JP2002308015A - パッキン - Google Patents

パッキン

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JP2002308015A
JP2002308015A JP2001117684A JP2001117684A JP2002308015A JP 2002308015 A JP2002308015 A JP 2002308015A JP 2001117684 A JP2001117684 A JP 2001117684A JP 2001117684 A JP2001117684 A JP 2001117684A JP 2002308015 A JP2002308015 A JP 2002308015A
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JP
Japan
Prior art keywords
harness
packing
cylindrical portion
opening
connecting portion
Prior art date
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Pending
Application number
JP2001117684A
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English (en)
Inventor
Yasuo Ochiai
康夫 落合
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Ichikoh Industries Ltd
Original Assignee
Ichikoh Industries Ltd
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Publication date
Application filed by Ichikoh Industries Ltd filed Critical Ichikoh Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 保護しなければならないハーネスが挿通され
る際の部品点数及び組付工数を減少させることのできる
パッキンを提供する。 【解決手段】 本発明に係るパッキン9は、隙間を塞ぐ
パッキン本体12にハーネス挿通用の筒状部14が一体
に設けられて構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば車両に用い
られてドアミラー側と車体側との間の隙間を塞ぐととも
に、両者を結ぶハーネスの配線を妨げないパッキンに関
する。
【0002】
【従来の技術】従来から、車両用ドアミラーの構造とし
て、例えば図6に示すようなものが知られている。この
車両用ドアミラーは、ドアミラー側のブラケット1が図
示を略す車体側のパネル(ドア又はフェンダー部分のパ
ネル)に取り付けられる構造を有し、そのブラケット1
とパネルとの間に生じる隙間を塞ぐようにブラケット1
の下部にはパッキン2が設けられている。
【0003】パッキン2は、ブラケット1の下部形状に
対応する平板状の弾性部材で、その中央には図示を略す
開口部が設けられている。ブラケット1の内部及びパッ
キン2の開口部には、ミラーの電動駆動に供するハーネ
ス3が挿通されている。このハーネス3のパッキン2か
ら下方に露出した部分は、車体側のパネルによる切断等
の損傷を防止するためにコルゲートチューブ4に挿通さ
れて保護されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな構造ではパッキン2とコルゲートチューブ4とをそ
れぞれ用意しなければならず、また、ハーネス3が挿通
されたコルゲートチューブ4の端部をテープ5で巻いて
留めなければならなかったので、部品点数や組付工数が
嵩んでコストアップが生じていた。
【0005】本発明は、上記の事情に鑑みてなされたも
ので、保護しなければならないハーネスが挿通される際
の部品点数及び組付工数を減少させることのできるパッ
キンを提供することを課題としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1に係る発明は、隙間を塞ぐパッキン本体に
ハーネス挿通用の筒状部が一体に設けられてなるパッキ
ンを特徴とする。
【0007】請求項1に係る発明によれば、パッキン本
体にハーネス挿通用の筒状部が一体に設けられているの
で、ハーネスの保護に際して従来のように別途コルゲー
トチューブを用意する必要がなく、ハーネスとコルゲー
トチューブとを留める作業も不要になるので、部品点数
及び組付工数が減少してコストの発生を抑制することが
できる。また、例えば車両用ドアミラーに適用された場
合には、筒状部がコルゲートチューブよりもハーネスに
対してずれにくく耐振動性に優れ、ハーネスを車体内の
狭いスペースにうまく位置決めすることも容易となる。
さらに、近年、車両については特にリサイクルの要求が
高まっているが、コルゲートチューブが別体として設け
られる場合に比較して部品点数、材料の種類が減少する
ため、そのリサイクルも容易となる。
【0008】請求項2に係る発明は、請求項1に記載の
パッキンにおいて、前記パッキン本体はハーネスが挿通
