JP3007126U - コンクリート用拡開アンカ - Google Patents
コンクリート用拡開アンカInfo
- Publication number
- JP3007126U JP3007126U JP1994010102U JP1010294U JP3007126U JP 3007126 U JP3007126 U JP 3007126U JP 1994010102 U JP1994010102 U JP 1994010102U JP 1010294 U JP1010294 U JP 1010294U JP 3007126 U JP3007126 U JP 3007126U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tip
- anchor
- anchor body
- plug
- inclined hole
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- Expired - Lifetime
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- Dowels (AREA)
- Joining Of Building Structures In Genera (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 プラグのいずれを前方にして差し込んでも同
様のくさび作用によりアンカの先端を拡開させる。 【構成】 先端面へ向かって小径となる傾斜孔5および
長手方向へ延びる割溝6を先端部に有するアンカ本体1
と、中央部8が最大径でそれより両端面へ向かって小径
となる二つの錐状部9を有し傾斜孔5に圧入されてアン
カ本体1の先端部を拡開する紡錘型プラグ7とから構成
されている。
様のくさび作用によりアンカの先端を拡開させる。 【構成】 先端面へ向かって小径となる傾斜孔5および
長手方向へ延びる割溝6を先端部に有するアンカ本体1
と、中央部8が最大径でそれより両端面へ向かって小径
となる二つの錐状部9を有し傾斜孔5に圧入されてアン
カ本体1の先端部を拡開する紡錘型プラグ7とから構成
されている。
Description
【0001】
本考案はアンカ本体の先端部がプラグのくさび作用で外側へ拡開させられるコ ンクリート用拡開アンカに関するものであり、コンクリートや岩石に穿設した取 付孔の中で拡開させて固定し、建築構造用部材、機械などを止め着けることに利 用される。
【0002】
図3に示すように金属で円筒形に作られたアンカ本体21の内部に前後に貫通 して設けられている孔の基端側を雌ねじ孔22とするとともに先端側を先端面へ 向かって小径となる傾斜孔23とし、先端面へ向かって小径となる錐状部26を 有するプラグ25を、小径側の先端27を前方にして前記孔に基端側から差し込 んで傾斜孔23に圧入することにより、アンカ本体21の長手方向へ延びる割溝 24で分割されている先端部を拡開するようにしたコンクリート用拡開アンカは 広く知られている。
【0003】 そして、プラグ25の形状は実公昭40−23288号公報などで知られてい るように、一方の先端面へ向かって小径となっている。
【0004】 ところが、建築工事現場では大量のアンカ取り付けを同時に行うため、前記の ようなプラグの場合、誤った方向即ち大径の基端を前方にしてプラグを差し込ん でしまい、その結果、プラグがアンカ本体の先端にある傾斜孔に圧入することが できなくなる場合が生じるという問題があった。
【0005】
本考案が解決しようとする課題は、図3のプラグ25の場合、建築工事現場で 大量のアンカを取り付ける際に、誤って小径となっている先端27を後方にして 差し込んだ場合、アンカ本体の傾斜孔にプラグが挿入されず、従ってアンカ先端 部が拡開しないため、アンカの機能を発揮できなくなる場合が生じる、という点 である。
【0006】 そこで本考案は、このような従来の問題点を解決し、いずれを前方にして差し 込んでも同様のくさび作用により成立するコンクリート用拡開アンカを提供する ため考案されたものである。
【0007】
本考案は、先端面へ向かって小径となる傾斜孔および長手方向へ延びる割溝を 先端部に有するアンカ本体と、中央から両先端面へ向かって小径となる錐状部を 有し前記傾斜孔に圧入されて前記アンカ本体の先端部を拡開する紡錘型プラグと からなる構成としたことにより、前記課題を解決するための手段とした。
【0008】
取付孔に挿入したアンカ本体の孔にプラグがいずれを前方にして差し込まれて も一方の錐状部が傾斜孔に圧入されてアンカ本体の先端部を拡開する。
【0009】
本考案の実施例を図1、図2に示す実施例に基づいて説明すると、アンカ本体 1は前後に貫通した孔2が設けられている円筒形に作られ、孔2の基端側は雌ね じ孔4となっているとともに、先端側は先端面へ向かって次第に小径となる円錐 状の傾斜孔5となっている。また、アンカ本体1の先端部には長手方向へ延びる 割溝6の複数本、一般には四本が周方向等間隔で設けられ、これによって先端部 は拡開可能に分割されているとともに、外側周面にはローレット3が設けられて いる。プラグ7は中央の大径部8から両端に向かって次第に小径となる二つの錐 状部9を対称に有した紡錘型をしている。
【0010】 前記プラグ7を任意の向きでアンカ本体1の孔2に基端側から差し込んで、前 方の錐状部9が傾斜孔5の基部に接した状態でコンクリートや岩石に穿設した取 付孔に挿入し、プラグ7を打ち込んで傾斜孔5に進入させることによってアンカ 本体1の先端部が拡開し、孔壁に喰い込んで接触面積を大きくする。
【0011】
本考案のアンカに挿入されるプラグによると、工事現場で大量のアンカを取り 付ける場合、個々にプラグの方向を確認することなく差し込んでも、誤ってアン カ先端が拡開しなくなるという不都合が完全に解消される。従って、アンカ取り 付け作業を迅速にかつ確実に行うことができるものである。
【図1】本考案の実施例を示す正面図である。
【図2】プラグをアンカ本体に差し込んだ縦断面図であ
る。
る。
【図3】従来品の正面図である。
1 アンカ本体 2 孔 4 雌ねじ孔 5 傾斜孔 6 割溝 7 プラグ 8 大径部 9 錐状部
Claims (1)
- 【請求項1】 先端面へ向かって小径となる傾斜孔およ
び長手方向へ延びる割溝を先端部に有するアンカ本体
と、中央が最大径でそれより両端面へ向かって小径とな
る二つの錐状部を有し前記傾斜孔に圧入されて前記アン
カ本体の先端部を拡開する紡錘型プラグとからなること
を特徴とするコンクリート用拡開アンカ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1994010102U JP3007126U (ja) | 1994-07-22 | 1994-07-22 | コンクリート用拡開アンカ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1994010102U JP3007126U (ja) | 1994-07-22 | 1994-07-22 | コンクリート用拡開アンカ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3007126U true JP3007126U (ja) | 1995-02-07 |
Family
ID=43142978
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1994010102U Expired - Lifetime JP3007126U (ja) | 1994-07-22 | 1994-07-22 | コンクリート用拡開アンカ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3007126U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10415620B2 (en) | 2015-01-30 | 2019-09-17 | Yuji Dohi | Expansion anchor |
-
1994
- 1994-07-22 JP JP1994010102U patent/JP3007126U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10415620B2 (en) | 2015-01-30 | 2019-09-17 | Yuji Dohi | Expansion anchor |
EP4137708A1 (en) | 2015-01-30 | 2023-02-22 | Dohi, Yuji | Expansion anchor |
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