JP3375112B2 - 魚釣用スピニングリール - Google Patents

魚釣用スピニングリール

Info

Publication number
JP3375112B2
JP3375112B2 JP00302696A JP302696A JP3375112B2 JP 3375112 B2 JP3375112 B2 JP 3375112B2 JP 00302696 A JP00302696 A JP 00302696A JP 302696 A JP302696 A JP 302696A JP 3375112 B2 JP3375112 B2 JP 3375112B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fishing line
fishing
support member
bail support
bail
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP00302696A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH09187197A (ja
Inventor
明 山口
Original Assignee
ダイワ精工株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ダイワ精工株式会社 filed Critical ダイワ精工株式会社
Priority to JP00302696A priority Critical patent/JP3375112B2/ja
Priority to US08/780,227 priority patent/US5820052A/en
Priority to US08/780,454 priority patent/US6176447B1/en
Priority to DE69700314T priority patent/DE69700314T2/de
Priority to EP97100281A priority patent/EP0783834B1/en
Priority to DE69712235T priority patent/DE69712235T2/de
Priority to EP97100275A priority patent/EP0783833B1/en
Priority to KR1019970000456A priority patent/KR100405160B1/ko
Priority to CNB971003181A priority patent/CN1135064C/zh
Priority to CN97100319A priority patent/CN1082789C/zh
Priority to KR1019970000457A priority patent/KR100409172B1/ko
Publication of JPH09187197A publication Critical patent/JPH09187197A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3375112B2 publication Critical patent/JP3375112B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は魚釣用スピニングリ
ールに係り、詳しくは魚釣操作時に於ける糸絡みの防止
を図って操作性の向上を図った魚釣用スピニングリール
に関する。 【0002】 【従来の技術】実公平4−43017号公報又は図12
に示すように、従来、多くの魚釣用スピニングリール1
は、ロータ3に設けた一対の支持アーム5の先端部に、
半環状のベール7がベール支持部材9,11を介して反
転自在に取り付けられており、ベール支持部材9,11
は、支持アーム5の収容部13に装着した反転制御装置
15によって釣糸巻取り位置と釣糸放出位置に、夫々、
振分け保持されている。 【0003】そして、ベール7を釣糸放出位置へ倒して
仕掛けを投擲すると、スプール17に巻回された釣糸が
スパイラル状に繰り出され、又、ベール7を釣糸巻取り
位置へ反転させた後、ハンドル19の操作でロータ3を
釣糸巻取り方向へ回転させると、ロータ3の回転に連動
して前後方向へトラバース運動するスプール17に釣糸
が巻回されるようになっている。 【0004】然し、図示するように上記スピニングリー
ル1にあっては、ベール支持部材9,11が、収容部1
3を覆うカバー21から外方へ大きく突出して支持アー
ム5に軸着されているため、ベール支持部材9,11を