される開口部を有し、前記筒状部は前記開口部の周縁に
接続部を介して接続され、該接続部が折り返された状態
で前記筒状部に前記ハーネスが挿通されることを特徴と
する。
【0009】請求項2に係る発明によれば、筒状部がパ
ッキン本体の開口部の周縁に接続部を介して接続され、
この接続部が折り返された状態で筒状部にハーネスが挿
通されるので、たとえ筒状部が長さ(深さ)を要する場
合であっても折返し前の状態においてそれがパッキン本
体から突出しすぎないように形成することが可能とな
り、パッキン製造用の金型を薄くすることができる。ま
た、金型の構造上、本来なら製造することの難しい大き
さや形状の筒状部も、折返し前の状態を成形することに
よって製造することができる。
【0010】請求項3に係る発明は、請求項2に記載の
パッキンにおいて、前記接続部には、前記ハーネスが前
記開口部から前記筒状部に至るまでに挿通するための穴
部が設けられていることを特徴とする。
【0011】請求項3に係る発明によれば、ハーネスが
開口部から筒状部に至るまでに挿通するための穴部が接
続部に設けられているので、ハーネスを開口部から筒状
部に引き込む際に接続部が邪魔にならず、接続部を迂回
するためにハーネスを回り込ませたりする必要がないの
で、その回り込みに伴うハーネスの不慮のねじれや余計
な弛みの発生を防止することができ、これらに起因する
電装系のトラブルを未然に回避することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面に基づ
いて説明する。
【0013】図1は、本発明に係るパッキンが用いられ
た車両用ドアミラーを示す。ここではドアミラー本体6
及びブラケット7からなるドアミラー8が、パッキン9
を介してドア10のパネル11に取り付けられている。
【0014】パッキン9はゴム等の弾性材料により金型
成形され、図2及び図3に示すように、ブラケット7及
びパネル11に挟持されて両者の間に生じる隙間を塞ぐ
パッキン本体12と、後述するハーネス13が挿通され
る円筒状(図3において上方に向かって若干縮径した円
筒状)の筒状部14とを備える。
【0015】パッキン本体12は、ブラケット7の下部
形状に対応する平板状を呈し、その中央には開口部15
が設けられている。パッキン本体12の上面には、ブラ
ケット7の下部外周縁に嵌められる外周リブ16と、ブ
ラケット7の下部内周縁(ブラケット7のリブ17によ
り開口部15に対応して形成される内周縁)に嵌められ
る内周リブ18と、ブラケット7の位置決め突起19と
係合する係合部20とが設けられている。また、パッキ
ン本体12の下面には、防水、防塵性能等を確実に得る
ために、リブ21,22,23a〜23cが設けられて
いる。
【0016】筒状部14は、開口部15の周縁に接続部
24を介して接続されている。この接続部24は全体と
しては面状を呈し、開口部15の周縁から下方に向かっ
て、かつ、開口部15の中央に向かって延設され、筒状
部14はその接続部24の下端から上方に向かって延び
るように形成されている。接続部24には、開口部15
の周縁との接合箇所付近に上方に凸の湾曲面24aが形
成され、筒状部14との接合箇所付近に下方に凸の湾曲
面24bが形成されている。さらに、接続部24の中央
付近には、これを貫通する穴部25が設けられている。
【0017】このパッキン9は、アセンブル時には図4
及び図5に示すように、接続部24が下方に折り返され
た状態で使用される。すなわち、ブラケット7の内部に
はドアミラー本体6の回動軸ともなるステー26がスプ
リング27に付勢された状態で配置されるが、そのステ
ー26の内部をミラーの電動駆動に供するハーネス13
が挿通する。ハーネス13はステー26とともにパッキ
ン本体12の開口部15を挿通し、ステー26の下端部
から露出して接続部24の穴部25を挿通し、筒状部1
4を接続部24の側から挿通する。
【0018】接続部24は弾性を有するために折り返し
ても元の状態に戻ろうとし、本来折り返すことが必ずし
も容易とはいえないが、接続部24に形成された湾曲面
24a,24bによってその折返し自体が容易化され、
かつ、筒状部14に挿通されたハーネス13の剛性によ
り折返し状態が十分に維持されるようになっている。
【0019】この実施の形態に係るパッキン9では、パ
ッキン本体12にハーネス挿通用の筒状部14が一体に
設けられているので、ハーネス13の保護に際して従来
のように別途コルゲートチューブを用意する必要がな
く、ハーネスとコルゲートチューブとを留める作業も不
要になるので、部品点数及び組付工数が減少してコスト
の発生を抑制することができる。そして、パッキン本体
12が位置決めされると筒状部14も位置決めされ、ひ
いてはハーネス13も自動的に位置決めされるので、ハ
ーネス13を車体側の穴に通す等の場合にその作業が容
易となる。
【0020】その筒状部14はコルゲートチューブより
もハーネス13に対してずれにくく耐振動性に優れ、パ
ッキン本体12に一体形成されているためコルゲートチ
ューブが別体として設けられる場合に比較して部品点
数、材料の種類を減少させ、車両用ドアミラーのリサイ
クルを容易化することができる。
【0021】また、筒状部14がパッキン本体12の開
口部15の周縁に接続部24を介して接続され、この接
続部24が折り返された状態で筒状部14にハーネス1
