JP2014074300A - あと施工アンカー - Google Patents

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Abstract

【課題】建物の壁内等から完全に撤去することができて、建物に悪影響を及ぼすことがなく、しかも再利用できるためのコストも抑えることが可能なあと施工アンカーを提供する。
【解決手段】工事が終了して足場を撤去する際には、足場支持具を外す。そして、工具Kを雄ネジ体17の六角孔21へ差し込み、ネジが緩む方向へ回転させ、雄ネジ体17を本体部3の後端側へ後退させる。雄ネジ体17が雌ネジ9から外れると、拡開部7が閉じる。これにより、拡開部7の孔Hの内面に対する食い込みが外れて、本体部3の固定が解除される。そして、あと施工アンカー1を孔Hから引き出す。
【選択図】図6

Description

本発明はあと施工アンカーに係り、例えば足場を支持するため建築物の外壁に固定されるあと施工アンカーに関するものである。
特許文献1に示すように、あと施工アンカーは、円筒状の本体部を有し、この本体部の先端側に、4本のスリットが軸方向に設けられて拡開部が形成されている。更に、あと施工アンカーは所定のテーパ角度を以って拡大するテーパ軸部を有する拡開くさびを有し、この拡開くさびは、その一部が本体部の先端側に挿入され、他の部分は本体部から突出している。
あと施工アンカーを使用する場合は、あと施工アンカーを建物のコンクリート壁等に削孔された有底の孔に挿入し、本体部の後端部に取り付けた打ち込み用頭部をハンマー等で叩いて、拡開くさびを孔の底に衝突させて、拡開部を拡径させ、この拡開部が孔の外周面に圧接することで固定する。
そして、このあと施工アンカーに支持具を固定し、この支持具に足場を連結して支持する。
特開2005−172117号公報
しかしながら、上記従来のあと施工アンカーは、一旦拡径した拡開部を閉じることができないため、足場を撤去した後も建物の壁内に残すことになる。このため、孔へ雨水が入るなどして建物に悪影響を及ぼすおそれある。これを防止するため、あと施工アンカーが挿入された孔へ補修材を充填しようとしても、孔内にあと施工アンカーがそのまま残されているため、補修材が孔へ入り難く、壁の孔を完全に塞ぐことはできない。更に、本体部の外周面と孔の内周面との間に補修材を充填することは不可能であり、孔の内周面から雨水が浸み込んでしまうおそれもある。
また、従来のあと施工アンカーは壁の孔内に残したままとする、いわば使い捨てであるため、工事のコストが嵩むという問題もある。
本発明は上記従来の問題点に着目して為されたものであり、建物の壁内等から完全に撤去することができて、建物に悪影響を及ぼすことがなく、しかも再利用できるため工事のコストを抑えることが可能なあと施工アンカーの提供を、その目的とする。
本発明は上記課題を解決するためになされたものであり、請求項1の発明は、筒状の本体部と、前記本体部の先端側に形成され周方向に所定間隔をあけ且つ軸方向へ延びる複数のスリットを有する拡開部と、前記拡開部の内面に形成された雌ネジと、前記雌ネジに螺合される雄ネジ体とを有し、前記雌ネジが形成された拡開部の内面は先端側へ行くに従って徐々に小径となるように形成され、前記雄ネジ体を雌ネジに螺合させて前記本体部の先端側へ進行させるに従って拡開部が開いて拡径し、前記雄ネジ体を後退させるに従って拡径した拡開部が閉じることを特徴とするあと施工アンカーである。
請求項2の発明は、請求項1に記載したあと施工アンカーにおいて、本体部の後端部にはフランジが設けられていることを特徴とするあと施工アンカーである。
請求項3の発明は、請求項2に記載したあと施工アンカーにおいて、フランジの本体部の先端側の面には、前記先端側の面が接する面との間の摩擦抵抗を増大させる滑り止め部材が設けられていることを特徴とするあと施工アンカーである。
請求項4の発明は、請求項1から3のいずれかに記載したあと施工アンカーにおいて、本体部の後端部側の内面には雌ネジが形成されていることを特徴とするあと施工アンカーである。
本発明のあと施工アンカーによれば、建物の壁内等から完全に撤去することができるようになり、建物に悪影響を及ぼすことがなくなる。
また、本発明のあと施工アンカーは再利用できるため工事のコストも抑えることが可能となる。
本発明の実施の形態に係るあと施工アンカーの斜視図である。 図1のあと施工アンカーを挿入するための孔を開けた壁の断面図である。 図2の壁の孔にあと施工アンカーを固定するため雄ネジ体を締めて進行させている状態を示す断面図である。 図3に示す状態から雄ネジ体を更に進行させて雄ネジ体によって拡開部を拡径させてあと施工アンカーを壁の孔に固定した状態を示す断面図である。 壁の孔に固定したあと施工アンカーに足場支持具を固定する作業を示す断面図である。 あと施工アンカーの本体部の拡径部を閉じる作業を示す断面図である。 あと施工アンカーを壁の孔から抜く作業を説明するための断面図である。 壁の孔に補修材を充填した状態を示す断面図である。 その他に実施の形態に係るあと施工アンカーの斜視図である。
本発明の実施の形態に係るあと施工アンカー1を図面にしたがって説明する。
符号3はほぼ円筒状の本体部を示し、この本体部3の先端部には4つのスリット5が形成されている。スリット5は本体部3に等間隔をあけ、且つ本体部3の軸方向へ延びている。スリット5は本体部3の先端から後端へ向かって延び、本体部3の全長の約3分の1の長さを有している。本体部3のスリット5が延びる範囲が後述する拡開部7となる。
本体部3の拡開部7の内面には雌ネジ9が形成されており、この雌ネジ9が形成された部分は先端部へ行くに従って徐々に小径となるように形成されている。すなわち、拡開部7の内径は先端へ行くに従って徐々に小さくなるように形成されている。
また、本体部3の後端部の内面には、足場支持具11を螺合して取り付けるための雌ネジが13が形成されている。この雌ネジ13は雌ネジ9に連続している。
本体部3の後端には、本体部3の外周面によりフランジ15が形成されている。
符号17は雄ネジ体を示し、この雄ネジ体17は略円柱状で外周面に雄ネジ19が形成されている。また、雄ネジ体17には後端面に開口を有する有底の六角孔21が形成されている。
次に、このあと施工アンカー1の使用方法を説明する。
まず、図2に示すように建物の壁Wにドリル等を用いて孔Hをあける。孔Hは丸孔であり、本体部3の直径より僅かに大きい寸法に形成されている。
そして、図3に示すようにあと施工アンカー1を孔Hに挿入し、フランジ15を壁Wに当接させる。次いで、雌ネジ13に雄ネジ体17を螺合させ、この雄ネジ体17の六角孔21に工具Kを差し込み、ネジが締まる方向へ回転させ、雄ネジ体17を本体部3の先端側へ進行させる。
そして、図4に示すように雄ネジ体17を雌ネジ9に螺合させ、更に本体部3の先端側へ進行させる。雌ネジ9が形成された部分は先端部へ行くに従って徐々に小径となるように形成されているので、雄ネジ体17が進行するに伴い、拡開部7が徐々に押し広げられて開き拡径する。これにより拡開部7の外面が孔Hの内面に食い込み、本体部3が孔H内に固定される。
このようにして、あと施工アンカー1を壁Wに所定間隔で固定していく。次いで、あと施工アンカー1の雌ネジ13に足場支持具11の雄ネジ12を螺合して取り付け、この足場支持具11に足場を構成する丸パイプ等を連結して、足場を構築する。
工事が終了して足場を撤去する際には、足場支持具11を外す。そして、工具Kを雄ネジ体17の六角孔21へ差し込み、ネジが緩む方向へ回転させ、雄ネジ体17を本体部3の後端側へ後退させる。雄ネジ体17が雌ネジ9から外れると、拡開部7が閉じてほぼ拡径前の状態に縮径する。これにより、拡開部7の孔Hの内面に対する食い込みが外れて、本体部3の固定が解除される。そして、あと施工アンカー1を孔Hから引き出す。
