JP3044082U - 外壁補修作業用ストライクアンカー - Google Patents

外壁補修作業用ストライクアンカー

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JP3044082U
JP3044082U JP1997005305U JP530597U JP3044082U JP 3044082 U JP3044082 U JP 3044082U JP 1997005305 U JP1997005305 U JP 1997005305U JP 530597 U JP530597 U JP 530597U JP 3044082 U JP3044082 U JP 3044082U
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Japan
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lot
anchor
strike
groove
driving
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Application number
JP1997005305U
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English (en)
Inventor
平 須賀原
Original Assignee
株式会社ケー・エフ・シー
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 外壁補修作業に適応し、モルタル等を強力に
補強できるストライクアンカーに関する。 【解決手段】 外周に抜止溝と溝条、内部にロット挿入
用中空とロット受け部を有する拡開スリーブと、ロット
挿入用中空に挿入された打ち込みロットから構成される
ストライクアンカーである。補修箇所に打ち込み溝条に
ステンレス線を巻くことで、該アンカー上に敷設される
モルタル等の補強強度が向上する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案が属する技術分野】
本考案は、外壁補修作業において壁面にモルタルを施す場合に使用するストラ イクアンカーに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、外壁補修工事において欠損箇所にモルタル等を施す場合には、モルタル 補強、脱落防止のために、外壁補修用ではないストライクアンカーを複数個打設 した後、ステンレス線を該アンカー間に結び、最後にアンカーとステンレス線を 完全に埋めるようにモルタル等を施すという手順で行われていた。
【0003】 しかし、該アンカーにはステンレス線を安定的に巻き付けておける部分が存在 せず、ステンレス線がずれる危険性があり、ステンレスの安定、ひいてはモルタ ルの補強等には不十分であるという問題があった。
【0004】 また、かかるストライクアンカーは代用品であるため、アンカーの付属ナット やワッシャーはかかる作業において不要となり、外壁補修工事専用のストライク アンカーが切望されていた。
【0005】 また、代用品の該アンカーを補修工事で使用するに際しては、完全に打設しな ければ抜け止め強度がとれなかったため、作業の進行を遅らせるという問題があ った。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、上記した従来技術の問題を解決するためになされたものであって、 その目的とするところは、外壁補修でモルタル等を強力に敷設でき、かつ補修作 業に適応したストライクアンカーを提供することにある。
【0007】 また、他の目的は、外壁補修作業を能率良く行い、当該作業を簡略化できるス トライクアンカーを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するため本考案のストライクアンカーは、一端側外周面に抜 止溝を形設された拡開部、他端側外周面に溝条を備え、内部にロット受け部とス リーブ頭部からロット受け部までのロット挿入用中空を設けた拡開スリーブと、 該拡開スリーブのロット挿入用中空に挿入された打ち込みロットから構成される ことを特徴とする。
【0009】 さらに、上記のストライクアンカーで拡開スリーブの一端からロット受け部ま でスリットを設けて拡開部としたことを特徴とする。
【0010】
【作用】
上記の構成により、本考案の外壁補修用ストライクアンカーを使用することで 、モルタル内に設けられるステンレス線を溝条に巻き付けて安定させ、同時にモ ルタル部分をアンカーの溝条の凹凸とステンレス線で安定させる作用がある。
【0011】 また、本考案のストライクアンカーを外壁補修工事で実際に使用する場合に、 打ち込みロットを拡開部が完全に拡開するまで打ち込まなくても、即ち、底打ち せずとも、外壁補修工事においては十分な抜け止め強度が確保できるという作用 がある。
【0012】
【考案の実施の形態】
以下、具体的な実施形態に基づいて説明するが、本考案の外壁補修工事用スト ライクアンカーはかかる実施形態に限定されるものではない。