含む支持アーム5全体の厚みが増して大型化してしまう
と共に、魚釣操作中に釣糸がベール支持部材9,11に
絡まってしまう虞があった。 【0005】又、実開平3−74259号公報には、
13に示すようにロータ23に設けた支持アーム25の
前周部に夫々横向きの嵌合溝27を形成し、当該嵌合溝
27にベール支持部材29,31を嵌合してこれらを反
転自在に軸支すると共に、ベール支持部材29,31と
支持アーム25との結合部に於ける夫々の外側面を段差
の少ない面に形成したスピニングリール33が開示され
ている。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】而して、上記スピニン
グリール33によれば、支持アーム25の外側面からベ
ール支持部材29,31が外方へ突出することがなくな
ったものの、支持アーム25の先端部25aとベール支
持部材29,31の段部29a,31aとの対向部分に
段差や隙間が生じてしまうため、魚釣操作中にこれらの
段差や隙間に釣糸が引っかかったり食い込んだりして糸
絡みが発生し、釣糸を傷付けてしまう虞があった。 【0007】本発明は斯かる実情に鑑み案出されたもの
で、魚釣操作時に於ける糸絡みの防止を図って、魚釣操
作性の向上を図った魚釣用スピニングリールを提供する
ことを目的とする。 【0008】 【課題を解決するための手段】斯かる目的を達成するた
め、請求項1に係る発明は、ロータに設けた支持アーム
の先端部に、支持部材を釣糸巻取り位置と釣糸放出位置
とに反転可能に支持し、ハンドル操作によるロータの釣
糸巻取り方向への回転で釣糸をスプールに巻回する魚釣
用スピニングリールに於て、上記支持アームの先端部
、支持部材の釣糸巻取り位置から釣糸放出位置への反
転領域に亘って切欠きを設け、支持アームの外側部に当
該外側部全体を覆うカバー部材を装着し、当該カバー部
材と切欠きとで形成される開口部に支持部材を挿通させ
て支持部材を当該開口部に沿って反転可能とすると共
に、当該支持部材が釣糸巻取り位置にあるとき、支持部
材の釣糸放出位置への反転領域の上記開口部を閉塞する
閉塞部材を備えたことを特徴とする。 【0009】 【0010】 【0011】(作用) 請求項1に係る魚釣用スピニングリールによれば、カバ
ー部材や壁部等が魚釣操作中の糸絡みを積極的に防止
し、この結果、釣糸が支持部材や支持アームの先端部等
に絡まることなくスプールに確実に巻き取られることと
なる。そして、閉塞部材が開口部からの異物の浸入を防
止する。 【0012】 【0013】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づき詳細に説明する。 【0014】図1はスピニングリールを示し、図に於
て、37はリール本体で、リール本体37の前端にロー
タ39が回転可能に軸着されており、当該ロータ39に
は、図2乃至図5に示すようにこれと一体に一対の支持
アーム41,43がリール本体37の前後方向に形成さ
れている。そして、支持アーム41,43の先端部にベ
ール支持部材45,47が釣糸巻取り位置と釣糸放出位
置とに反転可能に支持されており、両ベール支持部材4
5,47間には半環状のベール49が装着されている。 【0015】又、リール本体37には、上記ロータ39
と同軸上にスプール51が装着されており、スプール5
1はリール本体37にトラバース運動可能に取り付くス
プール軸に回転可能に支持されている。そして、スプー
ル51とスプール軸は、スプール51に内蔵したドラグ
装置によって摩擦結合されており、そのドラグ力は、ス
プール51の先端に装着したノブ53の操作で任意に調
節できるようになっている。 【0016】更に又、リール本体37には釣糸巻取用の
ハンドル55が装着されており、ハンドル55の回転軸
とロータ39はリール本体37内に装着した周知のギヤ
機構を介して連繋され、又、スプール軸とハンドル55
の回転軸は周知のトラバース機構によって連繋されてい
る。そして、上述したベール支持部材45,47は、支
持アーム41内に装着した振分け付勢装置57によっ
て、図2及び図4の実線で示す釣糸巻取り位置と二点鎖
線で示す釣糸放出位置とに振り分け保持され、又、釣糸
放出位置にあるベール支持部材45,47は、支持アー
ム43内に装着した復帰装置59によって釣糸巻取り位
置へ反転復帰するようになっている。そして、ベール4
9を釣糸巻取り位置へ反転させた後、ハンドル55の操
作でロータ39を釣糸巻取り方向へ回転させると、ロー
タ39の回転に連動してトラバース運動するスプール5
1に釣糸が巻回されるようになっている。 【0017】而して、スピニングリール61は上述の如
