JPH0721866B2 - 光ヘツド装置 - Google Patents

光ヘツド装置

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JPH0721866B2
JPH0721866B2 JP61264020A JP26402086A JPH0721866B2 JP H0721866 B2 JPH0721866 B2 JP H0721866B2 JP 61264020 A JP61264020 A JP 61264020A JP 26402086 A JP26402086 A JP 26402086A JP H0721866 B2 JPH0721866 B2 JP H0721866B2
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【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は情報担体の情報記録面に光を照射し情報の記録
又は検出を行なう光ヘッド装置に関し、特に小型・軽量
で安価に製造し得る光ヘッド装置に関する。
(従来の技術) 従来、光ヘッド装置は例えば第14図に示すように構成さ
れていた。第14図は、その概略構成図である。同図に示
すように、半導体レーザ光源1から射出された発散光束
は、回折格子2により信号読出し用の主ビームとトラッ
キング誤差信号検出用の2つの副ビームに分割される。
この分割された光束はビームスプリッタ3を透過し、対
物レンズ4で集光されて光学的に透明な基板5に設けら
れた情報記録面6上に直径1μm程度のスポットを形成
する。記録面6により反射された光束は、対物レンズ4
を透過して集光され、ビームスプリッタ3で反射されて
センサーレンズ7、円柱レンズ8を通過し光検出器9に
至る。
このように構成された光ヘッド装置を用いて情報を記録
する場合には、情報信号に従ってレーザ光源1を駆動
し、情報記録面6への入射光を変調せしめることによっ
て行なう。また情報を検出する場合には無変調の光を凹
凸のピットあるいは反射率の変化等によって情報が記録
された情報記録面6に照射し、この記録情報によって変
調を受けた反射光を光検出器9で検出し、情報を再生す
る。
この際、情報記録面6には、記録信号列から成るトラッ
クあるいは予め基板5等に設けられた案内トラックが、
第14図においては紙面に垂直な方向に延びる形で密に形
成されている。従って、情報を正しく記録又は検出する
ために前記トラックを常にスポットが正しくトレースす
るオートトラッキングを行う必要がある。また、光ヘッ
ド装置においては、前述のオートトラッキングとは別に
情報記録面に高密度に情報を記録し、また高密度の記録
実施例を検出するために、光源からの光を常に情報記録
面に合焦させるオートフォーカシングを行う必要があ
る。
上述した第14図に示す光ヘッドにおいては、オートトラ
ッキングは周知の3ビーム方式、またオートフォーカシ
ングは周知の非点収差法により行うように構成されてい
る。
しかして、3ビーム方式によりオートトラッキングを行
うには上記回折格子2により主ビームと2つの副ビーム
に分割された合計3本のビームのうち、2つの副ビーム
のそれぞれを情報記録面のトラック中心からわずかにず
らして照射し、反射光を3分割された光検出器9で受光
する。この時、正しくトラッキングしている状態では2
つの副ビームの戻り光量は等しく平衡状態にあるが、一
方にずれると戻り光量に差が生じる。この戻り光量の差
を光検出器9によりトラッキング誤差信号として検出す
る。かくして得られた誤差信号を消失せしめるよう光ヘ
ッドを情報記録面6に対して水平方向に駆動制御する。
又、非点収差法によりオートフォーカシングを行うに
は、上記のように反射光束中に円柱レンズ8を設ける。
該円柱レンズ8を通過する光束、特に回折格子2により
3分割されたビームのうちの主ビームは、焦点が合って
いるときは真円で、焦点がずれるとだ円形のスポットと
して光検出器9で受光される。該光検出器9は上記のよ
