JP3332312B2 - スピニングリール - Google Patents

スピニングリール

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JP3332312B2
JP3332312B2 JP33111495A JP33111495A JP3332312B2 JP 3332312 B2 JP3332312 B2 JP 3332312B2 JP 33111495 A JP33111495 A JP 33111495A JP 33111495 A JP33111495 A JP 33111495A JP 3332312 B2 JP3332312 B2 JP 3332312B2
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明 山口
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ダイワ精工株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スピニングリール
のベール反転機構の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】ベールを支持し、ローターの支持アーム
に回動自在に取り付けられたベール支持部材を、釣糸の
巻取状態と放出状態とにばね部材で振分け付勢するよう
にしたスピニングリール構造が、実公昭58−5086
5号や実公平4−43017号公報に開示されている。
前者の公報では、振分け付勢ばねは捩りコイルばねであ
り、後者の公報では、圧縮コイルばねである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】然しながら、前者の捩
りコイルばねでは力が局部に作用し、このため長期の反
復使用によって折れ易く、耐久性に劣り、後者の圧縮コ
イルばねでは局部的に力の作用することが防止される
が、ベールの反転の際の圧縮時に、所謂、座屈のように
ばねが横方向に折れ揺動して安定せず、滑らかな反転が
できなかったり、この圧縮コイルばねが支持アーム内面
に接触して異音が発生したり、摩擦が生じて反転作動の
抵抗になる。
【0004】依って本発明は、耐久性に優れていると共
に、滑らかで安定したベール反転動作の可能なスピニン
グリールの提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的に鑑みて本発明
は、ベールを支持し、ローターの支持アームに回動自在
に取り付けられたベール支持部材を、釣糸の巻取状態と
放出状態とにばね部材で振分け付勢するようにしたスピ
ニングリールであって、前記支持アームの支持アーム本
体に枢軸が立設されていて、前記ベール支持部材は該枢
軸に回動自在に取り付けられており、前記ばね部材と作
動体とが支持アーム内に配設されており、前記ベール支
持部材に作動体の一端部を回動自在に連結させ、前記ば
ね部材を引っ張りばねとし、その一端を支持アーム内に
係止し、他端を前記作動体の他端部に係止したことを特
徴とするスピニングリールを提供する。
【0006】引っ張りばねでは、ばねの全体が均等に伸
縮するため、局所的な応力集中が防止される。また、圧
縮コイルばねと異なり、座屈のような現象は生ぜず、滑
らかで安定したベール反転動作が行える。
【0007】
【発明の実施の形態】以下本発明を添付図面に示す実施
の形態例に基づき、更に詳細に説明する。図1は本発明
に係る第1形態のスピニングリールの部分断面の側面図
であり、図2はその要部の作動説明図、図3は図2の要
部縦断面図である。ローター12の支持アーム12Aの
内部12Kには、枢軸18が立設されており、ベール1
6を支持したベール支持部材14が前記枢軸18の周り
に回動自在に取り付けられている。支持アーム12Aの
内部12Kの下方部にはピン部材19が立設されてお
り、コイルばね20の一端が係止されている。コイルば
ね20の他端は、つの字形状の作動体22の一端に立設
されたピン部材22Aに係止されている。この作動体2
2の他端側には他のピン部材22Bが立設されており、
前記ベール支持部材14の基部14Bの裏面側所定位置
に回動自在に嵌入されている。
【0008】従って、ベール支持部材14を回動させれ
ば、その回動位置に応じて作動体22が移動し、これに
伴ってコイルばね20が伸縮する。また図3に明示して
いるように、支持アーム12Aの内部空間12Kは蓋部
材12Bによって覆われ、この蓋部材12Bは前記枢軸
18の中心に螺合されるねじ部材24によって固定され
ている。この支持アーム12Aには、図2に明示してい
るように、ベール支持部材14が釣糸巻取位置P1と釣
糸放出位置P2との間を回動可能なように、端面ST1
とST2との間に亘る切欠部が形成されている。ベール
支持部材14がこの端面間を回動する間は、コイルばね
20は常に引伸ばされた状態であるように設定してい
る。従って、ここではコイルばね20は引っ張りばねと
して作用する。
【0009】図2に示すラインL1は前記ピン部材19
と前記枢軸18の中心を結ぶラインであり、ベール支持
部材14の回動に伴ってピン部材22Bがこのライン上
に来た時に、他のピン部材22Aもこのライン上に来
て、コイルばね20が最も伸びる。即ち、この位置が引
っ張りばね20のデッドポイントである。従って、ベー