き従来と同様の構成に加え、以下の如き特徴を有する。
図2及び図3はベール支持部材45の取付構造と振分け
付勢装置57の詳細を示し、図中、63は振分け付勢装
置57を収容,装着する収容部で、当該収容部63は支
持アーム41の外側部の周縁部に沿って立設した周壁6
5に囲繞されて形成されている。そして、図2に示すよ
うに当該周壁65には、ベール支持部材45の釣糸巻取
り位置から釣糸放出位置への反転領域に亘って切欠き6
7がその反転方向に設けられており、周壁65の前壁6
5aは支持アーム41の先端部まで延設された構造とな
っている。 【0018】又、69は支持アーム41の外側部に固着
されて収容部63全体、即ち、支持アーム41の外側部
全体を覆うカバー(カバー部材)で、当該カバー69は
収容部63の内面63aに立設した円筒状の支持軸70
にねじ止めされている。そして、上記切欠き67とこの
カバー69とで形成される開口部71をベール支持部材
45が挿通して、その基部45aが上記支持軸70を介
して収容部63の内面63aに摺動可能に取り付けられ
ている。 【0019】そして、ベール支持部材45は、ラインロ
ーラ72が装着されたその先端部45bから基部45a
に亘って滑らかな外形形状に成形されると共に、図3に
示すようにその基部45a側が、上記開口部71を挿通
し且つ支持アーム41の収容部63から外方へ突出しな
い薄肉な厚さを以った扁平状に成形されており、このス
ピニングリール61は、斯様にベール支持部材45を滑
らかな外形形状に成形すると共に、その基部45a側を
カバー69で覆うことでベール支持部材45回りに於け
る糸絡みを防止している。 【0020】振分け付勢装置57は従来周知のもので、
図2に示すように収容部63の基端部に先端方向に向け
コイルスプリング73が一側に偏寄して設けられてお
り、当該コイルスプリング73には、上記基部45aに
係止された略直線状の作動杆75がその先端から挿入さ
れている。そして、当該作動杆75の中途部に設けた係
止部77でコイルスプリング73の上端を係止し、コイ
ルスプリング73の偏寄作用でベール支持部材45を釣
糸放出位置に強く、釣糸巻取り位置には弱く付勢するよ
うになっている。 【0021】尚、上記作動杆75の下端75aは、ガイ
ド作用のため僅かに湾曲された構造となっている。一
方、図4及び図5はベール支持部材47の取付構造と復
帰装置59の詳細を示し、図中、79は復帰装置59を
収容,装着する収容部で、当該収容部79も支持アーム
43の外側部の周縁部に沿って立設した周壁81に囲繞
されて形成されている。 【0022】そして、図4に示すように周壁81には、
ベール支持部材47の釣糸巻取り位置から釣糸放出位置
への反転領域に亘って切欠き83が設けられており、周
壁81の前壁81aは支持アーム43の先端部まで延設
された構造となっている。又、85は支持アーム43の
外側部に固着されて収容部79全体を覆うカバーで、当
該カバー85は周壁81に設けた支持部87にねじ止め
されている。そして、収容部79の内面79aには、ベ
ール支持部材47の基部47aが取り付く円筒状の支持
軸88が支持アーム43の先端側に立設されており、ベ
ール支持部材47は、図5に示すようにその基部47a
側が、切欠き83とカバー85とで形成される開口部8
9を挿通し且つ支持アーム43の収容部79から外方へ
突出しない薄肉な厚みを以った扁平状に成形されて、カ
バー85で覆われている。 【0023】尚、ベール支持部材47も、魚釣操作時に
於ける糸絡みを防止するため、その先端部47bから基
部47aに亘って滑らかな外形形状となっている。この
ようにスピニングリール61は、ベール支持部材47の
外形形状を滑らかに成形すると共にその基部47aをカ
バー85で覆うことで、ベール支持部材47回りに於け
る糸絡みの防止を図っている。 【0024】図4及び図5に示すように復帰装置59
は、収容部79の内面79aに突設した支持軸91に回
動可能に取り付く略L字状のキック部材93と、当該キ
ック部材93に長孔95を介して係合ピン97で連結さ
れた作動体99とからなり、ベール支持部材47が実線
で示す釣糸巻取り位置にあるとき、キック部材93は支
持軸91に巻着したトーションスプリング101によっ
て、その後端側に延設した係合部103が周壁81の内
周に圧接されている。 【0025】又、ベール支持部材47の基部47aに
は、ベール支持部材45,47を釣糸巻取り位置から釣
糸放出位置に反転させた際に、作動体99の先端に当接
して当該作動体99を下方に押し下げる段部105が形
成されており、斯様にベール支持部材45,47が釣糸
放出位置に反転して作動体99が下方へ移動すると、支