うに3分割され、そのうち中央のセンサは左上下対称に
4分割されている。そこで情報記録面6の上下動による
スポット形状の変化を上記4分割センサで光量変化とし
て検知することによりフォーカシング誤差信号を検出す
る。かくして得られた誤差信号を消失せしめるよう光ヘ
ッドを情報記録面に対して上下方向に駆動制御する。
[発明が解決しようとする問題点] ところで光ヘッド装置は、小型・軽量で安価なものが望
ましい。ところが、上記したように、例えば3ビーム方
式によりオートトラッキングを行い、あるいは非点収差
法によりオートフォーカシングを行うには、回折格子、
あるいは円柱レンズ等が必要となり、光ヘッド装置の小
型・軽量化および低コスト化の支障となっていた。又、
回折格子を用いて3ビーム方式によりオートトラッキン
グを行う場合、大出力のレーザー光源が必要となり、調
整も面倒となる。
本発明は、このような問題点を解消するために成された
もので、小型・軽量で部品点数が少なく低コスト化を実
現し得る光ヘッド装置を提供することを目的とする。
[問題点を解決するための手段] 従来技術における問題点は、光源から発した光を情報記
録面に照射するとともに前記光源より情報記録面に至る
光路中に配設された光分割器により前記情報記録面から
の反射光束を光検出器の受光面に導き情報の検出又は記
録を行う光ヘッド装置において、前記光分割器は該分割
器の第1面又は第2面に光分割特性を持つ反射面を有す
る平行平板光学部材より構成され、該光学部材の第2面
には前記反射光束の瞳面分割手段を設けることにより解
決される。
[作 用] 上記のように構成された光ヘッド装置において、光源よ
り発射された光束は平行平板光学部材に入射する。この
光学部材は光分割特性を持つ反射面を有するから、該光
学部材に入射した光束は1部反射され、集光されつつ情
報記録担体の記録面に入射する。次いで、記録面で反射
された光束は、再び上記光学部材に入射して該光学部材
を透過し、さらに該光学部材の第2面に設けられた瞳面
分割手段により2つの光束に分割せしめられる。そし
て、これら光束が光検出器で受光され、所定の記録情報
の検出、フォーカシング誤差検出及びトラッキング誤差
検出が行なわれる。
[実施例] 以下、本発明の実施例を図面を用いて説明する。
第1図は本発明に基づく光ヘッド装置の概略構成図であ
る。図中、11は平行平板光学部材であり、この光学部材
11の第1面には蒸着により形成されたハーフミラー12が
設けられ、第1面には2つのプリズム13,14が設けら
れ、プリズム13,14の接合面には反射鏡15が設けられて
いる。レーザ光源10から発射された光束は、ハーフミラ
ー12に入射する。この入射光のうち、一部は反射され、
一部はそのまま透過する。反射された光束は、対物レン
ズ4により集光され、基板5を介して情報記録面6に径
1μm程度のスポットを形成する。情報記録面6で反射
された光束は、再び対物レンズ4を通過し、ハーフミラ
ー12に入射する。この入射光のうち、プリズム14を透過
した半光束19は、検出器17の受光面17aに入射する。一
方、プリズム13を透過した半光束18は、反射鏡15で反射
され、2分割された光検出器16の受光面16a,16bに入射
する。
ここで、情報を記録する場合には、情報信号に従ってレ
ーザ光源10を駆動し、情報記録面6への入射光を変調せ
しめることによって行なう。また情報を検出する場合に
は、無変調の光を情報記録面6に照射し、そこに記録さ
れた情報に従って変調を受けた反射光を光検出器16,17
の受光面16a,16b,17aで受光し、光検出器16からの出力I
a,Ibおよび光検出器17の出力Icの和を取ることによって
検出する。
次に上記のように構成された光ヘッド装置におけるオー
トフォーカシングの原理を説明する。
第1図において、情報記録面6で反射された反射光束は
ハーフミラー12に入射する。この入射光束の一部は光学
部材11を介してプリズム13を通過し、反射鏡15により反
射されて光検出器16に入射し、受光面16a,16bに半円形
