JPH0413271Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0413271Y2 JPH0413271Y2 JP1983066529U JP6652983U JPH0413271Y2 JP H0413271 Y2 JPH0413271 Y2 JP H0413271Y2 JP 1983066529 U JP1983066529 U JP 1983066529U JP 6652983 U JP6652983 U JP 6652983U JP H0413271 Y2 JPH0413271 Y2 JP H0413271Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- spring
- side stand
- wire rods
- coil
- wire
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000004804 winding Methods 0.000 description 5
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)
- Springs (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、二輪車のサイドスタンド装置に関
し、このサイドスタンドを車体フレーム側に付勢
するスプリングの改良に係るものである。
し、このサイドスタンドを車体フレーム側に付勢
するスプリングの改良に係るものである。
通常、サイドスタンドは車体フレームに固着さ
れたブラケツト回動自在に軸支され、且つサイド
スタンドとブラケツト間に装架されたスプリング
により常時起立位置あるいは収納位置に保持され
るようになつている。
れたブラケツト回動自在に軸支され、且つサイド
スタンドとブラケツト間に装架されたスプリング
により常時起立位置あるいは収納位置に保持され
るようになつている。
前記スプリングには、従来実公昭54−38671号
公報に記載されているように、一重巻のコイルば
ねが用いられている。ところで、上記サイドスタ
ンドを起立位置あるいは収納位置に保持するスプ
リングは、同公報より明らかなようにサイドスタ
ンドの表裏面に一対のスプリングを装架しようと
したものがある。しかしこの場合、嵩張ると共
に、重量も増大し、またサイドスタンドの裏面側
にスプリングの取付スペースを必要とし、しかも
組立工数が増えて生産性が低下する。
公報に記載されているように、一重巻のコイルば
ねが用いられている。ところで、上記サイドスタ
ンドを起立位置あるいは収納位置に保持するスプ
リングは、同公報より明らかなようにサイドスタ
ンドの表裏面に一対のスプリングを装架しようと
したものがある。しかしこの場合、嵩張ると共
に、重量も増大し、またサイドスタンドの裏面側
にスプリングの取付スペースを必要とし、しかも
組立工数が増えて生産性が低下する。
またスタンドバー跳ね上げ用張設スプリングと
して、実開昭51−113959号に記載されているよう
に、コイルスプリング内に他の小径のコイルスプ
リングを挿入した内外二重のコイルスプリングを
用いるものがある。
して、実開昭51−113959号に記載されているよう
に、コイルスプリング内に他の小径のコイルスプ
リングを挿入した内外二重のコイルスプリングを
用いるものがある。
しかしこのスタンドバー跳ね上げ用張設スプリ
ングは内外二重のスプリングから成るので、組立
に工数がかかり組立性が悪いものである。また別
体のスプリングを一本づつ成形しなければならな
いので、スプリングの生産性が悪く、コスト高で
あり、部品管理も面倒である。
ングは内外二重のスプリングから成るので、組立
に工数がかかり組立性が悪いものである。また別
体のスプリングを一本づつ成形しなければならな
いので、スプリングの生産性が悪く、コスト高で
あり、部品管理も面倒である。
さらに同一径の二条巻コイルばねとして、実公
昭42−10267号公報に記載されているように一本
の線材を往復させて形成したものがあるが、この
同一径の二条巻コイルばねは、二本の線材の巻き
始めに180度の位相差がある為、引張力が働くと、
二本の線材のコイル部が個々に引張られ、二本の
線材のコイル部が離隔し、一体となつて引張られ
ることが無く、その上このコイルばねは一本の線
材を往復させて二条巻のコイル部と両端に閉鎖し
た引掛け部を形成しているので、その成形が難し
いものである。
昭42−10267号公報に記載されているように一本
の線材を往復させて形成したものがあるが、この
