JPH0413272B2 - - Google Patents

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JPH0413272B2
JPH0413272B2 JP16058383A JP16058383A JPH0413272B2 JP H0413272 B2 JPH0413272 B2 JP H0413272B2 JP 16058383 A JP16058383 A JP 16058383A JP 16058383 A JP16058383 A JP 16058383A JP H0413272 B2 JPH0413272 B2 JP H0413272B2
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yarn
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roller
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JP16058383A
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JPS59138563A (ja
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Boku Eerihi
Rofuasu Kuruto
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SHUUBERUTO UNTO ZARUTSUAA MAS FAB AG
Original Assignee
SHUUBERUTO UNTO ZARUTSUAA MAS FAB AG
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Publication date
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Publication of JPH0413272B2 publication Critical patent/JPH0413272B2/ja
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    • DTEXTILES; PAPER
    • D04BRAIDING; LACE-MAKING; KNITTING; TRIMMINGS; NON-WOVEN FABRICS
    • D04BKNITTING
    • D04B15/00Details of, or auxiliary devices incorporated in, weft knitting machines, restricted to machines of this kind
    • D04B15/38Devices for supplying, feeding, or guiding threads to needles
    • D04B15/48Thread-feeding devices
    • D04B15/482Thread-feeding devices comprising a rotatable or stationary intermediate storage drum from which the thread is axially and intermittently pulled off; Devices which can be switched between positive feed and intermittent feed
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H51/00Forwarding filamentary material
    • B65H51/20Devices for temporarily storing filamentary material during forwarding, e.g. for buffer storage
    • B65H51/22Reels or cages, e.g. cylindrical, with storing and forwarding surfaces provided by rollers or bars
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H57/00Guides for filamentary materials; Supports therefor
    • B65H57/003Arrangements for threading or unthreading the guide
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H2701/00Handled material; Storage means
    • B65H2701/30Handled filamentary material
    • B65H2701/31Textiles threads or artificial strands of filaments

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、回転駆動装置とこの回転駆動装置に
よつて駆動可能な貯蔵ローラが設けられており、
この貯蔵ローラの供給端部には、供給位置から実
質的に接線方向に糸が供給でき、この糸は、戻し
素子の作用に抗しながら、ローラ軸線延長部に配
置された糸ガイドを通つて貯蔵ローラの引出し端
部から引出し可能である糸貯蔵装置に関する。
このような糸貯蔵装置において種々の構成が公
知である(ドイツ連邦共和国特許出願公開第
2555802号および第2607460号明細書)。その際糸
は、常に貯蔵ローラに接線方向に供給され、ここ
に複数回巻付き、かつ貯蔵ローラと貯蔵ローラ引
出し端部にかぶせられたブレーキリングの間にお
いて貯蔵面から軸線方向に出て、そのため糸はリ
ング状糸ガイドを通らなければならない。このよ
うな糸貯蔵装置は、メリヤス機、編み機および織
機のような糸加工機に使われるが(ドイツ連邦共
和国特許出願公開第2555802号明細書)、糸製造
機、特にオープンエンド紡績機にも使われる(ド
イツ連邦共和国特許出願公開第2553892号および
第2717314号明細書)。これら公知の装置には共通
して次のような欠点が伴なう。すなわち糸は、複
雑にブレーキリングおよび糸ガイド内に通さなけ
ればならず、これにはひまがかかり、また一時的
にしか貯蔵が必要でない場合にも、糸貯蔵器は常
に配置しなければならない。
それ故に本発明の課題は、簡単に糸を糸貯蔵装
置を提供することにある。本発明のその他の課題
は、糸経路を中断することなく一時的に糸経路内
に挿入できかつ糸を貯蔵できるように糸貯蔵装置
を改善することにある。
本発明によればこの課題は次のようにして解決
される。すなわち貯蔵ローラが、半径方向外方に
開いた駆動可能な戻し素子を有し、また糸ガイド
が開閉可能である。半径方向外方に開いた戻し素
子が駆動可能であることにより、引出しの際糸に
常に戻し力が加えられ、それにより貯蔵ローラか
ら糸が管理されずに引出されることがなくなる。
この戻し力によれば、戻し素子を半径方向外方に
開くように構成することができるので、複雑な糸
通しは省略される。糸ガイドを開閉できるので、
ここでも複雑な糸通しを行わなくともよい。戻し
素子と糸ガイドのこの構成によれば、切断しない
糸を一時的な貯蔵のため糸貯蔵装置に掛けること
ができ、かつ続いて糸貯蔵装置を通して再び残り
なく放出することができる。
駆動されかつ半径方向外方に開いた戻し素子は
種々に構成できる。機械的に極めて簡単な構成に
よれば、戻し素子が、複数の開口を備えた貯蔵ロ
ーラの周面によつて形成され、これら開口が、貯
蔵ローラの内部空間に連通しており、他方におい
てこの内部空間が負圧源に接続されている。それ
により貯蔵ローラの周面にある開口を通つて糸に
作用する負圧によれば、貯蔵ローラの引出し側か
ら糸に作用する引出し力に抗して抗力が生じ、そ
れにより糸が管理されずに貯蔵ローラから出るこ
とがなくなる。その際開口が長手スリツトとして
形成されていると有利であり、これら長手スリツ
トは、ほぼ貯蔵ローラの貯蔵部全長にわたつて延
びている。なぜならこのようにすれば簡単に製造
した際貯蔵ローラ上に集まつた個々の糸巻回の位
置に関係なく、常に良好に貯蔵ローラに戻すこと
ができるからである。
糸に作用する負圧によつて開口から及ぼす戻し
効果をさらに改善するため、本発明による装置の
別の構成によれば、開口によつて形成された戻し
素子は、付加的に貯蔵ローラの引出し端部に配置
されたリング突起を含んでいる。それにより生じ
る糸の付加的な転向によつて糸にさらに大きな摩