のスポットを形成する。今、情報記録面6が合焦位置に
ある場合において、受光面16aと16bとで受光される光量
が、第2図(B)に示すように、均等となるような位置
に光検出器16を設ける。なお、第2図において半円形の
斜線部は上記のように受光面16a,16bに形成されたスポ
ットの形状を示す。しかして、情報記録面6が対物レン
ズ4に対して相対的に遠い位置にある場合、半光束18は
第1図において上方向に移動する。すなわち、半光束18
のスポットは、第2図(a)に示すように、受光面16b
の方に片寄った状態で形成される。従って、光検出器16
で検知される光量は受光面16bの方が受光面16aに比較し
て大となる。一方、情報記録面6が対物レンズ4に対し
て相対的に近い位置にある場合、半光束18は第1図にお
いて下方向に移動する。すなわち、半光束18のスポット
は、第2図(c)に示すように、受光面16aの方に片寄
った状態で形成される。従って、光検出器16で検知され
る光量は受光面16aの方が受光面16bに比較して大とな
る。
今、受光面16aからの出力Ia、受光面16bからの出力をIb
とすると、第3図(A)に示すような電気系において、
Ia−Ibなる演算を作動増幅器20で行うことにより、出力
端子21にて第3図(B)に示すようなフォーカス誤差信
号が得られる。第3図(B)において、横軸は合焦位置
を零としたときの対物レンズ4と情報記録面6との距離
(フォーカス誤差)を示し、縦軸は信号出力を示す。得
られたフォーカス誤差信号に従い、不図示のアクチュエ
ータを介して対物レンズ4あるいは光ヘッド全体を入射
光の光軸に沿ってディスクに対して相対的に動かすこと
により、オートフォーカシングが可能となる。
次に、第1実施例の光ヘッド装置におけるオートトラッ
キングの原理を説明する。
トラッキング誤差信号は半光束18と半光束19とを用い
て、光検出器16,17で検出する。第4図(A),
(B),(C)のように情報記録担体の基板の5に溝6a
が形成されているとすると、対物レズ4により入射光束
はこの溝6aの近傍に集光される。ここで(B)は、目的
の溝6aの上にスポットが生じている状態、(A),,
(C)は夫々溝に対してスポットが右又は左にずれてい
る状態を示す。この基板5上の記録面6で反射される光
束は溝6aでの回折あるいは散乱によるトラッキング情報
を含む。
第1図に示した光検出器16,17の受光面16a,16b,17aで上
記反射光を受けると、この光量は、前述の第4図
(A),(B),(C)の状態に応じて、それぞれ第5
図(A),(B),(C)のように変化する。従って、
第6図(A)に示すような電気系において(Ia+Ib)−
Icなる演算を差動増幅器23で行なうことにより出力端子
24には、第6図(B)に示すようなトラッキング誤差信
号が得られる。なお、第6図(B)において、横軸はト
ラッキング誤差、縦軸は信号出力を示す。得られたトラ
ッキング誤差信号に従って、不図示のトラッキングアク
チュエータを駆動し、対物レンズ4を光軸に対して垂直
に移動させる等の方法でオートトラッキングが可能とな
る。
以上説明した第1実施例の光ヘッド装置おいては、光検
出器17が半光束19の集光位置付近に設けられているが、
光検出器17の受光面17aの面積を大きくすれば光検出器1
7をプリズム14の近傍に設けることができる。こうする
ことにより、本実施例における光ヘッド装置の小型化が
より実現される。又、平行平板光学部材11の第1面にハ
ーフミラー12を蒸着し、第2面にプリズム13,14を適当
な接着剤を用いて貼合わせて構成した場合、高い面精度
が要求されるのは光学部材11の第1面だけであり、上記
接着剤として光学部材11およびプリズム13,14と同程度
の屈折率を有するものを使用すれば、光学部材11の第2
面あるいはプリズム13と14の貼合わせ面の精度はあまり
高精度のものでなくてもよい。なお、平行平板光学部材
11は大面積のものを高精度にて容易に加工できるもので
あり、かつこれを小さく切断することにより大量に生産
できるためプリズムに比べ低コスト化を実現できる。
さらに、本実施例の光ヘッド装置においては、光検出器
16と17とが全く別の位置に設けられているため、夫々の
検出器を独立に最適位置に調整することができ、オート
フォーカシング及びオートトラッキングの精度が向上す
る。
次に本発明による第2実施例について説明する。
第7図(a)は、本発明による第2実施例の光ヘッド装
置の概略構成図である。
同図に示す第2実施例の光ヘッド装置は、第1実施例の
光ヘッド装置における平行平板光学部材11の第2面にプ
リズム13のみが取付けられて構成されたもので、反射鏡
15はそのままプリズム13に貼着されている。さらに、光
検出器28は、プリズム13の真下に設けられている。な
お、光検出器28は、第7図(A)に示すようにプリズム
13に接触するよう設けても良い。他の構成については、
第1実施例の光ヘッド装置におけると同様である。
上述のように構成された本実施例の光ヘッド装置におい
て、オートフォーカシングは第1実施例においてされた
と同様の原理により行うことができる。又、オートトラ
ッキングは半光束19を用いて光検出器28でトラッキング
誤差信号を検出することによって行なう。ただし、上記
光検出器28の受光面は第7図(B)に示すように、28a
と28bとに2分割され、この分割方向は情報記録面6の
トラック方向と一致する。しかして、第4図(A),
(B),(C)に示すように、情報記録面6上でスポッ
トとトラックの溝6aの相対位置関係が変化するとそれに
応じて光検出器28上の光強度分布は第8図に示すように
変化する。なお、第8図において縦軸は光検出器28の受
光面28a,28bとで受光される半光束19の光量を示し、縦
軸を境にして左側が受光面28aにおける受光量、右側が
受光面28bにおける受光量を示す。これらの光量変化に
基づき、第7図(C)に示すように電気系においてIe−
Idなる演算を差動増幅器31で行うことにより、出力端子
32にて第6図(B)に示すようなトラッキング誤差信号
が得られる。このトラッキング信号に従って、不図示の
アクチュエータを駆動し、対物レンズ4を光軸に垂直に
移動させる等の方法でオートトラッキングが可能とな
る。
さらに、本発明による第3実施例について説明する。第
9図は、本発明の第2実施例における光ヘッド装置の概
略構成図である。
同図において33は平行平板光学部材11の第2面に貼着さ
れたプリズムである。このプリズム33は、不図示の情報
記録担体からの反射光束の光軸が該プリズム33の頂点34
を通るように配設されている。本実施例の他の構成につ
いては、第1実施例における光ヘッド装置と同様であ
る。上記のように構成された本実施例の光ヘッド装置に
おいては、不図示の情報記録面で反射された光束は平行
平板光学部材11とプリズム33を通過した後、2つの半光
束36,37に分割され、光検出器35上に集光される。ここ
で光検出器35は、35a,35b,35c,35dに分割されており、
上記半光束36は光検出器35cと35dとに入射され、上記半
光束37は光検出器35aと35dとに入射されるよう配置され
ている。しかして、情報記録担体に記録された信号は、
光検出器35a,35b,35c,35dの出力If,Ig,Ih,Iiの和によっ
て得られる。
次に、本実施例の光ヘッド装置におけるオートフォーカ
シング及びオートトラッキング方法について説明する。
第9図において光検出器35上の光量分布は、情報記録面
上に照射された入射光束の合焦状態に応じて第10図
(A)、(B)、(C)に示すように変化する。ここ
で、(A)は上記入射光束が情報記録面に対して合焦状
態にあるときの反射光束によるスポットの状況を示し、
(B)および(C)は焦点外れのときスポットの状況を
示しており、各図において斜線部はスポットが形成され
た位置を示す。従って、光検出器35からの出力If,Ig,I
h,Iiを第9図(B)に示すような電化系において(If−
Ig)+(Ih−Ii)なる演算を差動増幅器38,29及び加算
器40で行うことにより出力端子41には第3図(B)に示
すようなフォーカス誤差信号が得られる。かくして得ら
れたフォーカス誤差信号に従って、不図示のアクチュエ
ータを駆動してオートフォーカシングが行なわれる。
又、オートトラッキングについては、第9図(C)に示
すような電気系において上記同様の演算を差動増幅器4
2,43及び加算器44で行うことによりトラッキング誤差信
号を出力端子45にて得る。かくして得られたトラッキン
グ誤差信号によりオートトラッキングを行なう。
以上、本発明による第3実施例について説明したが、こ
の実施例において用いたプリズム33の夫々の面は透過面
として作用するので、比較的低い面精度の部材でも適用
可能である。又、プリズム33の頂点34は極めて小さな角
度、例えば1゜以下のものでも本実施例には適用可能で
ある。従って、該プリズム33を透明プラスチックモール
ド部材で作製しても良いし、又金型上に紫外線硬化型の
樹脂を流し込み、ガラス板から成る平行平板光学部材11
に押し当てて紫外線照射を行う、所謂2P法で作製しても
良い。
さらに、本実施例における光検出器35の光検出部35a,35
b,35c,35dは同一素子上に形成可能であるため、光ヘッ
ド装置の低コスト化に有益である。
なお、本実施例の光ヘッド装置においてはプリズム33か
ら光検出器35への光路長を比較的長く取る必要があるた
め、光ヘツド装置が多少大型化するが、これは不図示の
折曲げミラーを光路中に配置することにより解消でき
る。
さらに、本発明による第4実施例について説明する。
第11図(A)は、本発明による第4実施例の光ヘッド装
置の概略の構成図であり、第11図(B)は第11図(A)
に示すプリズムの側から光ヘッド装置を概観した図であ
る。
これらの図において、46,47はいずれも一頂角が90゜に
形成された三角柱プリズムであり、90゜の頂角が、プリ
ズム46においては光学部材11に対して遠方側に、プリズ
ム47においては光学部材11に対して接するように配設さ
れている。そして、これらプリズム46,47は、不図示の
情報記録担体からの反射光束の光軸が頂点48を通るよう
に配置されている。従って、情報記録担体からの反射光
束は、プリズム46とプリズム47を通過する半光束52と51
とに分けられ、光検出器49と50とに入射する。光検出器
49,50はそれぞれ49aと49b、50aと50bに2分割されてい
る。このような構成から成る光ヘッド装置において、フ
ォーカシング誤差検出は半光束52を用いて光検出器50a,
50bにより行なう。その検出原理は第1実施例におるも
のと略同様であり、フォーカシングのずれ量に応じて光
検出器50上での光量分布が第2図(A)、(B)、
(C)のように変化するので、これらの光量変化に基づ
き第11図(C)に示すように差動増幅器53で50aの出力
電流Ijと50bの出力電流Ikの差を取ることによって出力
端子54にてフォーカシング誤差信号が得られる。又、誤
光ヘッド装置においてトラッキング誤差検出は半光束51
を用いて光検出器49a,49bにより行なう。プリズム46の
稜は情報記録担体のトラック方向と同方向に向けられて
いるので、第4図(A)、(B)、(C)に示すように
情報記録担体上でスポットが移動すると、それに応じて
光検出器49上での光量分布は第8図(A)、(B)、
(C)に示すように変化する。従って、これらの光量変
化に基づき第11図(D)に示す電気系においてIl−Imな
る演算を差動増幅器55で行なうことにより出力端子56に
て第6図(B)に示すようなトラッキング誤差信号が得
られる。
さらに、本発明による第5実施例について説明する。第
12図(A)及び(B)は本発明の第5実施例におけるる
光ヘッド装置の概略構成図である。
同図において、平行平板光学部材11の第2面には、表面
に反射鏡を加工したプリズム57a,57bが設けられてい
る。このプリズム57a,57bは、その反射面が、第12図
(B)に示すように、光学部材11の第2面に対して互い
に反対方向に傾斜をするよう設けられており、かつ情報
記録担体からの反射光束60の光軸が光学部材11に入射
後、プリズム57a,57bの境界面を通過するよう配置され
ている。従って、上記反射光束59はプリズム57a,57bに
より反光束60a,60bに分けられ、それぞれプリズム57a,5
7bの反射鏡により反射される。次いで各半光束60a,60b
は光学部材11の第1面で全反射され、該光学部材11の端
面に設けられた光検出器58,59に入射する。光検出器58,
59はそれぞれ58aと58b、59aと59bに2分割されており、
このような光検出器58,59により情報記録担体に記録さ
れた情報の検出、フォーカシング誤差検出及びトラッキ
ング誤差検出が第4実施例におけると同様の方向により
行なわれる。
本実施例においては、光検出器58,59が光学部材11の端
面に設けられ、プリズム57a,57bに入射した光束は光学
部材11内に光路を有するから、光ヘッド装置が大幅に小
型化できる。しかも、光検出器58,59の保持機構が不必
要となる。
さらに、本発明による第6実施例について説明する。第
13図は、本発明の第6実施例における光ヘッド装置の概
略構成図である。
同図において、レーザ光源10から発射された発散光はコ
リメータレンズ61により平行光束にされて結晶板62に入
射する。この結晶板62は上記平行光束の光軸に対して斜
め方向に設けられ、その第1面には反射防止コーティン
グが施され、第2面には偏光特性を有する反射膜63が設
けられている。従って、同図の紙面に対して垂直に振動
方向を有するS偏光を結晶板62に入射すると、該入射光
束は偏光状態を変化させることなく、反射膜63に入射
し、略完全に反射される。該反射光束は再び結晶板62を
透過して、対物レンズ4に入射する。このとき、光束の
進行方向と結晶板62の光学軸とは適当な角度を成してい
るため、該結晶板62は4分の1波長板として作用するよ
うな厚さに設定することができる。次いで、情報記録担
体の記録面6により反射された光束は、入射時とは逆向
きの円偏光となり、結晶板62に入射する。この入射光束
に対して結晶板62は再び4分の1波長板として作用する
ため、ここでP偏光とされ偏光特性を有する反射膜63に
入射後、そのまま透過する。この透過した光束は、反射
膜63上に形成された非球面レンズ64,65により集光され
て光検出器35に入射する。そして、上述したと同様の方
法により、記録情報の検出、フォーカシング誤差検出及
びトラツキング誤差検出が行なわれる。
なお、本実施例において、非球面レンズ64,65を紫外線
硬化樹脂により構成する場合、反射膜63の周辺部に樹脂
層66を形成するのが容易であり、この場合、該樹脂層66
は反射膜63の保護層として機能する。
本実施例においては、以上の説明からも明らかなよう
に、結晶番62を4分の1波長板として機能させて光の利
用効率の良好な光ヘッド装置をすこぶる少ない部品点数
で構成することができる。又、上記非球面レンズ64,65
はリレーフコピー法を用いて作成することができるか
ら、光学部材62として使用すべき平行平板上に複数個の
レンズを形成した後、所定寸法に切出すという量産性の
高い製造法が可能となる。
なお、本実施例においては結晶板62と反射膜63の組合わ
せは、ガラス板とハーフミラーの組合せにより代用でき
る。
(発明の効果) 以上説明したように、本発明の光ヘッド装置によれば、
従来に比較してより少ない部品点数でオートフォーカシ
ング及びオートトラッキングを行うことができ、より小
型・軽量化された光ヘッド装置を低コストにて得ること
が可能である。
又、従来情報記録単体からの反射光束を分割するのに、
光検出部に設けられた境界線により行なっていたが、本
発明の光ヘッド装置では少数の光学素子により行なうこ
とができるため、該光学素子の設定精度をそれ程厳密に
しなくとも高精度の瞳分割が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明による第1実施例の光ヘッド装置の概
