JP3011714U - 小型電球におけるコイルフィラメント支承装置 - Google Patents

小型電球におけるコイルフィラメント支承装置

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JP3011714U
JP3011714U JP1994015794U JP1579494U JP3011714U JP 3011714 U JP3011714 U JP 3011714U JP 1994015794 U JP1994015794 U JP 1994015794U JP 1579494 U JP1579494 U JP 1579494U JP 3011714 U JP3011714 U JP 3011714U
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coil filament
coil
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filament
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JP1994015794U
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Inventor
孝男 峰田
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孝男 峰田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】1次コイル相互間を可及的に近接して点光源と
する小型電球においてもコイルフィラメントを確実にア
ンカーにより支承できてコイルフィラメントの安定性を
確保することができる小型電球におけるコイルフィラメ
ント支承装置を提供することを目的とする。 【構成】両端部にリード線(4a),(4b)が連設さ
れた2重コイルフィラメント(4)における適宜の捲回
部分が、2つ折りにされたときにその幅(b)が2重コ
イルフィラメント(4)における1次コイルの幅(a)
と1次コイル相互間の間隔(α)を加えた幅(a+α)
より小さい金属細線(5a)の折り曲げ部により挟持さ
れ、この金属細線(5a)が捻回されてアンカー(5)
が形成されるとともに、上記2重コイルフィラメント
(4)のリード線(4a),(4b)と上記アンカー
(5)がビーズもしくはステム等の固定材(6)に固定
される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は小型電球におけるコイルフィラメント支承装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、コイルフィラメントの支承装置としては図3に示されるように、コイ ルフィラメントの両端が延成されてリード線(1a),(1b)に形成されたコ イルフィラメント(1)における適宜の捲回部分に、先端がループ状に形成され たアンカー(2)の該ループ部分が巻つけられ、上記コイルフィラメント(1) のリード線(1a),(1b)と上記アンカー(2)がビーズ(3)により固定 されたコイルフィラメント素子(B)がある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、コイルフィラメントにおける各コイル間の間隔が広い場合は格 別、たとえばコイルフィラメントの各コイル間の間隔を可及的に狭め、点光源と する小型電球等においては、先端がループ状のアンカーを使用するとアンカーの ループ状部分相互が接触するためアンカーとしての使用ができないと云う問題点 を有していた。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は上記問題点を解決し、コイルフィラメントの各コイル間の間隔がきわ めて狭い場合でも、アンカー相互が接触しないアンカーを提供することにより、 小型電球におけるコイルフィラメントの安定性を確保しようとするもので、両端 部にリード線が連設された2重コイルフィラメントにおける適宜の捲回部分が、 2つ折りにされたときにその幅が2重コイルフィラメントにおける1次コイルの 幅と1次コイル相互間の間隔を加えた幅より小さい金属細線の折り曲げ部により 挟持され、この金属細線が捻回されてアンカーが形成されるとともに、上記2重 コイルフィラメントのリード線と上記アンカーがビーズもしくはステム等の固定 材に固定されたことを特徴としている。
【0005】
【作用】
上記構成からなる本考案の小型電球におけるコイルフィラメント支承装置では 、2つに折り曲げられた2本の金属細線の幅が、2重コイルフィラメントにおけ る1次コイルの幅と1次コイル相互間の間隔を加えた幅より小さい幅となる金属 細線を用い、これを2つ折りにして2重コイルフィラメントの適宜の捲回部分を 挟み、この2つ折りにした金属細線を捻回してアンカーを構成するので、2重コ イルフィラメントにおける1次コイルフィラメントの何処の捲回部分にアンカー を形成してもアンカー相互が接触することなく取り付けられる。
【0006】
【実施例】
以下、添付図面を参照して本考案に係る小型電球におけるコイルフィラメント 支承装置の実施例を説明する。 図1は2重コイルフィラメント素子の全体図、図2はコイルフィラメントへのア ンカーの取り付け説明図である。図において2重コイルフィラメント4の両端の 1次コイル部分が伸長され、これが下方に延成されてリード線4a,4bに形成 されている。2重コイルフィラメント4の各1次コイル捲回部分の下方には、2 つ折りにされたときにその幅bが2重コイルフィラメント4における1次コイル の幅aと1次コイル相互間の間隔αを加えた幅より小さい金属細線5aを2つ折 りにしたその折り曲げ部が挟み込まれる。この各1次コイル捲回部分に挟み込ま れた金属細線5aがそれぞれ捻回されてアンカー5が形成され、上記2重コイル フィラメント4のリード線4a,4bと上記アンカー5がビーズ6に固定されて 2重コイルフィラメント素子Aが構成される。小型電球としてビーズ6を用いな い場合は、上記のように構成された2重コイルフィラメント4のリード線4a, 4bとアンカー5は、図示されていないバルブのステムに封着してもよい。
【0007】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案に係る小型電球におけるコイルフィラメント支承 装置によれば、2重コイルフィラメントにおける1次コイルフィラメントの何処 の捲回部分にアンカーを形成してもアンカー相互が接触することなく取り付けら れるので、1次コイル相互間を可及的に近接して点光源とする小型電球において もコイルフィラメントを確実にアンカーにより支承できてコイルフィラメントの 安定性を確保することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る小型電球におけるコイルフィラメ
ント支承装置の実施例を示す2重コイルフィラメント素
子の正面図である。
【図2】コイルフィラメントへのアンカーの取り付け状
態を説明する拡大図である。
【図3】従来のコイルフィラメント支承装置の一例を示
す2重コイルフィラメント素子の正面図である。
【符号の説明】
4・・・2重コイルフィラメント 4a,4b・・・リード線 5・・・アンカー 5a・・・金属細線 6・・・ビーズ a・・・1次コイルの幅 b・・・金属細線を2つ折りにしたときの幅 α・・・1次コイル相互間の幅

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】両端部にリード線(4a),(4b)が連
    設された2重コイルフィラメント(4)における適宜の
    捲回部分が、2つ折りにされたときにその幅(b)が2
    重コイルフィラメント(4)における1次コイルの幅
    (a)と1次コイル相互間の間隔(α)を加えた幅(a
    +α)より小さい金属細線(5a)の折り曲げ部により
    挟持され、この金属細線(5a)が捻回されてアンカー
    (5)が形成されるとともに、上記2重コイルフィラメ
    ント(4)のリード線(4a),(4b)と上記アンカ
    ー(5)がビーズもしくはステム等の固定材(6)に固
    定されたことを特徴とする小型電球におけるコイルフィ
    ラメント支承装置。
JP1994015794U 1994-11-30 1994-11-30 小型電球におけるコイルフィラメント支承装置 Expired - Lifetime JP3011714U (ja)

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