JPH04132622U - 光学ヘツド - Google Patents

光学ヘツド

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JPH04132622U
JPH04132622U JP4519091U JP4519091U JPH04132622U JP H04132622 U JPH04132622 U JP H04132622U JP 4519091 U JP4519091 U JP 4519091U JP 4519091 U JP4519091 U JP 4519091U JP H04132622 U JPH04132622 U JP H04132622U
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optical
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和生 坪井
毅 石田
邦博 堅達
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オムロン株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 光学ヘッドを小型化する。 【構成】 光源12から発した光ビームを対物レンズ1
8を経て光カード19上に集光する入射光光路と、光カ
ード19上で反射した光ビームを対物レンズ18を経て
光検出器16に導く反射光光路と、対物レンズ18の中
心光軸上に配設され、前記入射光光路と反射光光路とを
分離するミラーとを具備した光学ヘッドにおいて、前記
入射光光路と反射光光路のそれぞれの少なくとも一部
を、ミラー取付面に対して平行で段違いに形成して、両
光路の一部を共用できるようにした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、情報を光学的に記録できるカード状の記録媒体である光カードに対 して情報の記録・再生を行う光カード処理装置の光学ヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術】
図6及び図7に従来の光カード処理装置に設けられた光ヘッドの光学系を示す 。図6において、光源である半導体レーザ(以下LDと称する)1から発する発 散光束は、コリメートレンズ2により平行光束とされる。この平行光束は整形プ リズム3によりほぼ円形のビームに整形され、回折格子4に入射して回折され、 0次光及び±1次回折光の3本の平行ビームを生ずる。そして0次光は回折格子 4への入射光ビームの進行方向と同じ方向に進行する。
【0003】 図7に示すように、光カード7上の照射スポットからの反射光は対物レンズ6 の左半分側に入射し、対物レンズ6により集束されてほぼ平行光となって、立上 げミラー5の左側の反射面により反射し、図6に示すようにミラー8に入射する 。ミラー8により反射した光ビームは検出レンズ9に入射する。検出レンズ9は 凸レンズ群9aと凹レンズ群9bとの2群から構成されている。そして検出レン ズ9を出た光ビームは光検出器10に入射し、制御に必要なフォーカスエラー信 号、トラックエラー信号及び情報の再生信号を発生させる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら図6、7に示す従来の光学ヘッドにあっては、立上げミラー5に より光カード7からの反射ビームが検出光学系に導かれる方向は、投光光学系か ら立上げミラー5にビームを入射する方向に対して逆方向となっている。このた め光学ヘッドが大型化して光カード処理装置の小型化を妨げるという問題があっ た。
【0005】 また、検出光学系に導かれる反射ビームの光軸と、投光光学系から入射するビ ームの光軸とは、光学ヘッド底面に対して平行で同一高さであるため、投光光学 系と検出光学系の光路を共用できず、さらに光学ヘッドの小型化を困難にしてい る。
【0006】 本考案は上記の点に鑑みてなされたものであり、小型化を実現することのでき る光学ヘッドを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の光学ヘッドは、光源から発した光ビームを対物レンズを経て光カード 上に集光する入射光光路と、光カード上で反射した光ビームを対物レンズを経て 光検出器に導く反射光光路と、対物レンズの中心光軸上に配設され、入射光光路 と反射光光路とを分離するミラーとを具備した光学ヘッドにおいて、入射光光路 と反射光光路のそれぞれの少なくとも一部を、ミラー取付面に対し平行で、かつ ミラー取付面の法線方向に段違いに形成したことを特徴とする。
【0008】
【作用】
上記構成の光学ヘッドにおいては、入射光光路がミラー上面を通過し、反射光 光路がミラーにより反射されるようにすることができる。従って前記両光路の一 部を互いに干渉することなく共用することができ、光学ヘッドを小型化するこた ができる。
【0009】
【実施例】
以下、本考案の光学ヘッドの一実施例を図面を参照して説明する。