擦が作用するので、貯蔵ローラ内の負圧が比較的
小さくとも、貯蔵ローラから糸が管理されずに引
出されることはない。
糸貯蔵装置が限定された貯蔵糸を一時的に貯蔵
するためだけに使用されるものである場合、この
ような糸貯蔵装置において通常の糸送り円板は省
略してもよい。その代り貯蔵ローラを糸供給位置
および糸ガイドに対して軸線方向に可動にするこ
とができる。それにより前に貯蔵ローラに巻かれ
た巻回に並べてそれぞれ新しい巻回が密にきちん
と巻かれる。貯蔵ローラを有する糸貯蔵装置のま
たは糸貯蔵装置内の貯蔵ローラの送り運動は、糸
貯蔵装置を不動作位置から動作位置に動かす手段
によつて制御してもよい。
貯蔵ローラの駆動装置は、貯蔵ローラの駆動速
度を供給されかつ引出される糸の張力に合わせる
ことができるように、融通性を持つように形成し
なければならない。このことは、例えばトルク発
生モータによつて行うことができる。そのため貯
蔵ローラが摺動クラツチを介して駆動可能である
と有利である。
本発明の対象の有利な構成によれば戻し素子
は、開口を有する貯蔵ローラ周面の代りに、貯蔵
ローラに対して相対的に駆動可能な糸戻しリング
によつて形成されている。それにより貯蔵ローラ
用の特別な負圧接続部が省略され、それにより騒
音発生が減少する。糸と糸戻し素子の間の摩擦値
を低下するためおよび糸戻しリングの寿命を長く
するため、糸戻しリングはプラスチツクから成る
と有利である。
貯蔵ローラに充満監視部が付属していると有利
であり、この充満監視部は、用途により決まる構
造に応じて別の装置の制御を受持つ。例えば糸貯
蔵装置の駆動装置を停止することができ、または
後続の糸収容位置(例えばボビン)の速度を上昇
させることができる(例えばドイツ連邦共和国特
許出願公告第2706018号明細書参照)。
戻し素子が、貯蔵ローラに対して相対的に弾性
駆動可能な糸戻しリングによつて形成されてお
り、この糸戻しリングの糸戻し器に糸がはまつて
おり、かつこの糸戻しリングには回転監視装置が
付属しており、また糸戻りリングの回転方向を検
出する装置が設けられており、この装置は、回転
監視装置と共にパルスカウンタに接続されてお
り、このパルスカウンタが、糸戻しリングの回転
方向の切換に依存して加算計数から減算計数にお
よびその逆に切換可能であると有効である。貯蔵
ローラに対して相対的に駆動可能な糸戻しリング
は、引出し速度と供給速度が一致した時には停止
しており、また貯蔵ローラへの糸の供給速度が貯
蔵ローラからの糸の引出し速度よりも高い時、糸
戻しリングは貯蔵ローラの回転方向に回転し、一
方引出し速度が供給速度より高い時には、糸戻し
リングは貯蔵ローラの回転方向とは逆に回転す
る。糸戻しリングの回転の程度は、それによりど
の程度の糸が貯蔵ローラ上に貯えられているかを
表わしている。そのため回転監視装置によつて、
糸戻しリングがどの程度回転したかがわかり、一
方糸戻しリングの回転方向を検出する装置によつ
て、貯蔵ローラ上の貯蔵糸が増加するかまたは減
少するかがわかる。それ故に糸戻しリングの回転
方向に依存してパルスカウンタは、回転監視装置
から受信したパルスを加算または減算するので、
記憶されたパルス数は、貯蔵された糸の量に直接
比例している。貯蔵ローラに貯蔵された糸の長さ
を測定するこの装置は、前記のような糸貯蔵装置
において外方に開いた戻し素子と共に使用できる
だけでなく、耳の形に形成されたまたは耳を有す
る戻し素子においても使用できる。
貯蔵ローラ上の所定の最小量または最大量を越
えないようにするため、パルスカウンタは、制御
を行うように引出し装置の駆動装置に接続されて
いると有利である。
引出し装置が糸送り方向において貯蔵ローラの
後に配置された糸収容位置によつて形成されると
有利であり、この糸収容位置は、ボビン装置であ
るが、糸処理位置、例えば編み機または織機であ
つてもよい。
糸切れを取除きまたは糸の不均一を除去するた
め、糸貯蔵装置の後に糸結合装置が接続されてい
る場合、貯蔵ローラの軸線延長部に配置された糸
ガイドが、糸貯蔵装置と糸結合装置に共通に付属
していると有利である。このようにして糸結合装
置は、糸貯蔵装置の後に極めて密接して配置で
き、それによりコンパクトな構造が得られる。
本発明の対象の別の構成において糸戻しリング
の回転方向を検出する装置が、糸貯蔵器と糸収容
位置の間に配置された糸結合装置によつて形成さ
れており、この糸結合装置が、制御を行うように
糸収容位置の駆動装置に接続されているようにす
ることができる。糸結合装置が動作している限
り、この動作範囲において糸は停止していなけれ
ばならないので、糸収容装置は停止している。従
つて後から供給された糸は、貯蔵ローラに巻付け
られるだけである。糸結合装置の作業が終了する
と、糸収容位置は再び動作する。ボビン装置にお
いて糸収容速度は、通常いずれにせよ必要な引張
り変形のため、貯蔵ローラへの糸の供給速度より
も高いので、貯蔵ローラは再び空になる。空にす
るのにあまり長い時間を必要としないように、貯
蔵ローラ上にある糸の長さに依存して糸収容位置
の速度を制御するためパルスカウンタに接続され
た制御装置を設けると有利である。
貯蔵ローラの充満を越えないようにするため、
パルスカウンタは停止装置に結合してもよい。貯
蔵の開始をさらに容易にするため、貯蔵ローラの
引出し端部は半径方向外方に開いた糸戻し器を有
するようにすると有利である。この糸戻し器は、
種々の方法で構成できまたは支持できる。本発明
の対象の有利な構成によればこの糸戻し器は貯蔵
ローラに沈下可能に支持されている。その際糸戻
し器が、半径方向内方へ弾性作用を受けており、
またさらに貯蔵ローラ内に、軸線方向に可動の制
御円すい体が設けられており、この円すい体が、
糸戻し器の内端部に作用を及ぼすことができると
有利である。その際制御円すい体と糸戻し器の間
の摩擦を減少するため、糸戻し器が、回らないよ
うに貯蔵ローラ内に案内されており、かつ糸戻し
器の内端部が、制御円すい体に糸戻し器を支持す
るため貯蔵ローラの周方向に向いた車を有するよ
うにすることができる。
本発明の対象の次のような構成は極めて有利と
わかつた。すなわち貯蔵ローラは、先細の円すい
台の形になつて引出し端部を越えて突出してお
り、この円すい台の周面に糸戻し器が配置されて
いる。糸経路に対する糸貯蔵装置の方向を変える
ことにより、糸貯蔵装置と後続の糸ガイドの間の
距離を変えることにより、また円すい台に対する
糸戻し器の相対運動により、その際糸戻し器は一
方において糸経路に交差する走路上にあり、他方
においてここから離れており、かつ糸貯蔵装置か
ら引出された糸の走路を妨げない。糸戻し器を円
すい台の大きい方の直径にすぐ近くに配置するこ
とは特に有利である。なぜならこのようにして母
線と糸経路が大体において平行な経路をとるよう
に周面経路に対して相対的に糸貯蔵装置を配置す
ることによつて、糸は、円すい台の周面から比較
的わずかに突出した糸戻し器によつて容易に取出
すことができるからである。糸の収容は、糸経路
の変化によりまたは糸経路に対して相対的な糸戻
し器の位置の変化により行うことができる。その
ため糸戻し器を円すい台の周面に沈下可能に支持
すると有利である。
戻し素子として糸戻しリングを使用した場合、
糸戻し器は、貯蔵ローラに対して相対的に駆動可
能なこの糸戻しリングの一部であると有利であ
る。その際貯蔵ローラと糸戻しリングのため簡単
な駆動装置を得るため、これら駆動装置は、両方
共それぞれ1つの摺動クラツチを介して共通の駆
動軸に結合されていると有利であり、その際目的
に合うように貯蔵ローラと糸戻しリングは、それ
ぞれ1つのヒステリシス円板を有し、かつ共通の
駆動軸上においてこれら両方のヒステリシス円板
の間に永久磁石が配置されている。
本発明の対象の有利な構成において糸戻し器が
フツクとして形成されており、このフツクが駆動
方向に開いた溝を有し、その際寿命を延ばすた
め、糸戻し器の溝がセラミツク挿入体を有する。
例えばオープンエンド紡績装置における場合の
ように、何らかの理由により糸貯蔵装置が常に動
作しなくともよい場合、糸貯蔵装置は、糸経路に
転向により何の影響も及ぼさないような位置にあ
る。この場合糸ガイドが糸供給器として形成され
ており、この糸供給器が、糸を所定の糸経路から
回転糸戻し器の走路に交差する糸経路に動かすこ
とは有利であり、その際糸ガイドが互いに離すこ
とができる2つの糸ガイド部から成ると有利であ
る。
糸切れが生じ、その際糸供給装置への糸のその
後の供給を中断しないと、糸貯蔵装置は充満を超
過してしまう。糸貯蔵装置が糸の一時的な貯蔵の
ためだけに使用され、それから糸を釈放し、その
後この糸が通常の、すなわち転向しない糸経路に
戻る場合、糸は一時的にゆるめられる。これらの
場合、すなわち後から供給されたまたはゆるめる
ことにより生じた糸の長さを収容する場合、本発
明の対象の別の構成において貯蔵ローラに供給さ
れる糸の糸経路の近くに吸入管の開口が配置され
ている。このような糸切れが、糸貯蔵装置の後