持軸91を回転中心にキック部材93がトーションスプ
リング101のバネ力に抗して回転し、係合部103が
周壁81に設けた開口部107からリール本体37の後
方へ突出するようになっている。 【0026】そして、ベール支持部材45,47は、既
述した振分け付勢装置57によって釣糸放出位置と釣糸
巻取り位置とに夫々位置決め保持されるが、図1に示す
ようにリール本体37の脚部109には復帰用突部11
1が前方へ突設されており、ベール支持部材45,47
が釣糸放出位置にあるとき、例えば釣人がハンドル操作
でロータ39を釣糸巻取り方向へ回転させると、復帰用
突部111に係合部103が係合してキック部材93が
トーションスプリング101のバネ力で図4の実線で示
す位置に回転し、この結果、作動体99がベール支持部
材47の段部105に圧接し乍ら上方へ移動して、ベー
ル支持部材45,47を釣糸巻取り位置側へ反転させる
ようになっている。 【0027】従って、斯様にベール支持部材45,47
が反転すると、振分け付勢装置57の作動杆75が下方
に押し下げられてコイルスプリング73を圧縮し、そし
て、当該作動杆75がコイルスプリング73のデッドポ
イントを超えると、ベール支持部材45,47がコイル
スプリング73のバネ力で釣糸巻取り位置に保持される
こととなる。 【0028】その他、図4中、113は周壁81に延設
された作動体99の案内部である。スピニングリール6
はこのように構成されているから、釣糸の繰出しに際
し、釣糸巻取り位置にあるベール支持部材45,47を
ベール49を介して釣糸放出位置側へ手動で反転操作す
ると、振分け付勢装置57の作動杆75が下方に押し下
げられてコイルスプリング73を圧縮し、そして、当該
作動杆75がコイルスプリング73のデッドポイントを
超えると、図2の二点鎖線に示すように作動杆75がコ
イルスプリング73のバネ力でベール支持部材45,4
7を釣糸放出位置に保持する。 【0029】又、釣糸放出位置側へのベール支持部材4
5,47の手動操作に伴い、ベール支持部材47の基部
47aに設けた段部105が作動体99を介してキック
部材93をトーションスプリング101のバネ力に抗し
て回転させるので、図4の二点鎖線で示すように、周壁
81に設けた開口部107から係合部103がリール本
体37の後方へ突出することとなる。 【0030】そして、この後、釣糸放出位置にあるベー
ル支持部材45,47を手動復帰操作によって釣糸巻取
り位置へ反転させると、段部105による作動体99の
押圧状態が解除されてキック部材93がトーションスプ
リング101のバネ力で図4の実線で示す位置に回転
し、これと共に振分け付勢装置57の作動杆75が下方
に押し下げられてコイルスプリング73を圧縮し、そし
て、コイルスプリング73のデッドポイントを超えて、
図2の実線で示すようにベール支持部材45,47を釣
糸巻取り位置に保持する。 【0031】又、ベール支持部材45,47が釣糸放出
位置にあるとき、釣人がハンドル操作でロータ39を釣
糸巻取り方向へ回転させれば、上述したように復帰用突
部111に係合部103が係合してキック部材93がト
ーションスプリング101のバネ力で図4の実線で示す
位置に回転し、この結果、作動体99がベール支持部材
47の基部47aに設けた段部105に圧接し乍ら上方
へ移動して、ベール支持部材47を釣糸巻取り位置側へ
反転させる。そして、斯様にベール支持部材47が反転
すると、同様に振分け付勢装置57の作動杆75がコイ
ルスプリング73のデッドポイントを超えて、ベール支
持部材45,47をコイルスプリング73のバネ力で釣
糸巻取り位置に保持する。 【0032】そして、既述したようにこのスピニングリ
ール61は、ベール支持部材45,47を滑らかな外形
形状に成形し、そして、その基部45a,47aを夫々
収容部63,79から突出しない薄肉な扁平状に成形し
てこれを収容部63,79の内面63a,79aに摺動
可能に取り付けると共に、当該基部45a,47aをカ
バー69,85で覆い、且つ前壁65a,81aを支持
アーム41,43の先端部まで延設したので、カバー6
9,85や前壁65a,81a、そして、ベール支持部
材45,47自体が魚釣操作中の糸絡みを積極的に防止
し、この結果、釣糸がベール支持部材45,47や支持
アーム41,43の先端部等に絡まることなくスプール
51に確実に巻き取られることとなる。 【0033】このように、上記スピニングリール61に
よれば、釣糸がベール支持部材45,47や支持アーム
41,43の先端部等に絡まることなくスプール51に
確実に巻き取られるので、魚釣操作時に於ける糸絡みが
