に圧接させることによりアンカー本体部1を下穴51内に固定する。
(ホ)アンカー本体部1から治具3を抜き取る。
次に、この実施例1の効果を説明する。
本発明では、上述のように、アンカー本体部1は円筒状に形成されていてその先端側にはその周壁に周方向所定間隔のもとに複数のスリット11が軸方向に形成された拡開部1aが形成されると共に、アンカー本体部1の基部側の軸心孔12には雌ねじ13が形成され、拡開くさびは、拡開部1aの軸心孔12内に圧入可能な小径部21と該小径部21の外径から所定のテーパ角度を以て拡大するテーパ軸部22とで構成された構造のあと施工アンカーにおいて、アンカー本体部1の外周にはねじ山14が突出形成された構成とすることで、既存のコンクリート5に形成された下穴51内に拡開くさび2側からアンカー本体部1を挿入し、アンカー本体部1の雌ねじ13に雄ねじ部31をねじ込んだ治具3の頭部32にスパナ、インパクトドライバーなどの工具を係合させてアンカー本体部1を回転させることにより、ねじ山14を下穴51の内周部に食い込ませて雌ねじを形成しながらアンカー本体部1を下穴51内に容易にねじ込むことができる。
そして、拡開くさび2の先端が下穴51の底部に当接するまで下穴51内にねじ込んだのち、アンカー本体部1を更に回転させて下穴51内にねじ込んで拡開くさび2をアンカー本体1の拡開部1a内に圧入させて該拡開部1aを径方向に拡開して下穴51の内周面に圧接させることにより、アンカー本体部1を下穴51内に固定させることができる。
このように、ねじ山14を利用してアンカー本体部1を下穴51内にねじ込むことにより、小さな力でアンカー本体部1の拡開部1a内に拡開くさび2を食い込ませて拡開させることができる。
また、アンカー本体部1の外周に形成されたねじ山14が下穴51の内周面に食い込んだ状態で固定されるため、アンカーの引き抜きに対する十分な強度が得られるようになるという効果が得られる。
また、アンカー本体部1は鋼材で構成され、少なくともねじ山14は焼き入れが施されることで、コンクリート5に削孔された下穴251にアンカー本体部1をねじ込ませる際に、下穴51の内周面にねじ山14を容易に食い込ませて楽にねじ込むことができる。
また、拡開くさび2におけるテーパ軸部22のテーパ角度を4°以下とすることにより、拡開くさび2をアンカー本体1のスリット形成部1a内により小さな力で食い込ませることができ、これにより、アンカー本体部1の拡開部1aを容易に下穴51の内周面に強く圧接させることができるため、アンカーの引き抜きに対する強度をさらに高めることができるようになる。
また、拡開くさび2におけるテーパ軸部22のテーパ角度を3°未満にすると、アンカー本体部1のねじ込み長さが長くなって作業性が悪くなるので、テーパ角度を3°以上とすることで、作業性の悪化を抑制することができる。
また、ねじ山14のねじ角度を15°〜21°としたことで、以下のような効果が得られる。
すなわち、ねじ山14のねじ角度を15°未満とすると、下穴51にアンカー本体部1をねじ込む際に、ねじ山14で削り取られた下穴51の内周面のコンクリートくずが下穴51の底に溜まる量が多くなりすぎ、このコンクリートくずが邪魔してアンカー本体部1を所定の深さまでねじ込むことができなくなり、また、ねじ山14のねじ角度が21°を越えると、アンカー本体部1の回転に対する下穴51へのねじ込み量が多くなることから、下穴51に対するアンカー本体部1のねじ込みに強い力が必要になり、作業性を悪化させるからである。
従って、ねじ山14のねじ角度を15°〜21°とすることで、作業性を悪化させることなく、アンカー本体部1を下穴51の所定深さまでねじ込むことができるようになる。
以上本実施例を説明してきたが、本発明は上述の実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても、本発明に含まれる。
例えば、実施例では、スリットを4本形成したが、その本数は任意である。
また、実施例では、拡開くさびにおけるテーパ軸部のテーパ角度を4°〜3°としたが、この角度に限定されるものではない。
また、実施例では、ねじ山14のねじ角度を15°〜21°としたが、この角度に限定されるものではない。
また、実施例では、治具として六角ボルトを用いたが、頭部にスパナ、インパクトドライバーなどの工具を係合して回転可能であれば、その形状を問わない。
1 アンカー本体部
1a 拡開部
11 スリット
12 軸心孔
13 雌ねじ
14 ねじ山
2 拡開くさび
21 小径部
22 テーパ軸部
3 治具
31 雄ねじ部
32 頭部
5 コンクリート
51 下穴
6 ドリル
7 吸じん機

Claims (5)

  1. アンカー本体部と、拡開くさびとで構成され、
    前記アンカー本体部は円筒状に形成されていてその先端側にはその周壁に周方向所定間隔のもとに複数のスリットが軸方向に形成された拡開部が形成されると共に、前記アンカー本体部の基部側の軸心孔には雌ねじが形成され、前記アンカー本体部の外周にはねじ山が突出形成され、
    前記拡開くさびは、前記拡開部の軸心孔内に圧入可能な小径部と該小径部の外径から所定のテーパ角度を以て拡大するテーパ軸部とで構成されていることを特徴とするあと施工アンカー。
  2. 請求項1に記載のあと施工アンカーにおいて、
    前記アンカー本体部は鋼材で構成され、少なくともそのねじ山は焼き入れが施されていることを特徴とするあと施工アンカー。
  3. 請求項1または2に記載のあと施工アンカーにおいて、
    前記拡開くさびにおけるテーパ軸部のテーパ角度が4°〜3°であることを特徴とするあと施工アンカー。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載のあと施工アンカーにおいて、
    前記ねじ山のねじ角度が15°〜21°であることを特徴とするあと施工アンカー。
  5. アンカー本体部と、拡開くさびと、拡開くさびねじ込み用の治具とで構成され、
    前記アンカー本体部は円筒状に形成されていてその先端側にはその周壁に周方向所定間隔のもとに複数のスリットが軸方向に形成された拡開部が形成されると共に、前記アンカー本体部の基部側の軸心孔には雌ねじが形成され、前記アンカー本体部の外周にはねじ山が突出形成され、
    前記拡開くさびは、前記拡開部の軸心孔内に圧入可能な小径部と該小径部の外径から所定のテーパ角度を以て拡大するテーパ軸部とで構成され、
    前記治具は、その先端側に前記アンカー本体部の雌ねじ下穴に螺合可能な雄ねじ部が形成されると共に、前記連結ボルトの基端側には前記雄ねじ部より大径でスパナなどの回転工具を係合可能な頭部が形成されていて該頭部の外面が二面幅または奇数多角形のナット状に形成されているあと施工アンカーの設置方法であって、
    既存のコンクリートに前記アンカー本体部の外径より大径で前記ねじ山の外径より小径の下穴を開ける工程と、
    前記下穴内に拡開くさび側からアンカー本体部を挿入し、前記アンカー本体部の雌ねじに雄ねじ部をねじ込んだ治具の頭部にスパナなどの工具を係合させてアンカー本体部を回転させ、前記拡開くさびの先端が下穴の底部に当接するまで下穴内にねじ込む工程と、
    アンカー本体部を更に回転させて下穴内にねじ込んで拡開くさびをアンカー本体のスリット形成部内に圧入させて該スリット形成部を径方向に拡開して下穴の内周面に圧接させることによりアンカー本体部を下穴内に固定する工程と、
    前記アンカー本体部から治具を抜き取る工程と、
    からなることを特徴とする既存のコンクリートに対するあと施工アンカー取付固定方法。
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