で、例えば糸結合過程の不成功により糸結合装置
において生じた場合、糸貯蔵装置の充満を超過し
ないようにするため、糸結合装置の後の糸経路に
糸監視器が配置されており、この糸監視器が、制
御を行うように糸の製造および/または供給を行
う装置に接続されていると有利である。その際糸
貯蔵装置への糸のその後の供給を中断するだけで
なく、糸貯蔵装置を空にすることができるように
するため、本発明の対象の別の構成においてさら
に糸監視器は、制御を行うように貯蔵ローラの回
転駆動装置に接続されており、その際回転駆動装
置の回転方向は逆転可能であると有利である。
糸貯蔵装置が常に必要というわけではなく、所
定の動作段階だけに必要な場合、本発明によれば
多数の作業位置およびこれら作業位置に選択的に
付属できかつこれら作業位置のそばを通過する保
守装置を備えた繊維機械のために使用する際、貯
蔵ローラと糸経路が、互いに鋭角をなすようにす
ることができ、それにより貯蔵ローラの引出し端
部が、供給端部よりも糸経路の近くにあるように
なつている。
本発明により形成された糸貯蔵装置によれば、
極めて多様な用途が実現できる。この糸貯蔵装置
は、あらゆる公知の用途に、例えば織機、編み機
およびメリヤス機に、またオープンエンド紡績機
にも従来通り固定的に使用できる。その際糸を所
定の糸経路に動かす作業の準備はかなり容易にな
る。なぜなら開いた糸端部を使用しなくとも、糸
貯蔵装置への糸通しを行うことができるからであ
る。それどころか糸貯蔵装置の本発明による構成
によれば、切れ目のない糸を側部から糸貯蔵装置
に挿入することができる。このことは、糸貯蔵装
置の全く新しい用途を開示している。なぜならこ
のような糸貯蔵装置は、全く所定の作業段階のた
め短期間だけ作業位置に供給するようにする場合
にも使用できるからである。従つて糸貯蔵装置
は、この作業段階でない場合、作業位置の近く
の、または多数の同様な作業位置の保守を行う保
守装置における、任意の準備位置を占めることが
できる。それにより特に糸貯蔵装置を多数の同様
な作業位置を有する機械、特にオープンエンド紡
績機に適用しようとする場合、かなりの所要場所
および材料の節約が行われる。
本発明の実施例を以下図面によつて説明する。
第1図と第4図に示した糸貯蔵装置1は、貯蔵
ローラ10を有する糸貯蔵装置1を使用するあら
ゆる繊維機械に、例えばメリヤス機および編み機
または織機に原則として使用できる。しかし特に
糸貯蔵装置1を走行可能な保守装置2上に配置し
ようとする場合、オープンエンド紡績機における
動作条件は前記の機械に対してさらに厳しいの
で、次にオープンエンド紡績機の例について糸貯
蔵装置1の構成と機能を説明する。
第1図にはこのようなオープンエンド紡績機の
うち、四角形で示された紡績装置3、引出しロー
ラ対30およびボビン装置6だけが示されてい
る。紡績装置3において作られた糸31は、引出
しローラ対30によつて紡績装置3から引出さ
れ、それからボビン装置6に供給され、ここで糸
31は、ボビンを形成するスリーブに巻付けられ
る。
オープンエンド紡績機に沿つて走行可能な、従
つてこの機械の多数の紡績位置を順に操作できる
保守装置2は、この操作のため周知のように引出
しローラ対30とボビン装置6として形成された
糸収容位置との間の糸経路内に動かされる。その
際ボビン装置6には、保守装置2から制御可能な
(図示されていない)駆動装置が付属している。
さらに図示された実施例において保守装置2は補
助引出しローラ対20を有し、このローラ対は、
モータ21からベルト22を介して駆動される。
保守装置2は、オープンエンド紡績機の引出し
ローラ対30と保守装置2の補助引出しローラ対
20とによつて決まる糸経路32の外部において
糸送り方向に順にすでに述べた糸貯蔵装置1と糸
結合装置23を有し、この糸結合装置は、種々
に、例えば結び目装置として構成できる。
第1図に示した糸貯蔵装置1はベース11を有
し、それにより糸貯蔵装置は、保守装置2に固定
的にまたはレバーまたはリンク上に揺動可能に支
持されている。他方においてベース11はハブ1
10を有し、このハブ内に1つまたは複数の軸受
111を介して駆動軸12が支持されている。こ
の軸12上には軸受100を介してすでに述べた
貯蔵ローラ10が支持されており、この貯蔵ロー
ラは、ベース11の方に向いた供給端部101に
連行スリツト102を有する。これら連行スリツ
ト102には糸送り円板13が歯によつてはまつ
ており、この糸送り円板は、軸受130によつて
ベース11のハブ110に回転可能に支持されて
おり、従つて貯蔵ローラ10の回転の際に連行さ
れる。糸送り円板13は、周知のように必要な糸
送りを行うため駆動軸12によつて形成された貯
蔵ローラ10の軸線122に対して傾斜してい
る。
ベース11は円筒形周面112を有し、この周
面は、糸送り円板13の周の一部を囲んでいる
が、他方においてこの糸送り円板は、必要な送り
作用を糸に及ぼすことができる程度だけ周面11
2の端面を越えて突出している。
軸12には回転駆動装置120が結合されてお
り、この回転駆動装置は、第1図によればモータ
として形成されているが、その他の駆動装置、例
えば別の駆動素子によつて駆動される変速機を使
用してもよい。この回転駆動装置120は、糸貯
蔵装置1のベース11によつて支持される。駆動
軸12の自由端は端板121を有し、この端板
は、軸12と共に同じ速度で回転する。
端板121と貯蔵ローラ10の間に第1図によ
れば糸戻しリング14として形成された戻し素子
が、軸受140によつて回転可能に軸12上に支
持されている。糸戻しリング14と一方では貯蔵
ローラ10、他方では端板121との間に糸をは
さむ危険をなくすため、糸戻しリング14は、短
い周面142によつて貯蔵ローラ10の引出し端
部103と端板121の外周を覆つている。
第2図と第3図に糸戻しリング14の一部が図
示されている。それにより明らかなように糸戻し
リング14の周は複数の糸戻し器141を有する
が、場合によつてはこのような1つの糸戻し器1
41でも十分である。糸戻し器141は、半径方
向外方に開いて形成されているので、糸30は、
外部から糸戻し器141の作用範囲内に動かすこ
とができる。第2図と第3図によれば糸戻し器1
41はフツクの形をしており、このフツクは、糸
戻しリング14の駆動方向145(第2図参照)
に開いた溝144を有する。摩耗を防ぐため第3
図に示すようにこの溝144はセラミツク挿入体
146を有する。
貯蔵ローラ10の軸受100は、引出し端部1
03から離れて配置されているので、半径方向壁
104を有する貯蔵ローラ10は、糸戻しリング
14と共に空間15を囲んでいる。この空間15
内において半径方向壁104と糸戻しリング14
から間隔を置いて駆動軸12上に永久磁石150
が配置されている。貯蔵ローラ10は、永久磁石
150の方に向いた半径方向壁104の面にヒス
テリシス円板105を有し、一方糸戻しリング1
4は、永久磁石150の方に向いた面にヒステリ
シス円板143を有する。ヒステリシスクラツチ
として形成された両方の摺動クラツチは、それに
より1つの永久磁石150を介して軸12から駆
動される。
駆動軸12によつて形成された糸貯蔵装置1の
軸線122の延長部に糸ガイド4があり、この糸
ガイドは、互いに相対的に可動な2つの糸ガイド
部40と41から成る。糸ガイド部40は、第1
図によれば保守装置2により固定的に支持され、
一方糸ガイド部41は、保守装置2により可動に
支持される。第2図によれば両方の糸ガイド部4
0と41はフオーク状に形成されており、その際
糸ガイド部41は揺動軸42に揺動可能に支持さ
れている。図示されていない揺動駆動装置により
糸ガイド部41は、準備位置410から図示され
た閉鎖位置に動かすことができ、その際糸経路3
2に従う糸31を捕え、第2図に示した位置に連
行し、ここにおいて糸31は、糸ガイド部40と
41の間に囲まれ、かつガイドされる。
貯蔵ローラ10には回転監視装置が付属してお
り、この回転監視装置は、糸戻しリング14を走
査する走査器50を有する。この走査器はパルス
カウンタ5に接続されており、このパルスカウン
タには糸結合装置23も制御を行うように接続さ
れている。他方においてパルスカウンタ5は、制
御を行うように制御装置51を介して補助引出し
ーラ対20のモータ21に接続されている。
引出しローラ対30と糸貯蔵装置1の間の糸経
路33の近くに、可動の吸入管24の開口240
が配置されており、一方補助ローラ対20の後の
糸経路の近くに吸入管26の開口が配置されてい
る。
糸結合装置23と補助引出しローラ対20の間
に糸監視器25があり、この糸監視器は、制御装
置250を介して糸貯蔵装置1の回転駆動装置1
20に、また個別繊維に分解すべきスライバを紡
績装置3に供給する供給装置に結合されている。
さらに糸監視器25とボビン装置6の間に糸転向
装置27がある。
ここに構成を説明した装置は次のように動作す
る。
通常の障害のない動作の際紡績装置3において