なくなり、因って、従来に比し魚釣操作性が著しく向上
することとなった。 【0034】 【0035】 【0036】 【0037】 【0038】 【0039】 【0040】 【0041】図6乃至図8及び図9乃至図11は、夫
々、請求項1に係るスピニングリールの第一,第二実施
形態に於けるベール支持部材の振分け付勢装置の詳細を
示す。尚、これらの各実施形態に於て、振分け付勢装置
を除くその他の構成は図1で述べたスピニングリール6
と同様であるので、同一要素には同一符号を付してそ
れらの説明は省略する。 【0042】図6及び図7に於て、139はベール支持
部材45の基部45aに先端が係合ピン141を介して
回動可能に連結されたストッパで、当該ストッパ139
の後部は、収容部63の基端部に先端方向に向け一側に
偏寄して設けられたコイルスプリング73の先端側に挿
入されて、当該コイルスプリング73のバネ力でベール
支持部材45を常時付勢している。 【0043】そして、ベール支持部材45の基部45a
の外周には、支持軸70を挟んで係合ピン141と略反
対側に段部143が形成されると共に、周壁65には支
持軸70に向かってストッパ片145が突設されてお
り、ベール支持部材45が実線で示す釣糸巻取り位置に
あるとき、ストッパ139によって反時計回りに付勢さ
れた基部45aの段部143がストッパ片145に圧接
されて、ベール支持部材45が位置決め保持されるよう
になっている。そして、ベール支持部材45が二点鎖線
で示す釣糸放出位置に反転されると、コイルスプリング
73の偏寄作用でストッパ139が基部45aとの連結
部をストッパ片145に押圧して、ベール支持部材45
を釣糸放出位置に位置決め保持するようになっている。 【0044】又、本実施形態は上述の如き構成に加え、
ベール支持部材45,47が釣糸巻取り位置にあると
き、ベール支持部材45の釣糸放出位置から釣糸巻取り
方向への反転領域の開口部71′を閉塞する閉塞部材1
47をストッパ139に設けたことを特徴とする。 【0045】閉塞部材147は、ストッパ139に一体
成形された平板形状をなし、図6及び図8に示すように
ベール支持部材45が釣糸巻取り位置にあるとき、上記
開口部71′を閉塞して異物の浸入を防止するようにな
っており、図6の二点鎖線で示すようにベール支持部材
45が釣糸放出位置へ反転すると、ストッパ139と共
に移動して当該開口部71′を開口させるようになって
いる。 【0046】而して、本実施形態によっても、上述した
スピニングリール61と同様、ベール支持部材45,4
7が釣糸放出位置と釣糸巻取り位置に振分け保持される
と共に、釣糸の糸絡みを防止して魚釣操作性を向上させ
ることができるが、本実施形態によれば、閉塞部材14
7によって開口部71′からの異物の浸入を防止するこ
とができるので、使用環境の厳しい釣り場に於ても安心
して使用することができる利点を有する。 【0047】図9乃至図11の実施形態は、ストッパ1
39に閉塞部材147を一体成形した上記実施形態の構
造に代え、図1の構成を変形して閉塞部材を別体に設け
たものである。即ち、図中、149は支持アーム41の
基端部から先端に向けて収容部63内に設けた案内壁、
151は当該案内壁149と周壁65との間に挿入され
た平板状の閉塞部材で、当該閉塞部材151の下部には
コイルスプリング153が装着されており、閉塞部材1
51は当該コイルスプリング153のバネ力によってベ
ール支持部材45に常時圧接している。 【0048】そして、閉塞部材151は、ベール支持部
材45が実線で示す釣糸巻取り位置にあるとき、伸長し
たコイルスプリング153のバネ力でベール支持部材4
5の基部45aの外周に圧接して、ベール支持部材45
の釣糸放出位置から釣糸巻取り方向への反転領域の開口
部71′を閉塞するようになっている。そして、ベール
支持部材45が釣糸巻取り位置から釣糸放出位置に反転
操作されると、二点鎖線で示すように閉塞部材151は
コイルスプリング153のバネ力に抗してベール支持部
材45により下方に押し下げられるようになっている。 【0049】尚、釣糸放出位置にあるベール支持部材4
5を閉塞部材151が釣糸巻取り方向へ反転させること
を防止するため、コイルスプリング153はコイルスプ
リング73より弱いバネ力に設定されている。而して、
本実施形態によっても、図6に示す実施形態と同様、釣
糸の糸絡みを防止して魚釣操作性を向上させることがで
きると共に、閉塞部材151によって開口部71′から
の異物の浸入を防止することができるので、使用環境の
厳しい釣り場に於ても安心して使用することができる。 【0050】尚、上述した各実施形態の如くベール49