3が挿通されるので、たとえ筒状部14が長さを要する
場合であったとしても折返し前の状態においてそれがパ
ッキン本体12から突出しすぎないように形成すること
が可能となり、パッキン製造用の金型を薄くすることが
できる。本実施の形態においては、初めから図4及び図
5に示す形状を呈するパッキンを製造しようとする場合
に比べて、金型の厚さを半分程度にすることができる。
【0022】さらに、ハーネス13が開口部15から筒
状部14に至るまでに挿通するための穴部25が接続部
24に設けられているので、ハーネス13を開口部15
から筒状部14に引き込む際に接続部24が邪魔になら
ず、接続部24を迂回するためにハーネス13を回り込
ませたりする必要がないので、その回り込みに伴うハー
ネス13の不慮のねじれや余計な弛みの発生を防止する
ことができ、これらに起因する電装系のトラブルを未然
に回避することができる。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係る発
明によれば、パッキン本体にハーネス挿通用の筒状部が
一体に設けられているので、ハーネスの保護に際して従
来のように別途コルゲートチューブを用意する必要がな
く、ハーネスとコルゲートチューブとを留める作業も不
要になるので、部品点数及び組付工数が減少してコスト
の発生を抑制することができる。また、例えば車両用ド
アミラーに適用された場合には、筒状部がコルゲートチ
ューブよりもハーネスに対してずれにくく耐振動性に優
れ、ハーネスを車体内の狭いスペースにうまく位置決め
することも容易となる。さらに、近年、車両については
特にリサイクルの要求が高まっているが、コルゲートチ
ューブが別体として設けられる場合に比較して部品点
数、材料の種類が減少するため、そのリサイクルも容易
となる。
【0024】請求項2に係る発明によれば、筒状部がパ
ッキン本体の開口部の周縁に接続部を介して接続され、
この接続部が折り返された状態で筒状部にハーネスが挿
通されるので、たとえ筒状部が長さ(深さ)を要する場
合であっても折返し前の状態においてそれがパッキン本
体から突出しすぎないように形成することが可能とな
り、パッキン製造用の金型を薄くすることができる。ま
た、金型の構造上、本来なら製造することの難しい大き
さや形状の筒状部も、折返し前の状態を成形することに
よって製造することができる。
【0025】請求項3に係る発明によれば、ハーネスが
開口部から筒状部に至るまでに挿通するための穴部が接
続部に設けられているので、ハーネスを開口部から筒状
部に引き込む際に接続部が邪魔にならず、接続部を迂回
するためにハーネスを回り込ませたりする必要がないの
で、その回り込みに伴うハーネスの不慮のねじれや余計
な弛みの発生を防止することができ、これらに起因する
電装系のトラブルを未然に回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るパッキンが用いられた車両用ドア
ミラーの概略構成を示す説明図である。
【図2】図1のパッキンを示す底面図である。
【図3】図2のA−A線に沿った端面図である。
【図4】アセンブル時のパッキンを示す端面図である。
【図5】アセンブル時のパッキンを下方から見た状態を
示す説明図である。
【図6】従来のパッキンが用いられた車両用ドアミラー
の概略構成を示す説明図である。
【符号の説明】
9 パッキン 12 パッキン本体 13 ハーネス 14 筒状部 15 開口部 24 接続部 25 穴部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】隙間を塞ぐパッキン本体にハーネス挿通用
    の筒状部が一体に設けられてなることを特徴とするパッ
    キン。
  2. 【請求項2】前記パッキン本体はハーネスが挿通される
    開口部を有し、前記筒状部は前記開口部の周縁に接続部
    を介して接続され、該接続部が折り返された状態で前記
    筒状部に前記ハーネスが挿通されることを特徴とする請
    求項1に記載のパッキン。
  3. 【請求項3】前記接続部には、前記ハーネスが前記開口
    部から前記筒状部に至るまでに挿通するための穴部が設
    けられていることを特徴とする請求項2に記載のパッキ
    ン。
JP2001117684A 2001-04-17 2001-04-17 パッキン Pending JP2002308015A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012153198A (ja) * 2011-01-24 2012-08-16 Tokai Rika Co Ltd 車両用ミラー装置
JP2013133045A (ja) * 2011-12-27 2013-07-08 Murakami Corp ドアミラーハーネスおよびその配設構造並びに配設方法
CN108394353A (zh) * 2017-02-07 2018-08-14 福特全球技术公司 具有系带塔的护孔套
DE102021203267B3 (de) 2021-03-31 2022-06-09 Motherson Innovations Company Limited Außenrückblickanordnung und Dichtung

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