作られた糸31は、ここから引出しローラ対30
によつて引出され、ボビン装置6に供給される。
糸切れが生じると、保守装置2は、周知のように
当該の紡績位置に呼ばれ、ここで糸切れを取除
く。紡績された糸31は、続いてボビン装置6を
停止して切断され、その際ボビン装置6の方に延
びた糸区間は、糸転向装置27を越えて位置24
1にある吸入管24に供給され、それによりこの
糸区間の緊張は維持される。紡績装置3により続
いて後から供給される別の糸区間は、補助ローラ
対20に挿入され、かつ吸入管26に供給され、
かつここで連続的に吸入される。
その際糸貯蔵装置1の軸線122は糸経路32
に対して鋭角αをなしており、その際引出し端部
103は糸経路32の近くにある。糸貯蔵装置1
の回転駆動装置120は、軸12と永久磁石15
0とヒステリシス円板105および143を介し
て貯蔵ローラ10と糸戻し素子14を駆動し、貯
蔵ローラと糸戻し素子は紡げられることなくこの
駆動運動に追従する。初め同期回転する駆動軸1
2、貯蔵ローラ10および糸戻し素子14の回転
速度は、その際引出しローラ対30により紡績装
置3から糸31を引出す速度よりも貯蔵ローラ1
0の周速度の方が高いように選定されている。
この時糸ガイド部41は準備位置410から図
示された閉鎖位置に動かされ、ここにおいて補助
ローラ対20の方に延びた糸区間は糸ガイド部4
0と41の間に囲まれている。その際この糸区間
は、回転糸戻し器141の走路に達し、この糸戻
し器は、引出しローラ対30と同じ速度で回転す
る補助引出しローラ対20により緊張保持された
この糸区間によつてこれ以上の回転を阻止され
る。しかし貯蔵ローラ10は、速度を低下せずに
回転している。初めのうち糸区間は、補助ローラ
対20によつて引続き引出され、かつこの補助ロ
ーラ対20の後の吸入管26によつて取出され
る。
ボビン装置6から吸入管24の開口240の方
に延びた他方の糸区間は、糸貯蔵装置1に達しな
いようにガイドされる。
結合すべき両方の糸区間は、前記のように糸転
向装置27と吸入管24によりまたは糸ガイド4
と補助ローラ対20によつて互いに平行にガイド
されるので、これら糸区間は、糸結合のため糸結
合装置23によつて確実に引取ることができる。
糸結合装置23がまだ動作していない限り、糸
貯蔵装置1の糸戻しリング14は糸バランス素子
のように動作する。すなわち糸の張力を一時的に
いくらかゆるめると、糸戻しリング14は駆動方
向145に回転し、かつその際貯蔵ローラ10所
定の巻付けを行い、この巻付けは、再び糸張力が
上昇すると、例えば糸結合が終了した後再び解除
される。
それから糸結合装置23は作業を開始し、その
際互いに結合すべき糸区間は停止させなければな
らない。制御装置5を介して糸結合装置33はモ
ータ21を停止するので、補助引出しローラ対2
0は停止する。
従つて紡績装置3により引続き作られかつ引出
しローラ対30によつて後から供給される糸区間
はゆるめられるので、この糸区間を前にすべに捕
えていた糸戻し器141は、この時同様に回転し
始める。従つて後から供給された糸長さは貯蔵ロ
ーラ10上に達し、かつここにたまり、その際糸
送り円板は、周知のように前の巻回を貯蔵ローラ
10の供給端部101から引出し端部の方向にず
らし、その都度新しい巻回が、常に既存の巻回と
糸送り円板13の間に置くことができるようにす
る。
貯蔵作業を開始する際に貯蔵ローラ10は、引
出しローラ対30の回転速度によつてあらかじめ
決められた糸供給速度にゆつくりと低下する。そ
の際糸戻し器141を備えた糸戻しリング14も
この速度変化に追従する。なぜなら糸貯蔵装置1
の引出し側における変動変化により貯蔵ローラ1
0と糸戻しリング14の間の相対運動が生じるだ
けだからである。しかし糸結合の間に糸は糸貯蔵
装置1から引出されず、かつ糸ガイド4は糸貯蔵
装置1の軸線122の延長部にあり、従つて糸貯
蔵装置1の糸引出し側から張力変化が生じないの
で、糸戻しリング14と糸貯蔵ローラ10は同期
して回転する。糸貯蔵装置1に糸供給を行う位置
は固定点なので、糸戻しリング14の回転は、貯
蔵ローラ10上にある貯蔵糸の量を表わしてい
る。それ故に糸戻しリング14の回転は、貯蔵ロ
ーラ10上に貯えられた糸の量を測定するために
使うことができる。それ故に貯蔵ローラ10には
回転監視装置が付属しており、この回転監視装置
の走査器50は、実質的に光源とホトセルを含
み、または誘導走査器として形成されている。従
つて回転監視装置は、糸結合装置23が作業を行
つている限り、光電または誘導方式により1つま
たは複数の糸戻し器141の通過を検出する。
糸貯蔵装置1に糸31を貯えている間に、糸結
合装置23の作業開始または作業終了によつて短
期間生じた過剰の糸を糸貯蔵装置1に貯えること
ができ、その際糸戻しリング14は、短期間貯蔵
ローラ10に対して駆動方向145に進められ、
この行程は同様に回転監視装置によつて検出さ
れ、かつパルスの形にしてパルスカウンタ5に記
録される。
糸結合装置23によつて糸貯蔵装置1の方に延
びた糸区間とボビン装置6の方に延びた糸区間と
を結合した際、吸入管24または吸入管26の方
に延びた糸の端部は切離され、かつ吸出される。
糸結合装置23は、作業を終了した時、制御装
置51を介してボビン装置6に適当な制御指令を
与え、その際このボビン装置は再び巻取り作業を
開始する。その際巻取り張力のため糸貯蔵装置1
に集められた貯蔵糸はほどかれる。糸結合装置2
3から制御装置51に与えられた制御パルスによ
つて、パルスカウンタ5は減算計数に切換えられ
る。従つて糸結合装置は、糸戻しリング14の回
転方向を検出する装置の役割を果たす。なぜなら
貯蔵ローラ10から糸31を引出す際、糸戻しリ
ング14は、引出された糸31により貯蔵ローラ
10の駆動方向145とは逆に回転するからであ
る。従つて糸戻しリング14の逆回転の際送出さ
れたパルスと駆動方向145における前の回転の
際に送出されたパルスの数とを比較すれば、貯え
られた糸が使われたかどうかが検出できる。パル
スカウンタが再び値0に達すると、次の貯蔵過程
の際再び加算計数を行うに、カウンタは切換えら
れる。
パルスカウンタにより貯蔵ローラ10の充てん
状態を測定するこのような装置によれば、糸速
度、糸太さ、糸貯蔵装置の回転速度および糸貯蔵
装置の寸法に依存せずに動作するという利点が得
られる。このことは、貯蔵期間にも関係なく有効
である。糸貯蔵装置1の充てん度は、巻付け方向
(=駆動方向145)における糸戻しリング14
の回転数だけによつて検出される。
貯蔵ローラ10から管理されずに貯蔵糸が引出
されることがないようにするため、糸は常に張力
を受けていなければならない。このことは、永久
磁石150とヒステリシス円板143を介して駆
動される糸戻しリング14によつて行われる。従
つて引出しローラ対30の回転速度によつて与え
られる糸貯蔵装置1への供給速度と、まず補助引
出しローラ対20の回転速度によりその後ボビン
装置6の巻取り速度によりまたは糸結合装置23
の動作の際引出しを行わないことによつて与えら
れる糸貯蔵装置1からの引出し速度との相違によ
つて糸31に生じる張力差の程度に応じて、貯蔵
ローラ10から糸31を引出すことができる。弾
性的に動作するクラツチ、すなわち永久磁石15
0とヒステリシス円板143によれば、糸戻しリ
ング14の回転の変化により張力尖頭値が生じる
が、すぐに吸収される。従つて糸戻しリング14
の糸戻し器141は戻し素子として動作し、それ
により供給速度に対する所定の引出し速度の実際
の速度過剰分に相当する糸の量が貯蔵ローラ10
から出ることができるだけである。
糸貯蔵装置1が空になつた後に、保守装置2は
紡績位置から離れ、かつ別の紡績位置に行くこと
ができ、ここで改めて作業を行うようにすること
ができる。
有利な実施例によりここに説明した装置は、用
途に応じて多くの変形を行うことができる。
例えば回転駆動装置120は独自の駆動機関を
持たなくともよく、軸12は、場合によつては保
守装置2のこれに適した何らかの回転部分からま
たは繊維機械から適当な変速機を介して駆動して
もよい。貯蔵ローラ10と糸戻しリング14を駆
動するため共通の永久磁石150の代りに、独立
し互いに空間的に離れた2つの永久磁石を設けて
もよいので、摺動クラツチ4として形成された貯
蔵ローラ10用の駆動クラツチと糸戻しリング1
4用の駆動クラツチとは、互いに全く独立であ
る。ヒステリシスクラツチ(ヒステリシス円板1
43と永久磁石150およびヒステリシス円板1
04と永久磁石150)の必要なトルクおよび出
力は、構造条件に応じて選定でき、かつ場合によ
つてはヒステリシス円板143または104と永
久磁石150の間の距離の変化によつて調節でき
る。このような場合両方のヒステリシス円板14
3と104のため駆動軸12上で調節可能な独立
した永久磁石は特に有利である。ヒステリシスク
ラツチの代りにうず電流または流体クラツチを設
