JP2005172117A - あと施工アンカー - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 アンカー本体部1と、拡開くさび2と、拡開くさび打込み治具を兼ねた連結ボルト3とで構成され、連結ボルト3の基端側には雄ねじ部31より大径の打ち込み用頭部32が形成されていて該打ち込み用頭部32内には足場つなぎ金具4の雄ねじ41を螺合可能な雌ねじ孔33が形成され、連結ボルト3の雄ねじ部31のねじ径およびアンカー本体部1の雌ねじ孔1cのねじ径が連結ボルト3の雌ねじ孔33のねじ径よりは小径に形成されている。
【選択図】 図5
Description
そして、工事終了後には、(ヘ)壁つなぎ金具108をアンカー本体部101の雌ねじ孔101bから取り外し、必要に応じ、孔105の開口部を塞ぐ。
即ち、建設工事の足場用壁つなぎ金具108のねじ部は、足場の強度確保の必要からW1/2ねじ(インチねじ4部)に規格化されている関係で、アンカー本体部101の外径が17.5mmのあと施工アンカーを利用することになり、このため、既存のコンクリート103に直径18mmの孔105を削孔する必要がある。
また、削孔される孔105の直径に比例して削孔時における振動騒音が激しくなるため、長い時間大きな騒音を発生させることになるという問題もある。
まず、この実施例のあと施工アンカーを図面に基づいて説明する。
この実施例のあと施工アンカーは、アンカー本体部1と、拡開くさび2と、拡開くさび打込み治具を兼ねた連結ボルト3とを主な構成として備えている。
(ロ) ブロワー、吸じん機8等で孔51内からコンクリートの切り粉を除去する。
(ニ) 連結ボルト3の打ち込み用頭部32をハンマー等で叩いて孔51の底部に当接された拡開くさび2をスリット1aが形成された拡開部11の軸心孔1b内に圧入させることによりアンカー本体部1の先端拡開部11を径方向に拡開させて孔51の内周面に圧接固定させる。
(ト) 最後に、必要に応じ、孔5内に止水栓7を圧入して孔5の開口部を塞ぐ。
この実施例のあと施工アンカーでは、上述のように、アンカー本体部1と、拡開くさび2と、拡開くさび打込み治具を兼ねた連結ボルト3とで構成され、連結ボルト3の基端側には雄ねじ部31より大径の打ち込み用頭部32が形成されていて該打ち込み用頭部32内には足場つなぎ金具4の雄ねじ41を螺合可能な雌ねじ孔33が形成され、連結ボルト3の雄ねじ部31のねじ径およびアンカー本体部1の雌ねじ孔1cのねじ径が連結ボルト3の雌ねじ孔33のねじ径よりは小径に形成された構成としたことにより、壁つなぎ金具4の規格化された雄ねじ41のねじ径に係らず、アンカー本体部1の小径化が可能になるもので、これにより、アンカー本体部1の材料コストの低減化が図れるようになると共に、アンカー本体部1の小径化によりコンクリート5に削孔される孔51の径も小さくてすむため、コンクリート5の削孔時における騒音の低減と削孔時間の短縮(この実施例では従来例に比べ、約1/2〜1/3)が可能になるという効果が得られる。
例えば、実施例では、アンカー本体部1および拡開くさび2を耐腐食性に優れたステンレスで構成し、連結ボルト3はステンレスよりは耐腐食性の面で劣るがコストの安い鉄で構成した例を示したが、材料の選定は任意である。
また、実施例では、4本のスリット1aを形成したが、その本数は任意である。また、連結ボルト3の雌ねじ孔33および雄ねじ部31とアンカー本体部の雌ねじ孔1cの孔径は任意である。
1a スリット
1b 軸心孔
1c 雌ねじ孔
11 拡開部
2 拡開くさび
21 小径円柱部(小径部)
22 テーパ部
3 連結ボルト
31 雄ねじ部
32 打ち込み用頭部
33 雌ねじ孔
4 足場つなぎ金具
41 雄ねじ
5 コンクリート
51 孔
6 ドリル
7 止水栓
8 ブロワー、吸じん機
Claims (3)
- アンカー本体部と、拡開くさびと、拡開くさび打込み治具を兼ねた連結ボルトとで構成され、
前記アンカー本体部は筒状に形成されていてその先端側にはその周壁に周方向所定間隔のもとに複数のスリットが軸方向に形成された拡開部が形成されると共に、前記アンカー本体部の基部側の軸心孔には雌ねじ孔が形成され、
前記拡開くさびは、前記拡開部の軸心孔内に圧入可能な小径部と該小径部の外径から所定のテーパ角度を以て拡大するテーパ軸部とで構成され、
前記連結ボルトは、その先端側に前記アンカー本体部の雌ねじ孔に螺合可能な雄ねじ部が形成されると共に、前記連結ボルトの基端側には前記雄ねじ部より大径の打ち込み用頭部が形成されていて該打ち込み用頭部内には足場つなぎ金具の雄ねじを螺合可能な雌ねじ孔が形成され、
前記連結ボルトの雄ねじ部のねじ径および前記アンカー本体部の雌ねじ孔のねじ径が前記連結ボルトの雌ねじ孔のねじ径よりは小径に形成されていることを特徴とするあと施工アンカー。 - 請求項1に記載のあと施工アンカーにおいて、前記打ち込み用頭部の外面が二面幅または奇数多角形のナット状に形成されていることを特徴とするあと施工アンカー。
- 請求項1または2に記載のあと施工アンカーにおいて、前記アンカー本体部および拡開くさびが前記連結ボルトより耐腐食性に優れた材料で構成されていることを特徴とするあと施工アンカー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003412306A JP2005172117A (ja) | 2003-12-10 | 2003-12-10 | あと施工アンカー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2003412306A JP2005172117A (ja) | 2003-12-10 | 2003-12-10 | あと施工アンカー |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2005172117A true JP2005172117A (ja) | 2005-06-30 |
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ID=34732789
Family Applications (1)
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JP2003412306A Ceased JP2005172117A (ja) | 2003-12-10 | 2003-12-10 | あと施工アンカー |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2005172117A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN101942835A (zh) * | 2010-08-27 | 2011-01-12 | 山东高阳建设有限公司 | 一种脚手架用重载荷复合功能锚固装置 |
JP5692713B1 (ja) * | 2014-08-06 | 2015-04-01 | アルコン株式会社 | 拡開アンカー |
-
2003
- 2003-12-10 JP JP2003412306A patent/JP2005172117A/ja not_active Ceased
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