同一径の二条巻コイルばねは、二本の線材の巻き
始めに180度の位相差がある為、引張力が働くと、
二本の線材のコイル部が個々に引張られ、二本の
線材のコイル部が離隔し、一体となつて引張られ
ることが無く、その上このコイルばねは一本の線
材を往復させて二条巻のコイル部と両端に閉鎖し
た引掛け部を形成しているので、その成形が難し
いものである。
本考案は、上記諸事情に鑑みなされたもので、
サイドスタンドを軸支するブラケツトと、該サイ
ドスタンドとの間に二本の線材を互いに密着して
略平行に束ねて同時に螺旋巻きして成る二条巻の
コイルばねを装架することにより、より生産性が
高く組立性に優れたサイドスタンド装置を提供し
ようとするものである。
サイドスタンドを軸支するブラケツトと、該サイ
ドスタンドとの間に二本の線材を互いに密着して
略平行に束ねて同時に螺旋巻きして成る二条巻の
コイルばねを装架することにより、より生産性が
高く組立性に優れたサイドスタンド装置を提供し
ようとするものである。
以下、図面により本考案の実施例を説明する。
第1図において、1はサイドスタンド、2は車体
フレーム、3は車体フレーム2に溶着したブラケ
ツト、4は支軸で、上記サイドスタンド1を支持
している。5はブラケツト3に設けたストツパ
で、サイドスタンド1を収納した場合に当接係止
するものである。6はブラケツト3に固着した係
止ピン、7はサイドスタンド1に固着した係止ピ
ン、8はスプリングで前記係止ピン6,7間に装
架されている。このスプリング8は、第2図及び
第3図に示すように二本の線材を互いに密着して
略平行に束ねた線材束の中央部を同時に螺旋巻き
して、前記各線材が螺旋方向に略平行をなすコイ
ル部を形成すると共に、前記線材束の両端部を二
本共回曲してフツク部を形成した二条巻のコイル
ばねより成る。
第1図において、1はサイドスタンド、2は車体
フレーム、3は車体フレーム2に溶着したブラケ
ツト、4は支軸で、上記サイドスタンド1を支持
している。5はブラケツト3に設けたストツパ
で、サイドスタンド1を収納した場合に当接係止
するものである。6はブラケツト3に固着した係
止ピン、7はサイドスタンド1に固着した係止ピ
ン、8はスプリングで前記係止ピン6,7間に装
架されている。このスプリング8は、第2図及び
第3図に示すように二本の線材を互いに密着して
略平行に束ねた線材束の中央部を同時に螺旋巻き
して、前記各線材が螺旋方向に略平行をなすコイ
ル部を形成すると共に、前記線材束の両端部を二
本共回曲してフツク部を形成した二条巻のコイル
ばねより成る。
本考案のサイドスタンド装置は、上記の如く構
成されており、サイドスタンド1の作動は、通常
のサイドスタンドと変らず同様である。即ち第1
図は、サイドスタンド1の起立状態を示すもの
で、サイドスタンド1の支軸4は、スプリング8
の係止ピン6,7を結ぶ線の右方に位置し、スプ
リング8により起立状態が保持されている。
成されており、サイドスタンド1の作動は、通常
のサイドスタンドと変らず同様である。即ち第1
図は、サイドスタンド1の起立状態を示すもの
で、サイドスタンド1の支軸4は、スプリング8
の係止ピン6,7を結ぶ線の右方に位置し、スプ
リング8により起立状態が保持されている。
次にサイドスタンド1を収納した場合(図示せ
ず)、該サイドスタンド1はストツパ5に当接係
止される。この時サイドスタンド1の支軸4がス
プリング8の係止ピン6,7を結ぶ線より下方に
位置し、スプリング8により収納状態が保持され
るものである。
ず)、該サイドスタンド1はストツパ5に当接係
止される。この時サイドスタンド1の支軸4がス
プリング8の係止ピン6,7を結ぶ線より下方に
位置し、スプリング8により収納状態が保持され
るものである。
以上の通りであり、本考案によれば、サイドス
タンドと車体フレームに溶着されたブラケツトと
の間に二本の線材を互いに密着して略平行に束ね
て同時に螺旋巻きして略同一径に成形一体化した
二条巻のコイルばねより成るスプリングをサイド
スタンドの表面側または裏面側の片側にのみ装架
するだけで良いので、サイドスタンドの表裏面の
側はスプリングの取付スペースを必要とせず、し
かも組立工数特にスプリング自体の組立工数が増
えることもないので、生産性が低下することもな
い。また部品点数も従来と変わらない。
タンドと車体フレームに溶着されたブラケツトと
の間に二本の線材を互いに密着して略平行に束ね
て同時に螺旋巻きして略同一径に成形一体化した
二条巻のコイルばねより成るスプリングをサイド
スタンドの表面側または裏面側の片側にのみ装架
するだけで良いので、サイドスタンドの表裏面の
