JPH04131387U - 足元暖房機付き手洗ユニツト - Google Patents

足元暖房機付き手洗ユニツト

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JPH04131387U
JPH04131387U JP6929191U JP6929191U JPH04131387U JP H04131387 U JPH04131387 U JP H04131387U JP 6929191 U JP6929191 U JP 6929191U JP 6929191 U JP6929191 U JP 6929191U JP H04131387 U JPH04131387 U JP H04131387U
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storage cabinet
waterproof case
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foot heater
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JP6929191U
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佳之 中山
Original Assignee
株式会社イナツクス
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 収納キャビネットと足元暖房機との一体化が
図れる足元暖房機付き手洗ユニット。 【構成】 手洗器(22)と、手洗器(22)より下方
の収納キャビネット(24)と、足元暖房機(25)と
を備え、収納キャビネット(24)は、足元暖房機(2
5)の本体(32)を収納するための防水ケース(2
8)が一体に形成されると共に、前面側に防水ケース
(28)の開口部(29)が開設され、防水ケース(2
8)の縦内壁(28a,28b)と収納キャビネット
(24)の縦外壁(24a,24b)との間に、手洗器
配管用の配管スペース(S1,S2)が形成されたこ
と。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、便所内等に設置され、足元暖房と手洗機能とを兼備する足元暖房機 付き手洗ユニットの改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、足元暖房機付き手洗ユニットには、図4及び図5に示す構造のものがあ る。この足元暖房機付き手洗ユニット1は、中央寄りの手洗器2と、手洗器2よ り上方の収納キャビネット3と、手洗器2より下方の収納キャビネット4と、最 下位置に設置した温風式の足元暖房機5とからなる。これら手洗器2、上下の収 納キャビネット3,4及び足元暖房機5は、別体に夫々形成されており、設置壁 面Wの縦長凹部(図示省略)にこれらの背面側の一部を没入させた状態で、縦一 列状に配置されている。
【0003】 前記足元暖房機付き手洗ユニット1の一般的な施工手順は、図5(A)に示す 様に、先ず壁面Wの所定位置へ洗面器2を取着した後に、上下に収納キャビネッ ト3,4を取着し、その後に給水管6及び排水管7を配管する。次に、同図(B )(C)に示す様に、下方の収納キャビネット4と床面Fとの間に足元暖房機5 を設置する。足元暖房機5の設置は、壁面Wの縦桟に取付基板8をビス止め12 し、この取付基板8にカバー9を覆蓋し、カバー9の開口部9a及び取付基板8 の防水ケース部8aに温風機本体10を挿着し、最後にカバー9にグリル11を 取着する。
【0004】 上記足元暖房機5の取付基板8は、温風機本体10に内蔵された電気ヒータ( 図示省略)の漏電を防止するための必須部材であり、洗面器2又は配管6,7の 漏水が温風機本体10にかからないように設けられている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】 しかし、前記足元暖房機付き手洗ユニット1は、下方の収納キャビネット4と 足元暖房機5とが別体に形成されているため、次の様な問題点がある。
【0006】 (a) 収納キャビネット4と足元暖房機5との境界部に位置ズレが発生して見 栄えが悪くなったり、両者境界部に発生した隙間に塵が付着して不衛生となるこ とがある。 (b) 足元暖房機5の構成部材が多いため、梱包容積が大きくなると共に施工 工数が多くなる。