【0010】 図1乃至図3に本考案の一実施例の構成を示す。図1及び図2において、光学 ヘッド本体をなすハウジング11内には、光源であるLD12、コリメートレン ズユニット13、プリズムミラー14、検出レンズ群15、光検出器16が固定 されている。またLD12及びコリメートレンズユニット13の中心を結ぶ光軸 上には対物レンズ駆動装置17によって合焦駆動される対物レンズ18が設けら れている。さらに対物レンズ17の焦点位置には光カード19が配置されている 。
【0011】 コリメートレンズユニット13は鏡筒13aの両端面にそれぞれコリメートレ ンズ13bと回折格子13cとが接着固定されてなっている。また鏡筒13aは 押さえ板ばね13dでハウジング11の取付面に押圧固定されている。
【0012】 検出レンズ15は凸レンズユニット20と凹レンズユニット21とから構成さ れており、ユニット20、21はそれぞれ凸レンズ20a、凹レンズ21aが鏡 筒20b、21bに接着固定されてなっている。また鏡筒20b、21bはそれ ぞれ押さえ板ばね20c、21cでハウジング11の取付面に押圧固定されてい る。
【0013】 プリズムミラー14は図3に示すように、ほぼ正三角形をなす底面14eと、 底面14eに平行な上面14dと、光カード19からの反射光がほぼ垂直に入射 する側面14dと、プリズムミラー14に入射した反射光をさらに反射して検出 系に向かわせる反射面14cと、反射面14cで反射した反射光がほぼ垂直に出 射する側面14bとからなっている。
【0014】 また、側面14a、14bには、これらの面を透過するビームの一部が反射さ れて、光学系内で迷光となって検出系の外乱となることを防止するため、反射防 止膜が設けられている。さらに側面14aにビームがほぼ垂直に入射するとき、 ビームは反射面14cに入射角約60度で入射するが、プリズムミラー14を構 成する材料の屈折率がおおよそn=1.5であるため、スネルの法則により反射 面14cは全反射面となる。このためコーティングなどを施すことなく波長依存 性の少ない良好な反射面を得ることができる。なお、側面14a、14b及び反 射面14cは研磨により十分に平坦な面となっているが、上面14d及び底面1 4eはビームが通過しないため切断面などのままでよい。
【0015】 一方、ハウジング11の取付面にはほぼ正三角形状の凹部が所定の方向に形成 されており、この凹部の底面にはプリズムミラー接着面11aがハウジング11 の加工基準面11sに平行に凸状に形成され、凹部の対向する二辺11b、11 cがプリズムミラー位置決め基準となっている。そしてプリズムミラー14の側 面14c、14aをそれぞれ二辺11b、11cに押し当てることにより、光カ ード19からの反射光が反射面14cで反射して、検出系に向かうように位置決 めされる。プリズムミラー14が位置決めされた後、プリズムミラー14の底面 14eが例えば紫外線硬化接着剤で接着面11aに接着される。
【0016】 なお、この接着の際反射防止膜が設けられた側面14aまたは14bを誤って 反射面14cの方向に位置決めされると反射率が低下するため、この誤りを防止 するためプリズムミラー14の反射面14cに対向する頂点に面取り14fが形 成されている。この際底面14eと上面14dとが上下入れ替わっても光学的に 全く問題ない。
【0017】 次に本実施例の作用を説明する。LD12から発したレーザ光はコリメートレ ンズ13bで平行ビームとなり、さらに回折格子13cで複数のビームに分割さ れる。回折格子13cを通過したレーザ光は図2に示すようにプリズムミラー1 4の上面を通過し、対物レンズ18の図中左半分に入射し、対物レンズ15で集 光されて光カード19上の情報記録部に複数のスポットを形成する。光カード1 9上の照射スポットからの反射光は対物レンズ18の図中右半分に入射し、対物 レンズ18によってほぼ平行光に戻された後プリズムミラー14に入射する。
【0018】 プリズムミラー14に入射したレーザ光は反射面14cで反射し検出レンズ1 5に導かれる。検出レンズ15を出た反射光は光検出器16に入射し、制御に用 いられるフォーカスエラー信号、トラックエラー信号、情報の再生信号を発生さ せる。
【0019】 ここで図4及び図5を参照してそれぞれ光カード19の情報記録部及び対物レ ンズ18により集光された光カード情報記録部上のスポットの状態について説明 する。図4において、光カード19には長手方向に平行に所定の幅で情報記録部 22が設けられている。情報記録部22には複数本の平行のトラックガイド23 に仕切られた情報記録トラック24が形成されている。トラックガイド23は情 報記録の際にビームの位置のガイドをする作用を有する。そして情報記録トラッ ク24上に対物レンズ18により集光されたレーザ光によって、記録ピット25 が記録されている。
【0020】 図5において、回折格子13cにより分離されたレーザ光のうち、メインビー ムが対物レンズ18によって集光されてメインビームスポット26が形成される 。また回折格子13cにより分離されたレーザ光のうち、サブビームが対物レン ズ18によって集光されて1対のサブビームスポット27a、27bが形成され る。サブビームスポット27a、27bはメインビームスポット26を情報記録 トラック24の中央に位置決めするための、トラックエラー信号、フォーカスエ ラー信号の生成などに用いられる。またメインビームスポット26は、すでに情 報記録トラック24上に記録されているピットの検出と、本記録領域へのピット 形成に用いられる。