【0013】 図1は本考案のストライクアンカーの部分断面図である。ストライクアンカー 1は、拡開スリーブ2と打ち込みロット3からなり、本実施例ではアンカー1は ステンレス製とする。
【0014】 打ち込みロット3の先端であるロット先端8は尖鋭化した形状としたが、これ 以外にも様々な形状が考えられる。また、ロット3も円筒形、角柱形等の多様な 形状とすることが可能である。
【0015】 拡開スリーブ2の一端側は、ストライクアンカー1の抜け止め用の抜止溝7が 形設され、拡開スリーブ2が拡開できるようにするためのスリット10を有する 拡開部4になっている。拡開部4は使用前は閉じた状態である。
【0016】 拡開スリーブ2の内部にはロット先端8の打設を受けるロット受け部9が凹設 してあり、ロット先端8と同様の形状としてある。図1ではロット受け部9は拡 開部4近傍に設けられているが、その位置は特に限定しない。また、スリーブ頭 部からロット受け部9まで打ち込みロット3の形状に合わせて、ロット挿入用中 空11になっている。中空11の形状は打ち込みロット3の形状と同一である。
【0017】 拡開スリーブ2の他端側は、スリーブ頭部5とその首下部分にステンレス線を 巻き付けるための溝条6を有する。溝条6の形状は特に限定せず、図1のように 平行に溝を設けたものや、角度をつけてネジ状の溝としたもの等をローレット処 理を施して形成する。尚、実験ではスリーブ頭部5の首下部分20mm程度にロー レット処理を施したものが好適であった。
【0018】 図2は本考案によるストライクアンカーの打ち込み後の部分断面図である。ス トライクアンカー1を外壁が脱落した部分等の内壁12に打ち込む。打ち込む深 さは、少なくとも溝条6の一部が内壁12の外側に出て、かつ、外壁13にアン カー1が完全に埋まる深さであることが必要である。
【0019】 内壁12にアンカー1を打設するために、まず、打設部分にドリル等で小孔を 形成し、該小孔に拡開スリーブ2と打ち込みロット3とからなるアンカー1を挿 入する。そして、打ち込みロット3をハンマー等で打撃して、拡開部4をスリッ ト10で割れるように開かせる。拡開した拡開部4には抜止溝7があるので、ア ンカー1は抜け止め固定される。
【0020】 このとき、拡開部4の拡開角度は打ち込みロット3の打ち込む深さで調整でき るが、ストライクアンカー1の打ち込みロット3を完全に底まで打ち込まず、あ る程度の打ち込みで十分な抜け止め強度が保持されることが確認された。
【0021】 図3は外壁補修工事の概要図である。補修箇所14に複数個打ち込んだストラ イクアンカー1の溝条6にステンレス線15を巻き付け、ステンレス線15の他 端を他のアンカー1の溝条6に巻き付ける。その上から、モルタル等の外壁13 をストライクアンカー1が完全に埋まるように敷設して補修する。モルタルはア ルカリ性であるため、ステンレス製のアンカー1の腐食を防止できる。
【0022】 補修後は、ステンレス線15はアンカー1の溝条6に巻き付いて固定されてい るので、ステンレス線15によってモルタルの外壁13が安定して固着する。ま た、溝条6の凹凸によって、さらにモルタルは安定した固着をする。
【0023】 尚、本考案のアンカー1は外壁補修工事専用であり、従来代用品として使用さ れていたナットやワッシャーを有するアンカーのように、ナット等の部品が余る ことはない。
【0024】
【考案の効果】
以上説明したように本考案による外壁補修用ストライクアンカーは、外壁補修 でモルタル等を敷設する作業に適応し、モルタルを強力に補強し、顕著なモルタ ルの脱落防止の効果がある。
【0025】 また、本考案のストライクアンカーを外壁補修工事で実際に使用することによ り外壁補修作業を能率良く行い、当該作業を簡略化できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案によるストライクアンカーの部分断面
図。
【図2】本考案によるストライクアンカーの打ち込み後
の部分断面図。
【図3】外壁補修作業の概要図。
【符号の説明】
1 ストライクアンカー 2 拡開スリーブ 3 打ち込みロット 4 拡開部 6 溝条 7 抜止溝 8 ロット先端 9 ロット受け部 10 スリット 11 ロット挿入用中空

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端側外周面に抜止溝を形設された拡開
    部、他端側外周面に溝条を備え、内部にロット受け部と
    スリーブ頭部からロット受け部までのロット挿入用中空
    を設けた拡開スリーブと、該拡開スリーブのロット挿入
    用中空に挿入された打ち込みロットからなることを特徴
    とするストライクアンカー。
  2. 【請求項2】 拡開スリーブの一端からロット受け部ま
    でスリットを設けて拡開部としたことを特徴とする請求
    項1記載のストライクアンカー。
JP1997005305U 1997-06-05 1997-06-05 外壁補修作業用ストライクアンカー Expired - Lifetime JP3044082U (ja)

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