けてもよく、その際貯蔵ローラ10と糸戻しリン
グ14に対して独立の駆動装置、例えばトルク機
関を設けることも考えられる。
糸戻しリング14は、摩擦クラツチを介して貯
蔵ローラ10から駆動してもよく、その際摩擦ク
ラツチとしてフエルト軸受等を使用してもよい。
しかし貯蔵ローラ10に関係なく糸戻しリング1
4を駆動すれば、糸経路に対して糸貯蔵装置1の
後側に生じる糸張力低下も糸戻しリング14によ
つて補償できるという利点が得られる。
しかし第1図により説明した駆動装置は、極め
てコンパクトであり、糸貯蔵装置1の内部に達す
る電線を必要とせず、かつ糸貯蔵装置1の後で生
じる糸張力低下さえ補償できるので、特に有利で
ある。
同様に糸戻しリング14は、種々に形成でき、
かつ種々の材料から作ることができる。1つまた
は複数の糸捕獲器141をフツクとして形成すれ
ば有利であるが、どのような場合にも必要という
わけではない。なぜならこのようにすれば糸経路
34に交差する糸戻し器141による糸31の特
に迅速な収容が確実に行われるからである。フツ
クとして形成した糸戻し器141を設けた場合、
溝144は、回転駆動装置120の回転方向によ
り決められた回転方向145に開いている。なぜ
ならそれにより糸31は、糸貯蔵装置1に巻付く
際にも糸貯蔵装置1からほどく際にも特に確実に
保持されかつガイドされるからである。
その際糸戻しリング14は、金属から作ること
ができ、かつ糸戻し器141は溝144の範囲に
おけるセラミツク挿入体146によつて保護でき
る。セラミツク挿入体146の代りに小さな車を
設け、この車の軸線を糸経路方向に車が回転でき
るような方向に向けることもでき、それにより摩
擦が低下される。しかしプラスチツク製糸戻しリ
ング14は特に有利である。なぜなら糸戻しリン
グ14は、貯蔵開始の際糸戻しリング14を急速
に加速できるようにする必要があるので、できる
だけ小さな慣性モーメントを有するようにしたい
からである。プラスチツク製糸戻しリング14の
耐摩耗性を高めるため、この糸戻しリングは、被
覆した、例えばクロムめつきした糸戻し器141
を持つことができ、それにより寿命が延びるだけ
でなく、同時に糸31と糸戻しリング14の間の
摩擦係数が低下する。
開閉可能な糸ガイド4も種々に形成できる。特
にメリヤス機、編み機または織機に使用する糸貯
蔵装置1のためには、弧状区間を有する耳形をし
た糸ガイド4の形成で十分であり、この弧状区間
は、糸ガイド4の残りの弧状部に弾性的に接触し
ており、かつ手でまたは自動的にばね作用に抗し
てはね上げることができる。その際互いに離すこ
とのできる2つの糸ガイド部40と41を有する
分割可能な糸ガイド4の図示された構成は、可動
の糸ガイド部41の揺動または直線運動により糸
31を両方の糸ガイド部40と41の間の糸貯蔵
装置1の軸線122の延長部にある位置に動かす
ことのできる糸供給器として特に良好に適してい
る。もちろん糸経路32に対して糸貯蔵装置1を
適当に配置することによつて、糸供給器の補助手
段なしでも糸31を糸戻し器141の走路に交差
させることができ、かつ場合によつては糸戻し器
141の補助作用により、適当に制御された糸ガ
イドに達するようにすることもできる。この糸ガ
イド4は、糸送り方向において糸貯蔵装置1の後
に糸結合装置23を配置した場合、糸貯蔵装置1
に付属するだけでなく、同時に糸結合装置23に
も付属するように配置することができ、かつ糸結
合装置23のその後の作業に必要なように糸結合
装置23に糸31を提供する。
糸循環方向を検出する装置も種々の構成でき
る。前記構成においてこの装置は、糸結合装置2
3によつて形成されている。なぜなら糸結合装置
の動作に依存して糸貯蔵装置1は、貯えた糸貯蔵
量を増加または減少するからである。しかし糸戻
しリング14または貯蔵ローラ10に走査器対を
付属させ、この走査器対は、周知のようにどちら
の方向に糸が循環しているかを検出するようにし
てもよい。このような走査器対によれば、糸が循
環方向を変えた時点を正確に検出することもでき
る。従つてボビン装置6の投入は極めてしなやか
に行うことができるので、糸の回転方向も、糸結
合装置23の作業終了に対して遅れて変化する
が、その際パルスカウンタ5に記憶された値に誤
差が生じることはない。
糸貯蔵装置1の用途に応じて、充満監視部も省
略できる。この場合糸結合装置23から時限素子
を投入し、この時限素子が糸結合装置23の動作
期間を測定し、かつこの期間に依存してちようど
糸貯蔵装置1が空になつた信号を発生すれば十分
である。そのためこの時間において十分な安全性
等を見込んで、糸結合に要する種々の時間、種々
の糸供給および引出し速度、種々の緊張の遅れを
考慮できるようにするため、時限素子は種々に設
定できる。
しかし充満監視器を設けた場合にも、この充満
監視器は種々に構成できる。第1図の例で説明し
たように、ここではパルスカウンタ50が設けら
れており、このパルスカウンタは、加算および減
算計数により、貯蔵ローラ10が充満したかまた
は空になつたかを検出する。しかしその代りに、
糸送り円板13に弾性作用を加え、この糸送り円
板が、糸巻回に接した際にスイツチを操作し、か
つ糸巻回から離れた際、従つて貯蔵ローラ10の
空の際加えられた力の作用によりスイツチから離
れるようにしてもよい。しかし連行スリツトの1
つは、貯蔵ローラ10の引出し端部の方向に延長
されており、かつアームを収容しており、このア
ームは、通常ばね作用により貯蔵ローラ10の周
面を越えて外方へ押出される。しかし貯蔵ローラ
10上に貯蔵が貯えられている場合、糸巻回は弾
性支持されたこのアームを覆い、かつばね作用に
抗して半径方向内方に押込む。弾性支持されたこ
のアームは、スイツチの一部であるかまたはスイ
ツチを操作するので、糸送り円板13によつて説
明した例と同様にここでも充満監視が行われる。
糸貯蔵装置1が複数の作業位置に順に対応でき
る場合、例えば揺動アーム上に支持し、それによ
り糸貯蔵装置が少なくとも2つの隣接した作業位
置に対応できるか、または多数の作業位置のとこ
ろを走行可能な保守装置2上に支持した場合、糸
貯蔵装置1を再び急速に空にし、従つてこの作業
位置から再び極めて迅速に引出すことができると
有利である。そのため第1図に示した制御装置5
1は、モータ21とボビン装置6を投入遮断でき
るだけでなく、さらに速度制御部として構成され
ている。図示したようにパルスカウンタ5(また
はその他の構成の充満監視部と糸結合装置23)
に結合されたこの速度制御部は、糸結合装置23
の作業を開始する際ここから補助引出しローラ対
20とボビン装置6を停止する信号を受取る。回
転監視装置50は、この時糸戻しリング14の回
転を記録する。糸結合過程が終了すると、このこ
とは、糸結合装置23により制御装置51に伝え
られ、この制御装置は、ボビン装置に、貯蔵ロー
ラ10から一層高速度で糸31を引出す命令を与
える。貯蔵ローラ10が残りなく空になる直前
に、パルスカウンタ5は、制御装置51に適当な
信号を与え、この制御装置は、この時例えば一時
的に30%増速したボビン装置6の速度を通常の製
造速度に低下する。このことは、段階的または連
続的に行われ、通常ボビン速度に達することと、
貯えられた貯蔵糸の消費が同時に起こるようにす
る。
例えば制御装置51はデジタルアナログ変換器
を有し、この変換器は、パルスカウンタ5に記憶
された数をアナログ値に変換する。このアナログ
値は、ボビン装置の速度を制御し、その際制御装
置51を適当に構成することによつて、所定の最
大値を決して越えないようにすることができる。
この最大値は、最高ボビン速度を表わす目標値で
ある。これと比較すべき実際値は、通常のボビン
速度を表わす値とパルスカウンタ5から導出され
たアナログ値との和から得られる。この和(実際
値)が目標値より低ければ、この和はボビン装置
6の速度を規定し、一方この実際値が目標値を越
えると、目標値がボビン装置6の速度を規定す
る。このようにすればボビン装置6は、通常ボビ
ン速度にゆるやかに移行することができる。
吸入管24は、糸結合の間ボビン装置6に延び
た糸区間を保持する。吸入管24は、そのためま
ずボビン装置6から、またはボビン装置6から糸
を取出した伝達装置から糸区間を受取る。しかし
糸結合作業中にまたは少なくともこの作業の始め
に、糸結合装置23が糸区間を受取ると、吸入管
24の開口240は破線で示した位置241を占
めるが、それから第1図に実線で示した位置に動
く。この位置において吸入管24は、糸貯蔵装置
1から空にした際に離されかつ一時的に糸経路3
5を占める糸31を捕える。巻取りの際通常の緊
張の遅れによりこの過剰の糸は、実際にはさ程の
張力変動を生じることなく消費されるので、ボビ
ンにおける巻回の品質が害されることはない。
糸結合過程が失敗した場合、このことは糸監視
器25によつて検出される。この糸監視器は、そ
れからすぐに糸貯蔵装置1への糸31の供給を停
止し、かつそのため制御装置250を介して制御