側はスプリングの取付スペースを必要とせず、し
かも組立工数特にスプリング自体の組立工数が増
えることもないので、生産性が低下することもな
い。また部品点数も従来と変わらない。
さらに前記スプリングは、引張り力が働くと二
本の線材のコイル部の巻き重なりが全く同一で一
体化しているので、一本の線材を往復させて形成
した従来の同一径の二条巻コイルばねのように二
本の線材のコイル部が個々に引張られることは無
く、一体となつて引張られる。その上このスプリ
ングは、二本の線材を一本の線材と同様に成形し
て中央部にコイル部を、両端にフツク部を形成す
るので、その成形は容易である。
本の線材のコイル部の巻き重なりが全く同一で一
体化しているので、一本の線材を往復させて形成
した従来の同一径の二条巻コイルばねのように二
本の線材のコイル部が個々に引張られることは無
く、一体となつて引張られる。その上このスプリ
ングは、二本の線材を一本の線材と同様に成形し
て中央部にコイル部を、両端にフツク部を形成す
るので、その成形は容易である。
第1図は本考案によるサイドスタンド装置の要
部を示す側面図、第2図はサイドスタンドとブラ
ケツト間に装架するスプリング(二条巻コイルば
ね)を示す平面図、第3図は第2図の一部側面図
である。 1……サイドスタンド、2……車体フレーム、
3……ブラケツト、6,7……係止ピン、8……
スプリング(二条巻コイルばね)。
部を示す側面図、第2図はサイドスタンドとブラ
ケツト間に装架するスプリング(二条巻コイルば
ね)を示す平面図、第3図は第2図の一部側面図
である。 1……サイドスタンド、2……車体フレーム、
3……ブラケツト、6,7……係止ピン、8……
スプリング(二条巻コイルばね)。
Claims (1)
- 車体フレームに固着されたブラケツトに回動自
在に軸支され、スプリングにて常時起立位置又は
収納位置に保持される二輪車のスタンドに於い
て、サイドスタンドに突設した係止ピンと上記ブ
ラケツトに突設した係止ピンとの間に、二本の線
材を互いに密着して略平行に束ねた線材束の中央
部を同時に螺旋巻きして、前記各線材が螺旋方向
に略平行をなすコイル部を形成すると共に前記線
材束の両端部を二本共回曲してフツク部を形成し
たコイルばねより成るスプリングを、前記フツク
部にて張架したことを特徴とする二輪車のサイド
スタンド装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6652983U JPS59172083U (ja) | 1983-05-02 | 1983-05-02 | 二輪車のサイドスタンド装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6652983U JPS59172083U (ja) | 1983-05-02 | 1983-05-02 | 二輪車のサイドスタンド装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59172083U JPS59172083U (ja) | 1984-11-17 |
JPH0413271Y2 true JPH0413271Y2 (ja) | 1992-03-27 |
Family
ID=30196736
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6652983U Granted JPS59172083U (ja) | 1983-05-02 | 1983-05-02 | 二輪車のサイドスタンド装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59172083U (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20010016330A (ko) * | 2000-11-29 | 2001-03-05 | 정승훈 | 미니 스쿠터의 스탠드 구조 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS51113959U (ja) * | 1975-03-12 | 1976-09-16 |
-
1983
- 1983-05-02 JP JP6652983U patent/JPS59172083U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS59172083U (ja) | 1984-11-17 |
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