を装着したこの種のスピニングリールにあっては支持ア
ームにベール支持部材が反転自在に装着されるが、従
来、ベールを装着しないスピニングリールも多く存在す
る。そして、このような魚釣用スピニングリールでは、
上記ベール支持部材に相当する支持部材が支持アームに
反転可能に取り付けられてラインローラが装着される
が、本発明はこのような構造のスピニングリールにも適
用できるものである。 【0051】 【発明の効果】以上述べたように、請求項1に係るスピ
ニングリールによれば、魚釣操作時に於ける糸絡みがな
くなり、従来に比し魚釣操作性が著しく向上することと
なった。そして、支持アームに設けた開口部からの異物
の浸入を防止することができるので、使用環境の厳しい
釣り場に於て安心して使用することができる利点を有す
る。
【図面の簡単な説明】 【図1】スピニングリールの要部切欠き側面図である。 【図2】図1のスピニングリールに装着したベール支持
部材の取付構造と振分け付勢装置の構造を示すロータの
要部切欠き側面図である。 【図3】図2に示すロータの支持アームの断面図であ
る。 【図4】図1のスピニングリールに装着したベール支持
部材の取付構造と復帰装置の構造を示すロータの要部切
欠き側面図である。 【図5】図4に示すロータの支持アームの断面図であ
る。 【図6】請求項1に係るスピニングリールの第一実施形
態に装着したベール支持部材の取付構造と振分け付勢装
置の構造を示すロータの要部切欠き側面図である。 【図7】図6に示すロータの支持アームの断面図であ
る。 【図8】図6に示すロータの支持アームの側面図であ
る。 【図9】請求項1に係るスピニングリールの第二実施形
態に装着したベール支持部材の取付構造と振分け付勢装
置の構造を示すロータの要部切欠き側面図である。 【図10】図9に示すロータの支持アームの側面図であ
る。 【図11】図9に示すロータの支持アームの断面図であ
る。 【図12】従来のスピニングリールの要部切欠き側面図
である。 【図13】従来の他のスピニングリールの要部切欠き側
面図である。 【符号の説明】37 リール本体 39 ロータ 41,43 支持アーム 45,47 ベール支持部材 45a,47a 基部 49 ベール 51 スプール 57 振分け付勢装置 59 復帰装置 61 スピニングリール 63,79 収容部 65,81 周壁 67 切欠き 69,85 カバー 71,71′,89 開口部 73,153 コイルスプリング 75 作動杆 77 係止部 93 キック部材 99 作動体 103 係合部 139 ストッパ 147,151 閉塞部材

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 ロータに設けた支持アームの先端部に、
    支持部材を釣糸巻取り位置と釣糸放出位置とに反転可能
    に支持し、ハンドル操作によるロータの釣糸巻取り方向
    への回転で釣糸をスプールに巻回する魚釣用スピニング
    リールに於て、 上記支持アームの先端部に、支持部材の釣糸巻取り位置
    から釣糸放出位置への反転領域に亘って切欠きを設け、
    支持アームの外側部に当該外側部全体を覆うカバー部材
    を装着し、当該カバー部材と切欠きとで形成される開口
    部に支持部材を挿通させて支持部材を当該開口部に沿っ
    て反転可能とすると共に、当該支持部材が釣糸巻取り位
    置にあるとき、支持部材の釣糸放出位置への反転領域の
    上記開口部を閉塞する閉塞部材を備えたことを特徴とす
    る魚釣用スピニングリール。
JP00302696A 1996-01-10 1996-01-11 魚釣用スピニングリール Expired - Fee Related JP3375112B2 (ja)

Priority Applications (11)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP00302696A JP3375112B2 (ja) 1996-01-11 1996-01-11 魚釣用スピニングリール
US08/780,454 US6176447B1 (en) 1996-01-10 1997-01-08 Spinning reel for fishing with a spool having front and rear flange portions
US08/780,227 US5820052A (en) 1996-01-10 1997-01-08 Spinning reel for fishing having a support arm with a support member mounting portion