このように、あと施工アンカー1は壁Wの孔Hから簡単に取り出すことができる。あと施工アンカー1を取り出してから、孔Hに補修材Sを充填して、孔Hを塞ぐ。施工アンカー1を除去してから補修材Sを充填するので、孔Hを完全に塞ぐことができ、孔Hへ雨水が浸入するのを完全に防止することが可能であり、建物に悪影響が及ぶのを防止することができるようになる。
上記のようにあと施工アンカー1によれば、建物の壁内等から完全に撤去することができるので、建物に悪影響を及ぼすことがなく、孔Hに補修材Sを確実に充填することが可能となる。
また、撤去したあと施工アンカー1は再利用することができるので、工事のコストも抑えることが可能である。
図9にその他の実施の形態に係るあと施工アンカー31を示す。このあと施工アンカー31はフランジ35の裏面に摩擦抵抗を増大させる滑り止め部材としての複数の溝33が形成されている点を除き、上記実施の形態に係るあと施工アンカー1と同様の構成を有するので、同様の構成部分についてはあと施工アンカー1の説明で用いた符号を付し、その説明を省略する。
あと施工アンカー31は、フランジ35に溝33が形成されているので、壁Wとの間において摩擦抵抗が増大することになり、雄ネジ体17を回転させる際に本体部3が共回りしてしまうのを防止することができる。
以上、本発明の実施の形態について詳述してきたが、具体的構成は、この実施の形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における設計の変更などがあっても発明に含まれる。
例えば、上記実施の形態では、本発明のあと施工アンカーを足場を建物に固定する場合に使用したが、このあと施工アンカーは足場固定用に限定されず、種々の構築物に固定して、装置を吊り上げる場合等に使用することも可能である。
また、スリットの数は適宜変更することができ、またフランジを設けない構成とすることも可能である。更に、その他の実施の形態に係るあと施工アンカーにおいて、溝の代わり突起等を設けてもよい。
本発明のあと施工アンカーは、あと施工アンカー等を製造する工事用具製造業、更に建設業等において利用可能性を有する。
1…あと施工アンカー 3…本体部 5…スリット
7…拡開部 9…雌ネジ 11…足場支持具
12…雄ネジ 13…雌ネジ 15…フランジ
17…雄ネジ体 19…雄ネジ 21…六角孔
31…あと施工アンカー 33…溝 35…フランジ
W…壁 H…壁の孔 K…工具 S…補修材

Claims (4)

  1. 筒状の本体部と、前記本体部の先端側に形成され周方向に所定間隔をあけ且つ軸方向へ延びる複数のスリットを有する拡開部と、前記拡開部の内面に形成された雌ネジと、前記雌ネジに螺合される雄ネジ体とを有し、前記雌ネジが形成された拡開部の内面は先端側へ行くに従って徐々に小径となるように形成され、前記雄ネジ体を雌ネジに螺合させて前記本体部の先端側へ進行させるに従って拡開部が開いて拡径し、前記雄ネジ体を後退させるに従って拡径した拡開部が閉じることを特徴とするあと施工アンカー。
  2. 請求項1に記載したあと施工アンカーにおいて、本体部の後端部にはフランジが設けられていることを特徴とするあと施工アンカー。
  3. 請求項2に記載したあと施工アンカーにおいて、フランジの本体部の先端側の面には、前記先端側の面が接する面との間の摩擦抵抗を増大させる滑り止め部材が設けられていることを特徴とするあと施工アンカー。
  4. 請求項1から3のいずれかに記載したあと施工アンカーにおいて、本体部の後端部側の内面には雌ネジが形成されていることを特徴とするあと施工アンカー。
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