を行うように糸31を製造する装置(紡績装置
3)または供給する装置(例えば糸処理または糸
加工機械においてボビンから糸を引出す引出し装
置)に接続されている。それにより糸貯蔵装置1
に糸31を後から供給することは停止される。こ
の時あまり多くの貯蔵量にならないようにするた
め、貯蔵ローラから糸31を取除くことが必要で
ある。もちろんこのことは手で行つてもよい。図
示された実施例においてはその代りに糸監視器2
5が、制御装置250を介して付加的に糸貯蔵装
置1の回転駆動装置120に接続されている。こ
の時糸結合装置23によつて糸切れが記録される
と、このようにして糸貯蔵装置1に対する糸31
の追加供給が中断されるだけでなく、同時に回転
駆動装置120の回転方向を反転することによつ
て貯蔵ローラ10の回転方向が反転するので、吸
入管24は、貯蔵ローラ10に貯えられかつ通常
糸結合装置23にまで達する糸31を引出しかつ
放出できる。
糸貯蔵装置1を空にすることは別の方法で行つ
てもよい。例えば糸ガイド4は、持上げ可能な押
圧ローラを有するローラ対(図示せず)を有し、
このローラ対は、糸切れが生じた際に糸を糸貯蔵
装置1から引出し、かつ図示されていない別の吸
入管に供給する。
糸切れが生じると、糸貯蔵装置1を空にした後
に、保守装置2が失敗した糸継ぎ過程をくり返す
ことができるようにするため指令を与える。
図示および説明したように糸貯蔵装置1は、糸
経路32に対して鋭角αをなして傾斜した位置に
ある。なぜならこの時糸貯蔵装置1に対する糸3
1の供給は最も簡単に行われるからである。しか
し適当な固定または可動の糸ガイドによつて糸3
1を確実に糸戻し器141に交差する走路に動か
すことができれば、同様に糸経路32に対する糸
貯蔵装置1の別の配置が可能である。
糸貯蔵装置1を固定配置した際、すなわち糸貯
蔵装置が所属の装置、例えば編み機の糸供給位置
の動作中に常に動作位置に留まり、かつその際常
に所定の貯蔵糸量を有する場合、糸捕捉器は不要
である。なぜなら糸31は、初めに手で糸貯蔵装
置1に巻付けられ、かつそれから滴等な処置によ
つて貯蔵された糸の量が所定の最小値を下回らず
または所定の最大値を上回らないようにするから
である。
機械のため糸貯蔵装置1がどこで使われるかに
応じて、パルスカウンタ5は種々の過程を制御す
ることができる。例えばパルスカウンタは、所定
の値が生じた際付属の装置、例え紡積装置3の供
給装置を停止させることができる。このことは、
例えば糸結合装置23によつて糸31を結合する
連続した複数回の試みが失敗した時に有利であ
る。なぜならさもないと糸貯蔵装置1の過剰充て
んが生じてしまうからである。同様にパルスカウ
ンタ5が所定の値に達した寺、編み機を停止させ
ることが必要な場合がある。なぜならこのことは
糸引出しに障害があることを示唆しているからで
ある。
しかしパルスカウンタ5は、制御を行うように
引出し装置の駆動装置に接続してもよい。これ
は、引出し装置をボビン装置6によつて形成した
前記の例の場合である。しかしこの引出し装置が
編み機等によつて形成され、または受取りボビン
から糸31を引出しかつ引出しローラ対30によ
らずに供給を受ける場合、糸貯蔵装置1自身によ
つて形成されることも考えられる。この場合駆動
装置120が停止するので、糸貯蔵装置1がこれ
以上糸を受取ることはない。
次に第4図により糸捕捉器8を有するようにも
持たずにも構成できる糸貯蔵装置7の実施例につ
いて説明する。以下の説明において、第1図の対
応する要素と同じ要素にはここで使われた符号が
同様に使われる。
第4図による糸貯蔵装置7の図の上側半分は断
面を示すが、この図の下側半分は側面を示す。
第1図に示した糸貯蔵装置1のように糸貯蔵装
置7もベース11を有し、それにより糸貯蔵装置
7は、適当な方法で、例えばオープンエンド紡績
機の例を継続するため保守装置2に支持されてい
る。ここでもベース11のハブ110に軸受11
1により軸12が支持されており、この軸の一方
の端部に貯蔵ローラ70が回らないように結合さ
れている。駆動軸12の他方の端部は回転駆動装
置120(第1図参照、例えばトルク機関または
間に摺動クラツチをはさんだその他の機関)に接
続されているので、貯蔵ローラ70は、糸31か
らこの貯蔵ローラに逆向きに作用する抵抗に依存
して駆動される。
第4図に示された例において貯蔵ローラ70
は、ベース11の方に向いた供給端部101に連
行スリツト102を有するが、これら連行スリツ
トは、第1図に示した構成とは相違して、貯蔵ロ
ーラの内側において挿入されたリング71によつ
て密閉されている。これら連行スリツト102に
はまつた糸送り円板13は、同様に第1図による
構成とは相違して、軸受113によつてベースの
周面に外面を支持されている。
貯蔵ローラ70の引出し端部103はリング突
起72を有し、このリング突起は、先細になつた
円すい台部73に移行している。貯蔵部の全長7
4にわたつて、すなわち供給端部101と引出し
端部103の間に、貯蔵ローラ70の周面は均一
に分布した多数の開口75を有し、これら開口
は、図示された構成において長手スリツトとして
形成されている。しかし貯蔵部全長74上に分散
され、貯えられた糸が常に少なくとも1つのこの
ような開口75の作用範囲内にあるようにした適
当な数の円形穴を使用してもよく、その際これら
開口75は、貯蔵ローラ70にねじピツチ状に巻
付いた線上にあると有利である。
ベース11の貯蔵ローラ70から離れた方の側
に管状区間76が続いており、この区間に、(図
示されていない)負圧源に接続された吸気導管の
吸気管片77が連通している。区間76は、ベー
ス11の穴760を介して貯蔵ローラ70の内部
中間78に接続されている。
糸貯蔵装置7が動作している場合、吸気管片7
7に負圧が加わり、この負圧は、穴760と開口
75を通して貯蔵ローラ70の外側にまで作用す
る。なぜなら糸貯蔵装置の内部空間は、その他の
点では外部に向つて密閉されているからである
(リング71参照)。この時糸31が、摺動可能な
回転駆動装置120により駆動される貯蔵ローラ
70の貯蔵部全長74上にあると、負圧により糸
31が吸引されかつ保持される。後の時点に再び
糸31を貯蔵ローラ70から引出すようにする場
合、これらの開口75とここにおいて糸31に作
用する負圧は、糸31に対する戻し要素として作
用する。貯蔵ローラ70における糸31のこの戻
し作用を強めるため、図示された実施例において
付加的な処置として貯蔵ローラ70の貯蔵部全長
74の引出し側103は前記のリング突起72に
よつて制限されている。なぜならこのリング突起
は、糸31に対して付加的な転向を行い、従つて
引出すべき糸に対して付加的な摩擦面を提供する
からである。戻し素子が吸気にさらされた開口7
5によつて形成されているが、このようなリング
突起72を持たないこのような糸貯蔵装置7の構
成に対して、戻し効果はさらに良好である。
糸貯蔵装置7をこのように構成した場合に糸3
1を貯蔵ローラ70に自動的に供給することもで
きるように、ここでも糸戻し器8が設けられてい
る。糸捕捉器141が貯蔵ローラ10に対して相
対運動できる第1図による構成とは相違して糸戻
し器8は、回転運動の際常に貯蔵ローラ70によ
つて連行される。糸戻し器8が捕捉動作中だけに
動作するが、その他の点では糸貯蔵装置7からの
糸の引出しを妨げないようにするため、この糸戻
し器は、貯蔵ローラ70において揺動できかつ貯
蔵ローラ70の表面を越えてもはや突出しないよ
うに形成され、かつ貯蔵ローラ70内に支持され
ている。
糸戻し器8は、ここでも外方に向つて開いてい
なければならず、そのため第2図および第3図の
例で示したように、同様にフツクとして形成され
た糸捕捉器が使用できる。
第4図の例において説明した構造上簡単な、そ
れ故に有利な構成によれば、貯蔵ローラ70の貯
蔵部全長74から離れた方のリング突起72の側
に円すい台部73が続いており、この円すい台部
の最大直径はリング突起72の直径と同じであ
り、かつこの円すい台部は自由端の方に向つて先
細になつている。この円すい台73においてリン
グ突起72の近くに、糸戻し器8を収容するブシ
ユ80が支持されており、この糸戻し器は戻しピ
ン81を含んでいる。戻しピン81は、ブシユ8
0内に円板82を有し、円すい台73の外面の方
に向いたこの円板の側に圧縮ばね83が支持され
ており、他方においてこのばねは、ブシユ80の
外側底部84に支持されている。行程を制限する
ため糸貯蔵装置7の内部空間78の方に向いた側
にブシユ80の別の底部85が設けられており、
捕捉ピン81の内端部を釈放した際、円板82は
底部85に接している。
貯蔵ローラ70内において軸線方向に可動の調
節円すい体9が案内され、この調節円すい体は支
持円板90を有し、この支持円板は、一方におい
て貯蔵ローラ70を支持するために使われ、かつ
この支持円板には他方において周にわたつて均一
に分配された複数の駆動ピン91が結合されてお
り、これら駆動ピンは、ベース11に相応して分