【0021】 ピットの有無検出はスポット26の反射光がピットの有無により光量変調を受 けるため、反射光の光量を検出光学系で検出することにより行われる。また、ピ ットの記録はスポット26のエネルギ密度を数マイクロ秒のオーダで高め、情報 記録部22上に局所的に熱的不可逆変化を生じさせることにより行われる。さら に情報の記録は光カード19が図示しない駆動手段により図5に示す矢印a方向 に移動しつつ、LD12が記録すべき情報で変調されたパルスで間欠的に大出力 発光し、スポット26のエネルギ密度を間欠的に高め、光カード19上にピット 列を形成することにより行われる。
【0022】 なお、LD12は記録された情報を再生する場合、もしくは間欠運動で大出力 発光している間に、フォーカスエラー信号、トラックエラー信号、情報再生信号 の生成には十分で、かつ情報記録トラック24を熱的に破壊しない程度の出力で 駆動されている。
【0023】 本実施例によれば、投光光学系光路と検出光学系光路とのそれぞれの一部を干 渉することなく共用することができるので、光学ヘッドを小型化できる。
【0024】 また、プリズムミラーの高さが低く底面積が大きく、しかも接着面が回転方向 に対して対称であるため、高/低温環境における動作時にハウジング11やプリ ズムミラー14が熱膨張により伸縮しても、反射面11cの傾きやプリズムミラ ー14の回転などを最小限とすることができ、安定した光学特性を得ることがで きる。
【0025】 本実施例では入射光光路がプリズムミラー14の上面を通過し、反射光光路が プリズムミラー14の反射面14cで反射する場合について説明したが、反射面 14cをハーフミラーとすることにより、入射光がプリズムミラー14内を通る ようにしてもよい。
【0026】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案の光学ヘッドによれば、入射光光路と出射光光路 のそれぞれの少なくとも一部を共用できるようにしたので、光学ヘッドを小型化 することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の光学ヘッドの一実施例の構成を示す平
面図である。
【図2】図1の縦断面図である。
【図3】図1のプリズムミラーの固定方法を説明する斜
視図である。
【図4】図1の光カードの情報記録部を拡大して示す平
面図である。
【図5】図4の光カードの情報記録部上のスポットの状
態を示す平面図である。
【図6】従来の光学ヘッドの一例の構成を説明する平面
図である。
【図7】図6の正面図である。
【符号の説明】
12 LD(光源) 14 プリズムミラー 16 光検出器 18 対物レンズ 19 光カード

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源から発した光ビームを対物レンズを
    経て光カード上に集光する入射光光路と、前記光カード
    上で反射した光ビームを前記対物レンズを経て光検出器
    に導く反射光光路と、前記対物レンズの中心光軸上に配
    設され、前記入射光光路と反射光光路とを分離するミラ
    ーとを具備した光学ヘッドにおいて、前記入射光光路と
    反射光光路のそれぞれの少なくとも一部を、ミラー取付
    面に対し平行で、かつ前記ミラー取付面の法線方向に段
    違いに形成したことを特徴とする光学ヘッド。
JP4519091U 1991-05-20 1991-05-20 光学ヘッド Expired - Lifetime JP2541052Y2 (ja)

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JP4519091U JP2541052Y2 (ja) 1991-05-20 1991-05-20 光学ヘッド

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JPH04132622U true JPH04132622U (ja) 1992-12-09
JP2541052Y2 JP2541052Y2 (ja) 1997-07-09

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN117192725A (zh) * 2023-09-27 2023-12-08 北京创思工贸有限公司 一种反射棱镜组的胶合方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN117192725A (zh) * 2023-09-27 2023-12-08 北京创思工贸有限公司 一种反射棱镜组的胶合方法

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