ル支持部材14が釣糸巻取位置P1にあれば、ピン部材
22BがラインL1の図2における左側に位置し、釣糸
放出位置P2にあればラインL1の右側に位置するよう
に、ベール支持部材基部14Bへのピン部材22Bの嵌
入位置を設定するのである。
【0010】このように設定した引っ張りばね20は振
分けばねとして作用する。即ち、ベール支持部材14を
支持アーム12Aの端面ST1に当接させた釣糸巻取位
置P1に位置させれば、引っ張りばね20の張力は作動
体22を介して当該ベール支持部材14を端面ST1に
押し付けるよう作用し、釣糸巻取位置P1を維持でき
る。また、逆にベール支持部材14を支持アーム12A
の端面ST2に当接させた釣糸放出位置P2に位置させ
れば、引っ張りばね20の張力は作動体22を介してベ
ール支持部材14を端面ST2に押し付けるよう作用
し、釣糸放出位置P2を維持できる。
【0011】既述の如く、作動体22はつの字形状を成
しており、かつ、ベール支持部材14の基部14Bの裏
面側に配設されており、ベール支持部材14が釣糸放出
位置P2に位置した場合に、該作動体22が既述の枢軸
18に干渉しないで図2に示す2点鎖線22’の位置状
態に収まるように設計形成されている。また、ピン部材
22Aは、基部14Bの裏面側に配置された作動体22
から蓋部材12Bの方向に向って立設されているため、
ここに一端を係止している引っ張りばね20は蓋部材1
2Bと支持アーム12Aの本体部との間の狭い空間の厚
さ方向中央位置に収納でき、ばね20の作動時に収納空
間を区画形成している蓋部材12Bや支持アーム12A
の本体部に接触し難い。
【0012】図4と図5には、この作動体22の変形形
態例を示している。即ち、作動体23は単純な細長形状
の板部材であり、ベール支持部材14の基部14Bの表
面側の所定位置に、板部材23の端部に立設させたピン
部材23Bを回動自在に嵌入させている。また、枢軸1
8’は蓋部材12Bとの間に空間を残して突出してお
り、この枢軸回りに回動するベール支持部材基部14B
が蓋部材12Bの方向に移動しないように押える押え軸
24’は、その端面位置がベール支持部材の基部14B
の外面と略一致しているため、板部材23は基部14B
と蓋部材12Bとの間の空間を自由に移動できる。この
ため、板部材の他端部に前記ピン部材23Bと同じ方向
に立設させたピン部材23Aを介して、引っ張りばね2
0の力によって基部14Bの表面に対して板部材を平行
に移動させることができる。
【0013】ピン部材23Aは、上述の如く蓋部材12
Bに近接配置された板部材23の一端から、蓋部材とは
反対側に向って立設されているため、ここに一端を係止
している引っ張りばね20は、蓋部材12Bと支持アー
ム12Aの本体部との間の狭い空間の厚さ方向中央位置
に収納でき、ばねの作動時に収納空間を区画形成してい
る蓋部材12Bや支持アーム12Aの本体部に接触し難
い。
【0014】以上2つの形態例では、引っ張りばね20
のベール支持部材に対する係止端部が、該ベール支持部
材14の回動に伴って捩られて引っ張りばね20が捩ら
れたり、また、回動中に引っ張りばね20がベール支持
部材等に引っ掛ったりするようなことを防止するために
作動体22又は23を介在させている。即ち、作動体の
役割は、ベール支持部材14の回動に拘らず引っ張りば
ね20が常に直線状に保持されるように、該引っ張りば
ね20の一端をベール支持部材に対して回動自在にさせ
ると共に、引っ張りばねを何れかの場所に接触させない
で円滑に伸縮させるためである。従って、このように引
っ張りばねを常時直線状に保持できる限り、作動体の形
態は問わない。
【0015】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明に
よれば、耐久性に優れていると共に、滑らかで安定した
ベール反転動作の可能なスピニングリールが提供可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明に係る一形態例のスピニングリー
ルの一部破断側面図である。
【図2】図2は図1の要部の作動説明図である。
【図3】図3は図2の要部縦断面図である。
【図4】図4はスピニングリールの他の形態例の要部の
図であり、図2に対応する。
【図5】図5は図4の要部縦断面図であり、図3に対応
する。
【符号の説明】
12 ローター 12A 支持アーム 14 ベール支持部材 18 枢軸 20 引っ張りばね 22,23 作動体

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベールを支持し、ローターの支持アーム
    に回動自在に取り付けられたベール支持部材を、釣糸の
    巻取状態と放出状態とにばね部材で振分け付勢するよう
    にしたスピニングリールであって、前記支持アームの支持アーム本体に枢軸が立設されてい
    て、前記ベール支持部材は該枢軸に回動自在に取り付け
    られており、 前記ばね部材と作動体とが支持アーム内に配設されてお
    り、前記ベール支持部材に作動体の一端部を回動自在に
    連結させ、前記ばね部材を引っ張りばねとし、その一端
    を支持アーム内に係止し、他端を前記作動体の他端部に
    係止した ことを特徴とするスピニングリール。
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