配された穴114を通して回らないように案内さ
れる。支持円板90から離れた方の駆動ピン91
の端部は、適当な(図示されていない)往復駆動
装置、例えばソレノイド、気動または液圧往復ピ
ストン等に結合されている。
円すい台部73の方に向いた支持円板90の側
に本来の円すい体92があり、この円すい体は、
糸貯蔵装置7の駆動軸12に沿つて動かすことに
よつて戻しピン81に作用を及ぼすことができ、
または再び戻しピン81から離れることができ
る。貯蔵ローラ70と駆動軸12は回転するが、
調節円すい体9は回転しないので、もちろん一方
において調節円すい体9と貯蔵ローラ70の間お
よび他方において調節円すい体9と駆動軸12の
間に、適当な軸受を設けることができる。
糸ガイド4(第1図)または糸貯蔵装置の適当
な運動によつて、糸戻しピン81の走路と糸経路
32が互いに交差するようになつた時、駆動ピン
91を介して(図示されていない往復駆動装置を
操作することによつて円すい体92は、戻しピン
81の内側端部に接触する。その結果1つまたは
複数の戻しピン81は、付属の圧縮ばね83の作
用に抗して貯蔵ローラ70の円すい台部73の表
面から押出される。糸31は、貯蔵ローラ70の
回転の際戻しピン81またはこれらピンのうち1
つに捕えられ、かつそれにより糸貯蔵装置7にお
ける糸31の巻取りが行われる。糸貯蔵装置7か
ら糸31の引出しがまだ中断されない期間中に、
その際糸31は、引出しとちようど同じに急速に
貯蔵ローラ70に巻付けられるので、初めのうち
数回の巻回を保持している。
糸貯蔵装置7の後の範囲で糸が停止せずに1回
の巻回にならないようにするため、糸結合装置2
3の範囲において糸引出しの停止を行う装置によ
つて、調節をすい体9の往復駆動装置も操作する
と有利である。第1図によるオープンエンド紡績
装置における糸貯蔵装置1の代りに糸貯蔵装置7
を使用した際、糸貯蔵装置23は駆動ピン91用
のソレノイドを制御する。糸結合装置23の作業
が終了した際、ソレノイドが復旧すると、円すい
体92が捕捉ピン81から引戻され、この捕捉ピ
ン81はこの時糸31を釈放する。しかし糸31
は、開口75内に作用する負圧のため、ボビン装
置6から糸31に及ぼされる張力を高めることに
より糸を貯蔵ローラ70からちようど必要なだけ
引出すまで、貯蔵ローラ70の表面に戻される。
装置の簡単な構成において戻しピン81の内側
端部のため相応した材料を選択しかつ形を選択す
ることにより、このピンの消耗を許容限界内に維
持することで十分である。しかし寿命を延長する
ため、戻しピン81は、例えば戻しピン81自身
または円板82の形を丸くなくし、かつブシユ8
0またはブシユの底部84と85により相応して
案内することにより回らないようにし、かつ内端
部に車86を支持するようにしてもよく、その際
この車は、貯蔵ローラ70の回転方向に向けられ
ており、かつ円すい体と車が接触した際この円す
い体90上でころがる。
半径方向における戻しピン81の駆動は、もち
ろん図示したものと異つた方法で行つてもよい。
例えば戻しピン81の内端部は駆動脚部を有し、
この駆動脚部は、貯蔵ローラの半径方向壁(図示
せず)において平行な2つの案内路のうち1つ内
で案内され、その際調節可能な切換器により戻し
ピン81の駆動脚部は一方の案内路から他方へ移
すことができる。その際切換器は、機械的または
電磁的に操作できる。両方の案内路は、互いに同
心的に配置されており、かつ切換器だけを有し、
それにより駆動脚部は、内側案内路から外側に達
することができる。駆動脚部が内側案内路にある
場合、戻しピン81は円すい台部73の周壁内に
沈下しており、また駆動脚部が外側路にある場
合、捕捉ピンは、円すい台部の周壁を越えて突出
している。
第4図による糸貯蔵装置7の構成において、糸
戻し器8を貯蔵ローラの貯蔵全全長74の円筒形
端部にまたはリング突起72の周に配置すること
も基本的には可能であり、従つて円すい台部73
は不要であるが、円すい台部73における、特に
円すい台部の最大直径の近くにおける捕捉ピン8
1の配置は特に有利とわかつた。なぜならこの時
円すい台部73の母線が大体において糸経路に対
して平行にまたはそのすぐ近くにあるように、糸
経路32に対して相対的に糸貯蔵装置7を配置す
ることにより、糸ガイド4を糸供給器として形成
しなかつた場合にも、糸31は、比較的短い戻し
ピン81により、従つて比較的短い調節円すい体
9の行程によつて捕えることができる。
円すい台部73における沈下可能な戻しピン8
1の代りに、この円すい台部73は周面に制御不
可能な糸捕捉器を有し、かつこの糸捕捉器は、糸
貯蔵装置7と糸ガイド4の間の軸線方向距離を短
縮することによつて糸経路32の範囲に動かされ
るようにしてもよい。その際糸貯蔵装置7または
場合によつては貯蔵ローラ70だけは、供給位置
(引出しローラ対30)に対して相対的に動かさ
れる。それ故に糸送り円板13の助けなしに糸3
1を巻回毎にずらして貯蔵ローラ70上に配置で
きるように、この運動を糸31の捕捉後にも継続
できるので、糸送り円板13を省略してもよい。
第4図による装置においてもパルスカウンタを
有する充満監視装置によつて、貯蔵ローラ70が
まだ糸巻回を有するかまたは空であるかを簡単に
検出することができる。糸31は巻付ける際貯え
られた糸の量は戻しピン81の通過において測定
でき、しかも第1図の例において説明したものと
同様に測定できる。貯蔵ローラ70から糸を引出
す際リング突起72上における糸の循環を計数す
ることができ、その際これら糸の循環はリング突
起のものとは逆であり、このことは、異つた反射
特性を有する貯蔵ローラ70と糸31の適当な材
料選択の際可能である。
例えば編み機において糸切れが生じた際糸貯蔵
装置1または7に対する糸31の供給が中断され
る場合、吸入管24も省略でき、一方いずれにせ
よ編み機においては吸入管26は不要である。
従つて糸貯蔵装置1または7に付属の補助装置
は、所定の機械または装置内に糸貯蔵装置1また
は7を使用した場合に存在するだけであり、一方
そうでない場合には省略してもよい。例えば糸監
視器25はあらゆる用途において必要というわけ
ではない。なぜなら例えば充満監視部は、糸貯蔵
装置1または7の後で糸切れが生じた場合、糸貯
蔵装置1または7に対するその後の糸供給を中止
できるからである。それにもかかわらず糸貯蔵装
置1または7によれば、継続または中断した糸3
1がいつでも糸貯蔵装置1または7上に巻かれか
つここに貯えることができるが、他方において糸
31は、いつでも再び糸経路を中断することなく
糸貯蔵装置1または7から取出すことができると
いう利点が得られる。それにより糸貯蔵装置1ま
たは7は、多くの利用分野を開発し、かつオープ
ンエンド紡績位置、メリヤス機、編み機または織
機における前記利用例に限定されるわけではな
く、一時的な糸張力変動の補償、および一時的に
生じる過剰の糸材料を組織的に吸収し、一時的に
貯えた糸の量を消費した際には直接糸収容位置に
供給できるようにする必要性が問題となる所で
は、繊維工業においてどこでも利用できる。ここ
で糸収容位置とは、糸加工位置、例えばメリヤス
機、編み機または織機、または糸収集位置、例え
ばボビン装置6のことである。
要素相互の交換またはこれら要素の均等物およ
び組合せによる本発明の対象のこれ以外の変形
も、本発明の権利範囲に属する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、糸結合装置を有するオープンエンド
紡績機を概略的に示しかつ本発明により構成され
た糸貯蔵装置の第1実施例を一部断面で示す図、
第2図は、説明のため省略可能な要素を省略した
第1図の糸貯蔵装置と糸貯蔵装置に付属の糸ガイ
ドを示す正面図、第3図は、第2図の一部を拡大
して示す図、第4図は、本発明による糸貯蔵装置
の別の実施例を示し、その際糸貯蔵装置の上半分
を断面で示しかつ下半分を側面で示した図であ
る。 1,7……糸貯蔵装置、2……保守装置、3…
…紡績装置、4……糸ガイド、5……制御装置、
6……ボビン装置、10,70……貯蔵ローラ、
14,70,72,75……戻し素子、31……
糸。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 回転駆動装置120とこの回転駆動装置によ
    つて駆動可能な貯蔵ローラ10;70が設けられ
    ており、この貯蔵ローラの供給端部101には、
    供給位置から実質的に接線方向に糸31が供給で
    き、この糸は、戻し素子14;70,75,72
    の作用に抗しながら、ローラ軸線122延長部に
    配置された糸ガイド4を通つて貯蔵ローラ10;
    70の引出し端部103から引出し可能である糸
    貯蔵装置において、 貯蔵ローラ10;70が、半径方向外方に開い
    た駆動可能な戻し素子14;70,75,72を
    有し、また糸ガイド4が開閉可能であることを特
    徴とする糸貯蔵装置。 2 戻し素子70,75が、複数の開口75を備
    えた貯蔵ローラ70の周面によつて形成され、こ
    れら開口75が、貯蔵ローラ70の内部空間78
    に連通しており、他方においてこの内部空間が負
    圧源77に接続されている、特許請求の範囲第1
    項記載の糸貯蔵装置。 3 開口75が長手スリツトとして形成されてお
    り、これら長手スリツトが、ほぼ貯蔵ローラ70
    の貯蔵部全長74にわたつて延びている、特許請
    求の範囲第2項記載の糸貯蔵装置。 4 戻し素子70,75,72が、貯蔵ローラ7
    0の引出し端部103に配置されたリング突起7
    2を含んでいる、特許請求の範囲第2項または第
    3項に記載の糸貯蔵装置。 5 貯蔵ローラ10;70が糸供給位置30およ
    び糸ガイド4に対して軸線方向に可動である、特
    許請求の範囲第1項ないし第4項の1つに記載の
    糸貯蔵装置。 6 貯蔵ローラ10;70が摺動クラツチ10
    5,150を介して駆動可能である、特許請求の
    範囲第1項ないし第5項の1つに記載の糸貯蔵装
    置。 7 戻し素子が、貯蔵ローラ10に対して相対的
    に駆動可能な糸戻しリング14によつて形成され
    ている、特許請求の範囲第1項ないし第6項の1
    つに記載の糸貯蔵装置。 8 戻しリング14がプラスチツクから成る、特
    許請求の範囲第7項記載の糸貯蔵装置。 9 貯蔵ローラ10;70に充満監視部が付属し
    ている、特許請求の範囲第1項ないし第8項の1
    つに記載の糸貯蔵装置。 10 回転駆動装置120この回転駆動装置によ
    つて駆動可能な貯蔵ローラ10;70が設けられ
    ており、この貯蔵ローラの供給端部101には、
    供給位置から実質的に接線方向に糸31が供給で
    き、この糸は、戻し素子14;70,75,72
    の作用に抗しながら、ローラ軸線122延長部に
    配置された糸ガイド4を通つて貯蔵ローラ10;
    70の引出し端部103から引出し可能であり、
    その際戻し素子が、貯蔵ローラ10に対して相対
    的に弾性駆動可能な糸戻しリング14によつて形
    成されており、この糸戻しリングの糸戻し器14
    1に糸31がはまつており、かつこの糸戻しリン
    グには回転監視装置が付属しており、また糸戻し
    リング14の回転方向を検出する装置23が設け
    られており、この装置は、回転監視装置と共にパ
    ルスカウンタ5に接続されており、このパルスカ
    ウンタが、糸戻しリングの回転方向の切換に依存
    して加算計数から減算計数におよびその逆に切換
    可能である、特許請求の範囲第1項記載の糸貯蔵
    装置。 11 パルスカウンタ5が、制御を行うように引
    出し装置1又は6の駆動装置に接続されている、
    特許請求の範囲第10項記載の糸貯蔵装置。 12 引出し装置が、糸送り方向において糸貯蔵
    装置1の後に配置された糸収容位置によつて形成
    されている、特許請求の範囲第11項記載の糸貯
    蔵装置。 13 糸貯蔵装置の後に接続された糸結合装置が
    設けられており、その際糸ガイド4が、糸貯蔵器
    1;7と糸結合装置23に共通に付属している、
    特許請求の範囲第1項ないし第12項の1つに記
    載の糸貯蔵装置。 14 糸戻しリング14の回転方向に検出する装
    置が、糸貯蔵装置1と糸収容位置6の間に配置さ
    れた糸結合装置23によつて形成されており、こ
    の糸結合装置が、制御を行うように糸収容位置6
    の駆動装置に接続されている、特許請求の範囲第
    9項ないし第13項の1つに記載の糸貯蔵装置。 15 貯蔵ローラ10上に存在する糸の長さに依
    存して糸収容位置6の速度を制御するため、パル
    スカウンタ5に接続された速度制御部51が設け
    られている、特許請求の範囲第12項ないし第1
    4項の1つに記載の糸貯蔵装置。 16 充満監視部が停止装置に接続されている、
    特許請求の範囲第9項ないし第15項の1つに記
    載の糸貯蔵装置。 17 貯蔵ローラ10;70の引出し端部103
    が、半径方向外方に開いた糸戻し器141;8を
    有する、特許請求の範囲第1項ないし第16項の
    1つに記載の糸貯蔵装置。 18 糸戻し器8が貯蔵ローラ70に沈下可能に
    支持されている、特許請求の範囲第17項に記載
    の糸貯蔵装置。 19 糸戻し器8が、半径方向内方へ弾性作用を
    受けており、またさらに貯蔵ローラ70内に、軸
    線方向に可動の制御円すい体9が設けられてお
    り、この円すい体が、糸戻し器8の内端部に作用
    を及ぼすことができる、特許請求の範囲第18項
    記載の糸貯蔵装置。 20 糸戻し器8が、回らないように貯蔵ローラ
    70内に案内されており、かつ糸戻し器の内端部
    が、制御円すい体9に糸戻し器8を支持するため
    貯蔵ローラ70の周方向に向いた車86を有す
    る、特許請求の範囲第19項記載の糸貯蔵装置。 21 貯蔵ローラ70が、先細の円すい台73の
    形になつて引出し端部103を越えて突出してお
    り、この円すい台の周面に糸戻し器8が配置され
    ている、特許請求の範囲第17項ないし第20項
    の1つに記載の糸貯蔵装置。 22 糸戻し器8が、円すい台73の大きい方の
    直径のすぐ近くに配置されている、特許請求の範
    囲第21項記載の糸貯蔵装置。 23 糸戻し器8が、円すい台73の周面内に沈
    下可能である、特許請求の範囲第22項記載の糸
    貯蔵装置。 24 糸戻し器141が、貯蔵ローラ10に対し
    て相対的に駆動可能な糸戻しリング14の一部で
    ある、特許請求の範囲第17項記載の糸貯蔵装
    置。 25 貯蔵ローラ10と糸戻しリング14が、そ
    れぞれ1つの摺動クラツチ143,150;10
    5,150を介して共通の駆動軸12に接続され
    ている、特許請求の範囲第24項記載の糸貯蔵装
    置。 26 貯蔵ローラ10と糸戻しリング14がそれ
    ぞれ1つのヒステリシス円板105,143を有
    し、かつ共通の駆動軸12上においてこれら2つ
    のヒステリシス円板105,143の間に永久磁
    石150が配置されている、特許請求の範囲第2
    5項記載の糸貯蔵装置。 27 糸戻し器141がフツクとして形成されて
    おり、このフツクが、駆動方向145に開いた溝
    144を有する、特許請求の範囲第13項ないし
    第26項の1つに記載の糸貯蔵装置。 28 糸戻し器141の溝144がセラミツク挿
    入体146を有する、特許請求の範囲第27項記
    載の糸貯蔵装置。 29 糸ガイド4が糸供給器として形成されてお
    り、この糸供給器が、糸31を所定の糸経路32
    から回転糸戻し器141;8の走路に交差する糸
    経路に動かす、特許請求の範囲第13項ないし第
    28項の1つに記載の糸貯蔵装置。 30 糸ガイド4が、互いに離すことのできる2
    つの糸ガイド部40,41から成る、特許請求の
    範囲第29項記載の糸貯蔵装置。 31 貯蔵ローラ10;70に供給される糸31
    の糸経路33の近くに吸入管24の開口240が
    配置されている、特許請求の範囲第1項ないし第
    30項の1つに記載の糸貯蔵装置。 32 糸貯蔵器の後に配置された糸結合装置と糸
    の形成および/または供給を行う装置が設けられ
    ており、その際糸結合装置23の後の糸経路に糸
    監視器25が配置されており、この糸監視器が、
    制御を行うように糸31の形成および/または供
    給を行う装置3に接続されている、特許請求の範
    囲第1項ないし第31項の1つに記載の糸貯蔵装
    置。 33 糸監視器25が、制御を行うように貯蔵ロ
    ーラ10;70の回転駆動装置120に接続され
    ており、この回転駆動装置120の回転方向が逆
    可能である、特許請求の範囲第31項または第3
    2項記載の糸貯蔵装置。 34 多数の作業位置およびこれらの作業位置に
    選択的に付属できかつこれら作業位置のそばを通
    過する保守装置を備えた繊維機械のために使用す
    る際、貯蔵ローラ10;70と糸経路32が、互
    いに鋭角αをなすようにすることができ、それに
    より貯蔵ローラ10;70の引出し端部103
    が、供給端部101よりも糸経路32の近くにあ
    るようにした、特許請求の範囲第1項ないし第3
    3項の1つに記載の糸貯蔵装置。
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