略構成図、第2図及び第3図は第1実施例におけるフォ
ーカシング誤差信号の検出を説明するための図であり、
第2図(A)、(B)、(C)は光検出器上に照射され
た光束のスポットの状況を示す図、第3図(A)は電気
系を示す図、第3図(B)はフォーカシング誤差信号を
示す図、第4図乃至第6図は第1実施例におけるトラッ
キング誤差信号の検出を説明するための図であり、第4
図(A)、(B)、(C)は対物レンズから情報記録担
体上に照射された光束のオントラック状況を示す図、第
5図(A)、(B)、(C)は光量分布図、第6図
(A)は電気系を示す図、第6図(B)はトラッキング
誤差信号を示す図、第7図及び第8図は本発明による第
2実施例を説明するための図であり、第7図(A)は該
第2実施例の光ヘッド装置の概略構成図、第7図(B)
は第2実施例に用いたプリズムの斜視図、第7図(C)
は電気系を示す図、第8図は光量分布図、第9図及び第
10図は本発明による第3実施例を示す図であり、第9図
(A)は該第3実施例の光ヘッド装置の概略構成図、第
9図(B)、(C)は電気系を示す図、第10図は光検出
器に照射された光束のスポットの状況を示す図、第11図
は本発明による第4実施例を説明するための図であり、
第11図(A)は該第4実施例の光ヘッド装置の概略構成
図、第11図(B)は該光ヘッド装置に用いたプリズムの
説明図、第11図(C)及び(D)は電気系を示す図、第
12図(A)は本発明による第5実施例の光ヘッド装置の
概略構成図、第12図(B)は該光ヘッド装置に用いた平
行平板光学部材とプリズムの組合せの斜視図、第13図は
本発明による第6実施例の光ヘッド装置の概略構成図、
第14図は従来の光ヘッド装置の概略構成図である。 4……対物レンズ、10……レーザ光源、11……平行平板
光学部材、13,14,33,46,47,57a,57b……プリズム、61…
…コリメータレンズ、62……結晶板、63……反射膜、6
4,65……非球面レンズ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光源から発した光を情報記録面に照射する
    とともに前記光源より情報記録面に至る光路中に配設さ
    れた光分割器により前記情報記録面からの反射光束を光
    検出器の受光面に導き情報の検出又は記録を行う光ヘッ
    ド装置において、前記光分割器は該分割器の第1面又は
    第2面に光分割特性を持つ反射面を有する平行平板光学
    部材より構成され、該光学部材の第2面には前記反射光
    束の瞳面分割手段が設けられていることを特徴とする光
    ヘッド装置。
  2. 【請求項2】前記光分割手段は相互に傾斜角の異なる2
    つ以上の反射面あるいは透過面より構成されてなること
    を特徴とする特許請求の範囲第1項記載の光ヘッド装
    置。
  3. 【請求項3】前記光分割手段は1つ以上のプリズムを前
    記平行平板光学部材の第2面に接合して構成されたこと
    を特徴とする特許請求の範囲第2項記載の光ヘッド装
    置。
  4. 【請求項4】前記プリズムの瞳面分割手段は、情報記録
    面からの反射光束を2等分するように設けられたことを
    特徴とする特許請求の範囲第3項記載の光ヘッド装置。
  5. 【請求項5】前記平行平板光学部材の第1面がハーフミ
    ラーあるいは偏光ビームスプリッター特性を有すること
    を特徴とする特許請求の範囲第1項記載の光ヘッド装
    置。
  6. 【請求項6】前記光分割手段は1つ以上のプリズムを貼
    合わせて構成した場合において、該貼合せ面に反射鏡あ
    るいは偏光ビームスプリッター特性を有する手段を有す
    ることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の光ヘッ
    ド装置。
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