【0007】 本考案は、上記問題点を解決するために、収納キャビネットと足元暖房機との 一体化が図れる足元暖房機付き手洗ユニットの提供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本考案が採用した手段は、手洗器と、手洗器より下方の収納キャビネットと、 足元暖房機とを備え足元暖房機付き手洗ユニットにおいて、前記収納キャビネッ トは、前記足元暖房機の本体を収納するための防水ケースが一体に形成されると 共に、前面側に防水ケースの開口部が開設され、該防水ケースの縦内壁と前記収 納キャビネットの縦外壁との間に、前記手洗器配管用の配管スペースが形成され たことを特徴とする足元暖房機付き手洗ユニットである。 なお、前記収納キャビネットは、前記防水ケースの上方に前面開口の収納室が 形成され、該収納室の縦内壁と前記収納キャビネットの縦外壁との間に前記配管 スペースが延長され、配管スペースの上下面及び背面が開放されていることもあ る。
【0009】
【作用】
収納キャビネットは、足元暖房機の本体を収納するための防水ケースが一体に 形成されているため、所定位置に取着するだけで防水ケースの位置が一義的に決 まると共に、防水ケースに本体を収納した足元暖房機を一体化できる。足元暖房 機の本体は、防水ケースに収納されているので、洗面器等の漏水による漏電の恐 れは無い。手洗器の配管は、防水ケースの縦内壁と収納キャビネットの縦外壁と の間に形成された配管スペースを用いて行うことができる。
【0010】 なお、防水ケースの上方に収納室を形成した収納キャビネットを用いた場合に は、配管スペースの上下面及び背面が開放されているので、予め洗面器の給排水 用配管をしておいても、配管スペースの開放部からスペース内に配管を入れるこ とができるので、配管工事の後に収納キャビネットを設置することができる。
【0011】
【実施例】
以下、本考案に係る足元暖房機付き手洗ユニット(以下、「本案ユニット」と いう)を図1乃至図3に示す実施例に基づいて説明する。 図1は本案ユニットを一部分解して示す全体の斜視図、図2は一部を破断して 示す要部の正面図、図3(A)は図2のIII−III線で断面した拡大平面図 、同(B)は要部の縦断面した側面図である。
【0012】 本実施例の本案ユニット21は、中央寄りの手洗器22と、上方の収納キャビ ネット23と、下方の収納キャビネット24と、下方の収納キャビネット24に 一体的に設けられた足元暖房機25とを備えている。
【0013】 本案ユニット21の改良箇所は、下方の収納キャビネット24にある。即ち、 下方の収納キャビネット24は、図3に示す如く、合成樹脂素材又はステンレス スチール板等から成型され、下方に防水ケース28が一体に形成されると共に、 前面下方に防水ケース28の開口部29が開設されている。収納キャビネット2 4は、開口部29の周縁部に、グリル取着用段部30と本体フランジ取着用段部 31とが形成されている。
【0014】 上記防水ケース28は、開口部29を介して足元暖房機25の本体32が挿入 されている。この本体32は、フアン及び電気ヒーター等が内蔵され、吐出口3 2b(図1参照)から適宜温度の温風を吐出するようにしてある。本体32は、 壁面Wに取着した連結部材34に対してフランジ部32aが収納キャビネット2 4と共にビス止め33されることにより、本体フランジ取着用段部31にフラン ジ部32aが圧着されて収納キャビネット24と一体化している。前ビネット2 4のグリル取着用段部30には、熱風吹き出し用のグリル35が前面側から挿着 される。このグリル35の係止爪35aは、グリル取着用段部30の係止孔30 aに係合している。
【0015】 前記収納キャビネット24は、防水ケース28を形成する縦内壁28a,28 bと縦外壁24a,24bとの間に、給水管26及び排水管27用の配管スペー スS1,S2が形成されている。
【0016】 前記収納キャビネット24は、図2に示す如く、防水ケース28の上方に前面 開口の収納室37が一体形成されていると共に、収納室開閉用の扉38が必要に 応じて取着されている。該収納室37を形成する縦内壁37a,37bと収納キ ャビネット24の縦外壁24a,24bとの間には、前記配管スペースS1,S 2が延長されている。更に収納室37は、天井37cに段部37c−1が形成さ れ、天井裏側に排水管横引き用の配管スペースS3が形成されている。
【0017】 これら配管スペースS1,S2,S3は、その上下面及び背面が開放されてお り、この開放した箇所からスペース内に配管済の給水管26及び排水管27を挿 入できるようにしてある。収納キャビネット24は、配管スペースS1,S2, S3を用いることにより、配管工事後に設置することができる。なお、収納室3 7の縦内壁37aには、給水管26の止水栓26aを操作するための開口部39 が必要に応じて開設されている。
【0018】 本案ユニット21の施工手順を説明する。図3に示す如く、先ず、設置部屋の 壁面Wに凹部Waを形成し、この凹部Waの両側に縦桟41,41を配設すると 共に凹部Waの適宜高さ位置に横桟(図示は省略)を配設し、更に縦桟41,4 1の下方内側面に連結部材34,34を接合する。次に、図1に示すように、所 定高さに配置した手洗器22を縦桟及び/又は横桟に接合すると共に、手洗器2 2の上方に配置した収納キャビネット23を縦桟及び/又は横桟に接合する。
【0019】 続けて、床面Fまで配管されている給排水管と手洗器22との間に、給水管2 6及び排水管27(図2参照)を配管接続する。更に続けて、手洗器22の下方 に収納キャビネット24を配置し、連結部材34,34に収納キャビネット24 をビス止め43,43…する。収納キャビネット24を配置する際には、収納キ ャビネット24に形成されている配管スペースS1,S2,S3の上下及び背面 側の開放部からスペース内に給水管26及び排水管27が入るように、手前側か ら壁面Wに向かって押し込む。
【0020】 最後に、足元暖房機25の本体32の電気配線45を行った後に、収納キャビ ネット24に一体形成された防水ケース28の内部に開口部29を介して本体3 2を挿入し、連結部材34に本体32のフランジ部32aをビス止め33し、収 納キャビネット24のグリル取着用段部30に熱風吹き出し用のグリル35を前 面側から挿着して施工を完了する。
【0021】 なお、前記下方の収納キャビネット24は、図2に示す如く、前記収納室37 を縦内壁37a,37b、天井37c及び床37dで囲繞して形成しているが、 これに限定するものではない。即ち、図示は省略したが、収納キャビネット24 は、前面に開口部を開設しただけの収納空間を内部に形成し、防水ケース28の 上に棚板又は仕切り板を配置して構成することも可能である。
【0022】
【考案の効果】
以上詳述の如く本考案は、次の如き実用的効果を有する。 収納キャビネットに一体形成した防水ケースを介して足元暖房機と収納キャビ ネットとの一体化できる。その結果、本考案は、収納キャビネットと足元暖房機 の間に、位置ズレや塵付着するような隙間の発生が無くなり、見栄えよく且つ衛 生的な足元暖房機付き手洗ユニットの提供が可能となる。
【0023】 収納キャビネットに防水ケースが一体形成されているため、従来必須の取付基 板が不要となる。その結果、本考案は、足元暖房機の構成部材の減少により、梱 包容積が小さくなると共に施工工数の低減が図れる。
【0024】 防水ケースの上方に収納室を形成した収納キャビネットを用いた場合には、配 管スペースの上下面及び背面が開放されているので、配管工事の後に収納キャビ ネットを設置することができる。その結果、本考案は、配管工事が極めて楽に行 うことができるため、施工工数の飛躍的な低減が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本案ユニットの実施例を一部分解して示す全体
の斜視図である。
【図2】同実施例の一部を破面して示す要部の正面図で
ある。
【図3】(A)は図2のIII−III線で断面した拡
大平面図、(B)は同実施例における要部の縦断面した
拡大側面図である。
【図4】従来の足元暖房機付き手洗キャビネットを示す
正面図である。
【図5】(A)は従来の足元暖房機付き手洗キャビネッ
トの施工途中を示す正面図、(B)は足元暖房機の取付
基板を取付る状態を示す斜視図、(C)は足元暖房機の
構成部材を分解して示す斜視図である。
【符号の説明】
22…収納キャビネット 25…足元暖房機 32…本体 28…防水ケース 39…開口部 S1,S2,S3…配管スペース

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 手洗器と、手洗器より下方の収納キャビ
    ネットと、足元暖房機とを備え足元暖房機付き手洗ユニ
    ットにおいて、前記収納キャビネットは、前記足元暖房
    機の本体を収納するための防水ケースが一体に形成され
    ると共に、前面側に防水ケースの開口部が開設され、該
    防水ケースの縦内壁と前記収納キャビネットの縦外壁と
    の間に、前記手洗器配管用の配管スペースが形成された
    ことを特徴とする足元暖房機付き手洗ユニット。
  2. 【請求項2】 前記収納キャビネットは、前記防水ケー
    スの上方に前面開口の収納室が形成され、該収納室の縦
    内壁と前記収納キャビネットの縦外壁との間に前記配管
    スペースが延長され、配管スペースの上下面及び背面が
    開放されている請求項1に記載の足元暖房機付き手洗ユ
    ニット。
JP6929191U 1991-05-21 1991-05-21 足元暖房機付き手洗ユニット Expired - Lifetime JP2532129Y2 (ja)

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JPH04131387U true JPH04131387U (ja) 1992-12-02
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