EP97100281A EP0783834B1 (en) 1996-01-10 1997-01-09 Spinning reel for fishing
DE69712235T DE69712235T2 (de) 1996-01-10 1997-01-09 Angelwinde
EP97100275A EP0783833B1 (en) 1996-01-10 1997-01-09 Spinning reel for fishing
DE69700314T DE69700314T2 (de) 1996-01-10 1997-01-09 Angelwinde
KR1019970000456A KR100405160B1 (ko) 1996-01-10 1997-01-10 낚시용스피닝릴
CNB971003181A CN1135064C (zh) 1996-01-10 1997-01-10 钓鱼用的旋转线轴
CN97100319A CN1082789C (zh) 1996-01-10 1997-01-10 钓鱼用的绕线轮
KR1019970000457A KR100409172B1 (ko) 1996-01-10 1997-01-10 낚시용스피닝릴

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP00302696A JP3375112B2 (ja) 1996-01-11 1996-01-11 魚釣用スピニングリール

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09187197A JPH09187197A (ja) 1997-07-22
JP3375112B2 true JP3375112B2 (ja) 2003-02-10

Family

ID=11545817

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP00302696A Expired - Fee Related JP3375112B2 (ja) 1996-01-10 1996-01-11 魚釣用スピニングリール

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3375112B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH09187197A (ja) 1997-07-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100405160B1 (ko) 낚시용스피닝릴
JP3556058B2 (ja) スピニングリールのスプール軸往復動機構
JP4266718B2 (ja) スピニングリールのスプール支持構造
JP3375112B2 (ja) 魚釣用スピニングリール
US5246186A (en) Spinning reel with a displaceable element contacting the bail arm lever
US5845858A (en) Fishing spinning reel
JP3380622B2 (ja) スピニングリール
JP3981325B2 (ja) スピニングリールのスプール支持構造
JP3358781B2 (ja) 魚釣用スピニングリール
US5911377A (en) Device for preventing thread-entanglement on a fishing reel
US5393006A (en) Fishing reel
JP3600571B2 (ja) 魚釣用スピニングリール
JPH086461Y2 (ja) 魚釣用スピニングリール
JP3156905B2 (ja) 魚釣用スピニングリ−ル
JP3240107B2 (ja) 魚釣用スピニングリール
JP2571959Y2 (ja) 魚釣り用スピニングリール
KR970001351B1 (ko) 낚시용 리일의 베일아암 반전장치
JPH0516946Y2 (ja)
JP3027228U (ja) 魚釣用スピニングリール
JPH10113100A (ja) スピニングリール
JP3032124B2 (ja) 魚釣用スピニングリ−ル
JP2554098Y2 (ja) スピニングリール
JPH09187198A (ja) 魚釣用スピニングリール
JPH0726935Y2 (ja) スピニングリール
JP3443811B2 (ja) 魚釣用スピニングリール

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees